JPH087483B2 - カラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像形成方法

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JPH087483B2
JPH087483B2 JP1016312A JP1631289A JPH087483B2 JP H087483 B2 JPH087483 B2 JP H087483B2 JP 1016312 A JP1016312 A JP 1016312A JP 1631289 A JP1631289 A JP 1631289A JP H087483 B2 JPH087483 B2 JP H087483B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真記録方式によりカラー画像を形成
する方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、電子写真記録方式を用いてカラー画像を形成す
る場合、感光体ドラムと記録紙が支持された転写ドラム
とが共に複数回回転させられ、感光体ドラム上の画像を
転写ドラム周面上の記録紙に複数回重ねて転写するよう
にしている。
第7図は従来のカラー画像形成方法が採用されるカラ
ー電子写真複写機の概略図である(特公昭63-34467号公
報;静電気学会誌、第9巻第4号、P.253-61、1985参
照)。
図において、反時計回り方向に定速回転する感光体ド
ラム1の表面が、コロナ放電器2によって所定の極性に
帯電させられる。
そして、電荷を保持した感光体ドラム1の表面に、露
光光学系3によって原稿像が形成されると、該原稿像の
像領域の濃淡に応じて電荷が消散し、そこに静電潜像が
形成される。該静電潜像は、現像装置4によって可視像
化される。カラー電子写真複写機の場合、前記現像装置
4は少なくともイエローの色の現像のための現像装置
5、マゼンタの色の現像のための現像装置6及びシアン
の色の現像のための現像装置7が備えられている。
そして、これに応じて露光光学系3には、ブルー、グ
リーン及びレッドの各色の色分解フィルタが備えられ
る。前記現像装置4には、必要に応じて画調を整えるた
めにブラックの色の現像のための図示しない現像装置が
配設される。
現像は各色ごとに行われる。すなわち、まず、ブルー
の色分解フィルタを使用してカラーの原稿像を感光体ド
ラム1の表面に投影すると、ブルーと補色関係にあるイ
エロー成分に対応した静電潜像が形成される。これをイ
エローの色の現像のための現像装置5によって可視像化
する。該イエローの色の現像のための現像装置5の中に
は、イエローのトナーとキャリアである鉄粉から成る現
像剤が収容されており、両者は攪拌(かくはん)混合さ
れて摩擦帯電し、トナーは静電潜像の電荷とは逆の極性
に帯電される。前記イエローのトナーとキャリアとは現
像ローラ5aに吸着され、感光体ドラム1に近接する現像
位置へと搬送される。
続いて、同様にグリーン及びレッドの色分解フィルタ
を選択して、マゼンタ及びシアンのトナーの現像を行
い、各色のトナー像を転写ドラム8を介して記録紙9に
転写してカラー画像を形成する。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来のカラー画像形成方法におい
ては、転写ドラム8の外周長を記録紙9よりも長く設定
する必要がある。
例えば、記録することが可能な記録紙9のうちの最大
のものがB4サイズであるとすると、その長手方向寸法は
364〔mm〕である。このB4サイズの記録紙9が転写ドラ
ム8上において重ならずに巻き付けられるためには、該
転写ドラム8の外径は116〔mm〕以上としなければなら
ない。
また、記録紙9を転写ドラム8の周囲の一定位置に固
定支持する機構を含めると、かなり大きい寸法の転写ド
ラム8が必要になり、カラー電子写真複写機が大型のも
のになってしまう。
さらに、記録紙9を転写ドラム8に装着し、記録画像
を形成し、解放するまでのメカニズムは複雑で、コスト
が高くなるとともに記録紙のジャムが発生する頻度が多
くなる。
本発明は、前記従来のカラー画像形成方法の問題点を
解決して、現像したトナー像を熱エネルギーによって記
録紙9に転写・定着することにより、トナー像が転写さ
れた記録紙の面にロールを圧接させることができ、転写
・定着後の記録紙の往復搬送を容易に行うことができる
ようにするとともに、記録紙のジャムが発生する頻度を
低下させることができるカラー画像形成方法を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) そのために、本発明のカラー画像形成方法において
は、感光体ドラムを帯電させる帯電工程と、前記感光体
ドラムを所定の色の画像信号に対応させて露光し、静電
潜像を形成する露光工程と、前記感光体ドラムの外周と
部分的に密接して移動する転写フィルム上に、該転写フ
ィルムを介して前記感光体ドラムと対向する位置で、か
つ、該感光体ドラムと前記転写フィルムとの密接位置と
対向する位置に配設された複数の色の現像のための複数
の現像手段のいずれか一つを使用し、前記感光体ドラム
に形成された静電潜像に対応させて所定の色のトナーを
付着させて、前記転写フィルム上に所定の色のトナー像
を形成する現像工程と、圧接位置及び解放位置の2位置
を採り得る一対のロールを圧接位置に置き、表面に所定
の色のトナー像が形成された前記転写フィルムと、前記
トナー像の始端と同期させて送紙される記録紙とを重ね
て前記一対のロール間を通過させ、前記転写フィルム上
に形成された所定の色のトナー像を記録紙に転写し定着
する転写・定着工程とを備える。
そして、前記複数の色の各色に対応させて前記帯電工
程、前記露光工程、前記現像工程及び前記転写・定着工
程の一連の工程を施して前記転写フィルム上に形成され
た各色のトナー像を前記記録紙に順次転写し定着すると
ともに、前記転写フィルム上に順次形成される複数の色
のトナー像のうちの最後に形成される色のトナー像以外
の色のトナー像については、該各トナー像の記録紙への
転写・定着がそれぞれ終了するたびに、前記一つのロー
ルを解放位置に置いて、転写・定着が開始される前の設
定位置まで前記記録紙を戻す。
(作用) 本発明によれば、前記のようにカラー画像形成方法に
おいて、感光体ドラムを帯電させる帯電工程と、前記感
光体ドラムを所定の色の画像信号に対応させて露光し、
静電潜像を形成する露光工程と、前記感光体ドラムの外
周と部分的に密接して移動する転写フィルム上に、該転
写フィルムを介して前記感光体ドラムと対向する位置
で、かつ、該感光体ドラムと前記転写フィルムとの密接
位置と対向する位置に配設された複数の色の現像のため
の複数の現像手段のいずれか一つを使用し、前記感光体
ドラムに形成された静電潜像に対応させて所定の色のト
ナーを付着させて、前記転写フィルム上に所定の色のト
ナー像を形成する現像工程と、圧接位置及び解放位置の
2位置を採り得る一対のロールを圧接位置に置き、表面
に所定の色のトナー像が形成された前記転写フィルム
と、前記トナー像の始端と同期させて送紙される記録紙
とを重ねて前記一対のロール間を通過させ、前記転写フ
ィルム上に形成された所定の色のトナー像を記録紙に転
写し定着する転写・定着工程とを備える。
この場合、帯電工程において感光体ドラムが帯電させ
られ、露光工程において前記感光体ドラムが所定の色の
画像信号に対応させて露光され、静電潜像が形成され
る。
また、エンドレス状の転写フィルムが感光体ドラムの
外周と部分的に密接して移動させられ、前記転写フィル
ムを介して前記感光体ドラムと対向する位置で、かつ、
前記感光体ドラムと前記転写フィルムとの密接位置と対
向する位置に複数の色の現像のための複数の現像手段が
配設される。そして、現像工程において、複数の現像手
段のいずれか一つは、前記感光体ドラムに形成された静
電潜像に対応させて所定の色のトナーを該転写フィルム
上に付着させてトナー像を形成する。
さらに、前記転写・定着工程においては、前記転写フ
ィルム上に形成された所定の色のトナー像を記録紙に転
写し定着する。
そして、前記複数の色の各色に対応させて前記帯電工
程、前記露光工程、前記現像工程及び前記転写・定着工
程の一連の工程を施して前記転写フィルム上に形成され
た各色のトナー像を前記記録紙に順次転写し定着すると
ともに、前記転写フィルム上に順次形成される複数の色
のトナー像のうちの最後に形成される色のトナー像以外
の色のトナー像については、該各トナー像の記録紙への
転写・定着がそれぞれ終了するたびに、前記一対のロー
ルを解放位置に置いて、転写・定着が開始される前の設
定位置まで前記記録紙を戻す。
この場合、各色のトナーについて前記帯電工程、前記
露光工程、前記現像工程及び前記転写・定着工程の一連
の工程が施されると、前記転写フィルム上に各色のトナ
ー像が順次形成され、該トナー像が前記記録紙に順次転
写され定着される。そして、前記トナー像のうち、最後
に形成される色のトナー像以外の色のトナー像について
は、該各トナー像が記録紙に転写され定着されるたび
に、前記一対のロールが解放位置に置かれ、転写・定着
が開始される前の設定位置まで前記記録紙が戻された後
に、次の色のトナー像の転写・定着を行うので、該記録
紙上において各色のトナー像が重ねられ、カラーのトナ
ー像が形成される。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
第1図は本発明のカラー画像形成方法の概念図であ
る。
図において、11は導電性支持体上に感光層を設けたセ
レン感光体、マイナス帯電型有機感光体、プラス帯電型
有機感光体等の感光体ドラムである。12は発熱ロール、
13は加圧ロールであり、転写フィルム14が前記感光体ド
ラム11と発熱ロール12との間に掛けられる。該発熱ロー
ル12は、金属製の中空部材にハロゲンランプを内蔵した
もの、又は金属面に発熱体を配設したもの等で構成さ
れ、更に加圧ロール13は、耐熱性を確保するために表面
をシリコーンゴムで構成していて、図示しない加圧手段
及び圧力解放手段に介して前記発熱ロール12によって搬
送可能に支持された転写フィルム14に対し圧接、又は解
放される。そして、加圧ロール13は、圧接時において定
着プロセスに必要なだけのニップ幅が形成されるように
なっている。
また、15は帯電手段としてのコロナ放電器であり、感
光体ドラム11に対向させて配設される。帯電手段として
は、このほかにブラシ帯電器等を利用することができ
る。
16は露光装置であり、前記感光体ドラム11の外周に部
分的に密接して移動する転写フィルム14に対向させて配
設され、転写フィルム14を通して露光することにより感
光体ドラム11上に静電潜像を形成する。前記露光装置16
としては、レーザ又はLEDアレイ等の光源と結像光学系
とを組み合わせたもの、又は一般に複写機に使用される
光学系等のいずれも使用することができる。
17、19、21はそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ
(M)及びシアン(C)のための現像装置である。該各
現像装置17、19、21は、感光体ドラム11に部分的に密接
して移動する転写フィルム14に対向させて配設される。
そして、前記現像装置17、19、21は、それぞれ現像剤担
持体17a、19a、21aを有しており、該現像剤担持体17a、
19a、21a上にイエロー、マゼンタ及びシアンの各トナー
18、20、22を吸着させ現像位置に搬送させて静電潜像に
応じて現像する。現像装置17、19、21としては、二成分
磁気ブラシ現像装置、一成分磁気ブラシ現像装置、一成
分非磁性現像装置等のいずれも利用することができる。
また、転写フィルム14を介して前記発熱ロール12と対
向させて、転写フィルム14に対して圧接するように定着
クリーナ23が設けられ、また、転写フィルム14に接触し
て除電ブラシ24が配設される。そして、現像後の転写フ
ィルム14から分離した直後の感光体ドラム11に対向する
ように、除電ランプ25が配設される。
一方、加圧ロール13には、発熱ロール12との圧接部を
挟んでピンチロール26a、26bが配設され、図示しない手
段によって圧接させられる。そして、記録紙27は、図に
示すように前記加圧ロール13に巻き掛けられた状態で送
紙される。
第2図は転写・定着時の状態図、第3図は記録紙復帰
時の状態図である。
図において、発熱ロール12を支持するフレーム28と、
加圧ロール13を支持するフレーム29とが支点30において
回動自在に支持される。そして、各フレーム28、29間に
配設されたスプリング31の弾性力によって、発熱ロール
12により搬送可能に支持された転写フィルム14に対して
加圧ロール13が圧接するようになっている。
なお、32はソレノイドであり、該ソレノイド32の作動
によって可動シャフト33が往復動させられ、該可動シャ
フト33に接続されたフレーム29が回動して前記加圧ロー
ル13の圧接及び解放が行われる。
次に、前記構成からなるカラー画像形成方法の作用に
ついて説明する。
感光体ドラム11(第1図)及び加熱ロール12は、図示
しない駆動手段によって図に示す矢印方向に一定周速度
で回転させられる。その結果、転写フィルム14は感光体
ドラム11と発熱ロール12との摩擦力によって図示に示す
矢印方向に移動させられる。
画像形成プロセスについて、第4図〜第6図を併用し
て説明する。
第4図はイエロートナーの画像形成プロセスを示す
図、第4図(a)は第1帯電プロセスを示す図、第4図
(b)は第1露光プロセスを示す図、第4図(c)は現
像プロセスを示す図、第4図(d)は転写・定着プロセ
スを示す図である。また、第5図はマゼンタトナーの画
像形成プロセスを示す図、第5図(a)は第2帯電プロ
セスを示す図、第5図(b)は第2露光プロセスを示す
図、第5図(c)は現像プロセスを示す図、第5図
(d)は転写・定着プロセスを示す図である。また、第
6図はシアントナーの画像形成プロセスを示す図、第6
図(a)は第3帯電プロセスを示す図、第6図(b)は
第3露光プロセスを示す図、第6図(c)は現像プロセ
スを示す図、第6図(d)は転写・定着プロセスを示す
図である。
第4図(a)の第1帯電プロセスにおいて、コロナ放
電器15により感光体ドラム11の表面が直接均一に帯電さ
れる。同図ではセレン系感光体を使用した例が示されて
おり、前記コロナ放電器15に高電圧が印加されると、感
光体ドラム11の表面に正の極性の帯電が行われる。
前記帯電プロセスと露光プロセスとの間で、転写フィ
ルム14が感光体ドラム11の表面に対して密着させられ
る。
第4図(b)の第1露光プロセスにおいては、露光装
置16によってイエローの画像信号に対応した光が転写フ
ィルム14を透過して感光体ドラム11に照射され、静電潜
像が形成される。
続いて、第4図(c)の現像プロセスにおいては、現
像担持体17aと転写フィルム14との間には、感光体ドラ
ム11に形成された静電潜像に伴う電気力線が前記転写フ
ィルム14を貫通して発生する。このため、現像剤担持体
17a上の帯電したイエローのトナー18が前記転写フィル
ム14に付着する。
前記プロセス後において、転写フィルム14上に形成さ
れたトナー像は、静電的な弱い力で転写フィルム14に付
着している。
次に、第4図(d)の転写・定着プロセスにおいて
は、イエローのトナー18が現像された転写フィルム14の
画像の始端に同期して、図示しない給紙カセットから給
紙され、送紙された記録紙27は、前記ピンチロール26
a、26bに保持されて加圧ロール13の周囲に巻き掛けられ
る。そして、第2図の転写・定着時には、ソレノイド32
の励磁が行われなくなり、スプリング31の引張力によっ
て加圧ロール13が発熱ロール12側に引き寄せられ、転写
フィルム14及び記録紙27を挟持する。
このとき、転写フィルム14に付着していたイエローの
トナー18は、発熱ロール12により加熱溶融される。そし
て、溶融したイエローのトナー18は、圧力により記録紙
27の繊維間に浸透して転写・定着される。
前記イエローのトナー18によるトナー像が画像の終端
まで転写・定着されると、ソレノイド32が励磁される
(第3図)。その結果、可動シャフト33が吸引され、支
点30を中心としてフレーム29が回動し、転写フィルム14
及び発熱ロール12に対して加圧ロール13が解放された状
態になる。続いて、加圧ロール13を転写・定着時とは逆
方向に回転させ、記録紙27を転写・定着開始前の所定の
位置まで戻し、次の色のトナー像の転写・定着に備え
る。
なお、記録紙27への転写が終了した後の転写フィルム
14上には、わずかのイエローのトナー18が残留すること
があるが、これは転写フィルム14に定着クリーナ23を圧
接することにより拭(ふ)き取られる。また、前記転写
フィルム14上の静電気を除去するための除電ブラシ24が
転写フィルム14に当接するように配設される。こうし
て、転写フィルム14は清掃され、除電されて繰り返し利
用することができる。
一方、現像プロセスが終了すると、前記感光体ドラム
11は、転写フィルム14と離され、感光体ドラム11に対向
して配設させられた除電ランプ25により照射され、感光
体ドラム11上の残留した静電荷が除電され、再び帯電プ
ロセスに戻って繰り返し利用される。
前述したようにイエローのトナー18の転写・定着が終
了すると、続いて、第5図に示すように第2帯電プロセ
ス(第5図(a))、マゼンタの画像信号に対応して行
われる第2露光プロセス(第5図(b))、現像プロセ
ス(第5図(c))及び転写・定着プロセス(第5図
(d))を経て、イエローのトナー18のトナー像が転写
・定着された記録紙27上にマゼンタのトナー20のトナー
像が転写・定着される。
そして、イエローのトナー18及びマゼンタのトナー20
のトナー像が転写・定着された後、第6図に示すように
第3帯電プロセス(第6図(a))、第3露光プロセス
(第6図(b))、現像プロセス(第6図(c))及び
転写・定着プロセス(第6図(d))を経て、イエロー
のトナー18及びマゼンタのトナー20のトナー像が形成さ
れた記録紙27上にシアンのトナー22のトナー像が転写・
定着され、カラーのトナー像が形成される。
なお、イエローのトナー18、マゼンタのトナー22及び
シアンのトナー22のほかに必要に応じてブラックのトナ
ーを使用してもよい。
ところで、前記転写フィルム14は、転写・定着プロセ
スにおいて、発熱ロール12により加熱され160〔℃〕前
後の温度に上昇する。したがって、転写フィルム14は、
耐熱性を有する必要があり、かつ、ある程度の絶縁性と
露光プロセスにおける発光波長に対する透光性を有する
必要がある。これらを考慮すると、ポリエステル、ポリ
イミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルフォ
ン、ポリエーテルケトン等の材料から成るフィルムを使
用することが望ましい。
本実施例においては、転写・定着時の転写率を考慮し
て、ポリイミドにテフロン(商品名)をコートしたフィ
ルムを使用した。これにより、転写・定着時の転写率
は、およそ100〔%〕になり、定着クリーナ23の負担が
少なくなり、該定着クリーナ23の寿命を伸ばすことがで
きる。また、前記転写フィルム14の厚さは、現像時に発
生する電気力線を考慮すると200〔μm〕以下とするこ
とが望ましく、また、引張強度とその取扱い性を考慮す
ると10〔μm〕以上とすることが望ましい。
なお、本実施例においては、熱定着用のトナーを使用
した場合についてだけ説明したが、微小の圧力で定着が
可能なマイクロカプセルトナー等の圧力定着性のトナー
を使用することもできる。
また、露光プロセスにおいて、光源の波長に対して透
光性の転写フィルム14を使用するとともに、感光体ドラ
ム11に密接して移動する転写フィルム14上から露光する
ようにしているが、感光体ドラムに直接露光を行った
後、現像プロセスに至るまでの間に感光体ドラムに転写
フィルムを密接させるようにしてもよい。この場合、転
写フィルム14は光源の波長に対して透光性の性質を有す
る必要はない。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、カラー
画像形成方法においては、感光体ドラムを帯電させる帯
電工程と、前記感光体ドラムを所定の色の画像信号に対
応させて露光し、静電潜像を形成する露光工程と、前記
感光体ドラムの外周と部分的に密接して移動する転写フ
ィルム上に、該転写フィルムを介して前記感光体ドラム
と対向する位置で、かつ、該感光体ドラムと前記転写フ
ィルムとの密接位置と対向する位置に配設された複数の
色の現像のための複数の現像手段のいずれか一つを使用
し、前記感光体ドラムに形成された静電潜像に対応させ
て所定の色のトナーを付着させて、前記転写フィルム上
に所定の色のトナー像を形成する現像工程と、圧接位置
及び解放位置の2位置を採り得る一対のロールを圧接位
置に置き、表面に所定の色のトナー像が形成された前記
転写フィルムと、前記トナー像の始端と同期させて送紙
される記録紙とを重ねて前記一対のロール間を通過さ
せ、前記転写フィルム上に形成された所定の色のトナー
像を記録紙に転写し定着する転写・定着工程とを備え
る。
この場合、前記現像手段は、転写フィルムを介して前
記感光体ドラムと対向する位置に配設され、前記転写フ
ィルムにトナーを付着させるようになっているので、感
光体ドラムにはトナーは付着しない。
また、前記複数の色の各色に対応させて前記帯電工
程、前記露光工程、前記現像工程及び前記転写・定着工
程の一連の工程を施して前記転写フィルム上に形成され
た各色のトナー像を前記記録紙に順次転写し定着すると
ともに、前記転写フィルム上に順次形成される複数の色
のトナー像のうちの最後に形成される色のトナー像以外
の色のトナー像については、該各トナー像の記録紙への
転写・定着がそれぞれ終了するたびに、前記一対のロー
ルを解放位置に置いて、転写・定着が開始される前の設
定位置まで前記記録紙を戻す。
この場合、一対のロールを圧接位置に置き、表面に所
定の色のトナー像が形成された前記転写フィルムと記録
紙とを重ねて、前記一対のロール間を通過させることに
よって、転写と定着とを同時に行うことができる。
したがって、次に述べるような効果を奏することがで
きる。
(1) 転写と定着とが同時に行われるので、トナー像
が転写された記録紙の面にピンチロールを圧接すること
が可能になり、簡単な機構で転写・定着後の記録紙を往
復動させることができるようになる。
したがって、カラー画像形成装置を小型化し、コスト
を低くすることができるだけでなく、記録紙の搬送が容
易になるので、記録紙のジャムが発生する頻度を低下さ
せることができる。
(2) 従来のカラー画像形成方法では必要であった、
感光体ドラム上に残留する粉体トナーのクリーニングプ
ロセスを省略することができるので、カラー画像形成装
置を更に小型化することができるとともに、コストを低
くすることができる。
(3) 従来のカラー画像形成方法では必要であった、
感光体ドラムのクリーニングプロセスを不要にすること
ができるので、カラー画像形成装置の内外へのトナーの
飛散を減少することができる。
(4) 従来のカラー画像形成方法では必要であった、
感光体ドラムのクリーニング後のトナーの廃棄が不要に
なったので、トナーによるオペレータの身体及び衣類の
汚染を防止することができ、保守作業が減少される。
(5) 従来、現像プロセスやクリーニングプロセスに
あった、感光体ドラムにおける接触摩擦がないので、感
光体ドラムの寿命を長くすることができる。
(6) 従来の静電転写プロセスにあった、画像の乱れ
を防止することができる。
(7) 従来の静電転写プロセスにおいて困難とされて
いた、ボンド紙等の粗い紙面への転写が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカラー画像形成方法の概念図、第2図
は転写・定着時の状態図、第3図は記録紙復帰時の状態
図、第4図はイエロートナーの画像形成プロセスを示す
図、第4図(a)は第1帯電プロセスを示す図、第4図
(b)は第1露光プロセスを示す図、第4図(c)は現
像プロセスを示す図、第4図(d)は転写・定着プロセ
スを示す図、第5図はマゼンタトナーの画像形成プロセ
スを示す図、第5図(a)は第2帯電プロセスを示す
図、第5図(b)は第2露光プロセスを示す図、第5図
(c)は現像プロセスを示す図、第5図(d)は転写・
定着プロセスを示す図、第6図はシアントナーの画像形
成プロセスを示す図、第6図(a)は第3帯電プロセス
を示す図、第6図(b)は第3露光プロセスを示す図、
第6図(c)は現像プロセスを示す図、第6図(d)は
転写・定着プロセスを示す図、第7図は従来のカラー画
像形成方法が採用されるカラー電子写真複写機の概略図
である。 1、11……感光体ドラム、2、15……コロナ放電器、
4、5、6、7、17、19、21……現像装置、9、27……
記録紙、12……発熱ロール、13……加圧ロール、14……
転写フィルム、18、20、22……トナー。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 感光体ドラムを帯電させる帯電工
    程と、 (b) 前記感光体ドラムを所定の色の画像信号に対応
    させて露光し、静電潜像を形成する露光工程と、 (c) 前記感光体ドラムの外周と部分的に密接して移
    動する転写フィルム上に、該転写フィルムを介して前記
    感光体ドラムと対向する位置で、かつ、該感光体ドラム
    と前記転写フィルムとの密接位置と対向する位置に配設
    された複数の色の現像のための複数の現像手段のいずれ
    か一つを使用し、前記感光体ドラムに形成された静電潜
    像に対応させて所定の色のトナーを付着させて、前記転
    写フィルム上に所定の色のトナー像を形成する現像工程
    と、 (d) 圧接位置及び解放位置の2位置を採り得る一対
    のロールを圧接位置に置き、表面に所定の色のトナー像
    が形成された前記転写フィルムと、前記トナー像の始端
    と同期させて送紙される記録紙とを重ねて前記一対のロ
    ール間を通過させ、前記転写フィルム上に形成された所
    定の色のトナー像を記録紙に転写し定着する転写・定着
    工程と を備え、 (e) 前記複数の色の各色に対応させて前記帯電工
    程、前記露光工程、前記現像工程及び前記転写・定着工
    程の一連の工程を施して前記転写フィルム上に形成され
    た各色のトナー像を前記記録紙に順次転写し定着すると
    ともに、 (f) 前記転写フィルム上に順次形成される複数の色
    のトナー像のうちの最後に形成される色のトナー像以外
    の色のトナー像については、該各トナー像の記録紙への
    転写・定着がそれぞれ終了するたびに、前記一対のロー
    ルを解放位置に置いて、転写・定着が開始される前の設
    定位置まで前記記録紙を戻すことを特徴とするカラー画
    像形成方法。
  2. 【請求項2】前記一対のロールのうちの一方のロール
    は、前記転写フィルムの裏面に常時当接させられ、他方
    のロールは、前記転写フィルムを介して一方のロールに
    対して圧接・解放自在に配設されるとともに、前記他方
    のロールに当接し、他方のロールとの間に前記記録紙を
    挟持して記録紙の往復移動を可能にするピンチロールが
    配設された請求項1に記載のカラー画像形成方法。
  3. 【請求項3】前記トナーが熱定着用トナーであり、前記
    一方のロールが発熱ロールである請求項1又は2に記載
    のカラー画像形成方法。
  4. 【請求項4】前記トナーが圧力定着用トナーである請求
    項1又は2に記載のカラー画像形成方法。
  5. 【請求項5】前記転写フィルムとして前記露光のための
    光源の波長に対して透光性を有するフィルムを使用し、
    前記感光体ドラムの露光が、感光体ドラムに密接して移
    動する前記転写フィルムの上方から行われる請求項1〜
    4のいずれか1項に記載のカラー画像形成方法。
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JPS59125765A (ja) * 1982-12-31 1984-07-20 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 記録方法及びその装置
JPS6183553A (ja) * 1984-09-29 1986-04-28 Toshiba Corp 転写装置

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