JP2001215837A - 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置

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JP2001215837A
JP2001215837A JP2000023602A JP2000023602A JP2001215837A JP 2001215837 A JP2001215837 A JP 2001215837A JP 2000023602 A JP2000023602 A JP 2000023602A JP 2000023602 A JP2000023602 A JP 2000023602A JP 2001215837 A JP2001215837 A JP 2001215837A
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Masayoshi Kachi
正義 可知
Naoyuki Yamamoto
直之 山本
Makoto Jinzai
誠 陣在
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、定着処理後の定着体及び加圧体の
表面のオフセットトナーを除去し、定着体又は加圧体の
表面に当接若しくは近接する分離爪やサーミスタ等の部
材を汚すことなく連続定着処理でき、画像不良や裏汚れ
のない良好な画像を得ることができる定着装置及びこの
定着装置を備える画像形成装置を提供する。 【解決手段】 定着ローラ71に当接しその表面を清掃
するクリーニングユニット77を備え、内部にワックス
を含有するトナーからなる未定着像を担持する転写材が
定着ローラ71と加圧ローラ72との間に通紙された後
の定着ローラ71表面のトナーを除去可能となるようク
リーニングユニット77を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未定着像を担持す
る記録媒体を定着体と加圧体との間に通紙しながら加熱
及び加圧することにより、上記未定着像を上記記録媒体
に定着させる定着装置及びこの定着装置を備える画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を採用する画像形成
装置としては、米国特許第2297691号明細書、特
公昭42−23910号公報及び特公昭43−2474
8号公報等に記載されているような多数の方法が知られ
ている。
【0003】かかる画像形成装置にあっては、一般的
に、光導電性物質を利用して種々の手段により感光体上
に電気的潜像を形成し、次いで該潜像をトナーを用いて
現像し、必要に応じて直接的或いは間接的手段を用いて
紙等の記録媒体たる転写材にトナー画像を転写した後、
圧力、加熱及び加圧、或いは溶剤蒸気等により定着して
複写物を得る。一方、感光体上に転写せずに残ったトナ
ーは種々の方法でクリーニングされる。そして、再度上
述の工程が繰り返されて連続複写がなされる。
【0004】ここで、一般的なフルカラー画像を形成す
る方法について説明する。
【0005】先ず、感光体である感光体ドラムの表面を
一次帯電器によって均一に帯電させておき、この感光ド
ラム上に、原稿のマゼンタ用の画像信号にて変調された
レーザー光により画像露光を行って静電潜像を形成し、
次いで、該静電潜像を、マゼンタトナーを保有するマゼ
ンタ現像器により現像してマゼンタトナー画像を感光ド
ラム上に形成する。この感光ドラムに現像されたマゼン
タトナー画像は、次に、搬送されてくる転写材(記録
材)上に、転写帯電器によって直接的或いは間接的な手
段を用いて転写される。
【0006】一方、静電潜像の現像が行なわれ、その
後、転写材上へのトナー画像の転写が行われた後の感光
ドラムは、除電用帯電器により除電され、クリーニング
手段によってドラム上に残ったマゼンタトナーのクリー
ニングが行なわれた後、再び一次帯電器によって帯電さ
れ、その後は、上記のマゼンタトナーの場合と同様の操
作がなされて、シアントナー画像の形成及び上記のマゼ
ンタトナー画像を転写した転写材へのシアントナー画像
の転写が行われる。その後、更にイエロー色、ブラック
色の場合も上記と同様の操作が順次行われて、4色の未
定着トナー画像が転写材上に形成される。更に、転写材
上の4色の未定着トナー画像は、定着ローラにより熱及
び圧力の少なくとも一方の作用で、転写材に定着されて
フルカラー画像が形成される。
【0007】近年、このような画像形成方法が用いられ
る画像形成装置は、一般に言われているオリジナル原稿
を複写するための単なる事務処理用複写機だけでなく、
業務用コンピュータのデータ出力手段としてのプリンタ
ーはもとより、個人向けのパーソナルコピーの分野にお
いても使われ始めている。更に、レーザービームプリン
ターに代表される分野以外にも、基本エンジンを応用し
た普通紙ファックスへの展開も急激に発展を遂げつつあ
る。
【0008】そのため、画像形成装置の更なる小型化、
軽量化、高速化、高画質化及び高信頼性が厳しく追求さ
れてきており、画像形成装置は種々の点で、よりシンプ
ルな要素で横成されるようになってきている。
【0009】従来、定着ローラ表面へのトナー付着を防
止する目的で、定着ローラの表面をトナーに対して離型
性に優れた材料、例えばシリコーンゴムやフッ素系樹脂
等で形成し、更にその表面に、オフセット防止及びロー
ラ表面の疲労を防止する目的で、シリコーンオイルやフ
ッ素オイルのような離型性の高い液体の薄膜で定着ロー
ラ表面を被覆することが行われている。
【0010】しかしながら、この方法はトナーのオフセ
ットを防止する点では極めて有効であるが、オフセット
防止用オイルを供給するための装置が必要であるので、
定着装置が複雑になる等の問題点を有するのみならず、
オイル塗布によって定着ローラを構成している基材とそ
の上に被覆された弾性層間の剥離を引き起こし、結果的
に定着ローラの短寿命化を促進するという弊害を生じる
虞もある。
【0011】そこで、オイル塗布装置を有さず装置の小
型化を可能にする手段として、ワックスをトナーに含有
し、軟化点が低く、かつ溶融粘度の低いシャープメルト
性の高い重合トナーを使用することが好ましい。かかる
シャープメルト重合トナーを使用することにより、複写
物の色再現範囲が広がり、原稿像に忠実なカラーコピー
を得ることが可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシャープメルト性の高いカラー重合トナーは、一般
に定着ローラとの親和性が高いため、定着時に定着ロー
ラにオフセットしやすい傾向がある。
【0013】特に、カラー画像形成装置において用いら
れる定着装置の場合には、先に説明したょうに、転写材
上にマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックと複数のト
ナー層が形成されるため、トナー層厚が増大するので特
にオフセットが発生し易い。そのため、分離爪やサーミ
スタ、サーモスイッチ等にオフセットトナーが付着して
しまう。
【0014】この問題に対して、オイル塗布することな
くクリーニングローラやクリーニングパットを定着ロー
ラ表面に当接させてオフセットトナーを捕集し除去する
ことも行われているが、捕集できないオフセットトナー
が多くあるため、使用枚数が進むにつれて分離爪やサー
ミスタにオフセットトナーが付着し、画像不良や裏汚れ
の原因となっている。
【0015】そこで、本発明は、定着処理後の定着体及
び加圧体の表面のオフセットトナーを除去し、定着体又
は加圧体の表面に当接若しくは近接する分離爪やサーミ
スタ等の部材を汚すことなく連続定着処理でき、画像不
良や裏汚れのない良好な画像を得ることができる定着装
置及びこの定着装置を備える画像形成装置の提供を目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、互いに圧接回転する定着体及び加圧体と、該定着
体及び該加圧体のうち少なくとも定着体を加熱する加熱
手段とを備え、未定着像を担持する記録媒体を上記定着
体と上記加圧体との間に通紙しながら加熱及び加圧する
ことにより、上記未定着像を上記記録媒体に定着させる
定着装置において、定着体及び加圧体のうち少なくとも
定着体に当接しその表面を清掃するクリーニング部材を
備え、クリーニング部材は、内部にワックスを含有する
トナーからなる未定着像を担持する記録媒体が定着体と
加圧体との間に通紙された後の定着体又は加圧体の表面
のトナーを除去可能に構成されているという第一の発明
によって達成される。
【0017】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、クリーニング部材は、表層が繊維状をな
すクリーニングウェブであるという第二の発明によって
も達成される。
【0018】更に、本出願によれば、上記目的は、第二
の発明において、クリーニングウェブは、繊維の直径が
3.0デニール以下であるという第三の発明によっても
達成される。
【0019】又、本出願によれば、上記目的は、第二の
発明又は第三の発明において、クリーニングウェブは、
目付量が20g/m2以上70g/m2以下であるという
第四の発明によっても達成される。
【0020】更に、本出願によれば、上記目的は、第二
の発明乃至第四の発明のいずれかにおいて、クリーニン
グウェブは、粘度が10,000cSt以上30,00
0cSt以下のシリコーンオイルを含浸しているという
第五の発明によっても達成される。
【0021】又、本出願によれば、上記目的は、潜像を
担持する潜像担持体と、内部にワックスを含有するトナ
ーを該潜像担持体に付与することにより上記潜像をトナ
ー像として可視化して現像する現像装置と、潜像担持体
上のトナー像を記録媒体上に未定着像として転写する転
写手段と、第一の発明の定着装置を備えるという第六の
発明によっても達成される。
【0022】更に、本出願によれば、上記目的は、第六
の発明において、クリーニング部材は、表層が繊維状を
なすクリーニングウェブであるという第七の発明によっ
ても達成される。
【0023】又、本出願によれば、上記目的は、第七の
発明において、クリーニングウェブは、繊維の直径が
3.0デニール以下であるという第八の発明によっても
達成される。
【0024】更に、本出願によれば、上記目的は、第七
の発明又は第八の発明において、クリーニングウェブ
は、目付量が20g/m2以上70g/m2以下であると
いう第九の発明によっても達成される。
【0025】又、本出願によれば、上記目的は、第七の
発明乃至第九の発明のいずれかにおいて、クリーニング
ウェブは、粘度が10,000cSt以上30,000
cSt以下のシリコーンオイルを含浸しているという第
十の発明によっても達成される。
【0026】即ち、本出願にかかる第一の発明にあって
は、クリーニング部材が、内部にワックスを含有するト
ナーからなる未定着像を担持する記録媒体が定着体と加
圧体との間に通紙された後の定着体又は加圧体の表面の
トナーを除去する。
【0027】又、本出願にかかる第二の発明にあって
は、クリーニング部材に備えられたクリーニングウェブ
が、内部にワックスを含有するトナーからなる未定着像
を担持する記録媒体が定着体と加圧体との間に通紙され
た後の定着体又は加圧体の表面のトナーを除去する。
【0028】更に、本出願にかかる第三の発明にあって
は、繊維の直径の適正化が図られたクリーニングウェブ
が、内部にワックスを含有するトナーからなる未定着像
を担持する記録媒体が定着体と加圧体との間に通紙され
た後の定着体又は加圧体の表面のトナーを除去する。
【0029】又、本出願にかかる第四の発明にあって
は、繊維の目付量の適正化が図られたクリーニングウェ
ブが、内部にワックスを含有するトナーからなる未定着
像を担持する記録媒体が定着体と加圧体との間に通紙さ
れた後の定着体又は加圧体の表面のトナーを除去する。
【0030】更に、本出願にかかる第五の発明にあって
は、粘度の適正化が図られたシリコーンオイルを含浸す
るクリーニングウェブが、内部にワックスを含有するト
ナーからなる未定着像を担持する記録媒体が定着体と加
圧体との間に通紙された後の定着体又は加圧体の表面の
トナーを除去する。
【0031】又、本出願にかかる第六の発明にあって
は、クリーニング部材が、内部にワックスを含有するト
ナーからなる未定着像を担持する記録媒体が定着体と加
圧体との間に通紙された後の定着体又は加圧体の表面の
トナーを除去する。
【0032】更に、本出願にかかる第七の発明にあって
は、クリーニング部材に備えられたクリーニングウェブ
が、内部にワックスを含有するトナーからなる未定着像
を担持する記録媒体が定着体と加圧体との間に通紙され
た後の定着体又は加圧体の表面のトナーを除去する。
【0033】又、本出願にかかる第八の発明にあって
は、繊維の直径の適正化が図られたクリーニングウェブ
が、内部にワックスを含有するトナーからなる未定着像
を担持する記録媒体が定着体と加圧体との間に通紙され
た後の定着体又は加圧体の表面のトナーを除去する。
【0034】更に、本出願にかかる第九の発明にあって
は、繊維の目付量の適正化が図られたクリーニングウェ
ブが、内部にワックスを含有するトナーからなる未定着
像を担持する記録媒体が定着体と加圧体との間に通紙さ
れた後の定着体又は加圧体の表面のトナーを除去する。
【0035】又、本出願にかかる第十の発明にあって
は、粘度の適正化が図られたシリコーンオイルを含浸す
るクリーニングウェブが、内部にワックスを含有するト
ナーからなる未定着像を担持する記録媒体が定着体と加
圧体との間に通紙された後の定着体又は加圧体の表面の
トナーを除去する。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0037】(第一の実施形態)先ず、本発明の第一の
実施形態について説明する。
【0038】図1は、本発明の第一の実施形態にかかる
画像形成装置の概略構成を示す模式的断面図である。か
かる画像形成装置は、トナー及びキャリアを含有する二
成分現像剤を用いる電子写真フルカラー複写機である。
【0039】かかる画像形成装置は、静電潜像担持体と
しての電子写真感光体ドラム(以下、感光体という)1
1を有し、感光体11は、OPC、アモルフアスSi等
の感光材料層をアルミニウムやニッケル等のシリンダ上
の基板上に形成したものであり、図中矢印A方向に所定
のプロセススピードで回転駆動されるようになってい
る。
【0040】かかる画像形成装置にあっては、先ず、感
光体11の表面が1次帯電器21によって一様帯電され
た後、画像信号に対応した画像露光31がなされる。画
像露光31は、LEDにより実行される。該LEDによ
り発せられた画像露光は結像レンズを経た後、感光体1
1に照射され、その露光部の表面電位を画像信号レベル
に応じて減衰させることにより、静電潜像を形成する。
尚、本実施形態の露光装置としては、LEDのみでなく
半導体レーザ素子等も使用可能である。
【0041】このようにして感光体11上に形成された
潜像は、トナー及びキャリアを含有する二成分現像剤を
用いる現像器40によって現像される。ここで、現像器
40は、イエロー現像器41、マゼンタ現像器42、シ
アン現像器43、ブラック現像器44の4色の現像器か
らなる。各現像器における現像の順番は、最初にイエロ
ー現像器41、その後マゼンタ、シアン、ブラックの順
で各現像器が感光体11に選択的に接して現像が行われ
る。現像器40においては、交流電圧と直流電圧を重畳
したバイアス電圧を印加することにより、感光体11に
形成された静電潜像を反転現像する。
【0042】このようにして、感光体11上にトナー像
が形成される。次いで、帯電器(図示せず)によってト
ナー像に対してDC電圧にAC電圧を重畳した電圧が印
加されることにより、トナーのトリボが最適化される。
そして、該トナー像は図中矢印B方向に回転する転写ド
ラム51に静電的に付着した記録紙等の記録媒体たる転
写材61に転写された後、該転写材61は分離帯電器5
2による帯電及び転写ドラム51の曲率により、転写ド
ラム51から剥離される。そして、トナー像の転写を受
けた転写材61は、定着装置たる定着器70に搬送され
て定着処理を施された後、機外へ排出される。
【0043】一方、感光体11は、クリーニング器81
によって残留トナーを除去された後、次の画像形成プロ
セスに供される。
【0044】次に、定着器70の構成について図2に基
づき説明する。
【0045】図2は、定着器70の概略構成を示す模式
的断面図である。
【0046】定着器70は、図2に示すように、図中矢
印方向に所定のプロセススピードで互いに圧接回転する
定着体たる定着ローラ71と中空の加圧体たる加圧ロー
ラ72とを備えている。定着ローラ71と加圧ローラ7
2が圧接することにより定着ローラ71と加圧ローラ7
2との間に一定のニップが形成されることとなる。
【0047】又、定着器70は、定着ローラ71を加熱
する加熱手段たるハロゲンヒータ78と、転写ドラム5
1からの転写材を定着器70内に導入するための入口ガ
イド73と、表層がポリイミドからなり定着ローラ71
に当接し定着ローラ71の温度を検知する接触式サーミ
スタ74と、表層がポリイミドからなり定着ローラ71
に当接し定着ローラ71の温度が異常値となった際に電
源からハロゲンヒータ78への電力の供給を強制的に切
断する接触式サーモスイッチ75と、ニップを通過した
後の転写材61を定着ローラ71から分離する分離爪7
6と、定着ローラ71の表面を清掃するクリーニング部
材たるクリーニングユニット77とを備えている。
【0048】本実施形態にかかる定着器70にあって
は、電源投入とともにハロゲンヒータ78が点灯し定着
ローラ71を加熱する。そして、定着ローラ71が所定
の温度調節温度に達するとスタンバイ状態となり、コピ
ーが可能となる。尚、本実施形態では、温度調節温度が
180℃となっている。
【0049】転写ドラム51から剥離された転写材61
が入口ガイド73上を移動し、回転中の定着ローラ71
と加圧ローラ72との間のニップ部に進入し、転写材6
1上のトナー像を圧力及び熱によって永久画像として定
着する。その後、転写材61は、分離爪76若しくは転
写材61の自重によって分離され、排紙部に搬送され
る。
【0050】ニップ部でトナー像の定着に供した定着ロ
ーラ71は、クリーニングユニット77によってオフセ
ットしたトナー、紙粉等を清掃され、次の定着プロセス
に供される。
【0051】次に、定着器70に備えられたクリーニン
グユニット77について説明する。
【0052】図3は、定着ローラ71の表面の清掃を行
うクリーニングユニット77の構成図である。
【0053】クリーニングユニット77は、図3に示す
ように、定着ローラ71表面をクリーニングするための
クリーニングウェブ104と、クリーニングウェブ10
4を定着ローラ71に押し当てるためのウェブローラ1
03と、クリーニングウェブ104を送るための送りロ
ーラ102と、クリーニングウェブ104を巻き取るた
めの巻き取りローラ101とを有している。
【0054】クリーニングユニット77にあっては、定
着動作開始前の状態では、クリーニングウェブ104が
送りローラ102に巻かれている。定着動作が所定の回
数だけ行われると、所定の量だけ巻き取りローラ101
が回転し、クリーニングウェブ104を巻き取り、常に
新しいウェブ面が定着ローラ71に接触するように制御
されている。本実施形態では、A4サイズの紙を5枚通
紙する毎にクリーニングウェブ104を0.5mm送る
ようになっている。
【0055】ウェブローラ103の材質には発砲シリコ
ーンゴムローラを、クリーニングウェブ104はアラミ
ド繊維とポリエステルとを7:3の割合で配合したもの
を用いている。
【0056】次に、本実施形態と同様の構成のクリーニ
ングユニットのクリーニングウェブの条件を変化させそ
の評価を行なう実験について説明する。
【0057】本実施形態と同様の構成の定着装置を用
いて、クリーニングウェブの繊維の直径を1.0デニー
ル、2.0デニール、3.0デニール、4.0デニー
ル、5.0デニールと変化させて実験を行った。
【0058】本実験は、マゼンタ25%ハーフトーンを
10枚間欠で通紙し、何枚目で紙の裏面に汚れが発生す
るかで評価を行った。この時、クリーニングウェブの目
付量を50g/m2、クリーニングウェブに含浸させた
シリコーンオイルの粘度を10,000cStとした。
本実験の結果を表1に示す。
【0059】
【表1】
【0060】表1より、デニール量が大きくなるにした
がって裏汚れが早く発生していた。この結果より、クリ
ーニングウェブ104の繊維の直径は3.0デニール以
下にするのがよい。
【0061】本実施形態と同様の構成の定着装置を用
いて、クリーニングウェブの目付量を10g/m2、2
0g/m2、50g/m2、70g/m2、90g/m2
変化させて実験を行った。
【0062】本実験は、マゼンタ25%ハーフトーンを
10枚間欠で通紙し、何枚目で紙の裏面に汚れが発生す
るかで評価を行った。この時、クリーニングウェブの繊
維の直径を3.0デニール、クリーニングウェブに含浸
させたシリコーンオイルの粘度を10,000cStと
した。本実験の結果を表2に示す。
【0063】
【表2】
【0064】表2 目付量と裏汚れ発生枚数 表2より、目付量が20g/m2〜70g/m2に対し、
目付量が10g/m2及び90g/m2のときは極端に裏
汚れの発生枚数がはやくなることがわかる。これらの結
果から、クリーニングウェブ104の目付量は20〜7
0g/m2にするのがよい。
【0065】本実施形態と同様の構成の定着装置を用
いて、クリーニングウェブに含浸させたシリコーンオイ
ルの粘度を10,000cSt、30,000cSt、
50,000cStと変化させて実験を行った。オイル
の粘度を10,000cSt以下にすると、クリーニン
グウェブからシリコーンオイルが分離してしまうため、
10,000cSt以上のものを用いた。
【0066】本実験は、マゼンタ25%ハーフトーンを
10枚間欠で通紙し、何枚目で紙の裏面に汚れが発生す
るかで評価を行った。この時、クリーニングウェブの繊
維の直径を3.0デニール、目付量を50g/m2とし
た。本実験の結果を表3に示す。
【0067】
【表3】
【0068】表3より、オイル粘度が30,000cS
tを超えると、急激に裏汚れの発生が速くなることがわ
かる。これらの結果から、クリーニングウェブ104に
含浸させるシリコーンオイルの粘度は、10,000〜
30,000cStにするのがよい。
【0069】上記の結果より、定着ローラに直径3.0
デニール以下、目付量20〜70g/m2、オイル粘度
10,000〜30,000cStのクリーニングウェ
ブを当接させることによって、べた画像を100,00
0枚とっても裏汚れのない画像を得ることができる。
【0070】(第二の実施形態)次に、本発明にかかる
第二の実施形態について説明する。尚、第一の実施形態
と同様の構成に関しては、その説明を省略する。
【0071】図4は、本実施形態にかかる定着装置の概
略構成を示す模式的断面図である。本実施形態にかかる
定着装置は、クリーニングウェブを定着体に当接させる
ためのウェブローラを二本用いている。
【0072】かかる定着装置は、図4に示すように、図
中矢印方向に所定のプロセススピードで互いに圧接回転
する定着体たる定着ローラ171と中空の加圧体たる加
圧ローラ172とを備えている。定着ローラ171と加
圧ローラ172が圧接することにより定着ローラ171
と加圧ローラ172との間に一定のニップが形成される
こととなる。
【0073】又、かかる定着装置は、定着ローラ171
を加熱する加熱手段たるハロゲンヒータ178と、転写
ドラム51からの転写材を定着装置内に導入するための
入口ガイド173と、表層がポリイミドからなり定着ロ
ーラ171に当接し定着ローラ171の温度を検知する
接触式サーミスタ174と、表層がポリイミドからなり
定着ローラ171に当接し定着ローラ171の温度が異
常値となった際に電源からハロゲンヒータ178への電
力の供給を強制的に切断する接触式サーモスイッチ17
5と、ニップを通過した後の転写材61を定着ローラ1
71から分離する分離爪176と、定着ローラ171の
表面を清掃するクリーニング部材たるクリーニングユニ
ット177とを備えている。
【0074】本実施形態にかかる定着装置にあっては、
電源投入とともにハロゲンヒータ178が点灯し定着ロ
ーラ171を加熱する。そして、定着ローラ171が所
定の温度調節温度に達するとスタンバイ状態となり、コ
ピーが可能となる。尚、本実施形態では、温度調節温度
が180℃となっている。
【0075】転写ドラム51から剥離された転写材61
が入口ガイド173上を移動し、回転中の定着ローラ1
71と加圧ローラ172との間のニップ部に進入し、転
写材61上のトナー像を圧力及び熱によって永久画像と
して定着する。その後、転写材61は、分離爪176若
しくは転写材61の自重によって分離され、排紙部に搬
送される。
【0076】ニップ部でトナー像の定着に供した定着ロ
ーラ171は、クリーニングユニット177によってオ
フセットしたトナー、紙粉等を清掃され、次の定着プロ
セスに供される。
【0077】次に、定着装置に備えられたクリーニング
ユニット177について説明する。
【0078】図5は、定着ローラ171の表面の清掃を
行うクリーニングユニット177の構成図である。
【0079】クリーニングユニット177は、図5に示
すように、定着ローラ171表面をクリーニングするた
めのクリーニングウェブ206と、クリーニングウェブ
206を定着ローラ171に押し当てるためのウェブロ
ーラ203,204と、クリーニングウェブ206を送
るための送りローラ202と、クリーニングウェブ20
6を巻き取るための巻き取りローラ201とを有してい
る。
【0080】クリーニングユニット177にあっては、
定着動作開始前の状態では、クリーニングウェブ206
が送りローラ202に巻かれている。定着動作が所定の
回数だけ行われると、所定の量だけ巻き取りローラ20
1が回転し、クリーニングウェブ206を巻き取り、常
に新しいウェブ面が定着ローラ171に接触するように
制御されている。本実施形態では、A4サイズの紙を5
枚通紙する毎にクリーニングウェブ206を0.5mm
送るようになっている。
【0081】ウェブローラ203,204の材質には発
砲シリコーンゴムローラを、クリーニングウェブ206
はアラミド繊維とポリエステルとを7:3の割合で配合
したものを用いている。
【0082】次に、本実施形態と同様の構成のクリーニ
ングユニットのクリーニングウェブの条件を変化させそ
の評価を行なう実験について説明する。
【0083】本実施形態と同様の構成の定着装置を用
いて、クリーニングウェブの繊維の直径を1.0デニー
ル、2.0デニール、3.0デニール、4.0デニー
ル、5.0デニールと変化させて実験を行った。
【0084】本実験は、マゼンタ25%ハーフトーンを
10枚間欠で通紙し、何枚目で紙の裏面に汚れが発生す
るかで評価を行った。この時、クリーニングウェブの目
付量を50g/m2、クリーニングウェブに含浸させた
シリコーンオイルの粘度を10,000cStとした。
本実験の結果を表4に示す。
【0085】
【表4】
【0086】表4より、デニール量が大きくなるにした
がって裏汚れが早く発生していた。この結果より、クリ
ーニングウェブ206の繊維の直径は3.0デニール以
下にするのがよい。
【0087】本実施形態と同様の構成の定着装置を用
いて、クリーニングウェブの目付量を10g/m2、2
0g/m2、50g/m2、70g/m2、90g/m2
変化させて実験を行った。
【0088】本実験は、マゼンタ25%ハーフトーンを
10枚間欠で通紙し、何枚目で紙の裏面に汚れが発生す
るかで評価を行った。この時、クリーニングウェブの繊
維の直径を3.0デニール、クリーニングウェブに含浸
させたシリコーンオイルの粘度を10,000cStと
した。本実験の結果を表5に示す。
【0089】
【表5】
【0090】表5より、目付量が20g/m2〜70g
/m2に対し、目付量が10g/m2及び90g/m2
ときは極端に裏汚れの発生枚数がはやくなることがわか
る。これらの結果から、クリーニングウェブ206の目
付量は20〜70g/m2にするのがよい。
【0091】本実施形態と同様の構成の定着装置を用
いて、クリーニングウェブに含浸させたシリコーンオイ
ルの粘度を10,000cSt、30,000cSt、
50,000cStと変化させて実験を行った。オイル
の粘度を10,000cSt以下にすると、クリーニン
グウェブからシリコーンオイルが分離してしまうため、
10,000cSt以上のものを用いた。
【0092】本実験は、マゼンタ25%ハーフトーンを
10枚間欠で通紙し、何枚目で紙の裏面に汚れが発生す
るかで評価を行った。この時、クリーニングウェブの繊
維の直径を3.0デニール、目付量を50g/m2とし
た。本実験の結果を表6に示す。
【0093】
【表6】
【0094】表6より、オイル粘度が30,000cS
tを超えると、急激に裏汚れの発生が速くなることがわ
かる。これらの結果から、クリーニングウェブ206に
含浸させるシリコーンオイルの粘度は、10,000〜
30,000cStにするのがよい。
【0095】上記の結果より、定着ローラに直径3.0
デニール以下、目付量20〜70g/m2、オイル粘度
10,000〜30,000cStのクリーニングウェ
ブを当接させることによって、べた画像を100,00
0枚とっても裏汚れのない画像を得ることができる。
【0096】(第三の実施形態)次に、本発明にかかる
第三の実施形態について説明する。尚、第一の実施形態
と同様の構成に関しては、その説明を省略する。
【0097】図6は、本実施形態にかかる定着装置の概
略構成を示す模式的断面図である。本実施形態にかかる
定着装置は、クリーニングウェブの両面が定着体に当接
するよう構成されている。
【0098】かかる定着装置は、図6に示すように、図
中矢印方向に所定のプロセススピードで互いに圧接回転
する定着体たる定着ローラ271と中空の加圧体たる加
圧ローラ272とを備えている。定着ローラ271と加
圧ローラ272が圧接することにより定着ローラ271
と加圧ローラ272との間に一定のニップが形成される
こととなる。
【0099】又、かかる定着装置は、定着ローラ271
を加熱する加熱手段たるハロゲンヒータ278と、転写
ドラム51からの転写材を定着装置内に導入するための
入口ガイド273と、表層がポリイミドからなり定着ロ
ーラ271に当接し定着ローラ271の温度を検知する
接触式サーミスタ274と、表層がポリイミドからなり
定着ローラ271に当接し定着ローラ271の温度が異
常値となった際に電源からハロゲンヒータ278への電
力の供給を強制的に切断する接触式サーモスイッチ27
5と、ニップを通過した後の転写材61を定着ローラ2
71から分離する分離爪276と、定着ローラ271の
表面を清掃するクリーニング部材たるクリーニングユニ
ット277とを備えている。
【0100】本実施形態にかかる定着装置にあっては、
電源投入とともにハロゲンヒータ278が点灯し定着ロ
ーラ271を加熱する。そして、定着ローラ271が所
定の温度調節温度に達するとスタンバイ状態となり、コ
ピーが可能となる。尚、本実施形態では、温度調節温度
が180℃となっている。
【0101】転写ドラム51から剥離された転写材61
が入口ガイド273上を移動し、回転中の定着ローラ2
71と加圧ローラ272との間のニップ部に進入し、転
写材61上のトナー像を圧力及び熱によって永久画像と
して定着する。その後、転写材61は、分離爪276若
しくは転写材61の自重によって分離され、排紙部に搬
送される。
【0102】ニップ部でトナー像の定着に供した定着ロ
ーラ271は、クリーニングユニット277によってオ
フセットしたトナー、紙粉等を清掃され、次の定着プロ
セスに供される。
【0103】次に、定着装置に備えられたクリーニング
ユニット277について説明する。
【0104】図7は、定着ローラ271の表面の清掃を
行うクリーニングユニット277の構成図である。
【0105】クリーニングユニット277は、図7に示
すように、定着ローラ271表面をクリーニングするた
めのクリーニングウェブ306と、クリーニングウェブ
306を定着ローラ271に押し当てるためのウェブロ
ーラ303,304と、クリーニングウェブ306を送
るための送りローラ302と、クリーニングウェブ30
6を巻き取るための巻き取りローラ301とを有してい
る。
【0106】クリーニングユニット277にあっては、
定着動作開始前の状態では、クリーニングウェブ306
が送りローラ302に巻かれている。定着動作が所定の
回数だけ行われると、所定の量だけ巻き取りローラ30
1が回転し、クリーニングウェブ306を巻き取り、常
に新しいウェブ面が定着ローラ271に接触するように
制御されている。本実施形態では、A4サイズの紙を5
枚通紙する毎にクリーニングウェブ306を0.5mm
送るようになっている。
【0107】ウェブローラ303,304の材質には発
砲シリコーンゴムローラを、クリーニングウェブ306
はアラミド繊維とポリエステルとを7:3の割合で配合
したものを用いている。
【0108】次に、本実施形態と同様の構成のクリーニ
ングユニットのクリーニングウェブの条件を変化させそ
の評価を行なう実験について説明する。
【0109】本実施形態と同様の構成の定着装置を用
いて、クリーニングウェブの繊維の直径を1.0デニー
ル、2.0デニール、3.0デニール、4.0デニー
ル、5.0デニールと変化させて実験を行った。
【0110】本実験は、マゼンタ25%ハーフトーンを
10枚間欠で通紙し、何枚目で紙の裏面に汚れが発生す
るかで評価を行った。この時、クリーニングウェブの目
付量を50g/m2、クリーニングウェブに含浸させた
シリコーンオイルの粘度を10,000cStとした。
本実験の結果を表7に示す。
【0111】
【表7】
【0112】表7より、デニール量が大きくなるにした
がって裏汚れが早く発生していた。この結果より、クリ
ーニングウェブ306の繊維の直径は3.0デニール以
下にするのがよい。
【0113】本実施形態と同様の構成の定着装置を用
いて、クリーニングウェブの目付量を10g/m2、2
0g/m2、50g/m2、70g/m2、90g/m2
変化させて実験を行った。
【0114】本実験は、マゼンタ25%ハーフトーンを
10枚間欠で通紙し、何枚目で紙の裏面に汚れが発生す
るかで評価を行った。この時、クリーニングウェブの繊
維の直径を3.0デニール、クリーニングウェブに含浸
させたシリコーンオイルの粘度を10,000cStと
した。本実験の結果を表8に示す。
【0115】
【表8】
【0116】表8より、目付量が20g/m2〜70g
/m2に対し、目付量が10g/m2及び90g/m2
ときは極端に裏汚れの発生枚数がはやくなることがわか
る。これらの結果から、クリーニングウェブ306の目
付量は20〜70g/m2にするのがよい。
【0117】本実施形態と同様の構成の定着装置を用
いて、クリーニングウェブに含浸させたシリコーンオイ
ルの粘度を10,000cSt、30,000cSt、
50,000cStと変化させて実験を行った。オイル
の粘度を10,000cSt以下にすると、クリーニン
グウェブからシリコーンオイルが分離してしまうため、
10,000cSt以上のものを用いた。
【0118】本実験は、マゼンタ25%ハーフトーンを
10枚間欠で通紙し、何枚目で紙の裏面に汚れが発生す
るかで評価を行った。この時、クリーニングウェブの繊
維の直径を3.0デニール、目付量を50g/m2とし
た。本実験の結果を表9に示す。
【0119】
【表9】
【0120】表9より、オイル粘度が30,000cS
tを超えると、急激に裏汚れの発生が速くなることがわ
かる。これらの結果から、クリーニングウェブ306に
含浸させるシリコーンオイルの粘度は、10,000〜
30,000cStにするのがよい。
【0121】上記の結果より、定着ローラに直径3.0
デニール以下、目付量20〜70g/m2、オイル粘度
10,000〜30,000cStのクリーニングウェ
ブを当接させることによって、べた画像を100,00
0枚とっても裏汚れのない画像を得ることができる。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、クリーニング部材が、内部にワック
スを含有するトナーからなる未定着像を担持する記録媒
体が定着体と加圧体との間に通紙された後の定着体又は
加圧体の表面のトナーを除去するようになっているの
で、定着処理後の定着体及び加圧体の表面のオフセット
トナーを除去し、定着体又は加圧体表面に当接若しくは
近接する分離爪やサーミスタ等の部材を汚すことなく連
続定着処理でき、画像不良や裏汚れのない良好な画像を
得ることができる。
【0123】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
クリーニング部材に備えられたクリーニングウェブが、
内部にワックスを含有するトナーからなる未定着像を担
持する記録媒体が定着体と加圧体との間に通紙された後
の定着体又は加圧体の表面のトナーを除去するようにな
っているので、定着処理後の定着体及び加圧体の表面の
オフセットトナーを除去し、定着体又は加圧体表面に当
接若しくは近接する分離爪やサーミスタ等の部材を汚す
ことなく連続定着処理でき、画像不良や裏汚れのない良
好な画像を得ることができる。
【0124】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、繊維の直径の適正化が図られたクリーニングウェブ
が、内部にワックスを含有するトナーからなる未定着像
を担持する記録媒体が定着体と加圧体との間に通紙され
た後の定着体又は加圧体の表面のトナーを除去するよう
になっているので、定着処理後の定着体及び加圧体の表
面のオフセットトナーを除去し、定着体又は加圧体表面
に当接若しくは近接する分離爪やサーミスタ等の部材を
汚すことなく連続定着処理でき、画像不良や裏汚れのな
い良好な画像を得ることができる。
【0125】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
繊維の目付量の適正化が図られたクリーニングウェブ
が、内部にワックスを含有するトナーからなる未定着像
を担持する記録媒体が定着体と加圧体との間に通紙され
た後の定着体又は加圧体の表面のトナーを除去するよう
になっているので、定着処理後の定着体及び加圧体の表
面のオフセットトナーを除去し、定着体又は加圧体表面
に当接若しくは近接する分離爪やサーミスタ等の部材を
汚すことなく連続定着処理でき、画像不良や裏汚れのな
い良好な画像を得ることができる。
【0126】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、粘度の適正化が図られたシリコーンオイルを含浸す
るクリーニングウェブが、内部にワックスを含有するト
ナーからなる未定着像を担持する記録媒体が定着体と加
圧体との間に通紙された後の定着体又は加圧体の表面の
トナーを除去するようになっているので、定着処理後の
定着体及び加圧体の表面のオフセットトナーを除去し、
定着体又は加圧体表面に当接若しくは近接する分離爪や
サーミスタ等の部材を汚すことなく連続定着処理でき、
画像不良や裏汚れのない良好な画像を得ることができ
る。
【0127】又、本出願にかかる第六の発明によれば、
クリーニング部材が、内部にワックスを含有するトナー
からなる未定着像を担持する記録媒体が定着体と加圧体
との間に通紙された後の定着体又は加圧体の表面のトナ
ーを除去するようになっているので、定着処理後の定着
体及び加圧体の表面のオフセットトナーを除去し、定着
体又は加圧体表面に当接若しくは近接する分離爪やサー
ミスタ等の部材を汚すことなく連続定着処理でき、画像
不良や裏汚れのない良好な画像を得ることができる。
【0128】更に、本出願にかかる第七の発明によれ
ば、クリーニング部材に備えられたクリーニングウェブ
が、内部にワックスを含有するトナーからなる未定着像
を担持する記録媒体が定着体と加圧体との間に通紙され
た後の定着体又は加圧体の表面のトナーを除去するよう
になっているので、定着処理後の定着体及び加圧体の表
面のオフセットトナーを除去し、定着体又は加圧体表面
に当接若しくは近接する分離爪やサーミスタ等の部材を
汚すことなく連続定着処理でき、画像不良や裏汚れのな
い良好な画像を得ることができる。
【0129】又、本出願にかかる第八の発明によれば、
繊維の直径の適正化が図られたクリーニングウェブが、
内部にワックスを含有するトナーからなる未定着像を担
持する記録媒体が定着体と加圧体との間に通紙された後
の定着体又は加圧体の表面のトナーを除去するようにな
っているので、定着処理後の定着体及び加圧体の表面の
オフセットトナーを除去し、定着体又は加圧体表面に当
接若しくは近接する分離爪やサーミスタ等の部材を汚す
ことなく連続定着処理でき、画像不良や裏汚れのない良
好な画像を得ることができる。
【0130】更に、本出願にかかる第九の発明によれ
ば、繊維の目付量の適正化が図られたクリーニングウェ
ブが、内部にワックスを含有するトナーからなる未定着
像を担持する記録媒体が定着体と加圧体との間に通紙さ
れた後の定着体又は加圧体の表面のトナーを除去するよ
うになっているので、定着処理後の定着体及び加圧体の
表面のオフセットトナーを除去し、定着体又は加圧体表
面に当接若しくは近接する分離爪やサーミスタ等の部材
を汚すことなく連続定着処理でき、画像不良や裏汚れの
ない良好な画像を得ることができる。
【0131】又、本出願にかかる第十の発明によれば、
粘度の適正化が図られたシリコーンオイルを含浸するク
リーニングウェブが、内部にワックスを含有するトナー
からなる未定着像を担持する記録媒体が定着体と加圧体
との間に通紙された後の定着体又は加圧体の表面のトナ
ーを除去するようになっているので、定着処理後の定着
体及び加圧体の表面のオフセットトナーを除去し、定着
体又は加圧体表面に当接若しくは近接する分離爪やサー
ミスタ等の部材を汚すことなく連続定着処理でき、画像
不良や裏汚れのない良好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に備えられた定着装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【図3】図2の定着装置に備えられたクリーニング部材
の概略構成を示す模式的断面図である。
【図4】本発明の第二の実施形態にかかる定着装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【図5】図4の定着装置に備えられたクリーニング部材
の概略構成を示す模式的断面図である。
【図6】本発明の第三の実施形態にかかる定着装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【図7】図6の定着装置に備えられたクリーニング部材
の概略構成を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
61 転写材(記録媒体) 70 定着器(定着装置) 71 定着ローラ(定着体) 72 加圧ローラ(加圧体) 77 クリーニングユニット(クリーニング部材) 78 ハロゲンヒータ(加熱手段) 104 クリーニングウェブ 171 定着ローラ(定着体) 172 加圧ローラ(加圧体) 177 クリーニングユニット(クリーニング部材) 178 ハロゲンヒータ(加熱手段) 206 クリーニングウェブ 271 定着ローラ(定着体) 272 加圧ローラ(加圧体) 277 クリーニングユニット(クリーニング部材) 278 ハロゲンヒータ(加熱手段) 306 クリーニングウェブ
フロントページの続き (72)発明者 陣在 誠 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H033 BA42 BA51 BA54

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接回転する定着体及び加圧体
    と、該定着体及び該加圧体のうち少なくとも定着体を加
    熱する加熱手段とを備え、未定着像を担持する記録媒体
    を上記定着体と上記加圧体との間に通紙しながら加熱及
    び加圧することにより、上記未定着像を上記記録媒体に
    定着させる定着装置において、定着体及び加圧体のうち
    少なくとも定着体に当接しその表面を清掃するクリーニ
    ング部材を備え、クリーニング部材は、内部にワックス
    を含有するトナーからなる未定着像を担持する記録媒体
    が定着体と加圧体との間に通紙された後の定着体又は加
    圧体の表面のトナーを除去可能に構成されていることを
    特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 クリーニング部材は、表層が繊維状をな
    すクリーニングウェブであることとする請求項1に記載
    の定着装置。
  3. 【請求項3】 クリーニングウェブは、繊維の直径が
    3.0デニール以下であることとする請求項2に記載の
    定着装置。
  4. 【請求項4】 クリーニングウェブは、目付量が20g
    /m2以上70g/m2以下であることとする請求項2又
    は請求項3に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 クリーニングウェブは、粘度が10,0
    00cSt以上30,000cSt以下のシリコーンオ
    イルを含浸していることとする請求項2乃至請求項4の
    いずれか一項に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 潜像を担持する潜像担持体と、内部にワ
    ックスを含有するトナーを該潜像担持体に付与すること
    により上記潜像をトナー像として可視化して現像する現
    像装置と、潜像担持体上のトナー像を記録媒体上に未定
    着像として転写する転写手段と、請求項1に記載の定着
    装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 クリーニング部材は、表層が繊維状をな
    すクリーニングウェブであることとする請求項6に記載
    の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 クリーニングウェブは、繊維の直径が
    3.0デニール以下であることとする請求項7に記載の
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】 クリーニングウェブは、目付量が20g
    /m2以上70g/m2以下であることとする請求項7又
    は請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 クリーニングウェブは、粘度が10,
    000cSt以上30,000cSt以下のシリコーン
    オイルを含浸していることとする請求項7乃至請求項9
    のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2000023602A 2000-02-01 2000-02-01 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 Withdrawn JP2001215837A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7187898B2 (en) * 2003-07-25 2007-03-06 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus having a fixing device for fixing toner including wax on a transfer sheet

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7187898B2 (en) * 2003-07-25 2007-03-06 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus having a fixing device for fixing toner including wax on a transfer sheet

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