JPH0876270A - ランプユニット - Google Patents

ランプユニット

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JPH0876270A
JPH0876270A JP21489994A JP21489994A JPH0876270A JP H0876270 A JPH0876270 A JP H0876270A JP 21489994 A JP21489994 A JP 21489994A JP 21489994 A JP21489994 A JP 21489994A JP H0876270 A JPH0876270 A JP H0876270A
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temperature
reflector
lamp unit
photosensitive material
unit
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Futoshi Yoshida
太 吉田
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なるユニット毎にばらつくこと無く一定の
温度で確実かつ正確に温度ヒューズを作動させることが
でき、さらに温度検知のタイムラグが無く即座に電源を
遮断することができるランプユニットを得る。 【構成】 ランプユニット46では、リフレクター24
0に埋設孔252が設けられており、この埋設孔252
内に絶縁材254を介在させて温度ヒューズ250が埋
設されている。この構成により、温度ヒューズ250と
リフレクター240の接触状態が異なるユニット毎に均
一になり、また熱伝導効率が向上する。したがって、異
なるユニット毎に一定の温度で確実に温度ヒューズ25
0を作動させることができ、温度検知のタイムラグもな
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像に光を照射し
て感光材料の感光面上に結像せしめる画像記録装置等に
用いられ、原稿に像露光のための光を照射するランプユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感光材料、例えば銀塩カラー感光
材料に反射又は透過原稿から直接カラー画像を記録する
装置として、原稿に光源からの光を照射し、この反射光
を結像レンズ系を通して、銀塩カラー感光材料の感光面
へ結像させる光学系を備えた画像記録装置が一般的であ
る。
【0003】この画像記録装置の結像レンズ系において
は、ランプユニット(光源)、複数のミラー、レンズ及
び色調整フィルタユニットを備えており、原稿の画像を
記録する場合には、原稿載置板上に載置された原稿にラ
ンプユニットから光を照射し、その反射画像光を複数の
ミラーを介して反射し、露光部に位置している感光材料
へ走査露光するようになっている。
【0004】ところで、原稿に露光用の光を照射するラ
ンプユニットは、光源として例えば棒状のハロゲンラン
プが用いられており、さらにこのハロゲンランプの外方
にはハロゲンランプを被覆し光を原稿へ集光するための
リフレクターが配置されている。また、リフレクターに
は、温度ヒューズが取り付けられている。この温度ヒュ
ーズは、リフレクターの裏面側に外方から絶縁材を介し
て押し付けられて固定されており、ハロゲンランプの温
度が異常に上昇した場合には、電源を遮断することがで
きるようになっている。これにより、安全性が確保され
る。
【0005】しかしながら、このような従来のランプユ
ニットでは、温度ヒューズが単にリフレクターの裏面側
に外方から押し付けられて固定された構成であるため、
温度ヒューズとリフレクターの接触状態が、例えば固定
ビスや固定ブラケット等の締付け力や締付け位置等の影
響を受け易い。このため、温度ヒューズとリフレクター
の接触状態が異なるランプユニット毎に均一になり難い
欠点があった。したがって、異なるランプユニット毎に
一定の温度で温度ヒューズを作動させるためには、温度
ヒューズの組付け精度を高める必要があり、コスト高の
原因であり、このための対策が望まれていた。また、こ
のような温度ヒューズの取り付け構造では、ハロゲンラ
ンプからの熱が温度ヒューズに伝達し難く、ハロゲンラ
ンプの温度が異常に上昇した場合に温度ヒューズがこれ
を検知して電源が遮断されるまでの間にタイムラグも存
在し、この点においても改善の余地があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、異なるユニット毎にばらつくことなく一定の温度
で確実かつ正確に温度ヒューズを作動させることがで
き、さらに温度検知のタイムラグがなく即座に電源を遮
断することができ、確実に安全性を確保できるランプユ
ニットを得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のラ
ンプユニットは、原稿に像露光のための光を照射する棒
状の光源と、前記光源を被覆し光を前記原稿へ集光する
ためのリフレクターと、前記リフレクターの前記光源と
反対側の部位に絶縁材を介して少なくとも一部が埋設さ
れ、前記光源の温度を検出し所定温度に達した際に電源
を遮断するための温度ヒューズと、を備えている。
【0008】
【作用】請求項1に記載のランプユニットでは、温度ヒ
ューズは少なくともその一部がリフレクターの光源と反
対側の部位に絶縁材を介して埋設される。この場合、温
度ヒューズの埋設は、リフレクターの埋設孔や埋設溝を
設けることにより実現できる。
【0009】このため、従来の如く温度ヒューズとリフ
レクターの接触状態が固定ビスや固定ブラケット等の影
響を受けることがなく、温度ヒューズとリフレクターの
接触状態が異なるランプユニット毎に均一になる。した
がって、異なるランプユニット毎に一定の温度で温度ヒ
ューズを作動させることができ、温度ヒューズの組付け
精度を不要に高める必要がなく、低コストになる。
【0010】また、温度ヒューズはリフレクターに埋設
されているため、外部温度の影響を受け難く、熱伝導効
率が向上するため、光源からの熱が温度ヒューズに伝達
し易くなる。したがって、仮に光源の温度が異常に上昇
した場合には、温度ヒューズが即座にこれを検知して電
源を遮断することができる。
【0011】このように、本発明に係るランプユニット
では、異なるユニット毎にばらつくことなく一定の温度
で確実かつ正確に温度ヒューズを作動させることがで
き、さらに温度検知のタイムラグがなく即座に電源を遮
断することができ、確実に安全性を確保できる。
【0012】
【実施例】図4には、本発明の実施例に係るランプユニ
ット46が適用された画像記録装置10の概略全体構成
図が示されている。
【0013】この画像記録装置10は、熱現像感光材料
へ画像を露光し、かつ受像材料へ熱現像転写して画像を
形成する装置である。
【0014】画像記録装置10は全体として箱型に構成
されており、機台12の機台12の上面には、原稿42
を載置するための載置台13が設けられている。載置台
13には、矩形状の孔が設けられ透明ガラス板45が取
付けられており、さらに、透明ガラス板45上に装置奥
側の辺を軸として開閉可能な押えカバー15が取付けら
れている。
【0015】一方、画像記録装置10の機台12内には
感材マガジン14が配置されており、感光材料16がロ
ール状に巻取られて収納されている。この感光材料16
は、感光(露光)面が装置の下方へ向いて巻き取られて
いる。感材マガジン14の感光材料取出し口近傍には、
ニップローラ18およびカッタ20が配置されており、
感材マガジン14から感光材料16を所定長さ引き出し
た後に切断することができる。カッタ20の側方には、
複数の搬送ローラ19、21、23、24、26、及び
ガイド板27が配置されており、所定長さに切断された
感光材料16を露光部22へ搬送することができる。
【0016】露光部22は搬送ローラ23と搬送ローラ
24との間に位置しており、これらの搬送ローラ間が露
光部(露光点)とされて感光材料16が通過するように
なっている。
【0017】露光部22の上方かつ前記透明ガラス板4
5の下方の空間部には、露光装置38が設けられてい
る。また、前記透明ガラス板45の側方には、スライド
ユニット160が設けられている。
【0018】露光装置38は、後に詳述するランプユニ
ット46、ミラーユニット48、レンズユニット50、
ミラーユニット52、及び、第6反射ミラー54を備え
ている。
【0019】ランプユニット46は、光源としてのハロ
ゲンランプ56及び第1ミラー58から構成されてお
り、また、ミラーユニット48は第2ミラー64及び第
3ミラー66から構成されており、さらに、ミラーユニ
ット52は第4ミラー68及び第5ミラー70から構成
されており、これらによって第1光路Xが形成される。
この露光装置38は、等倍の露光の際には、ハロゲンラ
ンプ56からの光を載置台13に載置された原稿42へ
スリット状に照射しながら、ランプユニット46及びミ
ラーユニット48が原稿42(載置台13)に沿って移
動し、原稿42からの反射光を露光部22に位置する感
光材料16へ走査露光することができる。また、倍率を
変更して露光する際には、倍率に応じてレンズユニット
50及びミラーユニット52が移動されると共に、前述
と同様にランプユニット46及びミラーユニット48が
原稿42に沿って移動して露光部22に位置する感光材
料16へ走査露光するようになっている。
【0020】一方、スライドユニット160は、リフレ
クタ162、ズームレンズ164、及び、第7反射ミラ
ー166を備えており、リフレクタ162とズームレン
ズ164との間にフィルム原稿44が載置されるように
なっている。また、第7反射ミラー166は、第6反射
ミラー54(第5ミラー70の背面)に対向して位置し
ており、これにより第2光路Yが形成される。
【0021】ここで、露光装置38のランプユニット4
6について詳述する。図1にはランプユニット46の概
略断面図が示されている。また、図2にはランプユニッ
ト46の正面図が示されており、図3にはランプユニッ
ト46の平面図が示されている。
【0022】ランプユニット46は、前述の如く光源と
してのハロゲンランプ56と、第1ミラー58を備えて
いる。ハロゲンランプ56は棒状に形成されており、載
置台13上の原稿42に光を照射できる。このハロゲン
ランプ56の周囲にはリフレクター240が配置されて
ハロゲンランプ56を被覆しており、ハロゲンランプ5
6からの光を原稿42へ集光するようになっている。リ
フレクター240の先端部には、第1ミラー58に対向
してスリット板242が設けられており、原稿42から
の反射光をスリット状に通過させることができる。
【0023】また、リフレクター240の上部には、シ
ェーディング板(配光補正板)244が取り付けられて
いる。図3に示す如く、シェーディング板244は一枚
の光量補正板で、中央部にはハロゲンランプ56の軸線
に直交する方向に沿って矩形の長孔246が形成されて
いる。この長孔246に挿通されるビス248によっ
て、シェーディング板244はリフレクター240に取
り付けられており、ビス248を緩めることにより、ビ
ス248周りに回転可能でかつハロゲンランプ56に接
近・離間する方向(ハロゲンランプ56の軸線に直交す
る方向)に移動可能となっている。また、シェーディン
グ板244の先端部は、外側へ向かって凸の曲線状に形
成されている。ここで、この先端部曲線形状は、「COS4
則」に基づく曲線形状に形成されている。これにより、
ハロゲンランプ56から照射されて原稿42から反射す
る反射光の光量をレンズユニット50の光量分布ムラに
応じて補正し、結像面において均一の分布が得られるよ
うになっている。
【0024】また、リフレクター240には温度ヒュー
ズ250が取り付けられている。この温度ヒューズ25
0は、リフレクター240の裏面側(ハロゲンランプ5
6と反端側)の部位に設けられた埋設孔252内に挿入
されており、図示を省略した電源回路に接続されてい
る。さらに、埋設孔252と温度ヒューズ250との間
には絶縁材254が充填されている。これにより、温度
ヒューズ250はランプユニット46の温度を検出する
ことができ、所定温度に達した際に電源を遮断すること
ができる構成である。
【0025】なお、絶縁材254は液状の充填材であっ
てもよく、あるいは、温度ヒューズ250に絶縁チュー
ブ等を被せた後に絶縁材254を充填するようにしても
よい。
【0026】また、画像記録装置10では、露光部22
の側方にスイッチバック部40が設けられており、さら
に、露光部22の下方には水塗布部62が設けられてい
る。感材マガジン14の側方を上昇し露光部22にて露
光された感光材料16は、一旦スイッチバック部40へ
送り込まれた後に、搬送ローラ26の逆回転によって、
露光部22の下方に設けられた搬送経路を経て水塗布部
62へ送り込まれる構成である。
【0027】水塗布部62の側方には熱現像転写部10
4が配置されており、水塗布された感光材料16が送り
込まれるようになっている。
【0028】一方、感材マガジン14の側方の機台12
には受材マガジン106が配置されており、受像材料1
08がロール状に巻取られて収納されている。受像材料
108の画像形成面には媒染剤を有する色素固定材料が
塗布されており、この画像形成面が装置の上方へ向いて
巻き取られている。受材マガジン106の受像材料取出
し口近傍には、ニップローラ110が配置されており、
受材マガジン106から受像材料108を引き出すと共
にそのニップを解除することができる。ニップローラ1
10の側方にはカッタ112が配置されている。
【0029】カッタ112の側方には、感材マガジン1
4の側方に位置して受像材料搬送部180が設けられて
いる。受像材料搬送部180には、搬送ローラ186、
190、114、及びガイド板182が配置されてお
り、所定長さに切断された受像材料108を熱現像転写
部104へ搬送できる。
【0030】熱現像転写部104へ搬送される感光材料
16は、貼り合わせローラ120と加熱ドラム116と
の間に送り込まれ、また、受像材料108は感光材料1
6の搬送に同期し、感光材料16が所定長さ先行した状
態で貼り合わせローラ120と加熱ドラム116との間
に送り込まれて重ね合わせられるようになっている。
【0031】加熱ドラム116の内部には、一対のハロ
ゲンランプ132A、132Bが配置され、加熱ドラム
116の表面を昇温できるようになっている。
【0032】無端圧接ベルト118は、5本の巻き掛け
ローラ134、135、136、138、140に巻き
掛けられており、巻き掛けローラ134と巻き掛けロー
ラ140との間の無端状外側が加熱ドラム116の外周
に圧接されている。
【0033】無端圧接ベルト118の材料供給方向下流
側の加熱ドラム116下部には、屈曲案内ローラ142
が配置されている。屈曲案内ローラ142の材料供給方
向下流側の加熱ドラム116下部には、剥離爪154が
軸によって回動可能に軸支されている。
【0034】剥離爪154によって剥離された感光材料
16は、屈曲案内ローラ142に巻き掛けられ、廃棄感
光材料収容箱178へ集積される。
【0035】屈曲案内ローラ142の側方の加熱ドラム
116近傍には、剥離ローラ174及び剥離爪176が
配置されている。剥離ローラ174および剥離爪176
の下方には受材ガイド170が配置されると共に、受材
排出ローラ172、173、175が配置されており、
剥離ローラ174および剥離爪176によって加熱ドラ
ム116から剥離された受像材料108を案内搬送する
ことができる。
【0036】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥された受像材料108は、受材ガイド170
及び受材排出ローラ172、173、175によって搬
送されてトレイ177へ排出される構成である。
【0037】次に、本第1実施例の作用を説明する。先
ず、通常の反射タイプの原稿42の画像を記録する場合
には、載置台13(透明ガラス板45)に原稿42を載
置し押えカバー15の閉止後に、記録する画像の倍率や
処理枚数等が指定され、スタートの指示があると、画像
処理が開始される。
【0038】すなわち、感材マガジン14がセットされ
た状態で、ニップローラ18が作動され、感光材料16
がニップローラ18によって引き出される。感光材料1
6が所定長さ引き出されると、カッタ20が作動し、感
光材料16が所定長さに切断される。
【0039】カッタ20の作動後は、感光材料16は、
反転されてその感光(露光)面を上方へ向けた状態で露
光部22へ搬送される。この感光材料16の搬送と同時
に露光装置38が作動する。
【0040】露光装置38では、等倍の露光の際には、
ランプユニット46のハロゲンランプ56からの光が載
置台13に載置された原稿42へスリット状に照射され
ながら、ランプユニット46及びミラーユニット48が
原稿42(載置台13)に沿って移動される。これによ
り、原稿42からの反射光がランプユニット46の第1
ミラー58、ミラーユニット48の第2ミラー64及び
第3ミラー66によって反射され、さらに、レンズユニ
ット50を経た後に、ミラーユニット52の第4ミラー
68及び第5ミラー70、第6反射ミラー54によって
反射されて、露光部20に位置する感光材料16へ走査
露光される。
【0041】また、倍率を変更して露光する際には、指
定される倍率に応じてレンズユニット50及びミラーユ
ニット52が第1光路X上の所定の位置へ移動されると
共に、前述と同様にランプユニット46及びミラーユニ
ット48が原稿42に沿って移動して露光部20に位置
する感光材料16へ走査露光される。
【0042】一方、透過式のフィルム原稿44の画像を
記録する場合には、リフレクタ162とズームレンズ1
64との間にフィルム原稿44が載置された後に、前述
と同様に感光材料16の搬送処理等が開始され、さら
に、ミラーユニット52が移動されて第1光路Xに代え
て新たに第2光路Yが設けられると共に、スライドユニ
ット160が作動される。
【0043】これにより、フィルム原稿44を透過した
画像光は、ズームレンズ164を経た後に第7反射ミラ
ー166から第6反射ミラー54へ至り(すなわち、第
2光路Yを通って第6反射ミラー54へ至り)、露光部
20に位置する感光材料16へ走査露光される。
【0044】露光装置38またはスライドユニット16
0によって露光された後の感光材料16は、一旦スイッ
チバック部40へ送り込まれた後に、搬送ローラ26の
逆回転によって水塗布部62へ送り込まれる。水塗布部
62では、感光材料16に水が塗布され、さらに、スク
イズローラ68によって余分な水が除去されながら水塗
布部62を通過する。さらに、水塗布部62を通過した
後の感光材料16は、スクイズローラ68によって熱現
像転写部104へ送り込まれる。
【0045】一方、感光材料16への走査露光が開始さ
れるに伴って、受像材料108も受材マガジン106か
らニツプローラ110によって引き出されて搬送され
る。受像材料108が所定長さ引き出されると、カッタ
112が作動して受像材料108が所定長さに切断され
る。カッタ112の作動後は、ガイド板182によって
案内されながら搬送ローラ190、186、114によ
って搬送され、熱現像転写部104の直前で待機状態と
なる。
【0046】熱現像転写部104では、感光材料16が
スクイズローラ68によって加熱ドラム116外周と貼
り合わせローラ120との間へ送り込まれたことが検出
されると、受像材料108の搬送が再開されて貼り合わ
せローラ120へ送り込まれると共に、加熱ドラム11
6が作動される。
【0047】この場合、この貼り合わせローラ120と
水塗布部62のスクイズローラ68との間にはガイド板
122が配置されており、スクイズローラ68から送ら
れる感光材料16は確実に貼り合わせローラ120へ案
内される。
【0048】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で挟持され、加熱ドラム116のほぼ2/3周
(巻き掛けローラ134と巻き掛けローラ140の間)
に渡って搬送される。これにより感光材料16と受像材
料108が加熱され、可動性の色素を放出し、同時にこ
の色素が受像材料108の色素固定層に転写されて画像
が得られる。
【0049】その後、感光材料16と受像材料108と
が挟持搬送され加熱ドラム116の下部に達すると、カ
ム130によって剥離爪154が移動され、受像材料1
08よりも所定長さ先行して搬送される感光材料16の
先端部に剥離爪154が係合して感光材料16の先端部
を加熱ドラム116の外周から剥離させる。さらに、剥
離爪154の復帰移動によってピンチローラ157が感
光材料16を押圧し、これにより、感光材料16はピン
チローラ157によって押圧されながら屈曲案内ローラ
142に巻き掛けられ、下方へ移動され廃棄感光材料収
容箱178内に集積される。
【0050】一方、感光材料16と分離し加熱ドラム1
16に密着されたままの状態で移動する受像材料108
は、剥離ローラ174へ送られ剥離される。
【0051】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥離された受像材料108は、さらに剥離ロー
ラ174に巻き掛けられながら下方へ移動され、受材ガ
イド170に案内されながら受材排出ローラ172、1
73、175によって搬送されてトレイ177へ排出さ
れる。
【0052】ここで、本実施例に係る画像記録装置10
のランプユニット46では、温度ヒューズ250はリフ
レクター240の埋設孔252に絶縁材254を介して
埋設されているため、従来の如く温度ヒューズ250と
リフレクター240の接触状態が固定ビスや固定ブラケ
ット等の影響を受けることがなく、温度ヒューズ250
とリフレクター240の接触状態が異なるランプユニッ
ト46毎に均一になる。したがって、異なるランプユニ
ット46毎に一定の温度で温度ヒューズ250を作動さ
せることができ、温度ヒューズ250の組付け精度を不
要に高める必要がなく、低コストになる。
【0053】また、温度ヒューズ250はリフレクター
240に埋設されているため、外部温度の影響を受け難
く、熱伝導効率が向上するため、ハロゲンランプ56か
らの熱が温度ヒューズ250に伝達し易くなる。したが
って、仮にハロゲンランプ56の温度が異常に上昇した
場合には、温度ヒューズ250が即座にこれを検知して
電源を遮断することができる。
【0054】このように、本実施例に係るランプユニッ
ト46では、異なるランプユニット46毎にばらつくこ
となく一定の温度で確実かつ正確に温度ヒューズ250
を作動させることができ、さらに温度検知のタイムラグ
がなく即座に電源を遮断することができ、確実に安全性
を確保できる。
【0055】また、ランプユニット46では、先端部が
「COS4則」に基づく曲線形状に形成された単一のシェー
ディング板244が取り付けられており、ハロゲンラン
プ56から照射されて原稿42から反射する反射光の光
量をレンズユニット50の光量分布ムラに応じて補正す
ることができ、結像面において均一の分布が得られる。
さらにこの場合、シェーディング板244は単一(一
枚)の補正板として構成されているため、例えばこの補
正板を複数枚の補正板によって構成する場合に比べて部
品点数が低減され、さらにビス248を緩めて移動させ
ることにより容易に最適位置にセットすることができ、
調整のための作業工数も低減できる。
【0056】なお,前記実施例のランプユニット46に
おいては、リフレクター240に埋設孔252を設け、
この埋設孔252内に温度ヒューズ250が挿入されて
取り付けられた構成としたが、これに限らず、例えば図
5及び図6に示すランプユニット47の如く、リフレク
ター240にその長手方向に沿って埋設溝256を設
け、この埋設溝256内に温度ヒューズ250を挿入し
て取り付ける構成としてもよい。
【0057】このランプユニット47においても、温度
ヒューズ250とリフレクター240の接触状態を異な
るランプユニット47毎に均一にすることができ、異な
るランプユニット47毎に一定の温度で温度ヒューズ2
50を作動させることができる。また、温度ヒューズ2
50はリフレクター240に埋設されているため、外部
温度の影響を受け難く、熱伝導効率が向上してハロゲン
ランプ56からの熱が温度ヒューズ250に伝達し易く
なり、仮にハロゲンランプ56の温度が異常に上昇した
場合には、温度ヒューズ250が即座にこれを検知して
電源を遮断することができる。さらに、温度ヒューズ2
50をリフレクター240(ハロゲンランプ56)の長
手方向に沿った最適位置に配置することも容易にでき
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るランプユ
ニットでは、異なるユニット毎にばらつくことなく一定
の温度で確実かつ正確に温度ヒューズを作動させること
ができ、さらに温度検知のタイムラグがなく即座に電源
を遮断することができ、確実に安全性を確保できるとい
う優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るランプユニットの概略構
成を示す図3の1−1線に沿った断面図である。
【図2】本発明の実施例に係るランプユニットの正面図
である。
【図3】本発明の実施例に係るランプユニットの平面図
である。
【図4】本発明の実施例に係るランプユニットが適用さ
れた画像記録装置の概略全体構成図である。
【図5】本発明の他の実施例に係るランプユニットの概
略構成を示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施例に係るランプユニットの正
面図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置 16 感光材料 38 露光装置 42 原稿 46 ランプユニット 56 ハロゲンランプ(光源) 58 第1ミラー 240 リフレクター 242 スリット板 244 シェーディング板 250 温度ヒューズ 252 埋設孔 254 絶縁材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に像露光のための光を照射する棒状
    の光源と、 前記光源を被覆し光を前記原稿へ集光するためのリフレ
    クターと、 前記リフレクターの前記光源と反対側の部位に絶縁材を
    介して少なくとも一部が埋設され、前記光源の温度を検
    出し所定温度に達した際に電源を遮断するための温度ヒ
    ューズと、 を備えたランプユニット。
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