JPH0754884B2 - 電流増幅器 - Google Patents
電流増幅器Info
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- JPH0754884B2 JPH0754884B2 JP60066124A JP6612485A JPH0754884B2 JP H0754884 B2 JPH0754884 B2 JP H0754884B2 JP 60066124 A JP60066124 A JP 60066124A JP 6612485 A JP6612485 A JP 6612485A JP H0754884 B2 JPH0754884 B2 JP H0754884B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、信号電圧を電流に変換して増幅する電流増
幅器に係り、特に、帰還系と負荷駆動系の出力を別個に
取り出すようにし、帰還系への誘導負荷などの影響の防
止に関する。
幅器に係り、特に、帰還系と負荷駆動系の出力を別個に
取り出すようにし、帰還系への誘導負荷などの影響の防
止に関する。
従来、磁気記録用ヘッドなどの誘導負荷を定電流で駆動
する場合、第4図に示すような駆動回路が用いられる。
すなわち、電圧増幅器2に信号源4から入力信号を加
え、その出力電流ILの直流分をコンデンサ6で遮断した
後、磁気ヘッドなどの誘導負荷8および帰還用抵抗10に
流し、出力電流ILを抵抗10で電圧に変換して電圧増幅器
2の入力側に負帰還している。
する場合、第4図に示すような駆動回路が用いられる。
すなわち、電圧増幅器2に信号源4から入力信号を加
え、その出力電流ILの直流分をコンデンサ6で遮断した
後、磁気ヘッドなどの誘導負荷8および帰還用抵抗10に
流し、出力電流ILを抵抗10で電圧に変換して電圧増幅器
2の入力側に負帰還している。
このような回路は、駆動信号周波数が低い場合には不都
合を生じないが、信号電圧に対して出力電流ILの位相が
90゜だけ遅れるため、VTRなどの高周波では、位相余裕
がなくなり、用いることができない。
合を生じないが、信号電圧に対して出力電流ILの位相が
90゜だけ遅れるため、VTRなどの高周波では、位相余裕
がなくなり、用いることができない。
このため、第5図に示すように、信号源4からの入力信
号電圧を電圧電流変換回路12で電流に変換し、その電流
で出力トランジスタ14を駆動し、電源Vccにトランジス
タ14およびダイオード16を介して接続された誘導負荷8
に対して出力電流ILを流す駆動回路が用いられる。
号電圧を電圧電流変換回路12で電流に変換し、その電流
で出力トランジスタ14を駆動し、電源Vccにトランジス
タ14およびダイオード16を介して接続された誘導負荷8
に対して出力電流ILを流す駆動回路が用いられる。
このような回路は多用されているが、誘導負荷8、たと
えば、コイルに直流電流が流れたり、帰還回路を設置し
ていないため、信号歪が発生したりする不都合がある。
えば、コイルに直流電流が流れたり、帰還回路を設置し
ていないため、信号歪が発生したりする不都合がある。
そこで、この発明は、誘導負荷を効率よく駆動するとと
もに、その駆動によって生じる信号歪を抑制した電流増
幅器を提供することを目的とする。
もに、その駆動によって生じる信号歪を抑制した電流増
幅器を提供することを目的とする。
この発明の電流増幅器は、第2図に例示するように、入
力電圧を電流に変換する差動増幅器(電圧電流変換回路
18)と、コレクタを共通化して直列回路を成す第1およ
び第2のトランジスタ(54、56、86、92)を備え、その
各ベースに前記差動増幅器の出力を受けて前記第1およ
び第2のトランジスタのコレクタから出力が取り出され
る第1の出力回路(22)と、コレクタを共通化して直列
回路を成して前記第1の出力回路に並列に接続された第
3および第4のトランジスタ(64、66、100、102)を備
え、各ベースに前記差動増幅器の出力が加えられて前記
第3および第4のトランジスタのコレクタから出力が取
り出される第2の出力回路(26)とこの第2の出力回路
の前記第3および第4のトランジスタの中間接続点と接
地点との間に接続されて前記第3のトランジスタ側から
負荷電流が供給されて駆動される誘導負荷(負荷24)
と、前記差動増幅器の入力側と前記第1の出力回路の前
記第1および第2のトランジスタのコレクタとを直結す
るとともに、前記差動増幅器の入力側と前記第2の出力
回路の間に第1および第2の抵抗(58、60)からなる直
列回路を接続し、前記第1および第2の抵抗の中点と接
地点との間にコンデンサ(62)を接続してなる帰還回路
とを備えたことを特徴とする。
力電圧を電流に変換する差動増幅器(電圧電流変換回路
18)と、コレクタを共通化して直列回路を成す第1およ
び第2のトランジスタ(54、56、86、92)を備え、その
各ベースに前記差動増幅器の出力を受けて前記第1およ
び第2のトランジスタのコレクタから出力が取り出され
る第1の出力回路(22)と、コレクタを共通化して直列
回路を成して前記第1の出力回路に並列に接続された第
3および第4のトランジスタ(64、66、100、102)を備
え、各ベースに前記差動増幅器の出力が加えられて前記
第3および第4のトランジスタのコレクタから出力が取
り出される第2の出力回路(26)とこの第2の出力回路
の前記第3および第4のトランジスタの中間接続点と接
地点との間に接続されて前記第3のトランジスタ側から
負荷電流が供給されて駆動される誘導負荷(負荷24)
と、前記差動増幅器の入力側と前記第1の出力回路の前
記第1および第2のトランジスタのコレクタとを直結す
るとともに、前記差動増幅器の入力側と前記第2の出力
回路の間に第1および第2の抵抗(58、60)からなる直
列回路を接続し、前記第1および第2の抵抗の中点と接
地点との間にコンデンサ(62)を接続してなる帰還回路
とを備えたことを特徴とする。
したがって、この発明は、信号電圧を電流に変換し、そ
の電流出力を帰還系の出力と、負荷に供給する出力とに
分離して取り出し、電圧電流変換回路18の入力側に負帰
還し、かつ、負荷24に供給している。
の電流出力を帰還系の出力と、負荷に供給する出力とに
分離して取り出し、電圧電流変換回路18の入力側に負帰
還し、かつ、負荷24に供給している。
ここで、入力信号電圧をVi、負荷24に流す電流をIL、抵
抗などの直線性素子からなる帰還素子20に流す電流を
IR、電圧電流変換回路18の電圧・電流変換率をGm(I/
V)、帰還素子20をたとえば抵抗値Rの抵抗で構成した
とすると、 (Vi−R・IR)Gm=IR ……(1) が成立し、ゆえに、電流IRは、Gm》1とすると、 IR={Gm/(1+Gm・R)}・Vi≒Vi/R ……(2) となる。ここで、電流ILを電流IRのn倍に設定するもの
とすれば、 IL=nIR≒nVi/R ……(3) となり、電流増幅器が構成される。
抗などの直線性素子からなる帰還素子20に流す電流を
IR、電圧電流変換回路18の電圧・電流変換率をGm(I/
V)、帰還素子20をたとえば抵抗値Rの抵抗で構成した
とすると、 (Vi−R・IR)Gm=IR ……(1) が成立し、ゆえに、電流IRは、Gm》1とすると、 IR={Gm/(1+Gm・R)}・Vi≒Vi/R ……(2) となる。ここで、電流ILを電流IRのn倍に設定するもの
とすれば、 IL=nIR≒nVi/R ……(3) となり、電流増幅器が構成される。
そして、第1および第2の出力回路と差動増幅器との間
に設置されている帰還回路は、電流増幅動作の安定化に
寄与するものであり、その詳細は次の通りである。即
ち、第1の出力回路の出力の帰還は交流成分の帰還を行
ない、一方、第2の出力回路の出力の帰還は直流成分の
帰還を行なうことにより、電流増幅特性を高めることが
でき、その上、このような帰還動作により、結果として
入力と同レベルの直流出力が第1および第2の出力回路
の各出力点に得られ、各出力回路の直流バイアスの安定
化を実現している。
に設置されている帰還回路は、電流増幅動作の安定化に
寄与するものであり、その詳細は次の通りである。即
ち、第1の出力回路の出力の帰還は交流成分の帰還を行
ない、一方、第2の出力回路の出力の帰還は直流成分の
帰還を行なうことにより、電流増幅特性を高めることが
でき、その上、このような帰還動作により、結果として
入力と同レベルの直流出力が第1および第2の出力回路
の各出力点に得られ、各出力回路の直流バイアスの安定
化を実現している。
一般に、コレクタを共通化したトランジスタ対からなる
出力回路では、出力点の直流レベルが決定される外部か
ら直流バイアスを与える必要があり、これは回路の前提
条件である。
出力回路では、出力点の直流レベルが決定される外部か
ら直流バイアスを与える必要があり、これは回路の前提
条件である。
ところが、直流バイアスの与える場合、単純ではないこ
ところが問題となる。直流バイアスは抵抗を以てバイア
ス回路を構成することが想定されるが、この抵抗の値を
小さくしないと、コレクタ電圧によるオフセット差で設
定した直流出力電圧が変化し、抵抗が小さい場合には電
流出力の特性が悪化する。
ところが問題となる。直流バイアスは抵抗を以てバイア
ス回路を構成することが想定されるが、この抵抗の値を
小さくしないと、コレクタ電圧によるオフセット差で設
定した直流出力電圧が変化し、抵抗が小さい場合には電
流出力の特性が悪化する。
このような不都合に対し、本発明の電流増幅器では、負
荷側、即ち、出力回路から直流帰還を行なうことで、直
流出力電位の安定化を実現したものである。
荷側、即ち、出力回路から直流帰還を行なうことで、直
流出力電位の安定化を実現したものである。
以下、この発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
第1実施例 第2図はこの発明の電流増幅器の第1実施例を示し、第
1図に示す電流増幅器と同一部分には同一符号を付して
ある。
1図に示す電流増幅器と同一部分には同一符号を付して
ある。
第2図に示すように、電圧電流変換回路18には第1およ
び第2の差動増幅器28、30が併設されており、第1の差
動増幅器28はトランジスタ32、34、ダイオード36、抵抗
38、40、第2の差動増幅器30はトランジスタ42、44、ダ
イオード46、抵抗48、50で構成されている。トランジス
タ32、42のベースに形成された入力端子52には、信号源
4から入力信号が加えられている。
び第2の差動増幅器28、30が併設されており、第1の差
動増幅器28はトランジスタ32、34、ダイオード36、抵抗
38、40、第2の差動増幅器30はトランジスタ42、44、ダ
イオード46、抵抗48、50で構成されている。トランジス
タ32、42のベースに形成された入力端子52には、信号源
4から入力信号が加えられている。
第1の出力回路22は、第1のトランジスタ54、第2のト
ランジスタ56、第1の抵抗58、第2の抵抗としての直流
帰還抵抗60およびコンデンサ62で構成されており、抵抗
60には高抵抗が用いられる。この第1の出力回路22にお
いて、抵抗58、直流帰還抵抗60およびコンデンサ62は、
出力を電圧電流変換回路18の差動増幅器28、30に帰還さ
せる帰還素子を構成している。
ランジスタ56、第1の抵抗58、第2の抵抗としての直流
帰還抵抗60およびコンデンサ62で構成されており、抵抗
60には高抵抗が用いられる。この第1の出力回路22にお
いて、抵抗58、直流帰還抵抗60およびコンデンサ62は、
出力を電圧電流変換回路18の差動増幅器28、30に帰還さ
せる帰還素子を構成している。
そして、第2の出力回路26は、第3のトランジスタ64、
第4のトランジスタ66および抵抗68、70で構成され、抵
抗68、70は帰還素子を構成しており、出力端子72にはコ
ンデンサ74を介して誘導負荷24が接続されている。
第4のトランジスタ66および抵抗68、70で構成され、抵
抗68、70は帰還素子を構成しており、出力端子72にはコ
ンデンサ74を介して誘導負荷24が接続されている。
各出力回路22、26において、トランジスタ54のエミッタ
面積に対してトランジスタ64のエミッタ面積はn倍に設
定され、同様にトランジスタ56のエミッタ面積に対して
トランジスタ66のエミッタ面積はn倍に設定されてい
る。
面積に対してトランジスタ64のエミッタ面積はn倍に設
定され、同様にトランジスタ56のエミッタ面積に対して
トランジスタ66のエミッタ面積はn倍に設定されてい
る。
したがって、このようにすれば、第1の出力回路22に流
れる電流IRと、第2の出力回路26に流れる電流ILとの関
係を、 IL≒nIR ……(4) に精度良く調整でき、IRを小さく、ILで与えられるドラ
イブ電流を増加することができる。
れる電流IRと、第2の出力回路26に流れる電流ILとの関
係を、 IL≒nIR ……(4) に精度良く調整でき、IRを小さく、ILで与えられるドラ
イブ電流を増加することができる。
このように電圧電流変換回路18の出力部に帰還電流を検
出する電流ドライバーとして第1の出力回路22を設置
し、負荷電流ドライバーとして第2の出力回路26を設置
し、負荷24の駆動は、専ら第2の出力回路26の出力電流
によって行い、電圧電流変換回路18への帰還は、第1の
出力回路22の出力電流によって行う。
出する電流ドライバーとして第1の出力回路22を設置
し、負荷電流ドライバーとして第2の出力回路26を設置
し、負荷24の駆動は、専ら第2の出力回路26の出力電流
によって行い、電圧電流変換回路18への帰還は、第1の
出力回路22の出力電流によって行う。
この結果、負荷24の駆動と帰還とが別個独立して行わ
れ、帰還回路に対して負荷24の影響を回避することがで
き、特に、負荷24を流れる電流の位相遅れの影響を受け
ない。
れ、帰還回路に対して負荷24の影響を回避することがで
き、特に、負荷24を流れる電流の位相遅れの影響を受け
ない。
ところで、電圧電流変換回路18と出力回路22、26との間
に設置された抵抗58、60およびコンデンサ62からなる帰
還回路の動作は次の通りである。
に設置された抵抗58、60およびコンデンサ62からなる帰
還回路の動作は次の通りである。
ここで、抵抗58、60の抵抗値をR58、R60、コンデンサ62
の静電容量をC62とし、帰還回路は、時定数としてτ1
=R58・C62、τ2=R60・C62を持っている。ある周波数
ω0の周期T0がこれら時定数τ1、τ2により充分大き
いものとすると、抵抗58と60の接続点、即ち、コンデン
サ62との接続点は交流的に接地状態と見做すことがで
き、この周波数においては、第1の出力回路を流れた電
流IRが抵抗58を通ってコンデンサ62に流れる。これが交
流帰還であり、この場合、第1図の回路ではトランジス
タ34、44の入力イピーダンスが充分大きいものとする。
の静電容量をC62とし、帰還回路は、時定数としてτ1
=R58・C62、τ2=R60・C62を持っている。ある周波数
ω0の周期T0がこれら時定数τ1、τ2により充分大き
いものとすると、抵抗58と60の接続点、即ち、コンデン
サ62との接続点は交流的に接地状態と見做すことがで
き、この周波数においては、第1の出力回路を流れた電
流IRが抵抗58を通ってコンデンサ62に流れる。これが交
流帰還であり、この場合、第1図の回路ではトランジス
タ34、44の入力イピーダンスが充分大きいものとする。
したがって、帰還成分ΔV=IR×R58で与えられ、この
交流成分が差動増幅器側に帰還される。
交流成分が差動増幅器側に帰還される。
一方、第2の出力回路からの帰還電流は、抵抗60からコ
ンデンサ62を経て接地側に流れる。コンデンサ62は、交
流的に接地点と見做すことができ、第2の出力回路側の
交流成分は接地側に放流され、直流成分のみが抵抗60か
ら抵抗58を経て差動増幅器側に帰還される。これが直流
帰還である。この結果、第2の出力回路の直流出力点電
位が設定され、結果として直流出力点電位の安定化を図
ることができる。
ンデンサ62を経て接地側に流れる。コンデンサ62は、交
流的に接地点と見做すことができ、第2の出力回路側の
交流成分は接地側に放流され、直流成分のみが抵抗60か
ら抵抗58を経て差動増幅器側に帰還される。これが直流
帰還である。この結果、第2の出力回路の直流出力点電
位が設定され、結果として直流出力点電位の安定化を図
ることができる。
第2実施例 第3図はこの発明の電流増幅器の第2実施例を示し、第
2図に示す電流増幅器と同一部分には同一符号を付して
ある。
2図に示す電流増幅器と同一部分には同一符号を付して
ある。
第3図に示すように、電圧電流変換回路18は、トランジ
スタ76、78および定電流源80からなる単一の差動増幅器
で構成し、この差動増幅器に能動負荷としてダイオード
82、84を付加して構成したものである。第1の出力回路
22は、ダイオード82と電流ミラー回路を構成するトラン
ジスタ86、ダイオード84と電流ミラー回路を構成するト
ランジスタ88、電流ミラー回路を構成するダイオード90
およびトランジスタ92、帰還回路を構成する抵抗94、96
およびコンデンサ98から構成されている。
スタ76、78および定電流源80からなる単一の差動増幅器
で構成し、この差動増幅器に能動負荷としてダイオード
82、84を付加して構成したものである。第1の出力回路
22は、ダイオード82と電流ミラー回路を構成するトラン
ジスタ86、ダイオード84と電流ミラー回路を構成するト
ランジスタ88、電流ミラー回路を構成するダイオード90
およびトランジスタ92、帰還回路を構成する抵抗94、96
およびコンデンサ98から構成されている。
そして、第2の出力回路26は、ダイオード82と電流ミラ
ー回路を構成するトランジスタ100、ダイオード90と電
流ミラー回路を構成するトランジスタ102で構成されて
いる。トランジスタ100、102のエミッタ面積は、トラン
ジスタ86、92のエミッタ面積のn倍に設定されるものと
する。
ー回路を構成するトランジスタ100、ダイオード90と電
流ミラー回路を構成するトランジスタ102で構成されて
いる。トランジスタ100、102のエミッタ面積は、トラン
ジスタ86、92のエミッタ面積のn倍に設定されるものと
する。
このような構成によれば、第1の出力回路22のトランジ
スタ86、92のコレクタ側から電圧電流変換回路18のトラ
ンジスタ78のベースに出力電流が帰還される。
スタ86、92のコレクタ側から電圧電流変換回路18のトラ
ンジスタ78のベースに出力電流が帰還される。
そして、トランジスタ86、92のベース電流と、共通のベ
ース電流が与えられるトランジスタ100、102から負荷24
に対して出力電流が与えられ、負荷24が駆動される。し
たがって、負荷24の駆動と電圧電流変換回路18に対する
出力電流の帰還が独立して行われ、前記実施例と同様の
効果が得られる。
ース電流が与えられるトランジスタ100、102から負荷24
に対して出力電流が与えられ、負荷24が駆動される。し
たがって、負荷24の駆動と電圧電流変換回路18に対する
出力電流の帰還が独立して行われ、前記実施例と同様の
効果が得られる。
以上説明したように、この発明によれば、次のような効
果が得られる。
果が得られる。
(a) 信号電圧を電流に変換し、その電流出力を帰還
系の出力と、負荷に供給する出力とに分離して取り出
し、電圧電流変換回路の入力側に負帰還し、かつ、負荷
に供給しているので、帰還系統に対する負荷の影響を除
くことができ、しかも、位相遅れの防止とともに、出力
と同相の帰還が実現し、位相余裕を大きく取ることがで
き、発振が防止できるとともに安定した動作が実現でき
る。このため、精度が要求される磁気ディスクなどの記
憶媒体の磁気記録用磁気ヘッドなどの誘導負荷の駆動に
適する。
系の出力と、負荷に供給する出力とに分離して取り出
し、電圧電流変換回路の入力側に負帰還し、かつ、負荷
に供給しているので、帰還系統に対する負荷の影響を除
くことができ、しかも、位相遅れの防止とともに、出力
と同相の帰還が実現し、位相余裕を大きく取ることがで
き、発振が防止できるとともに安定した動作が実現でき
る。このため、精度が要求される磁気ディスクなどの記
憶媒体の磁気記録用磁気ヘッドなどの誘導負荷の駆動に
適する。
(b) 従来の電圧電流変換によるものに比較し、帰還
回路が設置できるため、周波数特性や信号歪率を改善で
きる。
回路が設置できるため、周波数特性や信号歪率を改善で
きる。
(c) 帰還素子の選定によって任意の帰還用出力電流
が負荷と無関係に取り出すことができ、所望の帰還特性
を実現できる。
が負荷と無関係に取り出すことができ、所望の帰還特性
を実現できる。
(d) 帰還素子の第1の抵抗は、第1の出力回路から
の出力電流を帰還させ、第2の抵抗およびコンデンサは
第2の出力回路からの直流成分のみを帰還させるので、
第2の出力回路の出力中点レベルの安定化を図ることが
でき、誘導負荷の安定駆動に寄与し、また、第2の抵抗
およびコンデンサは、低域フィルタを構成しており、増
幅回路の動作の安定化に寄与することができる。
の出力電流を帰還させ、第2の抵抗およびコンデンサは
第2の出力回路からの直流成分のみを帰還させるので、
第2の出力回路の出力中点レベルの安定化を図ることが
でき、誘導負荷の安定駆動に寄与し、また、第2の抵抗
およびコンデンサは、低域フィルタを構成しており、増
幅回路の動作の安定化に寄与することができる。
第1図はこの発明の電流増幅器の構成を示すブロック
図、第2図はこの発明の電流増幅器の第1実施例を示す
回路図、第3図はこの発明の電流増幅器の第2実施例を
示す回路図、第4図および第5図は従来の誘導負荷用駆
動回路を示す回路図である。 22……第1の出力回路 24……負荷(誘導負荷) 26……第2の出力回路 28、30……差動増幅器 54……第1のトランジスタ 56……第2のトランジスタ 58……第1の抵抗 60……直流帰還抵抗(第2の抵抗) 62……コンデンサ 64……第3のトランジスタ 66……第4のトランジスタ
図、第2図はこの発明の電流増幅器の第1実施例を示す
回路図、第3図はこの発明の電流増幅器の第2実施例を
示す回路図、第4図および第5図は従来の誘導負荷用駆
動回路を示す回路図である。 22……第1の出力回路 24……負荷(誘導負荷) 26……第2の出力回路 28、30……差動増幅器 54……第1のトランジスタ 56……第2のトランジスタ 58……第1の抵抗 60……直流帰還抵抗(第2の抵抗) 62……コンデンサ 64……第3のトランジスタ 66……第4のトランジスタ
Claims (1)
- 【請求項1】入力電圧を電流に変換する差動増幅器と、 コレクタを共通化して直列回路を成す第1および第2の
トランジスタを備え、その各ベースに前記差動増幅器の
出力を受けて前記第1および第2のトランジスタのコレ
クタから出力が取り出される第1の出力回路と、 コレクタを共通化して直列回路を成して前記第1の出力
回路に並列に接続された第3および第4のトランジスタ
を備え、各ベースに前記差動増幅器の出力が加えられて
前記第3および第4のトランジスタのコレクタから出力
が取り出される第2の出力回路と、 この第2の出力回路の前記第3および第4のトランジス
タの中間接続点と接地点との間に接続されて前記第3の
トランジスタ側から負荷電流が供給されて駆動される誘
導負荷と、 前記差動増幅器の入力側と前記第1の出力回路の前記第
1および第2のトランジスタのコレクタとを直結すると
ともに、前記差動増幅器の入力側と前記第2の出力回路
の間に第1および第2の抵抗からなる直列回路を接続
し、前記第1および第2の抵抗の中点と接地点との間に
コンデンサを接続してなる帰還回路と、 を備えたことを特徴とする電流増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60066124A JPH0754884B2 (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 電流増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60066124A JPH0754884B2 (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 電流増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61224708A JPS61224708A (ja) | 1986-10-06 |
JPH0754884B2 true JPH0754884B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=13306810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60066124A Expired - Lifetime JPH0754884B2 (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 電流増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754884B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5769911A (en) * | 1980-10-21 | 1982-04-30 | Mitsubishi Electric Corp | Amplifier |
-
1985
- 1985-03-29 JP JP60066124A patent/JPH0754884B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61224708A (ja) | 1986-10-06 |
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Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |