JPH0875970A - チューブブランチケーブル、ブランチ用チューブ及びその配線方法 - Google Patents

チューブブランチケーブル、ブランチ用チューブ及びその配線方法

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JPH0875970A
JPH0875970A JP21310694A JP21310694A JPH0875970A JP H0875970 A JPH0875970 A JP H0875970A JP 21310694 A JP21310694 A JP 21310694A JP 21310694 A JP21310694 A JP 21310694A JP H0875970 A JPH0875970 A JP H0875970A
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cable
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Yoshifumi Odaka
義史 小高
Kenichi Saito
健一 斉藤
Takemitsu Hanami
武光 花見
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/4471Terminating devices ; Cable clamps
    • G02B6/4472Manifolds

Abstract

(57)【要約】 【目的】 分岐箱を用いずにチューブケーブルの分岐が
可能で、チューブ内に複数本の信号線を通線できるチュ
ーブブランチケーブル、ブランチ用チューブ及びその配
線方法を提供する。 【構成】 光ファイバ、メタル回線等の信号線を挿入し
て圧縮気体を供給することにより信号線を気送通線する
ことが可能な複数のチューブ5a〜5dを集合させその
外周にシース6,7を施したチューブケーブル1におい
て、チューブケーブル1の途中でシース6,7を除去し
て少なくとも1本のチューブ5aを切断して外側に引出
すと共にその切り口にチューブコネクタ13a,13b
を取り付けてケーブル分岐部12を形成したことを特徴
としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配管後、光ファイバ、
メタル回線等の信号線を気送通線するためのチューブを
集合させケーブル化したチューブブランチケーブルと、
そのチューブブランチケーブルに用いるブランチ用チュ
ーブ及びその配線方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のチューブを集合させケーブル化し
たチューブケーブルをビルや工場等に予め布設してお
き、そのチューブケーブル内に光ファイバ、メタル回線
等の信号線を通線する工法は広く一般に知られている。
【0003】この工法はチューブケーブルを布設した後
で光回線が必要なルートが決まった時点でチューブケー
ブル同士を専用のチューブコネクタで接続し、チューブ
ケーブルのルートを作り、その中に信号線を高圧空気等
の気体の圧力で通線する工法である。
【0004】本工法を用いて例えばビル内に光ファイバ
を配線しようとする場合、予め布設しておくチューブケ
ーブルの分岐点においては、分岐箱の中ですべてのチュ
ーブ同士をチューブコネクタで接続しておき、光ファイ
バをチューブ内に空気の圧力で通線することによって、
チューブの接続部分においても光ファイバを無接続でそ
のまま配線している。
【0005】また、チューブ分岐方法として、分岐用チ
ューブコネクタを用いたり、異なる径のチューブに接続
するときは異径コネクタを用いて太径から細径に(細径
から太径に)変えて接続していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した従来
の方法ではチューブケーブルを分岐したい箇所、すなわ
ちケーブル分岐部には必ず分岐箱を必要とし、この分岐
箱の中で各チューブケーブルのすべてのチューブ同士を
コネクタを介して接続するため、その都度チューブケー
ブルの先端部のシースを除去して各チューブを取出して
必要に応じて折り曲げコネクタを先端に取り付ける等の
工事が必要であった。また、この分岐箱は寸法が大きく
場所をとり、コストがかかるという難点があった。
【0007】また、分岐用チューブコネクタや異径コネ
クタを用いた場合には、コネクタ内で分岐・異径化の際
に内径が階段状になっているため、光ファイバケーブル
の通線中にコネクタ内の段差部でしばしば引っ掛かって
しまうという難点があった。
【0008】さらに、チューブの大きさは内径6mm、
外径8mmが標準であり、光ファイバケーブルの外径は
2mmが標準であり、コネクタ内には上述した段差部が
あるので光ファイバケーブルが引っ掛かり易くなり1本
のチューブの中には光ファイバケーブルを1本しか通線
することができず、空間的効率が悪いという難点があっ
た。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、分岐箱を用いずにチューブケーブルの分岐が可能
で、チューブ内に複数本の信号線を通線できるチューブ
ブランチケーブル、ブランチ用チューブ及びその配線方
法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のチューブブランチケーブルは、光ファイバ、
メタル回線等の信号線を挿入して圧縮気体を供給するこ
とにより信号線を気送通線することが可能な複数のチュ
ーブを集合させその外周にシースを施したチューブケー
ブルにおいて、チューブケーブルの途中でシースを除去
して少なくとも1本のチューブを切断して外側に引出す
と共にその切り口にチューブコネクタを取り付けてケー
ブル分岐部を形成したものである。
【0011】上記目的を達成するために本発明のチュー
ブブランチケーブルは、光ファイバ、メタル回線等の信
号線を挿入して圧縮気体を供給することにより信号線を
気送通線することが可能な複数のチューブと、メタル通
信線及び光ファイバとを集合させその外周にシースを施
したチューブケーブルにおいて、チューブケーブルの途
中でシースを除去して少なくとも1本のチューブを切断
して外側に引出すと共にその切り口にチューブコネクタ
を取り付けてケーブル分岐部を形成すると共に、ケーブ
ル分岐部でメタル通信線及び光ファイバを分岐しない場
合は、メタル通信線及び光ファイバをケーブル分岐部に
対し無接続としてそのままケーブル分岐部を通過させる
ものである。
【0012】本発明のブランチ用チューブは、光ファイ
バ、メタル回線等の信号線を挿入して圧縮気体を供給す
ることにより信号線を気送通線することが可能なチュー
ブの先端部をテーパ状に形成したものである。
【0013】本発明のブランチ用チューブは、光ファイ
バ、メタル回線等の信号線を挿入して圧縮気体を供給す
ることにより信号線を気送通線することが可能なチュー
ブの先端部を2本以上に分岐したものである。
【0014】本発明のブランチ用チューブは、光ファイ
バ、メタル回線等の信号線を挿入して圧縮気体を供給す
ることにより信号線を気送通線することが可能なチュー
ブの先端部をテーパ状かつ2本以上に分岐したものであ
る。
【0015】上記構成に加え本発明のチューブブランチ
ケーブルは、ケーブル分岐部でチューブコネクタが取り
付けられたチューブの先端部をテーパ状に形成したもの
である。
【0016】上記構成に加え本発明のチューブブランチ
ケーブルは、ケーブル分岐部でチューブコネクタが取り
付けられたチューブの先端部を2本以上に分岐したもの
である。
【0017】上記構成に加え本発明のチューブブランチ
ケーブルは、ケーブル分岐部でチューブコネクタが取り
付けられたチューブの先端部をテーパ状かつ2本以上に
分岐したものである。
【0018】上記構成に加え本発明のチューブブランチ
ケーブルは、チューブコネクタが取り付けられたチュー
ブの先端部を加熱延伸加工によりチューブコネクタに向
かって径を細くしたものである。
【0019】上記構成に加え本発明のチューブブランチ
ケーブルは、分岐したチューブの一方を幹線として他の
分岐したチューブの一方と接続すると共に分岐したチュ
ーブ及び他の分岐したチューブの他方をそれぞれ分岐用
としたものである。
【0020】上記構成に加え本発明のチューブブランチ
ケーブルは、チューブ内に光ファイバ、メタル回線等の
信号線を気送通線したものである。
【0021】上記構成に加え本発明のブランチ用チュー
ブは、チューブ内に光ファイバ、メタル回線等の信号線
を気送通線したものである。
【0022】上記構成に加え本発明のチューブブランチ
ケーブルの配線方法は、光ファイバ、メタル回線等の信
号線を挿入して圧縮気体を供給することにより信号線を
気送通線することが可能な複数のチューブ又は、チュー
ブ、メタル通信線及び光ファイバを集合させてその外周
にシースを施したチューブケーブルの途中で少なくとも
1本のチューブを切断して外側に引出し、加熱延伸加工
により2本以上に分岐すると共にその切り口にチューブ
コネクタを取り付けてケーブル分岐部を形成したチュー
ブブランチケーブルを配線する配線方法において、2本
以上の分岐チューブのうちの1本に光ファイバ、メタル
回線等の信号線を気送通線するときは他の分岐チューブ
の先端部を封止栓で封止して気送通線するものである。
【0023】上記構成に加え本発明のチューブブランチ
ケーブルの配線方法は、チューブ内に複数の信号線を通
線するものである。
【0024】
【作用】上記構成によれば、チューブケーブルの途中に
チューブに取り付けられたコネクタを有するケーブル分
岐部が設けられているので、ケーブル分岐部のチューブ
コネクタに他のチューブケーブルのチューブをそのまま
接続すればよい。このため従来のように分岐箱内でチュ
ーブケーブルのシースを除去してチューブを取出す必要
がなく容易に分岐作業が行われて作業効率が向上すると
共に、チューブのルートが容易に形成される。
【0025】ケーブル分岐部におけるチューブコネクタ
に接続されたチューブが2本以上に分岐している場合に
は、このチューブコネクタに他のチューブを接続するこ
とができ、チューブのルートの本数を増加させることが
できる。
【0026】チューブケーブルのルートが形成した後、
光ファイバ、メタル回線等の信号線を通線すべくチュー
ブ以外のチューブに取り付けられたコネクタを封止線で
封止した後信号線を通線することにより信号線のルート
が形成される。ケーブル分岐部における分岐チューブが
テーパ状に形成されている部分では通線時に信号線が引
っ掛かることがなくスムーズに通線できる。信号線を通
線した後他の信号線を通線すべくチューブ以外のチュー
ブに取り付けられたコネクタを封止線で封止した後信号
線を通線してもケーブル分岐部のチューブ内には段差部
がないので信号線がすでに通線されたチューブ内でも他
の信号線がスムーズに通過することができる。従って1
本のチューブ内に複数本の信号線を通線させることがで
きる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0028】図1は本発明のチューブブランチケーブル
の一実施例を示す外観図であり、図2は図1のI−I線
断面図であり、図3は図1のII−II線断面図である。
【0029】1は、鋼線(外径約2.6mm)にPE
(ポリエチレン)被覆を施したテンションメンバ(外径
約3.4mm)2の外周に、介在3と共に4本のプラス
チック製のチューブ(内径約6mm、外径約8mm)5
a〜5dを集合させ、その外周に押え巻き6、アルミラ
ミネートシース7を施した4チューブケーブルである
(図2参照)。
【0030】8は図2に示したチューブ5と同様のチュ
ーブ9a,9bを2本集合させ、外周に押え巻き10、
アルミラミネートシース11を施した2チューブケーブ
ルである(図3参照)。
【0031】12はケーブル分岐部であり、4チューブ
ケーブル1の途中でアルミラミネートシース7及び押え
巻き6を取り除き、1本のチューブ5aを切断してケー
ブル1の外側に引出し、そのチューブ5aの先端部5a
a,5abの切り口にチューブコネクタ13a,13b
をそれぞれ取り付けたものである。
【0032】ケーブル分岐部12では2チューブケーブ
ル8の2本のチューブ9a,9bがチューブコネクタ1
3a,13bにそれぞれ接続されている。
【0033】ケーブル分岐部12はプラスチック(ある
いは金属)からなる保護部14に覆われている。
【0034】このようなケーブル分岐部12を4チュー
ブケーブル1に必要数取り付けたものがチューブブラン
チケーブルである。
【0035】図4は図1に示したチューブブランチケー
ブルの他の実施例である。
【0036】図1に示した実施例との相違点は、テンシ
ョンメンバ2の外周にチューブ5a〜5d、介在3の
他、メタル通信線15及び光ファイバ16を集合させる
と共に、ケーブル分岐部12でメタル通信線15及び光
ファイバ16を分岐しない場合にメタル通信線15及び
光ファイバ16をケーブル分岐部12に対して無接続と
してそのままケーブル分岐部を通過させた点である。こ
の場合には予めチューブブランチケーブル1内にメタル
通信線15及び光ファイバ16が設けられているので、
後からこれらを配線する工程が省略できる。
【0037】図5は本発明のチューブブランチケーブル
に用いられるブランチ用チューブとしての異径チューブ
の外観図である。
【0038】内径d1 約6mm、外径d2 約8mmのチ
ューブ5aの先端を加熱延伸加工することにより、階段
状ではなく傾斜状、すなわちテーパ状の異径チューブ5
aaa(5aba)が形成される。異径とした側のチュ
ーブ5aaa(5aba)の内径d3 は約3mm、外径
は約5mmとした。
【0039】図6は本発明のチューブブランチケーブル
に用いられるブランチ用チューブとしての分岐チューブ
の外観図である。
【0040】内径d4 約6mm、外径d5 約8mmのチ
ューブ5aの先端を加熱延伸加工することにより、テー
パ状かつ2本に分岐した分岐チューブ5aab(5ab
b)が形成される。2本に分岐したチューブは内径d6
約3mm、外径d7 約5mmとした。
【0041】図7は図1に示したチューブブランチケー
ブルの他の実施例である。
【0042】図1に示した実施例との相違点は、チュー
ブケーブルのチューブに図5に示した異径チューブを用
いた点である。
【0043】ケーブル分岐部12において、異径チュー
ブ5aaa,5abaがコネクタ17a,17bを介し
て細径の2チューブケーブル18のチューブ19a,1
9bにそれぞれ接続されている。
【0044】異径チューブ5aaa,5abaをケーブ
ル分岐部12に用いることにより、分岐後、各ノード
(図示せず)に配管されるチューブを細径にすることが
できるため、施工性、経済性が向上する。
【0045】図8は図1に示したチューブブランチケー
ブルの他の実施例である。
【0046】図1に示した実施例との相違点は、ケーブ
ル分岐部のチューブに図6に示した分岐チューブを用い
た点である。
【0047】ケーブル分岐部12において、分岐チュー
ブ5aabの先端部5aabaがコネクタ20bを介し
て細径の2チューブケーブル18aのチューブ19ba
に接続され、分岐チューブ5aabの先端部5aabb
がコネクタ20dを介して細径の2チューブケーブル1
8bのチューブ19bbに接続されている。
【0048】分岐チューブ5abbの先端部5abba
がコネクタ20aを介して細径の2チューブケーブル1
8aのチューブ19aaに接続され、分岐チューブ5a
bbの先端部5abbbがコネクタ20cを介して細径
の2チューブケーブル18bのチューブ19abに接続
されている。
【0049】分岐チューブ5aab,5abbをケーブ
ル分岐部12に用いることにより、チューブの配管ルー
トを増加させることができ、配管の自由度が増す。また
分岐後、各ノードに配線されるチューブを細径にするこ
とができるため、施工性、経済性が向上する。
【0050】ここで、図8を参照してチューブブランチ
ケーブルの配線方法について説明する。
【0051】同図においてチューブブランチケーブルの
一方(以下「A」という。)から2チューブケーブル1
8b(以下「C」という。)へ光ファイバケーブルを通
線したいときは、Aから2チューブケーブル18a(以
下「B」という。)へ向かっているチューブ5a(19
aa)のB側の端末のコネクタ21を、予め封止栓22
で封止しておき、Aよりチューブ5a内に空気を供給
し、AからCへの空気の流れを形成した後、Aのチュー
ブ5aに光ファイバケーブル(図示せず)を通線する。
予めAからB、Cのいずれかの端末へ通線するのかが未
定であっても、このような分岐チューブ5abbをチュ
ーブケーブルB,Cに接続しておけば光ファイバケーブ
ルの配線ルートが決まった時点でケーブル分岐部12の
保護部14を解体しなくても容易に接続の変更ができる
ので柔軟性に優れた工法と言える。
【0052】またAからCへ光ファイバケーブルが通線
された状態であっても、上述のようにC側のコネクタ
(図示せず)を封止栓で封止し、AからBへの空気の流
れを形成した後、Aのチューブ5aからBへ光ファイバ
ケーブルを通線することができる。このときAのチュー
ブ5a内には2本の光ファイバケーブルが通線された状
態となる。
【0053】このように1本のチューブを用いて2つの
ルートにスター状に光ファイバケーブルを通線すること
が可能である。
【0054】以上において、チューブケーブルの途中に
チューブに取り付けられたコネクタを有するケーブル分
岐部が設けられているので、ケーブル分岐部のチューブ
コネクタに他のチューブケーブルのチューブをそのまま
接続すればよい。このため従来のように分岐箱内でチュ
ーブケーブルのシースを除去してチューブを取出す必要
がなくなると共に、分岐箱そのものが不要となり、分岐
箱のスペース及び費用が節約できる。しかも容易に分岐
作業が行われて作業効率が向上すると共に、チューブの
ルートが容易に形成される。尚、チューブブランチケー
ブル自体は通常のチューブケーブルと比較して若干費用
が割高となっているが、分岐箱の費用や工事の人件費等
を含めたトータルコストでは従来より経済性にすぐれて
いる。
【0055】ケーブル分岐部におけるチューブコネクタ
に接続されたチューブが2本以上に分岐している場合に
は、このチューブコネクタに他のチューブを接続するこ
とができ、チューブのルートの本数を増加させることが
できる。
【0056】チューブケーブルのルートが形成した後、
光ファイバ、メタル回線等の信号線を通線すべくチュー
ブ以外のチューブに取り付けられたコネクタを封止線で
封止した後信号線を通線することにより信号線のルート
が形成される。ケーブル分岐部における分岐チューブが
テーパ状に形成されている部分では通線時に信号線が引
っ掛かることがなくスムーズに通線できる。通線した後
他の信号線を通線すべくチューブ以外のチューブに取り
付けられたコネクタを封止線で封止した後信号線を通線
してもケーブル分岐部のコネクタ内には段差部がないの
で信号線がすでに通線されたチューブ内でも他の信号線
がスムーズに通過することができる。従って1本のチュ
ーブ内に複数本の信号線を通線させることができる。
【0057】本実施例の分岐チューブや異径チューブを
用いることにより、例えば幹線系は太径、支線系は細径
と分けて使用することができ、支線系はフリーアクセス
フロア等に使用されることが多いことから非常に都合が
よい。
【0058】尚、上述した実施例においてはチューブの
内径を6mmとし、光ファイバケーブルの外径を2mm
とした場合で説明したがこれに限定されるものではな
い。
【0059】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0060】(1) チューブブランチケーブルには予めケ
ーブル分岐部が設けられているので、コネクタに他のチ
ューブブランチケーブルのチューブを接続すればよく、
分岐箱を必要とせずにチューブのルートを容易に形成す
ることができる。
【0061】(2) ケーブル分岐部で分岐チューブを用い
て他のチューブブランチケーブルのチューブに接続する
場合にはチューブの内部に段差部がないので、複数本の
信号線をスムーズに通線することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチューブブランチケーブルの一実施例
を示す外観図である。
【図2】図1のI−I線断面図である。
【図3】図1のII−II線断面図である。
【図4】図1に示したチューブブランチケーブルの他の
実施例である。
【図5】本発明のチューブブランチケーブルに用いられ
るブランチ用チューブとしての異径チューブの外観図で
ある。
【図6】本発明のチューブブランチケーブルに用いられ
るブランチ用チューブとしての分岐チューブの外観図で
ある。
【図7】図1に示したチューブブランチケーブルの他の
実施例である。
【図8】図1に示したチューブブランチケーブルの他の
実施例である。
【符号の説明】
1 チューブケーブル 5a〜5d チューブ 6 シース(押え巻き) 7 シース(アルミラミネートシース) 12 ケーブル分岐部 13a,13b チューブコネクタ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ、メタル回線等の信号線を挿
    入して圧縮気体を供給することにより上記信号線を気送
    通線することが可能な複数のチューブを集合させその外
    周にシースを施したチューブケーブルにおいて、該チュ
    ーブケーブルの途中でシースを除去して少なくとも1本
    のチューブを切断して外側に引出すと共にその切り口に
    チューブコネクタを取り付けてケーブル分岐部を形成し
    たことを特徴とするチューブブランチケーブル。
  2. 【請求項2】 光ファイバ、メタル回線等の信号線を挿
    入して圧縮気体を供給することにより上記信号線を気送
    通線することが可能な複数のチューブと、メタル通信線
    及び光ファイバとを集合させその外周にシースを施した
    チューブケーブルにおいて、該チューブケーブルの途中
    でシースを除去して少なくとも1本のチューブを切断し
    て外側に引出すと共にその切り口にチューブコネクタを
    取り付けてケーブル分岐部を形成すると共に、該ケーブ
    ル分岐部で上記メタル通信線及び光ファイバを分岐しな
    い場合は、上記メタル通信線及び光ファイバを上記ケー
    ブル分岐部に対し無接続としてそのままケーブル分岐部
    を通過させることを特徴とするチューブブランチケーブ
    ル。
  3. 【請求項3】 光ファイバ、メタル回線等の信号線を挿
    入して圧縮気体を供給することにより上記信号線を気送
    通線することが可能なチューブの先端部をテーパ状に形
    成したことを特徴とするブランチ用チューブ。
  4. 【請求項4】 光ファイバ、メタル回線等の信号線を挿
    入して圧縮気体を供給することにより上記信号線を気送
    通線することが可能なチューブの先端部を2本以上に分
    岐したことを特徴とするブランチ用チューブ。
  5. 【請求項5】 光ファイバ、メタル回線等の信号線を挿
    入して圧縮気体を供給することにより上記信号線を気送
    通線することが可能なチューブの先端部をテーパ状かつ
    2本以上に分岐したことを特徴とするブランチ用チュー
    ブ。
  6. 【請求項6】 上記ケーブル分岐部でチューブコネクタ
    が取り付けられたチューブの先端部をテーパ状に形成し
    た請求項1又は2記載のチューブブランチケーブル。
  7. 【請求項7】 上記ケーブル分岐部でチューブコネクタ
    が取り付けられたチューブの先端部を2本以上に分岐し
    た請求項1又は2記載のチューブブランチケーブル。
  8. 【請求項8】 上記ケーブル分岐部でチューブコネクタ
    が取り付けられたチューブの先端部をテーパ状かつ2本
    以上に分岐した請求項1又は2記載のチューブブランチ
    ケーブル。
  9. 【請求項9】 上記チューブコネクタが取り付けられた
    チューブの先端部を加熱延伸加工によりチューブコネク
    タに向かって径を細くした請求項6から8のいずれか1
    項記載のチューブブランチケーブル。
  10. 【請求項10】 上記分岐したチューブの一方を幹線と
    して他の分岐したチューブの一方と接続すると共に上記
    分岐したチューブ及び他の分岐したチューブの他方をそ
    れぞれ分岐用とした請求項7又は8記載のチューブブラ
    ンチケーブル。
  11. 【請求項11】 上記チューブ内に光ファイバ、メタル
    回線等の信号線を気送通線した請求項1、2及び6から
    10のいずれか1項記載のチューブブランチケーブル。
  12. 【請求項12】 上記チューブ内に光ファイバ、メタル
    回線等の信号線を気送通線した請求項3から5のいずれ
    か1項記載のブランチ用チューブ。
  13. 【請求項13】 光ファイバ、メタル回線等の信号線を
    挿入して圧縮気体を供給することにより上記信号線を気
    送通線することが可能な複数のチューブ又は、該チュー
    ブ、メタル通信線及び光ファイバを集合させてその外周
    にシースを施したチューブケーブルの途中で少なくとも
    1本のチューブを切断して外側に引出し、加熱延伸加工
    により2本以上に分岐すると共にその切り口にチューブ
    コネクタを取り付けてケーブル分岐部を形成したチュー
    ブブランチケーブルを配線する配線方法において、2本
    以上の分岐チューブのうちの1本に光ファイバ、メタル
    回線等の信号線を気送通線するときは他の分岐チューブ
    の先端部を封止栓で封止して気送通線することを特徴と
    するチューブブランチケーブルの配線方法。
  14. 【請求項14】 上記チューブ内に複数の信号線を通線
    する請求項13記載のチューブブランチケーブルの配線
    方法。
JP21310694A 1994-09-07 1994-09-07 チューブブランチケーブル、ブランチ用チューブ及びその配線方法 Expired - Fee Related JP2943622B2 (ja)

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