JPH087561Y2 - 切換増幅回路 - Google Patents

切換増幅回路

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JPH087561Y2
JPH087561Y2 JP1986002856U JP285686U JPH087561Y2 JP H087561 Y2 JPH087561 Y2 JP H087561Y2 JP 1986002856 U JP1986002856 U JP 1986002856U JP 285686 U JP285686 U JP 285686U JP H087561 Y2 JPH087561 Y2 JP H087561Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、複数の入力を切り換えて増幅し、その増
幅出力を取り出す切換増幅回路に係り、特に、切換え時
に生じる切換えノイズの抑制に関する。
【従来の技術】
一般に、テープレコーダやビデオテープレコーダなど
では、再生/録音(録画)モードに応じて入力信号を切
り換えて出力する切換増幅回路が設置されている。たと
えば、テープレコーダでは、この切換増幅回路に対して
信号源として磁気ヘッドが接続され、増幅すべきオーデ
ィオ信号が入力されるようになる。 そして、このような切換増幅回路として、たとえば、
特開昭62-29308号「入力切換増幅回路」が提案されてい
る。 この切換増幅回路では、第2図に示すように、入力部
に複数の入力段増幅部として、この場合2組の入力段増
幅部2A、2Bが設置されており、各入力段増幅部2A、2B
は、駆動電流の供給に応じて動作が切換え可能な増幅器
によって構成されている。そして、入力段増幅部2Aの非
反転入力端子(+)に設置された第1の入力端子4aに
は、たとえば磁気ヘッドなどの第1の信号源、入力段増
幅部2Bの非反転入力端子(+)に設置された第2の入力
端子4bには、たとえば磁気ヘッドなどの第2の信号源が
それぞれ接続され、各磁気ヘッドから入力信号V1、V2
加えられる。 各入力段増幅部2A、2Bには、その駆動を制御する駆動
電流切換回路6から駆動電流が供給される。駆動電流切
換回路6は、電源電圧VCCの供給に応じて定電流I0を発
生するとともに、発生した定電流I0を、制御入力端子8
に加えられる切換信号SCに応じて入力段増幅部2A、2Bに
選択的に供給する。この結果、入力段増幅部2Aまたは2B
は選択的に動作状態に切り換えられる。 そして、入力段増幅部2A、2Bの増幅出力は、出力段増
幅部10に供給されて増幅され、その出力V0は、出力端子
12から取り出されるとともに、帰還回路14を介して各入
力段増幅部2A、2Bの主回路部として設置された差動増幅
器16の反転入力端子(−)に帰還されている。 この切換増幅回路において、制御入力端子8に加えら
れる切換信号SCの電位レベル(H,L)をHレベルにする
と、トランジスタ17が導通して、トランジスタ17に定電
流源18から定電流2I(即ち、定電流源24が発生する定電
流Iの2倍に設定された定電流)が流れ込み、トランジ
スタ20、22がカットオフ状態に移行する。このとき、定
電流源24からの定電流Iによってダイオード26、28、30
の直列回路には順方向降下電圧3VFが発生し、クランプ
回路を構成する差動回路32の第7のトランジスタ34のベ
ース電位が、第8のトランジスタ36に定電流源38および
ダイオード40、42で設定されるベース電位より高くなる
ため、トランジスタ34側がカットオフ状態となり、トラ
ンジスタ36が導通するので、第1の定電流源44から定電
流I0がトランジスタ36、46、48、50を通じてトランジス
タ52に流れ、差動増幅器16のエミッタを共通化した第1
および第2のトランジスタ54、56に供給される。このと
き、入力段増幅部2Aが動作状態となる。 また、制御入力端子8に加えられる切換信号SCの電位
レベルをLレベルにすると、トランジスタ17が非導通と
なり、トランジスタ20に定電流源18で設定されている定
電流2Iが流れるため、トランジスタ22に定電流Iが流
れ、ダイオード28、30の順方向降下電圧2VFの発生が阻
止される。したがって、定電流源24からの定電流Iのみ
によってダイオード26に順方向降下電圧1VFが発生し、
クランプ回路を構成する差動回路32のトランジスタ34の
ベース電位がトランジスタ36のベース電位より低くなる
ため、トランジスタ36側がカットオフ状態となり、トラ
ンジスタ34が導通するので、定電流源44から定電流I0
トランジスタ34、58、60、62を通じてトランジスタ64に
流れ、差動増幅器16のエミッタを共通化した第4および
第5のトランジスタ66、68に供給される。このとき、入
力段増幅部2Aに代わって入力段増幅部2Bが動作状態とな
る。 したがって、このような切換増幅回路では、入力段増
幅部2A、2Bの動作切換えによって、各入力端子4a、4bに
加えられる入力信号V1、V2を選択し、出力段増幅部10で
増幅した後、出力端子12から出力信号V0として取り出す
ことができる。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この切換増幅回路では、入力段増幅部2A、
2Bの主回路部としての差動増幅器16のトランジスタ54ま
たは66のベース側にバイアス回路として第3のトランジ
スタ70または第6のトランジスタ72が設置されており、
このトランジスタ70または72のエミッタ側にトランジス
タ74または76からバイアス電流が供給されている。この
場合、トランジスタ74はトランジスタ52と同様に、トラ
ンジスタ50とカレントミラー回路を構成しており、ま
た、トランジスタ76もトランジスタ64と同様にトランジ
スタ62とカレントミラー回路を構成している。 そして、入力段増幅部2A、2Bの切換えは、駆動電流切
換回路6の電流切換えによって行われるため、その切換
え途上で、入力段増幅部2A、2Bが同時に動作する領域が
存在している。 このとき、各入力段増幅部2A、2Bに流れ込む動作電流
は、定電流源44の定電流I0で規制されるため、トランジ
スタ74、76に流れるバイアス電流が1/2に減少して、そ
のベース・エミッタ間電圧が変動し、トランジスタ74、
76のベース電位が瞬間的に低下する。この場合、トラン
ジスタ56、68のベース電位は、帰還端子78に接続された
帰還回路14のキャパシタ80によって一定電位に保持され
ているため、各差動増幅器16のトランジスタ54、56のベ
ース電位間、または、トランジスタ66、68のベース電位
間には18mV程度の入力オフセットを生じる。このオフセ
ットは出力側に急激な電位変動を生じさせ、これが過渡
ノイズとして出力段増幅部10に加えられる結果、出力端
子12に不要な信号出力の原因となる。 また、この切換増幅回路において、切換え時のショッ
クノイズを軽減するために設置されているクランプ回路
を構成する差動回路32は、入力側の交流インピーダンス
が低いため、同相分除去比(CMRR)が低く、切換え時、
リップル除去率(RR)の低下を来す。 そこで、この考案は、このような切換増幅回路におい
て、信号切換え時の不要信号の発生を防止することによ
り、切換え時のリップル除去率(RR)の悪化を防止した
切換増幅回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
即ち、この考案の切換増幅回路は、エミッタを共通化
した第1および第2のトランジスタ(54、56)から成る
差動対を備え、ベースに増幅すべき入力信号が加えられ
る前記第1のトランジスタのベースにエミッタが接続さ
れるとともにコレクタが接地された第3のトランジスタ
(70)が設置され、この第3のトランジスタのベースに
入力信号が加えられる第1の入力段増幅部(2A)と、エ
ミッタを共通化した第4および第5のトランジスタ(6
6、68)から成る差動対を備え、ベースに増幅すべき入
力信号が加えられる前記第4のトランジスタのベースに
エミッタが接続されるとともにコレクタが接地された第
6のトランジスタが設置され、この第6のトランジスタ
のベースに入力信号が加えられる第2の入力段増幅部
(2B)と、前記第1の入力段増幅部または前記第2の入
力増幅部から取り出された出力信号を増幅して取り出す
出力段増幅部(10)と、前記第1の入力段増幅部の前記
第1および第2のトランジスタ、前記第2の入力段増幅
部の前記第4および第5のトランジスタに供給すべき定
電流を発生する第1の定電流源にエミッタを共通にした
第7および第8のトランジスタ(34、36)からなる差動
対を接続し、前記第8のトランジスタのベースには一定
の基準電圧を加え、前記第7のトランジスタのベースに
は外部からの制御入力に応じて緩やかに立上りまたは降
下する電圧を加え、この電圧と前記基準電圧の大小関係
の成立および前記電圧の立上りまたは降下に応じて前記
第7のトランジスタまたは前記第8のトランジスタを緩
やかに導通状態または遮断状態に移行させることによ
り、前記第8のトランジスタに流れる前記定電流を電流
ミラー回路を通じて前記第1の入力段増幅部に動作電流
を流し、前記第7のトランジスタに流れる前記定電流を
電流ミラー回路を通じて前記第2の入力段増幅部に動作
電流を流すことにより、前記第1または第2の入力段増
幅部の動作を選択的に切り換える駆動電流切換回路
(6)を備えた切換増幅回路であって、前記第3のトラ
ンジスタのエミッタと電源ラインとの間に、前記第3の
トランジスタに前記駆動電流切換回路の前記第1の定電
流源とは独立して定電流を流し込む第2の定電流源(8
2)を設置し、前記第6のトランジスタのエミッタと電
源ラインとの間に、前記第6のトランジスタに前記駆動
電流切換回路の前記第1の定電流源とは独立して定電流
を流し込む第3の定電流源(84)を設置したことを特徴
とする。
【作用】
この考案の切換増幅回路では、入力段増幅部の差動増
幅器に対するバイアス回路に対し、主回路部とは別の電
流源から電流が付与されているので、切換え時の電位変
動が防止されて、不要信号の発生を未然に防止すること
ができる。
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面を参照して詳細に説明
する。 第1図は、この考案の切換増幅回路の実施例を示す。 第1図において、この切換増幅回路は、第2図に示し
た切換増幅回路と基本的な構成は同一であって、第1お
よび第2の入力段増幅部2A、2Bの主回路部としての差動
増幅器16の非反転入力端子(+)側に設置された第3お
よび第6のトランジスタ70、72のエミッタに対して、駆
動電流切換回路6の電流切換えとは無関係に一定の電流
を供給する電流源即ち、差動増幅器16側の電流源とは独
立した電流源として第2および第3の定電流源82、84を
設置したものである。 したがって、定電流源82、84からは駆動電流切換回路
6の電流切換えとは無関係に定電流がトランジスタ70、
72のエミッタに供給されるので、各トランジスタ70、72
のベース・エミッタ間電圧が一定化され、トランジスタ
54、56間またはトランジスタ66、68間の入力オフセット
が抑制される。 このため、入力段増幅部2A、2Bの動作切換え時に各入
力段増幅部2A、2Bが同時に動作状態になる領域が存在し
ても、動作切換えに伴う急激な直流電位の変動が抑制さ
れ、その結果、切換えによる過渡ノイズは生じない。 しかも、駆動電流切換回路6では、差動回路32の第8
のトランジスタ36側には定電流源38およびダイオード4
0、42によって基準電圧、また、第7のトランジスタ34
のベースには定電流源24及びダイオード26、28、30によ
って電圧が加えられている。そして、ダイオード26、2
8、30の直列回路にはキャパシタが並列に接続され、ま
た、ダイオード28、30の直列回路にはトランジスタ22が
並列に接続されている。このトランジスタ22のベースに
はトランジスタ20のベース・コレクタが共通に接続さ
れ、トランジスタ20には定電流源18が直列に接続されて
いる。また、トランジスタ20、22のベース・エミッタ間
にはトランジスタ17が接続され、このトランジスタ17の
ベースには制御入力端子8を通して切換信号SCが加えら
れる。この切換信号SCのH、Lレベルの切換えによって
トランジスタ17が導通状態、遮断状態に移行し、この切
換え動作に応じてトランジスタ34側のベース電圧および
ベース電流が切り換えられる。 ところで、トランジスタ34のベース側に接続された直
列回路を成すダイオード26、28、30にはキャパシタが並
列に接続されているとともに、定電流源24により定電流
が供給されていることから、切換信号SCに基づく動作切
換え時、キャパシタへの定電流による充電及び放電によ
る時定数が設定されている結果、トランジスタ34のベー
ス電圧は緩やかに立上りまたは降下する電圧が得られ
る。このため、トランジスタ34側のベース電圧とトラン
ジスタ36のベース側の基準電圧の大小関係の成立および
トランジスタ34のベース電圧の立上りまたは降下に応じ
てトランジスタ34またはトランジスタ36を緩やかに導通
状態または遮断状態に移行させることができ、この結
果、入力段増幅器2A、2Bに対する動作電流の切換えも緩
やかなものとなる。したがって、急激な動作切換え時の
切換えノイズの発生を確実に防止できる。 また、この切換増幅回路において、切換え時のショッ
クノイズを軽減するために設置されているクランプ回路
を構成する差動回路32は、入力側の交流インピーダンス
が低いために同相分除去比(CMRR)が低いが、上記の通
り、駆動電流切換回路6の電流切換えとは無関係に一定
の電流を供給する電流源即ち、差動増幅器16側の電流源
とは独立した電流源として第2および第3の定電流源8
2、84が設置され、これらの定電流源82、84からトラジ
スタ70、72に定電流を供給するようにしたことにより、
入力段増幅部2A、2B側への切換え時の電位変動が防止さ
れる結果、従来のように、差動増幅器16側のリップル除
去率(RR)が低下を来すことがない。その理由は、以下
の通りである。 動作切換え時のショックノイズを軽減するためのクラ
ンプ回路を構成する差動回路32は、駆動電流切換回路6
内のダイオード26、28、30にコンデンサが並列に接続さ
れている。このため、入力側の交流インピーダンスが低
くなる。そして、同相分除去比とは、1対以上の入力を
持つ回路の各入力端子に全く同相の入力信号を与えた場
合、その入力に対する出力における同相入力の除去比を
いう。CMRRは、Common Mode Rijection Ratioの略であ
る。この同相分除去比(CMRR)が低いのは、同相成分と
して、電源ラインに乗っているリップル成分(小さな信
号波)があり、駆動電流切換回路6内の定電流源24、4
4、38にも、このリップル成分が加わる。定電流源44に
よる影響は問題にならないが、定電流源24、38の影響
は、電源ラインからのリップル成分が増幅され、出力側
のトランジスタ58、46に加わる。そして、定電流源38の
リップル成分はダイオード40、42で電圧変換され、その
結果、出力側にこのリップル成分が増幅されて現わる。
ところで、動作切換時に定電流源44の電流値を最大とし
て、トランジスタ58、46にその電流が振り分けられる。
定電流源82、84を使わない従来の方式では、この電流振
り分け時の電流変化がトランジスタ70、72で電圧に変換
され、それが差動増幅器16で増幅されるが、これを防止
するため、定電流源82、84を設置した。これらの定電流
源82、84により、トランジスタ70、72のエミッタ電圧は
切換時に変動しないので、結果として防止されることと
なる。 ところで、リップル除去率(RR)とは電源ラインに乗
っているリップル成分が出力側に生じない比率として、
出力とリップル成分の比で表す。RRは、Ripple Rijecti
on ratioの略であって、実施例の回路でRRが大きく悪化
するのは、動作切換時の一瞬であり、切換時以外では、
許容できる程度である。この動作切換時には、差動回路
32のRRが悪化するが、従来回路のように、RRの悪い電流
出力を基に入力トランジスタ70、72に電流を与えると、
差動増幅器16もRRが悪化する。これを防止するため、定
電流源82、84を使用している。この定電流源82、84を設
置したことにより、RRが改善されることになる。そし
て、このRRが問題となるのは、動作切換時であり、電源
ラインに乗っているリップル成分は、定電流源24、38に
も乗ってくる。トランジスタ34のベースにはコンデンサ
が接続されているので、交流インピーダンスが低く、即
ち、リップル成分に対してインピーダンスが低いので、
差動増幅器32は、定電流源24のリップル成分の影響を受
けないが、定電流源38の影響がある。差動回路32では、
このリップル成分が増幅され、従来のように、このリッ
プル成分が増幅された電流が入力側のトランジスタ70、
72に加えられると、差動増幅器16のPPが切換時に悪化す
ることになる。そこで、定電流源82、84を設置すると、
このような従来のRRの悪化を改善することができる。 そして、トランジスタ70、72からなるバイアス回路に
定電流源82、84から定電流を常時供給しても、入力段増
幅部2A、2Bの主回路部を構成する差動増幅器16の動作切
換えには何等影響を与えることがなく、第2図に示す切
換増幅回路と同様に入力段増幅部2A、2Bの主回路部の差
動増幅器16を選択的に動作状態にして、選択された入力
信号の増幅出力を出力段増幅部10で増幅した後、出力端
子12から出力信号V0として取り出すことができる。 なお、実施例では、トランジスタ70、72にバイアス電
流を供給する電流源として定電流源82または84を設置し
たが、定電流源82、84に代えて抵抗素子を電流源として
用いても、同様にトランジスタ54、56間のベース電位、
または、トランジスタ66、68間のベース電位を一定にし
て入力オフセットの発生を防止することができる。
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、第1の入力
段増幅部に設置されたバイアス回路を成す第3のトラン
ジスタに第2の定電流源、第2の入力段増幅部に設置さ
れたバイアス回路を成す第6のトランジスタに第3の定
電流源を設置することにより第1および第2の入力段増
幅部の動作切換えに無関係に第3および第6のトランジ
スタに駆動電流切換回路側の第1の定電流源とは独立し
た定電流を供給したことにより、その動作切換時の電位
変動を防止して動作切換えに伴う不要信号の発生を確実
に抑制でき、しかも、駆動電流切換回路側では入力段増
幅部に選択的に動作電流を流す第7および第8のトラン
ジスタの動作切換えを第8のトランジスタのベースに基
準電圧を加え、第7のトランジスタのベース側の電圧を
外部からの切換入力によって緩やかに立上りまたは降下
する電圧を加えることにより、各ベース電圧間の大小関
係の成立、第7および第8のトランジスタのベース電圧
の立上りまたは降下に応じて第7または第8のトランジ
スタの導通または遮断状態への移行を緩やかにして第1
および第2の入力段増幅器に供給される動作電流の切換
えを緩やかにしたので、前記電位変動の抑制と相俟って
動作切換え時の不要信号の発生を確実に防止でき、その
結果、切換え時のリップル除去率(RR)の悪化を防止し
た切換増幅回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の切換増幅回路の実施例を示すブロッ
ク図、 第2図は従来の切換増幅回路を示す回路図である。 2A……第1の入力段増幅部 2B……第2の入力段増幅部 6……駆動電流切換回路 10……出力段増幅部 16……差動増幅器 32……差動回路 34……第7のトランジスタ 36……第8のトランジスタ 44……第1の定電流源 54……第1のトランジスタ 56……第2のトランジスタ 66……第4のトランジスタ 68……第5のトランジスタ 70……第3のトランジスタ 72……第6のトランジスタ 82……第2の定電流源 84……第3の定電流源

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エミッタを共通化した第1および第2のト
    ランジスタから成る差動対を備え、ベースに増幅すべき
    入力信号が加えられる前記第1のトランジスタのベース
    にエミッタが接続されるとともにコレクタが接地された
    第3のトランジスタが設置され、この第3のトランジス
    タのベースに入力信号が加えられる第1の入力段増幅部
    と、 エミッタを共通化した第4および第5のトランジスタか
    ら成る差動対を備え、ベースに増幅すべき入力信号が加
    えられる前記第4のトランジスタのベースにエミッタが
    接続されるとともにコレクタが接地された第6のトラン
    ジスタが設置され、この第6のトランジスタのベースに
    入力信号が加えられる第2の入力段増幅部と、 前記第1の入力段増幅部または前記第2の入力段増幅部
    から取り出された出力信号を増幅して取り出す出力段増
    幅部と、 前記第1の入力段増幅部の前記第1および第2のトラン
    ジスタ、前記第2の入力段増幅部の前記第4および第5
    のトランジスタに供給すべき定電流を発生する第1の定
    電流源にエミッタを共通にした第7および第8のトラン
    ジスタからなる差動対を接続し、前記第8のトランジス
    タのベースには一定の基準電圧を加え、前記第7のトラ
    ンジスタのベースには外部からの切換入力に応じて緩や
    かに立上りまたは降下する電圧を加え、この電圧と前記
    基準電圧の大小関係の成立および前記電圧の立上りまた
    は降下に応じて前記第7のトランジスタまたは前記第8
    のトランジスタを緩やかに導通状態または遮断状態に移
    行させることにより、前記第8のトランジスタに流れる
    前記定電流を電流ミラー回路を通じて前記第1の入力段
    増幅部に動作電流を流し、前記第7のトランジスタに流
    れる前記定電流を電流ミラー回路を通じて前記第2の入
    力段増幅部に動作電流を流すことにより、前記第1また
    は第2の入力段増幅部の動作を選択的に切り換える駆動
    電流切換回路と、 を備えた切換増幅回路であって、前記第3のトランジス
    タのエミッタと電源ラインとの間に、前記第3のトラン
    ジスタに前記駆動電流切換回路の前記第1の定電流源と
    は独立して定電流を流し込む第2の定電流源を設置し、
    前記第6のトランジスタのエミッタと電源ラインとの間
    に、前記第6のトランジスタに前記駆動電流切換回路の
    前記第1の定電流源とは独立して定電流を流し込む第3
    の定電流源を設置したことを特徴とする切換増幅回路。
JP1986002856U 1986-01-13 1986-01-13 切換増幅回路 Expired - Lifetime JPH087561Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58213512A (ja) * 1982-06-04 1983-12-12 Sanyo Electric Co Ltd シヨツク音防止回路
JPS61289711A (ja) * 1985-06-17 1986-12-19 Toshiba Corp 信号合成切換回路

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JPS62114526U (ja) 1987-07-21

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