JPH0879585A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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Publication number
JPH0879585A
JPH0879585A JP6211633A JP21163394A JPH0879585A JP H0879585 A JPH0879585 A JP H0879585A JP 6211633 A JP6211633 A JP 6211633A JP 21163394 A JP21163394 A JP 21163394A JP H0879585 A JPH0879585 A JP H0879585A
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JP
Japan
Prior art keywords
housing
circuit board
chassis
mounting
holder
Prior art date
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Pending
Application number
JP6211633A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Totsuka
智博 戸塚
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH0879585A publication Critical patent/JPH0879585A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外筐全体の剛性および操作スイッチの位置精
度を高める。 【構成】 フロントパネルブロック6とリアパネルブロ
ック11間に介装されかつカメラ筐体3に固定されプリ
ント基板13〜15を保持可能なシャーシ48を備え
た。このため、前後2つのパネルブロック6,11およ
びカメラ筐体3によって構成される外筐とシャーシ48
が一体化される。また、カメラ筐体3に筐体内外に開口
する貫通窓20を設け、この貫通窓20の内側開口面内
に臨む操作スイッチ200を第1プリント基板13に実
装した。このため、第1プリント基板13がカメラ筐体
3にシャーシ48を介して確実に位置決めされるから、
カメラ筐体3の貫通窓20に対する操作スイッチ200
の位置精度を高めることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばファクトリーオ
ートメーション用ビデオカメラや監視用ビデオカメラに
使用して好適な電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年におけるビデオカメラは、例えば産
業用ロボットにその映像認識用の機器として搭載される
等あらゆる産業分野で利用されてきている。
【0003】従来、この種のビデオカメラには、CCD
撮像素子および回路基板を内蔵し前後方向に開口する筐
体と、この筐体の前後両開口部に装着され各々が互いに
対向する前後2つのパネルブロックと、これら両パネル
ブロックのうち前方のパネルブロックに装着され複数の
レンズを内蔵するレンズ筒とを備えたものが採用されて
いる。
【0004】このようなビデオカメラの回路基板は、図
6に示すようにカメラ筐体100内の底面付近に設けら
れ電源101を実装してなるマザーボード102と、こ
のマザーボード102上にコネクタ103によって接続
されマザーボード面方向に並列する3つのマウント基板
104とによって構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のビデ
オカメラにおいては、前後両パネルブロック間に板金か
らなるカメラ筐体のみを介装する構造であるため、カメ
ラ外筐全体の剛性が低いという問題があった。
【0006】また、各マウント基板104がマザーボー
ド102にコネクタ103によって電気的のみならず機
械的に接続されており、このためカメラ筐体100に対
する各マウント基板104の取り付けがマザーボード1
02を介して行われることになり、各マウント基板10
4のカメラ筐体100に対する位置精度が低いという問
題もあった。
【0007】さらに、従来のビデオカメラは、マザーボ
ード102を必要とするため、回路基板の個数が増加
し、内部容積効率が低いという不都合があった。
【0008】この他、従来のビデオカメラにおいては、
回路基板をカメラ筐体内に垂直に設け、この回路基板上
に例えば内部電源等の電子部品を水平に実装するものが
提案されているが、この場合例えば振動等による衝撃力
によって電子部品が揺動し、この電子部品のリードと回
路基板上のランド間に接続不良が発生するという不都合
があった。
【0009】また、回路基板上に電子部品を水平に実装
することは、電子部品から発散する熱のうち下方に発散
する熱のカメラ筐体への伝達性が上方に発散する熱のカ
メラ筐体への伝達性より悪く、回路基板上に電子部品を
垂直に実装する場合と比較してカメラ筐体外への熱放散
効率が低くなるという不都合もあった。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、外筐全体の剛性を高めることができると共に、
筐体に対する各回路基板の位置精度を高めることができ
る電子機器を提供するものである。
【0011】本発明の別の第2発明は、回路基板の個数
を削減することができ、もって内部容積効率を高めるこ
とができる電子機器を提供するものである。
【0012】本発明の別の第3発明は、回路基板に対す
る電子部品の揺動による接続不良発生を防止することが
できると共に、筐体外への熱放散効率を高めることがで
きる電子部品を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子機器
は、多数の回路基板を内蔵し前後両方向に開口する筐体
と、この筐体の前後両開口部に装着され各々が互いに対
向する前後2つのパネルブロックと、これら両パネルブ
ロック間に介装されかつ筐体に固定され回路基板を保持
可能なシャーシとを備えたものである。
【0014】本発明の別の第2発明(請求項3)に係る
電子機器は、筐体に内蔵する多数の回路基板をコネクタ
によって直列に接続したものである。
【0015】本発明の別の第3発明(請求項6)に係る
電子機器は、筐体内に電子部品を実装してなる回路基板
を設けると共に、この回路基板上の電子部品を保持する
ホルダーを固定し、このホルダーを弾性変形可能な熱伝
導性部材によって形成したものである。
【0016】
【作用】本発明においては、前後両パネルブロックおよ
び筐体によって構成される外筐にシャーシが一体化され
る。
【0017】請求項3においては、回路基板同士の接続
がマザーボードおよびケーブルを用いない接続構造によ
って行われる。
【0018】請求項6においては、熱伝導性部材からな
るホルダーによって電子部品の反実装側端部が筐体内に
弾性保持される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の構成等を図に示す実施例によ
って詳細に説明する。
【0020】図1は本発明に係る電子機器をビデオカメ
ラに使用した場合の全体を示す分解斜視図、図2は同じ
く本発明における電子機器をビデオカメラに使用した場
合のシャーシに対する回路基板の取付状態を示す分解斜
視図、図3は本発明における電子機器をビデオカメラに
使用した場合の回路基板の接続状態を示す断面図、図4
は本発明における電子機器をビデオカメラに使用した場
合のシャーシと回路基板の取付箇所を拡大して示す分解
斜視図、図5は本発明における電子機器をビデオカメラ
に使用した場合のホルダーによる電子部品の保持状態を
示す分解斜視図である。
【0021】同図において、符号Mで示すものは撮像装
置としてのビデオカメラで、全体が略直方体の外観を呈
する本体1と、この本体1の前面部に着脱自在に設けら
れ撮影レンズ2aを内蔵するレンズ筒2とによって構成
されている。
【0022】「ビデオカメラの本体」このビデオカメラ
Mの本体1は、前後方向に開口するカメラ筐体3と、こ
のカメラ筐体3の前方開口部に装着され各々が互いに対
向する左右2つの側板4およびこれら両側板4に連接す
る前面板5を有するフロントパネルブロック6と、この
フロントパネルブロック6の後方に設けられかつ前記カ
メラ筐体3の後方開口部に装着され外部端子7,8が挿
通するリアシャーシ9およびリアカバー10を有するリ
アパネルブロック11とからなり、内部には前記撮影レ
ンズ2aの撮影による光学像を受光するCCD撮像素子
(図示せず)を含む光学系12およびこの光学系12の
CCD撮像素子(図示せず)に接続する第1プリント基
板13〜第3プリント基板15が収納されている。
【0023】この本体1内のプリント基板13〜15の
うち第1プリント基板13には、基板表裏面に開口する
位置決め用の貫通孔13a,13bが設けられている。
【0024】〔カメラ筐体〕このカメラ筐体3は、各々
が互いに対向する左右2つの側板16a,16bおよび
これら左右両側板16a,16bに連接する天井板16
cからなる断面視略コ字状のアッパーケース16と、こ
のアッパーケース16の下方端縁内側面に装着され各々
が互いに対向する左右2つの側板17a,17bおよび
これら左右両側板17a,17bに連接する底板17c
からなる断面視略コ字状のロワケース17とによって構
成されている。
【0025】これら両ケース16,17のうちアッパー
ケース16の左側板16aには下方端縁前後方向端部に
おいてケース表裏面に開口し取付ねじa1,a2が挿通す
るねじ挿通孔18が設けられており、右側板16bには
下方端縁前後方向端部においてケース表裏面に開口し取
付ねじb1,b2が挿通するねじ挿通孔19およびこれら
両ねじ挿通孔19間に位置し前記カメラ筐体3の内外に
開口する内部スイッチ操作用の貫通窓20が設けられて
いる。
【0026】また、このアッパーケース16の天井板1
6cの前方端縁には取付ねじc1,c2が挿通するねじ挿
通孔21aおよびこれら両ねじ挿通孔21a間に位置す
る貫通孔21bを有しカメラ前方に突出する段状の上端
板21が一体に設けられており、後方端縁にはケース幅
方向中央部においてケース表裏面に開口し取付ねじdが
挿通するねじ挿通孔22が設けられている。
【0027】一方、ロワケース17の左側板17aには
パネル表裏面に開口し前記ねじ挿通孔18に対応するね
じ挿通孔23が設けられており、右側板17bにはケー
ス表裏面に開口し前記ねじ挿通孔19に対応するねじ挿
通孔24およびこれら両ねじ挿通孔24間に位置しケー
ス上方端縁において開口する切欠き25が設けられてい
る。
【0028】また、このロワケース17の底板17cの
前方端縁には取付ねじe1,e2が挿通するねじ挿通孔2
6aおよびこれら両ねじ挿通孔26a間に位置し前記貫
通孔21bに対応する貫通孔26bを有しカメラ前方に
突出する段状の下端板26が一体に設けられており、後
方端縁にはケース幅方向中央部においてケース表裏面に
開口し取付ねじfが挿通するねじ挿通孔27が設けられ
ている。
【0029】さらに、このロワケース17の底板17c
の前方端部には、ケース表裏面に開口し取付ねじg1
2が螺合するねじ孔28が設けられている。
【0030】〔フロントパネルブロック〕このフロント
パネルブロック6の前面板5には、光軸方向に開口する
レンズ取付用のねじ孔29およびこのねじ孔29の内外
両開口周縁のうち外側開口周縁に露呈する偏平なレンズ
筒被取付面30が設けられている。
【0031】この前面板5の裏側には、前記プリント基
板13〜15のうち第3プリント基板15に接続する第
4プリント基板(図示せず)およびこの第4プリント基
板に接続する前記光学系12が取り付けられている。
【0032】また、この前面板5の裏側には、前記カメ
ラ筐体3外にそのダイヤル一部が前記両貫通孔21b,
26bを挿通し前記光学系12をカメラ前後方向に移動
操作する操作ダイヤル31が回転自在に設けられてい
る。
【0033】一方、フロントパネルブロック6の各側板
4は全体が断面視略コ字状の側板によって形成されてお
り、このうち右側板の後方端縁には前記カメラ筐体3の
内外に開口するアイリスレンズ接続用の貫通窓32が設
けられている。
【0034】これら各側板4の後方端面には、前記アッ
パーケース16および前記ロワケース17に各々係合す
る上ケース係合片33と下ケース係合片34が一体に設
けられている。
【0035】また、これら各側板4の後方端面上側部に
は外側側方に突出するシャーシ位置決め用の凸部35a
および各取付ねじh1,h2が螺合するねじ孔35bを有
する左右2つのシャーシ取付片35が一体に設けられて
おり、これら各シャーシ取付片35の下方には前記各凸
部35aと同じく外側方向に突出するシャーシ位置決め
用の凸部36aを有する左右2つのシャーシ係合片36
が一体に設けられている。
【0036】そして、これら各側板4および前記前面板
5には、前記取付ねじc1,c2が螺合するねじ孔37a
を有する上ケース取付片37および前記取付ねじe1
2が螺合するねじ孔38aを有する下ケース取付片3
8が一体に設けられている。
【0037】〔リアパネルブロック〕このリアパネルブ
ロック11のリアシャーシ9の左側端縁下部には外側側
方に突出するシャーシ位置決め用の凸部39aを有する
シャーシ係合片39が一体に設けられており、このシャ
ーシ係合片39の上方には前記凸部39aと同じく外側
側方に突出するシャーシ位置決め用の凸部40aおよび
取付ねじi1が螺合するねじ孔40bを有する左シャー
シ取付片40が一体に設けられている。
【0038】このリアシャーシ9の右側端縁には、上下
方向に並列し外側側方に突出するシャーシ位置決め用の
凸部41a,41bおよびこれら両凸部41a,41b
間に位置し取付ねじi2が螺合するねじ孔41cを有す
る右シャーシ取付片41が一体に設けられている。
【0039】また、このリアシャーシ9の上下両端縁に
は、カメラ幅方向略中央部において前方に突出し前記取
付ねじd,fが螺合するねじ孔42a,43aを有する
パネル取付片42,43が一体に設けられている。
【0040】そして、このリアシャーシ9の内側には、
前記第1プリント基板13〜前記第3プリント基板15
のうち第1プリント基板13にフレキシブル基板44を
介して接続する第5プリント基板45が装着されてい
る。
【0041】一方、リアシャーシ9のリアカバー10は
前記リアシャーシ9に被冠されており、カバー前方端面
には前記アッパーケース16および前記ロワケース17
の内側面に係合するパネル係合片46が一体に設けられ
ている。
【0042】「ビデオカメラのレンズ筒」このレンズ筒
2は、各口径が互いに大小異なる前後2つの円筒体2
b,2cによって形成されている。
【0043】このレンズ筒2の両円筒体2b,2cのう
ち前方の円筒体2bには前記撮影レンズ2aが内蔵され
ており、後方の円筒体2cには外部に露呈し前記フロン
トパネルブロック6のねじ孔29内に螺合するねじ部4
7が設けられている。
【0044】次に、本発明の主要部となるビデオカメラ
のシャーシについて説明する。
【0045】「ビデオカメラのシャーシ」このシャーシ
48は、各側方に開口し各々が互いに対向する左右2つ
の側部板48a,48bおよびこれら両側部板48a,
48bに連接し下方に開口する底部板48cを有する断
面視略コ字状の板金からなり、前記フロントパネルブロ
ック6と前記リアパネルブロック11との間に介装さ
れ、かつ前記カメラ筐体3内に固定されている。
【0046】このシャーシ48には、前記アッパーケー
ス16の貫通窓20の内側開口面内に臨む操作スイッチ
200および前記カメラ筐体3内に臨む電源201を実
装してなる前記第1プリント基板13が仮想基準面に対
し部品実装面を垂直にして取り付けられると共に、この
第1プリント基板13の部品実装面にその部品実装面を
垂直にして前記第3プリント基板15が取り付けられて
いる。
【0047】また、このシャーシ48には、前記第1プ
リント基板13および前記第3プリント基板15にコネ
クタC1,C2によって直列に接続された前記第2プリン
ト基板14が仮想水平面に対し部品実装面を平行にして
保持されている。
【0048】〔左側部板〕この左側部板48aは、前後
方向に所定の間隔をもって並列する2つの垂直片49,
50およびこれら両垂直片49,50の上方端縁に連接
する水平片51によって構成されている。
【0049】この左側部板48aの水平片51には前記
第3プリント基板15の左側側縁を保持する基板保持片
52が内側に折り曲げ形成されており、この基板保持片
52の前後方向端部には取付ねじj1,j2が螺合するね
じ孔53aを有する基板取付片53が一体に設けられて
いる。
【0050】そして、この左側部板48aの前後両垂直
片49,50間には前記水平片51に平行な水平棧54
が一体に設けられており、この水平棧54の上方端縁に
は前後方向に所定の間隔をもって並列する2つの基板規
制片55およびこれら両基板規制片55間の略中央部に
位置し前記第2プリント基板14を揺動自在に保持する
基板保持片56が内側に折り曲げ形成されている。
【0051】また、この左側部板48aの前後両垂直片
49,50のうち前方の垂直片49の前方端縁には、前
記左シャーシ取付片35の凸部35aおよび前記左シャ
ーシ係合片36の凸部36aが各々係合する位置決め用
の切欠き49a,49bが形成されている。
【0052】この前方の垂直片49の上方端部には前記
取付ねじh1が挿通するねじ挿通孔49cが設けられて
おり、このねじ挿通孔49cの下方には前記取付ねじa
1が螺合するねじ孔49dおよびこのねじ孔49dの外
側開口周縁に突出するパネル座面49eが設けられてい
る。
【0053】また、この垂直片49の後方端縁下側部に
は、外側側方に突出するホルダー位置決め用の凸部57
aおよび取付ねじk1が螺合するねじ孔57bを有する
段状のホルダー取付片57が一体に設けられている。
【0054】一方、前後両垂直片49,50のうち後方
の垂直片50の後方端縁には、前記左シャーシ取付片4
0の凸部40aおよび前記シャーシ係合片39の凸部3
9aが各々係合する位置決め用の切欠き50a,50b
が形成されている。
【0055】この後方の垂直片50の後方端縁上側部に
は前記取付ねじi1が挿通するねじ挿通孔50cが設け
られており、このねじ挿通孔50cの下方には前記取付
ねじa2が螺合するねじ孔50dおよびこのねじ孔50
dの外側開口周縁に突出するパネル座面50eが設けら
れている。
【0056】また、この垂直片50の前方端縁下側部に
は、外側側方に突出するホルダー位置決め用の凸部58
aおよび取付ねじk2が螺合するねじ孔58bを有する
段状のホルダー取付片58が一体に設けられている。
【0057】〔右側部板〕この右側部板48bは、前後
方向に所定の間隔をもって並列する2つの垂直片59,
60およびこれら両垂直片59,60の上方端縁に連接
する水平片61によって構成されている。
【0058】この右側部板48bの水平片61には前記
第3プリント基板15の右側側縁を保持する基板保持片
62が内側に折り曲げ形成されており、この基板保持片
62の下方には前記各垂直片59,60に連設し前後方
向に所定の間隔をもって並列する2つの基板取付片63
が一体に設けられている。
【0059】この水平片61の基板取付片63には前記
第2プリント基板14の下方移動を規制する段部63a
が形成されており、この段部63aの下方にはバーリン
グ加工によって形成され基板取付側に突出し前記貫通孔
13a内に臨む凸部63bおよびこの凸部63bの軸線
方向に開口する基板取付用の貫通孔63cが設けられて
いる。
【0060】これら各基板取付片63の凸部63bの突
出寸法は前記第1プリント基板13の板厚より若干小さ
い寸法が設定されており、各貫通孔63cの内周面には
取付ねじl1,l2が螺合するねじ部63Aが設けられて
いる。
【0061】また、前後両垂直片59,60のうち前方
の垂直片59の前方端縁には、前記右シャーシ取付片3
5(左シャーシ取付片の符号と同一)の凸部35aおよ
び前記右シャーシ係合片36(左シャーシ取付片の符号
と同一)の凸部36aが各々係合する位置決め用の切欠
き59a,59bが形成されている。
【0062】この前方の垂直片59の上方端部には前記
取付ねじh2が挿通するねじ挿通孔59cが設けられて
おり、このねじ挿通孔59cの下方には前記取付ねじb
1が螺合するねじ孔59dおよびこのねじ孔59dの外
側開口周縁に突出するパネル座面59eが設けられてい
る。
【0063】また、この垂直片59の前方端縁には、外
側側方に突出する位置決め用の凸部64aおよび取付ね
じm1,m2が螺合するねじ孔64bを有し前方に突出す
る段状の取付片64が一体に設けられている。
【0064】一方、前後両垂直片59,60のうち後方
の垂直片60の後方端縁には、前記右シャーシ取付片4
1(左シャーシ取付片の符号と同一)の凸部41a,4
1bが各々係合する位置決め用の切欠き60a,60b
が形成されている。
【0065】この前方の垂直片60の上方端部には前記
取付ねじi2が挿通するねじ挿通孔60cが設けられて
おり、このねじ挿通孔60cの下方には前記取付ねじb
2が螺合するねじ孔60dおよびこのねじ孔60dの外
側開口周縁に突出するパネル座面60eが設けられてい
る。
【0066】〔底部板〕この底部板48cの左右部片お
よび前後部片のうち右部片には、前記第1プリント基板
13の下方端縁に対接する折曲片65が形成されてい
る。
【0067】この折曲片65の前後方向端部には、バー
リング加工によって形成され基板取付側に突出し前記貫
通孔13b内に臨む基板位置決め用の凸部66aおよび
この凸部66aの軸線方向に開口する貫通孔66bを有
する2つの基板取付片66が一体に設けられている。
【0068】これら各基板取付片66の凸部66aの突
出寸法は前記第1プリント基板13の板厚より若干小さ
い寸法に設定されており、各貫通孔66bの内周面には
取付ねじn1,n2が螺合するねじ部66Aが設けられて
いる。
【0069】67は左右方向に開口する貫通窓(図示せ
ず)を有する段状のコネクタ保持片で、前記取付片64
に固定されており、上下各端縁には前記凸部64aが臨
む位置決め孔67bおよび前記取付ねじm1,m2が挿通
するねじ挿通孔67cが設けられている。
【0070】68は前記貫通窓32の内側開口面内に臨
むオートアイリスレンズ用のコネクタで、前記コネクタ
保持片67の貫通窓(図示せず)内に保持され、かつ前
記第1プリント基板13に第6プリント基板69を介し
て実装されている。
【0071】なお、この第6プリント基板69および前
記第1プリント基板13は、コネクタC3によって接続
されている。
【0072】70は前記電源201の左側端部を保持す
るホルダーで、全体が弾性変形可能な熱伝導性部材から
なり、前記シャーシ48の各ホルダー取付片57,58
に固定されている。
【0073】このホルダー70は、前記電源201のハ
ウジング左側側面201aおよび上下端面201b,2
01cの一部を覆うような保持片70aと連結片70b
を有する断面視コ字状のホルダーによって形成されてい
る。
【0074】このホルダー70の各保持片70aの先方
端縁にはスリット71を形成することにより前記電源2
01に押圧接触するへ字状の接触片72が多数個設けら
れており、連結片70bの各前後端縁には前記ホルダー
取付片57,58に対接するシャーシ取付片73,74
が一体に設けられている。
【0075】これら各シャーシ取付片73,74には、
前記各凸部57a,58aが挿通する位置決め孔73
a,74aおよび前記各取付ねじk1,k2が挿通するね
じ挿通孔73b,74bが設けられている。
【0076】75は外部に露呈する偏平面75aを有す
る金具支えで、前記ロワケース17(あるいはアッパー
ケース16)および前記下端板26(あるいは上端板2
1)に跨って取り付けられている。
【0077】この金具支え75の前方端縁には前記取付
ねじe1,e2が挿通するねじ挿通孔75bおよびこれら
両ねじ挿通孔75b間に位置し前記操作ダイヤル31が
挿通するダイヤル挿通孔75cが設けられており、後方
端部には前記偏平面75aに開口し前記取付ねじg1
2が挿通するねじ挿通孔75dが設けられている。
【0078】そして、この金具支え75には前記ねじ挿
通孔75dの前方に位置し前記偏平面75aに開口する
金具挿入孔75eが設けられており、この金具挿入孔7
5eにはその内周面にねじ部76aを有するカメラ取付
用の金具76が固定されている。
【0079】このように構成されたビデオカメラにおい
ては、フロントパネルブロック6,リアパネルブロック
11およびアッパーケース16,ロワケース17によっ
て構成される外筐とシャーシ48が一体化される。
【0080】また、本実施例においては、操作スイッチ
200を実装してなる第1プリント基板13がアッパー
ケース16にシャーシ48を介して位置決めされる。
【0081】さらに、本実施例においては、第1プリン
ト基板13〜第3プリント基板15の各プリント基板同
士の接続が従来のようにマザーボードやケーブルを用い
ない接続構造によって行われる。
【0082】この場合、第2プリント基板14がシャー
シ48に対して揺動自在に保持されているから、各プリ
ント基板13〜15に対するコネクタC1,C2のマウン
ト精度のばらつきを吸収することができる。
【0083】また、シャーシ48に対する第1プリント
基板13の位置決めにバーリング加工によって形成され
た凸部63b,66aを利用することになるから、従来
のように基板位置決め用の突子をバーリング孔の形成位
置と異なる形成位置に設定することを必要とせず、第1
プリント基板13の部品実装面を占める面積の損失を必
要最小限の損失で済ませることができる。
【0084】この他、本実施例においては、ホルダー7
0によって電源201の反実装側端部がシャーシ48に
弾性保持されるから、振動等によって電源201が受け
る衝撃や第1プリント基板13に対する電源201の取
付誤差を吸収することができる。
【0085】また、本実施例において、シャーシ48に
連接するホルダー70を熱伝導性部材によって形成した
ことは、電源201から発散する熱がホルダー70,シ
ャーシ48を介してカメラ筐体3に伝達され、このカメ
ラ筐体3から大気中に放散される。
【0086】この場合、ホルダー70が電源201の一
部を覆うような形状であるから、ホルダー70が電源2
01からの発生熱を一部遮蔽することになる。
【0087】また、多数の接触片72によって電源20
1に対するホルダー70の接触面積を増大させることが
できる。
【0088】なお、本実施例においては、ビデオカメラ
に適用する例を示したが、本発明はこれに限定されず、
他の電子機器にも実施例と同様に適用可能である。
【0089】また、本実施例においては、ホルダー70
によって電源201を保持する場合を示したが、本発明
は例えばコンデンサー等の電子部品を保持しても実施例
と同様の効果を奏する。
【0090】さらに、本発明におけるシャーシの形状お
よび回路基板の個数等は、前述した実施例に限定される
ものでないことは勿論である。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
数の回路基板を内蔵し前後方向に開口する筐体と、この
筐体の前後両開口部に装着され各々が互いに対向する前
後2つのパネルブロックと、これら両パネルブロック間
に介装されかつ筐体に固定され回路基板を保持可能なシ
ャーシとを備えたので、前後2つのパネルブロックおよ
び筐体によって構成される外筐とシャーシが一体化さ
れ、外筐全体の剛性を高めることができる。
【0092】請求項2において、筐体に筐体内外に開口
する貫通窓を設け、この貫通窓の内側開口面内に臨む操
作スイッチをスイッチ搭載用の回路基板に実装したこと
は、この回路基板が筐体にシャーシを介して確実に位置
決めされるから、筐体の貫通窓に対する操作スイッチの
位置精度を高めることもできる。
【0093】請求項3において、筐体内に収納される多
数の回路基板をコネクタによって直列に接続したこと
は、回路基板同士の接続が従来のようにマザーボードお
よびケーブルを用いない接続構造によって行われるか
ら、部品点数を削減することができ、内部容積効率を高
めることができると共に、コストの低廉化を図ることが
できる。
【0094】請求項4において、回路基板の一部がカメ
ラ筐体内に揺動自在に保持したことは、各回路基板に対
するコネクタのマウント精度のばらつきを吸収すること
ができる。
【0095】請求項5において、バーリング加工によっ
て形成され基板取付側に突出する凸部およびこの凸部の
軸線方向に開口する基板取付用の貫通孔を有するシャー
シを筐体内に設け、このシャーシの凸部が臨む位置決め
用の貫通孔を固定用の回路基板に設けたので、シャーシ
に対する回路基板の位置決めにバーリング加工によって
形成された凸部を利用することになるから、従来のよう
に基板位置決め用の凸部をバーリング孔の形成位置と異
なる形成位置に設定することを必要とせず、固定用の回
路基板の部品実装面を占める面積の損失を必要最小限の
損失で済ませることができ、回路基板の表裏面を有効に
利用することができる。
【0096】請求項6において、筐体内に電子部品が実
装された回路基板を設けると共に、この回路基板上の電
子部品を保持するホルダーを固定し、このホルダーを弾
性変形可能な熱伝導性部材によって形成したので、ホル
ダーによって電子部品の反実装側端部が筐体内に弾性保
持されるから、振動等によって電子部品が受ける衝撃や
回路基板に対する電子部品の取付誤差を吸収することが
できるから、回路基板に対する電子部品の揺動による接
続不良発生を防止することができると共に、電子部品の
取付精度を緩和することができる。
【0097】また、ホルダーが熱伝導性部材であること
は、電子部品からの発生熱がホルダーを介して筐体に伝
わり、この筐体から大気中に放散されるから、筐体内の
発生熱のカメラ筐体外への放散効率を高めることができ
る。
【0098】請求項7において、ホルダーは電子部品の
一部を覆うような形状をもつ断面視略コ字状のホルダー
によって形成されていることは、ホルダーが電子部品か
らの発生熱を一部遮蔽することになるから、周辺部品に
対する熱輻射を抑制することができる。
【0099】請求項8において、ホルダーの端縁にスリ
ットを形成することにより電子部品に押圧接触する多数
の接触片を設けたことは、これら接触片によって電子部
品に対するホルダーの接触面積を増大させることができ
るから、筐体外への熱放散効率を一層高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器をビデオカメラに使用し
た場合の全体を分解して示す斜視図。
【図2】同じく本発明における電子機器をビデオカメラ
に使用した場合のシャーシに対する回路基板の取付状態
を分解して示す斜視図。
【図3】本発明における電子機器をビデオカメラに使用
した場合の回路基板の接続状態を示す断面図。
【図4】本発明における電子機器をビデオカメラに使用
した場合のシャーシと回路基板の取付箇所を拡大して示
す分解斜視図。
【図5】本発明における電子機器をビデオカメラに使用
した場合のホルダーによる電子部品の保持状態を示す分
解斜視図。
【図6】従来における回路基板の接続状態を示す正面
図。
【符号の説明】
3…カメラ筐体 6…フロントパネルブロック 11…リアパネルブロック 13…第1プリント基板 14…第2プリント基板 15…第3プリント基板 16…アッパーケース 17…ロワケース 20…貫通窓 48…シャーシ 200…操作スイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の回路基板を内蔵し前後方向に開口
    する筐体と、この筐体の前後両開口部に装着され各々が
    互いに対向する前後2つのパネルブロックと、これら両
    パネルブロック間に介装されかつ前記筐体に固定され前
    記回路基板を保持可能なシャーシとを備えたことを特徴
    とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記筐体に筐体内外に開口する貫通窓を
    設け、この貫通窓の内側開口面内に臨む操作スイッチを
    前記回路基板のうちスイッチ搭載用の回路基板に実装し
    たことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 多数の回路基板を内蔵する筐体を備えた
    電子機器において、前記回路基板をコネクタによって直
    列に接続したことを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 前記回路基板のうち一部の回路基板を前
    記筐体内に固定すると共に、他の回路基板を揺動自在に
    保持したことを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 バーリング加工によって形成され基板取
    付側に突出する凸部およびこの凸部の軸線方向に開口す
    る基板取付用の貫通孔を有するシャーシを前記筐体内に
    設け、このシャーシの凸部が臨む位置決め用の貫通孔を
    前記回路基板のうち固定用の回路基板に設けたことを特
    徴とする請求項4記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 筐体内に電子部品を実装してなる回路基
    板を設けると共に、この回路基板上の電子部品を保持す
    るホルダーを固定し、このホルダーを弾性変形可能な熱
    伝導性部材によって形成したことを特徴とする電子機
    器。
  7. 【請求項7】 前記ホルダーは前記電子部品の一部を覆
    うような形状をもつ断面視略コ字状のホルダーによって
    形成されていることを特徴とする請求項6記載の電子機
    器。
  8. 【請求項8】 前記ホルダーの端縁にスリットを形成す
    ることにより前記電子部品に押圧接触する多数の接触片
    を設けたことを特徴とする請求項7記載の電子機器。
JP6211633A 1994-09-06 1994-09-06 電子機器 Pending JPH0879585A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003189143A (ja) * 2001-12-17 2003-07-04 Sony Corp 撮像装置
US7518673B2 (en) 2005-08-29 2009-04-14 Sony Corporation Electronic apparatus
JP2010230938A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Casio Computer Co Ltd 撮像装置

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