JPH0876022A - 首振節輪及びその製造方法 - Google Patents

首振節輪及びその製造方法

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JPH0876022A
JPH0876022A JP24070994A JP24070994A JPH0876022A JP H0876022 A JPH0876022 A JP H0876022A JP 24070994 A JP24070994 A JP 24070994A JP 24070994 A JP24070994 A JP 24070994A JP H0876022 A JPH0876022 A JP H0876022A
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Atsushi Uchiumi
厚 内海
Masahiro Takeuchi
昌宏 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小径でかつ強度的に優れた首振節輪、及びそ
の首振節輪を簡単かつ確実に製造することができる首振
節輪及びその製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 基本円環部3と、基本円環部3の内周縁3a
に一体形成される膨出部4と、から成る。膨出部4には
首振ワイヤ挿通用貫孔4aが設けられる。板材にレーザ
ー光を照射して、基本円環部3と膨出部4とが一体形成
される首振節輪を、板材から打抜く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は首振節輪及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファイバスコープの首振構造体に
は、短筒体からなる複数個の首振節輪と、相隣位する首
振節輪との間に介装されるスペーサと、を備えたものが
ある。
【0003】即ち、各首振節輪の周壁に、首振ワイヤ用
貫通孔及び連結ワイヤ用貫通孔を貫設して、連結用ワイ
ヤを各首振節輪の連結ワイヤ用貫通孔及びスペーサに挿
通して、各首振節輪を連結すると共に、各首振節輪の首
振ワイヤ用貫通孔に首振ワイヤを挿通するものであっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の首振構造
体では、首振節輪の周壁に貫通孔を貫設しなければなら
ないので、周壁の径方向厚さを比較的大とせねばなら
ず、しかも、あまり小径では製造しにくく、そのため、
首振部の外径寸法及び内径寸法をあまり小さくすること
はできず、小径の首振構造体を提供することができなか
った。
【0005】そこで、本発明では、小径でかつ強度的に
優れた首振節輪を提供することを一の目的とし、簡単に
小径でかつ強度的に優れた首振節輪を製造することがで
きる首振節輪製造方法を提供することを他の目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の一の目的を達成す
るために、本発明に係る一の首振節輪は、基本円環部
と、レーザー光打抜にて該基本円環部の内周縁に一体形
成されると共に首振ワイヤ挿通用貫孔を有する膨出部
と、から成るものである。
【0007】また、本発明に係る他の首振節輪は、基本
円環部と、レーザー光打抜にて該基本円環部から基端側
へ突設されて該基本円環部に一体形成される突出部と、
レーザー光打抜にて基本円環部の内周縁に一体形成され
ると共に首振ワイヤ挿通用貫孔を有する第1膨出部と、
レーザー光打抜にて該基本円環部の内周縁乃至上記突出
部の内面に一体形成されると共に連結ワイヤ用貫通孔を
有する第2膨出部と、から成るものである。
【0008】また、上述の他の目的を達成するために、
本発明に係る一の首振節輪製造方法は、平板状の板材に
レーザー光を照射して、基本円環部と、該基本円環部の
内周縁に設けられると共に首振ワイヤ挿通用貫孔を有す
る膨出部と、から成る首振節輪を、該板材から打抜くも
のである。
【0009】また、本発明に係る他の首振節輪製造方法
は、一面が凹条部と凸条部とが交互に配設されてなる凹
凸面部とされると共に他面が平面部とされた板材に、レ
ーザー光を照射して、基本円環部と、該基本円環部から
基端側へ突設される突出部と、該基本円環部の内周縁に
設けられると共に首振ワイヤ挿通用貫孔を有する第1膨
出部と、該基本円環部の内周縁乃至上記突出部の内面に
設けられると共に連結ワイヤ用貫通孔を有する第2膨出
部と、から成る首振節輪を、上記板材から打抜くもので
ある。
【0010】また、板材としては金属板である場合や、
セラミック板やプラスチック板である場合があり、さら
に、スポット径が10μm〜100 μmとなるレーザー光を
照射するのが好ましい。
【0011】
【作用】膨出部は、レーザー光打抜にて基本円環部の内
周縁に一体形成されるので、該膨出部は、基本円環部か
ら外れにくく、かつ、円環部の径方向の圧縮力に対する
補強材の役目をなし、この首振節輪としては極めて強度
的に優れる。
【0012】また、基本円環部と膨出部とを別個に形成
した後に、一体化するものではないので、基本円環部の
小径化を図ることができ、さらに、突出部を有するもの
では、この突出部が、従来この種の首振節輪を使用して
首振構造体を形成する際に必要としていたスペーサの役
目を果たすことができる。
【0013】さらに、突出部を有さない首振節輪の場
合、使用する板材の厚さ寸法にて、首振節輪の肉厚(軸
方向長さ)が決定され、製造する首振節輪の軸方向長さ
設定も容易である。
【0014】特に、スポット径が10μm〜100 μmであ
れば、種々の形状の首振節輪を高精度に仕上げることが
できる。
【0015】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0016】図5は本発明に係る首振節輪を使用した首
振構造体を示し、この構造体は、複数個の首振節輪1…
と、相隣位する首振節輪1,1間に介装されるスペーサ
2…と、を備える。
【0017】首振節輪1は、図1に示すように、基本円
環部3と、該基本円環部3の内周縁3aに所定角度(図
例では90°)で配設される複数個(図例では4個)の膨
出部4と、から成る。また、膨出部4には貫孔4aが設
けられる。ところで、膨出部4は後述するように、レー
ザー光打抜にて、基本円環部3の内周縁3aに一体形成
される。
【0018】この場合、例えば、イ及びハの膨出部4,
4の貫孔4aに、首振ワイヤ5,5(図5参照)が挿通
され、ロ及びニの膨出部4,4の貫孔4aに、連結用ワ
イヤ6,6(図5参照)が挿通される。
【0019】首振ワイヤ5は、図5に示すように、その
先端部がワイヤ保持体7に固定され、連結用ワイヤ6,
6は、ロ及びニの膨出部4,4の貫孔4a(図1参
照)、及び、首振節輪1,1間に介装されるスペーサ2
の貫通孔2aに挿通され、その先端がワイヤ保持体7に
固定されると共に、その基端が支点部材8に固定され
る。なお、図5において、9はワイヤ保持体7、首振節
輪1…、及び支点部材8等を被覆するアウターチューブ
であり、10はアウターチューブの基端に外嵌される外被
である。
【0020】ところで、首振ワイヤ5は、支点部材8の
貫通孔17,17を介して外被10の基端まで達し、この基端
側で夫々矢印A,Bの如く基端側へ引張られる。即ち、
一方の首振ワイヤ5を矢印Aの如く基端側へ引張れば、
ワイヤ保持体7が支点部材8を中心に矢印C方向へ弯曲
し、他方の首振ワイヤ5を矢印Bの如く基端側へ引張れ
ば、ワイヤ保持体7が支点部材8を中心に矢印E方向へ
弯曲する。
【0021】なお、ワイヤ保持体7及び支点部材8は筒
体からなり、このワイヤ保持体7、首振節輪1…、及び
支点部材8に、図示省略のイメージガイド及びライトガ
イド等が挿通される。この場合、イメージガイド及びラ
イトガイドの先端部は、ワイヤ保持体7に接着剤等にて
接着一体化されるが、イメージガイド、ライトガイド、
及び首振ワイヤ5等は首振節輪1…乃至支点部材8に自
由状態に挿通される。
【0022】即ち、ワイヤ保持体7としては、図4に示
すように、基本円環部11と、この円環部11の内周面11a
に所定角度(図例では90°)で配設される複数(図例で
は4個)の膨出部12と、を備えると共に、円環部11の内
周面11aには、リング部13が形成される。また、膨出部
12には貫孔14が貫設されている。
【0023】即ち、ワイヤ保持体7のイ及びハの膨出部
12の貫孔14,14には、首振ワイヤ5,5の先端部が挿入
固定され、ロ及びニの膨出部の貫孔14,14には、連結用
ワイヤ6,6の先端部が挿入固定され、リング部13に
は、イメージガイドの先端部及び該先端部に連結される
対物レンズが挿入固定される。
【0024】次に、図1に示す首振節輪1の製造方法を
説明する。
【0025】図2に示すように、板材15に、レーザー光
照射装置16からレーザー光Lを照射して、基本円環部3
と膨出部4とから成る首振節輪1を、図3に示すように
形成して、この平板状の板材15から首振節輪1を打抜
く。
【0026】即ち、レーザー光照射装置16からのレーザ
ー光Lを、形成しようとする首振節輪1の外周縁及び内
周縁の輪郭に沿って順次照射してゆくと共に、形成しよ
うとする膨出部4の貫孔4aの周縁に沿って順次照射す
ることにより、1個の首振節輪1を形成し、その後は、
形成した首振節輪1の近傍に、同様にレーザー光Lを照
射して他の首振節輪1を形成するようにすればよい。
【0027】しかして、板材15としては、例えば、金属
板やセラミック板やプラスチック板等からなる。また、
金属板としては、ステンレス、その他の鉄合金、アルミ
ニウム、銅、銅合金、金、白金、チタン等の種々の金属
材からなる。そして、板材15の肉厚寸法としては、例え
ば、0.1mm 〜5mm位とするのが好ましい。なお、板材15
に金属板を使用する場合、レーザー光Lを照射する前
に、研磨しておくのが好ましい。
【0028】また、レーザー光Lとしては、YAGレー
ザー、炭酸ガスレーザー、エキシマレーザー等の種々の
レーザー光を使用することができる。即ち、使用する板
材15に応じて最適のものを選ぶことができる。
【0029】そして、板材15にレーザー光Lを照射した
際のスポット径としては、10μm〜100 μm位に設定す
るのが好ましく、このように設定することにより、小径
かつ薄肉の首振節輪1を高精度に形成することができ
る。
【0030】次に、図6は他の実施例を示し、図6の
(イ)では、膨出部4が45°ピッチで配設され、図6の
(ロ)では、膨出部4が 120°ピッチで配設されてい
る。即ち、図6の(イ)では、膨出部4が8個形成さ
れ、図6の(ロ)では膨出部4が3個形成されている。
【0031】即ち、本願発明による首振節輪製造方法に
よれば、図1に示すように、膨出部4が4個の一般的な
ものは勿論のこと、図6の(イ)に示す膨出部4が8個
のものや、図6の(ロ)に示す膨出部4が3個のものを
簡単にかつ正確に製造することができ、さらには、図4
に示すように、イメージガイドの先端部及び対物レンズ
を固定するためのリング部13を備えた保持体7も、製造
することができる。
【0032】また、首振節輪1の肉厚(軸方向長さ)
は、板材15の肉厚によって決定され、同一の軸方向長さ
のものを大量に製造することができると共に、肉厚が相
違する板材15を使用すれば、軸方向長さが相違する首振
節輪1を製造することができる。
【0033】ところで、本発明に係る製造方法によれ
ば、図1に示す形状の首振節輪1では、外径寸法が 0.2
〜10mmであり、内径寸法が 0.1〜9.9 mmであるものを製
造することができる。
【0034】次に、図7と図8は首振節輪1のさらに別
の実施例を示し、この首振節輪1は、基本円環部20と、
該基本円環部20から基端側へ略三角形状に突出する一対
の突出部21と、基本円環部20の内周縁20aに設けられる
第1膨出部22と、基本円環部20の内周縁20a乃至突出部
21の内面に設けられる第2膨出部23と、から成る。
【0035】しかして、第1膨出部22と第2膨出部23と
は周方向に沿って90°ピッチずれており、第1膨出部2
2,22には、夫々、首振ワイヤ挿通用貫孔22aが貫設さ
れ、第2膨出部23,23には、夫々、連結ワイヤ用貫通孔
23aが貫設されている。
【0036】従って、図7と図8に示される首振節輪1
を、複数個直線状に配設すれば、突出部21が、後方の首
振節輪1の先端縁に当接して、図5に示すスペーサ2の
役目をなすことになり、この首振節輪1を使用して、図
5に示すように、首振構造体を形成する場合、別部材で
あるスペーサを必要とせず、部品点数の減少を図って、
全体の組立工程の簡略化を図ることができる。
【0037】ところで、図7と図8に示す首振節輪1に
おいても、レーザー光打抜にて、突出部21、第1膨出部
22及び第2膨出部23は基本円環部3に一体形成される
が、次に、その製造方法を説明する。
【0038】図9に示すように、一面が凹条部26と凸条
部25とが交互に配設されてなる凹凸面部27aとされると
共に他面が平面部27bとされた板材27を形成し、この板
材27に、図2に示すように、レーザー光照射装置16から
レーザー光Lを照射して、突出部21,21を有する基本円
環部20と、第1・第2膨出部22,23と、から成る首振節
輪1を、図10に示すように形成して、この板材27から首
振節輪1を打抜く。
【0039】この場合、凹条部26に第1膨出部22を形成
し、凸条部25に第2膨出部23を形成し、かつ、第1膨出
部22に首振ワイヤ挿通用貫孔22aを形成すると共に、第
2膨出部23に連結ワイヤ用貫通孔23aを形成すればよ
い。
【0040】また、使用する板材27としては、図9に示
すように、凸条部25の断面が山形状(富士山形状)であ
っても、図11に示すように、台形状であってもよい。つ
まり、図9に示す板材27を使用すれば、形成される突出
部21は、その側面が丸みを帯び、図11に示す板材27を使
用すれば、形成される突出部21は、丸みを帯びない傾斜
面状となる。
【0041】さらに、板材27としては、図12の(イ)に
示すように、凸条部25の断面が三角形状であってもよ
い。この場合、図例では、凸条部25,25間の凹条部26に
は、図9や図11に示すような平坦部が形成されていない
が、勿論、平坦部を形成するも自由であり、凸条部25の
数も3個に限らない。また、図12の(イ)に示す板材27
を使用する場合も図13の(イ)に示すように、凸条部25
を打抜けばよく、打抜けば、図14のような首振節輪1が
形成される。(この場合、所望により、突出部21の先端
をアール状としても良い。)
【0042】なお、図14のような首振節輪1を形成する
場合、図12の(ロ)に示すように断面が三角形状の(帯
板状の)型材30を使用し、この型材30を図13の(ロ)に
示すように打抜くことによっても形成することができ
る。
【0043】なお、板材27としては、上述の平板状の板
材15と同様の材質とすることができ、また、使用するレ
ーザー光Lとしても、使用する板材27等に応じて上述の
ものから最適のものを選ぶことができ、さらに、レーザ
ー光Lのスポット径としても、10μm〜100 μm位に設
定することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0045】 基本円環部3と膨出部4(又は、第1
・第2膨出部22,23)とは、レーザー光打抜にて一体形
成(つまり、接合部がない)されるので、膨出部4が基
本円環部3から外れることがなく、強度的に優れる。ま
た、基本円環部3の内周縁3aに設けられる膨出部4
(又は第1・第2膨出部22,23)が、内径方向の圧縮力
に対しての補強材として機能するので、この首振節輪
は、小径かつ薄肉であっても強度的に優れ、耐久性に優
れる。
【0046】 突出部21を有するものでは、従来必要
としていたスペーサが不要となり、部品点数の減少を図
って、組立工程の簡略化を図ることができる。
【0047】 板材15,27をレーザー光にて打抜くも
のであるので、種々の節輪形状の首振節輪を形成するこ
とができる。特に、スポット径が10μm〜100 μmとな
るものでは、小径かつ薄肉の首振節輪を高精度に形成す
ることができる。
【0048】 板材15,27に金属板を使用しても、フ
ラックス等の処理剤を使用する必要がないので、金属腐
食の危険性が少なく、医療用の首振構造体に使用するこ
とができる。
【0049】 従来では製造困難であった小径の首振
節輪1を、簡単かつ確実に製造することができ、しか
も、大量生産も可能であり、大幅なコスト低減を図るこ
とができる。
【0050】 突出部21を有さない首振節輪1の場
合、首振節輪1の肉厚(軸方向長さ)は、板材15の肉厚
によって決定され、同一の軸方向長さのものを大量に製
造することができると共に、肉厚が相違する板材15を使
用すれば、軸方向長さが相違する首振節輪を製造するこ
とができ、生産性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】打抜き状態を示す簡略側面図である。
【図3】打抜き状態を示す板材の平面図である。
【図4】ワイヤ保持体の平面図である。
【図5】首振構造体の簡略図である。
【図6】他の実施例を示す平面図である。
【図7】別の実施例を示す正面図である。
【図8】別の実施例の斜視図である。
【図9】板材の拡大断面図である。
【図10】打抜き状態を示す板材の平面図である。
【図11】板材の変形例を示す拡大断面図である。
【図12】板材の他の変形例を示す斜視図である。
【図13】打抜き状態を示す平面図である。
【図14】図12に示す板材を使用した首振節輪の斜視図で
ある。
【符号の説明】
3 基本円環部 3a 内周縁 4 膨出部 4a 貫孔 15 板材 20 基本円環部 21 突出部 22 第1膨出部 22a 首振ワイヤ挿通用貫孔 23 第2膨出部 23a 連結ワイヤ用貫通孔 25 凸条部 26 凹条部 27 板材 27a 凹凸面部 27b 平面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 昌宏 京都府亀岡市吉川町吉田岩の上12の1 マ ルホ発條工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本円環部と、レーザー光打抜にて該基
    本円環部の内周縁に一体形成されると共に首振ワイヤ挿
    通用貫孔を有する膨出部と、から成ることを特徴とする
    首振節輪。
  2. 【請求項2】 基本円環部と、レーザー光打抜にて該基
    本円環部から基端側へ突設されて該基本円環部に一体形
    成される突出部と、レーザー光打抜にて基本円環部の内
    周縁に一体形成されると共に首振ワイヤ挿通用貫孔を有
    する第1膨出部と、レーザー光打抜にて該基本円環部の
    内周縁乃至上記突出部の内面に一体形成されると共に連
    結ワイヤ用貫通孔を有する第2膨出部と、から成ること
    を特徴とする首振節輪。
  3. 【請求項3】 平板状の板材にレーザー光を照射して、
    基本円環部と、該基本円環部の内周縁に設けられると共
    に首振ワイヤ挿通用貫孔を有する膨出部と、から成る首
    振節輪を、該板材から打抜くことを特徴とする首振節輪
    製造方法。
  4. 【請求項4】 一面が凹条部と凸条部とが交互に配設さ
    れてなる凹凸面部とされると共に他面が平面部とされた
    板材に、レーザー光を照射して、基本円環部と、該基本
    円環部から基端側へ突設される突出部と、該基本円環部
    の内周縁に設けられると共に首振ワイヤ挿通用貫孔を有
    する第1膨出部と、該基本円環部の内周縁乃至上記突出
    部の内面に設けられると共に連結ワイヤ用貫通孔を有す
    る第2膨出部と、から成る首振節輪を、上記板材から打
    抜くことを特徴とする首振節輪製造方法。
  5. 【請求項5】 板材が金属板である請求項3又は4記載
    の首振節輪製造方法。
  6. 【請求項6】 板材がセラミック板又はプラスチック板
    である請求項3又は4記載の首振節輪製造方法。
  7. 【請求項7】 スポット径が10μm〜100 μmとなるレ
    ーザー光を照射して、首振節輪を打抜く請求項3又は4
    記載の首振節輪製造方法。
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