JP3547177B2 - ディレード・ラベル - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、日本酒缶、日本酒瓶、コーヒー缶、茶缶等の熱い液体等の内容物を収容する容器等の包装容器に加熱して融着させるのに用いるディレード・ラベル(タック・シールも含む)に関する。
【0002】
【従来の技術】
表面に商品、商品名、製造元、価格等の図柄や文字が印刷された基材シートの裏面に感圧粘着剤を設け、更にこの粘着剤表面を離型紙で被覆した感圧着ラベルは公知である。
この感圧着ラベルは、保管に便利であるがこれを容器に貼着する際、離型紙をラベルより剥す必要があり、又、その離型紙の処分に労力がかかり、またこの感圧着ラベルをロール巻きにした場合は離型紙の肉厚の分だけ巻きロール径が大きくなる。
【0003】
かかる欠点を改良したものとして基材シートの裏面に常温(10〜30℃)では粘着性を示さない感熱性粘着剤を塗布し、反対面に印刷を施したディレード・ラベル(感熱性粘着ラベル)が提案され、実用化されている(特公平5−18433号公報、特開平1−222290号公報、同4−72125号公報、同5−32241号公報、同6−27881号公報、同6−100847号公報、同6−100848号公報参照)。
基材シートとしては、パルプ抄造紙、レーヨン抄造紙、ピグメント塗工紙、合成紙が例示されている。
【0004】
このディレード・ラベルの感熱性粘着剤は、常温では粘着性を示さず、加熱されて粘着性が活性化されるものである。このディレード・ラベルは例えば図1に示すラベリングマシンを用いて容器に貼合される。具体的には、ロール巻きされたディレード・ラベル(1)はラベル繰出部(2)より送りローラー(3)と圧着ローラー(4)により挟まれ、これらローラー(3)、(4)の回転により繰り出され、光センサー(5)によりディレード・ラベルの位置を確認し、ラベルをダイカットロール(6)と吸引孔を有するアンビル(7)間でラベル寸法にカッティングされ、カッティングされたラベル(8)はアンビル(7)に吸引され移送ドラム(10)の方向に送られる。(9)はラベルが切り抜かれたスクラップである。
【0005】
移送ドラム(10)は、アンビル(7)からラベル(8)を移し取り、加熱機構(11)により80〜100℃に加熱されてラベル(8)の感熱性粘着剤が活性を帯び、容器搬送機構(12)により送られてきた容器(13)の胴部にラベルを貼着させる。
これらディレード・ラベルは、常温では粘着性を示さず、加熱により感熱性粘着層が活性化するものであり、従って、容器、金属板、織布、ガラス板等の被着材に貼着させた際の接着力が高いことと、ロール巻きして保管し、これを被着材にラベラーマシンを用いて貼着する際にブロッキングがなく巻き戻しが容易で、かつ、この感熱性粘着剤層によりディレード・ラベルの印刷が剥離されないことが要求される。
【0006】
従って、ロール巻きされたディレード・ラベルはこのブロッキングを防止するために6月〜9月の気温が30℃を越えることがある季節には、保管場所の部屋温度を10〜20℃の温度に、かつ、湿度を35〜60%に調節して保管している。部屋温度が35〜50℃と高温となるとブロッキングが生じ、巻き戻し時に印刷の一部が剥れ、また、基材への接着力が湿度に影響されるからである。基材シートがパルプ抄造紙、レーヨンファイバー抄造紙のように吸湿性があるときは、特に湿度のコントロールが必要である。
【0007】
一方、お燗に使用される日本酒のガラスビン、スチール缶、アルミニウム缶、85〜90℃に加熱されたコーヒー、、紅茶、おかゆを収納した金属缶の容器表面には、商品の図柄、製造元、取扱法等が印刷されている。
このホット飲料の缶や瓶を手で持ち、飲もうとする購買者のうち、ある者は手に熱を感じるため、ハンカチで缶や瓶を覆ってつかみ、飲んでいる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ロール巻きディレード・ラベルの保管時において温度、湿度の調整が不要であり、かつ、被着材のディレード・ラベルへの貼着作業を高速とするために加熱温度を100〜125℃の高温にしてもラベルが熱収縮を生じず、かつ、このディレード・ラベルが缶や瓶に貼着された場合には、このラベルの部分を購買者が手でつかめば、熱さを感じることのないディレード・ラベルの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表面に印刷が施された無機微細粉末を含有する熱可塑性樹脂フィルムの延伸物よりなる微多孔性合成紙の裏面に発泡体層が積層され、更にその発泡体層の裏面に感熱性粘着剤層を設けたディレード・ラベル、を提供するものである。
【0010】
【作用】
ラベルの印刷される表面の状態を、印刷性を損わずに、ブロッキングが防止されるような平滑度、表面粗さに調整し、かつロール状ディレード・ラベルの巻き戻し時の感熱性粘着層の粘着力では印刷が剥離しないような表面強度を有する基材シートを用いたので、印刷向上のための無機微細粉末を含有したラベルであっても紙粉トラブルが生じない。
また、このディレード・ラベルは、合成紙の微細なマイクロボイドと、発泡体層の存在により断熱性を有しているので、このラベルが貼着されたホット飲料缶や瓶を手でつかんでも熱く感じない。
【0011】
(発明の概要)
合成紙
表面に印刷が施される無機微細粉末を含有する熱可塑性樹脂フィルム延伸物よりなる微多孔性合成紙としては、例えば、次に示す(イ)、または(ロ)のものが挙げられる。
(イ)無機微細粉末を8〜45重量%の割合で含有する微多孔を有する熱可塑性樹脂の二軸延伸フィルム(特公昭54−31032号公報、米国特許第3775521号明細書、米国特許第3758661号明細書、米国特許第3844865号明細書、米国特許第4303708号明細書等)。
【0012】
(ロ)無機微細粉末を5〜80重量%含有する二軸延プロピレン系樹脂フィルムを基材層(1a)とし、無機微細粉末を8〜65重量%含有するプロピレン系樹脂の一軸延伸フィルム紙状層(1b)とする合成紙(特公昭46−40794号公報、特開昭57−149363号公報、特開昭57−181829号公報等参照)。
【0013】
この合成紙は、2層構造であっても、基材層および表裏面の一軸延伸フィルムの紙状層が存在する三層構造(特公昭46−40794号公報)であっても、紙状層と基材層間に他の樹脂フィルム層が存在する3層〜7層の合成紙(特公昭50−29738号公報、特開昭57−149363号公報、特開昭56−126155号公報、特開昭57−181829号公報)であっても、裏面がエチレン・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体の金属塩(Na、Li、Zn、K)、塩素化ポリエチレン等の基材層樹脂よりも低融点の樹脂よりなるヒートシール層を有する三層以上の合成紙であってもよい(特公平3−13973号公報)。
【0014】
また、この合成紙の表面に更にオフセット印刷性を向上させるために、ポリエチレンイミン、ポリ(エチレンイミン−尿素)、ポリアミンポリアミドのエチレンイミド付加物、ポリアミンポリアミドのエピクロルヒドリン付加物、三級乃至四級窒素含有アクリル系樹脂からなる群から選ばれた水溶性の印刷性を改善する塗布層を設けてもよい。
【0015】
三層構造の合成紙の一例は、無機微細粉末を5〜40重量%含有する熱可塑性樹脂フィルムを、該樹脂の融点より低い温度で一方向に延伸して得られる一軸方向に配向したフィルムの両面に、無機微細粉末を8〜65重量%含有する熱可塑性樹脂の溶融フィルムを積層し、次いで前記方向と直角の方向にこの積層フィルムを延伸することにより得られる紙状層が一軸方向に配向し、微細な空隙を多数有するフィルムであり、基材層は二軸方向に配向した積層構造物である。勿論、この表面に前記プライマー(塗布剤)の層を設けてオフセット印刷性をより向上させてもよく、二軸延伸フィルムの基材層(1a)は合成紙の縦と横の強度バランスの付与に寄与し、また、紙状層の一軸延伸フィルム(1b、1c)は紙的風合いを呈する。
【0016】
これらの合成紙の中でも、無機微細粉末8〜40重量%含有するプロピレン系樹脂フィルムの二軸延伸フィルムよりなる微多孔性フィルムを基材層(A)とし、平均粒径が0.05〜3μmの無機微細粉末を0〜55重量%含有するプロピレン系樹脂フィルムの一軸延伸物からなる表面層(B)とする空孔率が5〜35%の積層フィルムであって、印刷が施される該表面層(B)が次の▲1▼〜▲3▼の条件を満足するものである合成紙が耐熱性、経済性、防水性、抗ブロッキング性の面から好ましい。
【0017】
▲1▼ JIS B0601で測定した中心面平均粗さ(SRa)が0.20〜0.38μm、中心面山高さ(SRp)が3.0〜8.5μm、中心面谷深さ(SRv)が2.0〜4.0μmの粗さである。
▲2▼ JIS P8119で測定される表面平滑度(ベック指数)が400〜1,200秒である。
▲3▼ 縦方向の表面強度が1〜10kg・cmである。
【0018】
熱可塑性樹脂としては、融点が120℃以上である高密度ポリエチレン、プロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリカーボネート等が挙げられるが、経済性の面から高密度ポリエチレン、プロピレン系樹脂が好ましい。
かかるプロピレン系樹脂としては、プロピレン単独重合体、プロピレン・エチレン共重合体、プロピレン・ブテン−1共重合体、プロピレン・エチレン・ブテン−1共重合体、プロピレン・4−メチルペンテン−1共重合体、プロピレン・3−メチルペンテン−1共重合体等が挙げられる。共重合体はランダム共重合体であっても、ブロック共重合体であってもよい。
【0019】
これらプロピレン系樹脂に延伸性を良好とするためポリエチレン、ポリスチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のポリプロピレンよりも融点が低い樹脂を3〜25重量%配合してもよい。
また、無機微細粉末としては、炭酸カルシウム、焼成クレイ、シリカ、けいそう土、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム等、粒径が0.03〜3μmのものが使用される。基層(A)の無機微細粉末の含有量は8〜40重量%、好ましくは15〜33重量%であり、表面層(B)のその含有量は0〜55重量%、好ましくは8〜30重量%である。表面層の無機微細粉末の含有量が少ないときは、表面層(B)の肉厚を0.5〜3μmとし、基層(A)に存在する無機微細粉末の影響で粗面となっている基層(A)の表面の凹凸の形状が表面層(B)の表面に凹凸が転写されるようにする。
【0020】
延伸倍率は縦、横方向とも4〜10倍が好ましく、延伸温度は熱可塑性樹脂の融点よりも3〜30℃低い温度である。
この合成紙は、フィルム内部に微細なボイドを多数有する延伸熱可塑性樹脂フィルムである。このボイドの存在および発泡体層の存在によりラベルが断熱性を有し、ラベリングマシンの加熱機構(11)でディレード・ラベルが加熱されても熱収縮を生じない。
なお、合成紙の微細なボイドの量は、次式で算出される空孔率で5〜35%、好ましくは5〜25%である。
【0021】
【式1】
Figure 0003547177
【0022】
この基材シートは、基層(A)の両面に表面層(B)が設けられた三層構造の積層フィルムであってもよく、又、基層(A)と表面層(B)間に他の樹脂層が存在したものであってもよい。更に、表面層には、オフセット印刷性を良好とするために、或いはラベルに帯電防止性を付与するためにポリエチレンイミン、ポリ(エチレンイミン−尿素)、ポリアミンポリアミドのエチレンイミン付加物、ポリアミンポリアミドのエピクロルヒドリン付加物、三級乃至四級窒素含有アクリル系樹脂からなる群より選ばれた水溶性のプライマーを塗布したものであってもよい。
【0023】
プライマーの肉厚は0.2〜5μmである。又、基層(A)の肉厚は30〜120μm、表面層(B)の肉厚は0.5〜50μmであり、基材シートの肉厚は50〜150μm、好ましくは60〜120μmである。
基材シートの表面層(B)の表面粗さ▲1▼はミクロ的視野での標示パラメータで、表面平滑度▲2▼(秒数が大きい値ほどより平滑性に優れる)はマクロ的視野での標示パラメータである。
【0024】
中心面平均粗さ(SRa)が0.20μm未満、中心面山高さ(SRa)が3.0μm未満、ベック指数が1,200秒以上ではロール巻きしたディレード・ラベルを巻き戻すときのブロッキング防止効果が小さいので、従来通り、ロール巻きラベルを20℃以下の温度で保管する必要があり、従来品と比較してメリットがない。
【0025】
SRaが0.38μmを越える、SRpが8.5μmを越える、或いはベック指数が400秒未満では紙粉トラブル(無機微細粉末の基材シートからの脱落)の防止効果が十分でなく、ロール巻きディレード・ラベル巻き戻し時に印刷に白抜けが見受けられる。中心面谷深さ(SRv)は、上記中心面高さ(SRp)、中心面平均粗さ(SRa)とベック指数の値が定まると大体0.20〜4.0μmの間の数値となる。
【0026】
表面層(B)の無機微細粉末の含量が多いと、または表面層が二軸延伸フィルムであると表面強度が低く、ロール巻きされたディレード・ラベルの巻き戻し時に感熱性粘着層の粘着力により印刷が基材シートから剥離することがあるので、表面層(B)の表面強度を縦方向、横方向とも1kg/cm 以上となるようにする。
表面強度は、樹脂の種類、無機微細粉末の種類、平均粒径、粒度分布、含有量、延伸温度、延伸倍率等に依存する。又、基材シート製造後のロールにより表面を圧縮して基材シート表面をより平滑にするカレンダーがけの条件にも左右される。
【0027】
この表面強度は、熊谷理機工業(株)のインターナルボンドテスターを用い、基材シートの試料(14)(縦 25.4mm、横 45mm)の表裏面の中央に、幅18mmの住友スリーエム(株)製粘着テープ“スコッチ・クリアーテープ”(商品名)(15)、(15′)を端側15mmは接着させないで接着したものを試料とし、これを図2に示すように▲1▼インターナルボンドテスターのホルダー16上に固定し(図2a)、これを別の粘着テープ(15”)で固定し、その上にアルミアングル(17)をのせた後、粘着テープ(15)をアルミアングル(17)上に図2bに示すように曲げ、更に別の粘着テープ(15”)で固定し、試料に1kgの荷重を1分かける。▲2▼ついで、零位置の調整を行ったのち重錘をつけた振子(18)を押しボタンを押すことにより90度の角度よ振り下し(図2b)、アルミアングルに衝撃を加えて試料の一部(15)をアルミアングルと共に剥離させた際の針(19)が示したエネルギーの値をスケール(20)により読み取った値である。
【0028】
この表面強度が1kg・cm未満ではラベリングマシンを用いてディレード・ラベルを被着材に貼着させる際、印刷部分の一部が皮となってラベルから剥れる皮むけ現象が起こる。
10kg・cm以上とすることは、表面層の素材からみて困難である。
【0029】
発泡体層
合成紙の裏面に積層される発泡体層としては、例えば、肉厚が0.5〜5倍、独立気泡率が65%以上の熱可塑性樹脂の押出発泡フィルム、または、肉厚が0.1〜2mmの発泡インキ層、カーペットのバッキングに用いられる発泡ラテックス層が挙げられる。
上記押出発泡フィルムは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ハイインパクトポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ABS等の融点もしくは軟化点が180℃以下(DSCのピーク温度)の熱可塑性樹脂に化学発泡剤又は物理発泡剤、必要により無機微細粉末を含有した熱可塑性樹脂組成物を押出機で溶融・混練し。Tダイ又はサーキュラーダイよりフィルム状に押出発泡させ、これを冷却して製造したものである。
【0030】
発泡剤としては、化学発泡剤及び物理発泡剤があり、前者の化学発泡剤としては、アゾジカルンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ジアゾアミノベンゼン、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジニトロテレフタルアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、重炭酸水素ナトリウム塩、クエン酸モノナトリウム塩等及びこれらの混合物を挙げることができる。これらは樹脂に対して0.1〜3重量%の割合で用いられる。
また、後者の物理発泡剤としては、ブタン、プロパン、ペンタン等の炭化水素が用いられる、これらは、樹脂成分に対して15〜40重量%の割合で用いられる。
【0031】
無機微細粉末としては、粒径が一般に0.05〜30μm、好ましくは0.5〜10μmの炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、燐酸アルミニウム、タルク、マイカ、クレー、カーボンブラック、グラファイト、ゼオライト、硫酸バリウム、含水珪酸カルシウム、珪藻土、酸化チタン、硫酸アルミニウム、シリカ等を挙げることができる。無機微細粉末は、樹脂成分に対して55重量%以下の割合で用いられる。
なお、押出発泡フィルム成形用樹脂組成物には、上記配合剤の他に、酸化防止剤、着色剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、分散剤、核剤、可塑剤及び脂肪酸金属塩、脂肪酸アミドのスリップ剤等の添加剤を必要に応じて添加しても良い。
【0032】
発泡体層を構成する押出発泡フィルム(a)の肉厚は0.5〜3mm、好ましくは0.5〜2mmであり、0.5mm未満の押出発泡フィルムを製造することは現在の技術では困難であり、又、押出発泡フィルム(a)の肉厚が薄すぎては断熱効果が乏しく、容器内が緑茶、紅茶、コーヒーのようなホット飲料を収容するときは手で容器をつかむことができない。更に、肉厚が3mmを越えてはラベルのコストが高くなりすぎる。
【0033】
発泡押出フィルムの発泡倍率は、1.1〜5倍、好ましくはは1.5〜3倍であり、発泡倍率が低いとラベルの弾性回復率が小となり、ラベルと中空容器、金属容器との接着力が低くなり、逆に発泡倍率が高すぎるとラベルの供給が困難となる。
この押出発泡フィルムは、通常、独立気泡の発泡体と言われるためには独立気泡が65%以上であることが必要である。独立気泡率であることによりラベルの弾性回復率、剛性が高く、ラベルの供給が容易となる。
【0034】
発泡インク層としては、発泡用原料(炭素生成材料および発泡剤)、着色顔料およびビヒクルよりなる発泡性インクを塗工、または噴射して得られるものである。
炭素生成原料としては、澱粉、デキストリン、砂糖等の炭化水素、モノ−、ジ−、トリ−ペンタエリスリトール、グリセリン等の多価アルコール、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン、エポキシ樹脂等の樹脂が、発泡剤としては、炭酸ガス、フレオン、リン酸アンモニウム、ポリリン酸アンモニウム、ジシアンジアミド、尿素、メラミン、グアニジン、塩化パラフィン等が、着色顔料としては、酸化チタン、鉛黄、アンバー、鉄黒等が、ビヒクルとしては、ポリ酢酸ビニル、アクリル酸アルキル、エステル系樹脂、スチレン・アクリル酸アルキルエステル共重合体等の水性エマルジョンや、アルキド樹脂、ポリ塩化ビニル、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等をメチルエチルケトン、トルエン等の溶剤に溶解したものが使用される。
【0035】
カーペットのバッキング剤に用いられるフォームバッキングも又発泡体層の形成剤として利用できる。
このものはSBRラテックスと天然ゴムラテックスの混合物にオレイン酸カリウムのような起泡剤、トリメンベースのような泡安定剤、メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩やジエチルジチオカルバミン酸亜鉛塩のような促進剤、クレー、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウムのような充填剤を含むA剤と、亜鉛華、イオウ等の加硫剤を含むB剤と、酢酸アンモニウム濃縮様なゲル化剤を含むC剤よりなり、A剤にB剤を添加したものを発泡機で攪拌して発泡させ、更にこれにC剤を加えた後、合成紙の裏面上に塗布し、独立した微細な気泡よりなる肉厚1〜5mmの発泡体層を形成させる。
【0036】
感熱性粘着剤層
感熱性粘着剤層は、前述の公報群に示されるように、
(a)ポリ酢酸ビニル、ポリメタクリル酸n−ブチル、酸化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、天然ゴム、酢酸ビニル−アクリル酸2−エチルヘキシル共重合体、酢酸ビニル−エチレン共重合体、ビニルピロリドン−スチレン共重合体、スチレン−ブタジエンラバー、ブチルラバー、ビニルピロリドン−アクリル酸エチル共重合体、等のガラス転移点が20℃以下の高分子樹脂と、
(b)フタル酸ジフェニル、フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジシクロヘキシル、フタル酸ビヒドロアビエチル、イソフタル酸ジメチル、安息香酸スクローズ、二安息香酸エチレングリコール、三安息香酸トリメチロールエタン、三安息香酸グリセリド、四安息香酸ペンタエリトリット、八酢酸スクロース、クエン酸トリシクロヘキシル、N−シクロヘキシル−p−トリエンスルホンアミド、等の常温で固体の可塑剤と、
(c)ロジン誘導体(ロジン、重合ロジン、水添ロジン及びそれらのグリセリン、ペンタエリスリトール等とのエステル、樹脂酸ダイマー等)テルペン樹脂系、石油樹脂系、フェノール樹脂系、キシレン樹脂系、等の粘着性付与剤
を含有するものであり、常温(10〜25℃)では粘着性を示さず、加熱(80〜130℃)により活性を示し、加熱を止めてもしばらく(5秒〜2週間)は粘着性を示すものである。
【0037】
必要により、老化防止剤やコロイダルシリカ、アルミナゾル等を配合することもある。
基材シートに塗布する感熱性粘着剤の塗布量は、被着材の材質、基材シートの肉厚によるが、8〜30g/m (固型分量)の範囲である。
【0038】
印刷
合成紙の表面に、商品名、商品の成分、単価、製造元、商品の図柄等がグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷等で行われる。
印刷はラベルの裏面に感熱性粘着剤層が設けられた後に行われるのが一般であるが、ラベルに印刷を施こした後、裏面に発泡体層と感熱性粘着層を形成させてもよい。
【0039】
【実施例】
以下実施例により本発明を更に詳細に説明する。
合成紙の製造例
例 1
(1)メルトフローレート(MFR)0.8g/10分のポリプロピレン81重量%に、高密度ポリエチレン3重量%及び平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム16重量%を混合した基層用組成物(A)を270℃に設定した押出機にて混練した後、シート状に押し出し、冷却装置により冷却して、無延伸シートを得た。そして、このシートを140℃の温度にまで再度加熱した後、縦方向に5倍延伸した。
【0040】
(2)MFRが4.0g/10分のポリプロピレン81重量%に高密度ポリエチレン3重量%及び平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム16重量%とを混合した表面層用組成物(B)と、MFRが4g/10分のポリプロピレン54重量%と平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム46重量%を混合した裏面層用組成物(C)とを、別の押出機にて溶融混練させた後、これをダイよりシート状に溶融押出し、これを(1)の5倍延伸フィルムの両面に積層し、三層構造の積層フィルムを得た。次いで、この三層構造の積層フィルムを60℃まで冷却した後、再び約160℃の温度にまで加熱して、テンターを用いて横方向に7.5倍延伸し、165℃の温度でアニーリング処理して、60℃の温度にまで冷却し、耳部をスリットして三層構造(一軸延伸/二軸延伸/一軸延伸)の、肉厚80μm(B/A/C=16μm/48μm/16μm)、空孔率15%の合成紙を得た。なお、各層の空孔率は、(B/A/C=3%/29.7%/30%)であった。
【0041】
例 2
(1)メルトフローレート(MFR)が0.8g/10分のポリプロピレン(融点約164〜167℃)81重量%に、高密度ポリエチレン3重量%及び平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム16重量%を混合した組成物(A)を270℃に設定した押出機にて混練した後、シート状に押し出し、冷却装置により冷却して、無延伸シートを得た。そして、このシートを150℃の温度にまで再度加熱した後、縦方向に5倍延伸した。
【0042】
(2)MFRが4g/10分のポリプロピレン(融点約164〜167℃)54重量%と、平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム46重量%を混合した組成物(B)を別の押出機にて混練させた後、これをダイよりシート状に押し出し、これを(1)の5倍延伸フィルムの両面に積層し、三層構造の積層フィルムを得た。次いで、この三層構造の積層フィルムを60℃まで冷却した後、再び約175℃の温度にまで加熱して、テンターを用いて横方向に7.5倍延伸し、165℃の温度でアニーリング処理して、60℃の温度にまで冷却し、耳部をスリットして三層構造(一軸延伸/二軸延伸/一軸延伸)の、肉厚80μm(B/A/B=20μm/40μm/20μm)、空孔率15%の合成紙を得た。なお、各層の空孔率は、(B/A/B=4.6%/13.9%/4.6%)であった。
これら合成紙(微多孔性フィルム)の物性を表1に示す。
【0043】
【表1】
Figure 0003547177
【0044】
これら合成紙の表面(B)に、三菱油化(株)製の帯電防止性プライマー“サフトマー1300”を2μmの厚みに塗布し、このプライマーの上に商品名、製造元名、図柄等を、東洋いんき製造(株)のUVオフセットインク“FDO−G”(商品名)を用いて印刷した。
【0045】
押出発泡フィルム(a)の製造例
例 3
三菱油化(株)製のプロピレン・エチレンブロック共重合体(MFR;0.5g/10分「三菱ポリプロEC9」:商品名)100重量部に、化学発泡剤としてクエン酸モノナトリウムと炭酸水素ナトリウムの1:1の混合物3.5重量部を配合して、発泡性樹脂組成物とし、口径65mmの押出機で溶融混練し、次いでT−ダイより大気圧中に押出して発泡させ、ロールで冷却して肉厚0.5mm、発泡倍率1.5倍、独立気泡率81%の発泡フィルムを得た。
【0046】
例 4
線状低密度エチレン重合体((MFR;0.7g/10分「三菱ポリエチUE320」:商品名)100重量部に、化学発泡剤としてアゾジカルボナミド2重量部を配合して発泡性樹脂組成物とし、口径65mmの押出機で溶融混練した。一方、三菱油化(株)製のプロピレン・エチレンブロック共重合体(MFR;1.8g/10分「三菱ポリプロEC8」:商品名)30重量%。前記線状低密度エチレン重合体50重量%及び充填剤としてタルク20重量%を配合して、口径90mmの押出機で溶融混練した。
ついで、これらを一台の共押出ダイに供給し、共押出して発泡させ、非発泡層の肉厚が100μm、発泡層の肉厚が800μmの二層構造フィルムを得た。発泡層の発泡倍率は1.8倍、独立気泡率は88%であった。
【0047】
感熱性粘着剤の調製
例 5
フタル酸ジシクロヘキシル316重量部、濃度30重量%のスチレン・無水マレイン酸・アクリル酸n−ブチル共重合体溶液53重量部、濃度50重量%のアビエチン酸ロジンエステルエマルジョン158重量部、濃度50重量%のエチレン・酢酸ビニル共重合体184重量部、濃度が20重量%のコロイダルシリカ160重量部および水120重量部を混合して白色不透明の水性感熱性粘着剤を調製した。
【0048】
例 6
フタル酸ジシクロヘキシル40重量部、濃度50重量%のアビエチン酸ロジンエステルエマルジョン30重量部、濃度が50重量%のエチレン・酢酸ビニル共重合体水性エマルジョン22重量部および濃度が20重量%のポリビニルアルコール15重量部を混合して水性感熱性粘着剤を調製した。
【0049】
(実施例1)
例1で得た合成紙の印刷面とは反対の表面に、ポリエーテル・ポリオールとポリイソシアネートの混合プライマーを1g/mの割合で塗布し、これに例4で得た押出発泡フィルムを貼着して肉厚581μmの積層体を得た。
この積層体の発泡体層側に例5で得た感熱性粘着剤を固型分で13g/m となる量塗布し、40℃で2分乾燥して感熱性粘着剤層を設けた。これを23℃、55%相対湿度の恒温室に2日間保管した。
ついで、合成紙の表面に商品図柄、商品名、製造元、成分表示、単価等を多色グラビア印刷し、幅40mmにスリットし、ロール巻きしてディレード・ラベルのロール状物を得た。
【0050】
これらロール状物を、(i)23℃、相対湿度55%の恒温室および(ii)40℃、相対湿度75%の恒温室に7日間保存した。
ついで、これらのディレード・ラベルのロール状物を光洋自動機(株)のロールラベラーLR−401KR(商品名)を用い、被着材(ガラス瓶、ブリキ缶)上に、加熱機構の温度120℃、被着材へのディレード・ラベルの押圧1kgの条件でラベリングした。
各被着材への接着力(1日経過後)は、次の表2の通りであった。
【0051】
また、ラベリングされた被着材上のラベルの印刷の部分剥離の有無を次の四段階で評価した。
0──印刷の剥離はまったくない。
1──40cm 当り、1〜3個の小さな白抜けがあるが、実用上全く問題がない。
2──40cm 当り、4〜10個の小さな白抜けがある。
3──印刷部分の皮むけがところどころあり、実用上製品価値がない。
【0052】
更に、ラベリング時のディレード・ラベルの巻き戻し易さ(抗ブロッキング性)を次の五段階で評価した。
5──剥離抵抗ない。
4──剥離時に若干音がするときがあるが、実用上問題ない。
3──剥離時に連続的に音がする。
2──ブロッキングによる印刷部分の皮むけが見受けられる。
1──ロールの巻き戻しができない。
結果を表2に示す。
ガラス瓶に酒180mlを入れ、これを90℃の湯内に15分間いれ、お燗し、ラベルの剥離の有無、ラベルの熱収縮による変形の有無を調べた。また、この瓶を手でもったときの熱さが身体的苦痛を与えるか否かを調べた。
結果を表2にしめす。
【0053】
【表2】
Figure 0003547177
【0054】
(実施例2)
合成紙として、例1の合成紙の代りに例2のものを、発泡体層として大阪印刷インキ製造(株)製の発泡インキ“オレフィン用発泡インキ”(商品名)を噴射して肉厚0.3mmに形成したものを用いる他は同様にしてディレード・ラベルを製造し、ラベリングを行った。
ラベルの評価結果を表3に示す。
【0055】
(実施例3)
実施例1において、水性感熱性粘着剤として例6で得たものを固型分量で14g/m となるように塗布し、100℃で乾燥する他は同様にしてディレード・ラベルを得、これをスリットしてロール状に巻いた。
これを20℃、相対湿度55%の恒温室で1日保管後、ラベリングマシンに挿着し、加熱機構100℃でブリキ缶に貼着させた。
抗ブロッキング性は良好(評価5)で、印刷の剥離もなかった。
ステンレス缶との接着強度は、初期1,600gf/40mm幅、3日経過後2,420gf/40mm幅であった。
ラベルの評価結果を表3に示す。
【0056】
実施例1において、発泡体層として例3のものの代わりに例4の押出発泡フィルムを用いる他は同様にしてディレード・ラベルを得た。
ラベルの評価結果を表3に示す。
【0057】
【表3】
Figure 0003547177
【0058】
【発明の効果】
本発明のディレード・ラベルは高温・多湿時においてもブロッキングが少なく、ロール状ラベルの巻き戻し時の印刷の剥離がなく、断熱性に富んだ感熱性粘着型ラベルである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラベルマシンの平面図である。
【図2】シートの表面強度を測定する装置の一部を示す平面図である。
【図3】本発明のディレード・ラベルの断面図である。
【符号の説明】
1 ロールラベル
2 ラベル繰出部
3 送りローラー
4 圧着ローラー
5 光センサー
6 ダイカットローラー
7 アンビル
8 ラベル
9 スクラップ
10 移送ドラム
11 加熱機構
12 容器搬送機構
13 容器
20 スケール
21 印刷
22 合成紙
23 発泡体層
24 感熱性粘着剤層

Claims (3)

  1. 表面に印刷が施こされた無機微細粉末を含有する熱可塑性樹脂フィルムの延伸物よりなる微多孔性合成紙の裏面に発泡体層が積層され、更にその発泡体層の裏面に感熱性粘着剤層を設けたディレード・ラベル。
  2. 合成紙が、プロピレン系樹脂フィルムの二軸延伸フィルムよりなる微多孔性フィルムを基層(A)とし、平均粒径が0.05〜3μmの無機微細粉末を8〜55重量%含有するプロピレン系樹脂フィルムの一軸延伸フィルムよりなる微多孔性の表面層(B)とする空孔率が5〜35%の積層フィルムであって、印刷が施される該表面層(B)が次の▲1▼〜▲3▼の条件を満足するものであるディレード・ラベル。
    ▲1▼ JIS B0601で測定した中心面平均粗さ(SRa)が0.20〜0.38μm、中心面山高さ(SRp)が3.0〜8.5μm、中心面谷深さ(SRv)が2.0〜4.0μmの粗さである。
    ▲2▼ JIS P8119で測定される表面平滑度(ベック指数)が400〜1,200秒である。
    ▲3▼ 縦方向の表面強度が1〜10kg・cmである。
  3. 発泡体層が、肉厚が0.5〜3mm、発泡倍率が1.1〜5倍、独立気泡率が65%以上の熱可塑性樹脂の押出発泡フィルム、又は、肉厚が0.1〜2mmの発泡インキ層である請求項1記載のディレード・ラベル。
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