JPH0876283A - ミラー保持構造 - Google Patents

ミラー保持構造

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JPH0876283A
JPH0876283A JP21489894A JP21489894A JPH0876283A JP H0876283 A JPH0876283 A JP H0876283A JP 21489894 A JP21489894 A JP 21489894A JP 21489894 A JP21489894 A JP 21489894A JP H0876283 A JPH0876283 A JP H0876283A
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mirror
pair
mirrors
photosensitive material
spring
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JP21489894A
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Inventor
Futoshi Yoshida
太 吉田
Hidekazu Hayashi
英一 林
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミラーの位置精度を維持しつつ、簡単な構造
でかつ少ない部品点数により、ミラーを確実にフレーム
に保持することができ、組立て工数及びコストを大幅に
低減することができるミラー保持構造を得る。 【構成】 ミラーユニット48の第2ミラー64と第3
ミラー66は、フレーム144の側壁144A間に掛け
渡され、各々の反射面が90度の相対角度で対向する状
態で位置しており、各々の長手中間部付近における非反
射面側をスプリング150によって押圧されて保持され
ている。この構成により、第2ミラー64と第3ミラー
66の高い位置精度が確保され、部品点数が大幅に低減
され、低コストになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射又は透過原稿画像
に光を照射して感光材料の感光面上に結像せしめる画像
記録装置等に用いられ、原稿からの画像光を反射する一
対のミラーをフレームに保持するためのミラー保持構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感光材料、例えば銀塩カラー感光
材料に反射又は透過原稿から直接カラー画像を記録する
装置として、該反射又は透過原稿に光源からの光を照射
し、この光(反射光又は透過光)を結像レンズ系を通し
て、銀塩カラー感光材料の感光面へ結像させる光学系を
備えた画像記録装置が一般的である。
【0003】この画像記録装置の結像レンズ系において
は、光源、複数のミラー、レンズ及び色調整フィルタユ
ニットを備えており、原稿の画像を記録する場合には、
原稿載置板上に載置された原稿に光を照射し、その反射
画像光を複数のミラーを介して反射し、露光部に位置し
ている感光材料へ走査露光するようになっている。
【0004】ところで、複数のミラーのうちの一部は、
一対毎に組み合わされてミラーユニットとして構成され
ている。このミラーユニットにおいては、一対のミラー
のそれぞれ長手両端部が、フレームに形成された支持孔
内に挿入され、この支持孔の周囲壁とミラー端面との間
にスプリングが弾発的に挿入されることにより、各ミラ
ーが互いに90度の相対角度で対向する状態で共にフレ
ームに固定される構成となっている(一例として、実開
平4−70614号公報)。
【0005】しかしながら、前述の如き従来の画像記録
装置のミラー保持構造では、一対のミラーのそれぞれ長
手両端部をそれぞれスプリングによって保持する構成で
あるため、多数のスプリングが不可欠で部品点数が多く
なり、また、フレームの支持孔の制作も困難であった。
このため、各部品の制作・組付けに手間がかかり、コス
ト高の原因であり、この点において改善の余地があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ミラーの位置精度を維持しつつ、簡単な構造で少
ない部品点数により、一対のミラーを確実にフレームに
保持することができ、組立て工数及びコストを大幅に低
減することができるミラー保持構造を得ることが目的で
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のミ
ラー保持構造は、原稿の画像を感光材料に露光するため
に前記原稿からの画像光の光路上に位置して前記画像光
を反射する一対のミラーと、互いに離間して対向する一
対の側壁を備えたフレームと、前記一対のミラーを前記
フレームに保持するスプリングと、から成り、前記一対
のミラーを前記一対の側壁間に掛け渡しかつ前記一対の
ミラーの反射面が所定の相対角度で対向する状態で保持
するためのミラー保持構造であって、前記スプリングを
略V字形に形成し、前記スプリングのV字の基端部を前
記フレームに固定すると共に、前記スプリングの先端部
によって、前記一対のミラーの各々の長手中間部付近に
おける非反射面側を押圧して保持した、ことを特徴とし
ている。
【0008】
【作用】請求項1に記載のミラー保持構造では、一対の
ミラーはその反射面が所定の相対角度で対向する状態で
それぞれフレームの一対の側壁間に掛け渡され、さら
に、V字形に形成されフレームに固定されたスプリング
の先端部によって、一対のミラーの各々の長手中間部付
近における非反射面側が押圧されて保持される。
【0009】したがって、単一のスプリングによって一
対のミラーの何れも保持することができ、従来の保持構
造に比べて大幅に部品点数が低減されると共に構造も簡
単となり、組立て工数及びコストを大幅に低減すること
ができる。
【0010】また、本発明に係るミラー保持構造では、
一対のミラーの長手両端部をそれぞれ保持する構成では
なく、一対のミラーの各々の長手中間部付近を押圧して
保持する構成であるため、仮にこのミラーユニット(フ
レーム及び一対のミラー)が高速で移動しても、ミラー
の撓みを抑制することができ、精度も向上する。
【0011】
【実施例】図2には、本発明に係るミラー保持構造が適
用された画像記録装置10の概略全体構成図が示されて
いる。
【0012】この画像記録装置10は、熱現像感光材料
へ画像を露光し、かつ受像材料へ熱現像転写して画像を
形成する装置である。
【0013】画像記録装置10は全体として箱型に構成
されており、機台12の上面には、原稿42を載置する
ための載置台13が設けられている。載置台13には、
矩形状の孔が設けられ透明ガラス板45が取付けられて
おり、さらに、透明ガラス板45上に装置奥側の辺を軸
として開閉可能な押えカバー15が取付けられている。
【0014】一方、画像記録装置10の機台12内には
感材マガジン14が配置されており、感光材料16がロ
ール状に巻取られて収納されている。この感光材料16
は、感光(露光)面が装置の下方へ向いて巻き取られて
いる。感材マガジン14の感光材料取出し口近傍には、
ニップローラ18およびカッタ20が配置されており、
感材マガジン14から感光材料16を所定長さ引き出し
た後に切断することができる。カッタ20の側方には、
複数の搬送ローラ19、21、23、24、26、及び
ガイド板27が配置されており、所定長さに切断された
感光材料16を露光部22へ搬送することができる。
【0015】露光部22は搬送ローラ23と搬送ローラ
24との間に位置しており、これらの搬送ローラ間が露
光部(露光点)とされて感光材料16が通過するように
なっている。
【0016】露光部22の上方かつ前記透明ガラス板4
5の下方の空間部には、露光装置38が設けられてい
る。また、前記透明ガラス板45の側方には、スライド
ユニット160が設けられている。
【0017】露光装置38は、ランプユニット46、後
に詳述するミラーユニット48、フィルターユニット5
0、ミラーユニット52、及び、第6反射ミラー54を
備えている。
【0018】ランプユニット46は、光源としての棒状
のハロゲンランプ56及び第1ミラー58から構成され
ており、また、ミラーユニット48は第2ミラー64及
び第3ミラー66から構成されており、さらに、ミラー
ユニット52は第4ミラー68及び第5ミラー70から
構成されており、これらによって第1光路Xが形成され
る。この露光装置38は、等倍の露光の際には、ハロゲ
ンランプ56からの光を載置台13に載置された原稿4
2へスリット状に照射しながら、ランプユニット46及
びミラーユニット48が原稿42(載置台13)に沿っ
て移動し、原稿42からの反射光を露光部22に位置す
る感光材料16へ走査露光することができる。また、倍
率を変更して露光する際には、倍率に応じてフィルター
ユニット50及びミラーユニット52が移動されると共
に、前述と同様にランプユニット46及びミラーユニッ
ト48が原稿42に沿って移動して露光部22に位置す
る感光材料16へ走査露光するようになっている。
【0019】一方、スライドユニット160は、リフレ
クタ162、ズームレンズ164、及び、第7反射ミラ
ー166を備えており、リフレクタ162とズームレン
ズ164との間にフィルム原稿44が載置されるように
なっている。また、第7反射ミラー166は、第6反射
ミラー54(第5ミラー70の背面)に対向して位置し
ており、これにより第2光路Yが形成される。
【0020】ここで、露光装置38のミラーユニット4
8について詳述する。図1にはミラーユニット48の全
体構成が斜視図にて示されている。
【0021】ミラーユニット48は、前述の如く第2ミ
ラー64と第3ミラー66、及びフレーム144を備え
ている。フレーム144は、V字形に形成された一対の
側壁144Aが互いに平行に対向するように基部144
Bの長手両端部に固定された構成となっており、機台1
2に移動可能に支持されている。フレーム144の側壁
144Aには、位置決め用の支持突起146、148が
形成されている。また、第2ミラー64と第3ミラー6
6は、それぞれ側壁144A間に掛け渡されて支持突起
146、148上に載置され、各々の反射面が90度の
相対角度で対向する状態で位置している。
【0022】フレーム144の基部144Bには、スプ
リング150が取り付けられている。スプリング150
は略V字形に形成されており、V字の基端部がフレーム
144の基部144Bにビス152によって固定されて
いる。また、スプリング150の先端部は、側壁144
A間に掛け渡された第2ミラー64及び第3ミラー66
の各々の長手中間部付近における非反射面側を押圧して
保持している。これにより、第2ミラー64と第3ミラ
ー66は、各々の反射面が90度の相対角度で対向する
状態でフレーム144に保持され、第3ミラー66は第
2ミラー64からの反射光を更に反射する構成であり、
この第2ミラー64と第3ミラー66とによって第1光
路Xが形成される。
【0023】なお、第2ミラー64及び第3ミラー66
の各々の長手中間部付近を押圧して保持するスプリング
150の先端部は、図1に示す如く平板状に形成するこ
とにより第2ミラー64及び第3ミラー66の非反射面
側に面接触するように構成してもよいが、これに限ら
ず、スプリング150の先端部に凸部を設け、この凸部
を第2ミラー64及び第3ミラー66の非反射面側に点
接触させて押圧し保持する構成としてもよい。
【0024】また、前記スプリング150による保持構
造は、ミラーユニット48における第2ミラー64と第
3ミラー66の保持に適用されるに限らず、ミラーユニ
ット52における第4ミラー68及び第5ミラー70の
保持についても同様に適用されて保持されている。
【0025】また、画像記録装置10では、露光部22
の側方にスイッチバック部40が設けられており、さら
に、露光部22の下方には水塗布部62が設けられてい
る。感材マガジン14の側方を上昇し露光部22にて露
光された感光材料16は、一旦スイッチバック部40へ
送り込まれた後に、搬送ローラ26の逆回転によって、
露光部22の下方に設けられた搬送経路を経て水塗布部
62へ送り込まれる構成である。
【0026】水塗布部62の側方には熱現像転写部10
4が配置されており、水塗布された感光材料16が送り
込まれるようになっている。
【0027】一方、感材マガジン14の側方の機台12
には受材マガジン106が配置されており、受像材料1
08がロール状に巻取られて収納されている。受像材料
108の画像形成面には媒染剤を有する色素固定材料が
塗布されており、この画像形成面が装置の上方へ向いて
巻き取られている。受材マガジン106の受像材料取出
し口近傍には、ニップローラ110が配置されており、
受材マガジン106から受像材料108を引き出すと共
にそのニップを解除することができる。ニップローラ1
10の側方にはカッタ112が配置されている。
【0028】カッタ112の側方には、感材マガジン1
4の側方に位置して受像材料搬送部180が設けられて
いる。受像材料搬送部180には、搬送ローラ186、
190、114、及びガイド板182が配置されてお
り、所定長さに切断された受像材料108を熱現像転写
部104へ搬送できる。
【0029】熱現像転写部104へ搬送される感光材料
16は、貼り合わせローラ120と加熱ドラム116と
の間に送り込まれ、また、受像材料108は感光材料1
6の搬送に同期し、感光材料16が所定長さ先行した状
態で貼り合わせローラ120と加熱ドラム116との間
に送り込まれて重ね合わせられるようになっている。
【0030】加熱ドラム116の内部には、一対のハロ
ゲンランプ132A、132Bが配置され、加熱ドラム
116の表面を昇温できるようになっている。
【0031】無端圧接ベルト118は、5本の巻き掛け
ローラ134、135、136、138、140に巻き
掛けられており、巻き掛けローラ134と巻き掛けロー
ラ140との間の無端状外側が加熱ドラム116の外周
に圧接されている。
【0032】無端圧接ベルト118の材料供給方向下流
側の加熱ドラム116下部には、屈曲案内ローラ142
が配置されている。屈曲案内ローラ142の材料供給方
向下流側の加熱ドラム116下部には、剥離爪154が
軸によって回動可能に軸支されている。
【0033】剥離爪154によって剥離された感光材料
16は、屈曲案内ローラ142に巻き掛けられ、廃棄感
光材料収容箱178へ集積される。
【0034】屈曲案内ローラ142の側方の加熱ドラム
116近傍には、剥離ローラ174及び剥離爪176が
配置されている。剥離ローラ174および剥離爪176
の下方には受材ガイド170が配置されると共に、受材
排出ローラ172、173、175が配置されており、
剥離ローラ174および剥離爪176によって加熱ドラ
ム116から剥離された受像材料108を案内搬送する
ことができる。
【0035】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥された受像材料108は、受材ガイド170
及び受材排出ローラ172、173、175によって搬
送されてトレイ177へ排出される構成である。
【0036】次に、本第1実施例の作用を説明する。先
ず、通常の反射タイプの原稿42の画像を記録する場合
には、載置台13(透明ガラス板45)に原稿42を載
置し押えカバー15の閉止後に、記録する画像の倍率や
処理枚数等が指定され、スタートの指示があると、画像
処理が開始される。
【0037】すなわち、感材マガジン14がセットされ
た状態で、ニップローラ18が作動され、感光材料16
がニップローラ18によって引き出される。感光材料1
6が所定長さ引き出されると、カッタ20が作動し、感
光材料16が所定長さに切断される。
【0038】カッタ20の作動後は、感光材料16は、
反転されてその感光(露光)面を上方へ向けた状態で露
光部22へ搬送される。この感光材料16の搬送と同時
に露光装置38が作動する。
【0039】露光装置38では、等倍の露光の際には、
ハロゲンランプ56からの光が載置台13に載置された
原稿42へスリット状に照射されながら、ランプユニッ
ト46及びミラーユニット48が原稿42(載置台1
3)に沿って移動される。これにより、原稿42からの
反射光がランプユニット46の第1ミラー58、ミラー
ユニット48の第2ミラー64及び第3ミラー66によ
って反射され、さらに、フィルターユニット50を経た
後に、ミラーユニット52の第4ミラー68及び第5ミ
ラー70、第6反射ミラー54によって反射されて、露
光部20に位置する感光材料16へ走査露光される。
【0040】また、倍率を変更して露光する際には、指
定される倍率に応じてフィルターユニット50及びミラ
ーユニット52が第1光路X上の所定の位置へ移動され
ると共に、前述と同様にランプユニット46及びミラー
ユニット48が原稿42に沿って移動して露光部20に
位置する感光材料16へ走査露光される。
【0041】一方、透過式のフィルム原稿44の画像を
記録する場合には、リフレクタ162とズームレンズ1
64との間にフィルム原稿44が載置された後に、前述
と同様に感光材料16の搬送処理等が開始され、さら
に、ミラーユニット52が移動されて第1光路Xに代え
て新たに第2光路Yが設けられると共に、スライドユニ
ット160が作動される。
【0042】これにより、フィルム原稿44を透過した
画像光は、ズームレンズ164を経た後に第7反射ミラ
ー166から第6反射ミラー54へ至り(すなわち、第
2光路Yを通って第6反射ミラー54へ至り)、露光部
20に位置する感光材料16へ走査露光される。
【0043】露光装置38またはスライドユニット16
0によって露光された後の感光材料16は、一旦スイッ
チバック部40へ送り込まれた後に、搬送ローラ26の
逆回転によって水塗布部62へ送り込まれる。水塗布部
62では、感光材料16に水が塗布され、さらに、スク
イズローラ68によって余分な水が除去されながら水塗
布部62を通過する。さらに、水塗布部62を通過した
後の感光材料16は、スクイズローラ68によって熱現
像転写部104へ送り込まれる。
【0044】一方、感光材料16への走査露光が開始さ
れるに伴って、受像材料108も受材マガジン106か
らニツプローラ110によって引き出されて搬送され
る。受像材料108が所定長さ引き出されると、カッタ
112が作動して受像材料108が所定長さに切断され
る。カッタ112の作動後は、ガイド板182によって
案内されながら搬送ローラ190、186、114によ
って搬送され、熱現像転写部104の直前で待機状態と
なる。
【0045】熱現像転写部104では、感光材料16が
スクイズローラ68によって加熱ドラム116外周と貼
り合わせローラ120との間へ送り込まれたことが検出
されると、受像材料108の搬送が再開されて貼り合わ
せローラ120へ送り込まれると共に、加熱ドラム11
6が作動される。
【0046】この場合、この貼り合わせローラ120と
水塗布部62のスクイズローラ68との間にはガイド板
122が配置されており、スクイズローラ68から送ら
れる感光材料16は確実に貼り合わせローラ120へ案
内される。
【0047】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で挟持され、加熱ドラム116のほぼ2/3周
(巻き掛けローラ134と巻き掛けローラ140の間)
に渡って搬送される。これにより感光材料16と受像材
料108が加熱され、可動性の色素を放出し、同時にこ
の色素が受像材料108の色素固定層に転写されて画像
が得られる。
【0048】その後、感光材料16と受像材料108と
が挟持搬送され加熱ドラム116の下部に達すると、カ
ム130によって剥離爪154が移動され、受像材料1
08よりも所定長さ先行して搬送される感光材料16の
先端部に剥離爪154が係合して感光材料16の先端部
を加熱ドラム116の外周から剥離させる。さらに、剥
離爪154の復帰移動によってピンチローラ157が感
光材料16を押圧し、これにより、感光材料16はピン
チローラ157によって押圧されながら屈曲案内ローラ
142に巻き掛けられ、下方へ移動され廃棄感光材料収
容箱178内に集積される。
【0049】一方、感光材料16と分離し加熱ドラム1
16に密着されたままの状態で移動する受像材料108
は、剥離ローラ174へ送られ剥離される。
【0050】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥離された受像材料108は、さらに剥離ロー
ラ174に巻き掛けられながら下方へ移動され、受材ガ
イド170に案内されながら受材排出ローラ172、1
73、175によって搬送されてトレイ177へ排出さ
れる。
【0051】このように、本発明に係るミラー保持構造
が適用された画像記録装置10のミラーユニット48で
は、一対の第2ミラー64と第3ミラー66はその反射
面が90度の相対角度で対向する状態でそれぞれフレー
ム144の一対の側壁144A間に掛け渡され、さら
に、V字形に形成されフレーム144の基部144Bに
固定されたスプリング150の先端部によって、第2ミ
ラー64と第3ミラー66の各々の長手中間部付近にお
ける非反射面側が押圧されて保持される。
【0052】したがって、単一のスプリング150によ
って第2ミラー64及び第3ミラー66の何れも保持す
ることができ、従来の保持構造に比べて大幅に部品点数
が低減されると共に構造も簡単となり、組立て工数及び
コストを大幅に低減することができる。
【0053】また、ミラーユニット48では、第2ミラ
ー64及び第3ミラー66の長手両端部をそれぞれ保持
する構成ではなく、第2ミラー64及び第3ミラー66
の各々の長手中間部付近を押圧して保持する構成である
ため、仮にこのミラーユニット48(フレーム144、
及び第2ミラー64、第3ミラー66)が高速で移動し
ても、第2ミラー64及び第3ミラー66の撓みを抑制
することができ、精度も向上する。
【0054】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るミラー保
持構造では、ミラーの位置精度を維持しつつ、簡単な構
造で少ない部品点数により、一対のミラーを確実にフレ
ームに保持することができ、組立て工数及びコストを大
幅に低減することができるという優れた効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るミラーユニットの全体構
成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係る画像記録装置の概略全体
構成図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置 16 感光材料 38 露光装置 42 原稿 48 ミラーユニット 64 第2ミラー 66 第3ミラー 144 フレーム 144A側壁 144B基部 150 スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を感光材料に露光するために
    前記原稿からの画像光の光路上に位置して前記画像光を
    反射する一対のミラーと、互いに離間して対向する一対
    の側壁を備えたフレームと、前記一対のミラーを前記フ
    レームに保持するスプリングと、から成り、前記一対の
    ミラーを前記一対の側壁間に掛け渡しかつ前記一対のミ
    ラーの反射面が所定の相対角度で対向する状態で保持す
    るためのミラー保持構造であって、 前記スプリングを略V字形に形成し、前記スプリングの
    V字の基端部を前記フレームに固定すると共に、前記ス
    プリングの先端部によって、前記一対のミラーの各々の
    長手中間部付近における非反射面側を押圧して保持し
    た、 ことを特徴とするミラー保持構造。
JP21489894A 1994-09-08 1994-09-08 ミラー保持構造 Pending JPH0876283A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016025504A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 富士ゼロックス株式会社 画像読取装置

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JP2016025504A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 富士ゼロックス株式会社 画像読取装置

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