JP2548792B2 - カラー画像形成方法 - Google Patents
カラー画像形成方法Info
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- JP2548792B2 JP2548792B2 JP1016309A JP1630989A JP2548792B2 JP 2548792 B2 JP2548792 B2 JP 2548792B2 JP 1016309 A JP1016309 A JP 1016309A JP 1630989 A JP1630989 A JP 1630989A JP 2548792 B2 JP2548792 B2 JP 2548792B2
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真記録方式によってカラー画像を形
成する方法に関するものである。
成する方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、電子写真記録方式を用いてカラー画像を形成す
る場合、カラー原稿の反射光をブルー、グリーン及びレ
ッドの各色の色分解フィルタを通し、各色の静電潜像を
形成するようにしている。
る場合、カラー原稿の反射光をブルー、グリーン及びレ
ッドの各色の色分解フィルタを通し、各色の静電潜像を
形成するようにしている。
第7図は従来のカラー画像形成方法が採用されるカラ
ー電子写真複写機の概略図である(静電気学会誌、第9
巻第4号、p.253−61、1985;特公昭63−34467号公報参
照)。
ー電子写真複写機の概略図である(静電気学会誌、第9
巻第4号、p.253−61、1985;特公昭63−34467号公報参
照)。
図において、反時計回り方向に定速回転する感光体ド
ラム1の表面が、コロナ放電器2によって所定の極性に
帯電させられ、電荷を保持した感光体ドラム1の表面
に、露光光学系3によって原稿像が形成されると、該原
稿像の像領域の濃淡に応じて電荷が消散し、そこに静電
潜像が形成される。該静電潜像は、現像装置4によって
可視像化される。カラー複写機の場合、前記現像装置4
は少なくともイエローの色の現像のための現像装置5、
マゼンタの色の現像のための現像装置6及びシアンの色
の現像のための現像装置7がそれぞれ備えられている。
ラム1の表面が、コロナ放電器2によって所定の極性に
帯電させられ、電荷を保持した感光体ドラム1の表面
に、露光光学系3によって原稿像が形成されると、該原
稿像の像領域の濃淡に応じて電荷が消散し、そこに静電
潜像が形成される。該静電潜像は、現像装置4によって
可視像化される。カラー複写機の場合、前記現像装置4
は少なくともイエローの色の現像のための現像装置5、
マゼンタの色の現像のための現像装置6及びシアンの色
の現像のための現像装置7がそれぞれ備えられている。
そして、これに応じて露光光学系3には、ブルー、グ
リーン及びレッドの各色の色分解フィルタが備えられ
る。前記現像装置4には、必要に応じて画調を整えるた
めのブラックの色の現像のための図示しない現像装置が
配設される。
リーン及びレッドの各色の色分解フィルタが備えられ
る。前記現像装置4には、必要に応じて画調を整えるた
めのブラックの色の現像のための図示しない現像装置が
配設される。
現像は各色ごとに行われる。すなわち、はじめに、ブ
ルーの色の分解フィルタを使用してカラー原稿像を感光
体ドラム1の表面に投影すると、ブルーと補色関係にあ
るイエロー成分に対応した静電潜像が形成される。これ
をイエローの現像装置5によって可視像化する。該イエ
ローの現像装置5の中には、イエローのトナー及びキャ
リアとしての鉄粉から成る現像剤が収容されており、両
者は撹拌(かくはん)混合されて摩擦帯電し、トナーは
静電潜像の電荷とは逆の極性に帯電される。前記イエロ
ーのトナーとキャリアとは現像ローラ5aに吸着され、感
光体ドラム1に近接する現像位置へと搬送される。
ルーの色の分解フィルタを使用してカラー原稿像を感光
体ドラム1の表面に投影すると、ブルーと補色関係にあ
るイエロー成分に対応した静電潜像が形成される。これ
をイエローの現像装置5によって可視像化する。該イエ
ローの現像装置5の中には、イエローのトナー及びキャ
リアとしての鉄粉から成る現像剤が収容されており、両
者は撹拌(かくはん)混合されて摩擦帯電し、トナーは
静電潜像の電荷とは逆の極性に帯電される。前記イエロ
ーのトナーとキャリアとは現像ローラ5aに吸着され、感
光体ドラム1に近接する現像位置へと搬送される。
続いて、同様にグリーン及びレッドの色分解フィルタ
を選択して、マゼンタ及びシアンのトナーの現像を行
い、各色のトナー像を転写ドラム8を介して記録紙9に
転写し、カラー画像を形成するようになっている。
を選択して、マゼンタ及びシアンのトナーの現像を行
い、各色のトナー像を転写ドラム8を介して記録紙9に
転写し、カラー画像を形成するようになっている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来のカラー画像形成方法におい
ては、高価で占有面積の大きい色分解フィルタを使用し
なければならないので、各色分解フィルタを選択するた
めの手段が必要になる。
ては、高価で占有面積の大きい色分解フィルタを使用し
なければならないので、各色分解フィルタを選択するた
めの手段が必要になる。
本発明は、前記従来のカラー画像形成方法の問題点を
解決して、転写フィルムに色分解フィルタの機能を持た
せることによって、カラー画像形成装置の製造コストを
低くすることができ、占有面積を小さくし、小型化する
ことができるカラー画像形成方法を提供することを目的
とする。
解決して、転写フィルムに色分解フィルタの機能を持た
せることによって、カラー画像形成装置の製造コストを
低くすることができ、占有面積を小さくし、小型化する
ことができるカラー画像形成方法を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) そのために、本発明のカラー画像形成方法において
は、感光体ドラムを帯電させる帯電工程と、前記感光体
ドラムの外周に部分的に密接して移動し、かつ、ブル
ー、グリーン及びレッドの各フィルタ部を備えた転写フ
ィルムの上方から前記各フィルタ部のいずれかを介して
原稿からの反射光を透過させ、前記フィルタ部によって
色分解された光を前記感光体ドラムに照射して、該感光
体ドラム上に静電潜像を形成する露光工程と、前記転写
フィルムを介して前記感光体ドラムと対向する位置で、
かつ、該感光体ドラムと前記転写フィルムとの密接位置
と対向する位置に配設されるとともに、前記ブルー、グ
リーン及びレッドの各フィルタ部の色とそれぞれ補色関
係にあるイエロー、マゼンタ及びシアンの各色のトナー
による現像のための複数の現像手段のうち、前記露光工
程で使用されたフィルタ部の色と補色の関係にある色の
トナーを備えた現像手段を使用し、前記転写フィルムの
前記露光工程で使用されたフィルタ部上に、感光体ドラ
ム上の静電潜像に対応させて所定の色のトナーを付着さ
せて、前記転写フィルム上に所定の色のトナー像を形成
する現像工程と、圧接位置及び解放位置の2位置を採り
得る一対のロールを圧接位置に置いて、表面にトナー像
が形成された前記転写フィルムと、該転写フィルム上の
前記トナー像の始端と同期させて送紙される記録紙とを
重ねて前記一対のロール間を通過させ、前記転写フィル
ム上に形成されたトナー像を記録紙に転写し定着する転
写・定着工程とを備える。
は、感光体ドラムを帯電させる帯電工程と、前記感光体
ドラムの外周に部分的に密接して移動し、かつ、ブル
ー、グリーン及びレッドの各フィルタ部を備えた転写フ
ィルムの上方から前記各フィルタ部のいずれかを介して
原稿からの反射光を透過させ、前記フィルタ部によって
色分解された光を前記感光体ドラムに照射して、該感光
体ドラム上に静電潜像を形成する露光工程と、前記転写
フィルムを介して前記感光体ドラムと対向する位置で、
かつ、該感光体ドラムと前記転写フィルムとの密接位置
と対向する位置に配設されるとともに、前記ブルー、グ
リーン及びレッドの各フィルタ部の色とそれぞれ補色関
係にあるイエロー、マゼンタ及びシアンの各色のトナー
による現像のための複数の現像手段のうち、前記露光工
程で使用されたフィルタ部の色と補色の関係にある色の
トナーを備えた現像手段を使用し、前記転写フィルムの
前記露光工程で使用されたフィルタ部上に、感光体ドラ
ム上の静電潜像に対応させて所定の色のトナーを付着さ
せて、前記転写フィルム上に所定の色のトナー像を形成
する現像工程と、圧接位置及び解放位置の2位置を採り
得る一対のロールを圧接位置に置いて、表面にトナー像
が形成された前記転写フィルムと、該転写フィルム上の
前記トナー像の始端と同期させて送紙される記録紙とを
重ねて前記一対のロール間を通過させ、前記転写フィル
ム上に形成されたトナー像を記録紙に転写し定着する転
写・定着工程とを備える。
そして、前記イエロー、マゼンタ及びシアンの各色に
対応させて、前記帯電工程、前記露光工程、前記現像工
程及び前記転写・定着工程の一連の工程を施し、前記転
写フィルム上に形成された各色のトナー像を前記記録紙
に順次転写し定着するとともに、転写フィルム上に順次
形成される複数の色のトナー像のうち、最後に形成され
るトナー像以外のトナー像については、該各トナー像の
転写・定着がそれぞれ終了するたびに前記一対のロール
を解放位置に置いて前記記録紙を転写・定着の開始前の
位置まで戻す。
対応させて、前記帯電工程、前記露光工程、前記現像工
程及び前記転写・定着工程の一連の工程を施し、前記転
写フィルム上に形成された各色のトナー像を前記記録紙
に順次転写し定着するとともに、転写フィルム上に順次
形成される複数の色のトナー像のうち、最後に形成され
るトナー像以外のトナー像については、該各トナー像の
転写・定着がそれぞれ終了するたびに前記一対のロール
を解放位置に置いて前記記録紙を転写・定着の開始前の
位置まで戻す。
(作用) 本発明によれば、前記のようにカラー画像形成方法に
おいて、感光体ドラムを帯電させる帯電工程と、前記感
光体ドラムの外周に部分的に密接して移動し、かつ、ブ
ルー、グリーン及びレッドの各フィルタ部を備えた転写
フィルムの上方から前記各フィルタ部のいずれかを介し
て原稿からの反射光を透過させ、前記フィルタ部によっ
て色分解された光を前記感光体ドラムに照射して、該感
光体ドラム上に静電潜像を形成する露光工程とを有す
る。
おいて、感光体ドラムを帯電させる帯電工程と、前記感
光体ドラムの外周に部分的に密接して移動し、かつ、ブ
ルー、グリーン及びレッドの各フィルタ部を備えた転写
フィルムの上方から前記各フィルタ部のいずれかを介し
て原稿からの反射光を透過させ、前記フィルタ部によっ
て色分解された光を前記感光体ドラムに照射して、該感
光体ドラム上に静電潜像を形成する露光工程とを有す
る。
この場合、帯電工程において感光体ドラムが帯電させ
られ、露光工程において前記感光体ドラムがフィルタ部
によって色分解された光で露光され、静電潜像が形成さ
れる。
られ、露光工程において前記感光体ドラムがフィルタ部
によって色分解された光で露光され、静電潜像が形成さ
れる。
また、前記転写フィルムを介して前記感光体ドラムと
対向する位置で、かつ、該感光体ドラムと前記転写フィ
ルムとの密接位置と対向する位置に配設されるととも
に、前記ブルー、グリーン及びレッドの各フィルタ部の
色とそれぞれ補色関係にあるイエロー、マゼンタ及びシ
アンの各色のトナーによる現像のための複数の現像手段
のうち、前記露光工程で使用されたフィルタ部の色と補
色の関係にある色のトナーを備えた現像手段を使用し、
前記転写フィルムの前記露光工程で使用されたフィルタ
部上に、感光体ドラム上の静電潜像に対応させて所定の
色のトナーを付着させて、前記転写フィルム上に所定の
色のトナー像を形成する現像工程を有する。
対向する位置で、かつ、該感光体ドラムと前記転写フィ
ルムとの密接位置と対向する位置に配設されるととも
に、前記ブルー、グリーン及びレッドの各フィルタ部の
色とそれぞれ補色関係にあるイエロー、マゼンタ及びシ
アンの各色のトナーによる現像のための複数の現像手段
のうち、前記露光工程で使用されたフィルタ部の色と補
色の関係にある色のトナーを備えた現像手段を使用し、
前記転写フィルムの前記露光工程で使用されたフィルタ
部上に、感光体ドラム上の静電潜像に対応させて所定の
色のトナーを付着させて、前記転写フィルム上に所定の
色のトナー像を形成する現像工程を有する。
この場合、現像工程において、各現像手段が前記感光
体ドラムに形成された静電潜像に対応させて所定の色の
トナーを転写フィルムの各フィルタ部上に付着させてト
ナー像を形成する。
体ドラムに形成された静電潜像に対応させて所定の色の
トナーを転写フィルムの各フィルタ部上に付着させてト
ナー像を形成する。
さらに、圧接位置及び解放位置の2位置の採り得る一
対のロールを圧接位置に置いて、表面にトナー像が形成
された前記転写フィルムと、該転写フィルム上の前記ト
ナー像の始端と同期させて送紙される記録紙とを重ねて
前記一対のロール間を通過させ、前記転写フィルム上に
形成されたトナー像を記録紙に転写し定着する転写・定
着工程を備える。
対のロールを圧接位置に置いて、表面にトナー像が形成
された前記転写フィルムと、該転写フィルム上の前記ト
ナー像の始端と同期させて送紙される記録紙とを重ねて
前記一対のロール間を通過させ、前記転写フィルム上に
形成されたトナー像を記録紙に転写し定着する転写・定
着工程を備える。
この場合、転写・定着工程において、前記一対のロー
ルが圧接位置に置かれ、各フィルタ部に所定の色のトナ
ー像が形成された前記転写フィルタと記録紙とを重ねて
一対のロール間を通過させ、前記転写フィルム上に形成
された所定の色のトナー像を記録紙に転写し定着する。
ルが圧接位置に置かれ、各フィルタ部に所定の色のトナ
ー像が形成された前記転写フィルタと記録紙とを重ねて
一対のロール間を通過させ、前記転写フィルム上に形成
された所定の色のトナー像を記録紙に転写し定着する。
そして、前記イエロー、マゼンタ及びシアンの各色に
対応させて、前記帯電工程、前記露光工程、前記現像工
程及び前記転写・定着工程の一連の工程を施し、前記転
写フィルム上に形成された各色のトナー像を前記記録施
に順次転写し定着するとともに、転写フィルム上に順次
形成される複数の色のトナー像のうち、最後に形成され
るトナー像以外のトナー像については、各トナー像の転
写・定着がそれぞれ終了するたびに前記一対のロールを
解放位置に置いて前記記録紙を転写・定着の開始前の位
置まで戻す。
対応させて、前記帯電工程、前記露光工程、前記現像工
程及び前記転写・定着工程の一連の工程を施し、前記転
写フィルム上に形成された各色のトナー像を前記記録施
に順次転写し定着するとともに、転写フィルム上に順次
形成される複数の色のトナー像のうち、最後に形成され
るトナー像以外のトナー像については、各トナー像の転
写・定着がそれぞれ終了するたびに前記一対のロールを
解放位置に置いて前記記録紙を転写・定着の開始前の位
置まで戻す。
この場合、イエロー、マゼンタ及びシアンの各トナー
のトナー像が同じ記録紙に順次転写され定着される。そ
して、最後に形成されるトナー像を除き各トナー像の転
写・定着がそれぞれ終了するたびに前記一対のロールが
解放位置に置かれ、前記記録紙が転写・定着の開始前の
位置まで戻された後に、次の色のトナー像の転写・定着
を行うので、イエロー、マゼンタ及びシアンの各トナー
のトナー像が重ねられ、カラーのトナー像が形成され
る。
のトナー像が同じ記録紙に順次転写され定着される。そ
して、最後に形成されるトナー像を除き各トナー像の転
写・定着がそれぞれ終了するたびに前記一対のロールが
解放位置に置かれ、前記記録紙が転写・定着の開始前の
位置まで戻された後に、次の色のトナー像の転写・定着
を行うので、イエロー、マゼンタ及びシアンの各トナー
のトナー像が重ねられ、カラーのトナー像が形成され
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳
細し説明する。
細し説明する。
第1図は本発明のカラー画像形成方法の概念図であ
る。
る。
図において、11は、導電性支持体上に感光層を設けた
セレン感光体、マイナス帯電型有機感光体、プラス帯電
型有機感光体等の感光体ドラムである。12は発熱ロー
ル、13は加圧ロールであり、転写フィルム14が前記感光
体ドラム11、発熱ロール12と転動ロール35a、35bとの間
に掛けられる。前記発熱ロール12は、金属製の中空部材
にハロゲンランプを内蔵したもの、又は金属面に発熱体
を設けたもの等で構成される。また、加圧ロール13は、
耐熱性を確保するために表面がシリコーンゴムで構成さ
れていて、図示しない加圧手段及び圧力解放手段を介し
て発熱ロール12で搬送可能に支持された転写フィルム14
に圧接され、又は解放される。そして、加圧ロール13は
圧接時において、定着プロセスに必要なだけのニップ幅
が形成されるようになっている。
セレン感光体、マイナス帯電型有機感光体、プラス帯電
型有機感光体等の感光体ドラムである。12は発熱ロー
ル、13は加圧ロールであり、転写フィルム14が前記感光
体ドラム11、発熱ロール12と転動ロール35a、35bとの間
に掛けられる。前記発熱ロール12は、金属製の中空部材
にハロゲンランプを内蔵したもの、又は金属面に発熱体
を設けたもの等で構成される。また、加圧ロール13は、
耐熱性を確保するために表面がシリコーンゴムで構成さ
れていて、図示しない加圧手段及び圧力解放手段を介し
て発熱ロール12で搬送可能に支持された転写フィルム14
に圧接され、又は解放される。そして、加圧ロール13は
圧接時において、定着プロセスに必要なだけのニップ幅
が形成されるようになっている。
前記転写フィルム14は、ブルー、グリーン及びレッド
のフィルタ機能を持つように表面がコーティングされ、
ブルーフィルタ部分14a、グリーン部分14b及びレッドフ
ィルタ部分14cを備えている。
のフィルタ機能を持つように表面がコーティングされ、
ブルーフィルタ部分14a、グリーン部分14b及びレッドフ
ィルタ部分14cを備えている。
また、15は帯電手段としてのコロナ放電器であり、感
光体ドラム11と対向させて配設される。帯電手段として
は、このほかにブラシ帯電器等を利用することができ
る。
光体ドラム11と対向させて配設される。帯電手段として
は、このほかにブラシ帯電器等を利用することができ
る。
感光体ドラム11に転写フィルム14が密接する箇所の上
方には、ガラス台16aが配設されて、その上に載置され
た原稿16bに光を照射するため白色の光源16cが配設され
る。光源16cからの光照射による前記原稿16bからの反射
光は、光学結像装置16dによってフィルタ部を介して感
光体ドラム11に結像されるようになっている。
方には、ガラス台16aが配設されて、その上に載置され
た原稿16bに光を照射するため白色の光源16cが配設され
る。光源16cからの光照射による前記原稿16bからの反射
光は、光学結像装置16dによってフィルタ部を介して感
光体ドラム11に結像されるようになっている。
17、19、21はそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ
(M)及びシアン(C)の各色のための現像装置であ
る。該各現像装置17、19、21は、それぞれ現像剤担持体
17a、19a、21aを有し、該現像剤担持体17a、19a、21a上
にイエロー、マゼンタ及びシアンの各トナー18、20、22
が吸着され現像位置に搬送されて静電潜像に応じて現像
される。現像装置としては、二成分磁気ブラシ現像器、
一成分磁気ブラシ現像装置、一成分非磁性現像装置等の
いずれも利用することができる。
(M)及びシアン(C)の各色のための現像装置であ
る。該各現像装置17、19、21は、それぞれ現像剤担持体
17a、19a、21aを有し、該現像剤担持体17a、19a、21a上
にイエロー、マゼンタ及びシアンの各トナー18、20、22
が吸着され現像位置に搬送されて静電潜像に応じて現像
される。現像装置としては、二成分磁気ブラシ現像器、
一成分磁気ブラシ現像装置、一成分非磁性現像装置等の
いずれも利用することができる。
また、転写フィルム14を介し前記発熱ロール12と対向
して、転写フィルム14を圧接するように定着クリーナ23
が配設されており、該定着クリーナ23の隣接位置には転
写フィルム14に接触するように除電ブラシ24が配設され
る。一方、現像後において転写フィルム14と分離した感
光体ドラム11部分に対向するように、除電ランプ25が配
設される。
して、転写フィルム14を圧接するように定着クリーナ23
が配設されており、該定着クリーナ23の隣接位置には転
写フィルム14に接触するように除電ブラシ24が配設され
る。一方、現像後において転写フィルム14と分離した感
光体ドラム11部分に対向するように、除電ランプ25が配
設される。
そして、前記加圧ロール13には、発熱ロール12との圧
接部を挟んでピンチロール26a、26bが配設されていて、
該ピンチロール26a、26bは、記録紙27を加圧ロール13に
巻き掛けるように圧接させられている。
接部を挟んでピンチロール26a、26bが配設されていて、
該ピンチロール26a、26bは、記録紙27を加圧ロール13に
巻き掛けるように圧接させられている。
第2図は転写・定着時の状態図、第3図は記録紙復帰
時の状態図である。
時の状態図である。
図において、発熱ロール12を支持するフレーム28と、
加圧ロール13を支持するフレーム29とが支点30において
回動自在に支持されている。そして、各フレーム28、29
間に配設されたスプリング31の弾性力によって、発熱ロ
ール12によって搬送可能に支持された転写フィルム14に
対して加圧ロール13が圧接するようになっている。
加圧ロール13を支持するフレーム29とが支点30において
回動自在に支持されている。そして、各フレーム28、29
間に配設されたスプリング31の弾性力によって、発熱ロ
ール12によって搬送可能に支持された転写フィルム14に
対して加圧ロール13が圧接するようになっている。
なお、32はソレノイドであり、該ソレノイド32の作動
によって可動シャフト33が往復動させられ、該可動シャ
フト33に接続されたフレーム29が回動して前記加圧ロー
ル13の圧接及び解放が行われる。
によって可動シャフト33が往復動させられ、該可動シャ
フト33に接続されたフレーム29が回動して前記加圧ロー
ル13の圧接及び解放が行われる。
次に、前記構成からなるカラー画像形成方法の作用に
ついて説明する。
ついて説明する。
前記感光体ドラム11、発熱ロール12及び加圧ロール13
は、図示しない駆動手段によって図に示す矢印方向に一
定周速度で回転させられ、また、ガラス台16aが図に示
す矢印方向に一定速度で移動させられる。その結果、転
写フィルム14は、感光体ドラム11と発熱ロール12との摩
擦力によって図に示す矢印方向に移動させられる。
は、図示しない駆動手段によって図に示す矢印方向に一
定周速度で回転させられ、また、ガラス台16aが図に示
す矢印方向に一定速度で移動させられる。その結果、転
写フィルム14は、感光体ドラム11と発熱ロール12との摩
擦力によって図に示す矢印方向に移動させられる。
次に、画像形成プロセスについて、第4図〜第6図を
併用して説明する。
併用して説明する。
第4図はイエロートナーの各プロセスを示す図、第4
図(a)は第1帯電プロセスを示す図、第4図(b)は
第1露光プロセスを示す図、第4図(c)は現像プロセ
スを示す図、第4図(d)は転写・定着プロセスを示す
図である。また、第5図はマゼンタトナーの各プロセス
を示す図、第5図(a)は第2帯電プロセスを示す図、
第5図(b)は第2露光プロセスを示す図、第5図
(c)は現像プロセスを示す図、第5図(d)は転写・
定着プロセスを示す図である。また、第6図はシアント
ナーの各プロセスを示す図、第6図(a)は第3帯電プ
ロセスを示す図、第6図(b)は第3露光プロセスを示
す図、第6図(c)は現像プロセスを示す図、第6図
(d)は転写・定着プロセスを示す図である。
図(a)は第1帯電プロセスを示す図、第4図(b)は
第1露光プロセスを示す図、第4図(c)は現像プロセ
スを示す図、第4図(d)は転写・定着プロセスを示す
図である。また、第5図はマゼンタトナーの各プロセス
を示す図、第5図(a)は第2帯電プロセスを示す図、
第5図(b)は第2露光プロセスを示す図、第5図
(c)は現像プロセスを示す図、第5図(d)は転写・
定着プロセスを示す図である。また、第6図はシアント
ナーの各プロセスを示す図、第6図(a)は第3帯電プ
ロセスを示す図、第6図(b)は第3露光プロセスを示
す図、第6図(c)は現像プロセスを示す図、第6図
(d)は転写・定着プロセスを示す図である。
第4図(a)の第1帯電プロセスにおいて、コロナ放
電器15により感光体ドラム11の表面が直接均一に帯電さ
れる。同図ではセレン系感光体を使用した例が示されて
おり、前記コロナ放電器15に高電圧が印加されると、感
光体ドラム11の表面に正の極性の帯電が行われる。該第
1帯電プロセスとそれに続く第1露光プロセス(第4図
(b))との間で、転写フィルム14が感光体ドラム11の
表面に対して密着させられる。
電器15により感光体ドラム11の表面が直接均一に帯電さ
れる。同図ではセレン系感光体を使用した例が示されて
おり、前記コロナ放電器15に高電圧が印加されると、感
光体ドラム11の表面に正の極性の帯電が行われる。該第
1帯電プロセスとそれに続く第1露光プロセス(第4図
(b))との間で、転写フィルム14が感光体ドラム11の
表面に対して密着させられる。
第4図(b)の第1露光プロセスにおいては、感光体
ドラム11と同期して移動するガラス台16a上に載置され
た原稿16bに対する光源16cからの照射光による原稿16b
からの反射光が、光学結像装置16dと転写フィルム14の
ブルーのフィルタがコーティングされたブルーフィルタ
部分14aを透過し、色分解された青色の光Bが感光体ド
ラム11上に結像されて静電潜像が形成される。
ドラム11と同期して移動するガラス台16a上に載置され
た原稿16bに対する光源16cからの照射光による原稿16b
からの反射光が、光学結像装置16dと転写フィルム14の
ブルーのフィルタがコーティングされたブルーフィルタ
部分14aを透過し、色分解された青色の光Bが感光体ド
ラム11上に結像されて静電潜像が形成される。
続いて、第4図(c)の現像プロセスにおいては、現
像剤担持体17aと転写フィルム14のブルーフィルタ部分1
4aとの間には、感光体ドラム11に形成された静電潜像に
伴う電気力線が前記ブルーフィルタ部分14aを貫通して
発生する。このため、現像剤担持体17a上の帯電したイ
エローのトナー18が前記転写フィルム14のブルーフィル
タ部分14aに付着する。
像剤担持体17aと転写フィルム14のブルーフィルタ部分1
4aとの間には、感光体ドラム11に形成された静電潜像に
伴う電気力線が前記ブルーフィルタ部分14aを貫通して
発生する。このため、現像剤担持体17a上の帯電したイ
エローのトナー18が前記転写フィルム14のブルーフィル
タ部分14aに付着する。
次に、第4図(d)の転写・定着プロセスにおいて
は、転写フィルム14上のイエローのトナー18のトナー像
の始端に同期して、記録紙27が図示しない給紙カセット
から給紙され、送紙されて、前記ピンチロール26a、26b
に保持されて加圧ロール13の周囲に巻き掛けられる。そ
して、第2図の転写・定着時には、ソレノイド32の励磁
が行なわれなくなり、スプリング31の引張力によって加
圧ロール13が発熱ロール12側に引き寄せられ、転写フィ
ルタ14及び記録紙27を挟持する。
は、転写フィルム14上のイエローのトナー18のトナー像
の始端に同期して、記録紙27が図示しない給紙カセット
から給紙され、送紙されて、前記ピンチロール26a、26b
に保持されて加圧ロール13の周囲に巻き掛けられる。そ
して、第2図の転写・定着時には、ソレノイド32の励磁
が行なわれなくなり、スプリング31の引張力によって加
圧ロール13が発熱ロール12側に引き寄せられ、転写フィ
ルタ14及び記録紙27を挟持する。
このとき、転写フィルム14上のブルーフィルタ部分14
aに付着していたイエローのトナー18は、発熱ロール12
により加熱溶融させられる。そして、溶融させられたイ
エローのトナー18は、圧力により記録紙27の繊維間に浸
透して転写・定着される。
aに付着していたイエローのトナー18は、発熱ロール12
により加熱溶融させられる。そして、溶融させられたイ
エローのトナー18は、圧力により記録紙27の繊維間に浸
透して転写・定着される。
そして、前記イエローのトナー18によるトナー像が画
像の終端まで転写・定着されると、ソレノイド32が励磁
される(第3図)。その結果、可動シャフト33が吸引さ
れ、支点30を中心としてフレーム29が回動し、転写フィ
ルム14及び発熱ロール12に対して加圧ロール13が解放さ
れた状態になる。続いて、加圧ロール13を転写・定着時
とは逆方向に回転させ、記録紙27を転写、定着開始前の
所定の位置まで戻し、次の色のトナー像の転写・定着に
備える。一方、ガラス台16aも逆方向に移動させられ、
元の位置に戻される。
像の終端まで転写・定着されると、ソレノイド32が励磁
される(第3図)。その結果、可動シャフト33が吸引さ
れ、支点30を中心としてフレーム29が回動し、転写フィ
ルム14及び発熱ロール12に対して加圧ロール13が解放さ
れた状態になる。続いて、加圧ロール13を転写・定着時
とは逆方向に回転させ、記録紙27を転写、定着開始前の
所定の位置まで戻し、次の色のトナー像の転写・定着に
備える。一方、ガラス台16aも逆方向に移動させられ、
元の位置に戻される。
なお、記録紙27への転写が終了した後の転写フィルム14
上には、わずかのイエローのトナー18が残留することが
あるが、これは転写フィルム14に定着クリーナ23を圧接
することにより拭(ふ)き取られる。また、前記転写フ
ィルム14上の静電気を除去するための除電ブラシ24が転
写フィルム14に当接するように配設される。こうして、
転写フィルム14は清掃され、除電されて繰り返し利用さ
れる。
上には、わずかのイエローのトナー18が残留することが
あるが、これは転写フィルム14に定着クリーナ23を圧接
することにより拭(ふ)き取られる。また、前記転写フ
ィルム14上の静電気を除去するための除電ブラシ24が転
写フィルム14に当接するように配設される。こうして、
転写フィルム14は清掃され、除電されて繰り返し利用さ
れる。
一方、現像プロセスが終了すると、前記感光体ドラム
11は転写フィルム14と離され、感光体ドラム11に対向さ
せて設けられた除電ランプ25により照射され、感光体ド
ラム11上の残留した静電荷が除電され、再び帯電プロセ
スに戻って繰り返し利用される。
11は転写フィルム14と離され、感光体ドラム11に対向さ
せて設けられた除電ランプ25により照射され、感光体ド
ラム11上の残留した静電荷が除電され、再び帯電プロセ
スに戻って繰り返し利用される。
前述したようにイエローのトナー18のトナー像が転写
・定着された後、第5図に示すように第2帯電プロセ
ス、第2露光プロセス、現像プロセス及び転写・定着プ
ロセスを経てマゼンタのトナー20のトナー像が転写・定
着される。
・定着された後、第5図に示すように第2帯電プロセ
ス、第2露光プロセス、現像プロセス及び転写・定着プ
ロセスを経てマゼンタのトナー20のトナー像が転写・定
着される。
ここで、第5図(b)の第2露光プロセスにおいて
は、原稿16bからの反射光が、転写フィルム14のグリー
ンのフィルタがコーティングされたグリーンフィルタ部
分14bを透過し、色分解された緑色の光Gが感光体ドラ
ム11上に結像されて静電潜像が形成される。また、第5
図(c)の現像プロセスにおいては、現像剤担持体19a
と転写フィルム14のグリーンフィルタ部分14bとの間
に、感光体ドラム11に形成された静電潜像に伴う電気力
線が前記グリーンフィルタ部分14bを貫通して発生す
る。このため現像剤担持体19a上で帯電したマゼンタの
トナー20が前記転写フィルム14のグリーンフィルタ部分
14bに付着するようになっている。
は、原稿16bからの反射光が、転写フィルム14のグリー
ンのフィルタがコーティングされたグリーンフィルタ部
分14bを透過し、色分解された緑色の光Gが感光体ドラ
ム11上に結像されて静電潜像が形成される。また、第5
図(c)の現像プロセスにおいては、現像剤担持体19a
と転写フィルム14のグリーンフィルタ部分14bとの間
に、感光体ドラム11に形成された静電潜像に伴う電気力
線が前記グリーンフィルタ部分14bを貫通して発生す
る。このため現像剤担持体19a上で帯電したマゼンタの
トナー20が前記転写フィルム14のグリーンフィルタ部分
14bに付着するようになっている。
そして、第5図(d)の転写・定着プロセスでは、記
録紙27に転写・定着されたイエローのトナー18のトナー
像に重ねて、マゼンタのトナー20のトナー像が記録紙27
に転写・定着される。
録紙27に転写・定着されたイエローのトナー18のトナー
像に重ねて、マゼンタのトナー20のトナー像が記録紙27
に転写・定着される。
前述したようにイエローのトナー18及びマゼンタのト
ナー20のトナー像が転写・定着された後、第6図に示す
ように第3帯電プロセス、第3露光プロセス、現像プロ
セス及び転写・定着プロセスを経て、シアンのトナー22
のトナー像が記録紙27に転写・定着される。
ナー20のトナー像が転写・定着された後、第6図に示す
ように第3帯電プロセス、第3露光プロセス、現像プロ
セス及び転写・定着プロセスを経て、シアンのトナー22
のトナー像が記録紙27に転写・定着される。
ここで、第6図(b)の第3露光プロセスにおいて
は、原稿16bからの反射光が、転写フィルム14のレッド
のフィルタがコーティングされたレッドフィルタ部分14
cを透過し、色分解された赤色の光Rが感光体ドラム11
上に結像されて静電潜像が形成される。また、第6図
(c)の現像プロセスにおいては、現像剤担持体21aと
転写フィルム14のレッドフィルタ部分14cとの間には、
感光体ドラム11に形成された静電潜像に伴う電気力線が
前記レッドフィルタ部分14cを貫通して発生する。この
ため、現像剤担持体21a上で帯電したシアンのトナー22
が前記転写フィルム14のレッドフィルタ部分14cに付着
するようになっている。
は、原稿16bからの反射光が、転写フィルム14のレッド
のフィルタがコーティングされたレッドフィルタ部分14
cを透過し、色分解された赤色の光Rが感光体ドラム11
上に結像されて静電潜像が形成される。また、第6図
(c)の現像プロセスにおいては、現像剤担持体21aと
転写フィルム14のレッドフィルタ部分14cとの間には、
感光体ドラム11に形成された静電潜像に伴う電気力線が
前記レッドフィルタ部分14cを貫通して発生する。この
ため、現像剤担持体21a上で帯電したシアンのトナー22
が前記転写フィルム14のレッドフィルタ部分14cに付着
するようになっている。
そして、第6図(d)の転写・定着プロセスでは、記
録紙27に転写・定着されたイエローのトナー18及びマゼ
ンタのトナー20のトナー像に重ねて、シアンのトナー22
のトナー像が転写・定着され、カラー画像が形成され
る。
録紙27に転写・定着されたイエローのトナー18及びマゼ
ンタのトナー20のトナー像に重ねて、シアンのトナー22
のトナー像が転写・定着され、カラー画像が形成され
る。
ところで、前記転写フィルム14は、転写・定着プロセ
スにおいて、発熱ロール12により加熱され160〔℃〕前
後に達する。したがって、耐熱性を有する必要があり、
また、ある程度の絶縁性を有する必要がある。これらを
考慮すると、ポリエステル、ポリイミド、ポリエーテル
イミド、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルエーテ
ルケトン等の材料から成るフィルムを使用することがで
きる。
スにおいて、発熱ロール12により加熱され160〔℃〕前
後に達する。したがって、耐熱性を有する必要があり、
また、ある程度の絶縁性を有する必要がある。これらを
考慮すると、ポリエステル、ポリイミド、ポリエーテル
イミド、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルエーテ
ルケトン等の材料から成るフィルムを使用することがで
きる。
前記実施例においては、転写・定着時の転写率を考慮
して、ポリイミドにテフロン(商品名)をコートしたフ
ィルムが使用される。これにより、転写率はおよそ100
〔%〕になり、定着クリーナ23の負担が少なくなり、そ
の寿命を伸ばすことができる。また、前記転写フィルム
14の厚さは、現像時に発生する電気力線を考慮すると20
0〔μm〕以下とすることが望ましく、また、引出強度
とその取扱い性を考慮すると10〔μm〕以上とすること
が望ましい。
して、ポリイミドにテフロン(商品名)をコートしたフ
ィルムが使用される。これにより、転写率はおよそ100
〔%〕になり、定着クリーナ23の負担が少なくなり、そ
の寿命を伸ばすことができる。また、前記転写フィルム
14の厚さは、現像時に発生する電気力線を考慮すると20
0〔μm〕以下とすることが望ましく、また、引出強度
とその取扱い性を考慮すると10〔μm〕以上とすること
が望ましい。
また、本実施例では、トナー18、20、22として熱定着
用のものを使用しているが、微小圧力で定着が可能な圧
力定着用のマイクロカプセルトナーを使用することも可
能で、その場合には発熱ロール12に代えて、圧力定着用
ロールを用いることができる。
用のものを使用しているが、微小圧力で定着が可能な圧
力定着用のマイクロカプセルトナーを使用することも可
能で、その場合には発熱ロール12に代えて、圧力定着用
ロールを用いることができる。
さらに、前記実施例においては、転写工程と定着工程
とが同時に行われるようになっているが、転写工程の後
に定着工程が行われるようにしてもよい。
とが同時に行われるようになっているが、転写工程の後
に定着工程が行われるようにしてもよい。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能
であり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
く、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能
であり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように本発明のカラー画像形成
方法においては、感光体ドラムを帯電させる帯電工程
と、前記感光体ドラムの外周に部分的に密接して移動
し、かつ、ブルー、グリーン及びレッドの各フィルタ部
を備えた転写フィルムの上方から前記各フィルタ部のい
ずれかを介して原稿からの反射光を透過させ、前記フィ
ルタ部によって色分解された光を前記感光体ドラムに照
射して、該感光体ドラム上に静電潜像を形成する露光工
程とを有する。
方法においては、感光体ドラムを帯電させる帯電工程
と、前記感光体ドラムの外周に部分的に密接して移動
し、かつ、ブルー、グリーン及びレッドの各フィルタ部
を備えた転写フィルムの上方から前記各フィルタ部のい
ずれかを介して原稿からの反射光を透過させ、前記フィ
ルタ部によって色分解された光を前記感光体ドラムに照
射して、該感光体ドラム上に静電潜像を形成する露光工
程とを有する。
この場合、帯電工程において感光体ドラムが帯電させ
られ、露光工程において前記感光体ドラム上に静電潜像
が形成される。
られ、露光工程において前記感光体ドラム上に静電潜像
が形成される。
また、前記転写フィルムを介して前記感光体ドラムと
対向する位置で、かつ、該感光体ドラムと前記転写フィ
ルムとの密接位置と対向する位置に配設されるととも
に、前記ブルー、グリーン及びレッドの各フィルタ部の
色とそれぞれ補色関係にあるイエロー、マゼンタ及びシ
アンの各色のトナーによる現像のための複数の現像手段
のうち、前記露光工程で使用されたフィルタ部の色と補
色の関係にある色のトナーを備えた現像手段を使用し、
前記転写フィルムの前記露光工程で使用されたフィルタ
部上に、感光体ドラム上の静電潜像に対応させて所定の
色のトナーを付着させて、前記転写フィルム上に所定の
色のトナー像を形成する現像工程を有する。
対向する位置で、かつ、該感光体ドラムと前記転写フィ
ルムとの密接位置と対向する位置に配設されるととも
に、前記ブルー、グリーン及びレッドの各フィルタ部の
色とそれぞれ補色関係にあるイエロー、マゼンタ及びシ
アンの各色のトナーによる現像のための複数の現像手段
のうち、前記露光工程で使用されたフィルタ部の色と補
色の関係にある色のトナーを備えた現像手段を使用し、
前記転写フィルムの前記露光工程で使用されたフィルタ
部上に、感光体ドラム上の静電潜像に対応させて所定の
色のトナーを付着させて、前記転写フィルム上に所定の
色のトナー像を形成する現像工程を有する。
この場合、現像工程において、各現像手段が前記感光
体ドラムに形成された静電潜像に対応して該当するフィ
ルタ部上にトナー像を形成する。
体ドラムに形成された静電潜像に対応して該当するフィ
ルタ部上にトナー像を形成する。
さらに、圧接位置及び解放位置の2位置の採り得る一
対のロールを圧接位置に置いて、表面にトナー像が形成
された前記転写フィルムと、該転写フィルム上の前記ト
ナー像の始端と同期させて送紙される記録紙とを重ねて
前記一対のロール間を通過させ、前記転写フィルム上に
形成されたトナー像を記録紙に転写し定着する転写・定
着工程を備える。
対のロールを圧接位置に置いて、表面にトナー像が形成
された前記転写フィルムと、該転写フィルム上の前記ト
ナー像の始端と同期させて送紙される記録紙とを重ねて
前記一対のロール間を通過させ、前記転写フィルム上に
形成されたトナー像を記録紙に転写し定着する転写・定
着工程を備える。
この場合、転写・定着工程において、前記転写フィル
ム上に形成された各色のトナー像を記録紙に転写し定着
する。
ム上に形成された各色のトナー像を記録紙に転写し定着
する。
そして、前記イエロー、マゼンタ及びシアンの各色に
対応させて前記帯電工程、前記露光工程、前記現像工程
及び前記転写・定着工程の一連の工程を施し、前記転写
フィルム上に形成された各色のトナー像を前記記録施に
順次転写し定着するとともに、転写フィルム上に順次形
成される複数の色のトナー像のうち、最後に形成される
トナー像以外のトナー像については、各トナー像の転写
・定着がそれぞれ終了するたびに前記一対のロールを解
放位置に置いて前記記録紙を転写・定着の開始前の位置
まで戻す。
対応させて前記帯電工程、前記露光工程、前記現像工程
及び前記転写・定着工程の一連の工程を施し、前記転写
フィルム上に形成された各色のトナー像を前記記録施に
順次転写し定着するとともに、転写フィルム上に順次形
成される複数の色のトナー像のうち、最後に形成される
トナー像以外のトナー像については、各トナー像の転写
・定着がそれぞれ終了するたびに前記一対のロールを解
放位置に置いて前記記録紙を転写・定着の開始前の位置
まで戻す。
この場合、イエロー、マゼンタ及びシアンの各トナー
のトナー像が同じ記録紙に順次転写され定着されてカラ
ーのトナー像が形成される。
のトナー像が同じ記録紙に順次転写され定着されてカラ
ーのトナー像が形成される。
したがって、次に述べるような効果を奏することがで
きる。
きる。
(1)転写フィルムがフィルタの機能を併せて有してい
るので、感光体ドラム上にブルー、グリーン及びレッド
の光を照射するための色分解フィルタを別に独立させて
配設する必要がなく、また、各フィルタの選択手段及び
そのための制御手段が不要になる。
るので、感光体ドラム上にブルー、グリーン及びレッド
の光を照射するための色分解フィルタを別に独立させて
配設する必要がなく、また、各フィルタの選択手段及び
そのための制御手段が不要になる。
したがって、カラー画像形成装置の製造コストを低く
することができる。
することができる。
(2)転写プロセスと定着プロセスとを同時に行うこと
ができるので、従来のカラー画像形成方法においては必
要であった、転写ドラムが不要になるだけでなく、記録
紙を転写ドラムに装着し、記録画像を形成し、記録紙を
解放するまでのメカニズムが不要になる。
ができるので、従来のカラー画像形成方法においては必
要であった、転写ドラムが不要になるだけでなく、記録
紙を転写ドラムに装着し、記録画像を形成し、記録紙を
解放するまでのメカニズムが不要になる。
したがって、カラー画像形成装置を小型化することが
できるだけでなく、製造コストを低くすることができ
る。さらに、記録紙の搬送が容易になるので、ジャムの
発生頻度を低下させることができる。
できるだけでなく、製造コストを低くすることができ
る。さらに、記録紙の搬送が容易になるので、ジャムの
発生頻度を低下させることができる。
(3)従来のカラー画像形成方法では必要であった、感
光体ドラムのクリーニングプロセスが不要になるので、
カラー画像形成装置を更に小型化することができ、また
製造コストを低くすることができる。
光体ドラムのクリーニングプロセスが不要になるので、
カラー画像形成装置を更に小型化することができ、また
製造コストを低くすることができる。
(4)従来のカラー画像形成方法では必要であった、感
光体ドラムのクリーニングプロセスが不要になるので、
カラー画像形成装置の内外へのトナーの飛散を少なくす
ることができる。
光体ドラムのクリーニングプロセスが不要になるので、
カラー画像形成装置の内外へのトナーの飛散を少なくす
ることができる。
(5)従来のカラー画像形成方法では必要であった、感
光体ドラムのクリーニングプロセス後のトナーの廃棄が
不要になるので、トナーによってオペレータの身体、衣
類等が汚染されることがなくなり、保守作業を簡素化す
ることができる。
光体ドラムのクリーニングプロセス後のトナーの廃棄が
不要になるので、トナーによってオペレータの身体、衣
類等が汚染されることがなくなり、保守作業を簡素化す
ることができる。
(6)従来のカラー画像形成方法の現像プロセス及びク
リーニングプロセスにあった、感光体ドラムにおける接
触摩擦がないので、感光体ドラムの寿命を長くすること
ができる。
リーニングプロセスにあった、感光体ドラムにおける接
触摩擦がないので、感光体ドラムの寿命を長くすること
ができる。
(7)従来のカラー画像形成方法の静電転写プロセスに
あった、画像の乱れを防止することができる。
あった、画像の乱れを防止することができる。
(8)従来のカラー画像形成方法の静電転写プロセスに
おいて困難とされていた、ボンド紙等、粗い紙面への転
写が可能になる。
おいて困難とされていた、ボンド紙等、粗い紙面への転
写が可能になる。
第1図は本発明のカラー画像形成方法の概念図、第2図
は転写・定着時の状態図、第3図は記録紙復帰時の状態
図、第4図はイエロートナーの各プロセスを示す図、第
4図(a)は第1帯電プロセスを示す図、第4図(b)
は第1露光プロセスを示す図、第4図(c)は現像プロ
セスを示す図、第4図(d)は転写・定着プロセスを示
す図、第5図はマゼンタトナーの各プロセスを示す図、
第5図(a)は第2帯電プロセスを示す図、第5図
(b)は第2露光プロセスを示す図、第5図(c)は現
像プロセスを示す図、第5図(d)は転写・定着プロセ
スを示す図、第6図はシアントナーの各プロセスを示す
図、第6図(a)は第3帯電プロセスを示す図、第6図
(b)は第3露光プロセスを示す図、第6図(c)は現
像プロセスを示す図、第6図(d)は転写・定着プロセ
スを示す図、第7図は従来のカラー画像形成方法が採用
されるカラー電子写真複写機の概略図である。 1、11……感光体ドラム、2、15……コロナ放電器、
4、5、6、7、17、19、21……現像装置、9、27……
記録紙、12……発熱ロール、13……加圧ロール、14……
転写フィルム、14a……ブルーフィルタ部分、14b……グ
リーンフィルタ部分、14c……レッドフィルタ部分、1
8、20、22……トナー。
は転写・定着時の状態図、第3図は記録紙復帰時の状態
図、第4図はイエロートナーの各プロセスを示す図、第
4図(a)は第1帯電プロセスを示す図、第4図(b)
は第1露光プロセスを示す図、第4図(c)は現像プロ
セスを示す図、第4図(d)は転写・定着プロセスを示
す図、第5図はマゼンタトナーの各プロセスを示す図、
第5図(a)は第2帯電プロセスを示す図、第5図
(b)は第2露光プロセスを示す図、第5図(c)は現
像プロセスを示す図、第5図(d)は転写・定着プロセ
スを示す図、第6図はシアントナーの各プロセスを示す
図、第6図(a)は第3帯電プロセスを示す図、第6図
(b)は第3露光プロセスを示す図、第6図(c)は現
像プロセスを示す図、第6図(d)は転写・定着プロセ
スを示す図、第7図は従来のカラー画像形成方法が採用
されるカラー電子写真複写機の概略図である。 1、11……感光体ドラム、2、15……コロナ放電器、
4、5、6、7、17、19、21……現像装置、9、27……
記録紙、12……発熱ロール、13……加圧ロール、14……
転写フィルム、14a……ブルーフィルタ部分、14b……グ
リーンフィルタ部分、14c……レッドフィルタ部分、1
8、20、22……トナー。
Claims (4)
- 【請求項1】(a)感光体ドラムを帯電させる帯電工程
と、 (b)前記感光体ドラムの外周に部分的に密接して移動
し、かつ、ブルー、グリーン及びレッドの各フィルタ部
を備えた転写フィルムの上方から前記各フィルタ部のい
ずれかを介して原稿からの反射光を透過させ、前記フィ
ルタ部によって色分解された光を前記感光体ドラムに照
射して、該感光体ドラム上に静電潜像を形成する露光工
程と、 (c)前記転写フィルムを介して前記感光体ドラムと対
向する位置で、かつ、該感光体ドラムと前記転写フィル
ムとの密接位置と対向する位置に配設されるとともに、
前記ブルー、グリーン及びレッドの各フィルタ部の色と
それぞれ補色関係にあるイエロー、マゼンタ及びシアン
の各色のトナーによる現像のための複数の現像手段のう
ち、前記露光工程で使用されたフィルタ部の色と補色の
関係にある色のトナーを備えた現像手段を使用し、前記
転写フィルムの前記露光工程で使用されたフィルタ部上
に、感光体ドラム上の静電潜像に対応させて所定の色の
トナーを付着させて、前記転写フィルム上に所定の色の
トナー像を形成する現像工程と、 (d)圧接位置及び解放位置の2位置を採り得る一対の
ロールを圧接位置に置いて、表面にトナー像が形成され
た前記転写フィルムと、該転写フィルム上の前記トナー
像の始端と同期させて送紙される記録紙とを重ねて前記
一対のロール間を通過させ、前記転写フィルム上に形成
されたトナー像を記録紙に転写し定着する転写・定着工
程と を備えるとともに、 (e)前記イエロー、マゼンタ及びシアンの各色に対応
させて、前記帯電工程、前記露光工程、前記現像工程及
び前記転写・定着工程の一連の工程を施し、前記転写フ
ィルム上に形成された各色のトナー像を前記記録紙に順
次転写し定着するとともに、転写フィルム上に順次形成
される複数の色のトナー像のうち、最後に形成されるト
ナー像以外のトナー像については、該各トナー像の転写
・定着がそれぞれ終了するたびに前記一対のロールを解
放位置に置いて前記記録紙を転写・定着の開始前の位置
まで戻すことを特徴とするカラー画像形成方法。 - 【請求項2】前記一対のロールのうちの一方のロール
は、前記転写フィルムの裏面に常時当接させられ、他方
のロールは、前記転写フィルムを介して前記一方のロー
ルに対して圧接位置及び解放位置を採るとともに、前記
他方のロールに当接させられ、該他方のロールとの間に
前記記録紙を挾持して、該記録紙の往復移動を可能にす
るピンチロールが配設される請求項1に記載のカラー画
像形成方法。 - 【請求項3】前記トナーが熱定着用トナーであり、前記
一方のロールが発熱ロールである請求項1又は2に記載
のカラー画像形成方法。 - 【請求項4】前記トナーが圧力定着用トナーである請求
項1又は2に記載のカラー画像形成方法。
Priority Applications (6)
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---|---|---|---|
JP1016309A JP2548792B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | カラー画像形成方法 |
US07/470,169 US5057875A (en) | 1989-01-27 | 1990-01-25 | Image forming apparatus provided with an image bearing film and a movable transfixing station |
DE69019179T DE69019179T2 (de) | 1989-01-27 | 1990-01-26 | Verfahren und Gerät zur Erzeugung von mehrfarbigen Bildern. |
EP94109201A EP0625732B1 (en) | 1989-01-27 | 1990-01-26 | Method and apparatus for forming color images |
EP90101614A EP0380132B1 (en) | 1989-01-27 | 1990-01-26 | Method and apparatus for forming color images |
DE69031179T DE69031179T2 (de) | 1989-01-27 | 1990-01-26 | Verfahren und Gerät zur Erzeugung von mehrfarbigen Bildern |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1016309A JP2548792B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | カラー画像形成方法 |
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ID=11912928
Family Applications (1)
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JPS6183553A (ja) * | 1984-09-29 | 1986-04-28 | Toshiba Corp | 転写装置 |
JPS636551A (ja) * | 1986-06-27 | 1988-01-12 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 画像記録装置 |
-
1989
- 1989-01-27 JP JP1016309A patent/JP2548792B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH02197852A (ja) | 1990-08-06 |
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