JPH1184310A - 光学視覚装置 - Google Patents
光学視覚装置Info
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- JPH1184310A JPH1184310A JP9250370A JP25037097A JPH1184310A JP H1184310 A JPH1184310 A JP H1184310A JP 9250370 A JP9250370 A JP 9250370A JP 25037097 A JP25037097 A JP 25037097A JP H1184310 A JPH1184310 A JP H1184310A
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- JP
- Japan
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- heat
- housing
- display
- backlight
- display unit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 例えばディスプレイ部内部の発熱部位の放熱
を効率的に行うようにすると共に、放熱された熱ができ
るだけユーザの顔面に感じないようにさせる。また、L
CDのバックライトをより明るくできるようにする。 【解決手段】 上キャビネット201と下キャビネット
202は金属等の熱伝導性の高い材質により、後ろキャ
ビネット204は樹脂等の熱伝導性の低い材質により形
成して、内部の熱がユーザの顔面側には伝わりにくいよ
うにする。また、発熱部位であるバックライト用電源部
216を金属製の段付きビス220により下キャビネッ
ト202と接合して、下キャビネット202に熱が伝導
されるようにする。更に、バックライト用電源部216
については、なるべく筐体の中央に位置させるようにし
て、局所的に筐体が発熱しないようにさせる。
を効率的に行うようにすると共に、放熱された熱ができ
るだけユーザの顔面に感じないようにさせる。また、L
CDのバックライトをより明るくできるようにする。 【解決手段】 上キャビネット201と下キャビネット
202は金属等の熱伝導性の高い材質により、後ろキャ
ビネット204は樹脂等の熱伝導性の低い材質により形
成して、内部の熱がユーザの顔面側には伝わりにくいよ
うにする。また、発熱部位であるバックライト用電源部
216を金属製の段付きビス220により下キャビネッ
ト202と接合して、下キャビネット202に熱が伝導
されるようにする。更に、バックライト用電源部216
については、なるべく筐体の中央に位置させるようにし
て、局所的に筐体が発熱しないようにさせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば頭部に装着
された状態において顔面の前方に位置するディスプレイ
を見ることにより映像を鑑賞するようにされた光学視覚
装置に関するものである。
された状態において顔面の前方に位置するディスプレイ
を見ることにより映像を鑑賞するようにされた光学視覚
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光学視覚装置として、左右一対の
カラー液晶ディスプレイ(以降、LCD(Liquid Crysta
l Display)という)に表示された映像を、頭部に装着し
た状態のもとで、一対の接眼レンズ等から成る光学系を
介して拡大して視るようにされた、いわゆるヘッドマウ
ントディスプレイ装置が普及してきている。
カラー液晶ディスプレイ(以降、LCD(Liquid Crysta
l Display)という)に表示された映像を、頭部に装着し
た状態のもとで、一対の接眼レンズ等から成る光学系を
介して拡大して視るようにされた、いわゆるヘッドマウ
ントディスプレイ装置が普及してきている。
【0003】このような、ヘッドマウントディスプレイ
装置において、実際にユーザが映像を見るために設けら
れるディスプレイ部としては、バックライトと、このバ
ックライトで照射される透過型の一対のLCDと、この
一対のLCDに表示された映像を、一対の接眼レンズ側
に反射するための反射鏡を備えており、上記バックライ
トの照射によって一対のLCDに表示された映像を、同
じく一対の接眼レンズで拡大して、ユーザの左右の眼の
網膜に対して投影させるようにしている。これにより、
ユーザはあたかも数メートル先にある大画面を見るよう
にして映像を視ることが可能となる。
装置において、実際にユーザが映像を見るために設けら
れるディスプレイ部としては、バックライトと、このバ
ックライトで照射される透過型の一対のLCDと、この
一対のLCDに表示された映像を、一対の接眼レンズ側
に反射するための反射鏡を備えており、上記バックライ
トの照射によって一対のLCDに表示された映像を、同
じく一対の接眼レンズで拡大して、ユーザの左右の眼の
網膜に対して投影させるようにしている。これにより、
ユーザはあたかも数メートル先にある大画面を見るよう
にして映像を視ることが可能となる。
【0004】図8(a)は、従来としてのヘッドマウン
トディスプレイ装置を示す斜視図である。この図に示す
ヘッドマウントディスプレイ装置1Aは、ディスプレイ
部2と、このディスプレイ部2と連結部4を介して連結
された装着部3よりなる。ディスプレイ部2は、当該ヘ
ッドマウントディスプレイ装置1Aを頭部に装着した状
態のもとで、ユーザが映像を観察するための部位とさ
れ、この場合には、図に分解して示すように、メインボ
ディ部250に対して上キャビネット201及び前パネ
ル203が筐体として取り付けられて構成される。
トディスプレイ装置を示す斜視図である。この図に示す
ヘッドマウントディスプレイ装置1Aは、ディスプレイ
部2と、このディスプレイ部2と連結部4を介して連結
された装着部3よりなる。ディスプレイ部2は、当該ヘ
ッドマウントディスプレイ装置1Aを頭部に装着した状
態のもとで、ユーザが映像を観察するための部位とさ
れ、この場合には、図に分解して示すように、メインボ
ディ部250に対して上キャビネット201及び前パネ
ル203が筐体として取り付けられて構成される。
【0005】メインボディ部250内部には、図示しな
いが左右の眼に対応する各一対のカラーの透過型LC
D、及びこのLCDで表示された画像を虚像として拡大
するための光学系等が備えられており、その上部に対し
て図8(b)に示すメイン基板251が設けられてい
る。このメイン基板251には、例えば主として表示デ
バイスを駆動するための駆動回路が備えられている。つ
まり、透過型LCDを駆動するための回路部と、この透
過型LCDにバックライトを照射するためのバックライ
ト用電源部252等が取り付けられている。この場合、
バックライト用電源部252は、メイン基板251上部
の右側に対して設けられている。更にメイン基板251
の下部には、その上側からリフレクタ254に覆われる
ようにしてバックライト255が取り付けられている。
いが左右の眼に対応する各一対のカラーの透過型LC
D、及びこのLCDで表示された画像を虚像として拡大
するための光学系等が備えられており、その上部に対し
て図8(b)に示すメイン基板251が設けられてい
る。このメイン基板251には、例えば主として表示デ
バイスを駆動するための駆動回路が備えられている。つ
まり、透過型LCDを駆動するための回路部と、この透
過型LCDにバックライトを照射するためのバックライ
ト用電源部252等が取り付けられている。この場合、
バックライト用電源部252は、メイン基板251上部
の右側に対して設けられている。更にメイン基板251
の下部には、その上側からリフレクタ254に覆われる
ようにしてバックライト255が取り付けられている。
【0006】このようにして構成されるメイン基板25
1には、例えば位置決め孔256,256が備えられて
おり、例えば、メインボディ部250側の所定位置に設
けられた位置決め突起に対して上記位置決め孔256,
256が嵌入されるようにしてメイン基板251を位置
決めして取り付けたうえで、所定の固定方法に従ってメ
インボディ部250側に対して固定するようにされる。
1には、例えば位置決め孔256,256が備えられて
おり、例えば、メインボディ部250側の所定位置に設
けられた位置決め突起に対して上記位置決め孔256,
256が嵌入されるようにしてメイン基板251を位置
決めして取り付けたうえで、所定の固定方法に従ってメ
インボディ部250側に対して固定するようにされる。
【0007】装着部3は、ユーザの頭部に装着するため
に設けられる機構部位であり、この装着部3をユーザの
頭部に適正に装着することにより、ディスプレイ部2
が、ユーザの顔面の前方において両眼に対応する位置に
て保持されるようになっている。そして、この図には示
されない、ディスプレイ部2の背面側キャビネットに設
けられた左右一対の窓部250a、250aを覗くこと
により、表示映像を視るようにされている。
に設けられる機構部位であり、この装着部3をユーザの
頭部に適正に装着することにより、ディスプレイ部2
が、ユーザの顔面の前方において両眼に対応する位置に
て保持されるようになっている。そして、この図には示
されない、ディスプレイ部2の背面側キャビネットに設
けられた左右一対の窓部250a、250aを覗くこと
により、表示映像を視るようにされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のディ
スプレイ部2内部に備えられて、バックライトを駆動す
るためのバックライト用電源部252は、他の回路部位
と比較して発熱量が大きい発熱部位とされる。ところ
が、上記図8(a)に示した構造では、バックライト用
電源部252はディスプレイ部2において上部に配置さ
れることになるので、バックライト用電源部252は、
ディスプレイ部2内部において上キャビネット201及
びメインボディ部250の筐体背面部上側に対して約1
mm程度の間隔しか取ることができずにいた。この状態
では、バックライト用電源部252から輻射される熱
は、上キャビネット201及びメインボディ部250の
筐体背面部上側に対して直接照射されて、この部分とそ
の周囲でのみ放熱が行われるような構造となるため、上
キャビネット201及びメインボディ部250の筐体背
面部上側が局所的に発熱することになる。例えば図8
(a)に示したようなディスプレイ部は、ユーザの顔面
の前部に近接して位置すると共に、場合によってはその
背面側等がユーザの顔面に触れ得る部位であることか
ら、上記のようにディスプレイ部の筐体において局所的
に高温となる部分が存在するのにも関わらず特に対策を
講じないと、この熱がユーザの顔面に近接した筐体部分
にまで伝わって、ユーザが不快感を感じる可能性があ
る。
スプレイ部2内部に備えられて、バックライトを駆動す
るためのバックライト用電源部252は、他の回路部位
と比較して発熱量が大きい発熱部位とされる。ところ
が、上記図8(a)に示した構造では、バックライト用
電源部252はディスプレイ部2において上部に配置さ
れることになるので、バックライト用電源部252は、
ディスプレイ部2内部において上キャビネット201及
びメインボディ部250の筐体背面部上側に対して約1
mm程度の間隔しか取ることができずにいた。この状態
では、バックライト用電源部252から輻射される熱
は、上キャビネット201及びメインボディ部250の
筐体背面部上側に対して直接照射されて、この部分とそ
の周囲でのみ放熱が行われるような構造となるため、上
キャビネット201及びメインボディ部250の筐体背
面部上側が局所的に発熱することになる。例えば図8
(a)に示したようなディスプレイ部は、ユーザの顔面
の前部に近接して位置すると共に、場合によってはその
背面側等がユーザの顔面に触れ得る部位であることか
ら、上記のようにディスプレイ部の筐体において局所的
に高温となる部分が存在するのにも関わらず特に対策を
講じないと、この熱がユーザの顔面に近接した筐体部分
にまで伝わって、ユーザが不快感を感じる可能性があ
る。
【0009】また、図8に示したヘッドマウントディス
プレイ装置1Aにおいて、ディスプレイデバイスとして
LCDを用いた場合において、より良好な画像を得るた
めの一手段としては、バックライト用電源部252の電
圧を上昇させることによってバックライトをより明るく
することが考えられるのであるが、発熱部位であるバッ
クライト用電源部252の発熱量は電圧を上昇させるほ
ど多くなる。このため、図8(a)に示したようなバッ
クライト用電源部252の配置構造では、バックライト
用電源部252の発熱が照射される上キャビネット20
1及びメインボディ部250の筐体背面部上側の発熱温
度が許容範囲を越えないように考慮する必要上、バック
ライト用電源部252の電圧をこれまで以上に高く設定
することは困難とされていた。
プレイ装置1Aにおいて、ディスプレイデバイスとして
LCDを用いた場合において、より良好な画像を得るた
めの一手段としては、バックライト用電源部252の電
圧を上昇させることによってバックライトをより明るく
することが考えられるのであるが、発熱部位であるバッ
クライト用電源部252の発熱量は電圧を上昇させるほ
ど多くなる。このため、図8(a)に示したようなバッ
クライト用電源部252の配置構造では、バックライト
用電源部252の発熱が照射される上キャビネット20
1及びメインボディ部250の筐体背面部上側の発熱温
度が許容範囲を越えないように考慮する必要上、バック
ライト用電源部252の電圧をこれまで以上に高く設定
することは困難とされていた。
【0010】そこで、本発明は上記した課題を考慮し
て、例えばディスプレイ部内部の発熱部位の放熱を効率
的に行うようにすると共に、放熱された熱ができるだけ
ユーザの顔面に感じないようにさせることを目的とす
る。また、例えばヘッドマウントディスプレイ装置のデ
ィスプレイデバイスとして、透過型のLCDが採用され
ている場合には、バックライト用電源部の放熱効率を高
めることにより供給電圧をより高く設定可能とすること
で、LCDのバックライトをより明るくできるようにす
ることを目的とする。
て、例えばディスプレイ部内部の発熱部位の放熱を効率
的に行うようにすると共に、放熱された熱ができるだけ
ユーザの顔面に感じないようにさせることを目的とす
る。また、例えばヘッドマウントディスプレイ装置のデ
ィスプレイデバイスとして、透過型のLCDが採用され
ている場合には、バックライト用電源部の放熱効率を高
めることにより供給電圧をより高く設定可能とすること
で、LCDのバックライトをより明るくできるようにす
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の光学
視覚装置として、画像表示を行う表示手段が内部に備え
られて、この光学視覚装置が頭部に装着された状態にお
いて頭部前方にて表示手段により表示される表示画像が
視認可能な位置状態にあるようにされるディスプレイ部
を有し、このディスプレイ部の外形を形成する筐体につ
いて、少なくとも表示画像の視認側となる第1の筐体部
分と、第1の筐体部分以外の第2の筐体部分とから成る
ようにしたうえで、第2の筐体部分の少なくとも所定部
分を第1の筐体部分よりも高い熱伝導性を有する材質に
より形成することとした。また、ディスプレイ部の内部
に備えられる所定の発熱部位を、この発熱部位から輻射
される熱によりディスプレイ部の筐体の局所のみが発熱
しないような位置に設けることとした。更に、ディスプ
レイ部に備えられる所定の発熱部位と第2の筐体部分と
を熱伝導性が得られる状態で機械的に結合する結合手段
を設けることとした。そして、上記発熱部位は、透過型
液晶ディスプレイ装置に透過光を照射するバックライト
を駆動するための電源手段であることとした。
視覚装置として、画像表示を行う表示手段が内部に備え
られて、この光学視覚装置が頭部に装着された状態にお
いて頭部前方にて表示手段により表示される表示画像が
視認可能な位置状態にあるようにされるディスプレイ部
を有し、このディスプレイ部の外形を形成する筐体につ
いて、少なくとも表示画像の視認側となる第1の筐体部
分と、第1の筐体部分以外の第2の筐体部分とから成る
ようにしたうえで、第2の筐体部分の少なくとも所定部
分を第1の筐体部分よりも高い熱伝導性を有する材質に
より形成することとした。また、ディスプレイ部の内部
に備えられる所定の発熱部位を、この発熱部位から輻射
される熱によりディスプレイ部の筐体の局所のみが発熱
しないような位置に設けることとした。更に、ディスプ
レイ部に備えられる所定の発熱部位と第2の筐体部分と
を熱伝導性が得られる状態で機械的に結合する結合手段
を設けることとした。そして、上記発熱部位は、透過型
液晶ディスプレイ装置に透過光を照射するバックライト
を駆動するための電源手段であることとした。
【0012】上記構成によれば、例えばユーザの顔面側
にあるディスプレイ部の第1の筐体部分には熱伝導性の
低い材質を用いると共に、第1の筐体部分以外の第2の
筐体部分については高熱伝導率を有する材質を用いるこ
とで、内部の放熱は、第2の筐体部分に相当するディス
プレイ部の前面、上下各面、及び左右側面を利用するこ
とが可能となる。即ち、ディスプレイ部の背面部(第1
の筐体部分)を除いた他の筐体部分の広い面積を利用し
て放熱を行うことが可能となる。
にあるディスプレイ部の第1の筐体部分には熱伝導性の
低い材質を用いると共に、第1の筐体部分以外の第2の
筐体部分については高熱伝導率を有する材質を用いるこ
とで、内部の放熱は、第2の筐体部分に相当するディス
プレイ部の前面、上下各面、及び左右側面を利用するこ
とが可能となる。即ち、ディスプレイ部の背面部(第1
の筐体部分)を除いた他の筐体部分の広い面積を利用し
て放熱を行うことが可能となる。
【0013】また、所定の発熱部位をディスプレイ部の
内部の略中央の位置に設けるようにすれば、上記発熱部
位から発せられた熱を周囲に対してより均等に放出する
ことが可能になる。更に、上記発熱部位を第2の筐体部
分に対して機械的に接続されるようにして設けること
で、発熱部位にて発せられた熱を上記接続部分を介して
第2の筐体部分に伝達させて放熱することができる。つ
まり、第2の筐体部分をヒートシンクとして利用するよ
うにされる。
内部の略中央の位置に設けるようにすれば、上記発熱部
位から発せられた熱を周囲に対してより均等に放出する
ことが可能になる。更に、上記発熱部位を第2の筐体部
分に対して機械的に接続されるようにして設けること
で、発熱部位にて発せられた熱を上記接続部分を介して
第2の筐体部分に伝達させて放熱することができる。つ
まり、第2の筐体部分をヒートシンクとして利用するよ
うにされる。
【0014】更に、上記発熱部位をLCDのバックライ
トの電源部とすることで、このバックライトの電源部の
放熱を効率的に行うことが可能とり、それだけ、バック
ライトの電源部に供給する駆動電圧に余裕が得られるこ
とになる。
トの電源部とすることで、このバックライトの電源部の
放熱を効率的に行うことが可能とり、それだけ、バック
ライトの電源部に供給する駆動電圧に余裕が得られるこ
とになる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態のヘ
ッドマウントディスプレイ装置の外観を示す斜視図であ
る。この図に示すヘッドマウントディスプレイ装置1
は、ユーザが映像を視るための部位であるディスプレイ
部2と、当該ヘッドマウントディスプレイ装置1をユー
ザの頭部に装着するための装着部3からなる。これらデ
ィスプレイ部2及び装着部3は連結部4により連結され
ることにより一体化されており、当該ヘッドマウントデ
ィスプレイ装置1が頭部に装着された状態では、ディス
プレイ部2はユーザの顔面の前面部における両眼に対応
する位置にあるようにして支持される。
ッドマウントディスプレイ装置の外観を示す斜視図であ
る。この図に示すヘッドマウントディスプレイ装置1
は、ユーザが映像を視るための部位であるディスプレイ
部2と、当該ヘッドマウントディスプレイ装置1をユー
ザの頭部に装着するための装着部3からなる。これらデ
ィスプレイ部2及び装着部3は連結部4により連結され
ることにより一体化されており、当該ヘッドマウントデ
ィスプレイ装置1が頭部に装着された状態では、ディス
プレイ部2はユーザの顔面の前面部における両眼に対応
する位置にあるようにして支持される。
【0016】ディスプレイ部2内部には、後述するよう
にして、カラーの透過型LCD及びバックライト等から
成る表示デバイス、レンズやハーフミラー等から成る光
学系、及び表示デバイスを駆動するための回路系等が備
えられている。また、ディスプレイ部2の筐体は、上キ
ャビネット201、下キャビネット202、前パネル2
03及び、後キャビネット204が組み合わされて形成
される。なお、ここでは図示しないが、後キャビネット
204においては、ユーザが画像を視るための左右一対
の透明性を有する窓部205,205がはめ込まれるよ
うにして設けられている。本実施の形態においては、上
記キャビネット及びパネル部分のうち、後キャビネット
204は例えばABS樹脂などの合成樹脂により形成さ
れ、上キャビネット201及び下キャビネット202
は、マグネシウム等の金属系の材質により形成される。
つまり、後キャビネット204については熱伝導性の低
いとされる材質を用い、上キャビネット201及び下キ
ャビネット202については熱伝導性が高いとされる材
質を用いるようにされる。
にして、カラーの透過型LCD及びバックライト等から
成る表示デバイス、レンズやハーフミラー等から成る光
学系、及び表示デバイスを駆動するための回路系等が備
えられている。また、ディスプレイ部2の筐体は、上キ
ャビネット201、下キャビネット202、前パネル2
03及び、後キャビネット204が組み合わされて形成
される。なお、ここでは図示しないが、後キャビネット
204においては、ユーザが画像を視るための左右一対
の透明性を有する窓部205,205がはめ込まれるよ
うにして設けられている。本実施の形態においては、上
記キャビネット及びパネル部分のうち、後キャビネット
204は例えばABS樹脂などの合成樹脂により形成さ
れ、上キャビネット201及び下キャビネット202
は、マグネシウム等の金属系の材質により形成される。
つまり、後キャビネット204については熱伝導性の低
いとされる材質を用い、上キャビネット201及び下キ
ャビネット202については熱伝導性が高いとされる材
質を用いるようにされる。
【0017】装着部3においては、先ず、装着時におい
ては頭部前側に位置するとされる前フレーム31が設け
られる。この前フレーム31の中央下部は連結部4と連
結されており、その中央上部には装着時においてユーザ
の額に当接する額パッド37が設けられる。また、前フ
レーム31の両端はヒンジ31a,31aを介してサイ
ドフレーム32と連結される。サイドフレーム32は、
その上部において頭頂パッド35の両端を伸縮ベルト3
6を介して支持すると共に、その後部両端に対して長さ
調節部34,34が設けられる。頭頂パッド35は、装
着時においてユーザの頭頂部に当接することにより当該
ヘッドマウントディスプレイ装置1を支持する部位とさ
れ、両端の伸縮ベルト36,36により、ユーザの頭部
のサイズに応じて長さが調節可能とされている。長さ調
節部34,34は後部のベルト33と、サイドフレーム
32,32とを長さ調節可能な機構を有しながら連結し
ている部位とされ、この長さ調節部34,34を動かす
ことにより、前フレーム31、サイドフレーム32,3
2、及びベルト33から成る頭周りのサイズを調節する
ことができるようになっている。
ては頭部前側に位置するとされる前フレーム31が設け
られる。この前フレーム31の中央下部は連結部4と連
結されており、その中央上部には装着時においてユーザ
の額に当接する額パッド37が設けられる。また、前フ
レーム31の両端はヒンジ31a,31aを介してサイ
ドフレーム32と連結される。サイドフレーム32は、
その上部において頭頂パッド35の両端を伸縮ベルト3
6を介して支持すると共に、その後部両端に対して長さ
調節部34,34が設けられる。頭頂パッド35は、装
着時においてユーザの頭頂部に当接することにより当該
ヘッドマウントディスプレイ装置1を支持する部位とさ
れ、両端の伸縮ベルト36,36により、ユーザの頭部
のサイズに応じて長さが調節可能とされている。長さ調
節部34,34は後部のベルト33と、サイドフレーム
32,32とを長さ調節可能な機構を有しながら連結し
ている部位とされ、この長さ調節部34,34を動かす
ことにより、前フレーム31、サイドフレーム32,3
2、及びベルト33から成る頭周りのサイズを調節する
ことができるようになっている。
【0018】このような構造を有するヘッドマウントデ
ィスプレイ装置1をユーザの頭部に装着した状態を、図
2に示す。この図に示すように、装着部3の頭頂パッド
35はユーザYのほぼ頭頂部に当接すると共に、額パッ
ド37の背面側に設けられたクッション部材37aがユ
ーザの額に当接するようにされる。更に、前フレーム3
1、サイドフレーム32,32、ベルト33から成る頭
周りのフレーム部分がユーザの頭部周囲を取り巻くよう
にされる。このようにして、装着部3が頭部に対して装
着されることで、ディスプレイ部2は、ユーザYの顔面
前方のほぼ目の位置において安定的に位置するように支
持されることになる。この状態において、ユーザYはデ
ィスプレイ部2の背面側に設けられた左右一対の窓部
(ここでは図示せず)から映像を視るようにされる。
ィスプレイ装置1をユーザの頭部に装着した状態を、図
2に示す。この図に示すように、装着部3の頭頂パッド
35はユーザYのほぼ頭頂部に当接すると共に、額パッ
ド37の背面側に設けられたクッション部材37aがユ
ーザの額に当接するようにされる。更に、前フレーム3
1、サイドフレーム32,32、ベルト33から成る頭
周りのフレーム部分がユーザの頭部周囲を取り巻くよう
にされる。このようにして、装着部3が頭部に対して装
着されることで、ディスプレイ部2は、ユーザYの顔面
前方のほぼ目の位置において安定的に位置するように支
持されることになる。この状態において、ユーザYはデ
ィスプレイ部2の背面側に設けられた左右一対の窓部
(ここでは図示せず)から映像を視るようにされる。
【0019】次に、ディスプレイ部2の内部を含めた構
造について、図3、図4及び図5を参照して説明する。
図3はディスプレイ部2の内部構造を示す正面図であ
り、図4は、図3に示すA−A視矢(左眼側の表示/光
学系の略中心位置)を切断面とする側面図である。ま
た、図5は、図3に示すB−B視矢(ディスプレイ部2
自体の中心位置)を切断面とする側面図である。なお、
ディスプレイ部2の左右の表示/光学系の構造はほぼ同
一であることから、右眼側の表示/光学系の構造は図4
による説明に準ずるものとする。
造について、図3、図4及び図5を参照して説明する。
図3はディスプレイ部2の内部構造を示す正面図であ
り、図4は、図3に示すA−A視矢(左眼側の表示/光
学系の略中心位置)を切断面とする側面図である。ま
た、図5は、図3に示すB−B視矢(ディスプレイ部2
自体の中心位置)を切断面とする側面図である。なお、
ディスプレイ部2の左右の表示/光学系の構造はほぼ同
一であることから、右眼側の表示/光学系の構造は図4
による説明に準ずるものとする。
【0020】ディスプレイ部2の外形を形成する筐体
は、図3〜図5に示すように、上キャビネット201、
下キャビネット202、前パネル203、及び後キャビ
ネット204が組み合わされて形成される。なお、図3
において破線C,Dで示す位置は、上キャビネット20
1と下キャビネット202との接合位置を示している。
そして、上キャビネット201、及び下キャビネット2
02はマグネシウムなどの金属系により形成されて高い
熱伝導性を有し、後キャビネット204はABS樹脂な
どの合成樹脂により形成されて熱伝導性が低くなるよう
にされているのは前述したとおりである。
は、図3〜図5に示すように、上キャビネット201、
下キャビネット202、前パネル203、及び後キャビ
ネット204が組み合わされて形成される。なお、図3
において破線C,Dで示す位置は、上キャビネット20
1と下キャビネット202との接合位置を示している。
そして、上キャビネット201、及び下キャビネット2
02はマグネシウムなどの金属系により形成されて高い
熱伝導性を有し、後キャビネット204はABS樹脂な
どの合成樹脂により形成されて熱伝導性が低くなるよう
にされているのは前述したとおりである。
【0021】後キャビネット204には、左右一対の窓
部205,205がはめ込まれるようにして設けられて
いる(図4参照)が、これら窓部205,205は、例
えば透明性を有する樹脂或いはガラス等の材質により形
成される。また、前パネル203(図4,図5参照)は
その前面部が透明性を有する樹脂やガラス等により形成
されているものとされ、窓部205,205から、次に
説明する平面ハーフミラー209,209、凹面ハーフ
ミラー208,208を介して外部の景色を見ることが
できるようにされている。
部205,205がはめ込まれるようにして設けられて
いる(図4参照)が、これら窓部205,205は、例
えば透明性を有する樹脂或いはガラス等の材質により形
成される。また、前パネル203(図4,図5参照)は
その前面部が透明性を有する樹脂やガラス等により形成
されているものとされ、窓部205,205から、次に
説明する平面ハーフミラー209,209、凹面ハーフ
ミラー208,208を介して外部の景色を見ることが
できるようにされている。
【0022】ディスプレイ部2内部においては、左右両
眼に対応するようにして一体に形成された略眼鏡型の鏡
枠207が設けられ、この鏡枠207の前面側に対し
て、左右一対の凹面ハーフミラー208,208が取り
付けられ、また、凹面ハーフミラー208,208の後
ろ側に対して、図4に示すようにその入射光が凹面ハー
フミラー208,208に向かって反射し得る角度によ
って左右一対の平面ハーフミラー209,209が取り
付けられている。また、鏡枠207において平面ハーフ
ミラー209,209のちょうど上側に位置する部分に
は、左右一対の凸レンズ210,210がはめ込まれる
ようにして設けられている。このような構造により、左
右の両眼に対応してそれぞれ独立的に形成される2系統
の光学系は、一体の鏡枠207により一体化されて保持
されることになる。
眼に対応するようにして一体に形成された略眼鏡型の鏡
枠207が設けられ、この鏡枠207の前面側に対し
て、左右一対の凹面ハーフミラー208,208が取り
付けられ、また、凹面ハーフミラー208,208の後
ろ側に対して、図4に示すようにその入射光が凹面ハー
フミラー208,208に向かって反射し得る角度によ
って左右一対の平面ハーフミラー209,209が取り
付けられている。また、鏡枠207において平面ハーフ
ミラー209,209のちょうど上側に位置する部分に
は、左右一対の凸レンズ210,210がはめ込まれる
ようにして設けられている。このような構造により、左
右の両眼に対応してそれぞれ独立的に形成される2系統
の光学系は、一体の鏡枠207により一体化されて保持
されることになる。
【0023】また、凹面ハーフミラー208,208の
前面側と前パネル203との間には、例えば、その下部
が下キャビネット202に形成された溝部に支持される
ような状態で、左右一対のフィルム液晶シャッター20
6が設けられる(図4参照)。このフィルム液晶シャッ
ター206は、図示しない操作部に対する操作などによ
ってその濃度(透過光量)を調節可能とされており、フ
ィルム液晶シャッター206の濃度を明るくすると後述
するLCD212による表示画像の他に外部の景色も見
えるようにされ、暗くすれば表示画像のみが見えるよう
にされている。
前面側と前パネル203との間には、例えば、その下部
が下キャビネット202に形成された溝部に支持される
ような状態で、左右一対のフィルム液晶シャッター20
6が設けられる(図4参照)。このフィルム液晶シャッ
ター206は、図示しない操作部に対する操作などによ
ってその濃度(透過光量)を調節可能とされており、フ
ィルム液晶シャッター206の濃度を明るくすると後述
するLCD212による表示画像の他に外部の景色も見
えるようにされ、暗くすれば表示画像のみが見えるよう
にされている。
【0024】鏡枠207において凸レンズ210,21
0が取り付けられた位置の上部に対しては、左右一対の
LCDホルダ213,213が固定的に取り付けられ
る。これらLCDホルダ213、213の各々において
は、カラーによる透過型のLCD212と、このLCD
212と凸レンズ210との間に位置するようにして光
学フィルタ211が設けられる(図3,図4参照)。こ
こで、光学系が組み込まれた鏡枠207に対して、LC
D212及び凸レンズ210を備えたユニットであるL
CDホルダ213,213を取り付けるようにしたの
は、鏡枠207に対するLCDホルダ213の取り付け
時においてその取り付け位置を調整可能とすることで、
左右の画像の位置調整を可能とするためである。
0が取り付けられた位置の上部に対しては、左右一対の
LCDホルダ213,213が固定的に取り付けられ
る。これらLCDホルダ213、213の各々において
は、カラーによる透過型のLCD212と、このLCD
212と凸レンズ210との間に位置するようにして光
学フィルタ211が設けられる(図3,図4参照)。こ
こで、光学系が組み込まれた鏡枠207に対して、LC
D212及び凸レンズ210を備えたユニットであるL
CDホルダ213,213を取り付けるようにしたの
は、鏡枠207に対するLCDホルダ213の取り付け
時においてその取り付け位置を調整可能とすることで、
左右の画像の位置調整を可能とするためである。
【0025】本実施の形態においては、後述するバック
ライト214の電源となる回路部位であるバックライト
用電源部216は、図3及び図5に示すように、ディス
プレイ部2内部空間のほぼ中央部において、鏡枠207
の真上あたりに所定方法により固定された状態で設けら
れている。このバックライト用電源部216は、図5に
示すように、バックライト214の中央部を含むように
して形成されるフレーム部217により覆われている。
このフレーム部217は、例えば金属系などの高い熱伝
導性を有する材質が用いられ、後述するようにして、バ
ックライト用電源部216の発熱を有効に下キャビネッ
ト202に伝達するための役割を果たす。バックライト
用電源部216は、ディスプレイ部2を構成する部位の
なかでも最も発熱量の大きい発熱部位の一つである。
ライト214の電源となる回路部位であるバックライト
用電源部216は、図3及び図5に示すように、ディス
プレイ部2内部空間のほぼ中央部において、鏡枠207
の真上あたりに所定方法により固定された状態で設けら
れている。このバックライト用電源部216は、図5に
示すように、バックライト214の中央部を含むように
して形成されるフレーム部217により覆われている。
このフレーム部217は、例えば金属系などの高い熱伝
導性を有する材質が用いられ、後述するようにして、バ
ックライト用電源部216の発熱を有効に下キャビネッ
ト202に伝達するための役割を果たす。バックライト
用電源部216は、ディスプレイ部2を構成する部位の
なかでも最も発熱量の大きい発熱部位の一つである。
【0026】バックライト214は例えば一本の長尺の
蛍光灯とされて、図3〜図5に示すように、左右一対の
LCD212,212の上部にまたがって位置するよう
にして設けられる。また、このバックライト214の上
側には、図4に示すように略半円筒状のリフレクタ21
5が設けられ、これにより、上側方向に照射されたバッ
クライト214の照射光を下側に反射させ、この反射光
がLCD212に対して入光されるようにしている。な
お、バックライト214及びリフレクタ215の取り付
け機構については図示していないが、適当な方法によっ
てディスプレイ部2内部で図に示す位置状態により固定
されている。
蛍光灯とされて、図3〜図5に示すように、左右一対の
LCD212,212の上部にまたがって位置するよう
にして設けられる。また、このバックライト214の上
側には、図4に示すように略半円筒状のリフレクタ21
5が設けられ、これにより、上側方向に照射されたバッ
クライト214の照射光を下側に反射させ、この反射光
がLCD212に対して入光されるようにしている。な
お、バックライト214及びリフレクタ215の取り付
け機構については図示していないが、適当な方法によっ
てディスプレイ部2内部で図に示す位置状態により固定
されている。
【0027】この場合、基板218にはLCD212,
212を駆動するための駆動回路や、フィルム液晶シャ
ッター206の濃度を可変するための回路部等が搭載さ
れ、所定の取り付け方法に従って、ディスプレイ部2内
部において図3〜図5に示す位置状態で固定される。こ
こでは、基板218とLCD212,212とが、図4
に示すようにしてフラットケーブル219などにより接
続されている状態が示されている。
212を駆動するための駆動回路や、フィルム液晶シャ
ッター206の濃度を可変するための回路部等が搭載さ
れ、所定の取り付け方法に従って、ディスプレイ部2内
部において図3〜図5に示す位置状態で固定される。こ
こでは、基板218とLCD212,212とが、図4
に示すようにしてフラットケーブル219などにより接
続されている状態が示されている。
【0028】ここで、上記構造によるディスプレイ部2
における画像の表示原理について、図7を参照して説明
する。図7(a)は、ユーザの両眼と、LCDと、光学
系との位置関係を抽出して平面より示し、図7(b)は
ユーザの両眼と、LCDと、光学系との位置関係を抽出
して側面より示している。例えば、本実施の形態のヘッ
ドマウントディスプレイ装置1を図2に示したようにし
て装着した状態で、ユーザが窓部205,205を覗い
たとすると、左右一対のLCD212,212に表示さ
れた映像がバックライト214により映像光として照射
され、先ず、この画像光が左右一対の平面ハーフミラー
209,209に到達することにより、同じく左右一対
の凹面ハーフミラー208,208に対して反射され
る。この凹面ハーフミラー208,208に到達した映
像光はここで拡大された虚像Kとなり、この虚像Kの映
像光が平面ハーフミラー209,209を透過して、左
右の眼の各網膜(なお、図4ではこれを瞳位置Pとして
示している)に投影される。このような原理により、ユ
ーザは数メートル先にある大画面を見るようにして映像
を鑑賞することができる。
における画像の表示原理について、図7を参照して説明
する。図7(a)は、ユーザの両眼と、LCDと、光学
系との位置関係を抽出して平面より示し、図7(b)は
ユーザの両眼と、LCDと、光学系との位置関係を抽出
して側面より示している。例えば、本実施の形態のヘッ
ドマウントディスプレイ装置1を図2に示したようにし
て装着した状態で、ユーザが窓部205,205を覗い
たとすると、左右一対のLCD212,212に表示さ
れた映像がバックライト214により映像光として照射
され、先ず、この画像光が左右一対の平面ハーフミラー
209,209に到達することにより、同じく左右一対
の凹面ハーフミラー208,208に対して反射され
る。この凹面ハーフミラー208,208に到達した映
像光はここで拡大された虚像Kとなり、この虚像Kの映
像光が平面ハーフミラー209,209を透過して、左
右の眼の各網膜(なお、図4ではこれを瞳位置Pとして
示している)に投影される。このような原理により、ユ
ーザは数メートル先にある大画面を見るようにして映像
を鑑賞することができる。
【0029】この際、左右一対の凹面ハーフミラー20
8,208の前面に設けられたフィルム液晶シャッター
206の濃度が明るくなるように操作を行うと、前パネ
ル203側から入射する光が透過して、表示画像と共に
周囲の景色もより明るく見えてくるようにされる。ま
た、フィルム液晶シャッター206の濃度を暗くするよ
うに操作を行えば、周囲の景色は見えない状態で表示画
像のみを見るようにすることもできるようにされてい
る。
8,208の前面に設けられたフィルム液晶シャッター
206の濃度が明るくなるように操作を行うと、前パネ
ル203側から入射する光が透過して、表示画像と共に
周囲の景色もより明るく見えてくるようにされる。ま
た、フィルム液晶シャッター206の濃度を暗くするよ
うに操作を行えば、周囲の景色は見えない状態で表示画
像のみを見るようにすることもできるようにされてい
る。
【0030】ディスプレイ部2内部は、前述したように
して各部品等が配置されて構成されるのであるが、続い
て本実施の形態の特徴となる、バックライト用電源部2
16の放熱構造について説明する。左右一対の光学系が
一体的に組み込まれた鏡枠207は、図3及び図5に示
すようにして、その中央部において段付きビス220に
より下キャビネット202に対して物理的に連結される
ようにして支持される。つまり、鏡枠207のほぼ中央
に設けられた穴部207aに対してゴムブッシュ221
をはめ込んだ上で、このゴムブッシュ221の貫通孔2
21aに対して段付きビス220のネジ部分を貫通させ
た後、下キャビネット202の内壁側に突出するように
して形成されたネジ受け部202a(図5)に対して、
段付きビス220のねじ部分を締結するようにされる。
そして、上記のようにして段付きビス220によりネジ
止めを行う際には、段付きビス220の段差部分に対し
て図5に示すように板バネ222の一部を挟み込んで固
定するようにようにされる。
して各部品等が配置されて構成されるのであるが、続い
て本実施の形態の特徴となる、バックライト用電源部2
16の放熱構造について説明する。左右一対の光学系が
一体的に組み込まれた鏡枠207は、図3及び図5に示
すようにして、その中央部において段付きビス220に
より下キャビネット202に対して物理的に連結される
ようにして支持される。つまり、鏡枠207のほぼ中央
に設けられた穴部207aに対してゴムブッシュ221
をはめ込んだ上で、このゴムブッシュ221の貫通孔2
21aに対して段付きビス220のネジ部分を貫通させ
た後、下キャビネット202の内壁側に突出するように
して形成されたネジ受け部202a(図5)に対して、
段付きビス220のねじ部分を締結するようにされる。
そして、上記のようにして段付きビス220によりネジ
止めを行う際には、段付きビス220の段差部分に対し
て図5に示すように板バネ222の一部を挟み込んで固
定するようにようにされる。
【0031】板バネ222は、図3及び図5から分かる
ように、段付きビス220による固定部分から上側に返
すようにして折り曲げられており、その折り曲げられて
段付きビス220の頭の上側に位置する面が、付勢力を
持ってバックライト用電源部216を収納したフレーム
部217に対して当接するようにされている。
ように、段付きビス220による固定部分から上側に返
すようにして折り曲げられており、その折り曲げられて
段付きビス220の頭の上側に位置する面が、付勢力を
持ってバックライト用電源部216を収納したフレーム
部217に対して当接するようにされている。
【0032】上記のような構造において、段付きビス2
20及び板バネ222は高い熱伝導性を有するように金
属系の材質などが用いられているものである。また、前
述のように、フレーム部217及び下キャビネット20
2についても、金属系の材質が用いられて高い熱伝導性
を有するものとされている。これにより、バックライト
用電源部216にて発生した熱の多くが、フレーム部2
17→段付きビス220→(ネジ受け部202a→)下
キャビネット202に伝達されることになる。ここで、
下キャビネット202と図3の破線C,Dの位置により
連結する上キャビネット201も金属系の材質が用いら
れて高い熱伝導性を有することから、上記のようにして
バックライト用電源部216から下キャビネット202
に対して伝達された熱は、下キャビネット202と上キ
ャビネット201からなる筐体部分により放熱されるこ
とになる。ただし、このように段付きビス220を介し
て下キャビネット202に伝達された熱は、主として下
キャビネット202側により放熱が行われることにな
る。
20及び板バネ222は高い熱伝導性を有するように金
属系の材質などが用いられているものである。また、前
述のように、フレーム部217及び下キャビネット20
2についても、金属系の材質が用いられて高い熱伝導性
を有するものとされている。これにより、バックライト
用電源部216にて発生した熱の多くが、フレーム部2
17→段付きビス220→(ネジ受け部202a→)下
キャビネット202に伝達されることになる。ここで、
下キャビネット202と図3の破線C,Dの位置により
連結する上キャビネット201も金属系の材質が用いら
れて高い熱伝導性を有することから、上記のようにして
バックライト用電源部216から下キャビネット202
に対して伝達された熱は、下キャビネット202と上キ
ャビネット201からなる筐体部分により放熱されるこ
とになる。ただし、このように段付きビス220を介し
て下キャビネット202に伝達された熱は、主として下
キャビネット202側により放熱が行われることにな
る。
【0033】また、バックライト用電源部216にて発
生した熱の一部は、上部に対しても輻射されるのである
が、この上部に輻射された熱も、主として上キャビネッ
ト201において放熱されることになる。
生した熱の一部は、上部に対しても輻射されるのである
が、この上部に輻射された熱も、主として上キャビネッ
ト201において放熱されることになる。
【0034】更に、本実施の形態の場合、バックライト
用電源部216はディスプレイ部2内部において、左右
方向及び前後方向についてはほぼ中央とされ、上下方向
については若干上側に寄ってはいるものの上キャビネッ
ト201に対して充分な距離を有する位置に設けられて
いる。即ち、ディスプレイ部2内部における空間的位置
状態として、ほぼ中央にあるようにされている。これに
より、バックライト用電源部216にて発生した熱は、
筐体側に対してほぼ均等に輻射されることになり、例え
ば従来例として図8(a)に示したようにしてバックラ
イト用電源部252をレイアウトした場合のように、筐
体のある部分だけに対して局所的に熱が与えられること
はなくなり、それだけ放熱効率も向上されることにな
る。
用電源部216はディスプレイ部2内部において、左右
方向及び前後方向についてはほぼ中央とされ、上下方向
については若干上側に寄ってはいるものの上キャビネッ
ト201に対して充分な距離を有する位置に設けられて
いる。即ち、ディスプレイ部2内部における空間的位置
状態として、ほぼ中央にあるようにされている。これに
より、バックライト用電源部216にて発生した熱は、
筐体側に対してほぼ均等に輻射されることになり、例え
ば従来例として図8(a)に示したようにしてバックラ
イト用電源部252をレイアウトした場合のように、筐
体のある部分だけに対して局所的に熱が与えられること
はなくなり、それだけ放熱効率も向上されることにな
る。
【0035】このようにして、バックライト用電源部2
16にて発生した熱の放熱が従来よりも効率的に行われ
ることで、バックライト用電源部216の発熱量に対す
る許容範囲を拡大することが可能になる。これにより、
本実施の形態のヘッドマウントディスプレイ装置1とし
ては、バックライト用電源部216の電圧を従来よりも
高く設定して、より照度の高いバックライトを得ること
が可能となる。
16にて発生した熱の放熱が従来よりも効率的に行われ
ることで、バックライト用電源部216の発熱量に対す
る許容範囲を拡大することが可能になる。これにより、
本実施の形態のヘッドマウントディスプレイ装置1とし
ては、バックライト用電源部216の電圧を従来よりも
高く設定して、より照度の高いバックライトを得ること
が可能となる。
【0036】また、上キャビネット201及び下キャビ
ネット202が高い熱伝導性を有するようにされている
のに対して、前述のように、後キャビネット204の材
質にはABS樹脂等を用いることで高い熱伝導性は得ら
れないようにしている。これにより、ユーザの顔面前方
に最も近接し、場合によっては顔面に接触する可能性の
あるディスプレイ部2の背面側には熱が伝わりにくいよ
うに配慮して、顔面付近でできるだけ熱を感じさせない
ようにしている。
ネット202が高い熱伝導性を有するようにされている
のに対して、前述のように、後キャビネット204の材
質にはABS樹脂等を用いることで高い熱伝導性は得ら
れないようにしている。これにより、ユーザの顔面前方
に最も近接し、場合によっては顔面に接触する可能性の
あるディスプレイ部2の背面側には熱が伝わりにくいよ
うに配慮して、顔面付近でできるだけ熱を感じさせない
ようにしている。
【0037】これに加えて、本実施の形態においてはデ
ィスプレイ部2の筐体の背面部と下面部との境界部分
を、例えば図6(a)に示すように形成している。図6
(a)は、図4の破線Eで括った部分を拡大して示すも
のである。この図に示すように、後キャビネット204
と下キャビネット202との接合部分Sは、ディスプレ
イ部2の筐体の下面側にあるようにされている。即ち、
熱伝導性の低い後キャビネット204の端部が筐体の下
面側にまで及ぶようにしている。例えば、仮に図6
(b)に示すようにして下キャビネット202がディス
プレイ部2の筐体の背面側にまで及んで窓部205と接
合部分Sにて接合されるような構造を採った場合、下キ
ャビネット202の背面側に及んだ部分がユーザの顔面
に接触して熱を感じさせる可能性があるが、図6(a)
のような構造とすることで、仮に筐体背面部の端部にユ
ーザの顔面が接触したとしても、ユーザは特に熱を感じ
ないようにされる。同様に、ディスプレイ部2の筐体の
背面部と上面部との境界も、図4の破線F内に示すよう
に、後キャビネット204の端部が筐体上面部にまで及
ぶようにして上キャビネット201と接合されるように
していることで、上記と同様の作用効果が得られるよう
に配慮している。
ィスプレイ部2の筐体の背面部と下面部との境界部分
を、例えば図6(a)に示すように形成している。図6
(a)は、図4の破線Eで括った部分を拡大して示すも
のである。この図に示すように、後キャビネット204
と下キャビネット202との接合部分Sは、ディスプレ
イ部2の筐体の下面側にあるようにされている。即ち、
熱伝導性の低い後キャビネット204の端部が筐体の下
面側にまで及ぶようにしている。例えば、仮に図6
(b)に示すようにして下キャビネット202がディス
プレイ部2の筐体の背面側にまで及んで窓部205と接
合部分Sにて接合されるような構造を採った場合、下キ
ャビネット202の背面側に及んだ部分がユーザの顔面
に接触して熱を感じさせる可能性があるが、図6(a)
のような構造とすることで、仮に筐体背面部の端部にユ
ーザの顔面が接触したとしても、ユーザは特に熱を感じ
ないようにされる。同様に、ディスプレイ部2の筐体の
背面部と上面部との境界も、図4の破線F内に示すよう
に、後キャビネット204の端部が筐体上面部にまで及
ぶようにして上キャビネット201と接合されるように
していることで、上記と同様の作用効果が得られるよう
に配慮している。
【0038】なお、これまでの説明においては、バック
ライト用電源部の発熱を効率的に放熱するための構造に
ついて説明してきたが、バックライト用電源部以外にも
放熱量の大きい発熱部位が存在するのであれば、本発明
による放熱構造の適用が可能とされるものである。従っ
て、LCD以外の他の表示デバイスを採用したことによ
り、バックライト及びバックライト用電源部が不要とな
ったような場合であっても、他の発熱部位に対する放熱
に関して本発明の適用が可能とされる。
ライト用電源部の発熱を効率的に放熱するための構造に
ついて説明してきたが、バックライト用電源部以外にも
放熱量の大きい発熱部位が存在するのであれば、本発明
による放熱構造の適用が可能とされるものである。従っ
て、LCD以外の他の表示デバイスを採用したことによ
り、バックライト及びバックライト用電源部が不要とな
ったような場合であっても、他の発熱部位に対する放熱
に関して本発明の適用が可能とされる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ディスプ
レイ部の表示画像の視認側となる背面側筐体部分(第1
の筐体部分)は低い熱伝導性を有する材質により形成す
ると共に、他の筐体部分(第2の筐体部分)の少なくと
も所定部分は背面筐体部分よりも高い熱伝導性を有する
材質により形成することで、ユーザの顔面が近接あるい
は接触する可能性のある背面側筐体部分には内部の熱が
伝達しにくいようにしたうえで、上記他の筐体部分の所
定部分により放熱が行われるようにすることが可能とな
る。これにより、例えば他の筐体部分の所定部分につい
ては広い面積を採ることでディスプレイ部の熱の発散は
効率的に行うようにされると共に、ユーザの顔面には熱
を感じさせないようにすることで不快感を与えることが
防止される。
レイ部の表示画像の視認側となる背面側筐体部分(第1
の筐体部分)は低い熱伝導性を有する材質により形成す
ると共に、他の筐体部分(第2の筐体部分)の少なくと
も所定部分は背面筐体部分よりも高い熱伝導性を有する
材質により形成することで、ユーザの顔面が近接あるい
は接触する可能性のある背面側筐体部分には内部の熱が
伝達しにくいようにしたうえで、上記他の筐体部分の所
定部分により放熱が行われるようにすることが可能とな
る。これにより、例えば他の筐体部分の所定部分につい
ては広い面積を採ることでディスプレイ部の熱の発散は
効率的に行うようにされると共に、ユーザの顔面には熱
を感じさせないようにすることで不快感を与えることが
防止される。
【0040】また、ディスプレイ部の内部に備えられる
所定の発熱部位を、筐体が局所的に発熱しないように、
例えばディスプレイ部の内部において空間的にほぼ中央
に位置するように設けるようにすることで、上記発熱部
位から発せられた熱は比較的全方向に対して均等に拡散
するため、より効率的に放熱を行うことが可能となる。
更に、発熱部位と高い熱伝導性を有する第2の筐体部分
とを熱伝導性が得られるように機械的に接続したこと
で、発熱部位で発せられた熱の多くが第2の筐体部分に
伝達されてここで効率的に放熱されることになる。この
ように、本発明はヘッドマウントディスプレイ装置のデ
ィスプレイ部内の発熱部位の放熱を簡略な構成により効
率的に行うようにされるものである。
所定の発熱部位を、筐体が局所的に発熱しないように、
例えばディスプレイ部の内部において空間的にほぼ中央
に位置するように設けるようにすることで、上記発熱部
位から発せられた熱は比較的全方向に対して均等に拡散
するため、より効率的に放熱を行うことが可能となる。
更に、発熱部位と高い熱伝導性を有する第2の筐体部分
とを熱伝導性が得られるように機械的に接続したこと
で、発熱部位で発せられた熱の多くが第2の筐体部分に
伝達されてここで効率的に放熱されることになる。この
ように、本発明はヘッドマウントディスプレイ装置のデ
ィスプレイ部内の発熱部位の放熱を簡略な構成により効
率的に行うようにされるものである。
【0041】そして、上記発熱部位をLCDのバックラ
イトの電源部に適用することで、このバックライトの電
源部の放熱がこれまで以上に効率的に行われる分、バッ
クライトの電源部における駆動電圧をこれまでより高く
設定して、より照度の高いバックライトを得ることが可
能になり、それだけ明度の高い良好な画質の表示画像を
得ることが可能になる。
イトの電源部に適用することで、このバックライトの電
源部の放熱がこれまで以上に効率的に行われる分、バッ
クライトの電源部における駆動電圧をこれまでより高く
設定して、より照度の高いバックライトを得ることが可
能になり、それだけ明度の高い良好な画質の表示画像を
得ることが可能になる。
【図1】本発明の実施の形態としてのヘッドマウントデ
ィスプレイ装置の外観例を示す斜視図である。
ィスプレイ装置の外観例を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態としてのヘッドマウントディスプ
レイ装置を装着した状態を示す側面図である。
レイ装置を装着した状態を示す側面図である。
【図3】ディスプレイ部の内部構造を示す正面図であ
る。
る。
【図4】ディスプレイ部の内部構造を側面より示す断面
図である。
図である。
【図5】ディスプレイ部の内部構造を側面より示す断面
図である。
図である。
【図6】下キャビネットと後キャビネットとの接合部分
を拡大して示す拡大図である。
を拡大して示す拡大図である。
【図7】本実施の形態のヘッドマウントディスプレイ装
置における画像の表示原理を示す説明図である。
置における画像の表示原理を示す説明図である。
【図8】従来例としてのヘッドマウントディスプレイ装
置の構成例を示す斜視図である。
置の構成例を示す斜視図である。
1 ヘッドマウントディスプレイ装置、2 ディスプレ
イ部、3 装着部、4連結部、31 前フレーム、31
a ヒンジ、32 サイドフレーム、33ベルト、34
長さ調節部、35 頭頂パッド、36 伸縮ベルト、
37 額パッド、37a クッション部材、201 上
キャビネット、202 下キャビネット、202a ネ
ジ受け部、203 前パネル、204 後キャビネッ
ト、205 窓部、206 フィルム液晶シャッター、
207 鏡枠、207a 穴部、208 凹面ハーフミ
ラー、209 平面ハーフミラー、210 凸レンズ、
211 光学フィルタ、212 LCD、213 ホル
ダ、214 バックライト、215 リフレクタ、21
6 バックライト用電源部、217 フレーム部、21
8 基板、219 フラットケーブル、220 段付き
ビス、221 ゴムブッシュ、221a 貫通孔、22
2 板バネ、S 接合部分、Y ユーザ
イ部、3 装着部、4連結部、31 前フレーム、31
a ヒンジ、32 サイドフレーム、33ベルト、34
長さ調節部、35 頭頂パッド、36 伸縮ベルト、
37 額パッド、37a クッション部材、201 上
キャビネット、202 下キャビネット、202a ネ
ジ受け部、203 前パネル、204 後キャビネッ
ト、205 窓部、206 フィルム液晶シャッター、
207 鏡枠、207a 穴部、208 凹面ハーフミ
ラー、209 平面ハーフミラー、210 凸レンズ、
211 光学フィルタ、212 LCD、213 ホル
ダ、214 バックライト、215 リフレクタ、21
6 バックライト用電源部、217 フレーム部、21
8 基板、219 フラットケーブル、220 段付き
ビス、221 ゴムブッシュ、221a 貫通孔、22
2 板バネ、S 接合部分、Y ユーザ
Claims (5)
- 【請求項1】 画像表示を行う表示手段が内部に備えら
れて、当該光学視覚装置が頭部に装着された状態におい
て、頭部前方にて上記表示手段により表示される表示画
像が視認可能な位置状態にあるようにされるディスプレ
イ部を有し、 上記ディスプレイ部の外形を形成する筐体について、少
なくとも、上記表示画像の視認側となる第1の筐体部分
と、上記第1の筐体部分以外の第2の筐体部分とから成
るようにしたうえで、 上記第2の筐体部分の少なくとも所定部分を、上記第1
の筐体部分よりも高い熱伝導性を有する材質により形成
したことを特徴とする光学視覚装置。 - 【請求項2】 上記ディスプレイ部の内部に備えられる
所定の発熱部位を、この発熱部位から輻射される熱によ
り上記ディスプレイ部の筐体の局所のみが発熱しないよ
うな位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載の光
学視覚装置。 - 【請求項3】 上記発熱部位は、 透過型液晶ディスプレイ装置に透過光を照射するバック
ライトを駆動するための電源手段とされていることを特
徴とする請求項2に記載の光学視覚装置。 - 【請求項4】 上記ディスプレイ部に備えられる所定の
発熱部位と上記第2の筐体部分とを熱伝導性が得られる
状態で機械的に結合する結合手段が設けられることを特
徴とする請求項1に記載の光学視覚装置。 - 【請求項5】 上記発熱部位は、 透過型液晶ディスプレイ装置に透過光を照射するバック
ライトを駆動するための電源手段とされていることを特
徴とする請求項4に記載の光学視覚装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9250370A JPH1184310A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 光学視覚装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9250370A JPH1184310A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 光学視覚装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1184310A true JPH1184310A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17206921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9250370A Withdrawn JPH1184310A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 光学視覚装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1184310A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013044870A (ja) * | 2011-08-23 | 2013-03-04 | Brother Ind Ltd | ヘッドマウントカメラ |
WO2015083316A1 (ja) | 2013-12-05 | 2015-06-11 | ソニー株式会社 | 表示装置 |
JP2016054468A (ja) * | 2014-09-01 | 2016-04-14 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置及び電子機器 |
JP2016119593A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | セイコーエプソン株式会社 | 画像表示装置及び頭部装着型画像表示装置 |
KR20160105228A (ko) * | 2015-02-27 | 2016-09-06 | 삼성전자주식회사 | 방열 장치를 구비한 전자 장치 및 이의 제어 방법 |
JP2017063322A (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | セイコーエプソン株式会社 | 画像表示装置及び頭部装着型画像表示装置 |
US10281963B2 (en) | 2014-12-22 | 2019-05-07 | Seiko Epson Corporation | Image display device and head mounted image display device |
-
1997
- 1997-09-16 JP JP9250370A patent/JPH1184310A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015083316A1 (ja) | 2013-12-05 | 2015-06-11 | ソニー株式会社 | 表示装置 |
US9804400B2 (en) | 2013-12-05 | 2017-10-31 | Sony Corporation | Display apparatus |
US10558051B2 (en) | 2013-12-05 | 2020-02-11 | Sony Corporation | Display apparatus |
JP2016054468A (ja) * | 2014-09-01 | 2016-04-14 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置及び電子機器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |