JPH0343803Y2 - - Google Patents

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JPH0343803Y2
JPH0343803Y2 JP17197486U JP17197486U JPH0343803Y2 JP H0343803 Y2 JPH0343803 Y2 JP H0343803Y2 JP 17197486 U JP17197486 U JP 17197486U JP 17197486 U JP17197486 U JP 17197486U JP H0343803 Y2 JPH0343803 Y2 JP H0343803Y2
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JP
Japan
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tab
insulating plate
insertion hole
laminated wiring
lower case
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JP17197486U
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JPS6377418U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、たとえば自動車の電気配線に使用す
る電気接続箱における積層配線部の防水構造に関
する。
〔従来の技術〕
自動車の電気配線には、ヒユーズボツクス、リ
レーボツクス、電子回路ユニツトを搭載したジヤ
ンクシヨンボツクスなどの各種の電気接続箱を使
用する。これらの電気接続箱は、一般に第3図の
ような構成を有する。すなわち、1は積層配線部
であつて、複数の絶縁板2を重ねて、薄板金から
打抜き、折曲加工などにより一体に形成された所
望の回路パターンをもつブスバー3を配設すると
共に、ブスバー3に起立連成したタブ端子4を各
絶縁板に設けたタブ挿通孔5から上方および(ま
たは)下方に貫挿して構成される。この積層配線
部1を下ケース6に収納して上ケース7を被せ、
さらに防水カバー8を冠着する。
積層配線部1の下方から突出したタブ端子4′
は、下ケース6の底板6aのタブ挿通孔5に貫挿
する。
この積層配線部1のブスバー3およびタブ端子
4,4′の防水および絶縁を行う場合、従来は第
4図に示すように、タブ挿通孔5から樹脂(接着
剤)Aを注入充填して硬化させているが、樹脂の
漏れ出しに備えるため、最下層の絶縁板と下ケー
ス6の底板6aとの間に防水用のゴムシート9を
介在させる必要があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
積層配線部の防水、絶縁のために防水用のゴム
シートを使用することは、電気接続箱の組立に必
要な部品数および組立工程が増えると共に重量の
増加を来たすから好ましくない。
本考案の目的は、このようなゴムシートを使わ
ずに積層配線部の防水、絶縁ができる電気接続箱
を提供するにある。
考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本考案の電気接続箱は、前記のように、複数の
絶縁板を重ねて所望の回路パターンをもつブスバ
ーを配設し、ブスバーに起立連成したタブ端子を
各絶縁板に設けたタブ挿通孔から上方および(ま
たは)下方に貫挿させた積層配線部を下ケースに
収納し、積層配線部の下方に突出したタブ端子を
前記下ケースの底板に貫挿させると共に、前記絶
縁板のタブ挿通孔から防水絶縁用の樹脂を注入充
填して成る基本構成は従前と同様であるが、第1
図に示すように、前記積層配線部の最下層の絶縁
板2′のタブ挿通孔10をタブ端子より小さな開
口10aをもつ弾性薄肉部10bとして形成した
ことを特徴とする。
弾性薄肉部10bは、絶縁板2′の上面と面一
として、下方に凹部10cが生じるように形成す
るのが好ましい。このような構造のタブ挿通孔1
0は、最下層の絶縁板2′に設ける代りに、前記
下ケース6の底板6aに設ける場合もある。
〔作用〕
本考案によれば、第2図に示すように、絶縁板
2′の上に他の絶縁板2……を重ねて、ブスバー
3を配設し、そのタブ端子4′をタブ挿通孔5お
よび(または)タブ挿通孔10に貫挿して積層配
線部1を組み立てると、タブ端子4′は最下層の
絶縁板2′において、弾性薄肉部10bに密着し
ながらこれを押し下げるように開口10aを貫通
して、該孔10の上方に新たな凹部10dを形成
する。
そこで、従前と同様に上層の絶縁板2のタブ挿
通孔5から樹脂Aを注入すると、絶縁板2,2′
間およびタブ端子4′とタブ挿通孔5の間隙が樹
脂Aで充填されるが、最下層の絶縁板2′では、
弾性薄肉部10bがタブ端子4′と密着している
ので、漏れ出しのおそれがなく、従来のゴムシー
ト9(第4図参照)を使用する必要がない。
また、弾性薄肉部10bは絶縁板2′の上面と
面一にしてあるため、その撓み先端部が絶縁板
2′の下面から出つ張ることもなく、しかも撓み
により生じた凹部10dにも樹脂Aが充填される
から、タブ端子4′の周りの防水、絶縁は完壁で
ある。
考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、積層配
線部を構成する最下層の絶縁板において、そのタ
ブ挿通孔をタブ端子より小さな開口をもつ弾性薄
肉部として形成することにより、樹脂の注入充填
に際する漏れ出しを有効に防止することができ、
従来のようなゴムシートの使用が省略されるか
ら、部品点数および組立工程の減少と共により軽
量化した電気接続箱を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電気接続箱を構成する積
層配線部の最下層の絶縁板を示す要部断面図、第
2図は同上の作用状態を示す断面図、第3図は従
来の電気接続箱の分解斜視図、第4図は同上の積
層配線部の防水構造を示す断面図である。 1……積層配線部、2,2′……絶縁板、3…
…ブスバー、4,4′……タブ端子、5……タブ
挿通孔、6……下ケース、6a……底板、10…
…タブ挿通孔、10a……開口、10b……弾性
薄肉部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の絶縁板を重ねて所望の回路パターンをも
    つブスバーを配設し、ブスバーに起立連成したタ
    ブ端子を各絶縁板に設けたタブ挿通孔から上方お
    よび(または)下方に貫挿させた積層配線部を下
    ケースに収納し、積層配線部の下方に突出したタ
    ブ端子を前記下ケースの底板に貫挿させると共
    に、前記絶縁板のタブ挿通孔から防水絶縁用の樹
    脂を注入充填して成る電気接続箱において、前記
    積層配線部の最下層の絶縁板のタブ挿通孔は、タ
    ブ端子よりも小さな開口をもつ弾性薄肉部として
    形成されていることを特徴とする電気接続箱。
JP17197486U 1986-11-11 1986-11-11 Expired JPH0343803Y2 (ja)

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JP17197486U JPH0343803Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

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JP17197486U JPH0343803Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

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Publication Number Publication Date
JPS6377418U JPS6377418U (ja) 1988-05-23
JPH0343803Y2 true JPH0343803Y2 (ja) 1991-09-13

Family

ID=31108096

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JP17197486U Expired JPH0343803Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

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JPS6377418U (ja) 1988-05-23

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