JPS626777Y2 - - Google Patents

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JPS626777Y2
JPS626777Y2 JP1981118261U JP11826181U JPS626777Y2 JP S626777 Y2 JPS626777 Y2 JP S626777Y2 JP 1981118261 U JP1981118261 U JP 1981118261U JP 11826181 U JP11826181 U JP 11826181U JP S626777 Y2 JPS626777 Y2 JP S626777Y2
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signals
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【考案の詳細な説明】 本考案は、テレビジヨン映像信号の垂直ブラン
キング期間における複数の水平走査期間を利用し
てパケット信号形式の文字信号、フアクシミリ信
号、データ信号等を多重放送し、その放送電波か
らパケット信号を分離して再生するパケット受信
装置に関し、特に、複数の水平走査期間にそれぞ
れ異なる多重レベルおよびクロツク位相にて多重
した複数のパケット信号をそれぞれ再生する際に
用いるスライスレベルおよびサンプル位相を各パ
ケット信号毎にそれぞれ独立に設定し得るように
して、種々異なる多重レベルおよびクロツク位相
にて多重された各パケット信号をそれぞれ最適の
状態にて受信再生し得るようにしたものである。
この種テレビジヨン放送波を利用した各種情報
パケット信号の多重伝送にあたつては、受信する
情報番組の選択範囲を拡大するために、単一のテ
レビジヨン映像信号の垂直ブランキング期間毎に
複数の水平走査期間を選んで、第1図に示すよう
に、各水平走査期間毎に異なる種類のパケット信
号A〜Fをそれぞれ多重して放送するのが好適で
ある。
すなわち、図示の多重パケット信号において
は、垂直ブランキング期間における連続した複数
の水平走査期間にそれぞれ異なる種類の情報源か
ら編集した各種のパケット信号PSを水平同期信
号HBおよびカラーバースト信号CBに引続く水平
走査期間毎にそれぞれ多重し、各パケット信号
PSは、情報を収容したデータ部DPに先行するヘ
ツダ部HPにクロツクランインCK、フレーミング
コードFCおよび各種の制御信号CTを収容して、
各パケット信号毎にそれぞれ独立に分離再生し得
るように構成してある。かかる構成の多重パケッ
ト信号を形成するに当つては、複数の情報源から
のパケット信号を複数の多重装置によりそれぞれ
多重するので、多重レベルおよびクロツク位相
が、所定の複数段階の範囲内であるが、各パケッ
ト信号毎に異なることになるから、この種のパ
ケット受信装置としては、かかる状態の多重パ
ケット信号をも安定確実に分離再生して良質の情
報信号が得られるようにすることが望まれてい
る。
しかして、従来のこの種パケット受信装置は、
当初、第2図に示すように構成されており、受信
したテレビジヨン映像信号をクランプ回路1に供
給して直流レベルをクランプしたうえでスライス
回路2に導き、スライスレベル設定回路4によつ
て設定された各パケット信号に共通のスライスレ
ベルとのレベル比較により各パケット信号を分離
抽出してサンプル回路3に導き、テレビジヨン映
像信号から再生したカラー副搬送波信号により同
期制御したクロツク発生回路5からのクロツク信
号を、位相回路6を介し、各パケット信号に共通
のクロツク位相にて印加して設定したサンプル位
相によりパケット内のデータを再生していた。し
たがつて、上述のように各パケット信号の多重レ
ベルおよびクロツク位相がそれぞれ異なる場合に
は、パケット信号の再生不良乃至再生不能が生
じ、特に、放送波の多段中継等によつて例えば垂
直走査周期のサグ等が生じた場合には、多重した
パケット信号に対するその影響が各水平走査期間
毎に順次に同程度に生ずるので、一定のスライス
レベルおよびクロツク位相によつて最適の状態に
再生されるのは特定の多重レベルおよびクロツク
位相により多重されたパケット信号のみとなり、
大部分のパケット信号には再生不良が生ずること
になる。したがつて、かかる場合には、各水平走
査期間毎に最適のスライスレベルおよび最適のク
ロツク位相をそれぞれ設定する必要があつた。
かかる必要に対処した従来のこの種パケット受
信装置の構成を第3図に示す。図示の構成におい
ては、複数種類の番組情報をそれぞれ収容した複
数種類のパケット信号No.1〜nに対し、基本的に
は第2図示と同様の受信回路を複数組並列に設け
てそれぞれ対応させ、各パケット信号に対応した
水平走査番号毎に最適のスライスレベルおよびク
ロツク位相をそれぞれ独立に設定し得るようにし
てある。したがつて、各パケット信号をそれぞれ
最良の状態にて再生し得る反面、構成が極めて複
雑になり、装置が著しく高価になる、という欠点
があつた。
本考案の目的は、上述した従来の欠点を除去
し、情報番組毎に異なる多重レベルおよびクロツ
ク位相によつて多重した複数種類のパケット信号
を、各情報番組毎にそれぞれ対応した各水平走査
線番号毎に、それぞれ最適のスライスレベルおよ
びクロツク位相を設定して、それぞれ単一のスラ
イス回路およびサンプル回路により共通にそれぞ
れ最良状態にて再生し得るようにした簡単な構成
のパケット受信装置を提供することにある。
すなわち、本考案パケット受信装置は、テレビ
ジヨン映像信号の垂直ブランキング期間における
少なくとも一つの水平走査期間にそれぞれ多重し
て伝送する少くとも1種類のパケット信号を所定
のスライスレベルとレベル比較して所定のクロツ
ク位相を有するクロツク信号に基づき再生するパ
ケット受信装置において、所定複数段階のスライ
スレベルおよび所定複数のクロツク位相をそれぞ
れ記憶して所要のスライスレベルおよびクロツク
位相をそれぞれ選択的に設定し得るようにしたス
ライスレベル設定手段およびクロツク位相設定手
段を備え、前記パケット信号をそれぞれ多重した
前記水平走査期間にそれぞれ対応させて前記所定
のスライスレベルおよび前記所定のクロツク位相
をそれぞれ設定するようにしたことを特徴とする
ものである。
まず、本考案パケット受信装置の基本的構成例
を第4図に示す。図示の構成例においては、第3
図示の従来装置にて各情報番組毎にそれぞれ対応
して設けた複数組のパケット再生系における複数
個のスライスレベル設定回路4〜4oを単一組
のデイジタル−アナログ変換器8、データセレク
タ9およびレジスタ10に置換するとともに、複
数個の位相回路6〜6oを単一組のデータセレ
クタ11、タツプ付クロツク遅延回路12、デー
タセレクタ13およびレジスタ14に置換し、さ
らに走査線選択回路7を付加することにより、簡
単な構成によつて第3図示の従来装置と同等の機
能を有するようにしてある。すなわち、図示の構
成例において、走査線選択回路7はテレビジヨン
映像信号から垂直および水平の各同期信号を分離
し、それらの同期信号に基づいてテレビジヨン映
像信号の各フレームにおける走査線番号毎に水平
走査期間にほぼ等しい時間幅のパルス波形信号を
形成して発生させるものであり、例えば、奇偶両
フイールド間にて互いに対応する垂直ブランキン
グ期間中の水平走査線第10Hから第16Hまでおよ
び第273Hから第279Hまでと第21H、第284Hの8
本ずつの水平走査線についてかかるパルス波形信
号を発生させる。また、レジスタ10は、異なる
多重装置を用いてそれぞれテレビジヨン映像信号
に複数種類の番組情報パケット信号を多重する際
に用いる所定複数段階の多重レベルに対応した所
定複数段階のスライスレベルをそれぞれ表わすバ
イナリ信号をそれぞれ独立に設定して格納し得る
ようになつており、それらのバイナリ信号を並列
に読出してデータセレクタ9に供給する。そのデ
ータセレクタ9においては、走査線選択回路7か
らの各走査線番号に順次に対応した上述のパルス
波形信号により、順次の走査線番号にそれぞれ対
応する上述のバイナリ信号を順次に選択してデイ
ジタル−アナログ変換器8に供給し、各走査線番
号に対応したパケット信号の再生に最適のスライ
スレベルを取出し、スライス回路2に順次に供給
する。
一方、レジスタ14は、異なる多重装置を用い
てそれぞれテレビジヨン映像信号に複数種類の番
組情報パケット信号を多重する際に用いる所定複
数のクロツク位相に対応した所定複数のサンプル
位相をそれぞれ表わすバイナリ信号をそれぞれ独
立に設定して格納し得るようになつており、それ
らのバイナリ信号を並列に読出してデータセレク
タ13に供給する。そのデータセレクタ13にお
いては、走査線選択回路7からの各走査線番号に
順次に対応した上述のパルス波形信号により、順
次の走査線番号にそれぞれ対応する上述のバイナ
リ信号を順次に選択してデータセレクタ11に選
択制御情報として供給する。そのデータセレクタ
11においては、テレビジヨン映像信号から分離
抽出したカラー副搬送波信号により同期制御した
クロツク発生回路5からのクロツク信号をタツプ
付クロツク遅延回路12の各タツプ出力としての
順次に遅延して順次に異なる複数のクロツク位相
をそれぞれ有する複数種類の遅延クロツク信号
を、上述したデータセレクタ13からの選択制御
情報に応じて選択することにより、順次の走査線
番号に対応したサンプル位相およびクロツク位相
をサンプル回路3に供給する。したがつて、第4
図示の構成による本考案パケット受信装置におい
ては、各走査線毎に、走査線番号に対応した最適
のスライスレベルおよびクロツク位相を独立に設
定して、順次の水平走査期間に多重されている各
パケット信号を、第3図示の従来装置に比して格
段に簡単な構成により、それぞれ最良の状態にて
再生することができる。
なお、以上では、各走査線毎に異なるスライス
レベルおよびクロツク位相にて多重した例につい
て説明したが、かかる例に限られることなく、多
重の形式が異なる場合にはそれぞれの形式に合わ
せて、それぞれ、スライスレベルおよびクロツク
位相を最適に設定し得ることは明らかである。
つぎに、上述した第4図示の基本的構成例にお
けるレジスタ10および14をそれぞれ複数個ず
つの単位レジスタにより構成した場合における本
考案パケット受信装置の構成例を第5図に示す。
図示の構成例においては、レジスタ10に相当す
る複数個の単位レジスタ15〜15oを走査線
選択回路7からの前述した順次のパルス波形信号
により順次に選択してそれぞれ独立に作動させ得
るようにしてあり、また、レジスタ14に相当す
る複数個の単位レジスタ16〜16oについて
も同様である。かかる構成にすれば、第4図示の
基本的構成に比して、データセレクタ9および1
3を省略し得るだけ、全体構成乃至信号処理過程
をさらに簡単化することができる。
しかして、上述の各構成例においては、順次の
各水平走査期間にそれぞれ多重する各パケット信
号の多重レベルおよびクロツク位相を送受信双方
において所定の順序に設定し、あるいは、受信開
始時に試行して各走査線番号にそれぞれ対応した
最適のスライスレベルおよびクロツク位相を検出
することにより、上述したように各パケット信号
をそれぞれの最良状態にて再生し得るようにする
のであるが、受信側におけるフレーミングコード
FCの誤り検出の結果に基づいて、それぞれ最適
のスライスレベルおよびクロツク位相を各走査線
番号に対応して自動的に設定し得るようにした場
合における本考案パケット受信装置の構成例を第
6図に示す。図示の構成例においては、第4図示
の基本的構成におけるレジスタ10およびレジス
タ14に格納したバイナリ信号の設定は手動操作
によつても可能であるが、スライスレベル・クロ
ツク位相自動設定回路18により、自動的に、そ
の時点における受信パケット信号に最適のバイナ
リ信号を設定し、走査線選択回路7からのパルス
波形信号により駆動するデータセレクタ9および
13は単なるゲート回路としてパケット信号再生
時にのみ装置の作動をさせるように構成してあ
る。すなわち、多重パケット信号の再生に先立つ
て、スライスレベルおよびクロツク位相を所定範
囲内にて順次に変化させ、それぞれのスライスレ
ベルおよびクロツク位相にて再生されるフレーミ
ングコードFCの誤り発生の状態をフレーミング
コード検出回路17により判定した結果に基づい
て、スライスレベル・クロツク位相自動設定回路
18により、フレーミングコードFC誤り発生が
最小となるように、各走査線番号毎に最適のスラ
イスレベルおよびクロツク位相をそれぞれ設定し
て各レジスタ10および14にそれぞれ格納して
おき、順次のフレーム毎の多重パケット信号再生
にあたつては、順次の走査線番号にそれぞれ対応
したスライスレベルおよびクロツク位相を読出し
て、各パケット信号をそれぞれ最良状態にて再生
し得るようにすることができる。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、つぎのような顕著な効果が得られる。
(1) 例えば文字情報信号等をパケット形式にてテ
レビジヨン映像信号に多重して放送する場合に
は、最初のフイールドと次のフイールドとにお
ける垂直ブランキング期間中の互いに対応する
走査線対に重畳する多重レベルと多重位置とを
互いに対応させれば、各走査線対毎に独立に多
重した各パケットの情報信号をそれぞれ最良の
状態に再生することができる。
(2) 放送波の多段中継等により垂直走査周期のサ
グが生じても、上述した走査線対毎に信号レベ
ルの識別が可能であるから、良好なレベル比較
を行なうことができる。
(3) 従来装置に比して格段に簡単な構成により、
各水平走査期間毎に異なる条件にて多重したパ
ケット信号をも、最適のスライスレベルおよび
クロツク位相を設定して最良状態に再生するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は多重パケット信号の構成を示す波形
図、第2図は従来のパケット受信装置の構成の例
を示すブロツク線図、第3図は同じくその他の例
を示すブロツク線図、第4図は本考案パケット受
信装置の基本的構成の例を示すブロツク線図、第
5図は同じくその他の構成例を示すブロツク線
図、第6図は同じくさらにその他の構成例を示す
ブロツク線図である。 1……クランプ回路、2……スライス回路、3
……サンプル回路、4……スライスレベル設定回
路、5……クロツク発生回路、6……位相回路、
7……走査線選択回路、8……デイジタル−アナ
ログ変換器、9,11,13……データセレク
タ、10,14……レジスタ、12……タツプ付
遅延回路、15,16……単位レジスタ、17…
…フレーミングコード検出回路、18……スライ
スレベル・クロツク位相自動設定回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テレビジヨン映像信号の垂直ブランキング期間
    における少なくとも一つの水平走査期間にそれぞ
    れ多重して伝送する少なくとも1種類のパケツト
    信号を所定のスライスレベルとレベル比較して所
    定のクロツク位相を有するクロツク信号に基づき
    再生するパケット受信装置において、所定複数段
    階のスライスレベルおよび所定複数のクロツク位
    相をそれぞれ記憶して所要のスライスレベルおよ
    びクロツク位相をそれぞれ選択的に設定し得るよ
    うにしたスライスレベル設定手段およびクロツク
    位相設定手段を備え、前記パケット信号をそれぞ
    れ多重した前記水平走査期間にそれぞれ対応させ
    て前記所定のスライスレベルおよび前記所定のク
    ロツク位相をそれぞれ設定するようにしたことを
    特徴とするパケット受信装置。
JP1981118261U 1981-08-11 1981-08-11 パケツト受信装置 Granted JPS5826273U (ja)

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JP1981118261U JPS5826273U (ja) 1981-08-11 1981-08-11 パケツト受信装置

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JP1981118261U JPS5826273U (ja) 1981-08-11 1981-08-11 パケツト受信装置

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JPS5826273U JPS5826273U (ja) 1983-02-19
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