JPH087775Y2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JPH087775Y2
JPH087775Y2 JP1988093069U JP9306988U JPH087775Y2 JP H087775 Y2 JPH087775 Y2 JP H087775Y2 JP 1988093069 U JP1988093069 U JP 1988093069U JP 9306988 U JP9306988 U JP 9306988U JP H087775 Y2 JPH087775 Y2 JP H087775Y2
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JP
Japan
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bus bar
insulating substrate
groove
resin
box
Prior art date
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JP1988093069U
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English (en)
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JPH0217913U (ja
Inventor
圭一 尾崎
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車などの電気配線に使用する電気接続
箱の内部に水が浸入し或いは結露により水滴が付着した
場合に、ブスバー回路にリーク電流が生ずる事故を防止
する構造とした電気接続箱に関する。
〔従来の技術〕
この種の電気接続箱は、一般に第5図に示す如く、複
数のブスバー(回路)2と絶縁基板3とを積層してなる
配線板1を箱本体4に収容して蓋体5を被せ、ブスバー
2から上方または下方に向けて起立連成したタブ6を、
蓋体対5に設けたヒューズケース7やリレーキャビティ
8および箱本体4の底壁に設けたコネクタ装着部9など
に突出させ、必要に応じてメス−メス中継端子(図示せ
ず)を介在させ、それぞれヒューズ,リレー,ワイヤー
ハーネス端末コネクタなどの相手端子を接続させるよう
にした構成を有する。
このような電気接続箱を例えばエンジンルームで使用
する場合には防水カバー10を被せるが、高圧水による洗
浄の際にロック部11a,11bなどから水が浸入するおそれ
がある。また、エンジン稼動時と停止時との温度差が大
きいためにカバー内面などに結露する。従って、落下し
た水滴がヒューズケース7などの端子挿入孔12からタブ
6を伝わってブスバー2を濡らし、ブスバー間にリーク
電流が生じて制御系統の誤作動の原因になったり、ブス
バーの腐食を起こす。
そこで、第5,6図に示すように、最上層の配線板1の
防水板13を被せて、ブスバー2および絶縁基板3の全面
を被うようにしたものがある(実願昭62−61477号)。
この防水板13にはタブ6に対する挿入孔15をもつ上方に
突出する座14を設け、該座14の高さh1を水滴Gの直径h2
よりも十分高くすることにより、水滴Gの挿入孔15への
浸入を防止しようとしたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
第5,6図に示すような防水板13は、水滴が最上層のブ
スバー2に浸入するのを防止するうえで効果を発揮する
が、結露によって生ずる微小水滴がタブ6と挿入孔15の
間隙から内部に浸入するのを防ぐことはできず、一旦水
が浸入すると防水板13が一種の密封構造を形成し、水の
蒸発を妨げるから、結局上,下層のブスバー2A,2B間に
長時間リーク電流が流れるおそれがある。
本考案の課題は、かかる欠点を解決し、最上層の配線
板に水が浸入し、あるは結露しても、ブスバー間にリー
ク電流が生じない、高品質の電気接続箱を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、本考案にあっては、複数
のブスバーと絶縁基板とを重ねてなる配線板を箱本体内
部に収容した電気接続箱において、上記本体内の最上層
のブスバーは絶縁基板に該ブスバーのパターンに沿って
突設したリブにより区画形成された溝に没して配設され
ると共に、最上層のブスバー表面および前記溝との間隙
が樹脂により被覆充填されていることを特徴とする。
以下、上記構成を実施例を示す図面を参照して具体的
に説明する。なお、従来例と同様の構成部材には同一の
符号を用いて説明する。
〔実施例〕
第1図において、2および2′はタブ6を有するブス
バー、3は絶縁基板、4は箱本体、10は防水カバーを示
し、第5図における蓋体5は図面を明瞭,単純化するた
め図示を省略している。
絶縁基板3の表面、すなわち最上層のブスバー2群を
配設する面には各ブスバーのパターンに沿うリブ16が突
設され、複数の溝17(171,172…)が区画形成されると
共に、ブスバー2′から上方に向くタブ6に対する貫通
座18がリブ16より僅かに高く突設されている。リブ16の
高さは、第3,4図に示すように、ブスバー2の板厚より
も十分大きい寸法とし、溝17内にブスバー2が没するよ
うにする。
配線板1の組立は、第2図に示すように、下層のブス
バー2′のタブ6を絶縁基板3の前記貫通座18から突出
させ、表面の溝17に上層のブスバー2をそれぞれ配設し
た後、絶縁基板3上に突出して配列された複数のタブ6
にそれぞれマスク19を被せる。このマスク19はプラスチ
ック成型などにより形成し、それぞれ連結片20によって
一体化したマスクカバー21を使用するのが好ましい。次
いで、ノズル22により溝17において表面が露出したブス
バー2に樹脂23を注下,塗布し、硬化させる。
このようにして、第3図に示すように、隣接するブス
バー21,22の表面および溝171,172との間隙が樹脂23で
被覆,充填される。
また、貫通座18と下層のブスバー2′から上方に突出
するタブ6との間隙も同様に樹脂23を塗布して封鎖す
る。
樹脂23は、熱硬化性樹脂,熱可塑性樹脂などの市販品
をそのまま使用できるが、例えば商品名…としてしられ
るUV硬化型樹脂性を使用するのが、硬化処理などの後処
理が簡単で好適である。また、樹脂23にはアルミナ,マ
グネシアなどの非導電性粉末からなる充填材を混合し
て、ブスバーの放熱性を高めるようにするのが好まし
い。
なお、ブスバー2を配設するための溝17はリブ16を突
設する代わりに板厚の絶縁基板に凹設するようにしても
よい。
〔作用〕
第4図に示すように、ブスバー21を載置する絶縁基板
3の溝171が深く、水滴Gが落下して付着しても隣接す
るブスバー22との間に介在するリブ16により沿面距離が
長く、リーク電流の発生はある程度防止される。
しかし、水滴Gが直接にブスバー21に付着し、溝(凹
み)17に溜まる構造であるから、第2,3図のように樹脂2
3で被覆,充填することにより、水滴Gの付着,溜まり
および隣接するブスバー21,22間のリーク電流の発生は
ほぼ完全に防止される。
樹脂23の被覆,充填部分はブスバー2とその溝17に限
定されているから、配線板1は全体として開放状態にあ
り、たとえ水滴が付着しても蒸発し易い構造であり、溜
まった水が下層の配線板に流下するのを防止することが
できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は絶縁基板の溝に配設し
たブスバーの表面および該溝との間隙を樹脂で被覆,充
填したから、水滴の付着などによるリーク電流の発生や
これに付随する制御系統の誤作動、ブスバーの腐食など
を防止し、高品位の電気接続箱を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電気接続箱の一実施例を示す分解斜視
図、 第2図は同上の配線板の組立を説明する斜視図、 第3図および第4図は同上の作用を示すブスバー配設部
分の要部断面図、 第5図は従来の電気接続箱の分解斜視図、 第6図は同上の要部断面図である。 1……配線板、2,2′,21,22……ブスバー、3……絶
縁基板、4……箱本体、16……リブ、17,171,172……
溝、23……樹脂。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のブスバーと絶縁基板とを重ねてなる
    配線板を箱本体内部に収容した電気接続箱において、上
    記本体内の最上層のブスバーは絶縁基板に該ブスバーの
    パターンに沿って突設したリブにより区画形成された溝
    に没して配設されると共に、最上層のブスバー表面およ
    び前記溝との間隙が樹脂により被覆充填されていること
    を特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】最上層のブスバーを配設する絶縁基板が下
    層のブスバーから上方に突出するタブに対する貫通座を
    有し、該貫通座とタブとの間隙が樹脂により封鎖されて
    いる請求項(1)の電気接続箱。
JP1988093069U 1988-07-15 1988-07-15 電気接続箱 Expired - Lifetime JPH087775Y2 (ja)

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JPH0217913U JPH0217913U (ja) 1990-02-06
JPH087775Y2 true JPH087775Y2 (ja) 1996-03-04

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JP2002034122A (ja) * 2000-07-13 2002-01-31 Sumitomo Wiring Syst Ltd 高電圧用電気接続箱
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