JPH0879570A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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Publication number
JPH0879570A
JPH0879570A JP6215147A JP21514794A JPH0879570A JP H0879570 A JPH0879570 A JP H0879570A JP 6215147 A JP6215147 A JP 6215147A JP 21514794 A JP21514794 A JP 21514794A JP H0879570 A JPH0879570 A JP H0879570A
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JP
Japan
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output
ghost
gcr
outputs
antennas
Prior art date
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Pending
Application number
JP6215147A
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English (en)
Inventor
Nobutaka Hotta
宣孝 堀田
Toshiyuki Sakamoto
敏幸 坂本
Tsutomu Noda
勉 野田
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動体でのテレビジョン受信におけるゴース
ト妨害を低減する。 【構成】 複数のアンテナ101a〜dと、前記複数の
アンテナの出力から映像信号を復調する映像復調手段1
02と、前記映像復調手段の出力からGCR信号を抽出
するGCR抽出手段103と、前記GCR抽出手段の出
力からゴーストのレベルを検出するゴースト検出手段1
04とで構成され、前記映像復調手段102が前記ゴー
スト検出手段104で検出されるゴーストレベルが最小
となるように制御を行なうテレビジョン受像機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機に関
し、更に詳しくは車両等で移動しながら受信する際にお
いてもゴースト妨害の少ない良好な映像信号を得ること
のできる車載用として好適なテレビジョン受像機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車載用のテレビジョン受像機とし
て、特開昭57−14224号公報に示されるようなダ
イバシチアンテナを利用するものがある。図18にダイ
バシチアンテナを利用したテレビジョン受像機の例を示
す。図18に示す従来のテレビジョン受像機は、複数の
アンテナ1a,1b,1c,1dと、アンテナ切替手段
2と、チューナ3と、受信レベル検出手段4と、アンテ
ナ選択手段5と、タイミング発生手段6と、切替手段7
と、出力端子8から構成される。
【0003】次に動作について説明する。
【0004】タイミング発生手段6は、各アンテナの受
信レベルを比較するため、一定周期毎にアンテナ1a,
1b,1c,1dを順次切替るための制御信号を生成し
て、切替手段7にこの制御信号を出力する。また、タイ
ミング発生手段6は、アンテナを順次切替るための制御
信号を切替手段7に出力している間は、切替手段7がこ
の切替制御信号を選択するように制御する。アンテナ切
替手段2は、切替手段7で選択されるアンテナを制御し
て、4本のアンテナの出力のうち1つを選択してチュー
ナ3へ出力する。チューナ3は、アンテナ切替手段2の
出力映像信号を復調してその復調信号を受信レベル検出
手段4と、タイミング発生手段6と、出力端子8へ出力
する。
【0005】受信レベル検出手段4は、チューナ3で復
調された映像信号とタイミング発生手段6から出力され
るアンテナを順次切替るための制御信号とから、各アン
テナで受信した映像信号の振幅を検出して、アンテナ選
択手段5に出力する。アンテナ選択手段5は、受信レベ
ル検出手段4で検出された映像信号の振幅と、タイミン
グ発生手段6から出力されるアンテナの順次切替のため
の制御信号とから映像信号の振幅が最大となるアンテナ
を検出して、切替手段7へ出力する。
【0006】切替手段7は、各アンテナの受信レベルを
比較するためのアンテナ順次切替期間以外においては、
アンテナ選択手段5の出力を選択し、アンテナ選択手段
5で検出されたアンテナを選択するようにアンテナ切替
手段2を制御する。
【0007】このように上記従来例では、一定周期毎に
複数のアンテナから最大受信レベルのアンテナを選択す
るので、移動車両の中でテレビジョン受信を行なう際に
発生する電界変動の影響を少なくでき、良好な映像信号
を得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のテレビジョ
ン受像機では、選択するアンテナを受信レベル(映像信
号の振幅)によって決定していた。しかし、映像信号の
振幅が最大であるアンテナが、必ずしも受信状態が最も
良いアンテナとは限らない。例えば、同相ゴーストが重
畳されている場合には、映像信号の振幅は大きくなる
が、ゴースト妨害により画質は劣化する。このように従
来のテレビジョン受像機では、受信レベルの高さによっ
てアンテナを選択していたので、上記に代表されるよう
な場合にゴースト妨害を受け、常に受信状態が最良のア
ンテナを選択できるというわけではないという問題があ
った。
【0009】そこで本発明では、上記従来技術の問題点
を解決し、ゴースト妨害の少ない良好な映像信号を得る
テレビジョン受像機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によるテレビジョン受像機は、複数のアンテナ
と、前記複数のアンテナの出力から映像信号を復調する
映像復調手段と、前記映像復調手段の出力からGCR信
号を抽出するGCR抽出手段と、前記GCR抽出手段の
出力からゴーストのレベルを検出するゴースト検出手段
とから構成される。
【0011】
【作用】複数のアンテナを用いてテレビジョン信号を受
信して映像復調手段へ出力する。映像復調手段は、映像
信号を復調してGCR抽出手段へ出力する。GCR抽出
手段は、映像復調手段の出力映像信号からGCR信号を
抽出し、ゴースト検出手段によってGCR信号からゴー
ストのレベルを検出して映像復調手段へ出力する。
【0012】映像復調手段は、ゴースト検出手段により
検出されるゴーストレベルが最小となるように制御され
る。したがって、上記従来のテレビジョン受像機では画
像劣化を回避することができなかった場合においても、
受信状態がよいアンテナを選択することができ、移動体
でのテレビジョン受信においてもゴースト妨害の少ない
良好な映像信号を得ることができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明に係るテレビジョン受像機の
構成の第1の実施例を示すブロック図である。第1の実
施例によるテレビジョン受像機は、複数のアンテナ10
1a、101b、101c、101dと、映像復調手段
102と、GCR抽出手段103と、ゴースト検出手段
104と、映像信号の出力端子105からなる。
【0014】次に、本実施例のテレビジョン受像機の動
作を説明する。
【0015】映像復調手段102は、アンテナ101
a,101b,101c,101dの出力から映像信号
を復調してその復調信号をGCR抽出手段103と、出
力端子105へそれぞれ出力する。GCR抽出手段10
3は映像復調手段102の出力の映像信号からGCR信
号を抽出してゴースト検出手段104へ出力する。GC
R(ゴーストキャンセルレファレンス)信号とは、放送
局側でゴースト除去のため、図4に示す垂直ブランキン
グ区間内の第18H及び第281H(Hは水平期間)に
多重伝送された基準信号である。
【0016】ゴースト検出手段104は、GCR抽出手
段103で抽出されたGCR信号からGCR信号の振幅
やゴーストのレベルなどを検出して映像復調手段102
へ出力する。映像復調手段102は、ゴースト検出手段
104で検出されるゴーストレベルが最小となるように
制御を行なう。ゴーストレベルを最小とする手段として
は、例えば複数のアンテナからゴーストレベルの低いア
ンテナを選択したり、あるいは複数のアンテナ出力また
はこれを中間周波数などに変換した信号を合成してアン
テナに指向性を持たせる方法などがある。
【0017】図2に、図1に示したGCR抽出手段10
3の具体的構成の1例を示す。
【0018】図2のGCR抽出手段103は、4フィー
ルド遅延手段1042と、減算手段1043からなり、
さらに図1における映像復調手段102の出力の入力端
子1041に接続され、出力端子1045でゴースト検
出手段104に接続される。
【0019】GCR信号は、前述のように放送局側でゴ
ースト除去のための基準信号として、第18Hおよび第
281Hに多重して伝送され、図4(a)から(h)に
示すように8フィールドシーケンスで挿入されている。
GCR信号は、4フィールド間での減算処理により取り
出すことができ、前のラインからのゴースト成分,水平
同期信号,カラーバースト信号などの不要な成分を除去
することができる。図5(a)から(h)に、4フィー
ルド間の減算処理によって得られる信号を示す。入力端
子1041より入力される図1の映像復調手段102の
出力映像信号を4フィールド遅延手段1042で4フィ
ールド遅延させて減算手段1043へ出力する。減算手
段1043は、入力端子1041より入力される図1の
映像復調手段102の出力映像信号から4フィールド遅
延手段1042の出力を減算して抽出したGCR信号を
出力端子1045から出力する。出力端子1045に
は、図5に示すような正または負の極性のGCR信号が
得られる。
【0020】以上本構成例によれば、GCR抽出手段1
03は毎フィールドGCR信号を抽出することができ
る。
【0021】なお、本構成例では、減算手段1043に
おいて図1の映像復調手段102の出力から4フィール
ド遅延手段1042の出力を減算してGCR信号を抽出
しているが、4フィールド遅延手段1042の出力から
図1の映像復調手段102の出力を減算してGCR信号
を抽出してもよいことはいうまでもない。
【0022】図1におけるゴースト検出手段104の具
体的構成の1例を図3に示す。図3のゴースト検出手段
104は、微分手段403と、演算手段404からな
り、図1のGCR抽出手段103の出力の入力端子40
1と、ゴースト検出手段104の出力端子402に接続
される。
【0023】図6に、図3の動作説明図を示す。
【0024】図3及び図6を用いてゴースト検出手段1
04の動作を説明する。
【0025】微分手段403は、入力端子401から入
力される図1のGCR抽出手段103で抽出されたGC
R信号を微分してsinx/x波形にする。例えば、図
6(a)において斜線部で示すゴーストが重畳されたG
CR信号は、微分処理操作により図6(b)に示す信号
となる。図6(b)において、m1はGCR信号の前エ
ッジ成分(主信号)、g1はゴースト信号、mb1はG
CR信号の後エッジ成分、gb1はゴーストの後エッジ
成分である。図6(b)に示すように、GCR信号に微
分処理を施すことにより、主信号m1とゴースト信号g
1を分離することができる。
【0026】演算手段404は、微分手段403の出力
から主信号の振幅やゴーストのレベルなどを演算して、
その結果を出力端子402へ出力する。なお、ゴースト
レベルの検出に不要なGCR信号やゴーストの後エッジ
の信号は、GCR信号の前エッジからの時間を演算する
ことで分離可能である。また、図6の例では、正の極性
のGCR信号と同相のゴーストが重畳した場合を示した
が、負の極性のGCR信号や逆相ゴースト重畳時も同様
の操作で、ゴーストレベル等を検出できることはいうま
でもない。
【0027】このように本構成例により、ゴースト信号
が重畳したGCR信号からGCR信号の振幅やゴースト
のレベルを検出することができる。
【0028】以上、本実施例によれば、映像復調手段1
02が映像信号を復調する際に、ゴースト検出手段で検
出される複数のアンテナからGCR信号の振幅が大きく
ゴーストレベルの低いアンテナを選択するか、あるいは
複数のアンテナ出力またはこれを中間周波数などに変換
した信号を合成することでゴースト妨害を低減する。し
たがって、移動体におけるテレビジョン受信において
も、ゴーストの少ない良好な映像信号を得ることができ
る。
【0029】図7は、本発明に係るテレビジョン受像機
の第2の実施例を示すブロック図である。本実施例のテ
レビジョン受像機は、複数のアンテナ101a,101
b,101c,101dと、切替制御手段1021とア
ンテナ切替手段1022とチューナ1023からなる映
像復調手段102と、GCR抽出手段103と、ゴース
ト検出手段104と、出力端子105とから構成され
る。なお、図7において図1と同一符号は同一機能を示
す。
【0030】次に本実施例のテレビジョン受像機の動作
を説明する。
【0031】本実施例のテレビジョン受像機は、複数の
アンテナの出力からゴーストレベルの低いアンテナを選
択することで、ゴースト妨害の少ない映像信号を得る。
アンテナ切替手段1022は、アンテナ101a,10
1b,101c,101dの出力のうち1つを選択して
チューナ1023へ出力する。切替制御手段1021
は、アンテナ切替手段1022を制御して各アンテナで
受信したGCR信号の比較のためのアンテナ切替を行わ
せる。チューナ1023は、アンテナ切替手段1022
の出力から映像信号を復調してGCR抽出手段103,
切替制御手段1021,出力端子105へそれぞれ出力
する。
【0032】GCR抽出手段103は、チューナ102
3の出力の映像信号からGCR信号を抽出してゴースト
検出手段104へ出力する。ゴースト検出手段104
は、GCR抽出手段103で抽出されるGCR信号から
GCR信号の振幅やゴーストのレベルなどを検出して、
切替制御手段1021へ出力する。切替制御手段102
1は、チューナ1023の出力の映像信号から個々のア
ンテナで受信したテレビジョン信号に少なくともGCR
信号の多重期間が含まれるようにアンテナ切替手段10
22のアンテナ切替を制御する。切替制御手段1021
は、このアンテナ切替毎にゴースト検出手段104で検
出されるGCR信号の振幅やゴーストのレベルから、G
CR信号の振幅が大きく、ゴーストのレベルの低い最適
なアンテナを選択するようにアンテナ切替手段1022
を制御する。
【0033】GCR抽出手段103は、第1の実施例と
同様の構成(図2参照)で実現することができるが、こ
の場合、各アンテナで受信したGCR信号を正しく抽出
するため、減算手段1043は同一のアンテナで受信し
た映像信号に対して4フィールド間の減算を行う必要が
あるので、図7の切替制御手段1021は、アンテナ切
替を行う際に、一度選択したアンテナを4フィールド後
に再度選択するようにアンテナ切替手段1022を制御
する。
【0034】例えば、図7のようにアンテナが4本の場
合にはフィールド毎に順次アンテナ切替を行うようにし
て、4フィールド後に同じアンテナに切替るようにして
もよい。この場合には、フィールド毎に4本のアンテナ
のうちの1本のアンテナで受信したGCR信号を更新で
きるので、フィールド毎に最適なアンテナ検出して、こ
れを選択することが可能である。
【0035】以上本実施例によれば、各アンテナで受信
したGCR信号を比較して、受信レベルが高く、ゴース
トレベルの低い最適なアンテナを選択するので、移動体
でのテレビジョン受信においてもゴーストの少ない良好
な映像信号を得ることができる。
【0036】図8に、図7における切替制御手段102
1の具体的構成の1例を示す。
【0037】図8において、切替制御手段1021は、
最適アンテナ検出手段1051と、タイミング発生手段
1052と、切替手段1053と、図7のGCR抽出手
段103の出力の入力端子1054と、図7のチューナ
1023の出力の入力端子1055と、図7のアンテナ
切替手段1022のアンテナ切替を制御する信号の出力
端子1056から構成される。
【0038】次に、切替制御手段1021の動作を説明
する。
【0039】タイミング発生手段1052は、入力端子
1055から入力される図7のチューナ1023の出力
の映像信号を用いて、任意の周期毎に少なくともGCR
信号の多重期間を含む期間に、図7のアンテナ切替手段
1022のアンテナ切替を制御する信号と、切替手段1
053を制御するタイミング信号を生成する。切替手段
1053は、タイミング発生手段1052のタイミング
信号によって選択する信号を制御され、アンテナ切替期
間中はタイミング発生手段1052から出力されるアン
テナ切替の制御信号を選択して出力端子1056から図
7のアンテナ切替手段1022へ出力する。最適アンテ
ナ検出手段1051は、タイミング発生手段1052か
ら出力されるアンテナ切替の制御信号と、入力端子10
54から入力される図7のゴースト検出手段104の出
力から、GCR信号の振幅が大きくゴーストのレベルの
低いアンテナを選択するための制御信号を切替手段10
53へ出力する。切替手段1053は、アンテナ切替以
外の期間は最適アンテナ検出手段1051の出力を選択
して出力端子1056へ出力して、最適アンテナ検出手
段1051が検出したアンテナを図7のアンテナ切替手
段1022が選択するように制御する。
【0040】このように本構成例によれば、切替制御手
段1021は、一定周期毎にGCR信号の振幅が大きく
ゴーストのレベルの低いアンテナを検出し、これを選択
するように図7のアンテナ切替手段1022を制御する
ので、移動体でのテレビジョン受信においても常にゴー
ストの少ない良好な受信状態を保つことができる。
【0041】なお、本実施例において、最適アンテナ検
出手段1051でタイミング発生手段1052を制御し
て、GCR信号の振幅が設定値以下になったり、ゴース
トのレベルが設定値以上となった場合のみにアンテナ切
替動作をさせるようにしてもよい。この場合には、最適
アンテナ検出手段1051で選択されるアンテナが入れ
替わる頻度が減少し、各アンテナが受信した電波の伝搬
経路の異なる場合などに発生する映像信号の同期の乱れ
を低減する効果がある。
【0042】図9に本発明に係るテレビジョン受像機の
第3の実施例を示す。本実施例のテレビジョン受像機の
映像復調手段102は、チューナ1031と、移相手段
1032と、加算手段1034と、位相制御手段103
5を具備する。なお、図9において図1と同一符号は同
一機能を示す。
【0043】次に本実施例のテレビジョン受像機の動作
を説明する。
【0044】本実施例のテレビジョン受像機は、2本の
アンテナ出力を合成して、アンテナに指向性を持たせる
ことでゴースト妨害を低減する。移相手段1032は、
アンテナ101aの出力信号の位相をシフトして加算手
段1034へ出力する。この移相手段1032における
位相シフト量は位相制御手段1035により制御され
る。加算手段1034は、移相手段1032の出力とア
ンテナ101bの出力とを加算してチューナ1031へ
出力する。
【0045】このようにアンテナの出力の位相をシフト
して合成する例としては、特開昭54−32022号公
報に記載のものが知られており、この合成時の位相のシ
フト量を変えることで、合成のアンテナの指向性を変化
させることができる。したがって、合成によりアンテナ
の指向ビーム方向を希望波の方向に向けたり、ヌル点を
反射波の方向に向けることで、ゴースト妨害を低減する
ことができる。
【0046】チューナ1031は、加算手段1034の
出力から映像信号を復調してその復調信号を位相制御手
段1035と、GCR抽出手段103と、出力端子10
5へ出力する。GCR抽出手段103は、チューナ10
31で復調された映像信号からGCR信号を抽出する。
ゴースト検出手段104は、GCR抽出手段103で抽
出されたGCR信号からGCR信号の振幅やゴーストレ
ベルを検出して位相制御手段1035へ出力する。位相
制御手段1035は、ゴースト検出手段104の出力を
監視し、GCR信号の振幅が大きく、ゴーストのレベル
が低くなるように移相手段1032における位相シフト
量を制御する。
【0047】以上本実施例では、複数のアンテナの出力
を合成してアンテナに指向性を持たせ、位相制御手段1
035が合成時の位相シフト量を制御して、アンテナの
指向性を最適状態にするので、移動体でのテレビジョン
受信においても、ゴースト妨害の少ない良好な映像信号
を得ることができる。
【0048】図10に本発明に係るテレビジョン受像機
の第4の実施例を示す。本実施例のテレビジョン受像機
の映像復調手段102は、複数のアンテナ101a,1
01b,101c,101dから1本のアンテナを選択
するアンテナ切替器1024および1026からなるア
ンテナ切替手段1020と、切替制御手段1025を具
備する。本実施例のテレビジョン受像機は、アンテナ切
替手段1020が複数のアンテナから2本のアンテナを
選択して、アンテナ出力の合成を行なう点で図9に示し
た先の実施例と異なる。なお、図10において、図7お
よび図9と同一符号は同一機能を示す。
【0049】次に本実施例のテレビジョン受像機の動作
を説明する。
【0050】アンテナ切替手段1020は、アンテナ切
替器1024および1026で構成される。アンテナ切
替器1024は、アンテナ101a、101b,101
c,101dの出力の1つを選択して移相手段1032
へ出力する。このアンテナ切替器1024におけるアン
テナ選択は、切替制御手段1025により制御される。
同様にアンテナ切替器1026は、アンテナ101a,
101b,101c,101dの出力のうち1つを選択
して加算手段1034へ出力する。このアンテナ切替器
1026におけるアンテナ選択も切替制御手段1025
により制御される。これらの選択された2つのアンテナ
出力を合成してアンテナの指向性を最適にして、ゴース
ト妨害を低減する。
【0051】なお、本実施例の移相手段1032、位相
制御手段1035、チューナ1031およびGCR抽出
手段103ならびにゴースト検出手段104の動作につ
いては、図9に示した実施例と同様であるので詳細な説
明は省略する。
【0052】次に、切替制御手段1025の動作につい
て説明する。
【0053】切替制御手段1025は、ゴースト検出手
段104の出力から最適な組合せとなるアンテナを検出
して、これらを選択するようにアンテナ切替器1024
および1026を制御する。切替制御手段1025が選
択するアンテナの組合せの例としては、GCR信号振幅
が大きくゴーストレベルの低い組合せや、主信号および
ゴーストのタイミングが同一な組合せなどがある。GC
R信号振幅が大きくゴーストレベルの低いアンテナの組
合せの場合には、上述したようなアンテナ合成によって
さらにゴーストレベルを下げることができる。また、主
信号およびゴーストのタイミングが同一な組合せの場合
には、アンテナ合成時にタイミングのずれによる映像信
号の歪が発生しない効果を奏する。
【0054】次に、選択アンテナ組合せ決定のための切
替制御手段1025によるアンテナ切替手段制御につい
て説明する。
【0055】切替制御手段1025は、チューナ103
1の出力の映像信号から必要なタイミング生成を行な
い、アンテナ切替器1024,1026を制御してアン
テナ切替を行なわせる。この際、切替制御手段1025
は、GCR抽出手段103が各アンテナ別にGCR信号
を抽出できるように、アンテナ切替器1024,102
6が同じアンテナを選択するよう制御する。さらに、切
替制御手段1025は、位相制御手段1035を制御し
て移相手段1032における位相シフト量を0にして、
加算手段1034が同じアンテナの出力が同じ位相で加
算して最大振幅の出力が得られるように制御する。これ
により、チューナ1031で復調して得られる映像信号
のS/Nを向上させることができる。なお、切替制御手
段1025が位相制御手段1035を制御して、移相手
段1032の出力を遮断することによっても、GCR抽
出手段103は各アンテナ別にGCR信号を抽出でき
る。
【0056】以上本実施例によれば、切替制御手段10
25が複数のアンテナから最適なアンテナの組合せを選
択し、これらのアンテナ出力を合成してアンテナに指向
性を持たせ、その指向性が最適になるように位相制御手
段1035がアンテナ出力の合成時の位相を制御を行う
ので、移動体でのテレビジョン受信においてもゴースト
妨害の少ない良好な映像信号を得ることができる。
【0057】なお、アンテナ間の設置距離が短く、アン
テナの出力の合成を行っても希望する指向性が得られな
い場合には、切替制御手段1025は、あらかじめ設置
距離が短いアンテナの組合せを選択しないようにアンテ
ナ切替器1026および1024を制御してもよい。ま
た、受信状態の良いアンテナが1本しか無い場合には、
切替制御手段1025はアンテナ切替器1024および
1026を制御して、両方がそのアンテナを選択しても
良い。この場合、切替制御手段1025は位相制御手段
1035を制御して、移相手段1032における位相の
シフト量を0とし、加算手段1034での加算が同じ位
相で行われるようにすれば、加算手段1034の出力の
振幅が最大とすることができ、復調された映像信号のS
/Nを向上させることができる。
【0058】図11に、図10における切替制御手段1
025の具体的構成の1例を示す。本構成例の切替制御
手段1025は、切替手段1053および1057と、
最適アンテナ検出手段1051と、タイミング発生手段
1052を具備する。さらに、切替制御手段1025
は、ゴースト検出手段104からの出力の入力端子10
54は、チューナ1031よりの出力映像信号の入力端
子1055ならびに出力端子1056、1058および
1059を具備している。なお図11において、図8と
同一符号は同一機能を示す。
【0059】次に本構成例の切替制御手段1025の動
作を説明する。
【0060】タイミング発生手段1052は、入力端子
1055から入力される図10のチューナ1031の出
力映像信号を用いて、任意の周期毎に少なくともGCR
信号の多重期間を含む期間に、図10のアンテナ切替器
1024および1026のアンテナ切替を制御する信号
と、切替手段1053および1057を制御するタイミ
ング信号を生成する。切替手段1053および1057
は、タイミング発生手段1052のアンテナ切替のタイ
ミング信号によって選択する信号を制御され、アンテナ
切替期間中はタイミング発生手段1052から出力され
るアンテナ切替の制御信号を選択して、これを出力端子
1056および1058からそれぞれ図10のアンテナ
切替器1026および1024へ出力する。また、タイ
ミング発生手段1052は、アンテナ切替のタイミング
信号を出力端子1059から図10の位相制御手段10
35へ出力し、アンテナ切替時の移相手段1032の位
相シフト量を制御する。
【0061】最適アンテナ検出手段1051は、タイミ
ング発生手段1052より出力されるアンテナ切替の制
御信号と、入力端子1054から入力される図10のゴ
ースト検出手段104の出力から、各アンテナで受信し
たGCR信号の振幅とゴーストのレベルを監視し、これ
らの中からGCR信号の振幅が大きくゴーストのレベル
の低い最適なアンテナの組合せを選択するための制御信
号を切替手段1053および1057へ出力する。切替
手段1053は、アンテナ切替以外の期間は最適アンテ
ナ検出手段1051の出力を選択して出力端子1056
へ出力して、最適アンテナ検出手段1051が検出した
アンテナを図10のアンテナ切替器1026が選択する
ようにする。同様に、切替手段1057は、アンテナ切
替以外の期間は最適アンテナ検出手段1051の出力を
選択して出力端子1058へ出力して、最適アンテナ検
出手段1051が検出したアンテナを図10のアンテナ
切替器1024が選択するようにする。
【0062】以上本構成例によれば、最適アンテナ検出
手段1051が任意の周期毎に最適なアンテナの組合せ
を検出し、これを選択するように図10のアンテナ切替
器1026、1024を制御するので、移動体でのテレ
ビジョン受信においてもゴーストの少ない良好な映像信
号を得ることができる。
【0063】なお本構成例において、最適アンテナ検出
手段1051でタイミング発生手段1052を制御し
て、GCR信号の振幅が設定値以下になったり、ゴース
トのレベルが設定値以上となった場合のみにアンテナ切
替動作をさせるようにしてもよい。この場合には、最適
アンテナ検出手段1051で選択されるアンテナの組合
せが入れ替わる頻度が減少し、各アンテナが受信した電
波の伝搬経路が異なる場合などに発生する映像信号の同
期の乱れなどを低減する効果がある。
【0064】本発明に係るテレビジョン受像機の第5の
実施例を図12に示す。
【0065】本実施例のテレビジョン受像機の映像復調
手段102は、選局・局発手段2001と、周波数変換
手段2002および2003と、移相手段2004と、
加算手段2006と、中間波映像復調手段2007と、
位相制御手段2008から構成される。本実施例のテレ
ビジョン受像機は、中間周波数の信号で合成を行う点で
図9に示した実施例と異なる。なお図12において、図
9と同一符号は同一機能を示す。
【0066】次に本実施例のテレビジョン受像機の動作
を説明する。
【0067】周波数変換手段2002は、選局・局発手
段2001から出力される局部発振信号を用いて、アン
テナ101aの出力を中間周波数の信号に変換する。同
様にして周波数変換手段2003は、選局・局発手段2
001から出力される局部発振信号を用いて、アンテナ
101bの出力を中間周波数の信号に変換する。移相手
段2004は、周波数変換手段2002の出力の位相を
シフトして加算手段2006へ出力する。この移相手段
2004における位相のシフト量は、位相制御手段20
08により制御される。加算手段2006は、移相手段
2004の出力と周波数変換手段2003の出力とを加
算して中間波映像復調手段2007へ出力する。アンテ
ナの合成の指向性は、この加算時の信号の位相によって
決定される。中間波映像復調手段2007は加算手段2
006の出力から映像信号を復調してGCR抽出手段1
03と、出力端子105へ出力する。GCR抽出手段1
03は、中間波映像復調手段2007の出力からGCR
信号を抽出してゴースト検出手段104へ出力する。ゴ
ースト検出手段104は、GCR抽出手段103の出力
からGCR信号振幅やゴーストレベルなどを検出して位
相制御手段2008へ出力する。位相制御手段2008
は、ゴースト検出手段104の出力からGCR信号の振
幅が大きく、ゴーストレベルが低くなるように移相手段
2004の位相シフト量を制御する。
【0068】以上本実施例では、アンテナの出力を中間
周波数の信号に変換してから合成するので、合成する信
号の周波数が受信チャネルによって変化することなく、
移相手段2004による位相のシフトを正確に行うこと
ができる。これにより、合成によるアンテナの指向性の
制御を正確に行うことができるので、移動体におけるテ
レビジョン受信においてもゴースト妨害を容易に低減で
きる。
【0069】本発明に係るテレビジョン受像機の第6の
実施例を図13に示す。
【0070】本実施例のテレビジョン受像機の映像復調
手段102は、複数のアンテナから2本のアンテナを選
択するアンテナ切替手段1020と、これを制御する切
替制御手段1025を設けた点が図12に示した実施例
と異なる。即ち、アンテナ切替手段1020は、アンテ
ナ切替器1024および1026から構成される。なお
図13において、図10および図12と同一符号は同一
機能を示す。
【0071】次に本実施例のテレビジョン受像機の動作
を説明する。切替制御手段1025は、アンテナ切替器
1024および1026を制御して最適な組合せのアン
テナを選択させる。これらの動作は図10の実施例と同
様であるので詳細な説明は省略する。また、その他につ
いては図12の実施例と同様であるので詳細な説明は省
略する。
【0072】以上本実施例では、複数のアンテナから最
適なアンテナの組合せを選択し、選択した2本のアンテ
ナの出力を中間周波数の信号に変換して合成し、合成時
の信号の位相を制御して、合成のアンテナの指向性を最
適にしてゴースト妨害を低減する。このように、アンテ
ナの出力を中間周波数の信号に変換してから合成するの
で、合成する信号の周波数が受信チャネルによって変化
することなく、移相手段2004による位相のシフトを
正確に行うことができる。よって、合成によるアンテナ
の指向性の制御を正確に行うことができ、移動体でのテ
レビジョン受信においてもゴースト妨害を容易に低減で
きる。そして、複数のアンテナから最適なアンテナの組
合せを選択するので、ゴースト低減効果を増大させるこ
とができる。
【0073】なお、アンテナ間の設置距離が短く、信号
の合成を行っても希望する指向性が得られない場合に
は、切替制御手段1025は、あらかじめ設置距離が短
いアンテナの組合せを選択しないようにアンテナ切替器
1026および1024を制御してもよい。また、受信
状態の良いアンテナが1本しか無い場合には、切替制御
手段1025はアンテナ切替器1024および1026
を制御して、両方がそのアンテナを選択しても良い。こ
の場合、切替制御手段1025は位相制御手段2008
を制御して、移相手段2004における位相のシフト量
を0とし、加算手段1034での加算が同じ位相で行わ
れるようにすれば、加算手段1034の出力の振幅が最
大とすることができ、復調された映像信号のS/Nを向
上させることができる。
【0074】図14に本発明に係るテレビジョン受像機
の第7の実施例を示す。
【0075】本実施例のテレビジョン受像機の映像復調
手段102は、移相手段3001と、位相制御手段30
02を具備する。本実施例では、選局・局発手段200
1から出力される局部発振信号の位相を変化させること
によって合成のアンテナ指向性を変化させる点が図12
の実施例と異なる。なお、図14において図12と同一
符号は同一機能を示す。
【0076】次に、本実施例のテレビジョン受像機の動
作を説明する。
【0077】移相手段3001は、選局・局発手段20
01から出力される局部発振信号の位相をシフトして周
波数変換手段2002へ出力する。この移相手段300
1における位相のシフト量は位相制御手段3002によ
り制御される。周波数変換手段2002は、移相手段3
001の出力を用いてアンテナ101aの出力を中間周
波数の信号に変換する。同様にして周波数変換手段20
03は、選局・局発手段2001から出力される局部発
振信号を用いてアンテナ101bの出力を中間周波数の
信号に変換する。加算手段2006は、周波数変換手段
2002の出力と周波数変換手段2003の出力とを加
算して中間波映像復調手段2007へ出力する。アンテ
ナの合成の指向性は、加算時の信号の位相差によって決
定され、信号の位相差は移相手段3001での位相シフ
ト量で制御される。中間波映像復調手段2007は、加
算手段2006の出力から映像信号を復調して、GCR
抽出手段103と、出力端子1103へ出力する。ゴー
スト検出手段104は、GCR抽出手段103の出力か
らGCR信号振幅やゴーストレベルなどを検出して位相
制御手段3002へ出力する。位相制御手段3002
は、ゴースト検出手段104の出力を監視して、GCR
信号の振幅が大きく、ゴーストレベルが低くなるように
移相手段3001の位相のシフト量を制御して、合成に
よるアンテナ指向性を最適にする。
【0078】以上本実施例によれば、選局・局発手段2
001の局部発振信号の位相を移相手段3001でシフ
トさせる。局部発振信号は周波数帯域幅を持たない単一
の信号であるので、位相制御手段3002は移相手段3
001の位相のシフト量を正確に制御することができ
る。したがって、この合成によるアンテナの指向性の制
御を正確に行うことができ、移動体でのテレビジョン受
信においてもゴースト妨害を容易に低減できる。
【0079】図15に本発明に係るテレビジョン受像機
の第8の実施例を示す。
【0080】本実施例のテレビジョン受像機の映像復調
手段102は、複数のアンテナから2本のアンテナを選
択するアンテナ切替手段1020と、これを制御する切
替制御手段1025を設けた点が図14の実施例と異な
る。即ち、アンテナ切替手段1020は、アンテナ切替
器1024および1026で構成される。なお図15に
おいて、図10および図14と同一符号は同一機能を示
す。
【0081】次に、本実施例のテレビジョン受像機の動
作について説明する。
【0082】切替制御手段1025は、アンテナ切替器
1024および1026を制御して最適な組合せのアン
テナを選択させる。これらの動作は、図10の実施例と
同様であるので詳細な説明は省略する。また、その他に
ついても図14の実施例と同様であるので詳細な説明は
省略する。
【0083】以上本実施例では、複数のアンテナから最
適なアンテナの組合せを選択し、これらの出力を異なる
位相の局部発信信号を用いて中間周波数の信号に変換す
ることによって、変換後の信号に位相差を持たせる。ア
ンテナの合成の指向性は、中間周波数の信号の位相差す
なわち局部発信信号の位相差で決定される。位相制御手
段3002が、局部発信信号の位相をシフトする移相手
段3001の位相シフトの量を制御して合成のアンテナ
の指向性を最適にしてゴースト妨害を低減する。局部発
信信号は、周波数帯域幅を持たない単一周波数の信号で
あるので、移相手段3001による位相のシフトを正確
に行うことができる。これによって、合成によるアンテ
ナの指向性の制御を正確に行うことができるので、移動
体でのテレビジョン受信においてもゴースト妨害を容易
に低減できる。また、複数のアンテナから最適なアンテ
ナの組合せを選択するので、ゴースト低減効果を増大さ
せることができる。
【0084】なお、アンテナ間の設置距離が短く、信号
の合成を行っても希望する指向性が得られない場合に
は、切替制御手段1025は、あらかじめ設置距離が短
いアンテナの組合せを選択しないようにアンテナ切替器
1026および1024を制御してもよい。また、受信
状態の良いアンテナが1本しか無い場合には、切替制御
手段1025はアンテナ切替器1024および1026
を制御して、両方がそのアンテナを選択しても良い。こ
の場合、切替制御手段3002は位相制御手段3001
を制御して、移相手段3001における位相のシフト量
を0とし、加算手段1034での加算が同じ位相で行わ
れるようにすれば、加算手段1034の出力の振幅が最
大とすることができ、復調された映像信号のS/Nを向
上させることができる。
【0085】図16に本発明に係るテレビジョン受像機
の第9の実施例を示す。本実施例のテレビジョン受像機
の映像復調手段102は、ナイキストフィルタ4001
および4002と、搬送波再生手段4003と、映像検
波手段4004および4005と、移相手段4006
と、加算手段4008と、位相制御手段4009を具備
する。本実施例では、搬送波再生手段4003で再生さ
れた搬送波の位相を変化させることにより合成のアンテ
ナ指向性を変化させる点が図14の実施例と異なる。な
お、図16において図14と同一符号は同一機能を示
す。
【0086】次に本実施例のテレビジョン受像機の動作
について説明する。
【0087】周波数変換手段2002は、選局・局発手
段2001から出力される局部発振信号を用いて、アン
テナ101aの出力を中間周波数の信号に変換してナイ
キストフィルタ4001へ出力する。同様に、周波数変
換手段2003は選局・局発手段2001から出力され
る局部発振信号を用いて、アンテナ101bの出力を中
間周波数の信号に変換してナイキストフィルタ4002
へ出力する。ナイキストフィルタ4001は、周波数変
換手段2002の出力のVSB特性を補正して映像検波
手段4004へ出力する。同様に、ナイキストフィルタ
4002は、周波数変換手段2003の出力のVSB特
性を補正して映像検波手段4005へ出力する。搬送波
再生手段4003は、ナイキストフィルタ4002の出
力から搬送波を再生して映像検波手段4005および移
相手段4006へ出力する。移相手段4006は、搬送
波再生手段4003の出力信号の位相をシフトして映像
検波手段4004へ出力する。映像検波手段4004
は、移相手段4006の出力を用いてナイキストフィル
タの出力から映像信号を検波して加算手段4008へ出
力する。また、映像検波手段4005は、搬送波再生手
段4003の出力を用いてナイキストフィルタ4002
の出力から映像信号を検波して加算手段4008へ出力
する。加算手段4008は、映像検波手段4004、4
005の出力を加算して得られる映像信号をGCR抽出
手段103、出力端子1103へ出力する。ゴースト検
出手段104は、GCR抽出手段103の出力からGC
R信号振幅やゴーストレベルなどを検出して位相制御手
段4009へ出力する。位相制御手段4009は、ゴー
スト検出手段105の出力を監視して、GCR信号の振
幅が大きく、ゴーストレベルが低くなるように移相手段
4006の位相シフト量を制御して、合成のアンテナの
指向性を最適にする。
【0088】以上本実施例によれば、搬送波再生手段4
003で再生した搬送波の位相を移相手段3001でシ
フトさせる。この搬送波は周波数帯域幅を持たない単一
の信号であり、かつ受信チャネルによっても周波数が変
化しないので位相制御手段4009は移相手段4006
の位相のシフト量を正確に制御することができる。した
がって、この合成によるアンテナの指向性の制御を正確
に行うことができるので、移動体でのテレビジョン受信
においてもゴースト妨害を容易に低減できる。
【0089】図17に本発明に係るテレビジョン受像機
の第10の実施例を示す。
【0090】本実施例のテレビジョン受像機の映像復調
手段102は、複数のアンテナから2本のアンテナを選
択するアンテナ切替手段1020と、これらを制御する
切替制御手段1025を設けた点が図16の例と異な
る。即ち、アンテナ切替手段1020は、アンテナ切替
器1024および1026で構成され、これらを制御す
る切替制御手段1025を具備する。なお図17におい
て、図10および図16と同一符号は同一機能を示す。
【0091】次に本実施例のテレビジョン受像機の動作
について説明する。
【0092】切替制御手段1025は、アンテナ切替器
1024および1026を制御して最適な組合せのアン
テナを選択させる。これらの動作は図10の実施例と同
様であるので詳細な説明は省略する。また、その他につ
いても図16の実施例と同様であるので詳細な説明は省
略する。
【0093】以上本実施例では、異なる位相の搬送波を
用いて検波した映像信号を合成する。この搬送波の位相
は移相手段4006でシフトされ、この移相シフト量を
移相制御手段4009によって制御して、合成のアンテ
ナの指向性を最適にしてゴースト妨害を低減する。した
がって、搬送波は周波数帯域幅を持たない単一周波数の
信号であり、かつ受信チャネルによっても周波数が変化
しないので、移相制御手段4009は移送手段4006
の位相のシフトの制御を正確に行うことが出来る。これ
により、合成によるアンテナの指向性の制御を正確に行
うことが出来るので、移動体でのテレビジョン受信にお
いてもゴースト妨害を容易に低減できる。また、複数の
アンテナから最適なアンテナの組合せを選択するので、
ゴースト低減効果を増大させることが出来る。
【0094】なお、アンテナ間の設置距離が短く、アン
テナの出力の合成を行っても希望する指向性が得られな
い場合には、切替制御手段1025は、あらかじめ設置
距離が短いアンテナの組合せを選択しないようにアンテ
ナ切替器1026および1024を制御してもよい。ま
た、受信状態の良いアンテナが1本しか無い場合には、
切替制御手段1025はアンテナ切替器1024および
1026を制御して、両方がそのアンテナを選択しても
良い。この場合、切替制御手段1025は位相制御手段
4009を制御して、移相手段4006における位相の
シフト量を0とし、加算手段1034での加算が同じ位
相で行われるようにすれば、加算手段1034の出力の
振幅が最大とすることができ、復調された映像信号のS
/Nを向上させることができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、映
像復調手段がゴースト検出手段が検出するゴーストレベ
ルを最小にするように制御を行なうので、ゴースト妨害
の少ない良好な映像信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテレビジョン受像機の第1の実施
例を示すブロック図。
【図2】図1のGCR抽出手段の具体的構成例を示すブ
ロック図。
【図3】図1のゴースト検出手段の具体的構成例を示す
ブロック図。
【図4】GCR信号の8フィールドシーケンスを示す波
形図。
【図5】図2のGCR抽出手段の動作説明図。
【図6】図3における演算手段の動作説明図。
【図7】本発明に係るテレビジョン受像機の第2の実施
例を示すブロック図。
【図8】図7の切替制御手段の具体的構成例を示すブロ
ック図。
【図9】本発明の第3の実施例を示すブロック図。
【図10】本発明の第4の実施例を示すブロック図。
【図11】図10における切替制御手段の具体的構成例
を示すブロック図。
【図12】本発明の第5の実施例を示すブロック図。
【図13】本発明の第6の実施例を示すブロック図。
【図14】本発明の第7の実施例を示すブロック図。
【図15】本発明の第8の実施例を示すブロック図。
【図16】本発明の第9の実施例を示すブロック図。
【図17】本発明の第10の実施例を示すブロック図。
【図18】従来のテレビジョン受像機の例を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
101 アンテナ 102 映像復調手段 103 GCR抽出手段 104 ゴースト検出手段 105 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 勉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンテナと、前記複数のアンテナ
    の出力を入力としゴーストレベルが最小となるように映
    像信号を復調する映像復調手段と、前記映像復調手段の
    出力を入力とし前記映像復調手段の出力からGCR信号
    を抽出するGCR抽出手段と、前記GCR抽出手段の出
    力を入力とし前記GCR抽出手段の出力からゴーストの
    レベルを検出し検出したゴーストレベルを前記映像復調
    手段へ出力するゴースト検出手段とを具備したことを特
    徴とするテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】 映像復調手段は、前記ゴースト検出手段
    で検出されるゴーストレベルが最小となるように制御す
    る請求項1に記載のテレビジョン受像機。
  3. 【請求項3】 複数のアンテナと、前記複数のアンテナ
    の出力を入力としゴーストのレベルが最小となるアンテ
    ナを選択して映像信号を復調する映像復調手段と、前記
    映像復調手段の出力を入力とし前記映像復調手段の出力
    からGCR信号を抽出するGCR抽出手段と、前記GC
    R抽出手段の出力を入力とし前記GCR抽出手段の出力
    からゴーストのレベルを検出し検出したゴーストのレベ
    ルを前記映像復調手段へ出力するゴースト検出手段とを
    具備したことを特徴とするテレビジョン受像機。
  4. 【請求項4】 複数のアンテナと、前記複数のアンテナ
    の出力を入力とし該複数のアンテナの出力またはこれら
    を変換した信号を合成し、ゴースト検出手段で検出され
    るゴーストのレベルが最小となるように映像信号を復調
    する映像復調手段と、前記映像復調手段の出力を入力と
    し前記映像復調手段の出力からGCR信号を抽出するG
    CR抽出手段と、前記GCR抽出手段の出力を入力とし
    前記GCR抽出手段の出力からゴーストのレベルを検出
    し検出したゴーストのレベルを前記映像復調手段へ出力
    するゴースト検出手段とを具備したことを特徴とするテ
    レビジョン受像機。
  5. 【請求項5】 複数のアンテナと、前記複数のアンテナ
    の出力を入力とし該複数のアンテナからゴースト検出手
    段で検出されるゴーストのレベルの小さい複数のアンテ
    ナを選択し選択した複数のアンテナの出力またはこれら
    を変換した信号を合成してゴースト検出手段で検出され
    るゴーストのレベルが最小となるように映像信号を復調
    する映像復調手段と、前記映像復調手段の出力を入力と
    し前記映像復調手段の出力からGCR信号を抽出するG
    CR抽出手段と、前記GCR抽出手段の出力を入力とし
    前記GCR抽出手段の出力からゴーストのレベルを検出
    し検出したゴーストのレベルを前記映像復調手段へ出力
    するゴースト検出手段とを具備したことを特徴とするテ
    レビジョン受像機。
  6. 【請求項6】 複数のアンテナと、前記複数のアンテナ
    の出力を入力とし前記複数のアンテナの出力のうちの一
    つを選択して出力するアンテナ切替手段と、前記アンテ
    ナ切替手段の出力を入力とし前記アンテナ切替手段の出
    力から映像信号を復調するチューナと、前記チューナの
    出力を入力とし前記チューナの出力からGCR信号を抽
    出するGCR抽出手段と、前記GCR抽出手段の出力を
    入力とし前記GCR抽出手段の出力からゴーストのレベ
    ルを検出するゴースト検出手段と、前記ゴースト検出手
    段の出力を入力とし前記ゴースト検出手段で検出される
    ゴーストのレベルが低いアンテナを選択するように前記
    アンテナ切替手段を制御する切替制御手段とを具備した
    ことを特徴とするテレビジョン受像機。
  7. 【請求項7】 複数のアンテナと、前記複数のアンテナ
    の出力を加算する加算手段と、前記加算手段において加
    算される前記複数のアンテナの少なくとも1つの出力の
    位相をシフトする少なくとも1つの移相手段と、前記加
    算手段の出力から映像信号を復調するチューナと、前記
    チューナの出力からGCR信号を抽出するGCR抽出手
    段と、前記GCR抽出手段の出力からゴーストレベルを
    検出するゴースト検出手段と、前記ゴースト検出手段の
    出力から前記移相手段における位相のシフト量を制御す
    る位相制御手段とを具備したことを特徴とするテレビジ
    ョン受像機。
  8. 【請求項8】 複数のアンテナと、前記複数のアンテナ
    の出力を中間周波数の信号に変換する複数の周波数変換
    手段と、前記複数の周波数変換手段の出力を加算する加
    算手段と、前記加算手段において加算される前記複数の
    周波数変換手段の少なくとも1つの出力の位相をシフト
    する少なくとも1つの移相手段と、前記加算手段の出力
    から映像信号を復調する中間波映像復調手段と、前記中
    間波映像復調手段の出力からGCR信号を抽出するGC
    R抽出手段と、前記GCR抽出手段の出力からゴースト
    レベルを検出するゴースト検出手段と、前記ゴースト検
    出手段の出力から前記移相手段における位相のシフト量
    を制御する位相制御手段とを具備したことを特徴とする
    テレビジョン受像機。
  9. 【請求項9】 複数のアンテナと、受信チャネルを選択
    して局部発振信号を発生する選局・局発手段と、前記選
    局・局発手段の出力の位相をシフトする少なくとも1つ
    の移相手段と、前記選局・局発手段の出力または前記移
    相手段の出力を用いて前記複数のアンテナの出力を中間
    周波数の信号に変換する複数の周波数変換手段と、前記
    複数の周波数変換手段の出力を加算する加算手段と、前
    記加算手段の出力から映像信号を復調する中間波映像復
    調手段と、前記中間波映像復調手段の出力からGCR信
    号を抽出するGCR抽出手段と、前記GCR抽出手段の
    出力からゴーストレベルを検出するゴースト検出手段
    と、前記ゴースト検出手段の出力から前記移相手段にお
    ける位相のシフト量を制御する位相制御手段とを具備し
    たことを特徴とするテレビジョン受像機。
  10. 【請求項10】 複数のアンテナと、前記複数のアンテ
    ナの出力のうちの少なくとも2つを選択して出力するア
    ンテナ切替手段と、前記アンテナ切替手段の複数の出力
    を中間周波数の信号に変換する複数の周波数変換手段
    と、前記複数の周波数変換手段の出力の1つから搬送波
    の再生を行う搬送波再生手段と、前記搬送波再生手段の
    出力の位相をシフトする少なくとも1つの移相手段と、
    前記搬送波再生手段の出力または前記移相手段の出力を
    用いて前記複数の周波数変換手段の出力から映像信号を
    検波する複数の映像検波手段と、前記複数の映像検波手
    段の出力を加算する加算手段と、前記加算手段の出力か
    らGCR信号を抽出するGCR抽出手段と、前記GCR
    抽出手段の出力からゴーストレベルを検出するゴースト
    検出手段と、前記ゴースト検出手段の出力から前記移相
    手段における位相のシフト量を制御する位相制御手段と
    を具備したことを特徴とするテレビジョン受像機。
  11. 【請求項11】 複数のアンテナと、前記複数のアンテ
    ナの出力のうちの少なくとも2つを選択して出力するア
    ンテナ切替手段と、前記アンテナ切替手段の複数の出力
    を加算する加算手段と、前記加算手段において加算され
    る前記アンテナ切替手段の複数の出力の少なくとも1つ
    の位相をシフトする少なくとも1つの移相手段と、前記
    加算手段の出力から映像信号を復調するチューナと、前
    記チューナの出力からGCR信号を抽出するGCR抽出
    手段と、前記GCR抽出手段の出力からゴーストレベル
    を検出するゴースト検出手段と、前記ゴースト検出手段
    の出力から前記アンテナ切替手段が選択するアンテナを
    決定する切替制御手段と、前記ゴースト検出手段の出力
    から前記移相手段における位相のシフト量を制御する位
    相制御手段とを具備したことを特徴とするテレビジョン
    受像機。
  12. 【請求項12】 複数のアンテナと、前記複数のアンテ
    ナの出力のうちの少なくとも2つを選択して出力するア
    ンテナ切替手段と、前記アンテナ切替手段の複数の出力
    を中間周波数の信号に変換する複数の周波数変換手段
    と、前記複数の周波数変換手段の出力を加算する加算手
    段と、前記加算手段において加算される前記複数の周波
    数変換手段の少なくとも1つの出力の位相をシフトする
    少なくとも1つの移相手段と、前記加算手段の出力から
    映像信号を復調する中間波映像復調手段と、前記中間波
    映像復調手段の出力からGCR信号を抽出するGCR抽
    出手段と、前記GCR抽出手段の出力からゴーストレベ
    ルを検出するゴースト検出手段と、前記ゴースト検出手
    段の出力から前記アンテナ切替手段が選択するアンテナ
    を決定する切替制御手段と、前記ゴースト検出手段の出
    力から前記移相手段における位相のシフト量を制御する
    位相制御手段と、を具備したことを特徴とするテレビジ
    ョン受像機。
  13. 【請求項13】 複数のアンテナと、前記複数のアンテ
    ナの出力のうちの少なくとも2つを選択して出力するア
    ンテナ切替手段と、受信チャネルを選択して、局部発振
    信号を発生する選局・局発手段と、前記選局・局発手段
    の出力の位相をシフトする少なくとも1つの移相手段
    と、前記選局・局発手段の出力または前記移相手段の出
    力を用いて前記アンテナ切替手段の複数の出力を中間周
    波数の信号に変換する複数の周波数変換手段と、前記複
    数の周波数変換手段の出力を加算する加算手段と、前記
    加算手段の出力から映像信号を復調する中間波映像復調
    手段と、前記中間波映像復調手段の出力からGCR信号
    を抽出するGCR抽出手段と、前記GCR抽出手段の出
    力からゴーストレベルを検出するゴースト検出手段と、
    前記ゴースト検出手段の出力から前記アンテナ切替手段
    が選択するアンテナを決定する切替制御手段と、前記ゴ
    ースト検出手段の出力から前記移相手段における位相の
    シフト量を制御する位相制御手段と、を具備したことを
    特徴とするテレビジョン受像機。
  14. 【請求項14】 複数のアンテナと、前記複数のアンテ
    ナの出力のうちの少なくとも2つを選択して出力するア
    ンテナ切替手段と、前記アンテナ切替手段の複数の出力
    を中間周波数の信号に変換する複数の周波数変換手段
    と、前記複数の周波数変換手段の出力の1つから搬送波
    の再生を行う搬送波再生手段と、前記搬送波再生手段の
    出力の位相をシフトする少なくとも1つの移相手段と、
    前記搬送波再生手段の出力または前記移相手段の出力を
    用いて前記複数の周波数変換手段の出力から映像信号を
    検波する複数の映像検波手段と、前記複数の映像検波手
    段の出力を加算する加算手段と、前記加算手段の出力か
    らGCR信号を抽出するGCR抽出手段と、前記GCR
    抽出手段の出力からゴーストレベルを検出するゴースト
    検出手段と、前記ゴースト検出手段の出力から前記アン
    テナ切替手段が選択するアンテナを決定する切替制御手
    段と、前記ゴースト検出手段の出力から前記移相手段に
    おける位相のシフト量を制御する位相制御手段とを具備
    したことを特徴とするテレビジョン受像機。
  15. 【請求項15】 GCR抽出手段が、前記映像復調手段
    の出力を入力とし前記映像復調手段の出力映像信号を4
    フィールド遅延させる4フィールド遅延手段と、前記映
    像復調手段の出力と前記4フィールド遅延手段の出力と
    を入力とし前記映像復調手段の出力映像信号と前記4フ
    ィールド遅延手段の出力とを減算する減算手段とで構成
    される請求項1乃至14のいずれか記載のテレビジョン
    受像機テレビジョン受像機。
  16. 【請求項16】 切替制御手段が、前記アンテナ切替手
    段に任意の周期毎にアンテナ切替を行なわせそのアンテ
    ナ切替期間に少なくともGCR信号の多重期間が含まれ
    るようにする請求項6、11、12、13または14の
    いずれかに記載のテレビジョン受像機。
  17. 【請求項17】 前記GCR抽出手段が、前記映像復調
    手段の出力を入力とし前記映像復調手段の出力映像信号
    を4フィールド遅延させる4フィールド遅延手段と、前
    記映像復調手段の出力と前記4フィールド遅延手段の出
    力とを入力とし前記映像復調手段の出力映像信号と前記
    4フィールド遅延手段の出力とを減算する減算手段と、
    で構成された請求項16に記載のテレビジョン受像機。
  18. 【請求項18】 ゴースト検出手段が各アンテナのゴー
    ストのレベルを検出する際に前記切替制御手段が前記ア
    ンテナ切替手段を制御して前記アンテナ切替手段の複数
    の出力全てから同一のアンテナの出力が得られるように
    し、さらに前記位相制御手段を制御して前記加算手段に
    おいて同一の信号が同相で加算されるように前記移相手
    段の位相シフト量を制御させる請求項11、12、13
    または14のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003513486A (ja) * 1999-09-08 2003-04-08 トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム テレビジョン信号の多重通路歪みを減少させる方法および装置
JP2004147154A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Taiyo Yuden Co Ltd ダイバーシティアンテナ回路
JP2005354435A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Funai Electric Co Ltd 受信装置及びスマートアンテナの受信方向の検索方法。
US8737931B2 (en) 2003-12-15 2014-05-27 Intel Corporation Antenna selection for diversity combining

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