JPH0724899Y2 - 電気接続箱の防水構造 - Google Patents
電気接続箱の防水構造Info
- Publication number
- JPH0724899Y2 JPH0724899Y2 JP1987052057U JP5205787U JPH0724899Y2 JP H0724899 Y2 JPH0724899 Y2 JP H0724899Y2 JP 1987052057 U JP1987052057 U JP 1987052057U JP 5205787 U JP5205787 U JP 5205787U JP H0724899 Y2 JPH0724899 Y2 JP H0724899Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- tab
- shaped
- housing
- bottom wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等におけるワイヤハーネスや電気機能
部品等の端末間の接続や分岐を行うための電気接続箱の
防水構造の改良に関する。
部品等の端末間の接続や分岐を行うための電気接続箱の
防水構造の改良に関する。
電気接続箱をエンジンルームのような高温多湿の環境下
で使用すると、結露によって内部配線板に電気漏洩が起
きたり、とくにエンジンルーム内を高圧水で噴射洗浄す
る際などには、たとえ防水カバーが被せてあっても水が
浸入するおそれがあるから、箱内部の配線板相互間も防
水構造にする必要がある。
で使用すると、結露によって内部配線板に電気漏洩が起
きたり、とくにエンジンルーム内を高圧水で噴射洗浄す
る際などには、たとえ防水カバーが被せてあっても水が
浸入するおそれがあるから、箱内部の配線板相互間も防
水構造にする必要がある。
かかる電気接続箱の防水構造として従来第4図に示すよ
うなものが使用されていた。図において、1は防水カバ
ーであって、ワイヤハーネスなどとの結合部(コネクタ
ハウジング)3をもつ裏カバー2と嵌合し、水の浸入を
簡易に防止する構造である。4は表カバーであり、裏カ
バー2と嵌合してヒューズ5a、リレー5b、電子ユニット
5cなどの電子部品や機能部品を保護、固定する。6は所
望のパターンを有するように成形された配線用のブスバ
ーであって、これに連成された外部接続用のタブ状端子
9(第5図参照)が前記部品5a〜5cやワイヤハーネスと
の電気的接続を行う。7は絶縁基板であって、電気接続
箱の組立に際し、前記ブスバー6の位置決めや絶縁を行
っており、これらを積層して配線板組立体11が形成され
る。8はゴムパッキングであって、注入口10から各絶縁
基板7間の隙間なく注入された防水シールのための充填
樹脂12の漏れ止めと共に配線板内部への水の浸入を防い
でいる。
うなものが使用されていた。図において、1は防水カバ
ーであって、ワイヤハーネスなどとの結合部(コネクタ
ハウジング)3をもつ裏カバー2と嵌合し、水の浸入を
簡易に防止する構造である。4は表カバーであり、裏カ
バー2と嵌合してヒューズ5a、リレー5b、電子ユニット
5cなどの電子部品や機能部品を保護、固定する。6は所
望のパターンを有するように成形された配線用のブスバ
ーであって、これに連成された外部接続用のタブ状端子
9(第5図参照)が前記部品5a〜5cやワイヤハーネスと
の電気的接続を行う。7は絶縁基板であって、電気接続
箱の組立に際し、前記ブスバー6の位置決めや絶縁を行
っており、これらを積層して配線板組立体11が形成され
る。8はゴムパッキングであって、注入口10から各絶縁
基板7間の隙間なく注入された防水シールのための充填
樹脂12の漏れ止めと共に配線板内部への水の浸入を防い
でいる。
従来公知技術による電気接続箱の防水構造では、充填樹
脂12の漏れ止めなどのために大きな板状のゴムパッキン
8を用いているが、該パッキン8に設けられる端子貫通
孔13とブスバー6のタブ状端子9との正確な芯出しはそ
の数が多いなどのために容易でなく、第7図に示す如
く、隙間14が生じる場合がある。
脂12の漏れ止めなどのために大きな板状のゴムパッキン
8を用いているが、該パッキン8に設けられる端子貫通
孔13とブスバー6のタブ状端子9との正確な芯出しはそ
の数が多いなどのために容易でなく、第7図に示す如
く、隙間14が生じる場合がある。
そのために、充填樹脂12が隙間14とハウジング底壁15の
端子貫通孔16から漏れ出してタブ状端子9に付着し、相
手端子との導通不良を起し、さらには相手コネクタとの
嵌合面であるハウジング底壁に固着して嵌合不良を引き
起す、などの問題があった。
端子貫通孔16から漏れ出してタブ状端子9に付着し、相
手端子との導通不良を起し、さらには相手コネクタとの
嵌合面であるハウジング底壁に固着して嵌合不良を引き
起す、などの問題があった。
本考案の目的は、上記の問題を解決し、内部に注入充填
される樹脂の漏れ出しがなく、タブ状端子の導通不良や
コネクタの嵌合不良のおそれがない電気接続箱の防水構
造を提供するにある。
される樹脂の漏れ出しがなく、タブ状端子の導通不良や
コネクタの嵌合不良のおそれがない電気接続箱の防水構
造を提供するにある。
考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 前記の目的を達成するため、本考案は絶縁基板と配線用
の成形されたブスバーとを積層して配線板組立体を形成
し、該配線板組立体を外壁部にコネクタハウジングを設
けた筐体内に装着し、前記ブスバーに連成されたタブ状
端子をコネクタハウジング底壁の端子貫通孔から突出さ
せてなる電気接続箱において、前記端子貫通孔から突出
するタブ状端子に該タブ状端子の外径よりも小さな孔を
もつ樹脂漏れ防止用のリング状パッキンを挿着して前記
コネクタハウジング底壁の端子貫通孔とタブ状端子との
間隙を該底壁の内面で密閉し、前記筐体内に樹脂を充填
して前記配線板組立体の全周を硬化モールドしたことを
特徴とする。
の成形されたブスバーとを積層して配線板組立体を形成
し、該配線板組立体を外壁部にコネクタハウジングを設
けた筐体内に装着し、前記ブスバーに連成されたタブ状
端子をコネクタハウジング底壁の端子貫通孔から突出さ
せてなる電気接続箱において、前記端子貫通孔から突出
するタブ状端子に該タブ状端子の外径よりも小さな孔を
もつ樹脂漏れ防止用のリング状パッキンを挿着して前記
コネクタハウジング底壁の端子貫通孔とタブ状端子との
間隙を該底壁の内面で密閉し、前記筐体内に樹脂を充填
して前記配線板組立体の全周を硬化モールドしたことを
特徴とする。
コネクタハウジングにおける端子貫通孔とタブ状端子と
の間隙、すなわち筐体外壁における開口部分は、樹脂漏
れ防止用のリング状パッキンによりハウジング底壁の内
面でシールされるから、樹脂充填に際し、漏れ出す心配
がなく、従前における端子の導通不良やコネクタの嵌合
不良は起らず、ハウジング底壁側から水が浸入するおそ
れもない。
の間隙、すなわち筐体外壁における開口部分は、樹脂漏
れ防止用のリング状パッキンによりハウジング底壁の内
面でシールされるから、樹脂充填に際し、漏れ出す心配
がなく、従前における端子の導通不良やコネクタの嵌合
不良は起らず、ハウジング底壁側から水が浸入するおそ
れもない。
また、上記リング状パッキンの介在により、ハウジング
底壁の端子貫通孔の孔径をタブ状端子よりも可成り大き
くできるので、厳しい寸法精度が要求されず、ハウジン
グの製作が容易になる。
底壁の端子貫通孔の孔径をタブ状端子よりも可成り大き
くできるので、厳しい寸法精度が要求されず、ハウジン
グの製作が容易になる。
第1図は、電気接続箱の組立前の分解斜視図を示し、従
来と同じ部材には同一の符号を用いて説明する。
来と同じ部材には同一の符号を用いて説明する。
タブ状端子9をもつブスバー6と絶縁基板7とを積層し
て配線板組立体11を形成し、該組立体11を裏カバー2に
収納して表カバー4を嵌合する。裏カバー2の下面には
ワイヤハーネス結合用の複数のコネクタハウジング3
(第2図参照)が形成され、また表カバー4にはそれぞ
れヒューズ、リレー、電子回路ユニットの結合用のコネ
クタハウジング5a′,5b′,5c′が形成され、配線板組立
体11の上下に突出するタブ状端子9群は両カバー2,4に
設けられた端子貫通孔16から各コネクタハウジング内に
突出して所定の間隔で配列されている。コネクタハウジ
ング5a′〜5c′内にのびるタブ状端子9には、第2図に
示す如く、中継用の双極雌端子17が嵌挿されて、ヒュー
ズ端子などをそのまま嵌合できるようになっている。
て配線板組立体11を形成し、該組立体11を裏カバー2に
収納して表カバー4を嵌合する。裏カバー2の下面には
ワイヤハーネス結合用の複数のコネクタハウジング3
(第2図参照)が形成され、また表カバー4にはそれぞ
れヒューズ、リレー、電子回路ユニットの結合用のコネ
クタハウジング5a′,5b′,5c′が形成され、配線板組立
体11の上下に突出するタブ状端子9群は両カバー2,4に
設けられた端子貫通孔16から各コネクタハウジング内に
突出して所定の間隔で配列されている。コネクタハウジ
ング5a′〜5c′内にのびるタブ状端子9には、第2図に
示す如く、中継用の双極雌端子17が嵌挿されて、ヒュー
ズ端子などをそのまま嵌合できるようになっている。
以上は、従来と同様の構成であるが、裏カバー下面のコ
ネクタハウジング3内に突出するタブ状端子9には個々
にカバーの内側から樹脂漏れ防止用のリング状パッキン
18が挿着される。リング状パッキン18は合成ゴムなどの
弾性部材又は合成樹脂からなり、タブ状端子9の外径
(断面積)よりも小さな孔19をもち、ハウジング底壁15
における端子貫通孔16の外径よりも十分大きく形成す
る。
ネクタハウジング3内に突出するタブ状端子9には個々
にカバーの内側から樹脂漏れ防止用のリング状パッキン
18が挿着される。リング状パッキン18は合成ゴムなどの
弾性部材又は合成樹脂からなり、タブ状端子9の外径
(断面積)よりも小さな孔19をもち、ハウジング底壁15
における端子貫通孔16の外径よりも十分大きく形成す
る。
このリング状パッキン18の挿着により、第2図および第
3図に示す如く、タブ状端子9と端子貫通孔16との間隙
は完全に密閉される。
3図に示す如く、タブ状端子9と端子貫通孔16との間隙
は完全に密閉される。
この状態で、表カバー4の注入口10から筐体内に熱硬化
性のエポキシ樹脂などの樹脂12を圧入、充填して、配線
板組立体11の全周を硬化モールドし、全体を被覆する。
性のエポキシ樹脂などの樹脂12を圧入、充填して、配線
板組立体11の全周を硬化モールドし、全体を被覆する。
なお、以上は個々のタブ状端子9にリング状パッキン18
を挿着した例について説明したが、該パッキンの孔19と
タブ状端子9との芯だしの寸法精度が充分確保される範
囲で数個のリング状パッキン18を結合して小さい板状に
することも可能である。また、図示の例では、絶縁基板
7は一層だけ示してあるが、多層に積層する場合は中間
層に位置する絶縁基板にはタブ状端子9に対する端子貫
通孔をそれぞれ設けることは言うまでもない。
を挿着した例について説明したが、該パッキンの孔19と
タブ状端子9との芯だしの寸法精度が充分確保される範
囲で数個のリング状パッキン18を結合して小さい板状に
することも可能である。また、図示の例では、絶縁基板
7は一層だけ示してあるが、多層に積層する場合は中間
層に位置する絶縁基板にはタブ状端子9に対する端子貫
通孔をそれぞれ設けることは言うまでもない。
考案の効果 以上説明したように、本考案の電気接続箱の防水構造に
よれば、筐内に充填、モールドされる樹脂の漏れ出しの
心配がなく、端子の導通不良やコネクタの嵌合不良がな
い高品質の電気接続箱を提供することができる。
よれば、筐内に充填、モールドされる樹脂の漏れ出しの
心配がなく、端子の導通不良やコネクタの嵌合不良がな
い高品質の電気接続箱を提供することができる。
第1図は本考案の電気接続箱の防水構造の一実施例を示
す組立前の分解斜視図、 第2図は同上の組立後の防水構造を示す要部断面図、 第3図は第2図の端子貫通孔部分の拡大断面図、 第4図は従来の電気接続箱の防水構造を示す一部切欠斜
視図、 第5図は同上の要部断面図、 第6図は第5図の部分拡大断面図である。 1…防水カバー、2…裏カバー、3…コネクタハウジン
グ、4…表カバー、5a′〜5c′…コネクタハウジング、
6…ブスバー、7…絶縁基板、9…タブ状端子、10…注
入口、11…配線板組立体、12…樹脂、15…ハウジング底
壁、16…端子貫通孔、18…リング状パッキン。
す組立前の分解斜視図、 第2図は同上の組立後の防水構造を示す要部断面図、 第3図は第2図の端子貫通孔部分の拡大断面図、 第4図は従来の電気接続箱の防水構造を示す一部切欠斜
視図、 第5図は同上の要部断面図、 第6図は第5図の部分拡大断面図である。 1…防水カバー、2…裏カバー、3…コネクタハウジン
グ、4…表カバー、5a′〜5c′…コネクタハウジング、
6…ブスバー、7…絶縁基板、9…タブ状端子、10…注
入口、11…配線板組立体、12…樹脂、15…ハウジング底
壁、16…端子貫通孔、18…リング状パッキン。
Claims (1)
- 【請求項1】絶縁基板と配線用の成形されたブスバーと
を積層して配線板組立体を形成し、該配線板組立体を外
壁部にコネクタハウジングを設けた筺体内に装着し、前
記ブスバーに連成されたタブ状端子をコネクタハウジン
グ底壁の端子貫通孔から突出させてなる電気接続箱にお
いて、前記端子貫通孔から突出するタブ状端子に該タブ
状端子の外径よりも小さな孔をもつ樹脂漏れ防止用のリ
ング状パッキンを挿着して前記コネクタハウジング底壁
の端子貫通孔とタブ状端子との間隙を該底壁の内面で密
閉し、前記筺体内に樹脂を充填して前記配線板組立体の
全周を硬化モールドしたことを特徴とする電気接続箱の
防水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987052057U JPH0724899Y2 (ja) | 1987-04-08 | 1987-04-08 | 電気接続箱の防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987052057U JPH0724899Y2 (ja) | 1987-04-08 | 1987-04-08 | 電気接続箱の防水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63160024U JPS63160024U (ja) | 1988-10-19 |
JPH0724899Y2 true JPH0724899Y2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=30876886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987052057U Expired - Lifetime JPH0724899Y2 (ja) | 1987-04-08 | 1987-04-08 | 電気接続箱の防水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724899Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55106011A (en) * | 1979-02-02 | 1980-08-14 | Furukawa Electric Co Ltd | Method of manufacturing electric connection box for automobile |
JPS5822511A (ja) * | 1981-07-30 | 1983-02-09 | 三菱重工業株式会社 | ケ−ブルの隔壁貫通部補修方法 |
JPS61129415U (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-13 |
-
1987
- 1987-04-08 JP JP1987052057U patent/JPH0724899Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63160024U (ja) | 1988-10-19 |
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