JPH087475Y2 - 位置入力装置 - Google Patents
位置入力装置Info
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- JPH087475Y2 JPH087475Y2 JP1987194328U JP19432887U JPH087475Y2 JP H087475 Y2 JPH087475 Y2 JP H087475Y2 JP 1987194328 U JP1987194328 U JP 1987194328U JP 19432887 U JP19432887 U JP 19432887U JP H087475 Y2 JPH087475 Y2 JP H087475Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input device
- sheet
- position input
- protrusions
- pressed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば複写機の操作パネル等に設けられる
位置入力装置に関するものである。
位置入力装置に関するものである。
例えば、複写機において複写画像のトリミングやマス
キング、移動等の編集作業を行うときに画像の位置を指
定する場合など、平面上の位置入力装置を必要とするこ
とがある。
キング、移動等の編集作業を行うときに画像の位置を指
定する場合など、平面上の位置入力装置を必要とするこ
とがある。
そこで、従来、例えば複写原稿よりも大きな平板状の
抵抗体と、スイッチを内蔵する先端の尖ったスタイラス
ペンとを備えたタブレット式位置入力装置が用いられて
いる。このタブレット式位置入力装置では、平板状の抵
抗体における指定しようとする位置をスタイラスペンで
押圧することにより、平面上の位置を入力することがで
きるようになっていた。
抵抗体と、スイッチを内蔵する先端の尖ったスタイラス
ペンとを備えたタブレット式位置入力装置が用いられて
いる。このタブレット式位置入力装置では、平板状の抵
抗体における指定しようとする位置をスタイラスペンで
押圧することにより、平面上の位置を入力することがで
きるようになっていた。
ところが、上記従来のタブレット式位置入力装置で
は、位置を入力するたびにスタイラスペンを手にしなけ
ればならず、加えて、平板状の大きな抵抗体やスタイラ
スペンを必要とするため、非常に大きな装置となり、そ
の結果、操作性が悪く、高価であるといった問題点を有
していた。
は、位置を入力するたびにスタイラスペンを手にしなけ
ればならず、加えて、平板状の大きな抵抗体やスタイラ
スペンを必要とするため、非常に大きな装置となり、そ
の結果、操作性が悪く、高価であるといった問題点を有
していた。
なお、スタイラスペンの代わりに指で直接押圧するこ
とで操作性は向上するが、この場合、先端の尖ったスタ
イラスペンによって抵抗体を押圧する場合に比べると、
押圧する面積が広くなるうえ、同じ位置付近を押圧して
も押圧するたびに微妙な位置ずれが生じて再現性が悪い
ために、入力する位置の精度が大幅に低下することとな
る。
とで操作性は向上するが、この場合、先端の尖ったスタ
イラスペンによって抵抗体を押圧する場合に比べると、
押圧する面積が広くなるうえ、同じ位置付近を押圧して
も押圧するたびに微妙な位置ずれが生じて再現性が悪い
ために、入力する位置の精度が大幅に低下することとな
る。
一方、実開昭60-166041号公報には、感圧形の手書入
力パッドの上に、キー区分位置の略中央に堅く小さい点
状の突起が形成されたクッションパッドを配し、さらに
その上にキートップ表示区分が書かれているシートを配
した構成が開示されている。この構成では、キーを押圧
すると、手書き入力パッドにおける上部電極の主として
突起の下部付近に位置する狭い範囲に集中して圧力が加
えられる。したがって、指で直接押圧して操作するにも
かかわらず、同じ位置付近を押圧することで優れた位置
精度、再現性が得られる。
力パッドの上に、キー区分位置の略中央に堅く小さい点
状の突起が形成されたクッションパッドを配し、さらに
その上にキートップ表示区分が書かれているシートを配
した構成が開示されている。この構成では、キーを押圧
すると、手書き入力パッドにおける上部電極の主として
突起の下部付近に位置する狭い範囲に集中して圧力が加
えられる。したがって、指で直接押圧して操作するにも
かかわらず、同じ位置付近を押圧することで優れた位置
精度、再現性が得られる。
しかしながら、この技術をそのまま複写機のタブレッ
ト式位置入力装置に採用し、突起付きのクッションパッ
ドとシートとを上記の抵抗体の上に配し、突起を介して
位置入力を行うようにしたところで、優れた位置精度
と、スタイラスペンを必要としない分の操作性の向上は
図れるものの、依然として大型であり、大型の装置を取
り扱う上での操作性の悪さや高価さを解決することはで
きない。
ト式位置入力装置に採用し、突起付きのクッションパッ
ドとシートとを上記の抵抗体の上に配し、突起を介して
位置入力を行うようにしたところで、優れた位置精度
と、スタイラスペンを必要としない分の操作性の向上は
図れるものの、依然として大型であり、大型の装置を取
り扱う上での操作性の悪さや高価さを解決することはで
きない。
そこで、小型化を図る構成として、例えば、上記構成
の位置入力装置を帯状に形成し、これをプラテンガラス
の周縁に沿って直交する2方向に配し、プラテンガラス
上に配された原稿上の所望の位置と同じ位置の、位置入
力装置上のキーを押圧して位置入力を行うといったもの
が考えられる。
の位置入力装置を帯状に形成し、これをプラテンガラス
の周縁に沿って直交する2方向に配し、プラテンガラス
上に配された原稿上の所望の位置と同じ位置の、位置入
力装置上のキーを押圧して位置入力を行うといったもの
が考えられる。
しかしながら、上記のような位置入力装置では、小型
化は図れるものの、押圧すべきキーを正確に押圧し難
く、位置入力の際に入力ミスが発生しやすいといった問
題点を有している。
化は図れるものの、押圧すべきキーを正確に押圧し難
く、位置入力の際に入力ミスが発生しやすいといった問
題点を有している。
つまり、突起が点状であると、押圧時に指の特定の部
分にのみ圧力が集中して加わるため、非常に押圧し難
く、加えて、上記のような位置入力装置では、原稿上の
所望の位置に対応するキーの選択は、所望の位置から位
置入力装置へと垂線を引くかの如く目視に頼った動作で
行われるので、キーに目印となるものがないと押圧すべ
きキーの特定が行い難くい。それらの結果、入力ミスが
発生しやすくなる。
分にのみ圧力が集中して加わるため、非常に押圧し難
く、加えて、上記のような位置入力装置では、原稿上の
所望の位置に対応するキーの選択は、所望の位置から位
置入力装置へと垂線を引くかの如く目視に頼った動作で
行われるので、キーに目印となるものがないと押圧すべ
きキーの特定が行い難くい。それらの結果、入力ミスが
発生しやすくなる。
尚、点状の突起の上にシートを配して押圧しやすくす
ることも可能であるが、そうすると、キーが点状の突起
とシートととからなるため、部品コストをアップさせる
ばかりでなく、押圧時のシートの撓みにより、押圧しよ
うとする突起以外の隣の突起までもが同時に押圧される
虞れがあるので、必然的に突起と突起の間隔を広くしな
ければならず、分解能の高いものに対応できないといっ
た別の問題が招来される。
ることも可能であるが、そうすると、キーが点状の突起
とシートととからなるため、部品コストをアップさせる
ばかりでなく、押圧時のシートの撓みにより、押圧しよ
うとする突起以外の隣の突起までもが同時に押圧される
虞れがあるので、必然的に突起と突起の間隔を広くしな
ければならず、分解能の高いものに対応できないといっ
た別の問題が招来される。
本考案は、上記の課題に鑑みて成されたもので、小型
かつ安価で、良好な操作性を有し、入力位置の精度も高
く、高い分解能にも対応でき、かつ誤入力も生じ難いと
いった優れた位置入力装置を提供することを目的として
いる。
かつ安価で、良好な操作性を有し、入力位置の精度も高
く、高い分解能にも対応でき、かつ誤入力も生じ難いと
いった優れた位置入力装置を提供することを目的として
いる。
本考案に係る位置入力装置は、上記の問題点を解決す
るために、帯状に形成され、対向して設けられる上部シ
ートおよび下部シートと、上部シートの下面に設けられ
る上部電極と、下部シートの上面に設けられる下部電極
とを備え、上部シートの押圧される位置に応じた電圧を
出力する位置入力装置において、上部シートの上面に、
位置入力の分解能に応じた複数の突起が一方向に並設さ
れ、これら各突起は各突起の並設方向と直交する方向に
長い形状を成し、各突起の上面には目盛りが形成されて
いることを特徴としている。
るために、帯状に形成され、対向して設けられる上部シ
ートおよび下部シートと、上部シートの下面に設けられ
る上部電極と、下部シートの上面に設けられる下部電極
とを備え、上部シートの押圧される位置に応じた電圧を
出力する位置入力装置において、上部シートの上面に、
位置入力の分解能に応じた複数の突起が一方向に並設さ
れ、これら各突起は各突起の並設方向と直交する方向に
長い形状を成し、各突起の上面には目盛りが形成されて
いることを特徴としている。
上記の構成によれば、上部シートに並設された複数の
突起は、各突起の並設方向と直交する方向に長い形状で
あるので、点状の突起に比べて押圧しやすく、シートを
設けることなく指で直接突起を押圧して入力でき、加え
て、各突起の上面には目盛りが形成されているので、目
盛りにより押圧すべきキーの特定が行いやすくなる。し
たがって、押圧すべきキーを正確に押圧することが容易
に行えるようになり、入力ミスを低減できる。
突起は、各突起の並設方向と直交する方向に長い形状で
あるので、点状の突起に比べて押圧しやすく、シートを
設けることなく指で直接突起を押圧して入力でき、加え
て、各突起の上面には目盛りが形成されているので、目
盛りにより押圧すべきキーの特定が行いやすくなる。し
たがって、押圧すべきキーを正確に押圧することが容易
に行えるようになり、入力ミスを低減できる。
また、シートと突起とから成るキー構造よりも、部品
コストを低下させることが可能であると共に、シートを
設ける場合のように操作性を考慮して突起と突起の間隔
を広く採る必要がないので、一つずつ個別に指で突起を
押圧することが可能な距離まで突起を詰めて形成するこ
とができ、高い分解能の装置にも対応可能となる。しか
もこの場合、高い分解能に応じて各突起の並設方向の幅
を狭めても長さがあるので、押圧しやすさを損なうこと
がない。
コストを低下させることが可能であると共に、シートを
設ける場合のように操作性を考慮して突起と突起の間隔
を広く採る必要がないので、一つずつ個別に指で突起を
押圧することが可能な距離まで突起を詰めて形成するこ
とができ、高い分解能の装置にも対応可能となる。しか
もこの場合、高い分解能に応じて各突起の並設方向の幅
を狭めても長さがあるので、押圧しやすさを損なうこと
がない。
本考案の一実施例を第1図ないし第6図に基づいて説
明すれば、以下の通りである。
明すれば、以下の通りである。
位置入力装置11には、例えば第1図に示すように、帯
状の上部シート12と、帯状の鉄板から成る下部シート13
とが対向して設けられている。上部シート12の上面に
は、位置入力の分解能に応じて一定間隔に配置された複
数の突起12a…が形成されている。これら突起12a…は、
第1図から明らかなように、突起の並設方向と直交する
方向に長い長方形状を成している。また、突起12a…の
上面には、目盛り12b…が印刷されている。
状の上部シート12と、帯状の鉄板から成る下部シート13
とが対向して設けられている。上部シート12の上面に
は、位置入力の分解能に応じて一定間隔に配置された複
数の突起12a…が形成されている。これら突起12a…は、
第1図から明らかなように、突起の並設方向と直交する
方向に長い長方形状を成している。また、突起12a…の
上面には、目盛り12b…が印刷されている。
上記上部シート12の下面には、第2図に示すように、
接着剤層31を介して、帯状の抵抗体から成る上部電極14
が接着されている。この上部電極14は、全長にわたって
同一の断面形状を有している。上部電極14における端部
14a・14bは、夫々、リード線16・17を介して電圧印加端
子18・19に接続されている。
接着剤層31を介して、帯状の抵抗体から成る上部電極14
が接着されている。この上部電極14は、全長にわたって
同一の断面形状を有している。上部電極14における端部
14a・14bは、夫々、リード線16・17を介して電圧印加端
子18・19に接続されている。
一方、下部シート13の上面には、接着剤層32を介し
て、帯状の導電体から成る下部電極15が接着されてい
る。この下部電極15の端部15aは、リード線20を介して
出力端子21に接続されている。
て、帯状の導電体から成る下部電極15が接着されてい
る。この下部電極15の端部15aは、リード線20を介して
出力端子21に接続されている。
上部電極14と下部電極15との間には、微小な突起34a
…が形成されたスペーサ34が設けられるとともに、上部
電極14および下部電極15における周縁部は、接着剤層33
を介して接着されている。
…が形成されたスペーサ34が設けられるとともに、上部
電極14および下部電極15における周縁部は、接着剤層33
を介して接着されている。
上記位置入力装置11は、例えば、第3図に示すよう
に、複写機41に設けられて、原稿48における複写画像の
トリミングやマスキング、移動等の編集作業を行うとき
に画像の位置を指定するために用いられる。つまり、位
置入力装置11・11′は、それぞれ、プラテンガラス42に
おけるX方向およびY方向の周縁に沿って配置され、操
作パネル43に埋め込まれて設けられている。
に、複写機41に設けられて、原稿48における複写画像の
トリミングやマスキング、移動等の編集作業を行うとき
に画像の位置を指定するために用いられる。つまり、位
置入力装置11・11′は、それぞれ、プラテンガラス42に
おけるX方向およびY方向の周縁に沿って配置され、操
作パネル43に埋め込まれて設けられている。
操作パネル43には、また、複写画像におけるX方向お
よびY方向の位置の入力を指示するX座標入力ボタン44
およびY座標入力ボタン45が設けられるとともに、さら
に、複写機41の状態を表示する表示部46や、複写を開始
させるスタートボタン47等が設けられている。
よびY方向の位置の入力を指示するX座標入力ボタン44
およびY座標入力ボタン45が設けられるとともに、さら
に、複写機41の状態を表示する表示部46や、複写を開始
させるスタートボタン47等が設けられている。
一方、複写機41には、第4図に示すように、CPU(Cen
tral Processing Unit)51を備えた制御装置52が設けら
れている。この制御装置52には、前記位置入力装置11・
11′が接続されている。
tral Processing Unit)51を備えた制御装置52が設けら
れている。この制御装置52には、前記位置入力装置11・
11′が接続されている。
即ち、位置入力装置11・11′の上部電極14・14′に接
続される電圧印加端子18・18′は、共に制御装置52の+
5V電源に接続される一方、電圧印加端子19・19′は、ア
ースに接続されている。また、下部電極15・15′に接続
される出力端子21・21′は、それぞれ、CPU51のA/D変換
端子53・53′に接続されている。
続される電圧印加端子18・18′は、共に制御装置52の+
5V電源に接続される一方、電圧印加端子19・19′は、ア
ースに接続されている。また、下部電極15・15′に接続
される出力端子21・21′は、それぞれ、CPU51のA/D変換
端子53・53′に接続されている。
このA/D変換端子53・53′は、さらに、それぞれ上部
電極14における端部14a・14b間、および上部電極14′に
おける端部14a′・14b′間の抵抗値よりも大きな抵抗値
を有する抵抗54・54′を介してアースに接続されてい
る。
電極14における端部14a・14b間、および上部電極14′に
おける端部14a′・14b′間の抵抗値よりも大きな抵抗値
を有する抵抗54・54′を介してアースに接続されてい
る。
上記の構成において、位置入力装置11における上部電
極14は、電圧印加端子18に+5Vの電圧が印加される一
方、電圧印加端子19は接地されている。そして、上部電
極14は全長にわたって同一の断面形状を有する抵抗体か
ら成っているので、上部電極14における各部の電位は、
端部14bからの長さに比例した電位を示す。
極14は、電圧印加端子18に+5Vの電圧が印加される一
方、電圧印加端子19は接地されている。そして、上部電
極14は全長にわたって同一の断面形状を有する抵抗体か
ら成っているので、上部電極14における各部の電位は、
端部14bからの長さに比例した電位を示す。
そこで、上部シート12を上方から押圧すると、押圧し
た付近で上部電極14が下部電極15に接触し、下部電極1
5、リード線20、および出力端子21には、端部14bから押
圧した位置までの距離lxに比例した電圧Vxが発生する。
た付近で上部電極14が下部電極15に接触し、下部電極1
5、リード線20、および出力端子21には、端部14bから押
圧した位置までの距離lxに比例した電圧Vxが発生する。
例えば、位置入力装置11の上部電極14における端部14
a・14b間の距離が432mmとすると、 の電圧が発生する。
a・14b間の距離が432mmとすると、 の電圧が発生する。
この位置入力装置11の出力端子21に発生した電圧Vx
は、CPU51のA/D変換端子53に入力され、第5図に示すよ
うに、CPU51で0から255までの256段階の数値Nxにアナ
ログ/ディジタル変換される。つまり数値Nxは、 となる。
は、CPU51のA/D変換端子53に入力され、第5図に示すよ
うに、CPU51で0から255までの256段階の数値Nxにアナ
ログ/ディジタル変換される。つまり数値Nxは、 となる。
それゆえ、CPU51は、アナログ/ディジタル変換され
て得られた数値Nxから上記2式を逆算して、位置入力装
置11における上部シート12を押圧した位置Xの方向の距
離lxを、 として得ることができる。
て得られた数値Nxから上記2式を逆算して、位置入力装
置11における上部シート12を押圧した位置Xの方向の距
離lxを、 として得ることができる。
また、位置入力装置11′においても、同様に、上部電
極14′の両端間の距離が297mmとし、端部からの距離がl
yの位置を押圧して発生した電圧Vyが、CPU51のA/D変換
端子に53′に入力され、アナログ/ディジタル変換され
た数値をNyとすると、距離lyは、 として得られる。
極14′の両端間の距離が297mmとし、端部からの距離がl
yの位置を押圧して発生した電圧Vyが、CPU51のA/D変換
端子に53′に入力され、アナログ/ディジタル変換され
た数値をNyとすると、距離lyは、 として得られる。
そこで、例えば、原稿48における直線X1・X2、および
Y1・Y2で囲まれる領域だけを複写するときには、第6図
に示すような操作、および制御装置52の作動によって複
写領域を指定することができる。
Y1・Y2で囲まれる領域だけを複写するときには、第6図
に示すような操作、および制御装置52の作動によって複
写領域を指定することができる。
即ち、まず、X座標入力ボタン44を押し(S1)、位置
入力装置11における直線X1の延長線と交わる位置を押圧
する(S2)。すると制御装置52は、上記のように位置入
力装置11から入力された電圧Vxより距離lxを算出し、記
憶する(S3)。また、位置入力装置11における直線X2の
延長線と交わる位置を押圧すると(S4)、制御装置52
は、やはり、位置入力装置11から入力された電圧Vxより
距離lxを算出し、記憶する(S5)。
入力装置11における直線X1の延長線と交わる位置を押圧
する(S2)。すると制御装置52は、上記のように位置入
力装置11から入力された電圧Vxより距離lxを算出し、記
憶する(S3)。また、位置入力装置11における直線X2の
延長線と交わる位置を押圧すると(S4)、制御装置52
は、やはり、位置入力装置11から入力された電圧Vxより
距離lxを算出し、記憶する(S5)。
また、位置入力装置11′も同様に、Y座標入力ボタン
45を押した後(S6)、直線Y1、およびY2の延長線と交わ
る位置をそれぞれ押圧すれば、押圧するごとに、制御装
置52が距離lyを算出し、記憶する(S6〜10)。
45を押した後(S6)、直線Y1、およびY2の延長線と交わ
る位置をそれぞれ押圧すれば、押圧するごとに、制御装
置52が距離lyを算出し、記憶する(S6〜10)。
そこで、原稿48を裏返して複写原稿のある方の面を下
にし、スタートボタン47を押すと、直線X1・X2・Y1・Y2
で囲まれた範囲だけがトリミングされて複写される。
にし、スタートボタン47を押すと、直線X1・X2・Y1・Y2
で囲まれた範囲だけがトリミングされて複写される。
このように、位置入力装置11・11′におけるX1・X2・
Y1・Y2の延長線上の位置をそれぞれ押圧するだけで、複
写領域を容易に指定することができる。
Y1・Y2の延長線上の位置をそれぞれ押圧するだけで、複
写領域を容易に指定することができる。
そして、上記のように、上部シート12の上面には突起
12a…が形成されているので、押圧時、指は突起12a…の
上部だけに接触するようになり、上部電極における、主
として上部シートに形成された突起の下部付近に位置す
る狭い範囲だけに集中して圧力が加わり、この範囲で、
上部電極と下部電極とが接触する。したがって、スタイ
ラスペン等、特殊なペンなどを用いる必要はないうえ、
押圧する指が多少太かったり、押圧する位置を多少ずれ
ていたりしても、押圧する面積が広くなったり、再現性
が悪くなったりしないので、入力する位置の精度が低下
することはない。
12a…が形成されているので、押圧時、指は突起12a…の
上部だけに接触するようになり、上部電極における、主
として上部シートに形成された突起の下部付近に位置す
る狭い範囲だけに集中して圧力が加わり、この範囲で、
上部電極と下部電極とが接触する。したがって、スタイ
ラスペン等、特殊なペンなどを用いる必要はないうえ、
押圧する指が多少太かったり、押圧する位置を多少ずれ
ていたりしても、押圧する面積が広くなったり、再現性
が悪くなったりしないので、入力する位置の精度が低下
することはない。
しかも、突起12a…は、各突起12a…の並設方向と直交
する方向に延びる長方形状であるので、点状の突起に比
べて押圧しやすく、シートを設けることなく、指で直接
突起を押圧して入力でき、加えて、各突起12a…の上面
には、目盛り12b…が形成されているので、目盛り12b…
により、X1・X2・Y1・Y2の延長線上に位置する押圧すべ
き突起12a…の特定が視覚的に行いやすくなる。したが
って、押圧すべきキーを正確に押圧することが容易に行
えるようになり、入力ミスを確実に低減できる。
する方向に延びる長方形状であるので、点状の突起に比
べて押圧しやすく、シートを設けることなく、指で直接
突起を押圧して入力でき、加えて、各突起12a…の上面
には、目盛り12b…が形成されているので、目盛り12b…
により、X1・X2・Y1・Y2の延長線上に位置する押圧すべ
き突起12a…の特定が視覚的に行いやすくなる。したが
って、押圧すべきキーを正確に押圧することが容易に行
えるようになり、入力ミスを確実に低減できる。
また、シートと突起とから成るキー構造よりも、部品
コストを低下させることが可能であると共に、シートを
設ける場合のように操作性を考慮して突起と突起の間隔
を広く採る必要がないので、一つずつ個別に指で突起12
a…を押圧することが可能な距離まで突起12a…を詰めて
形成することができ、高い分解能の装置にも対応可能と
なる。そして、分解能に応じて各突起12a…の並設方向
の幅を狭めても、長さがあるので、押圧しやすさを損な
うことがない。
コストを低下させることが可能であると共に、シートを
設ける場合のように操作性を考慮して突起と突起の間隔
を広く採る必要がないので、一つずつ個別に指で突起12
a…を押圧することが可能な距離まで突起12a…を詰めて
形成することができ、高い分解能の装置にも対応可能と
なる。そして、分解能に応じて各突起12a…の並設方向
の幅を狭めても、長さがあるので、押圧しやすさを損な
うことがない。
なお、本実施例のように、X方向およびY方向に距離
だけをそれぞれ入力する位置入力装置11・11′を設ける
ことにより、従来のタブレット式位置入力装置のよう
に、原稿と同じ大きさのものを用いる必要がない。それ
ゆえ、装置を小型化することができて、一層、操作性も
良くなり、使用しやすくなる。
だけをそれぞれ入力する位置入力装置11・11′を設ける
ことにより、従来のタブレット式位置入力装置のよう
に、原稿と同じ大きさのものを用いる必要がない。それ
ゆえ、装置を小型化することができて、一層、操作性も
良くなり、使用しやすくなる。
また、本実施例においては、X方向とY方向とで分解
能に差があるが、これは、CPU51によって、アナログ/
ディジタル変換や、演算を行う際に補正することができ
る。
能に差があるが、これは、CPU51によって、アナログ/
ディジタル変換や、演算を行う際に補正することができ
る。
本考案に係る位置入力装置は、以上のように、上部シ
ートの上面に、位置入力の分解能に応じた複数の突起が
一方向に並設され、これら各突起は各突起の並設方向と
直交する方向に長い形状を成し、各突起の上面には目盛
りが形成されている構成である。
ートの上面に、位置入力の分解能に応じた複数の突起が
一方向に並設され、これら各突起は各突起の並設方向と
直交する方向に長い形状を成し、各突起の上面には目盛
りが形成されている構成である。
これにより、点状の突起に比べて押圧しやすく、シー
トを設けることなく指で直接突起を押圧して入力でき、
加えて、目盛りにより押圧すべきキーの特定が行いやす
くなる。したがって、押圧すべきキーを正確に押圧する
ことが容易に行えるようになり、入力ミスを低減でき
る。
トを設けることなく指で直接突起を押圧して入力でき、
加えて、目盛りにより押圧すべきキーの特定が行いやす
くなる。したがって、押圧すべきキーを正確に押圧する
ことが容易に行えるようになり、入力ミスを低減でき
る。
また、シートと突起とから成るキー構造よりも、部品
コストを低下させることが可能であると共に、シートを
設ける場合のように操作性を考慮して突起と突起の間隔
を広く採る必要がないので、一つずつ個別に指で突起を
押圧することが可能な距離まで突起を詰めて形成するこ
とができ、高い分解能の装置にも対応可能となる。しか
もこの場合、高い分解能に応じて各突起の並設方向の幅
を狭めても長さがあるので、押圧しやすさを損なうこと
がない。
コストを低下させることが可能であると共に、シートを
設ける場合のように操作性を考慮して突起と突起の間隔
を広く採る必要がないので、一つずつ個別に指で突起を
押圧することが可能な距離まで突起を詰めて形成するこ
とができ、高い分解能の装置にも対応可能となる。しか
もこの場合、高い分解能に応じて各突起の並設方向の幅
を狭めても長さがあるので、押圧しやすさを損なうこと
がない。
それらの結果、小型かつ安価で、良好な操作性を有
し、入力位置の精度も高く、高い分解能にも対応でき、
かつ誤入力も生じ難いといった優れた位置入力装置を得
ることができるという効果を奏する。
し、入力位置の精度も高く、高い分解能にも対応でき、
かつ誤入力も生じ難いといった優れた位置入力装置を得
ることができるという効果を奏する。
第1図ないし第6図は本考案の一実施例を示すものであ
って、第1図は位置入力装置の構成を示す分解斜視図、
第2図は同縦断面図、第3図は位置入力装置を複写機に
用いた例を示す平面図、第4図は複写機における制御装
置に位置入力装置が接続されている構成を示す回路図、
第5図は複写機の制御装置におけるCPUに入力される電
圧と、アナログ/ディジタル変換される数値との関係を
示す説明図、第6図は複写領域を指定するときに行われ
る操作、および制御装置の作動を示すフローチャートで
ある。 11・11′は位置入力装置、12は上部シート、12a…は突
起、12b…は目盛り、13は下部シート、14は上部電極、1
5は下部電極である。
って、第1図は位置入力装置の構成を示す分解斜視図、
第2図は同縦断面図、第3図は位置入力装置を複写機に
用いた例を示す平面図、第4図は複写機における制御装
置に位置入力装置が接続されている構成を示す回路図、
第5図は複写機の制御装置におけるCPUに入力される電
圧と、アナログ/ディジタル変換される数値との関係を
示す説明図、第6図は複写領域を指定するときに行われ
る操作、および制御装置の作動を示すフローチャートで
ある。 11・11′は位置入力装置、12は上部シート、12a…は突
起、12b…は目盛り、13は下部シート、14は上部電極、1
5は下部電極である。
Claims (1)
- 【請求項1】帯状に形成され、対向して設けられる上部
シートおよび下部シートと、上部シートの下面に設けら
れる上部電極と、下部シートの上面に設けられる下部電
極とを備え、上部シートの押圧される位置に応じた電圧
を出力する位置入力装置において、 上部シートの上面に、位置入力の分解能に応じた複数の
突起が一方向に並設され、これら各突起は各突起の並設
方向と直交する方向に長い形状を成し、各突起の上面に
は目盛りが形成されていることを特徴とする位置入力装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987194328U JPH087475Y2 (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | 位置入力装置 |
US07/286,961 US4989040A (en) | 1987-12-21 | 1988-12-20 | Position input apparatus encluding a position detector input apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987194328U JPH087475Y2 (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | 位置入力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0197347U JPH0197347U (ja) | 1989-06-28 |
JPH087475Y2 true JPH087475Y2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=31485059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987194328U Expired - Lifetime JPH087475Y2 (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | 位置入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087475Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60166041U (ja) * | 1984-04-11 | 1985-11-05 | 沖電気工業株式会社 | 感圧形入力装置 |
-
1987
- 1987-12-21 JP JP1987194328U patent/JPH087475Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0197347U (ja) | 1989-06-28 |
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