JPH05188572A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH05188572A
JPH05188572A JP635392A JP635392A JPH05188572A JP H05188572 A JPH05188572 A JP H05188572A JP 635392 A JP635392 A JP 635392A JP 635392 A JP635392 A JP 635392A JP H05188572 A JPH05188572 A JP H05188572A
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JP
Japan
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capsule
porous body
image
pressure
developer
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Pending
Application number
JP635392A
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English (en)
Inventor
Hideaki Ohira
英朗 大平
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力現像装置によって画像記録媒体にかける
圧力を下げても、良好な現像能力を得つつ、圧力現像装
置の小型、軽量、低コスト化を行い、従来のものよりも
小型、軽量で安価な画像記録装置を提供する。 【構成】 多孔質体30は、感光ドラム5を周回する露
光済みカプセルシート4に密着して顕色剤塗布装置6と
感光ドラム5の間を通り、顕色剤塗布装置6によって顕
色剤7を塗布され、カプセルと顕色剤の間に介在した多
孔質体30は、受像紙8と共に圧力現像用ローラ対9を
通った後、カプセルシートと分離され巻取られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の画像記録装置、例えば
カラー複写機の構成を図5を参照して説明する。
【0003】原稿1を置くための原稿台11の下側に
は、原稿1を照射する光源2と、その反射光を集光する
レンズ3とが配置されている。カートリッジ14から供
給されたカプセルシート4は、感光ドラム5を周回し圧
力現像用ローラ対9の間を通って巻取られる。カプセル
シート4には染料前駆体と光重合開始剤が内包された光
硬化性の樹脂カプセルが塗布されている。さらに、光を
照射されると導電性を帯びる光導電性物質を担持する感
光ドラム5に近接して、この感光ドラム5を帯電させる
帯電装置22と、顕色剤7をカプセルシート4に塗布す
る顕色剤塗布装置6とが配置されている。受像紙(主に
普通紙)8はカプセルシート4と重ね合わされた状態で
圧力現像用ローラ対9の間を通って加圧された後、カプ
セルシート4から分離され、その後、熱定着装置10中
を通る。
【0004】次に作用を説明する。
【0005】光源2からの光を原稿1に照射し、その反
射光をレンズ3で集光して、カプセルシート4と帯電装
置22で帯電された感光ドラム5が重なる部分に照射す
る。これによって、カプセルシート4には化学潜像が形
成され、また感光ドラム5上に形成される静電潜像の影
響を受けてカプセルシート4に静電潜像が現れる。次
に、静電潜像によってカプセルシート4上に顕色剤7を
顕色剤塗布装置6で塗布する。露光と顕色剤塗布の終了
したカプセルシート4は、受像紙8と重ね合わされて、
圧力現像用ローラ対9によって現像・転写される。この
とき、未硬化カプセルが潰れて中の染料前駆体が顕色剤
7と化学反応を起こして受像紙8上に画像が形成され
る。その後、受像紙8は熱定着装置10によって発色を
増し、定着されて可視化される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような画像記録装置は圧力現像装置による高圧力が必要
であり、また圧力を下げると顕色剤がカプセルシートに
転写・付着してしまい、受像紙に顕色剤すべてを付着さ
せることが出来ない。従って、高圧を得るために装置が
大型、重々量、高コストになってしまい、小型、軽量、
低コスト化が難しかった。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、圧力現像装置にかける圧力を下
げても、良好な現像能力を得つつ、圧力現像装置の小
型、軽量、低コスト化を行い、従来のものよりも小型、
軽量で安価な画像記録装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像記録装置は、発色剤を内包した光硬化性
カプセルを担持するカプセルシートと、前記カプセルシ
ートに顕色剤を塗布する顕色剤塗布手段と、前記カプセ
ルシートを露光し、潜像を形成する露光手段と、前記潜
像が形成されたカプセルシートと受像紙を重ね合わせ、
圧力現像して前記受像紙上に画像を形成する圧力現像手
段を備え、前記カプセルシートと前記顕色剤との間に、
光硬化性カプセルの内包物のみが透過する多孔質体を介
在させた。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像記録装置は、
カプセルと顕色剤との間に多孔質体を介在させること
で、圧力現像時に未硬化カプセルが潰れて内包物のみが
多孔質体を透過し、顕色剤と反応してカプセルシートの
潜像を受像紙に現像する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した第1の実施例であ
る画像記録装置を図1を参照して説明する。尚、その説
明中、従来技術に示されている部分と同一の部分には、
同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0011】一般的に多孔質体としては、少なくともカ
プセルと顕色剤7の平均粒子径よりも孔径の小さいもの
を使用し、厚さは200μm以下を使用する。材質はポ
リエステル、ナイロン、PTFE、ゴムなどの高分子
や、ステンレス、銅などの金属、アルミナ、ジルコニア
などのセラミックスを使用する。しかし、カプセルシー
トのカプセルの特性が変化すれば上記の条件はそれに連
動して変化する。
【0012】本実施例では、多孔質体として平均孔径3
μm、気孔率85%、厚さ80μmのPTFEの多孔質
体を使用した。
【0013】多孔質体30は多孔質体用カートリッジ3
1から供給され、感光ドラム5を周回する露光済みカプ
セルシート4に密着して顕色剤塗布装置6と感光ドラム
5の間を通り、顕色剤塗布装置6によって顕色剤7を塗
布される。その後、カプセルシート4上のカプセルと顕
色剤7との間に介在したまま、受像紙8と共に圧力現像
用ローラ対9を通った後、カプセルシート4、受像紙8
と分離され巻取られる。
【0014】受像紙(主に普通紙)8はカプセルシート
4に密着し、顕色剤を担持している多孔質体30と重ね
合わされた状態で圧力現像用ローラ対9の間を通って加
圧された後、多孔質体30から分離され、その後、熱定
着装置10中を通る。
【0015】次に作用を説明する。
【0016】多孔質体30をカプセルシート4に密着す
ると、感光ドラム5上に形成されている静電潜像の影響
を受けて多孔質体30上にも静電潜像が現れる。そし
て、顕色剤7を顕色剤塗布装置6で多孔質体30上に塗
布する。
【0017】露光と多孔質体30の密着、顕色剤塗布の
終了したカプセルシート4は、顕色剤7を担持して密着
している多孔質体30と共に受像紙8と重ね合わされ
て、圧力現像用ローラ対9によって潜像を現像、転写さ
れる。このとき、未硬化カプセルが潰れて中の染料前駆
体が多孔質体30を透過して受像紙8側の顕色剤7と化
学反応を起こして受像紙8上に可視画像が形成される。
その後、受像紙8上の画像は熱定着装置10によって発
色を増し、定着されて可視化する。
【0018】図4は圧力現像時にカプセルが潰れて内包
物が多孔質体30を透過し、顕色剤7と反応しているモ
デルを示す図である。カプセルシートのベースシート2
0、未潰れカプセル19、多孔質体30、顕色剤7、受
像紙8を重ねて圧力現像用ローラ対9を通すと、圧力で
未潰れカプセル19中の未硬化カプセルが潰れて、潰れ
たカプセル37の内包物中の染料前駆体39が出てきて
多孔質体30を透過し、顕色剤7と反応して発色する。
【0019】次に図2を参照して第2の実施例を説明す
る。この実施例ではハーフミラー36によって集光した
光を二つに分けて、カプセルシート4と感光ドラム5を
露光する。そして、多孔質体用カートリッジ31から供
給された多孔質体30上に顕色剤7を顕色剤塗布装置6
により塗布する。その後、カプセルシート4と顕色剤7
を担持した多孔質体30、受像紙8が重ね合わされて圧
力現像用ローラ対9を通り、圧力現像される。このこと
により、感光ドラム5の光導電性部材は、第1の実施例
のものよりも表面電荷が少ないものが使用でき、カプセ
ルシートについて可視光透過性であったり、電荷の影響
を考慮した材質を使用する必要がない。
【0020】また、図3を参照して第3の実施例を説明
する。この実施例ではハーフミラー36によって集光し
た光を二つに分けて、カプセルシート4と感光ドラムを
含む顕色剤塗布装置34内の感光ドラムを露光する。そ
して、供給された受像紙8上に顕色剤7を塗布する。そ
の後、カプセルシート4と多孔質体30、顕色剤7を担
持した受像紙8が重ね合わされて圧力現像用ローラ対9
を通り、圧力現像される。この実施例によれば顕色剤7
が多孔質体30上に担持されにくい場合に有効である。
【0021】以上、詳述したことから明らかなように、
本実施例の画像記録装置によれば、カプセルの内包物が
透過する多孔質体30をカプセルシート4と顕色剤7の
間に介在させて圧力現像する。このために、圧力現像後
にカプセルシート4と受像紙8を分離する際に、圧力現
像の圧力が低いと発生する、カプセルシート4に顕色剤
7が転写・付着することがなくなる。圧力現像用ローラ
対9によってカプセルシート4に高圧をかける必要がな
くなり、カプセルが潰れて内包物が多孔質体30を透過
するだけの比較的低い圧力で良くなるので、受像紙8上
での画像欠けなどの問題なしにカプセルシート4にかけ
る圧力を下げることができ、装置の小型化、軽量化、低
コスト化が図れる。
【0022】尚、本発明は以上詳述した実施例に限定さ
れるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種
々の変更を加えることが出来る。
【0023】例えば、多孔質体が熱定着後に透明になる
ような材質、または受像紙に定着した顕色剤と多孔質体
が画像に影響しないように剥離するような材質を使用し
ている場合、圧力現像後にカプセルシートと多孔質体の
みを分離して、多孔質体を受像紙に重ねたまま熱定着装
置中を通し、多孔質体と受像紙を一時的または永久に一
体にする。このようにすれば、多孔質体30を使い捨て
に出来るため、メンテナンス時に使用済み多孔質体の巻
取りカートリッジを交換する手間がかからない。また、
多孔質体をリサイクルする場合に較べると、多孔質体の
目詰まりなどのトラブルや、多孔質体のクリーニングが
不要になる。さらに、多孔質体が永久に受像紙と一体化
した場合、溶融定着した多孔質体が受像紙上の画像を保
護するので保存性やハンドリング性が向上する。
【0024】さらに、カプセルシート表面に多孔質体を
密着させてあるカプセルシートを用いるとよい。このよ
うにすれば、多孔質体をカートリッジで補給する手間
や、機械的な機構も不用になるために画像記録装置の低
コスト化が図れ、従来技術の装置がほとんどそのまま使
用できる。
【0025】また、多孔質体をベルトにして再利用する
とよい。このようにすれば、多孔質体を再利用するため
に、多孔質体をカートリッジなどで補給する必要がな
く、コスト低減に大きく寄与する。
【0026】そして多孔質体を一枚づつのシートにして
もよい。このようにすれば、多孔質体をカートリッジな
どで供給する場合に、受像紙が一枚通る度に多孔質体を
受像紙に合わせて切断しなければならない煩雑さを解消
するのに有効である。
【0027】
【発明の効果】以上、詳述したことから明らかなよう
に、本発明の画像記録装置によれば、カプセルの内包物
が透過する多孔質体をカプセルシートと顕色剤の間に介
在させて圧力現像する。このために、圧力現像後にカプ
セルシートと受像紙を分離する際に、圧力現像の圧力が
低いと発生する、カプセルシートに顕色剤が転写・付着
することがなくなる。よって、圧力現像手段によって画
像記録媒体に高圧をかける必要がなくなり、カプセルが
潰れて内包物が多孔質体を透過するだけの比較的低い圧
力で良くなるので、受像紙上での画像欠けなどの問題な
しに圧力現像手段によって画像記録媒体にかける圧力を
下げることができ、装置の小型化、軽量化、低コスト化
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の画像記録装置の概略構成図であ
る。
【図2】第2の実施例の画像記録装置の概略構成図であ
る。
【図3】第3の実施例の画像記録装置の概略構成図であ
る。
【図4】圧力現像時にカプセルが潰れて内包物が多孔質
体を透過し、顕色剤と反応している状態を示す説明図で
ある。
【図5】従来の画像記録装置の概略構成図である。
【符号の説明】
2 光源 3 集光レンズ 4 カプセルシート 6 顕色剤塗布装置 7 顕色剤 8 受像紙 9 圧力現像用ローラ対 30 多孔質体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発色剤を内包した光硬化性カプセルを担
    持するカプセルシートと、前記カプセルシートに顕色剤
    を塗布する顕色剤塗布手段と、前記カプセルシートを露
    光し、潜像を形成する露光手段と、前記潜像が形成され
    たカプセルシートと受像紙を重ね合わせ、圧力現像して
    前記受像紙上に画像を形成する圧力現像手段を備えた画
    像記録装置において、 前記カプセルシートと前記顕色剤との間に、光硬化性カ
    プセルの内包物のみが透過する多孔質体を介在させたこ
    とを特徴とする画像記録装置。
JP635392A 1992-01-17 1992-01-17 画像記録装置 Pending JPH05188572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP635392A JPH05188572A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP635392A JPH05188572A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 画像記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05188572A true JPH05188572A (ja) 1993-07-30

Family

ID=11636007

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP635392A Pending JPH05188572A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 画像記録装置

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JP (1) JPH05188572A (ja)

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