JPH0874553A - オイルフィラーキャップ - Google Patents

オイルフィラーキャップ

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Publication number
JPH0874553A
JPH0874553A JP20632394A JP20632394A JPH0874553A JP H0874553 A JPH0874553 A JP H0874553A JP 20632394 A JP20632394 A JP 20632394A JP 20632394 A JP20632394 A JP 20632394A JP H0874553 A JPH0874553 A JP H0874553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil filler
screw
filler cap
oil
cap
Prior art date
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Pending
Application number
JP20632394A
Other languages
English (en)
Inventor
Keishiro Otani
恵司郎 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0874553A publication Critical patent/JPH0874553A/ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじ結合が外れても給油口から不測に抜け外
れないオイルフィラーキャップの提供。 【構成】 オイルフィラーキャップ10に下方に延びる
可撓性のある延設部13を一体に設け、延設部13の外
側面に外側に向って突出する爪部14を一体に形成し
た。オイルフィラーキャップ10のねじ部15が給油口
1のねじと外れても爪部14が給油口1にひっかかって
抜けない。ただし、一定力以上の力をかけると延設部1
3が撓むのでオイルフィラーキャップ10は給油口1に
着脱できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給油口からの不測の抜
け外れが防止されるオイルフィラーキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関には、たとえば実開昭61−9
509号公報に示されているように、そのシリンダヘッ
ドカバー等に、潤滑油を供給するための給油口が設けら
れており、給油口は、給油時以外はオイルフィラーキャ
ップで閉塞されている。オイルフィラーキャップには、
従来、種々のタイプのものがあるが、オイルフィラーキ
ャップと給油口にねじを設け、オイルフィラーキャップ
を給油口にねじ込んでとりつけるタイプのものが、コス
トが安く、部品点数が少ない等の点から望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ねじ込みタイ
プのオイルフィラーキャップは、手で締めるため、締め
つけトルク不足が生じやすい。ねじ込みがゆるんでねじ
結合が外れたり、または締めつけ忘れがあると、内圧上
昇や車両走行中の振動による加速度の荷重を受けた場
合、オイルフィラーキャップが外れるおそれがあるの
で、たとえねじ結合が外れたり、締め込み忘れがあって
もオイルフィラーキャップが給油口から外れない構造と
しておくことが望まれる。本発明の目的は、ねじ部を有
する給油口にねじ込んでとりつけられるタイプのもので
あって、締め込みがゆるんでねじ結合が外れたり、締め
込み忘れがあっても、給油口から抜け外れないオイルフ
ィラーキャップを供給することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のオイルフィラーキャップは次の通りである。
ねじが形成された給油口にねじ込んでとりつけられるね
じ込み形のオイルフィラーキャップであって、給油口を
覆う蓋部と、前記蓋部につらなり給油口内に挿入され外
周に給油口のねじと螺合するねじ部が形成された筒状部
と、前記筒状部の前記蓋部と反対側の端部から前記蓋部
から離れる方向に延設された内外方向に可撓な延設部
と、前記延設部の外側面に外側に突出させて形成され外
径寸法が給油口のねじの内径寸法より大とされた爪部
と、を有し、前記蓋部、前記筒状部、前記延設部、前記
爪部が一体ものに形成されている、オイルフィラーキャ
ップ。
【0005】
【作用】上記本発明のオイルフィラーキャップにおい
て、ねじがゆるんで給油口とのねじ結合が外れたり、締
め込み忘れによってはじめからねじ結合していない場
合、内圧上昇や車両走行中の振動の加速度によりオイル
フィラーキャップに給油口から抜ける方向の力が作用す
ると、オイルフィラーキャップは給油口から抜ける方向
に動かされるが、その時延設部の側面に外側に突出形成
された爪部が給油口にひっかかり、それ以上抜けず、オ
イルフィラーキャップの不測の抜け外れが防止される。
一方、オイル補給時等、オイルフィラーキャップを給油
口に着脱する時は、内圧と振動の加速度の荷重よりも大
きい装着および引抜き荷重をかけることにより、延設部
が内側に撓み、それによって爪部が給油口のねじ山を乗
り越えることができるので、爪部があっても、装着、引
抜は可能である。
【0006】
【実施例】本発明の望ましい実施例を図面を参照して説
明する。図1〜図4は構成を、図5〜図9は作用を示し
ている。まず、構成を説明する。図1〜図4において、
オイルフィラーキャップ10は、内燃機関のシリンダヘ
ッドカバー3に設けられた、ねじ2が形成された給油口
1(給油口は図5〜図9に示す)にねじ込んでとりつけ
られるねじ込み形のものからなる。オイルフィラーキャ
ップ10は、蓋部11と、筒状部12と、延設部13
と、爪部14とからなり、蓋部11、筒状部12、延設
部13、爪部14の一体ものからなる。オイルフィラー
キャップ10は樹脂からなる。
【0007】蓋部11は給油口1の径より大きい径のほ
ぼ円板状体からなり、シリンダヘッドカバー3の外側か
ら給油口1を覆う。筒状部12は円形の内、外径を有
し、蓋部11に連らなって蓋部11から離れる方向に延
びる。オイルフィラーキャップ10が給油口1に装着さ
れた時、筒状部12は給油口1内に挿入される。筒状部
12の外周には、給油口1のねじ2と螺合する螺線状の
ねじ部15が形成されている。筒状部12のうちねじ部
15以外の部分の外径は、給油口1のねじ2の内径以下
であり、筒状部12のうちねじ部15の外径は、給油口
1のねじ2の内径より大である。給油口1のねじ2は少
なくとも1山あり、筒状部12のねじ部15は少なくと
も2山ある。
【0008】延設部13は、筒状部12の蓋部11と反
対側の端部に一体に連らなり、筒状部端部から蓋部11
から離れる方向に延びる。図示例では、延設部13はオ
イルフィラーキャップ周方向に局部的に複数箇所、たと
えば図4に示すように2箇所、形成されている。延設部
13・爪部14は内外方向(オイルフィラーキャップ半
径方向に内方、外方)に撓むことができる。周方向に局
部的に設けられた延設部13の場合は、外方から押され
ると内側に撓み、押力を解除すると元に戻る。
【0009】爪部14は、延設部13の先端部の外側面
に外側に向って突出させて一体に形成されている。爪部
14は延設部13に、周方向に局部的に設けられていて
もよい。爪部14の外径寸法(外のり寸法)は、給油口
1のねじ2の内径寸法より大とされている。したがっ
て、オイルフィラーキャップ10が軸方向に移動されて
爪部14が給油口1のねじ2の位置まで来ると、爪部1
4と給油口1のねじ2とは互いに干渉する。又は、給油
口1のキャップ挿入口と反対面の径より大きく爪部14
がその反対面まで移動すると互いに干渉する。爪部14
は断面R状または断面の軸方向両側がテーパになってい
て、爪部14と給油口ねじ2が干渉した後さらに干渉の
度合が強まる方向に軸方向に移動されると、爪部14は
給油口ねじ2から半径方向内側に押され、それによって
延設部13が内側に撓むようになっている。これによっ
て、爪部14は給油口ねじ2を乗り越えることができ
る。乗り越え終ると、爪部14は給油口ねじ2じ押され
ないから、延設部13は元の位置に戻ることができる。
なお、16はゴムのシール部材である。
【0010】つぎに、作用を説明する。図5〜図9にお
いて、装着する時には、図5に示すように、オイルフィ
ラーキャップ10をシリンダヘッドカバー3の給油口1
部位にのせる。オイルフィラーキャップ10の爪部14
が給油口1のねじ2に当って止まるが、さらに手で押し
込むと、図6に示すように、爪部14の先端のR形状の
部分が給油口ねじ2で内側に押され、可撓性の延設部1
3が内側に撓むので、爪部14は給油口ねじ2を乗りこ
える。爪部14が給油口ねじ2を通過すると、延設部1
3は元の姿勢に戻る。図6から図7の状態にオイルフィ
ラーキャップ10は押し込まれて、オイルフィラーキャ
ップ10のねじ部15と給油口ねじ12があたると、オ
イルフィラーキャップ10をその軸芯まわりに手でまわ
して、ねじを締め込み、シール部材16が圧縮されて、
給油口1はシールされる。
【0011】図8は何らかの原因でオイルフィラーキャ
ップ10がゆるみねじ結合が外れた状態を示す。このよ
うな状態は締め忘れの時にも生じ得る。この場合、オイ
ルフィラーキャップ10の爪部14がシリンダヘッドカ
バー給油口1のねじ2にひっかかるので、オイルフィラ
ーキャップ10が給油口1から抜け外れることはない。
オイルフィラーキャップ10が上方に抜ける力は、シリ
ンダヘッドカバー3の内圧によるものと、車両走行中の
上下振動による上方への加速度によるものとがある。そ
のうち、シリンダヘッドカバー3の内圧によるものにつ
いては、オイルフィラーキャップ10がゆるんだ時には
オイルフィラーキャップ10とシリンダヘッドカバー3
の間に隙間が発生し、圧力が下るので、大きな圧力には
ならず、圧力によるキャップ飛出し力は小さいが無視で
きる。また、振動加速度による抜け荷重については、シ
リンダヘッドカバー3付近で仮に約20G(Gは重力加
速度)にすると、オイルフィラーキャップの質量を約3
0グラムと考え、抜け力は約0.6kg程度であり、こ
の程度の力では延設部13が内側に撓まないようにして
おくことにより、オイルフィラーキャップ10は抜けな
い。
【0012】オイル補給時には、オイルフィラーキャッ
プ10を給油口1から外さなければらなないが、このと
きは、上記の0.6kgの力より大きい力、たとえば1
kg程度の力でオイルフィラーキャップ10を上方に引
張ると、延設部13が撓んで爪部14は給油口ねじ2を
乗り越え、抜ける。この場合、爪部14、延設部13が
周方向にあっても、ねじ2はらせん状のため爪部14に
周方向に局部的に力をかけていくので、延設部13は局
部的に容易に内側にたわむ。上記の例では、爪部14が
ひっかかって止まるストッパを給油口1のねじ2とした
が、ストッパはそれに限るものではなく、図9に示すよ
うな、給油口1の円筒部の軸方向内側端部であってもよ
い。図9の場合は、給油口端部に爪部14の全長が同時
にあたるので、爪部14は周方向に局部的に設けておい
て延設部13が局部的に容易に内側に撓むようにしてお
くことが好ましい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、ねじ込み形のオイルフ
ィラーキャップにおいて、可撓性の延設部を設けてその
外側面に外方に向って突出する爪部を形成したので、給
油口ねじとのねじ結合が外れても、または締め込み忘れ
があっても、爪部が給油口側にひっかかって不測の抜け
外れが生じることはない。したがってオイルが飛散する
ことはない。また、装着時、またはオイル補給時には、
内圧上昇や振動加速度による荷重より大きい力をオイル
フィラーキャップにかけて延設部を撓ませることによ
り、爪部に給油口ねじを乗り越えさせることができるた
め、爪部を設けても、オイルフィラーキャップの着脱は
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るオイルフィラーキャッ
プの断面図である。
【図2】図1のオイルフィラーキャップの正面図であ
る。
【図3】図1のオイルフィラーキャップの側面図であ
る。
【図4】図1のオイルフィラーキャップの底面図であ
る。
【図5】本発明の一実施例のオイルフィラーキャップを
給油口部位にのせた状態の断面図である。
【図6】図5のオイルフィラーキャップをさらに押し込
んで爪部の一部が給油口ねじをのり越えた状態の断面図
である。
【図7】図6のオイルフィラーキャップをさらに押し込
みねじ部を給油口ねじと螺合させた状態の断面図であ
る。
【図8】図7のオイルフィラーキャップがゆるんでねじ
結合が外れねじ部が給油口ねじにひっかかった状態の断
面図である。
【図9】オイルフィラーキャップの爪部の外径が給油口
円筒部内径より大きい場合で、ねじ結合が外れねじ部が
給油口円筒部下端部にひっかかった状態の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 給油口 10 オイルフィラーキャップ 11 蓋部 12 筒状部 13 延設部 14 爪部 15 ねじ部 16 シール部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじが形成された給油口にねじ込んでと
    りつけられるねじ込み形のオイルフィラーキャップであ
    って、 給油口を覆う蓋部と、 前記蓋部につらなり給油口内に挿入され外周に給油口の
    ねじと螺合するねじ部が形成された筒状部と、 前記筒状部の前記蓋部と反対側の端部から前記蓋部から
    離れる方向に延設された内外方向に可撓な延設部と、 前記延設部の外側面に外側に突出させて形成され外径寸
    法が給油口のねじの内径寸法より大とされた爪部と、を
    有し、 前記蓋部、前記筒状部、前記延設部、前記爪部が一体も
    のに形成されている、ことを特徴とするオイルフィラー
    キャップ。
JP20632394A 1994-08-31 1994-08-31 オイルフィラーキャップ Pending JPH0874553A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006297990A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Toyota Motor Corp エンジンフード構造
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KR101244477B1 (ko) * 2011-03-04 2013-03-18 인지컨트롤스 주식회사 차량용 오일캡 체결구조
JP2021067224A (ja) * 2019-10-24 2021-04-30 株式会社豊田自動織機 オイルフィラキャップ
CN116659592A (zh) * 2023-07-31 2023-08-29 江苏华强模具科技有限公司 一种加油口支架测量装置

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