JPH0878935A - アンテナ駆動装置 - Google Patents

アンテナ駆動装置

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JPH0878935A
JPH0878935A JP33441494A JP33441494A JPH0878935A JP H0878935 A JPH0878935 A JP H0878935A JP 33441494 A JP33441494 A JP 33441494A JP 33441494 A JP33441494 A JP 33441494A JP H0878935 A JPH0878935 A JP H0878935A
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antenna
jack
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elevation
drive device
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Hiroshi Nishiyama
洋 西山
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 EL軸を介してアンテナ10と構造体21を
連結し、仰角駆動ジャッキ22によってアンテナ10の
仰角を調整するアンテナ駆動装置20において、一側が
アンテナ10側に取り付けられているとともに、他側が
構造体21側に取り付けられたシリンダ部31と、この
シリンダ部31のシリンダ本体31b内に収納され、ア
ンテナ10の仰角が所定の角度より小さくなったとき、
シリンダ部31のピストンロッド31aに圧縮され、ア
ンテナ10の自重に対して反力を作用させるコイルばね
32とからなるジャッキ補助部30を備えた構成として
ある。 【効果】 仰角駆動ジャッキにかかるアンテナの自重負
荷を軽減することができ、仰角駆動ジャッキの小型軽量
化及びローコスト化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星の追尾等に用いら
れるアンテナの駆動装置に関し、特に、アンテナの仰角
が小さくなったとき、仰角駆動ジャッキにかかるアンテ
ナの自重負荷を軽減することができるアンテナ駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアンテナ駆動装置について、図9
及び図10を参照しつつ説明する。図9は第一従来例に
係るアンテナ駆動装置を示す側面図であり、また、図1
0は第二従来例に係るアンテナ駆動装置を示す側面図で
ある。
【0003】これら各従来例に係るアンテナ駆動装置2
00は、いずれも構造体21にアンテナ10を仰角方向
及び方位角方向に回動自在に取り付け、仰角駆動ジャッ
キ22によってアンテナ10の仰角を調整するととも
に、方位角駆動ジャッキ23によってアンテナ10の方
位角を調整する構成としてあった。
【0004】ここで、第一従来例に係るアンテナ駆動装
置200は、仰角駆動ジャッキ22の上端をアンテナ1
0背面のEL軸50より下側に回動自在に取り付けると
ともに、下端を構造体21の付根部分に回動自在に取り
付けた構成としてあった。このような構成からなる第一
従来例のアンテナ駆動装置では、仰角駆動ジャッキ22
をモータ又は手動で作動させることによって、アンテナ
10を仰角方向に駆動させていた。
【0005】また、第二従来例に係るアンテナ駆動装置
200は、仰角駆動ジャッキ22の一側をアンテナ10
背面のEL軸50より上側に回動自在に取り付けるとと
もに、他側を構造体21に回動自在に取り付けた構成と
してあり、仰角駆動ジャッキ22を作動させることによ
って、アンテナ10を仰角方向に駆動させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した第
一及び第二従来例に係るアンテナ駆動装置200では、
アンテナ10の仰角が小さくなると、仰角駆動ジャッキ
22に数トンのアンテナ10の自重負荷がかかり、この
ため仰角駆動ジャッキ22の剛性を高くしなければなら
ず、仰角駆動ジャッキ22が大型かつ大重量化してしま
うという問題があった。また、高剛性化により仰角駆動
ジャッキ22が高価になってしまうという問題もあっ
た。
【0007】さらに、上述した第一及び第二従来例に係
るアンテナ駆動装置200では、大重量のアンテナ10
を仰角駆動ジャッキ22のみによって支持あるいは保持
する構成となっていたので、仰角駆動ジャッキ22に、
アンテナ10の仰角を大きくするための大きな駆動トル
クが要求され(特に、小さい仰角から大きい仰角にする
場合)、また、仰角駆動ジャッキ22の寿命が短いとい
う問題があった。
【0008】本発明は、上記問題点にかんがみてなされ
たものであり、仰角駆動ジャッキにかかるアンテナの自
重負荷を軽減することができ、仰角駆動ジャッキの小型
軽量化及びローコスト化を図ることができるアンテナ駆
動装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載のアンテナ駆動装置は、EL軸を介してア
ンテナと構造体を連結し、仰角駆動ジャッキによって前
記アンテナの仰角を調整するアンテナ駆動装置におい
て、一側が前記アンテナ側に取り付けられているととも
に、他側が前記構造体側に取り付けられ、前記アンテナ
の仰角が所定の角度より小さくなったとき、前記アンテ
ナの自重に対して反力を作用させるジャッキ補助部を備
えた構成としてある。
【0010】請求項2記載のアンテナ駆動装置は、前記
ジャッキ補助部が、一側が前記アンテナ側に取り付けら
れているとともに、他側が前記構造体側に取り付けられ
たシリンダ部と、このシリンダ部のシリンダ本体内に収
納され、前記アンテナの仰角が所定の角度より小さくな
ったとき、前記シリンダ部のピストンロッドに圧縮さ
れ、前記アンテナの自重に対して反力を作用させるばね
とからなる構成としてある。
【0011】請求項3記載のアンテナ駆動装置は、前記
ジャッキ補助部のシリンダ部を、一側を前記アンテナ背
面のEL軸より下側に取り付けるとともに、他側を前記
構造体の回転部に取り付けた構成としてある。
【0012】請求項4記載のアンテナ駆動装置は、前記
ジャッキ補助部を複数設けた構成としてある。
【0013】請求項5記載のアンテナ駆動装置は、EL
軸を介してアンテナと構造体を連結し、仰角駆動ジャッ
キによって前記アンテナの仰角を調整するアンテナ駆動
装置において、一端が前記EL軸の端部と連結され、前
記アンテナの仰角が所定の角度より小さくなったとき、
前記アンテナととも回動にするEL軸の回転が加わり、
アンテナの自重による前記EL軸周りの回転モーメント
と反対方向の回転モーメントを発生するトーションバー
を備えた構成としてある。
【0014】請求項6記載のアンテナ駆動装置は、前記
EL軸とトーションバーを、前記アンテナの仰角が所定
の角度より小さくなったとき、前記EL軸の回転を前記
トーションバーに伝えるカムを介して連結した構成とし
てある。
【0015】請求項7記載のアンテナ駆動装置は、前記
ジャッキ補助部とトーションバーの両方を設けた構成と
してある。
【0016】
【作用】上記構成からなる請求項1〜4記載のアンテナ
駆動装置によれば、アンテナの仰角が所定の角度より小
さくなると、ジャッキ補助部のシリンダ本体内に収納さ
れたばねがピストンロッドを押し上げ、前記アンテナの
自重に対して反力を作用させる。これにより、仰角駆動
ジャッキにかかる前記アンテナの自重負荷が軽減され
る。
【0017】また、請求項4記載のアンテナ駆動装置に
よれば、前記ジャッキ補助部の全長を短縮することがで
き、これにより、前記ジャッキ補助部の小型軽量化も図
ることができる。
【0018】さらに、上記構成からなる請求項5又は6
記載のアンテナ駆動装置によれば、アンテナの仰角が所
定の角度より小さくなると、EL軸とトーションバーを
連結するカムが作用して、前記アンテナととも回動にす
るEL軸の回転が前記トーションバーに加わる。これに
よって、前記トーションバーが、前記アンテナの自重に
よるEL軸周りの回転モーメントと反対方向の回転モー
メントを発生し、仰角駆動ジャッキにかかる前記アンテ
ナの自重負荷を軽減する。
【0019】またさらに、上記構成からなる請求項7記
載のアンテナ駆動装置によれば、アンテナの仰角が所定
の角度より小さくなったときに、ジャッキ補助部とトー
ションバーの両方が作用して、仰角駆動ジャッキにかか
る前記アンテナの自重負荷をより軽減することができ
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例に係るアンテナ駆動装
置について図面を参照しつつ説明する。まず、第一実施
例に係るアンテナ駆動装置について説明する。図1は第
一実施例に係るアンテナ駆動装置を示す側面図である。
また、図2は本アンテナ駆動装置のジャッキ補助部を示
すものであり、同図(a)は側面図、同図(b)は同図
(a)の部分拡大断面図である。
【0021】本第一実施例のアンテナ駆動装置では、仰
角駆動ジャッキの上端をアンテナ背面のEL軸より下側
に取り付けた構成としてあり、この仰角駆動ジャッキに
かかる前記アンテナの自重負荷をジャッキ補助部によっ
て軽減する構成としてある。なお、以下の実施例におい
て、上述した従来例と同様の部分については、同一の符
号を付して詳細な説明を省略する。
【0022】これら図面において、30はジャッキ補助
部であり、ピストンロッド31aとシリンダ本体31b
からなるシリンダ部31と、このシリンダ部31のシリ
ンダ本体31bに収納されるコイルばね32によって構
成してある。このジャッキ補助部30は、ピストンロッ
ド31aの上端をアンテナ10の取付部10aに回動自
在に取り付けるとともに、シリンダ本体31bの下端を
構造体21の取付部21aに回動自在に取り付けて仰角
駆動ジャッキ22の近傍に配置してある。
【0023】ここで、本実施例のアンテナ駆動装置20
では、仰角駆動ジャッキ22の上端をアンテナ10背面
のEL軸50より下側に取り付けた構成としてあるの
で、仰角駆動ジャッキ22を伸ばすとアンテナ10の仰
角が大きくなり、また、仰角駆動ジャッキ22を縮める
とアンテナ10の仰角が小さくなる。
【0024】そして、ジャッキ補助部30は、アンテナ
10の仰角が所定の角度より小さくなると、ピストンロ
ッド31aがシリンダ本体31bに押し込まれた状態と
なってコイルばね32を圧縮し、圧縮されたコイルばね
32がアンテナ10の自重負荷に対して反力を作用させ
る構成としてある。また、アンテナ10の仰角が所定の
角度より大きくなると、ピストンロッド31aがシリン
ダ本体31bから引き出された状態となってコイルばね
32を圧縮しなくなり、コイルばね32が自由状態とな
る構成としてある。
【0025】ここで、本実施例のコイルばね32として
は、例えば、最高に圧縮されたとき、最小寸法300m
mとなり4トンの反力を発生し、また、何ら負荷がかか
らず伸びた状態(自由状態)の最大寸法が600mmと
なるものを用いている。
【0026】次に、上記構成からなる本実施例のアンテ
ナ駆動装置の動作について、図3を参照しつつ説明す
る。図3はアンテナの自重負荷と本ジャッキ補助部に設
けられたコイルばねの反力の関係を示すグラフである。
【0027】仰角駆動ジャッキ22を縮めて、アンテナ
10の仰角を最小(ほぼ水平)とすると、曲線81に示
すように、アンテナ10の5トンの自重負荷が仰角駆動
ジャッキ22及びジャッキ補助部30に加わる。このと
きの自重負荷がジャッキ補助部30に加わると、ピスト
ンロッド31aが最大にシリンダ本体31bに押し込ま
れ、曲線82に示すように、コイルばね32が300m
mに圧縮される。これによって、コイルばね32が、ピ
ストンロッド31aを介してアンテナ10に4トンの反
力を作用させ(曲線82のA点)、仰角駆動ジャッキ2
2に加わるアンテナ10の自重負荷を1トンに軽減す
る。
【0028】そして、この状態から仰角駆動ジャッキ2
2を伸ばして、アンテナ10の仰角を徐々に大きくする
と、アンテナ10の自重負荷が徐々に小さくなるのに応
じて、ピストンロッド31aがシリンダ本体31bから
引き出される。これによって、コイルばね32への圧縮
力が徐々に小さくなり、曲線82に示すように、コイル
ばね32の寸法Sが300,400・・・500mmと
変化し、アンテナ10への反力が4,3・・・1トンと
減少する。
【0029】その後、アンテナ10の仰角が所定の角度
より大きくなると、アンテナ10の自重負荷が1トン以
下になるとともに、ジャッキ補助部30では、ピストン
ロッド31aがコイルばね32から離れ、コイルばね3
2の寸法Sが最大寸法600mmとなって、アンテナ1
0への反力が0となる(曲線82のB点)。
【0030】すなわち、従来のアンテナ駆動装置では、
アンテナから最大5トンの自重負荷が仰角駆動ジャッキ
に加わる場合、5トン以上の自重負荷に耐え得る剛性の
仰角駆動ジャッキを用いなければならなかったが、本第
一実施例のアンテナ駆動装置20によれば、アンテナ1
0の仰角が所定の角度より小さくなったとき、ジャッキ
補助部30によって仰角駆動ジャッキ22に加えられる
自重負荷を半分以下に軽減することができるので、1〜
2トン程度の自重負荷に耐え得る剛性の仰角駆動ジャッ
キ22を用いればよいことになる。
【0031】このような構成からなる本実施例のアンテ
ナ駆動装置によれば、ジャッキ補助部30によって仰角
駆動ジャッキ22に加えられる自重負荷を半分以下に軽
減することができるので、仰角駆動ジャッキ22の小型
軽量化及びローコスト化を図ることができる。また、ア
ンテナ10の自重負荷が軽減されることにより、小さな
駆動トルクでアンテナ10の仰角を大きくすることがで
きるとともに、仰角駆動ジャッキ22の寿命を伸ばすこ
とができる。
【0032】次に、本発明の第二実施例に係るアンテナ
駆動装置について、図面を参照しつつ説明する。図4は
第二実施例に係るアンテナ駆動装置を示す側面図であ
る。図5は本アンテナ駆動装置のジャッキ補助部を示す
ものであり、同図(a)は側面図、同図(b)は同図
(a)の部分拡大断面図である。
【0033】本第二実施例のアンテナ駆動装置では、仰
角駆動ジャッキの上端をアンテナ背面のEL軸より上側
に取り付けた構成としてあり、この仰角駆動ジャッキに
かかるアンテナの自重負荷をジャッキ補助部によって軽
減する構成としてある。
【0034】これら図面において、40はジャッキ補助
部であり、ピストンロッド41aとシリンダ本体41b
からなるシリンダ部41と、このシリンダ部41のシリ
ンダ本体41bに収納される複数の皿ばね42によって
構成してある。このジャッキ補助部40は、ピストンロ
ッド41aの上端をアンテナ10の取付部10bに回動
自在に取り付けるとともに、シリンダ本体41bの下端
を構造体21の取付部21bに回動自在に取り付けて仰
角駆動ジャッキ22の近傍に配置してある。
【0035】ここで、本実施例のアンテナ駆動装置20
では、仰角駆動ジャッキ22の上端をアンテナ背面のE
L軸より上側に取り付けた構成としてあるので、仰角駆
動ジャッキ22を伸ばすとアンテナ10の仰角が小さく
なり、また、仰角駆動ジャッキ22を縮めるとアンテナ
10の仰角が大きくなる。
【0036】そして、ジャッキ補助部40は、アンテナ
10の仰角が所定の角度より小さくなると、ピストンロ
ッド41aがシリンダ本体41bから引き出された状態
となり、当接部41cと当接部41dの間で皿ばね42
が圧縮され、圧縮された皿ばね42がアンテナ10の自
重負荷に対して反力を作用させる構成としてある。ま
た、アンテナ10の仰角が所定の角度より大きくなる
と、ピストンロッド41aがシリンダ本体41bに押し
込まれた状態となり、当接部41dが皿ばね42を圧縮
しなくなり、皿ばね42が自由状態となる構成としてあ
る。
【0037】このような構成からなる本第二実施例のア
ンテナ駆動装置によれば、仰角駆動ジャッキ22を伸ば
して、アンテナ10の仰角を所定の角度より小さくする
と、ジャッキ補助部40のピストンロッド41aがシリ
ンダ本体41bから引き出され、当接部41cと当接部
41dの間で皿ばね42が圧縮される。これによって、
皿ばね42が、アンテナ10の自重負荷に対して反力を
作用させ、仰角駆動ジャッキ22に加えられるアンテナ
10の自重負荷を軽減する。
【0038】次に、本発明の第三実施例に係るアンテナ
駆動装置について、図面を参照しつつ説明する。図6は
第三実施例に係るアンテナ駆動装置のジャッキ補助部を
示す側面図である。
【0039】同図において、本第三実施例のアンテナ駆
動装置は、上記第二実施例におけるジャッキ補助部40
のピストンロッド41aを、ワイヤ43を介してアンテ
ナ10の取付部10bに取り付けた構成としてある。
【0040】このような構成によれば、仰角駆動ジャッ
キ22を作動させて、アンテナ10の仰角を所定の角度
より小さくすると、ワイヤ43を介してピストンロッド
41aが引張られ、シリンダ本体41b内で皿ばね42
が圧縮されてアンテナ10の自重負荷が軽減される。ま
た、アンテナ10の仰角が所定の角度より大きくなる
と、ワイヤ43がたるんで皿ばね42が圧縮されなくな
る。
【0041】このような本第三実施例のアンテナ駆動装
置によれば、ジャッキ補助部40のピストンロッド41
aが短くなり、アンテナ10の仰角を所定の角度より大
きくしたときのシリンダ本体41b内におけるピストン
ロッド41aのもどり量が少なくなり、これによって、
シリンダ本体41bを短くすることができ、ジャッキ補
助部40の小型化を図ることができる。
【0042】次に、本発明の第四実施例に係るアンテナ
駆動装置について、図面を参照しつつ説明する。図7は
第四実施例に係るアンテナ駆動装置を示すものであり、
同図(a)は側面図、同図(b)は本アンテナ駆動装置
のジャッキ補助部を示す部分断面図である。
【0043】同図(a),(b)において、本第四実施
例のアンテナ駆動装置では、ジャッキ補助部80の全長
を短縮し、このジャッキ補助部80を構成するシリンダ
部81の、シリンダ本体81a側(一側)をアンテナ1
0背面のEL軸50より下側に取り付けるとともに、ピ
ストンロッド81b側(他側)を構造体21の回転部2
4に取り付けた構成としてある。
【0044】また、ピストンロッド81bの長さは、ア
ンテナ10の仰角0°〜90°の変化に対応できる長さ
としてある。さらに、シリンダ本体81aの内部上室に
は、複数の皿ばね82が収納してあり、本実施例では、
アンテナ10の仰角が30°以下となったとき、これら
皿ばね82が圧縮されるように、シリンダ本体81a、
ピストンロッド81b等の長さ及び/又は皿ばね82の
枚数などを設定してある。
【0045】すなわち、本実施例のアンテナ駆動装置で
は、アンテナ10の仰角が30°以下となったとき、ジ
ャッキ補助部80のピストンロッド81bがシリンダ本
体81aに押し込まれた状態となり、皿ばね82が圧縮
される。この圧縮された皿ばね82が、アンテナ10の
自重負荷に対する反力を作用させ、仰角駆動ジャッキ2
2に加わる前記自重負荷を軽減する。
【0046】上記構成からなる本第四実施例のアンテナ
駆動装置によれば、ジャッキ補助部80を構成するシリ
ンダ部81の、一側をアンテナ10背面のEL軸50よ
り下側に取り付けるとともに、他側を構造体30の回転
部24に取り付けた構成としたことにより、ジャッキ補
助部80の全長を短縮することができ、これにより、ジ
ャッキ補助部80の小型軽量化を、より一層向上させる
ことができる。
【0047】また、ジャッキ補助部80の全長を短縮し
た構成としても、上記第一〜第三実施例のアンテナ駆動
装置と同様に、仰角駆動ジャッキ22に加わる前記自重
負荷を軽減させることができるので、仰角駆動ジャッキ
22の小型軽量化及び簡素化等を図ることができる。
【0048】次に、本発明の第五実施例に係るアンテナ
駆動装置について、図面を参照しつつ説明する。図8は
五実施例に係るアンテナ駆動装置のEL軸に設けられた
トーションバーを示す平面図ある。
【0049】本第五実施例のアンテナ駆動装置では、ア
ンテナを仰角方向に回動自在とするEL軸にトーション
バーを連結し、前記仰角駆動ジャッキにかかるアンテナ
の自重負荷をこのトーションバーによって軽減する構成
としてある。
【0050】同図において、50はEL軸であり、アン
テナ10を構造体21の軸受部21cに回動自在に連結
し、アンテナ10とともに回動する。60はトーション
バーであり、一端をカム70を介してEL軸50に連結
してあるとともに、他端をトーションバー支持体61に
固定してある。
【0051】ここで、図9(a),(b)はトーション
バーとカムの連結する部分を示す正面図である。同図に
示すように、カム70は、アンテナ10の仰角が所定の
角度より小さくなったとき、トーションバー60の突出
部60aと当接し、EL軸50の回転をトーションバー
60に加える構成としてある。
【0052】このような構成からなる本第五実施例のア
ンテナ駆動装置によれば、仰角駆動ジャッキ22によっ
て、アンテナ10の仰角を所定の角度より小さくする
と、カム70が作用して、EL軸50の回転がトーショ
ンバー60に加わり、トーションバー60がねじられた
状態となる。これによって、トーションバー60が、ア
ンテナ10の自重によるEL軸周りの回転モーメントと
反対方向の回転モーメントを発生し、仰角駆動ジャッキ
22にかかるアンテナ10の自重負荷を軽減する。
【0053】なお、本発明のアンテナ駆動装置は、上述
した各実施例に限定されるものではない。上記第一〜第
四実施例では、単一のジャッキ補助部30,40によっ
て仰角駆動ジャッキ22にかかるアンテナ10の自重負
荷を軽減する構成としたが、複数のジャッキ補助部3
0,40によってアンテナ10の自重負荷を軽減する構
成としてもよい。
【0054】また、上記第五実施例では、ジャッキ補助
部40(30)を設けずにトーションバー60のみを設
ける構成としたが、これに限定されるものではなく、ジ
ャッキ補助部40(30)とトーションバー60の両方
を設ける構成としてもよい。このような構成とすれば、
アンテナの仰角が所定の角度より小さくなったときに、
ジャッキ補助部40(30)とトーションバー60の両
方が作用して、仰角駆動ジャッキ22にかかるアンテナ
10の自重負荷をより軽減することができる。
【0055】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のアンテ
ナ駆動装置によれば、仰角駆動ジャッキにかかるアンテ
ナの自重負荷を軽減することができ、仰角駆動ジャッキ
の小型軽量化及びローコスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るアンテナ駆動装置を
示す側面図である。
【図2】本アンテナ駆動装置のジャッキ補助部を示すも
のであり、同図(a)は側面図、同図(b)は同図
(a)の部分拡大断面図である。
【図3】アンテナの自重負荷と本ジャッキ補助部に設け
られたコイルばねの反力の関係を示すグラフである。
【図4】本発明の第二実施例に係るアンテナ駆動装置を
示す側面図である。
【図5】本アンテナ駆動装置のジャッキ補助部を示すも
のであり、同図(a)は側面図、同図(b)は同図
(a)の部分拡大断面図である。
【図6】本発明の第三実施例に係るアンテナ駆動装置の
ジャッキ補助部を示す側面図である。
【図7】本発明の第四実施例に係るアンテナ駆動装置を
示すものであり、同図(a)は側面図、同図(b)は本
アンテナ駆動装置のジャッキ補助部を示す部分断面図で
ある。
【図8】本発明の第五実施例に係るアンテナ駆動装置の
EL軸に設けられたトーションバーを示す平面図ある。
【図9】同図(a),(b)は、上記トーションバーと
カムの連結する部分を示す正面図である。
【図10】第一従来例に係るアンテナ駆動装置を示す側
面図である。
【図11】第二従来例に係るアンテナ駆動装置を示す側
面図である。
【符号の説明】
10 アンテナ 10a,10b,21a,21b 取付部 20 アンテナ駆動装置 21 構造体 21c 軸受部 22 仰角駆動ジャッキ 23 方位角駆動ジャッキ 30,40,80 ジャッキ補助部 31,41,81 シリンダ部 31a,41a,81b ピストンロッド 31b,41b,81a シリンダ本体 32 コイルばね 41c,41d 当接部 42,82 皿ばね 43 ワイヤ 50 EL軸 60 トーションバー 60a 突出部 61 トーションバー支持部 70 カム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EL軸を介してアンテナと構造体を連結
    し、仰角駆動ジャッキによって前記アンテナの仰角を調
    整するアンテナ駆動装置において、 一側が前記アンテナ側に取り付けられているとともに、
    他側が前記構造体側に取り付けられ、前記アンテナの仰
    角が所定の角度より小さくなったとき、前記アンテナの
    自重に対して反力を作用させるジャッキ補助部を備えた
    ことを特徴とするアンテナ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記ジャッキ補助部が、 一側が前記アンテナ側に取り付けられているとともに、
    他側が前記構造体側に取り付けられたシリンダ部と、 このシリンダ部のシリンダ本体内に収納され、前記アン
    テナの仰角が所定の角度より小さくなったとき、前記シ
    リンダ部のピストンロッドに圧縮され、前記アンテナの
    自重に対して反力を作用させるばねとからなる構成の請
    求項1記載のアンテナ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記ジャッキ補助部のシリンダ部を、 一側を前記アンテナ背面のEL軸より下側に取り付ける
    とともに、他側を前記構造体の回転部に取り付けた構成
    とした請求項2記載のアンテナ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記ジャッキ補助部を複数設けた構成の
    請求項1,2又は3記載のアンテナ駆動装置。
  5. 【請求項5】 EL軸を介してアンテナと構造体を連結
    し、仰角駆動ジャッキによって前記アンテナの仰角を調
    整するアンテナ駆動装置において、 一端が前記EL軸の端部と連結され、前記アンテナの仰
    角が所定の角度より小さくなったとき、前記アンテナと
    ともに回動するEL軸の回転が加わり、アンテナの自重
    による前記EL軸周りの回転モーメントと反対方向の回
    転モーメントを発生するトーションバーを備えたことを
    特徴をするアンテナ駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記EL軸とトーションバーを、前記ア
    ンテナの仰角が所定の角度より小さくなったとき、前記
    EL軸の回転を前記トーションバーに伝えるカムを介し
    て連結した構成の請求項5記載のアンテナ駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記ジャッキ補助部とトーションバーの
    両方を設けた構成の請求項1,2,3,4,5又は6記
    載のアンテナ駆動装置。
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