JPS636551A - 画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、色画像の記録装置に関する有のである。

〔発明の概要〕

本発明は、色彩の異なる発色剤と特定波長に感応して発
色剤を不動化させる感応物質を封入したマイクロカプセ
ルを一様に塗布したカプセルシートと、前記発色剤と反
応して発色反応を起こす現像剤（レジン）を−様に塗布
した記録シートとを用い、カプセルシートに前記特定波
長を照射することにより、該シートに潜像を形成し、前
記記録シート上でマイクロカプセルを破壊することによ
り、記録シート上に木目の細かいカラープリントを得る
ものである。

〔従来の技術〕

従来、前記潜像を保持するカプセルシート上のマイクロ
カプセル内の発色剤を、記録シート上の現像剤と反応さ
せる手段として、転勤する圧力ローラ中に両シートを挟
み、高圧押加してマイクロカプセルを破壊し、前記発色
剤と現像剤との化学的反応を誘起させ２色画像を記録シ
ート上に顕像化していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の技術では、カプセルシート上のマイクロカプセル
の平均粒径が６μｍ程度と極めて小さいのに較べ、記録
シートが、とくに紙の場合紙厚が通常６０μｍ〜７０μ
ｍあるため、圧力ローラでマイクロカプセルを破壊しよ
うとするとき、紙の繊維中に該カプセルがめり込み、圧
力破壊の機能を阻害していた。また同時に高圧押加すれ
ばする程、記録シートが損傷をうけやすく、また、記録
シート上にシワが発生しやすくなる。また、現像ローラ
でシートを噛込む時に過大なトルクが必要となるので、
ローラの変形を防ぎ、剛性を増やすため、３〜４本のロ
ーラを組合せた現像ローラ構造が必要となり、大型化が
避けられない、前記両シートの高圧下における同一方向
への正確な連続紙送り技術が必要になるなどの諸問題が
あった。

〔問題点を解決するための手段〕

従来の問題点を解決するために、本発明は、カプセルシ
ートの基体にポリエステルフィルム（東し製、ＰＥＴフ
ィルム）等の樹脂系の固いシートを使用することにより
、マイクロカプセル圧力破壊を容易にし、かつ、記録シ
ート上に直接転写するのではなく、それぞれの機能を十
分に活用するため、カプセルシート上のマイクロカプセ
ルの圧力破壊と潜像転写の機能と、転写された潜像を記
録シート上に転写し顕像化する機能とをそれぞれ別のロ
ーラにもたせることにより前記問題を解決した。

〔作用〕

前述したカプセルシートに、露光装置によりマイクロカ
プセル内の、感応組成物す、、ｂ、、ｂ、が感応する波
長の光を当てると、カプセルＡ　＋　、　Ａ　ｚ、Ａｓ
内の感応組成物す、、ｂ、、ｂ、の粘度が変化する。こ
のように感光したカプセルシートに圧力をかけてマイク
ロカプセルＡ、、Ａ、、Ａ、を破壊スると、光感応を受
けたカプセルと未感応のカプセルから流出する発色前駆
物質の量に差が生じ、もう−対の表面に前記発色前駆物
質と反応して発色反応を示す０発色剤がコーティングし
て成る記録シート上に、露光波長に相関する色彩が現出
されて、露光時のパターンに一敗したカラーパターンが
現出することになる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は、本発明の一実施例を示すものであって、図中１は
カプセルシートで、３の画像情報を含む露光光源により
、前記カプセルシート１、上のマイクロカプセル１ａに
画像情報が書き込まれる。即ち、３の露光光源中には、
原画を３元色に色分解した、Ｃ（シアン）信号、Ｍ（マ
ゼンタ）信号、及びＹ（イエロー）信号を図示しない画
像信号制御装置から露光信号として前記３の露光光源中
に各光色信号として有するそれぞれのスペクトル光、λ
１．λ２λ、の照射の形で入射する。勿論この操作は図
示しないラクトモジュレータによって行われる。これに
より、カプセルシート１の各色画素形成領域では各色信
号に対応したスペクトル光λ１．λ２　λ、の照射をう
ける。言うまでもなく、１つの色画素形成領域には多数
の各元色マイクロカプセル、Ａ　＋、　Ａ　ｚ、　Ａ　
ｘが存在するため、照射された特定波長のスペクトル光
、λ３．λ２λ。

に多数のマイクロカプセルＡ、−・・−・、Ａ２・−・
−・−・。

Ａ３−・−・・−が感応するとともに、その光量に対応
して光感応組成物す、、ｂ、、ｂ、の硬度が変化して、
潜像を形成する。

この様にして、潜像が形成された領域のカプセルシート
１は圧力ロール５ａと転写ロール５ｂの間に挟まれ、そ
の圧力によりマイクロカプセルＡ＋。

Ａｘ、Ａ３が破壊される。このとき、カプセルシート上
の各マイクロカプセルＡ　＋　、　Ａ　ｔ、　Ａ　ｘに
封入されている光感応組成物す、、ｂｔ、ｂ、が露光量
に対応して硬化しているため、露光量に対応してカプセ
ルＡ、、Ａ、、Ａ、内部から流出する発色前駆物質ａＩ
、ａ冨、ａｓの量が異なる。これにより、圧力ロール５
ａと転写ロール５ｂにより伸圧された部分のカプセルシ
ートｌからは、露光量に相対した量の発色前駆物′１ｔ
ａＩ、ａ！、ａ３が転写ロール５ｂ上に転写され、同ロ
ール５ｂの矢印方向の回転とともに、転写された潜像が
現像ロール５Ｃとの間に押圧された記録シート６、上に
転写され現像されて捺印される。記録シート６上には現
像剤が塗布されており（発色剤）前記発色前駆物質ａ、
、ａ２゜ａ、と反応して、それぞれＣ（シアン）１Ｍ（
マゼンタ）、Ｙ（イエロー）色を呈する。言うまでもな
く、一つの画素には、３元色を呈色する多数の微細なマ
イクロカプセル１ａが塗布されているため、一つの画素
は、微少な３元色色素の集合として表現され、各発色が
融和した状態で色素が現出する。また記録シート６の転
写残りをクリーニングするクリーナ９を転写ローラ上に
設ける。これはブレードの様に掻き取り式、または回転
クリーナ型のいづれでも、またはその併用型でもよい。

なお、第２図でマイクロカプセル１ａの潰され方につい
て説明する。

第２図（イ）はカプセルシートの模式断面図で、基紙１
、上にマイクロカプセル１ａが塗布されている状態を示
す、第２図（ロ）はカプセルシートの基紙が繊維からな
る紙の場合、圧力ロール５ａの圧力によりマイクロカプ
セルｌａが繊維中に入り込み容易に破壊されない状態を
示す、第２図（ハ）はカプセルシートの基紙がポリエス
テルフィルム等からなり、マイクロカプセル１ａが繊維
素により潰されるのを防げるような要素がよい場合の、
マイクロカプセル１ｂが圧力により破壊された後のカプ
セルと発色剤がカプセルシートｌａ、上に残された状態
を示す、また周知の如く、ロール間の圧力は材料力学で
いうヘルツの弾性接触理論による。従ってロール間に介
在するシートの縦弾性係数Ｅが高い程、高い圧力が得ら
れる。従って、従来カプセルシートとしては、通常の祇
を使用していたが、これをポリエステルフィルム等を使
用することにより、より容易にマイクロカプセルを圧潰
できるようになる。第３図に、従来の圧力現像装置の例
を示す、第３図（Ａ）が２本ロールの場合で、第３図（
Ｂ）は第３図（Ａ）で十分な圧力、剛性が得られないた
め、ロール３段にした例である。さらに図示しないが、
４段の実例もある。また、第１図では、カプセルシート
の背面から露光光源を照射しているが、当然これはマイ
クロカプセルの塗布されている側から照射することも可
能である。またマイクロカプセルシート紙としてポリエ
ステルフィルム等と記載したが、その他に、コンデンサ
紙、合成紙なども利用できる。

〔発明の効果〕

以上、本発明はマイクロカプセルシートにポリエステル
フィルム紙などの固いものを使用し、転写ロールのまわ
りに、マイクロカプセルを破壊し、発色剤を転写ロール
に転写するための圧力ロールと、転写ロール上の潜像を
記録シート上に写すための、圧力ロールとに分離するこ
とにより、容易にマイクロカプセルを破壊できるように
なったため、ロールが小型化できる。また、カプセルシ
ートと記録シートを分離できたため、それぞれの部分を
ユニット化できる。また、従来の方式では、カプセルシ
ートと記録シートの密着力が高いため容易に実現できな
かった、記録シートのカット紙化が行えるようになった
など種々の効果を有する。

また、前記ポリエステルフィルム等の硬い透明シートを
用いることにより、カプセルシート背面からの露光が可
能になった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す装置断面図。 第２図（イ）、（ロ）、（ハ）は、カプセルシートの模
式断面図。 第３図（Ａ）、　　（Ｂ）は従来の圧力現像装置の例を
示す断面図である。 １・・・カプセルシート １ａ・・・マイクロカプセル ３・・・露光光源 ５ａ・・・圧力ロール ５ｂ・・・転写ロール ５Ｃ・・・現像ロール ６・・・記録シート 以上 −ｙ！虎幻ｒ！１Ｔｓｓ齢ｆ図 第１図 （イ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　（ロ）第２図 第３　図（Ａ） 第３図（８）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 色彩の異なる発色剤と特定波長に感応して、発色剤を不
   動化させる感応物質を封入した、マイクロカプセルを一
   様に塗布したカプセルシートと、前記発色剤と反応して
   発色反応を起こす現像剤を一様に塗布した記録シートを
   使用する記録装置において、マイクロカプセルを圧力破
   壊するカプセルシート上のローラと、該ローラにより圧
   力破壊された発色剤を記録する転写ローラ、さらに転写
   のローラ上の潜像を記録シート上に圧力転写し、潜像を
   発色させ顕像化するローラを具備することを特徴とする
   画像記録装置。