JP2008103795A - ダイバーシティ受信装置 - Google Patents

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昌敏 高田
Yasuharu Arai
康晴 新井
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Abstract

【課題】複数のアンテナにより信号を受信するダイバーシティ受信装置において、回路規模やコストの効率化を図る。
【解決手段】複数(M個)の系統のダイバーシティ部と、複数の系統のダイバーシティ部のそれぞれにより処理された受信信号を合成する合成手段1と、合成手段による合成結果の信号を復調する復調手段2と、を備える。複数の系統のダイバーシティ部のそれぞれは、複数(N個)のアンテナAi−1〜Ai−N(i=1〜M)と、複数のアンテナのそれぞれにより受信された信号を合成又は切替する合成切替手段Biと、合成切替手段による合成又は切替の結果の信号を周波数変換する周波数変換手段Ciと、を含んで構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダイバーシティ受信装置に関し、特に、地上デジタル放送の受信用のダイバーシティ受信装置に関する。
例えば、移動体無線通信システムでは、自動車に搭載された無線通信装置や人により携帯される無線通信装置などを移動端末装置として、基地局装置と移動端末装置との間で信号を無線により通信することが行われている。
移動受信では、フェージングの影響を軽減して通信品質を高めるために、複数のアンテナを用いたダイバーシティ受信を行うことが一般的である。また、ダイバーシティ受信では、アンテナの数が多いほど受信性能が良いことが知られている。
荒関ほか、「地上ディジタル放送波中継用逐次適応型ダイバーシチ受信の検討」、信学論(B)、2004年7月、vol.J87−B、No.7、pp.1018−1028 木村ほか、「シンボル毎伝送路推定による地上デジタル放送の高速移動受信特性」、映情学技報、2005年6月、29、36、pp.1−4 三木信之、「地上デジタルテレビジョン放送」、トリケップス 岡田、高柳、山本、「アレーアンテナを用いた伝搬路時変動による地上波デジタル放送の高速移動受信特性改善効果」、映情学誌、2002年、Vol.56、No.2、pp.237−244
しかしながら、ダイバーシティ受信装置では、それぞれのアンテナからの受信信号をデジタル信号処理によりダイバーシティ合成を行うために、受信信号を低い周波数へ変換する周波数変換部がアンテナ素子と同じ数分だけ必要となり、回路規模が大型化しコストが高くなるといった問題があった。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、回路規模やコストの効率化を図ることができるダイバーシティ受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、複数のアンテナにより信号を受信するダイバーシティ受信装置において、次のような構成とした。
すなわち、合成手段が複数の系統のダイバーシティ部のそれぞれにより処理された受信信号を合成し、復調手段が前記合成手段による合成結果の信号を復調する。
前記複数の系統のダイバーシティ部のそれぞれは、複数のアンテナと、合成切替手段と、周波数変換手段を含んで構成される。合成切替手段は、前記複数のアンテナのそれぞれにより受信された信号を合成又は切替し、周波数変換手段は前記合成切替手段による合成又は切替の結果の信号を周波数変換する。
従って、各系統のダイバーシティ部では、複数のアンテナに対して1個の周波数変換手段が備えられればよいため、例えば、アンテナ素子と同じ数分だけ周波数変換部が必要となる従来のダイバーシティ受信装置と比べて、回路規模やコストの効率化を図ることができる。
ここで、複数の系統のダイバーシティ部の数としては、種々な数が用いられてもよい。
また、各系統のダイバーシティ部の構成としては、種々な構成が用いられてもよい。例えば、各系統のダイバーシティ部に備えられる複数のアンテナの数としては、種々な数が用いられてもよく、全ての系統のダイバーシティ部について同一の数が用いられてもよく、或いは、各系統のダイバーシティ部毎に任意の数(同一の数であってもよく異なる数であってもよい)が用いられてもよい。
また、各系統のダイバーシティ部に備えられる合成切替手段では、例えば、複数のアンテナのそれぞれによる受信信号を合成すること、又は、これら複数の受信信号の中から1つの受信信号を切り替える(選択する)ことが行われる。
また、合成手段により複数の系統のダイバーシティ部のそれぞれにより処理された受信信号を合成する態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、最大比合成する態様を用いることができる。
以上説明したように、本発明に係るダイバーシティ受信装置によると、各系統のダイバーシティ部では、複数のアンテナのそれぞれによる受信信号に対して合成又は切替が行われ、これら複数のアンテナに対して1個の周波数変換部が備えられればよいため、例えば、アンテナ素子と同じ数分だけ周波数変換部が必要となる従来のダイバーシティ受信装置と比べて、回路規模やコストの効率化を図ることができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
本発明の第1実施例を説明する。
図1には、本例のダイバーシティ受信装置の構成例を示してある。
本例のダイバーシティ受信装置は、複数であるM個の系統の合成切替ダイバーシティ部と、1個の最大比合成部1と、1個の復調部2を備えている。
本例では、各系統の合成切替ダイバーシティ部は同様な構成を有している。具体的には、i(i=1〜M)番目の系統の合成切替ダイバーシティ部は、複数であるN本(N素子)のアンテナAi−1〜Ai−Nと、1個の合成切替部Biと、1個の周波数変換部Ciを備えている。
本例のダイバーシティ受信装置において行われる処理の一例を示す。
なお、各系統の合成切替ダイバーシティ部により行われる処理は同様であるため、i番目の系統の合成切替ダイバーシティ部を代表させて、まとめて説明する。
本例のダイバーシティ受信装置では、シンボル構造を持つ被変調波を有するRF(Radio Frequency)信号を受信する。このような信号として、例えば、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号が用いられる。
i番目の系統の合成切替ダイバーシティ部では、N本のアンテナAi−1〜Ai−Nのそれぞれにより送信側(例えば、基地局装置など)から無線送信された信号を受信して合成切替部Biに入力する。
合成切替部Biは、N本のアンテナAi−1〜Ai−Nにより受信されて入力されたN個のRF信号に対して合成操作又は切替操作を行い、その結果の信号を周波数変換部Ciへ出力する。
ここで、合成切替部Biにおける合成操作としては、例えば、等利得合成又は最大比合成の操作を用いることができ、この場合、その合成結果の信号が周波数変換部Ciへ出力される。また、合成切替部Biにおける切替操作としては、例えば、選択合成の操作を用いることができ、この場合、その選択結果の信号が周波数変換部Ciへ出力される。
周波数変換部Ciは、合成切替部Biから入力されたRF信号に対して所望の1つの周波数帯域を選択して周波数変換を行い、その結果の信号を最大比合成部1へ出力する。
最大比合成部1は、M系統の合成切替ダイバーシティ部の周波数変換部C1〜CMから入力された信号に対して最大比合成を行い、その結果の信号を復調部2へ出力する。
復調部2は、最大比合成部1から入力された最大比合成された信号を復調する。
以上のように、本例では、シンボル構造を持つ被変調波を有するRF信号を受信するダイバーシティ受信装置において、
N個のアンテナAi−1〜Ai−Nと、当該N個のアンテナAi−1〜Ai−NからのRF信号に対して合成又は切替を行う合成切替部Biと、当該合成切替部Biからの出力信号である合成RF信号から1つの周波数帯域を選択して周波数変換する周波数変換部Ciとで構成された合成切替ダイバーシティ部を1系統として、このような合成切替ダイバーシティ部を2系統以上であるM系統備え、
これらM系統の合成切替ダイバーシティ部からの出力信号を用いて最大比合成を行う最大比合成部1と、当該最大比合成された信号を復調する復調部2と、を備えた。
従って、本例では、アンテナAi−1〜Ai−Nの素子数よりも少ない数の周波数変換部Ciで構成されたダイバーシティ受信装置において、例えば、アンテナの素子数と同じ数の周波数変換部を有するダイバーシティ受信装置と比べて、それ以上の受信品質を得ることができる。具体的には、本例では、各系統の合成切替ダイバーシティ部において、N本のアンテナAi−1〜Ai−Nに対して1個の周波数変換部Ciのみが備えられればよく、また、合成切替部Biによる処理や最大比合成部1による処理により良好な受信品質を得ることができる。
なお、本例のダイバーシティ受信装置では、複数であるM個の系統のダイバーシティ部(本例では、合成切替ダイバーシティ部)が備えられており、各系統のダイバーシティ部には複数であるN個のアンテナAi−1〜Ai−Nが備えられている。また、本例のダイバーシティ受信装置では、各系統のダイバーシティ部において、合成切替部Biの機能により合成切替手段が構成されており、周波数変換部Ciの機能により周波数変換手段が構成されている。また、本例のダイバーシティ受信装置では、最大比合成部1の機能により合成手段が構成されており、復調部2の機能により復調手段が構成されている。
本発明の第2実施例を説明する。
図2には、本例のダイバーシティ受信装置の構成例を示してある。なお、図2では、図1に示される構成部と同様な構成部については、同一の符号を付してある。
本例のダイバーシティ受信装置は、複数であるM個の系統の合成切替ダイバーシティ部と、1個の最大比合成部1と、1個の復調部2を備えている。
本例では、各系統の合成切替ダイバーシティ部は同様な構成を有している。具体的には、i(i=1〜M)番目の系統の合成切替ダイバーシティ部は、複数であるN本(N素子)のアンテナAi−1〜Ai−Nと、N個の移相器Di−1〜Di−Nと、1個の合成器Eiと、1個の位相制御部Fiと、1個の周波数変換部Ciを備えている。
ここで、本例では、各系統の合成切替ダイバーシティ部において、N個の移相器Di−1〜Di−Nと、1個の合成器Eiと、1個の位相制御部Fiにより、合成切替部Biが構成されている。本例の合成切替部Biは、等利得合成を行う。
本例のダイバーシティ受信装置において行われる処理として、合成切替部Biにより行われる処理の一例を示す。なお、他の構成部により行われる処理は、例えば、図1に示される構成について説明したのと同様である。
また、各系統の合成切替ダイバーシティ部により行われる処理は同様であるため、i番目の系統の合成切替ダイバーシティ部を代表させて、まとめて説明する。
i番目の系統の合成切替ダイバーシティ部では、N本のアンテナAi−1〜Ai−Nのそれぞれの後段に移相器Di−1〜Di−Nが1個ずつ接続されている。
各移相器Di−1〜Di−Nは、各アンテナAi−1〜Ai−Nにより受信されて入力されたRF信号を移相して合成器Eiへ出力する。
合成器Eiは、N個の移相器Di−1〜Di−Nから入力されたRF信号を合成し、その結果の信号を周波数変換部Ciへ出力する。
また、位相制御部Fiは、周波数変換部Ciからの出力信号の一部を分岐して入力し、当該入力信号(本例では、周波数変換された信号)の電力を監視して、合成RF信号の電力が高くなるように、各アンテナAi−1〜Ai−Nの後段に接続された各移相器Di−1〜Di−Nの位相(各移相器Di−1〜Di−Nにより信号に与えられる位相の移相量)を制御する。これにより、合成切替部Biでは、等利得合成が行われる。
ここで、本例では、特に好ましい態様例として、所望の周波数帯域の電力を高めるために、周波数変換部Ciからの出力信号を位相制御部Fiで参照する制御情報として用いたが、他の構成例として、合成器Eiからの出力信号である合成RF信号を位相制御部Fiで参照する制御情報として用いる構成とすることもでき、実用上で有効に、合成電力を高めることが可能である。
図3には、このような他の構成例に係るダイバーシティ受信装置の構成例を示してある。
本例のダイバーシティ受信装置は、各系統の合成切替ダイバーシティ部において位相制御部Giが合成器Eiからの出力信号を参照して各移相器Di−1〜Di−Nを制御するといった点を除いては、図2に示されるのと同様な構成を有しており、他の構成部については図2に示されるのと同一の符号を付してある。
本発明の第3実施例を説明する。
図4には、本例のダイバーシティ受信装置の構成例を示してある。
本例のダイバーシティ受信装置は、図2に示されるのと同様な構成部を備えるとともに、更に、各系統の合成切替ダイバーシティ部は、1個のA/D(Analog to Digital)変換器H1〜HMと、1個のFFT(Fast Fourier Transform)部I1〜IMを備えている。
本例では、合成切替ダイバーシティ部と同数備えられたA/D変換器H1〜HMとFFT部I1〜IMが、各系統の合成切替ダイバーシティ部毎に、それぞれ1個ずつ周波数変換部C1〜CMの後段に接続されている。
本例のダイバーシティ受信装置において行われる処理として、A/D変換器HiやFFT部Iiや最大比合成部1により行われる処理の一例を示す。なお、他の構成部により行われる処理は、例えば、図2に示される構成について説明したのと同様である。
また、各系統の合成切替ダイバーシティ部により行われる処理は同様であるため、i番目の系統の合成切替ダイバーシティ部を代表させて、まとめて説明する。
i番目の系統の合成切替ダイバーシティ部では、周波数変換部Ciにより周波数変換された信号がA/D変換器Hiに入力される。
A/D変換器Hiは、周波数変換部Ciから入力された信号をサンプリングしてデジタルデータへ変換してFFT部Iiへ出力する。
FFT部Iiは、A/D変換器Hiから入力されたデジタルデータに対してFFT処理を行い、時間軸のデータから周波数軸のデータへ変換して最大比合成部1へ出力する。
最大比合成部1は、M個の系統(ブランチ)の合成切替ダイバーシティ部のFFT部I1〜IMから入力された周波数軸のデータに対してキャリア毎に最大比合成を行い、その結果の信号を復調部2へ出力する。具体的には、各系統の合成切替ダイバーシティ部から入力された周波数軸のデータに対してキャリア毎に最大比合成の重み係数を乗算し、その結果を各キャリア毎に合成して復調部2へ出力する。
ここで、最大比合成を行う場合の重み係数としては、例えば、(式1)に示されるようなものを用いることができる(例えば、非特許文献1参照。)。
Figure 2008103795
(式1)において、mは合成切替ダイバーシティ部のブランチ番号(m=1〜M)を表しており、kはキャリア番号(k=1〜K:Kは2以上の値)を表しており、W はブランチ番号mでキャリア番号kの重み係数を表しており、H はブランチ番号mでキャリア番号kの伝搬路推定値を表している。また、*は複素共役を表している。
この場合、キャリア番号kの最大比合成後の信号は(式2)のように表される。
(式2)において、x はブランチ番号mの合成切替ダイバーシティ部におけるキャリア番号kの受信信号を表しており、yはキャリア番号kの最大比合成後の信号を表している。
Figure 2008103795
図5には、合成切替ダイバーシティ部が2系統(M=2)であり、キャリアの数が5617本(K=5617)である場合における最大比合成部1の構成例を示してあるとともに、前段のFFT部I1〜I2及び後段の復調部2を示してある。
本例の最大比合成部1は、i番目の系統の合成切替ダイバーシティ部に対して、1個の重み係数算出部Jiと、5617個の乗算器Zi−1〜Zi−5617を備えており、また、M個の系統の合成切替ダイバーシティ部の全体に対して、5617個の合成器L1〜L5617を備えている。
本例の最大比合成部1では、M個の系統の合成切替ダイバーシティ部のFFT部Iiから入力された各ブランチ毎及び各キャリア毎の伝搬路推定値H に基づいて重み係数算出部Jiが各ブランチ毎及び各キャリア毎の重み係数W を算出し、i番目の系統の合成切替ダイバーシティ部のFFT部Iiから入力された各ブランチ毎及び各キャリア毎の入力信号x と重み係数算出部Jiにより算出された各ブランチ毎及び各キャリア毎の重み係数W とを各ブランチ毎及び各キャリア毎の乗算器Zi−1〜Zi−5617が乗算する。そして、各キャリア毎の合成器L1〜L5617が各キャリア毎に全ての系統の乗算器Z1−k、Z2−kにより得られた乗算結果を合成して、その結果の信号yを復調部2へ出力する。
本発明の第4実施例を説明する。
本例のダイバーシティ受信装置は、図2、図3或いは図4に示される構成において、移相器Di−1〜Di−N(i=1〜M)として、無限移相器を用いた構成を有する。
図6には、本例の無限移相器の構成例を示してある。
本例の無限移相器は、1個のハイブリッド回路11と、2個のDBM12、13と、1個の合成器4を備えている。
本例の無限移相器において行われる処理の一例を示す。
アンテナAi−1〜Ai−Nにより受信されたRF信号a1がハイブリッド回路11に入力される。
ハイブリッド回路11は、入力されたRF信号a1を、90度の位相差を有する等電力の2つの信号(分配RF信号)a2、a3に分配して、一方の分配RF信号a2を一方のDBM12へ出力し、他方の分配RF信号a3を他方のDBM13へ出力する。
各DBM12、13は、所望の移相量を実現させるための各制御電圧v1、v2を用いて、ハイブリッド回路11から入力された各分配RF信号a2、a3を増幅又は減衰して、その結果の信号を合成器14へ出力する。
ここで、例えば、制御電圧v1の信号としては(式3)に示されるような制御信号1を用いることができ、制御電圧v2の信号としては(式4)に示されるような制御信号2を用いることができる。なお、rは定数を表しており、φは所望の移相量を表している。
Figure 2008103795
Figure 2008103795
合成器14は、各DBM12、13から入力された信号を合成し、その結果のRF信号a4を合成器Eiへ出力する。これにより、所望の位相に移相されたRF信号a4が出力される。
本例では、無限移相器を使用することにより、連続的に位相を変えることができ、最適な移相制御を行うことができる。
本発明の第5実施例を説明する。
本例のダイバーシティ受信装置は、例えば、図4に示されるのと同様な構成を有している。
本例のダイバーシティ受信装置では、シンボル構造を有する被変調波として、地上デジタル放送のOFDM信号を受信する。
最大比合成を行う場合の重み係数は、上記した(式1)のように表され、伝搬路推定値の関数となる。
本例のダイバーシティ受信装置により行われる伝搬路推定の方法について説明する。
図7には、地上デジタル放送のOFDM信号の構成例を示してある。
図7において、横軸はキャリアの番号(周波数の位置)kを示しており、縦軸はシンボルの番号(時間の進みの位置)tを示している。また、黒丸(●)はスキャッタードパイロット(SP:Scattered Pilot)と呼ばれるパイロットキャリアのシンボルを示しており、白丸(〇)はSP以外のデータキャリアなどのシンボルを示している。
SPは、伝搬路を推定して等化を行うためのものであり、所定のキャリア周期毎及び所定のシンボル周期毎に挿入されている。具体的には、SPは、1シンボル内にデータキャリアなどと一緒に埋め込まれており、本例では、キャリア方向で12キャリアに1本、シンボル方向で4シンボルに1本ずつ埋め込まれて挿入されている。
このようなSPを用いて、全てのキャリア及び全てのシンボルにわたって伝搬路を推定する。
伝搬路推定の方式としては、(1)時間等化と周波数等化を行う4シンボル等化方式と、(2)周波数等化のみを行う1シンボル等化方式といった2つの方式が一般に知られている(例えば、非特許文献2参照。)。
ここで、4シンボル等化方式は、まず、前後のシンボルのSPを用いて時間方向に補間処理を行い、次に、それにより求めた値と該当シンボルの本来のSPを用いて周波数方向に内挿処理を行う等化方式であるが、この方式では移動による伝搬路の変動が速くなると推定誤差が大きくなるという特徴がある。
例えば、図4に示されるような構成において、各シンボルで等利得合成を行う場合、FFT部Iiに入力される信号が時間的に不連続となる。そして、これは伝搬路の変動が速くなることと等価であるため、伝搬路推定方式として時間等化と周波数等化を行う4シンボル等化方式を適用すると、伝搬路推定の結果が劣化すると考えられる。
そこで、本例では、伝搬路推定方式として、周波数等化のみを行う1シンボル等化方式を用いる。
図8には、本例のダイバーシティ受信装置に備えられる伝搬路推定部22の構成例を示してあるとともに、FFT部21と、最大比合成重み係数算出部23を示してある。
ここで、本例では、FFT部21は図4に示されるFFT部Iiに相当し、また、伝搬路推定部22及び最大比合成重み係数算出部23は最大比合成部1に備えられている。
本例の伝搬路推定部22は、SP抽出部31と、0置換部32と、時間方向内挿フィルタ33を備えている。
本例の伝搬路推定部22において行われる1シンボル等化方式による伝搬路推定方法の一例を示す。
SP抽出部31は、FFT部21から入力された信号から12キャリア毎に配置されたSPを抽出して0置換部32へ出力する。
0置換部32は、SP抽出部31から入力された信号に基づいて、SP以外のキャリアを0値へ置換して時間方向内挿フィルタ33へ出力する。
図9には、SP以外のキャリアを0値へ置換する様子の一例を示してある。
時間方向内挿フィルタ33は、12キャリアの間隔がカットオフ周波数となる特性を有しており、0置換部32から入力された信号をフィルタリングして最大比合成重み係数算出部23へ出力する。
図10には、伝搬路の推定の結果の一例として、SP以外のキャリアについて推定された伝搬路特性41を示してある。この伝搬路特性41は、時間方向内挿フィルタ33によるフィルタリングで得られる。
最大比合成重み係数算出部23は、例えば、図5に示される重み係数算出部Jiと同様に、重み係数を算出する機能を有している。
以上のように、本例のダイバーシティ受信装置では、伝搬路推定方式として、周波数軸上に分散されて配置されるパイロットキャリアに基づいて、各シンボル毎に該当するシンボルのパイロットキャリアのみを用いて伝搬路を推定する。
このように、1シンボル等化方式により伝搬路の推定を行うことにより、信号が時間的に不連続となることによる伝搬路推定結果の劣化を防ぐことができ、最適な最大比合成を行うことができる。
本発明の第6実施例を説明する。
図11には、本例のダイバーシティ受信装置の構成例を示してある。
本例のダイバーシティ受信装置は、例えば、図4に示されるのと同様な構成において、合成切替ダイバーシティ部の数Mが2系統であり(M=2)、各系統の合成切替ダイバーシティ部のアンテナの数Nが2本である(N=2)場合に相当する。
ここで、本例では、それぞれのアンテナAi−1〜Ai−2の後段に1個ずつの移相器Di−1〜Di−2が接続される構成を示したが、移相器の数としては、これに限られず、他の構成例として、アンテナA1−1とアンテナA2−1の後段のみに1個ずつの移相器が備えられるような構成が用いられてもよく、或いは、アンテナA1−2とアンテナA2−2の後段のみに1個ずつの移相器が備えられるような構成(例えば、図12に示されるような構成)が用いられてもよい。
本発明の第7実施例を説明する。
図12には、本例のダイバーシティ受信装置の構成例を示してある。
本例のダイバーシティ受信装置の構成は、例えば、図11に示される構成と比べて、アンテナA1−2とアンテナA2−2の後段のみに1個ずつの移相器O1、O2を備えており、各位相制御部F1、F2がその各移相器O1、O2のみを制御する点で異なっており、すなわち、各系統の合成切替ダイバーシティ部に設けられる移相器の数を1個としてある。
本例の位相制御部F1、F2により行われる制御の一例を示す。
なお、本例では、各系統の位相制御部F1、F2により行われる制御は同様であるため、i番目の系統の位相制御部Fiを代表させて、まとめて説明する。
本例の位相制御部Fiは、移相器Oiの位相を変える前と後における合成器Eiからの出力電力(本例では、周波数変換部Ciを通過した後の電力)を測定し、当該出力電力が高くなるように移相器Oiの位相を制御する。
まず、移相器Oiの位相を切り替えるタイミングについて説明する。
図13には、地上デジタル放送のOFDM信号の一例を示してある(例えば、非特許文献3参照。)。
本例の地上デジタル放送のOFDM信号では、約1msの間隔で1シンボルが送られている。また、各シンボルの先頭にはガードインターバルが付加されている。
また、図13の例では、各シンボルの区切り目で移相器Oiの位相を切り替えるタイミングが設けられており、1シンボル長の中にシンボル抽出期間が設けられている。
ここで、マルチパスの環境下では、直接波に対して進みの妨害波や遅れの妨害波が発生し、これらが合成されて受信される。そこで、地上デジタル放送の受信機では、各シンボルにおいて図13に示されるようなシンボル抽出期間の最適化を適応的に行い、このシンボル抽出期間内の時間信号に対してフーリエ変換などの復調処理を行ってデータを再生する。このため、シンボル抽出期間内で移相器Oiの位相を変えると、位相切替の影響によりデータの誤り率特性を劣化させる可能性があるという問題がある。
そこで、本例では、各シンボルのシンボル抽出期間以外の時間に移相器Oiの位相切替を行うこととする。これにより、位相切替の影響によりデータの誤り率特性を劣化させることなく、復調処理を行うことができる。
図14には、本例の位相制御部Fiにより合成器Eiからの出力電力(本例では、周波数変換部Ciを通過した後の電力)を測定して移相器Oiの位相を制御する(切り替える)方法の一例を示してある。
本例では、合成器Eiによる合成電力の測定時間を移相器Oiの位相切替の直前と直後とし、更に、測定時間はシンボル抽出期間未満とする。
位相制御部Fiは、移相器Oiの位相を変える前と後における合成器Eiによる合成電力を測定し、当該合成電力が高くなるように、逐次的に移相器Oiの位相を制御する。
また、本例では、位相制御部Fiは、(式5)及び(式6)に従って、位相制御を行う。
Figure 2008103795
Figure 2008103795
(式5)及び(式6)において、nはシンボルの番号(時刻)を表しており、φ(n)は現在のシンボルnにおいて移相器Oiに設定されている位相(移相量)を表しており、φ(n+1)は次のシンボル(n+1)における位相切替により移相器Oiに設定される位相(移相量)を表しており、μはステップサイズの係数を表しており、ΔPowerは現在のシンボルnにおける位相切替の位置(タイミング)の前後における合成器Eiによる合成電力の変化量を表しており、ΔPhaseは現在のシンボルnにおける位相切替の位置(タイミング)の前後における移相器Oiに設定された位相(移相量)の変化量を表しており、PowHead(n)は現在のシンボルnにおける位相切替の位置(タイミング)の直後において測定された合成電力(つまり、シンボルnの先頭における合成電力)を表しており、PowTail(n−1)は現在のシンボルnにおける位相切替の位置(タイミング)の直前において測定された合成電力(つまり、シンボル(n−1)の後尾における合成電力)を表している。
以上のように、本例のダイバーシティ受信装置では、1系統の合成切替ダイバーシティ部に接続される移相器の数を1個とし、位相制御部Fiにより位相制御を行うアルゴリズムとして、各シンボルにおいて、移相器Oiにより移相する位相の量を切り替えるタイミング(切替タイミング)がシンボル抽出期間外に配置され、合成されたOFDM信号のレベル(本例では、合成電力)を検出する検出期間(検出時間)が前記切替タイミングの前後に配置され、前記切替タイミングの前後に配置されたそれぞれの前記検出期間が前記シンボル抽出期間未満である位相制御アルゴリズムを用いた。
本例のように、合成電力の測定時間を各シンボルのシンボル抽出期間未満とすることにより、例えば、フェージングの影響を軽減して最適に近い(或いは、最適な)等利得合成を行うことができ、合成電力の測定時間内に変化するフェージングの影響を受けて最適に動作しないような状況を回避することができる。
ここで、本例のダイバーシティ受信装置では、上記の構成において更に、合成されたOFDM信号のレベル(本例では、合成電力)を検出する検出期間(検出時間)が前記切替タイミングの直前と直後に配置され、前記切替タイミングの直前と直後に配置されたそれぞれの前記検出期間が756μsec以内である位相制御アルゴリズムを用いた構成とすることができる。
このように、位相切替の直前と直後に行う合成電力の測定の時間(片側の測定時間)をそれぞれ756μsec以内とすることにより、例えば、フェージングの影響を軽減して最適な等利得合成を行うことができる。
なお、このような測定時間の限定は特に好ましい態様であり、実用上で有効であればそれを超える測定時間が用いられても構わない。
本発明の第8実施例を説明する。
本例では、上記した実施例(例えば、図12)で示されるようなダイバーシティ受信装置を車載機に適用して、車載用ダイバーシティ受信装置の性能を確認したシミュレーションの結果の一例を示す。
図15には、本例の車載用ダイバーシティ受信装置の概略的な構成例を示してある。
本例の車載用ダイバーシティ受信装置では、2個の系統の合成切替ダイバーシティ部を備える(M=2)とともに各系統の合成切替ダイバーシティ部におけるアンテナが2本である(N=2)場合を示す。具体的には、自動車51の左側の前後に1mほどの距離をあけて第1系統の合成切替ダイバーシティ部における2個のアンテナであるアンテナP1(後方)及びアンテナP2(前方)が設けられており、同様に左右対称として、当該自動車51の右側の前後に1mほどの距離をあけて第2系統の合成切替ダイバーシティ部における2個のアンテナであるアンテナP3(後方)及びアンテナP4(前方)が設けられている。また、左側(アンテナP1、P2)と右側(アンテナP3、P4)とは1.5mほど距離があいている。
図16には、本例のシミュレーションの緒元を示してある(例えば、非特許文献4参照。)。
伝搬路の条件としては、都市部におけるフェージングの状態を想定して、2波レイリーフェージングとし、所望波と妨害波との電界強度の比であるD/U(DUR:Desired−signal−to−Undesired−signal Ratio)が0dBであるとし、遅延時間が4μsecであるとした。
変調方式としては、64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)−OFDM方式であるとした。
車両(本例では、自動車51)の移動速度は、30km/h(770MHzにおいてFd=21Hz)であるとした。
アンテナの素子数は、4(2×2)素子であるとし、その配置は図15に示されるように長方形(1.5m×1m)の配列とした。
アンテナの指向性は、無指向性とした。
誤り訂正は、無し(実行しない)とした。
本例のシミュレーションの結果を説明する。
図17には、各アンテナ素子のCNR(Carrier−to−Noise Ratio)に対するBER(Bit Error Ratio)の特性の結果を示してある。
グラフ中の「1br.」の特性は、本発明の一実施例との比較例であり、1素子のアンテナ(本例では、アンテナP1)で受信した信号を図18に示されるような構成で復調した場合の特性を示している。
図18に示される構成では、アンテナP1による受信信号がダウンコンバータ(周波数変換部)Q1、A/D変換器R1、FFT部T1により処理された後に復調部61により復調される。
グラフ中の「2br.−MRC」の特性は、本発明の一実施例との比較例であり、2素子のアンテナ(本例では、アンテナP1とアンテナP3)で受信した信号を図19に示されるような構成で復調した場合の特性を示している。この特性は、2素子の車載用ダイバーシティ受信装置の特性に相当する。
図19に示される構成では、各アンテナP1、P3による受信信号が各ダウンコンバータ(周波数変換部)Q1、Q3、各A/D変換器R1、R3、各FFT部T1、T3により処理された後に、最大比合成部62により最大比合成されて復調部61により復調される。
グラフ中の「4br.−MRC」の特性は、本発明の一実施例との比較例であり、4素子のアンテナ(本例では、アンテナP1、P2、P3、P4)で受信した信号を図20に示されるような構成で復調した場合の特性を示している。この特性は、4素子の車載用ダイバーシティ受信装置の特性に相当する。
図20に示される構成では、各アンテナP1〜P4による受信信号が各ダウンコンバータ(周波数変換部)Q1〜Q4、各A/D変換器R1〜R4、各FFT部T1〜T4により処理された後に、最大比合成部62により最大比合成されて復調部61により復調される。
グラフ中の「RF合成」の特性は、本発明の一実施例であり、4素子のアンテナ(本例では、アンテナP1、P2、P3、P4)で受信した信号を図12に示されるような構成で復調した場合の特性を示している。
グラフ中の「RF合成(理想)」の特性は、本発明の一実施例の理想的な場合に相当し、4素子のアンテナ(本例では、アンテナP1、P2、P3、P4)で受信した信号を図12に示されるような構成で復調するに際して、合成電力が最大となる位相を総当たり検索で求めるという制御動作が理想的に行われた場合の特性を示している。この特性は、本発明の一実施例に係る「RF合成」の特性の上限を示すが、実際の位相制御を考えると、合成電力が最大となる位相を総当たりで検索することは現実的ではない。
一方、上記した「RF合成」の特性は、実際の位相制御を考慮して、最急降下法を適用した場合の特性を示している。
ここで、非特許文献4を参考にして、復号後の誤りを無視できる為の所要訂正前BERである2×10−2でシミュレーション結果を評価する。
アンテナ1素子で受信した信号を図18に示される構成で復調した場合「1br.」の所要CNRは約27dBとなる。
アンテナ2素子(本例では、アンテナP1とアンテナP3)で受信した信号を図19に示される2素子の車載用ダイバーシティ受信装置の構成で復調した場合「2br.−MRC」の所要CNRは約19dBとなる。
アンテナ4素子(本例では、アンテナP1〜P4)で受信した信号を図20に示される4素子の車載用ダイバーシティ受信装置の構成で復調した場合「4br.−MRC」の所要CNRは約13dBとなる。
本発明の一実施例として、4素子のアンテナ(本例では、アンテナP1〜P4)の受信信号を図12に示される構成で復調した場合の所要CNRは、理想的に位相制御が行われた場合「RF合成(理想)」には約15dBとなり、位相制御に最急降下法を適用した場合「RF合成」には約17dBとなる。
このように、本例のシミュレーション結果によると、2素子の車載用ダイバーシティ受信装置の所要CNRと比べて、本発明の一実施例に係る構成を用いることにより、理想的に制御した場合には所要CNRを約4dB改善することができ、最急降下法を適用した場合においても所要CNRを約2dB改善することができる。
従って、本発明の一実施例に係る車載用ダイバーシティ受信装置では、2素子の車載用ダイバーシティ受信装置以上の受信品質を得ることができる。
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々なシステムや装置として提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の第1実施例に係るダイバーシティ受信装置の構成例を示す図である。 本発明の第2実施例に係るダイバーシティ受信装置の構成例を示す図である。 本発明の第2実施例に係るダイバーシティ受信装置の他の構成例を示す図である。 本発明の第3実施例に係るダイバーシティ受信装置の構成例を示す図である。 本発明の第3実施例に係るダイバーシティ受信装置の2系統の構成例を示す図である。 本発明の第4実施例に係る無限移相器の構成例を示す図である。 本発明の第5実施例に係るスキャッタードパイロット(SP)の一例を示す図である。 本発明の第5実施例に係る伝搬路推定部の構成例を示す図である。 本発明の第5実施例に係るSP以外のキャリアを0に置換する様子の一例を示す図である。 本発明の第5実施例に係る伝搬路の推定の様子の一例を示す図である。 本発明の第6実施例に係るダイバーシティ受信装置の構成例を示す図である。 本発明の第7実施例に係るダイバーシティ受信装置の構成例を示す図である。 本発明の第7実施例に係る地上デジタル放送の信号の一例を示す図である。 本発明の第7実施例に係る合成電力の測定方法の一例を示す図である。 本発明の第8実施例に係る車載用ダイバーシティ受信装置の一例を示す図である。 本発明の第8実施例に係るシミュレーションの緒元の一例を示す図である。 本発明の第8実施例に係るC/Nに対するBERの一例を示す図である。 アンテナ1素子での受信の構成例を示す図である。 アンテナ2素子での受信の構成例を示す図である。 アンテナ4素子での受信の構成例を示す図である。
符号の説明
A、P・・アンテナ、 B・・合成切替部、 C・・周波数変換部、 D、O・・移相器、 E、L・・合成器、 F、G・・位相制御部、 H、R・・A/D変換器、 I、T・・FFT部、 J・・重み係数算出部、 Z・・乗算器、 Q・・ダウンコンバータ、
a・・信号、 v・・電圧、
1、62・・最大比合成部、 2、61・・復調部、 11・・ハイブリッド回路、 12、13・・DBM、 14・・合成器、 21・・FFT部、 22・・伝搬路推定部、 23・・最大比合成重み係数算出部、 31・・SP抽出部、 32・・0置換部、 33・・時間方向内挿フィルタ、 41・・伝搬路特性、 51・・自動車、

Claims (1)

  1. 複数のアンテナにより信号を受信するダイバーシティ受信装置において、
    複数の系統のダイバーシティ部と、前記複数の系統のダイバーシティ部のそれぞれにより処理された受信信号を合成する合成手段と、前記合成手段による合成結果の信号を復調する復調手段と、を備え、
    前記複数の系統のダイバーシティ部のそれぞれは、複数のアンテナと、前記複数のアンテナのそれぞれにより受信された信号を合成又は切替する合成切替手段と、前記合成切替手段による合成又は切替の結果の信号を周波数変換する周波数変換手段と、を含んで構成された、
    ことを特徴とするダイバーシティ受信装置。
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