JP2827870B2 - 文字放送受信機 - Google Patents

文字放送受信機

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JP2827870B2 JP5336919A JP33691993A JP2827870B2 JP 2827870 B2 JP2827870 B2 JP 2827870B2 JP 5336919 A JP5336919 A JP 5336919A JP 33691993 A JP33691993 A JP 33691993A JP 2827870 B2 JP2827870 B2 JP 2827870B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字放送受信機に関し、
特に複数のテレビ放送方式を受信できる受信機における
デジタル信号の群遅延補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の文字放送受信機は、例え
ば特開昭62−37872号公報に示されるように、デ
ータが放送局側から受信機までの伝送路の群遅延歪み、
特に低域部分(0〜2MHz)の特性のばらつきによ
り、フレーミングコード信号のビットエラーを検出し、
その状態によりデータの位相進み・遅れを判別し、補正
回路を切り替え、正確にサンプリングされなくなるのを
防止している。
【0003】図7は従来の群遅延補正回路の一例を示す
ブロックである。
【0004】1は受信機内のチューナからVIF検波器
を含む回路、7は検波出力信号から文字信号を抜き取る
ゲート回路、8は抜きっ取った信号から矩形波に変換す
るデータスライサー回路、10はデータスライサー回路
8の出力信号中のCRI信号からサンプリングクロック
を作るサンプリングクロック作成回路、11はデータス
ライサー回路8の信号中FRC信号を検出し8ビット毎
のタイミングパルスを発生する回路、9はデータスライ
サー回路8からられたデータを上記タイミングパルスに
よって8ビットの並列信号に変換する直列/並列変換回
路、13は映像信号に重畳できるようにデータを処理す
る文字信号処理回路、12はデータスライサー回路8及
びサンプリングクロック作成回路10の直列データ信
号、サンプリングクロックからビットエラーを検出する
回路、3,4は回路1と文字信号抜き取りゲート回路7
の間に配置され、適当なLCフィルタで構成され映像信
号の群遅延特性の低域部分を補正する第1・第2群遅延
補正回路で、ビットエラー検出回路12の出力によって
制御されるリレー回路5,6によって選択される。
【0005】次に、動作を説明する。TV信号のデジタ
ル信号は群遅延特性によりデータ処理に影響を及ぼす。
一般的にテレビジョン受信機では、受信機側の群遅延特
性が送信側の群遅延特性を相殺するように選定されてい
るが、これは映像信号中の広域部分(3〜4MHz)に
ついてのみの補償低域部分(0〜2MHz)については
考慮されていない。そこで12のビットエラー検出回路
にてデータ誤りを検出し、群遅延特性の遅れ・進みを判
別し、群遅延補正回路3,4をリレー5,6によって切
り替えてデジタルデータの歪を改善する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】世界各国のTX放送方
式は映像信号、音声信号、同期信号等の送信緒元により
いくつかの方式に分類され、その主な方式としてB/
G,D/K,I,M方式がある。また、文字多重信号の
方式もいくつかの方式があり、例えば日本のC55方
式、英国のテレテキスト方式、フランスのアンテイオー
ブ方式等がある。この中で英国のテレテキスト方式は、
他の国にも採用され、異なるTV放送方式に同じ文字放
送方式が送信されている。また受信機においても複数の
放送方式を受信できるものがあり、その群遅延特性は必
ずしも各放送方式にあったものではなかった。
【0007】この様な背景のもと、従来の群遅延補正回
路は、フレーミングコード信号のビットエラー検出信号
により、群遅延特性の低域における位相の進み・遅れを
判別し、その補正は位相が遅れた場合と、進んだ場合、
その何れでもない場合の3パターンの何れかを選択して
補正を行う構成となる。この時の補正回路は1つの放送
方式の受信を前提としており、複数の放送方式を受信で
きる受信機では送信側の群遅延特性が映像周波数全帯域
に対して各々異なるため、すべての放送方式の群遅延特
性に対して、その方式に応じた補正をかけることができ
ずデータ誤りを生じ正確な文字放送画面が再生できなか
った。また、映像信号の再現性及び色ズレの測定が劣化
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るため、本発明による文字放送受信機は、テレビ放送信
号の垂直帰線消去期間に文字情報を重畳して伝送する文
字放送と複数のテレビ放送方式とを受信できる受信機に
おいて、アンテナからチューナを介して出力される中間
周波数信号を検波して映像検波信号を出力するVIF検
波器と、VIF検波器の前段側に備えられ、中間周波数
信号の群遅延特性を各放送方式に応じて補正する複数の
SAWフィルタを有する第1の群遅延補正回路と、VI
F検波器の後段側に備えられ、映像検波信号の群遅延特
性を各放送方式に応じて補正する複数の移相フィルタを
有する第2の群遅延補正回路と、映像検波信号を入力し
て当該映像検波信号からSIF信号と同期信号を抜き取
り、SIF信号値、及び同期信号から識別した垂直同期
周波数に基づいて放送方式を判別し、当該判別した放送
方式に応じて第1の群遅延補正回路のSAWフィルタ及
び第2の群遅延補正回路の移相フィルタを選択接続する
システム判別切替回路とを備えることを特徴とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示すデジタル信号受信
機のブロック図である。このデジタル信号受信機は、ア
ンテナで受けた受信信号から希望信号を選択し、IF信
号を出力するチューナ部14と、SAWフィルタにて群
遅延補正をかける第1群遅延補正回路19と、IF信号
をAM検波し映像検波信号を出力する映像検波器18
と、映像検波信号をLCで構成された移相フィルタで移
相補正をかける第2群遅延補正回路20と、検波した映
像検波信号から受信システムを判別し、第1群遅延補正
回路19と第2群遅延補正回路20を切替えるシステム
判別切替回路21と、群遅延補正を行った映像信号から
デジタルデータを抜き取り、映像検波信号に重畳できる
ように処理し、映像回路2へ出力する文字信号処理回路
22を備えている。
【0010】次に、回路動作について説明する。ここ
で、本発明は複数の放送方式を受信できるテレビ受信機
において、各放送方式によって異なる群遅延特性を、第
1及び第2群遅延補正回路によって受信信号に合った特
性に補正することを特徴としている。第1群遅延補正回
路19では、前述のように複数のSAWフィルタを切り
替えることによって、第1段階の群遅延補正を行ってい
る。第2群遅延補正回路20では検波出力信号に対して
複数の位相フィルタから受信信号に最適特性のものを選
択して用い第1群遅延補正回路と組み合わせて受信信号
に応じた群遅延特性を作り出す。本実施例では、M方式
が他の方式(B/G、D/K、I方式)と群遅延特性が
大きく違う事に着目し、図2に示すようにM特性を持っ
たSAWフィルタ(SAW1)23と帯域内フラット
(群遅延特性を持たない)特性を持ったSAWフィルタ
(SAW2)24をスイッチ(SW1)25によって切
替えている。さらに、SAWフィルタ(SAW2)24
を通った信号は図3に示す様に、第2群遅延補正回路2
0によって、各放送方式に応じて設定した群遅延補正特
性を持った移相フィルタを有する群遅延補償器26,2
7,28の中から、受信信号に対応した群遅延補償器を
スイッチ(SW2)29,(SW3)30,(SW4)
31によって選択し、全体で受信信号の群遅延特性に最
適の補正を行うことができる。スイッチ29〜32は後
述するシステム判別切替回路21により受信信号に応じ
た切り替え信号により制御される。
【0011】次に、図4は本実施例におけるシステム判
別回路21の構成を示すブロック図である。システム判
別回路はSIFフィルタ38、FM検波器39、同期信
号分離回路40、垂直同期判別回路41、システムスイ
ッチ42から構成される。SIFフィルタ38はB/
G、D/K、IシステムのSIF周波数を抜き取るため
5.5MHz〜6.5MHzを通過する帯域通過フィル
タもしくは5.5MHz以上を抜き取るハイパスフィル
タをセラミックまたはLCRフィルタで実現する。ここ
で抜き取られたSIF信号をFM検波器で直流電圧に変
換する。システムスイッチ42では、この直流出力電圧
により各々システム別に基準電圧を設定し印加電圧と比
較を行い各システムに応じた切替制御信号SWA,SW
B,SWC,SWD,SW5を出力する。また、M方式
とそれ以外の方式を切り替える為に垂直周波数が異なる
事を利用する。まず、映像検波信号を同期分離回路40
に入力し水平及び垂直同期信号を抜き取る。この抜き取
った同期信号から垂直同期周波数を判別し、システムを
切り替える。以上の内容を状態図に示すと図5になり、
受信信号に応じた各SWの開閉により群遅延補正回路を
切り替えを行うことができる。
【0012】図6は本発明における群遅延補償切替部の
他の実施例を示すブロック図である。
【0013】ここでは、第1群遅延補正回路部のSAW
1の群遅延特性をM方式以外のシステムに設定する。こ
こでは一例としてD/Kシステムに設定する。この時、
第2群遅延補正回路の特性は、群遅延補償器4 33は
B/Gシステム群遅延特性からD/Kシステム群遅延特
性を差し引いた補正特性を持ち、また群遅延補償器53
4はIシステム群遅延特性からD/Kシステム群遅延特
性を差し引いた補正特性を持つ移相器で構成される。
【0014】これにより、移相器及び切替スイッチが削
減でき回路規模を小さくする事ができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるデジ
タル信号受信機は、複数の放送システムを受信できるテ
レビジョン受信機において群遅延補正を受信システムに
応じた特性を判別・選択することを特徴とし、デジタル
データを正確にサンプリングすることができ、品質のよ
い文字放送を再現できるとともに、映像信号の再現性及
び色ズレ等に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例におけるシステム判別部の構成
を示すブロック図。
【図3】本発明の実施例における群遅延補償切替部の構
成を示すブロック図。
【図4】本発明の実施例におけるシステム判別部の構成
を示すブロック図。
【図5】受信システムにる群遅延補償切替スイッチの状
態を示す図。
【図6】本発明の実施例における群遅延補償切替部の他
の構成を示すブロック図。
【図7】従来の文字放送受信機の一例を示すブロック
図。
【符号の説明】
2 映像回路 14 チューナ 18 VIF検波器 19 第1群遅延補償回路 20 第2群遅延補償回路 21 システム判別切替回路 22 文字信号処理回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビ放送信号の垂直帰線消去期間に文字
    情報を重畳して伝送する文字放送と複数のテレビ放送方
    式とを受信できる受信機において、 アンテナからチューナを介して出力される中間周波数信
    号を検波して映像検波信号を出力するVIF検波器と、 前記VIF検波器の前段側に備えられ、前記中間周波数
    信号の群遅延特性を各放送方式に応じて補正する複数の
    SAWフィルタを有する第1の群遅延補正回路と、 前記VIF検波器の後段側に備えられ、前記映像検波信
    号の群遅延特性を各放送方式に応じて補正する複数の移
    相フィルタを有する第2の群遅延補正回路と、 前記映像検波信号を入力して当該映像検波信号からSI
    信号と同期信号を抜き取り、前記SIF信号値、及び
    前記同期信号から識別した垂直同期周波数に基づいて放
    送方式を判別し、当該判別した放送方式に応じて前記第
    1の群遅延補正回路のSAWフィルタ及び前記第2の群
    遅延補正回路の移相フィルタを選択接続するシステム判
    別切替回路とを備えることを特徴とする文字放送受信
    機。
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JP2932090B2 (ja) * 1990-09-05 1999-08-09 松下電器産業株式会社 文字多重受信機内蔵多方式テレビ受像機
JPH04186989A (ja) * 1990-11-21 1992-07-03 Hitachi Ltd テレビ受信装置

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