JPH0876690A - ディレード・ラベル - Google Patents

ディレード・ラベル

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JPH0876690A
JPH0876690A JP23965694A JP23965694A JPH0876690A JP H0876690 A JPH0876690 A JP H0876690A JP 23965694 A JP23965694 A JP 23965694A JP 23965694 A JP23965694 A JP 23965694A JP H0876690 A JPH0876690 A JP H0876690A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール巻きディレード・ラベルの保管時に温
度、湿度の調整が不要であり、かつ、被着材のディレー
ド・ラベルへの貼着作業を高速とするために加熱温度を
高温にしてもラベルが熱収縮を生じず、かつ、このディ
レード・ラベルが缶や瓶に貼着された場合には、このラ
ベルの部分を購買者が手でつかめば、熱さを感じること
のないディレード・ラベルを提供する。 【構成】 表面に印刷が施こされた無機微細粉末を含有
する熱可塑性樹脂フィルムの延伸物よりなる微多孔性合
成紙の裏面に発泡体層が積層され、更にその発泡体層の
裏面に感熱性粘着剤層を設けたディレード・ラベル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日本酒缶、日本酒瓶、
コーヒー缶、茶缶等の熱い液体等の内容物を収容する容
器等の包装容器に加熱して融着させるのに用いるディレ
ード・ラベル(タック・シールも含む)に関する。
【0002】
【従来の技術】表面に商品、商品名、製造元、価格等の
図柄や文字が印刷された基材シートの裏面に感圧粘着剤
を設け、更にこの粘着剤表面を離型紙で被覆した感圧着
ラベルは公知である。この感圧着ラベルは、保管に便利
であるがこれを容器に貼着する際、離型紙をラベルより
剥す必要があり、又、その離型紙の処分に労力がかか
り、またこの感圧着ラベルをロール巻きにした場合は離
型紙の肉厚の分だけ巻きロール径が大きくなる。
【0003】かかる欠点を改良したものとして基材シー
トの裏面に常温(10〜30℃)では粘着性を示さない
感熱性粘着剤を塗布し、反対面に印刷を施したディレー
ド・ラベル(感熱性粘着ラベル)が提案され、実用化さ
れている(特公平5−18433号公報、特開平1−2
22290号公報、同4−72125号公報、同5−3
2241号公報、同6−27881号公報、同6−10
0847号公報、同6−100848号公報参照)。基
材シートとしては、パルプ抄造紙、レーヨン抄造紙、ピ
グメント塗工紙、合成紙が例示されている。
【0004】このディレード・ラベルの感熱性粘着剤
は、常温では粘着性を示さず、加熱されて粘着性が活性
化されるものである。このディレード・ラベルは例えば
図1に示すラベリングマシンを用いて容器に貼合され
る。具体的には、ロール巻きされたディレード・ラベル
(1)はラベル繰出部(2)より送りローラー(3)と
圧着ローラー(4)により挟まれ、これらローラー
(3)、(4)の回転により繰り出され、光センサー
(5)によりディレード・ラベルの位置を確認し、ラベ
ルをダイカットロール(6)と吸引孔を有するアンビル
(7)間でラベル寸法にカッティングされ、カッティン
グされたラベル(8)はアンビル(7)に吸引され移送
ドラム(10)の方向に送られる。(9)はラベルが切
り抜かれたスクラップである。
【0005】移送ドラム(10)は、アンビル(7)か
らラベル(8)を移し取り、加熱機構(11)により8
0〜100℃に加熱されてラベル(8)の感熱性粘着剤
が活性を帯び、容器搬送機構(12)により送られてき
た容器(13)の胴部にラベルを貼着させる。これらデ
ィレード・ラベルは、常温では粘着性を示さず、加熱に
より感熱性粘着層が活性化するものであり、従って、容
器、金属板、織布、ガラス板等の被着材に貼着させた際
の接着力が高いことと、ロール巻きして保管し、これを
被着材にラベラーマシンを用いて貼着する際にブロッキ
ングがなく巻き戻しが容易で、かつ、この感熱性粘着剤
層によりディレード・ラベルの印刷が剥離されないこと
が要求される。
【0006】従って、ロール巻きされたディレード・ラ
ベルはこのブロッキングを防止するために6月〜9月の
気温が30℃を越えることがある季節には、保管場所の
部屋温度を10〜20℃の温度に、かつ、湿度を35〜
60%に調節して保管している。部屋温度が35〜50
℃と高温となるとブロッキングが生じ、巻き戻し時に印
刷の一部が剥れ、また、基材への接着力が湿度に影響さ
れるからである。基材シートがパルプ抄造紙、レーヨン
ファイバー抄造紙のように吸湿性があるときは、特に湿
度のコントロールが必要である。
【0007】一方、お燗に使用される日本酒のガラスビ
ン、スチール缶、アルミニウム缶、85〜90℃に加熱
されたコーヒー、、紅茶、おかゆを収納した金属缶の容
器表面には、商品の図柄、製造元、取扱法等が印刷され
ている。このホット飲料の缶や瓶を手で持ち、飲もうと
する購買者のうち、ある者は手に熱を感じるため、ハン
カチで缶や瓶を覆ってつかみ、飲んでいる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ロール巻き
ディレード・ラベルの保管時において温度、湿度の調整
が不要であり、かつ、被着材のディレード・ラベルへの
貼着作業を高速とするために加熱温度を100〜125
℃の高温にしてもラベルが熱収縮を生じず、かつ、この
ディレード・ラベルが缶や瓶に貼着された場合には、こ
のラベルの部分を購買者が手でつかめば、熱さを感じる
ことのないディレード・ラベルの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面に印刷が
施された無機微細粉末を含有する熱可塑性樹脂フィルム
の延伸物よりなる微多孔性合成紙の裏面に発泡体層が積
層され、更にその発泡体層の裏面に感熱性粘着剤層を設
けたディレード・ラベル、を提供するものである。
【0010】
【作用】ラベルの印刷される表面の状態を、印刷性を損
わずに、ブロッキングが防止されるような平滑度、表面
粗さに調整し、かつロール状ディレード・ラベルの巻き
戻し時の感熱性粘着層の粘着力では印刷が剥離しないよ
うな表面強度を有する基材シートを用いたので、印刷向
上のための無機微細粉末を含有したラベルであっても紙
粉トラブルが生じない。また、このディレード・ラベル
は、合成紙の微細なマイクロボイドと、発泡体層の存在
により断熱性を有しているので、このラベルが貼着され
たホット飲料缶や瓶を手でつかんでも熱く感じない。
【0011】(発明の概要)合成紙 表面に印刷が施される無機微細粉末を含有する熱可塑性
樹脂フィルム延伸物よりなる微多孔性合成紙としては、
例えば、次に示す(イ)、または(ロ)のものが挙げら
れる。 (イ)無機微細粉末を8〜45重量%の割合で含有する
微多孔を有する熱可塑性樹脂の二軸延伸フィルム(特公
昭54−31032号公報、米国特許第3775521
号明細書、米国特許第3758661号明細書、米国特
許第3844865号明細書、米国特許第430370
8号明細書等)。
【0012】(ロ)無機微細粉末を5〜80重量%含有
する二軸延プロピレン系樹脂フィルムを基材層(1a)
とし、無機微細粉末を8〜65重量%含有するプロピレ
ン系樹脂の一軸延伸フィルム紙状層(1b)とする合成
紙(特公昭46−40794号公報、特開昭57−14
9363号公報、特開昭57−181829号公報等参
照)。
【0013】この合成紙は、2層構造であっても、基材
層および表裏面の一軸延伸フィルムの紙状層が存在する
三層構造(特公昭46−40794号公報)であって
も、紙状層と基材層間に他の樹脂フィルム層が存在する
3層〜7層の合成紙(特公昭50−29738号公報、
特開昭57−149363号公報、特開昭56−126
155号公報、特開昭57−181829号公報)であ
っても、裏面がエチレン・アクリル酸メチル共重合体、
エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体の金属塩(N
a、Li、Zn、K)、塩素化ポリエチレン等の基材層
樹脂よりも低融点の樹脂よりなるヒートシール層を有す
る三層以上の合成紙であってもよい(特公平3−139
73号公報)。
【0014】また、この合成紙の表面に更にオフセット
印刷性を向上させるために、ポリエチレンイミン、ポリ
(エチレンイミン−尿素)、ポリアミンポリアミドのエ
チレンイミド付加物、ポリアミンポリアミドのエピクロ
ルヒドリン付加物、三級乃至四級窒素含有アクリル系樹
脂からなる群から選ばれた水溶性の印刷性を改善する塗
布層を設けてもよい。
【0015】三層構造の合成紙の一例は、無機微細粉末
を5〜40重量%含有する熱可塑性樹脂フィルムを、該
樹脂の融点より低い温度で一方向に延伸して得られる一
軸方向に配向したフィルムの両面に、無機微細粉末を8
〜65重量%含有する熱可塑性樹脂の溶融フィルムを積
層し、次いで前記方向と直角の方向にこの積層フィルム
を延伸することにより得られる紙状層が一軸方向に配向
し、微細な空隙を多数有するフィルムであり、基材層は
二軸方向に配向した積層構造物である。勿論、この表面
に前記プライマー(塗布剤)の層を設けてオフセット印
刷性をより向上させてもよく、二軸延伸フィルムの基材
層(1a)は合成紙の縦と横の強度バランスの付与に寄
与し、また、紙状層の一軸延伸フィルム(1b、1c)
は紙的風合いを呈する。
【0016】これらの合成紙の中でも、無機微細粉末8
〜40重量%含有するプロピレン系樹脂フィルムの二軸
延伸フィルムよりなる微多孔性フィルムを基材層(A)
とし、平均粒径が0.05〜3μmの無機微細粉末を0
〜55重量%含有するプロピレン系樹脂フィルムの一軸
延伸物からなる表面層(B)とする空孔率が5〜35%
の積層フィルムであって、印刷が施される該表面層
(B)が次の〜の条件を満足するものである合成紙
が耐熱性、経済性、防水性、抗ブロッキング性の面から
好ましい。
【0017】 JIS B0601で測定した中心面
平均粗さ(SRa)が0.20〜0.38μm、中心面
山高さ(SRp)が3.0〜8.5μm、中心面谷深さ
(SRv)が2.0〜4.0μmの粗さである。 JIS P8119で測定される表面平滑度(ベッ
ク指数)が400〜1,200秒である。 縦方向の表面強度が1〜10kg・cmである。
【0018】熱可塑性樹脂としては、融点が120℃以
上である高密度ポリエチレン、プロピレン系樹脂、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリカーボネー
ト等が挙げられるが、経済性の面から高密度ポリエチレ
ン、プロピレン系樹脂が好ましい。かかるプロピレン系
樹脂としては、プロピレン単独重合体、プロピレン・エ
チレン共重合体、プロピレン・ブテン−1共重合体、プ
ロピレン・エチレン・ブテン−1共重合体、プロピレン
・4−メチルペンテン−1共重合体、プロピレン・3−
メチルペンテン−1共重合体等が挙げられる。共重合体
はランダム共重合体であっても、ブロック共重合体であ
ってもよい。
【0019】これらプロピレン系樹脂に延伸性を良好と
するためポリエチレン、ポリスチレン、エチレン・酢酸
ビニル共重合体等のポリプロピレンよりも融点が低い樹
脂を3〜25重量%配合してもよい。また、無機微細粉
末としては、炭酸カルシウム、焼成クレイ、シリカ、け
いそう土、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム等、粒径
が0.03〜3μmのものが使用される。基層(A)の
無機微細粉末の含有量は8〜40重量%、好ましくは1
5〜33重量%であり、表面層(B)のその含有量は0
〜55重量%、好ましくは8〜30重量%である。表面
層の無機微細粉末の含有量が少ないときは、表面層
(B)の肉厚を0.5〜3μmとし、基層(A)に存在
する無機微細粉末の影響で粗面となっている基層(A)
の表面の凹凸の形状が表面層(B)の表面に凹凸が転写
されるようにする。
【0020】延伸倍率は縦、横方向とも4〜10倍が好
ましく、延伸温度は熱可塑性樹脂の融点よりも3〜30
℃低い温度である。この合成紙は、フィルム内部に微細
なボイドを多数有する延伸熱可塑性樹脂フィルムであ
る。このボイドの存在および発泡体層の存在によりラベ
ルが断熱性を有し、ラベリングマシンの加熱機構(1
1)でディレード・ラベルが加熱されても熱収縮を生じ
ない。なお、合成紙の微細なボイドの量は、次式で算出
される空孔率で5〜35%、好ましくは5〜25%であ
る。
【0021】
【式1】
【0022】この基材シートは、基層(A)の両面に表
面層(B)が設けられた三層構造の積層フィルムであっ
てもよく、又、基層(A)と表面層(B)間に他の樹脂
層が存在したものであってもよい。更に、表面層には、
オフセット印刷性を良好とするために、或いはラベルに
帯電防止性を付与するためにポリエチレンイミン、ポリ
(エチレンイミン−尿素)、ポリアミンポリアミドのエ
チレンイミン付加物、ポリアミンポリアミドのエピクロ
ルヒドリン付加物、三級乃至四級窒素含有アクリル系樹
脂からなる群より選ばれた水溶性のプライマーを塗布し
たものであってもよい。
【0023】プライマーの肉厚は0.2〜5μmであ
る。又、基層(A)の肉厚は30〜120μm、表面層
(B)の肉厚は0.5〜50μmであり、基材シートの
肉厚は50〜150μm、好ましくは60〜120μm
である。基材シートの表面層(B)の表面粗さはミク
ロ的視野での標示パラメータで、表面平滑度(秒数が
大きい値ほどより平滑性に優れる)はマクロ的視野での
標示パラメータである。
【0024】中心面平均粗さ(SRa)が0.20μm
未満、中心面山高さ(SRa)が3.0μm未満、ベッ
ク指数が1,200秒以上ではロール巻きしたディレー
ド・ラベルを巻き戻すときのブロッキング防止効果が小
さいので、従来通り、ロール巻きラベルを20℃以下の
温度で保管する必要があり、従来品と比較してメリット
がない。
【0025】SRaが0.38μmを越える、SRpが
8.5μmを越える、或いはベック指数が400秒未満
では紙粉トラブル(無機微細粉末の基材シートからの脱
落)の防止効果が十分でなく、ロール巻きディレード・
ラベル巻き戻し時に印刷に白抜けが見受けられる。中心
面谷深さ(SRv)は、上記中心面高さ(SRp)、中
心面平均粗さ(SRa)とベック指数の値が定まると大
体0.20〜4.0μmの間の数値となる。
【0026】表面層(B)の無機微細粉末の含量が多い
と、または表面層が二軸延伸フィルムであると表面強度
が低く、ロール巻きされたディレード・ラベルの巻き戻
し時に感熱性粘着層の粘着力により印刷が基材シートか
ら剥離することがあるので、表面層(B)の表面強度を
縦方向、横方向とも1kg/cm2 以上となるようにす
る。表面強度は、樹脂の種類、無機微細粉末の種類、平
均粒径、粒度分布、含有量、延伸温度、延伸倍率等に依
存する。又、基材シート製造後のロールにより表面を圧
縮して基材シート表面をより平滑にするカレンダーがけ
の条件にも左右される。
【0027】この表面強度は、熊谷理機工業(株)のイ
ンターナルボンドテスターを用い、基材シートの試料
(14)(縦 25.4mm、横 45mm)の表裏面
の中央に、幅18mmの住友スリーエム(株)製粘着テ
ープ“スコッチ・クリアーテープ”(商品名)(1
5)、(15′)を端側15mmは接着させないで接着
したものを試料とし、これを図2に示すようにインタ
ーナルボンドテスターのホルダー16上に固定し(図2
a)、これを別の粘着テープ(15”)で固定し、その
上にアルミアングル(17)をのせた後、粘着テープ
(15)をアルミアングル(17)上に図2bに示すよ
うに曲げ、更に別の粘着テープ(15”)で固定し、試
料に1kgの荷重を1分かける。ついで、零位置の調
整を行ったのち重錘をつけた振子(18)を押しボタン
を押すことにより90度の角度よ振り下し(図2b)、
アルミアングルに衝撃を加えて試料の一部(15)をア
ルミアングルと共に剥離させた際の針(19)が示した
エネルギーの値をスケール(20)により読み取った値
である。
【0028】この表面強度が1kg・cm未満ではラベ
リングマシンを用いてディレード・ラベルを被着材に貼
着させる際、印刷部分の一部が皮となってラベルから剥
れる皮むけ現象が起こる。10kg・cm以上とするこ
とは、表面層の素材からみて困難である。
【0029】発泡体層 合成紙の裏面に積層される発泡体層としては、例えば、
肉厚が0.5〜5倍、独立気泡率が65%以上の熱可塑
性樹脂の押出発泡フィルム、または、肉厚が0.1〜2
mmの発泡インキ層、カーペットのバッキングに用いら
れる発泡ラテックス層が挙げられる。上記押出発泡フィ
ルムは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ハイインパクトポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、ABS等の融点もしくは
軟化点が180℃以下(DSCのピーク温度)の熱可塑
性樹脂に化学発泡剤又は物理発泡剤、必要により無機微
細粉末を含有した熱可塑性樹脂組成物を押出機で溶融・
混練し。Tダイ又はサーキュラーダイよりフィルム状に
押出発泡させ、これを冷却して製造したものである。
【0030】発泡剤としては、化学発泡剤及び物理発泡
剤があり、前者の化学発泡剤としては、アゾジカルンア
ミド、アゾビスイソブチロニトリル、ジアゾアミノベン
ゼン、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミ
ン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジニトロテレフタ
ルアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、重炭酸水素
ナトリウム塩、クエン酸モノナトリウム塩等及びこれら
の混合物を挙げることができる。これらは樹脂に対して
0.1〜3重量%の割合で用いられる。また、後者の物
理発泡剤としては、ブタン、プロパン、ペンタン等の炭
化水素が用いられる、これらは、樹脂成分に対して15
〜40重量%の割合で用いられる。
【0031】無機微細粉末としては、粒径が一般に0.
05〜30μm、好ましくは0.5〜10μmの炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸
化マグネシウム、水酸化アルミニウム、燐酸アルミニウ
ム、タルク、マイカ、クレー、カーボンブラック、グラ
ファイト、ゼオライト、硫酸バリウム、含水珪酸カルシ
ウム、珪藻土、酸化チタン、硫酸アルミニウム、シリカ
等を挙げることができる。無機微細粉末は、樹脂成分に
対して55重量%以下の割合で用いられる。なお、押出
発泡フィルム成形用樹脂組成物には、上記配合剤の他
に、酸化防止剤、着色剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、
分散剤、核剤、可塑剤及び脂肪酸金属塩、脂肪酸アミド
のスリップ剤等の添加剤を必要に応じて添加しても良
い。
【0032】発泡体層を構成する押出発泡フィルム
(a)の肉厚は0.5〜3mm、好ましくは0.5〜2
mmであり、0.5mm未満の押出発泡フィルムを製造
することは現在の技術では困難であり、又、押出発泡フ
ィルム(a)の肉厚が薄すぎては断熱効果が乏しく、容
器内が緑茶、紅茶、コーヒーのようなホット飲料を収容
するときは手で容器をつかむことができない。更に、肉
厚が3mmを越えてはラベルのコストが高くなりすぎ
る。
【0033】発泡押出フィルムの発泡倍率は、1.1〜
5倍、好ましくはは1.5〜3倍であり、発泡倍率が低
いとラベルの弾性回復率が小となり、ラベルと中空容
器、金属容器との接着力が低くなり、逆に発泡倍率が高
すぎるとラベルの供給が困難となる。この押出発泡フィ
ルムは、通常、独立気泡の発泡体と言われるためには独
立気泡が65%以上であることが必要である。独立気泡
率であることによりラベルの弾性回復率、剛性が高く、
ラベルの供給が容易となる。
【0034】発泡インク層としては、発泡用原料(炭素
生成材料および発泡剤)、着色顔料およびビヒクルより
なる発泡性インクを塗工、または噴射して得られるもの
である。炭素生成原料としては、澱粉、デキストリン、
砂糖等の炭化水素、モノ−、ジ−、トリ−ペンタエリス
リトール、グリセリン等の多価アルコール、尿素樹脂、
メラミン樹脂、ポリウレタン、エポキシ樹脂等の樹脂
が、発泡剤としては、炭酸ガス、フレオン、リン酸アン
モニウム、ポリリン酸アンモニウム、ジシアンジアミ
ド、尿素、メラミン、グアニジン、塩化パラフィン等
が、着色顔料としては、酸化チタン、鉛黄、アンバー、
鉄黒等が、ビヒクルとしては、ポリ酢酸ビニル、アクリ
ル酸アルキル、エステル系樹脂、スチレン・アクリル酸
アルキルエステル共重合体等の水性エマルジョンや、ア
ルキド樹脂、ポリ塩化ビニル、ウレタン樹脂、エポキシ
樹脂等をメチルエチルケトン、トルエン等の溶剤に溶解
したものが使用される。
【0035】カーペットのバッキング剤に用いられるフ
ォームバッキングも又発泡体層の形成剤として利用でき
る。このものはSBRラテックスと天然ゴムラテックス
の混合物にオレイン酸カリウムのような起泡剤、トリメ
ンベースのような泡安定剤、メルカプトベンゾチアゾー
ル亜鉛塩やジエチルジチオカルバミン酸亜鉛塩のような
促進剤、クレー、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム
のような充填剤を含むA剤と、亜鉛華、イオウ等の加硫
剤を含むB剤と、酢酸アンモニウム濃縮様なゲル化剤を
含むC剤よりなり、A剤にB剤を添加したものを発泡機
で攪拌して発泡させ、更にこれにC剤を加えた後、合成
紙の裏面上に塗布し、独立した微細な気泡よりなる肉厚
1〜5mmの発泡体層を形成させる。
【0036】感熱性粘着剤層 感熱性粘着剤層は、前述の公報群に示されるように、
(a)ポリ酢酸ビニル、ポリメタクリル酸n−ブチル、
酸化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、天然ゴム、酢酸
ビニル−アクリル酸2−エチルヘキシル共重合体、酢酸
ビニル−エチレン共重合体、ビニルピロリドン−スチレ
ン共重合体、スチレン−ブタジエンラバー、ブチルラバ
ー、ビニルピロリドン−アクリル酸エチル共重合体、等
のガラス転移点が20℃以下の高分子樹脂と、(b)フ
タル酸ジフェニル、フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジシ
クロヘキシル、フタル酸ビヒドロアビエチル、イソフタ
ル酸ジメチル、安息香酸スクローズ、二安息香酸エチレ
ングリコール、三安息香酸トリメチロールエタン、三安
息香酸グリセリド、四安息香酸ペンタエリトリット、八
酢酸スクロース、クエン酸トリシクロヘキシル、N−シ
クロヘキシル−p−トリエンスルホンアミド、等の常温
で固体の可塑剤と、(c)ロジン誘導体(ロジン、重合
ロジン、水添ロジン及びそれらのグリセリン、ペンタエ
リスリトール等とのエステル、樹脂酸ダイマー等)テル
ペン樹脂系、石油樹脂系、フェノール樹脂系、キシレン
樹脂系、等の粘着性付与剤を含有するものであり、常温
(10〜25℃)では粘着性を示さず、加熱(80〜1
30℃)により活性を示し、加熱を止めてもしばらく
(5秒〜2週間)は粘着性を示すものである。
【0037】必要により、老化防止剤やコロイダルシリ
カ、アルミナゾル等を配合することもある。基材シート
に塗布する感熱性粘着剤の塗布量は、被着材の材質、基
材シートの肉厚によるが、8〜30g/m2 (固型分
量)の範囲である。
【0038】印刷 合成紙の表面に、商品名、商品の成分、単価、製造元、
商品の図柄等がグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセ
ット印刷、フレキソ印刷等で行われる。印刷はラベルの
裏面に感熱性粘着剤層が設けられた後に行われるのが一
般であるが、ラベルに印刷を施こした後、裏面に発泡体
層と感熱性粘着層を形成させてもよい。
【0039】
【実施例】以下実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。合成紙の製造例 例 1 (1)メルトフローレート(MFR)0.8g/10分
のポリプロピレン81重量%に、高密度ポリエチレン3
重量%及び平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム16重
量%を混合した基層用組成物(A)を270℃に設定し
た押出機にて混練した後、シート状に押し出し、冷却装
置により冷却して、無延伸シートを得た。そして、この
シートを140℃の温度にまで再度加熱した後、縦方向
に5倍延伸した。
【0040】(2)MFRが4.0g/10分のポリプ
ロピレン81重量%に高密度ポリエチレン3重量%及び
平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム16重量%とを混
合した表面層用組成物(B)と、MFRが4g/10分
のポリプロピレン54重量%と平均粒径1.5μmの炭
酸カルシウム46重量%を混合した裏面層用組成物
(C)とを、別の押出機にて溶融混練させた後、これを
ダイよりシート状に溶融押出し、これを(1)の5倍延
伸フィルムの両面に積層し、三層構造の積層フィルムを
得た。次いで、この三層構造の積層フィルムを60℃ま
で冷却した後、再び約160℃の温度にまで加熱して、
テンターを用いて横方向に7.5倍延伸し、165℃の
温度でアニーリング処理して、60℃の温度にまで冷却
し、耳部をスリットして三層構造(一軸延伸/二軸延伸
/一軸延伸)の、肉厚80μm(B/A/C=16μm
/48μm/16μm)、空孔率15%の合成紙を得
た。なお、各層の空孔率は、(B/A/C=3%/2
9.7%/30%)であった。
【0041】例 2 (1)メルトフローレート(MFR)が0.8g/10
分のポリプロピレン(融点約164〜167℃)81重
量%に、高密度ポリエチレン3重量%及び平均粒径1.
5μmの炭酸カルシウム16重量%を混合した組成物
(A)を270℃に設定した押出機にて混練した後、シ
ート状に押し出し、冷却装置により冷却して、無延伸シ
ートを得た。そして、このシートを150℃の温度にま
で再度加熱した後、縦方向に5倍延伸した。
【0042】(2)MFRが4g/10分のポリプロピ
レン(融点約164〜167℃)54重量%と、平均粒
径1.5μmの炭酸カルシウム46重量%を混合した組
成物(B)を別の押出機にて混練させた後、これをダイ
よりシート状に押し出し、これを(1)の5倍延伸フィ
ルムの両面に積層し、三層構造の積層フィルムを得た。
次いで、この三層構造の積層フィルムを60℃まで冷却
した後、再び約175℃の温度にまで加熱して、テンタ
ーを用いて横方向に7.5倍延伸し、165℃の温度で
アニーリング処理して、60℃の温度にまで冷却し、耳
部をスリットして三層構造(一軸延伸/二軸延伸/一軸
延伸)の、肉厚80μm(B/A/B=20μm/40
μm/20μm)、空孔率15%の合成紙を得た。な
お、各層の空孔率は、(B/A/B=4.6%/13.
9%/4.6%)であった。これら合成紙(微多孔性フ
ィルム)の物性を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】これら合成紙の表面(B)に、三菱油化
(株)製の帯電防止性プライマー“サフトマー130
0”を2μmの厚みに塗布し、このプライマーの上に商
品名、製造元名、図柄等を、東洋いんき製造(株)のU
Vオフセットインク“FDO−G”(商品名)を用いて
印刷した。
【0045】押出発泡フィルム(a)の製造例 例 3 三菱油化(株)製のプロピレン・エチレンブロック共重
合体(MFR;0.5g/10分「三菱ポリプロEC
9」:商品名)100重量部に、化学発泡剤としてクエ
ン酸モノナトリウムと炭酸水素ナトリウムの1:1の混
合物3.5重量部を配合して、発泡性樹脂組成物とし、
口径65mmの押出機で溶融混練し、次いでT−ダイよ
り大気圧中に押出して発泡させ、ロールで冷却して肉厚
0.5mm、発泡倍率1.5倍、独立気泡率81%の発
泡フィルムを得た。
【0046】例 4 線状低密度エチレン重合体((MFR;0.7g/10
分「三菱ポリエチUE320」:商品名)100重量部
に、化学発泡剤としてアゾジカルボナミド2重量部を配
合して発泡性樹脂組成物とし、口径65mmの押出機で
溶融混練した。一方、三菱油化(株)製のプロピレン・
エチレンブロック共重合体(MFR;1.8g/10分
「三菱ポリプロEC8」:商品名)30重量%。前記線
状低密度エチレン重合体50重量%及び充填剤としてタ
ルク20重量%を配合して、口径90mmの押出機で溶
融混練した。ついで、これらを一台の共押出ダイに供給
し、共押出して発泡させ、非発泡層の肉厚が100μ
m、発泡層の肉厚が800μmの二層構造フィルムを得
た。発泡層の発泡倍率は1.8倍、独立気泡率は88%
であった。
【0047】感熱性粘着剤の調製 例 5 フタル酸ジシクロヘキシル316重量部、濃度30重量
%のスチレン・無水マレイン酸・アクリル酸n−ブチル
共重合体溶液53重量部、濃度50重量%のアビエチン
酸ロジンエステルエマルジョン158重量部、濃度50
重量%のエチレン・酢酸ビニル共重合体184重量部、
濃度が20重量%のコロイダルシリカ160重量部およ
び水120重量部を混合して白色不透明の水性感熱性粘
着剤を調製した。
【0048】例 6 フタル酸ジシクロヘキシル40重量部、濃度50重量%
のアビエチン酸ロジンエステルエマルジョン30重量
部、濃度が50重量%のエチレン・酢酸ビニル共重合体
水性エマルジョン22重量部および濃度が20重量%の
ポリビニルアルコール15重量部を混合して水性感熱性
粘着剤を調製した。
【0049】(実施例1)例1で得た合成紙の印刷面と
は反対の表面に、ポリエーテル・ポリオールとポリイソ
シアネートの混合プライマーを1g/m2 の割合で塗布
し、これに例4で得た押出発泡フィルムを貼着して肉厚
581μmの積層体を得た。この積層体の発泡体層側に
例5で得た感熱性粘着剤を固型分で13g/m2 となる
量塗布し、40℃で2分乾燥して感熱性粘着剤層を設け
た。これを23℃、55%相対湿度の恒温室に2日間保
管した。ついで、合成紙の表面に商品図柄、商品名、製
造元、成分表示、単価等を多色グラビア印刷し、幅40
mmにスリットし、ロール巻きしてディレード・ラベル
のロール状物を得た。
【0050】これらロール状物を、(i)23℃、相対
湿度55%の恒温室および(ii)40℃、相対湿度7
5%の恒温室に7日間保存した。ついで、これらのディ
レード・ラベルのロール状物を光洋自動機(株)のロー
ルラベラーLR−401KR(商品名)を用い、被着材
(ガラス瓶、ブリキ缶)上に、加熱機構の温度120
℃、被着材へのディレード・ラベルの押圧1kgの条件
でラベリングした。各被着材への接着力(1日経過後)
は、次の表2の通りであった。
【0051】また、ラベリングされた被着材上のラベル
の印刷の部分剥離の有無を次の四段階で評価した。 0──印刷の剥離はまったくない。 1──40cm2 当り、1〜3個の小さな白抜けがある
が、実用上全く問題がない。 2──40cm2 当り、4〜10個の小さな白抜けがあ
る。 3──印刷部分の皮むけがところどころあり、実用上製
品価値がない。
【0052】更に、ラベリング時のディレード・ラベル
の巻き戻し易さ(抗ブロッキング性)を次の五段階で評
価した。 5──剥離抵抗ない。 4──剥離時に若干音がするときがあるが、実用上問題
ない。 3──剥離時に連続的に音がする。 2──ブロッキングによる印刷部分の皮むけが見受けら
れる。 1──ロールの巻き戻しができない。 結果を表2に示す。ガラス瓶に酒180mlを入れ、こ
れを90℃の湯内に15分間いれ、お燗し、ラベルの剥
離の有無、ラベルの熱収縮による変形の有無を調べた。
また、この瓶を手でもったときの熱さが身体的苦痛を与
えるか否かを調べた。結果を表2にしめす。
【0053】
【表2】
【0054】(実施例2)合成紙として、例1の合成紙
の代りに例2のものを、発泡体層として大阪印刷インキ
製造(株)製の発泡インキ“オレフィン用発泡インキ”
(商品名)を噴射して肉厚0.3mmに形成したものを
用いる他は同様にしてディレード・ラベルを製造し、ラ
ベリングを行った。ラベルの評価結果を表3に示す。
【0055】(実施例3)実施例1において、水性感熱
性粘着剤として例6で得たものを固型分量で14g/m
2 となるように塗布し、100℃で乾燥する他は同様に
してディレード・ラベルを得、これをスリットしてロー
ル状に巻いた。これを20℃、相対湿度55%の恒温室
で1日保管後、ラベリングマシンに挿着し、加熱機構1
00℃でブリキ缶に貼着させた。抗ブロッキング性は良
好(評価5)で、印刷の剥離もなかった。ステンレス缶
との接着強度は、初期1,600gf/40mm幅、3
日経過後2,420gf/40mm幅であった。ラベル
の評価結果を表3に示す。
【0056】実施例1において、発泡体層として例3の
ものの代わりに例4の押出発泡フィルムを用いる他は同
様にしてディレード・ラベルを得た。ラベルの評価結果
を表3に示す。
【0057】
【表3】
【0058】
【発明の効果】本発明のディレード・ラベルは高温・多
湿時においてもブロッキングが少なく、ロール状ラベル
の巻き戻し時の印刷の剥離がなく、断熱性に富んだ感熱
性粘着型ラベルである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラベルマシンの平面図である。
【図2】シートの表面強度を測定する装置の一部を示す
平面図である。
【図3】本発明のディレード・ラベルの断面図である。
【符号の説明】
1 ロールラベル 2 ラベル繰出部 3 送りローラー 4 圧着ローラー 5 光センサー 6 ダイカットローラー 7 アンビル 8 ラベル 9 スクラップ 10 移送ドラム 11 加熱機構 12 容器搬送機構 13 容器 20 スケール 21 印刷 22 合成紙 23 発泡体層 24 感熱性粘着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JJU G09F 3/00 R

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に印刷が施こされた無機微細粉末を
    含有する熱可塑性樹脂フィルムの延伸物よりなる微多孔
    性合成紙の裏面に発泡体層が積層され、更にその発泡体
    層の裏面に感熱性粘着剤層を設けたディレード・ラベ
    ル。
  2. 【請求項2】 合成紙が、プロピレン系樹脂フィルムの
    二軸延伸フィルムよりなる微多孔性フィルムを基層
    (A)とし、平均粒径が0.05〜3μmの無機微細粉
    末を8〜55重量%含有するプロピレン系樹脂フィルム
    の一軸延伸フィルムよりなる微多孔性の表面層(B)と
    する空孔率が5〜35%の積層フィルムであって、印刷
    が施される該表面層(B)が次の〜の条件を満足す
    るものであるディレード・ラベル。 JIS B0601で測定した中心面平均粗さ(S
    Ra)が0.20〜0.38μm、中心面山高さ(SR
    p)が3.0〜8.5μm、中心面谷深さ(SRv)が
    2.0〜4.0μmの粗さである。 JIS P8119で測定される表面平滑度(ベッ
    ク指数)が400〜1,200秒である。 縦方向の表面強度が1〜10kg・cmである。
  3. 【請求項3】 発泡体層が、肉厚が0.5〜3mm、発
    泡倍率が1.1〜5倍、独立気泡率が65%以上の熱可
    塑性樹脂の押出発泡フィルム、又は、肉厚が0.1〜2
    mmの発泡インキ層である請求項1記載のディレード・
    ラベル。
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