JPH0874717A - 内燃機関における点火時期タイミングの検出装置 - Google Patents

内燃機関における点火時期タイミングの検出装置

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JPH0874717A
JPH0874717A JP20854094A JP20854094A JPH0874717A JP H0874717 A JPH0874717 A JP H0874717A JP 20854094 A JP20854094 A JP 20854094A JP 20854094 A JP20854094 A JP 20854094A JP H0874717 A JPH0874717 A JP H0874717A
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秀昭 中原
Yuji Fukushima
雄二 福島
Koji Hazama
宏次 間
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関における点火時期のタイミングを、
部品点数及び組立手数の増大を招来することなく、正確
に検出できるようにする。 【構成】 クランク軸2に取付くプーリ7等の回転体の
外周面に、最適点火時期の位置を示すマーク10を設け
る一方、鋳造製のシリンダブロック2又はタイミングチ
エンカバー5に、突起部11を、前記回転体の外周に向
かって突出するように一体的に設け、この突起部に、当
該突起部の先端面に開口する広幅溝12と、この広幅溝
における幅方向の中心部において当該広幅溝内に開口す
る狭幅溝13とを設け、更に、前記広幅溝における内幅
寸法を、点火時期タイミングのずれの許容範囲に設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関において、そ
のピストンの動きに対する点火時期のタイミングを検出
するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ピストンの動きに対する点火時
期タイミングの検出は、クランク軸に取付くか又はクラ
ンク軸に連動して回転する回転体の外周面に、最適点火
時期の位置を示すマークを設ける一方、内燃機関側の固
定部分には、前記マークに対する指針を設け、これに、
前記特定の気筒における点火栓への電流によって点滅す
るタイミングライトを照射することにより、このタイミ
ングライトの閃光時に静止して見えるマークが、固定側
の指針に対して一致しているか、ずれているか否かによ
って検出するようにしている。
【0003】この従来における点火時期タイミングの検
出装置では、例えば、実開昭59−58776号公報等
に記載されているように、固定側における指針を、薄い
金属板製にして、これをシリンダブロック又はタイミン
グチエンカバー等の内燃機関側に対して、ボルト等にて
取付けると言う構成にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
固定側の指針を、薄い金属板製にして、シリンダブロッ
ク又はタイミングチエンカバー等の内燃機関側に対して
取付けると言う構成にした場合には、部品点数が多くな
るばかりか、これを内燃機関側に取付けるための手数を
必要とするのであり、しかも、固定側の指針が薄い金属
板であることにより、視線を斜めしても、回転体の外周
面におけるマークを前記指針を通して見ることができる
から、検出に誤差が生じ易いと言う問題があった。
【0005】本発明は、固定側の指針を、内燃機関のう
ち鋳造製のシリンダブロック又はタイミングチエンケー
スを鋳造するとき同時に形成することによって、前記の
問題を解消することを技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「クランク軸に取付くか又はクランク
軸に連動して回転する回転体の外周面に、最適点火時期
の位置を示すマークを設ける一方、鋳造製のシリンダブ
ロック又はタイミングチエンカバーに、前記マークに対
する固定側の指針を構成する突起部を、前記回転体の外
周に向かって突出するように一体的に設け、この突起部
に、当該突起部の先端面に開口する広幅溝と、この広幅
溝における幅方向の中心部において当該広幅溝内に開口
する狭幅溝とを設け、更に、前記広幅溝における内幅寸
法を、点火時期タイミングのずれの許容範囲に設定す
る。」と言う構成にした。
【0007】
【作 用】この構成において、タイミングライトの閃
光で静止した状態に見えるマークを、突起部における広
幅溝及び狭幅溝の部分を通して見るとき、前記マーク
が、前記両溝のうち狭幅溝内に位置しているときをもっ
て点火時期のタイミングにずれがないことを、前記マー
クが、前記両溝のうち狭幅溝を外れて広幅溝内に位置し
ているときをもって、点火時期のタイミングのずれが許
容範囲内であることを知ることができ、そして、前記マ
ークが、前記両溝のうち広幅溝より外れているときをも
って点火時期のタイミングが許容範囲よりも外れている
ことを知ることができるのである。
【0008】この場合において、前記突起部における広
幅溝を、突起部の先端面に開口するように設ける一方、
狭幅溝を、前記広幅溝内に開口するように設けたことに
より、これら広幅溝及び狭幅溝を備えた突起部を、鋳造
製のシリンダブロック又はタイミングチエンカバーを鋳
造するとき同時に、当該突起部に広幅溝及び狭幅溝を設
けた形態にして形成することができるのである。
【0009】また、前記突起部を、これに広幅溝及び狭
幅溝を設けた形態で鋳造にて形成することで、当該突起
部における厚さ寸法を厚くできることにより、回転体の
外周面におけるマークを、この突起部における広幅溝及
び狭幅溝を通して見るとき、視線を、前記突起部の厚さ
方向に真っ直ぐ向けないとマークを見ることができず、
換言すると、前記広幅溝及び狭幅溝を通してマークが見
えるとき、視線が略真っ直ぐの状態になっているときで
あるから、検出に誤差が生じることを確実に低減できる
のである。
【0010】
【発明の効果】従って、本発明によると、点火時期のタ
イミングが正しいか、この点火時期のタイミングのずれ
が許容範囲内であるか否かを、正確に検出することがで
きる一方、部品点数及び組立手数の増大を防止できる効
果を有する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1〜図4の図面
について説明する。この図において符号1は、多気筒内
燃機関における鋳造製のシリンダブロックを、符号2
は、前記シリンダブロック1における軸受け部3にて軸
支したクランク軸を各々示し、前記シリンダブロック1
の側面には、後述するタイミングチエン4の全体を覆う
鋳造製のタイミングチエンカバー5が、複数本のボルト
にて接合されており、このタイミングチエンカバー5及
び前記シリンダブロック1の下面には、オイルパン6が
接合されている。
【0012】前記クランク軸2における軸端部2aは、
前記タイミングチエンカバー5を貫通してその外側に突
出して、この突出端には、図示しない冷却水ポンプ等の
エンジン補機に対する動力伝達用のプーリ7が嵌着され
ている一方、前記軸端部2aのうち前記タイミングチエ
ンカバー5内の部分には、スプロケット8が嵌着され、
このスプロケット8には、図示しないカム軸等への動力
伝達用のタイミングチエン4が巻掛けされている。な
お、符号9は、前記軸端部2aがタイミングチエンカバ
ー5を貫通する部分に設けた潤滑油ポンプである。
【0013】そして、前記プーリ7の外周面に、各気筒
のうち特定の気筒における最適点火時期のタイミングを
標示するマーク10を設ける一方、前記タイミングチエ
ンカバー5の外側面に、突起部11を、当該突起部11
が前記プーリ7の外周に向かって突出するように一体的
に設け、この突起部11に、当該突起部11の先端面1
1aに開口する適宜内幅寸法L1の広幅溝12と、この
広幅溝12における幅方向の中心部において当該広幅溝
12内に開口する適宜内幅寸法L0の狭幅溝13とを設
け、更に、前記広幅溝12における内幅寸法L1を、点
火時期タイミングのずれの許容範囲に設定するように構
成する。
【0014】なお、前記突起部11の上面に形成した傾
斜面11bには、点火時期のタイミングにずれがないこ
とを標示する零点(0)が刻印されている。この構成に
おいて、タイミングライトの閃光で静止した状態に見え
るマーク10を、突起部11における広幅溝12及び狭
幅溝13の部分を通して見るとき、前記マーク10が、
前記両溝12,13のうち狭幅溝13内に位置している
ときをもって点火時期のタイミングにずれがないこと
を、前記マーク10が、前記両溝12,13のうち狭幅
溝13を外れて広幅溝12内に位置しているときをもっ
て、点火時期のタイミングのずれが許容範囲内であるこ
とを知ることができ、そして、前記マーク10が、前記
両溝12,13のうち広幅溝12より外れているときを
もって点火時期のタイミングが許容範囲よりも外れてい
ることを知ることができるのである。
【0015】この場合において、前記突起部11におけ
る広幅溝12を、突起部11の先端面11aに開口する
ように設ける一方、狭幅溝13を、前記広幅溝12内に
開口するように設けたことにより、これら広幅溝12及
び狭幅溝13を備えた突起部11を、鋳造製のタイミン
グチエンカバー5を鋳造するとき同時に、当該突起部1
1に広幅溝12及び狭幅溝13を設けた形態にして形成
することができるのである。
【0016】また、前記突起部11を、これに広幅溝1
2及び狭幅溝13を設けた形態で鋳造にて形成すること
で、当該突起部11における厚さ寸法Tを厚くできるこ
とにより、前記プーリ7の外周面におけるマーク10
を、この突起部11における広幅溝12及び狭幅溝13
を通して見るとき、視線を、図2に矢印Aで示すよう
に、前記突起部11の厚さ方向に真っ直ぐ向けないとマ
ーク10を見ることができず、換言すると、前記広幅溝
12及び狭幅溝13を通してマーク10が見えるとき、
視線が略真っ直ぐの状態になっているときであるから、
検出に誤差が生じることを確実に低減できるのである。
【0017】なお、前記実施例は、エンジン補機への動
力伝達用プーリ7にマーク10を設ける一方、このマー
ク10に対する固定側の指針であるところの突起部11
を、タイミングチエンカバー5に一体的に設けた場合を
示したが、本発明は、これに限らず、マーク10を、ク
ランク軸2における出力端側に取付くフライホイール
(図示せず)に設ける一方、このマーク10に対する固
定側の指針であるところの突起部11を、シリンダブロ
ック1に一体的に設けるように構成しても良いのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断正面図である。
【図2】図1のII−II視側面図である。
【図3】図1のIII −III 視断面図である。
【図4】本発明の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 2 クランク軸 2a クランク軸の軸端部 3 シリンダブロックにおける軸受
け部 4 タイミングチエン 5 タイミングチエンカバー 7 動力伝達用プーリ 10 マーク 11 突起部 11a 突起部の先端面 12 広幅溝 13 狭幅溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク軸に取付くか又はクランク軸に連
    動して回転する回転体の外周面に、最適点火時期の位置
    を示すマークを設ける一方、鋳造製のシリンダブロック
    又はタイミングチエンカバーに、前記マークに対する固
    定側の指針を構成する突起部を、前記回転体の外周に向
    かって突出するように一体的に設け、この突起部に、当
    該突起部の先端面に開口する広幅溝と、この広幅溝にお
    ける幅方向の中心部において当該広幅溝内に開口する狭
    幅溝とを設け、更に、前記広幅溝における内幅寸法を、
    点火時期タイミングのずれの許容範囲に設定したことを
    特徴とする内燃機関における点火時期タイミングの検出
    装置。
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