JPH04326384A - 電子写真式印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電子写真式印刷装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、エンドレスベルトにより像担持体
（感光ドラム）から記録媒体（用紙）に像を転写する電
子写真式印刷装置は、エンドレスベルトの表面に粘着性
をもたせ粘着力により一次転写を行い、加圧ローラと加
熱ローラの間に該エンドレスベルトと媒体を挟んで加圧
及び加熱して二次転写定着を行っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電子写
真式印刷装置は、一次転写を粘着力により行い、、二次
転写定着を加圧及び加熱により行っている。従って、像
を形成している物質に対しエンドレスベルトは、一次転
写では粘着性、二次転写定着では離型性という相反する
性質を求められていた。

【０００４】そのため、一次転写及び二次転写定着の両
方を満足するようなエンドレスベルトをつくることが難
しく、一次転写、二次転写定着、または両方で像の転写
が十分に行われなくなり、結果として媒体上の像の一部
が欠けたり、像が薄くなるなどの画像不良を起こしやす
いという欠点があった。

【０００５】また、、二次転写定着部ではエンドレスベ
ルトの粘着性のため、媒体がエンドレスベルトに巻き付
いて離れなくなったり、像がエンドレスベルト上に残り
次回の二次転写定着で残像が媒体に印刷され、いわゆる
オフセット現象を起こすという欠点があった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の電子写真式印刷
装置は、像担持体に像を形成する像形成器と、該像担持
体上の像を離型性を有するエンドレスベルトに静電気力
により一次転写する一次転写器と、前記エンドレスベル
トを像形成面にて媒体と接触させ加圧及び加熱すること
により該エンドレスベルト上に形成された像を該媒体上
に二次転写及び定着を同時に行う二次転写定着器とを有
している。

【０００７】

【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図１は本発明の第一の実施例を示す断面図で
ある。

【０００８】コロナ帯電器１、レーザー発光器２、現像
器３、及び感光体４を用いた電子写真の現像プロセスに
より、感光体４の表面に帯電したトナー１３による画像
が形成される。表面を鏡面状に形成し離型性を有したエ
ンドレスベルト７はベルトガイド６、ベルト駆動ローラ
１０及び加熱ローラ８により張られ、ベルト駆動ローラ
１０により感光体４と同じ速さで矢印１７の方向に回転
する。

【０００９】エンドレスベルト７を挟んで感光体４の反
対側に配置されたコロナ転写器５は、帯電した感光体上
のトナー１３と逆極性の電荷を発生することにより、帯
電した感光体上のトナー１３をエンドレスベルト７に一
次転写させる。エンドレスベルト上に一次転写されたト
ナー１４はエンドレスベルト７の回転により加圧ローラ
１１とエンドレスベルト７が圧接する所に運ばれる。こ
のときすでに用紙１２は加圧ローラ１１とエンドレスベ
ルト７の間に運ばれており、エンドレスベルト７と同じ
速度で矢印２１の方向に移動する。

【００１０】エンドレスベルト７と用紙１２が圧接する
所でエンドレスベルト上のトナー１４は、加熱ローラ８
と加圧ローラ１１により加熱と加圧が同時に行われ、こ
れにより用紙１２へ二次転写及び定着が同時に行われる
。用紙１２とエンドレスベルト７が分離するときエンド
レスベルト７が離型性を有しているのでエンドレスベル
ト上にトナーが残らない。従って、用紙１２に二次転写
定着されたトナー１４の一部が欠けるなどの画像不良を
起こさない。

【００１１】図２を参照すると、本発明の第二の実施例
は、感光体２５からエンドレスベルト２７へのトナーの
一次転写に電界を形成する転写ローラ２６を用い、エン
ドレスベルト２７から用紙３２へのトナーの二次転写定
着に発熱体２９を用いている。帯電した感光体上のトナ
ー３３は、転写ローラ２６に電圧を印加し電界を形成す
ることにより、感光体２５とエンドレスベルト２７の接
触部でエンドレスベルト２７へ一次転写される。

【００１２】ここで転写ローラ２６に電圧を印加せず電
界を形成しないとエンドレスベルト２７が離型性を有し
粘着性を有していないため、帯電した感光体上のトナー
３３はエンドレスベルト２７に転写されない。

【００１３】エンドレスベルト２７に転写されたトナー
３４は加圧ローラ３１とエンドレスベルト２７の接触部
で用紙３２に二次転写及び定着を同時に行われる。この
二次転写及び定着では熱源に発熱体２９を用い、エンド
レスベルト２７を介して加熱している。また、発熱体２
９をエンドレスベルト２７に接触させることにより熱効
率を上げている。

【００１４】上述した第一および第二の実施例において
、一次転写器としてブラシに電圧を印加することにより
電荷を発生するブラシ転写器を、二次転写定着器として
発熱体を筒状あるいは円柱状に形成した発熱ローラを用
いても良い。

【００１５】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、静電気力
を用いて像担持体上の像をエンドレスベルトに一次転写
することにより、エンドレスベルトに離型性をもたせる
ことができるので、一次転写及び二次転写定着で十分な
転写が行われ、結果として媒体上の像の一部が欠けたり
、像が薄くなるなどの不良のない画像が得られるという
効果がある。

【００１６】また、エンドレスベルトが離型性を有して
いるので二次転写定着部では、媒体がエンドレスベルト
に巻き付いて離れなくなったり、像がエンドレスベルト
上に残り次回の二次転写定着で残像が媒体に印刷される
という不具合を起こさないという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第一の実施例を示す断面図である。

【図２】本発明の第二の実施例を示す断面図である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　像担持体の像形成面に像を形成する像
   形成器と、前記像担持体上の像を離型性を有するエンド
   レスベルトに静電気力により一次転写させる一次転写器
   と、前記エンドレスベルトを前記像形成面において記録
   媒体と接触させ加圧及び加熱することにより前記エンド
   レスベルト上に形成された像を前記記録媒体上に二次転
   写及び定着を行う二次転写定着器とを有することを特徴
   とする電子写真式印刷装置。
2. 【請求項２】　　前記一次転写器がコロナ転写器である
   請求項１記載の電子写真式印刷装置。
3. 【請求項３】　　前記一次転写器が転写ローラを含む請
   求項１記載の電子写真式印刷装置。