JPH0873594A - オキサゾリジン環を有するオルガノポリシロキサンおよびその組成物 - Google Patents

オキサゾリジン環を有するオルガノポリシロキサンおよびその組成物

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JPH0873594A
JPH0873594A JP6214725A JP21472594A JPH0873594A JP H0873594 A JPH0873594 A JP H0873594A JP 6214725 A JP6214725 A JP 6214725A JP 21472594 A JP21472594 A JP 21472594A JP H0873594 A JPH0873594 A JP H0873594A
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organopolysiloxane
oxazolidine ring
oxazolidine
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Withdrawn
Application number
JP6214725A
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English (en)
Inventor
Kazunori Ishikawa
川 和 憲 石
Hiroyuki Hosoda
田 浩 之 細
Kazutoshi Kimura
村 和 資 木
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ウレタン樹脂の改質剤として有用なオキサゾリ
ジン基含有オルガノポリシロキサンおよびこれを含んで
なる組成物を提供することを目的とする。 【構成】式中;R1 およびR2 は、同じでも異なってい
てもよく、それぞれ独立に、炭素数1〜6の直鎖状また
は分枝鎖を有する1価の炭化水素基;R3 は炭素数2〜
3の直鎖状または分枝鎖を有する2価の炭化水素基;R
4 およびR7 は同じでも異なっていてもよく、それぞれ
独立に、水素原子または炭素数1〜12の炭化水素基;
5およびR6は、同じでも異なっていてもよく、それぞ
れ独立に、水素原子または炭素数1〜20の炭化水素基
を表す。nは1〜10,000の整数を表し、aは0〜2の整
数を表す;下記式[1]で示される、1分子中に2つ以
上のオキサゾリジン環を含有するオルガノポリシロキサ
ン。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なオルガノポリシ
ロキサンおよびそれを含有する組成物に関する。詳しく
は、1分子中に2つ以上のオキサゾール環を有するオル
ガノポリシロキサンおよびウレタンプレポリマーを含有
するシーリング材、接着剤、コーティング材などに有用
で、かつ耐候性に優れ、硬化性が良好な一液湿気硬化型
樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】分子末端にイソシアネート基を持つウレ
タン樹脂は、シーラント(シーリング材)、接着剤、防
水材などのベースポリマーとして広く使用されている
が、主鎖にウレタン結合を有しているため、耐候性が悪
いという問題点がある。一方、シリコーン樹脂は、耐候
性、耐久性、耐熱性に優れ、高層ビルなどで弾性シーリ
ング材として使用されているが、目地周辺に汚れが生
じ、外壁等の美観を損ねるという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような優れた特
性を有するシリコーンをウレタン樹脂の耐候性を改良す
るための改質剤として用いる場合、次のような問題があ
る。すなわち、シリコーンはウレタンプレポリマーと反
応しないため、ある一定量以上の添加量に達すると、添
加したシリコーンがウレタンプレポリマーからブリード
してくる。このため、シリコーンの改質剤としての性能
が十分に発揮されない。そこで、本発明の発明者らは、
ウレタンプレポリマーにシリコーンを添加した場合、硬
化後にはウレタン樹脂中に組み込まれるようなシリコー
ンを検討した結果、下記式(1)で示される構造を有す
るオキサゾリジン環を有するオルガノポリシロキサンを
新規物質として合成し、本発明を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第一
の発明は、下記式(1)
【0005】
【化2】
【0006】(式中;R1 およびR2 は、同じであって
も異なっていてもよく、それぞれ独立に、炭素数1〜6
の直鎖状または分枝鎖を有する1価の炭化水素基;R3
は炭素数2〜3の直鎖状または分枝鎖を有する2価の炭
化水素基;R4 およびR7 は、同じであっても異なって
いてもよく、それぞれ独立に、水素原子または炭素数1
〜12の炭化水素基;R5 およびR6 は、同じであって
も異なっていてもよく、それぞれ独立に、水素原子また
は炭素数1〜20の炭化水素基を表す。nは1〜10,000
の整数を表し、aは0〜2の整数を表す。)で示され
る、1分子中に2つ以上のオキサゾリジン環とウレタン
結合を有するオルガノポリシロキサンである。
【0007】また、第二の発明は、分子末端にイソシア
ネート基を有するウレタンプレポリマー100重量部
と、上記式(1)で表されるオキサゾリジン環を有する
オルガノポリシロキサン1〜150重量部とを含有する
組成物である。
【0008】以下に本発明を詳細に説明する。本発明の
1分子中に2つ以上のオキサゾリジン環とウレタン結合
を有するオルガノポリシロキサンは、下記式(1)
【0009】
【化3】 で示される。
【0010】ここで、R1 およびR2 は、同じであって
も異なっていてもよく、それぞれ独立に、炭素数1〜6
の直鎖状または分枝鎖を有する1価の炭化水素基であ
り、アルキル基、アルキレン基、アラルキル基、アルケ
ニル基、アルキニル基またはアリール基を表す。具体的
には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロ
ピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基、
n−ペンチル基、i−ペンチル基、n−ヘキシル基、i
−ヘキシル基、ビニル基、アリル基、フェニル基等を挙
げることができ、メチル基、エチル基、ビニル基、フェ
ニル基等が原料の入手の点で好ましい。
【0011】R3 は、炭素数2〜3の直鎖状または分枝
鎖を有する2価の炭化水素基であり、アルキレン基、ア
ラルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基を表
す。具体的には、エチレン基、プロピレン基、プロピニ
ル基等を挙げることができ、エチレン基、プロピレン基
が、価格、入手のし易さの点から好ましい。
【0012】R4 およびR7 は、同じであっても異なっ
ていてもよく、それぞれ独立に、水素原子または炭素数
1〜12の炭化水素基である。R4 およびR7 は、直鎖
状または分枝鎖状の炭化水素基、または1〜5個の置換
基で置換されていてもよい芳香族炭化水素基、あるいは
4 およびR7 は、それらが結合する炭素原子と一緒に
なって5員環もしくは6員環を形成してもよい。水素原
子、炭素数1〜6のアルキル基、アラルキル基、アラル
キレン基あるいは2個の置換基で置換されていてもよい
フェニル基等が好ましい。具体的には、水素原子、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n
−プロピニル基、i−プロピニル基、n−ブチル基、i
−ブチル基、t−ブチル基、n−ブチリル基、i−ブチ
リル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘキシ
ニル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル
基、フェニル基、ベンジル基等を表す。水素原子、メチ
ル基、エチル基等を挙げることができ、水素原子または
メチル基が硬化性の理由から好ましい。
【0013】R5 およびR6 は、同じであっても異なっ
ていてもよく、それぞれ独立に、水素原子または炭素数
1〜20の炭化水素基である。R5 およびR6 は、直鎖
状または分枝鎖状の炭化水素基、または1〜5個の置換
基で置換されていてもよい芳香族炭化水素基、あるいは
5 およびR6 は、それらが結合する炭素原子と一緒に
なって5員環もしくは6員環を形成してもよい。炭素数
1〜6のアルキル基、アラルキル基、シクロアルキル
基、アルキレン基、アラルキレン基あるいは2個の置換
基で置換されていてもよいフェニル基等が好ましい。具
体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−
プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル
基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、オクチル基、ノ
ニル基、デシル基、ドデシル基、フェニル基、ベンジル
基等を挙げることができ、電子供与性の高い基ほど硬化
が速いため、場合によりこれらの置換基を使い分けるこ
とが好ましい。
【0014】式(1)中、nは1〜10,000の整数を表
す。nが10,000を越えると、分子中におけるオキサゾリ
ジン環の含有量が少なく、ウレタン樹脂の改質剤として
用いたときに硬化が不十分となるためである。好ましく
は、nは10〜5,000 であり、より好ましくは、100 〜
1,000 である。aは0〜2の整数を表す。
【0015】上記式(1)中、R1 の一部が下記式
(2)
【0016】
【化4】
【0017】になる場合は、上記式(1)のオルガノポ
リシロキサンは、1分子内に2を越えるオキサゾリジン
環を有するオルガノポリシロキサンとなる。上記式
(2)中、R2 〜R7 、nおよびaは上述の通りであ
る。
【0018】本発明の1分子中に2つ以上のオキサゾリ
ジン環を有するオルガノポリシロキサンは、下記式
(3)で表されるシラノール末端ポリシロキサンと下記
式(4)で表されるオキサゾリジン環を有するアルコキ
シシランとを2価の錫化合物を触媒として反応させるこ
とにより合成される。
【0019】
【化5】
【0020】
【化6】
【0021】ここで上記式(3)中のR1 およびnは、
上述のとおりである。上記式(4)中のbは0〜2の整
数を表す。ポリシロキサンは、クロロシランモノマーを
高分子化させたクロロシランの加水分解またはクロロシ
ランの溶媒溶液の加水分解によって得られる。シランモ
ノマーを加水分解することによってシロキサン結合が得
られ、工業的に重要なシランモノマーとしては、ジメチ
ルクロロシラン、ジエチルクロロシラン、ジフェニルク
ロロシラン、メチルフェニルクロロシラン、メチルエチ
ルクロロシラン、メチルトリメトキシシラン、トリメチ
ルメトキシシラン等を挙げることができる。メチルクロ
ロシランを例にとれば、約300℃で銅を触媒とする塩
化メチルとケイ素の発熱反応によりつくられる。エチル
クロロシラン、フェニルクロロシランも同様の直接反応
によってつくられる。
【0022】このようにして製造されたクロロシランモ
ノマーを加水分解して精製し、加水分解物を酸性還元
し、重合し、揮発分を除去し、ストリッピングし、溶媒
を除去して、クロロシランポリマーを得る。得られたク
ロロシランポリマーを加水分解または溶媒溶液を加水分
解して末端シラノールポリシロキサンを得る。末端シラ
ノールポリシロキサンの重合度は、クロロシランモノマ
ー加水分解物の重合の際に、平均分子量90〜 750,000
(n=1〜10,000)となるように調節る。平均分子量7,
500 〜75,000(n= 100〜 1,000)のものを用いると、
ウレタプレポリマーの改質に特に有用なオキサゾリジン
環を有するオルガノポリシロキサンを製造することがで
きる。
【0023】上記式(4)で表されるオキサゾリジン環
を有するアルコキシシランは、下記式(5)に対応する
イソシアネート基を有するアルコキシシランと下記式
(6)で表されるN−ヒドロキシアルキルオキサゾリジ
ンとの反応によって容易に得られる。
【0024】
【化7】
【0025】
【化8】
【0026】ここで、上記のR2 〜R7 およびbは上述
のとおりである。イソシアネート基を有するアルコキシ
シランとしては、下記式(7)〜(10)に示されるト
リメトキシシリルイソシアネート、ジメトキシメチルシ
リルイソシアネート、ジメチルメトキシシリルイソシア
ネート、トリエトキシシリルイソシアネート等を挙げる
ことができ、トリメトキシシリルイソシアネートまたは
トリエトキシシリルイソシアネート(信越化学工業
(株)製)を用いるとよい。
【0027】
【化9】
【0028】上記式(6)で表されるN−ヒドロキシア
ルキルオキサゾリジンは、相当するアルデヒドまたはケ
トンとN−ヒドロキシアルキルアミンより、公知の方法
により合成される。アルデヒドとしては、ホルムアルデ
ヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチ
ルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、バレルアルデヒ
ド、2−メチルブチルアルデヒド、3−メチルブチルア
ルデヒド、ヘキシルアルデヒド、2−メチルペンチルア
ルデヒド、オクチルアルデヒド、3,5,5−トリメチ
ルヘキシルアルデヒドなどの脂肪族アルデヒド;ベンズ
アルデヒド、メチルベンズアルデヒド、トリメチルベン
ズアルデヒド、エチルベンズアルデヒド、イソプロピル
ベンズアルデヒド、イソブチルベンズアルデヒド、メト
キシベンズアルデヒド、ジメトキシベンズアルデヒド、
トリメトキシベンズアルデヒドなどの芳香族アルデヒ
ド;アセトン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケ
トン、メチルイソプロピルケトン、ジエチルケトン、メ
チルブチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチル−
t−ブチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロペンタ
ノン、シクロヘキサノンなどのケトンが好適である。
【0029】N−ヒドロキシアルキルアミンは、おもに
アルキレンオキサイドと過剰のアンモニアから製造され
る。例えば、エタノールアミンは、高温高圧下、エチレ
ンオキサイドとアンモニア水から合成し、生成されたモ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミンと過剰のアンモニア水は蒸留で分離する。N
−ヒドロキシアルキルアミンとしては、アミノエチルエ
タノールアミン、ジエチルエタノールアミン、ジメチル
エタノールアミン、(2−ヒドロキシエチル)アミン、
(2−ヒドロキシプロピル)アミン、ビス−N−(2−
ヒドロキシエチル)アミン、ビス−N−(2−ヒドロキ
シプロピル)アミンおよびN−2−(ヒドロキシエチ
ル)−N−(2−ヒドロキシプロピル)アミンなどを挙
げることができ、ビス−N−2−ヒドロキシエチルアミ
ン、ビス−N−2−ヒドロキシプロピルアミンおよびN
−2−ヒドロキシエチル−N−2−ヒドロキシプロピル
アミンが好適である。その理由は、価格の面で有利だか
らである。
【0030】上述のアルデヒドまたはケトンと、ヒドロ
キシアルキルアミンとはアルデヒドまたはケトンのモル
数に対応する窒素の等モル量で反応するが、アルデヒド
またはケトンを1.01〜1.5の範囲で過剰に用いる
ことが好ましい。特に好ましくは、1.01〜1.1の
範囲である。この理由は、未反応のN−ヒドロキシアミ
ンは生成物との分離が困難で、イソシアネートと反応す
るため、貯蔵安定性の低下の原因となるからである。
【0031】反応温度は、トルエン、キシレン等の溶媒
中で、還流条件下で行なうことが望ましい。反応時間
は、6〜24時間とすることが望ましく、特に8〜12
時間とすることが望ましい。反応時間をこの範囲とした
理由は、6時間未満では反応が不完全だからであり、2
4時間を越えると反応混合物が着色するからである。ま
た、反応は通常の雰囲気で行うことが好ましい。
【0032】以上のようにして上記のヒドロキシアルキ
ルアミンに対して上記アルデヒドまたはケトンを1.0
1〜1.5の範囲で、好ましくは1.1過剰に用いる。
還流条件下で6〜24時間、好ましくは8〜12時間反
応させる。反応終了後に、過剰のアルデヒドまたはケト
ンを減圧下に留去して、上述の式(6)で表されるN−
ヒドロキシアルキルオキサゾリジンを得る。
【0033】以上のようにして得られたN−ヒドロキシ
アルキルオキサゾリジンと、イソシアネート基を有する
アルコキシシランとを、触媒の存在下または非存在下
で、0〜80℃の範囲で、好ましくは10〜60℃で反
応させて、上記のオキサゾリジン環を有するアルコキシ
シランを得る。この反応は、特に触媒を必要としない
が、場合によっては、ジブチルチンジラウレート、オク
チルチンジラウレート等の錫化合物や、N,N,N’,
N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン(PM
DETA)、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチル
ジプロピレントリアミン(PMDPTA)などの3級ア
ミン等を使用することができる。また、4〜8時間程
度、窒素雰囲気の下で反応させることが好ましい。その
理由は、反応混合物が着色するからである。
【0034】本発明のオキサゾリジン環を有するオルガ
ノポリシロキサンは、上述のようにして得られた上記式
(4)で表されるオキサゾリジン環を有するアルコキシ
シランと、上述の式(3)で表されるシラノール末端ポ
リシロキサンとを、ジブチルチンジラウレート、ジブチ
ルチンジアセテート、ジブチルチンマーカプチド、ジブ
チルチンチオカルボキシレート、ジブチルチンジマレエ
ート、ジオクチルチンマーカプチド、ジオクチルチンチ
オカルボキシレート等の2価の錫化合物を触媒として、
トルエン、キシレン等の溶媒中で2〜4時間反応させる
ことにより合成する。上記の反応は、減圧下で、60〜
100℃で行うことが生成するポリマーの粘度の点から
好ましく、70〜80℃がより好ましい。
【0035】以上のようにして得た式(1)で表される
オキサゾリジン環を有するオルガノポリシロキサンは単
独で用いても2種以上を用いてもよい。末端イソシアネ
ート基を有するウレタンプレポリマーに混合ミキサー等
を用いて均一に分散させ、本発明の一液型湿気硬化性組
成物を得る。この一液型湿気硬化性組成物は、硬化後に
本発明のオキサゾリジン環を有するオルガノポリシロキ
サンがウレタン樹脂中に組み込まれるので、シリコーン
によるウレタン樹脂の優れた改質効果を発揮する。
【0036】ウレタンプレポリマーは、ポリヒドロキシ
ル化合物とポリイソシアネート化合物との反応生成物で
あり、ポリヒドロキシル化合物としては、種々のポリエ
ーテルポリオール、ポリエステルポリオール、またはポ
リマーポリオールが挙げられる。
【0037】ポリエーテルポリオールは、例えば、エチ
レンオキサイド、テトラヒドロフラン等のアルキレンオ
キサイドの1種または2種以上を、2個以上の活性水素
を有する化合物に付加重合させた生成物である。ここ
で、2個以上の活性水素を有する化合物としては、エチ
レングリコール、グリセリン、ヘキサントリオール、ト
リメチロールプロパン等の多価アルコール類、エチレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン等のアミン類、エタ
ノールアミン、プロパノールアミン等のアルカノールア
ミン類、また、レゾルシン、ビスフェノール等の多価フ
ェノール類が挙げられる。
【0038】また、ポリエステルポリオールとしては;
先にポリエーテルポリオールの項で例示した多価アルコ
ール類とアジピン酸、フマル酸、マレイン酸、フタル
酸、ピロメリット酸等の多塩基性カルボン酸との縮合
物;ヒマシ油、ヒマシ油とエチレングリコールの反応生
成物等のヒドロキシカルボン酸と多価アルコールの縮合
物;カプロラクトン、バレロラクトン等を適当な重合開
始剤で開環重合させたラクトンの重合物等が挙げられ
る。ポリマーポリオールとは、例えば、前記ポリエーテ
ルポリオールないしはポリエステルポリオールに、アク
リロニトリル、メチル(メタ)アクリレート等のエチレ
ン性不飽和化合物をグラフト重合させたものである。
【0039】上記のポリオール類は、単独で使用しても
よく、また、2種以上を併用してもよいが、重量平均分
子量100〜10,000程度のものを使用することが好まし
く、500〜 5,000程度のものを使用することがさらに
好ましい。
【0040】ポリイソシアネート化合物としては、具体
的には、2,4−または2,6−トリレンジイソシアナ
ート(TDI)、ジフェニルメタン−4,4−ジイソシ
アナート(MDI)およびこれらの変性品等が挙げら
れ、これらのポリイソシアナート化合物は、単独でも2
種以上を併用してもよい。
【0041】末端にイソシアネート基を有するウレタン
プレポリマー製造の際のポリヒドロキシル化合物とポリ
イソシアネート化合物の量比は、ポリイソシアネート化
合物中のイソシアネート基1個あたり、ポリヒドロキシ
ル化合物中のヒドロキシル基が1個以下、好ましくは
0.95〜0.75個とし、前述のヒドロキシル化合物
とポリイソシアネート化合物を反応温度50〜100℃
程度で、常圧下で反応させればよく、本発明に使用する
末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー
がいかなるものであるかは特に限定されない。
【0042】この一液湿気硬化型樹脂組成物に用いる改
質剤としての本発明のオキサゾリジン環を有するオルガ
ノポリシロキサンは、ウレタンプレポリマー100重量
部に対して1〜150重量部配合することが好ましい。
配合量が1重量部未満では、改質剤としての効果が十分
に得られず、150重量部を越えると満足のいく硬化性
を有する硬化物が得られないためである。10〜80重
量部の範囲で配合することが好ましい。
【0043】本発明の組成物は、以上の化合物の他に、
充填剤、可塑剤、チクソトロピー付与剤、顔料、染料、
老化防止剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、接着付
与剤、分散剤、溶剤等を配合してもよい。
【0044】充填剤には、各種形状の有機または無機の
ものがあり、ヒュームドシリカ、焼成シリカ、沈降シリ
カ、粉砕シリカ、溶融シリカ;けいそう土;酸化鉄、酸
化亜鉛、酸化チタン、酸化バリウム、酸化マグネシウ
ム;炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛;あ
るいはカーボンブラック等を挙げることができる。これ
らの充填剤は、単独で使用してもよく、あるいは2種以
上を併用してもよい。本発明の一液湿気硬化型樹脂組成
物に使用する充填材としては、炭酸カルシウム、酸化チ
タン等が貯蔵安定性の点から好ましく、特に、炭酸カル
シウム、酸化チタンが好ましい。充填剤の配合量は、硬
化物の物性の面から、ウレタンプレポリマー100重量
部に対して、60〜120重量部であることが好まし
い。
【0045】可塑剤としては、ジオクチルフタレート
(DOP)、ジブチルフタレート(DBP);アジピン
酸ジオクチル、コハク酸イソデシル;ジエチレングリコ
ールジベンゾエート、ペンタエリスリトールエステル;
オレイン酸ブチル、アセチルリシノール酸メチル;リン
酸トリクレジル、リン酸トリオクチル;アジピン酸プロ
ピレングリコールポリエステル、アジピン酸ブチレング
リコールポリエステル等が用いられる。これらの可塑剤
は、単独でも、二種以上を混合して使用してもよく、D
OPを用いることが好ましい。配合量は、ウレタンプレ
ポリマー100重量部に対して、10〜100重量部で
あることが、作業性の点から好ましい。
【0046】酸化防止剤としては、ブチルヒドロキシト
ルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BH
A);ジフェニルアミン、フェニレンジアミン;亜リン
酸トリフェニル等を挙げることができる。老化防止剤と
しては、ヒンダートフェノール系、ベンゾトリアゾール
系、ヒンダートアミン系等の化合物が挙げられる。
【0047】顔料には、無機顔料と有機顔料とがあり、
無機顔料としては、二酸化チタン、酸化亜鉛、群青、ベ
ンガラ、リトポン、鉛、カドミウム、鉄、コバルト、ア
ルミニウム、塩酸塩、硫酸塩等を挙げることができる。
有機顔料としては、アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料等
が挙げられる。
【0048】チクソトロピー付与剤としては、エアロジ
ル(日本エアロジル(株)製)、ディスパロン(楠本化
成社製)等を、また、帯電防止剤としては、一般的に、
第四級アンモニウム塩やアミンなどのイオン性化合物、
あるいはポリグリコールやエチレンオキサイド誘導体な
どの親水性化合物を挙げることができる。接着付与剤と
しては、テルペン樹脂、フェノール樹脂、テルペン−フ
ェノール樹脂、ロジン樹脂、キシレン樹脂等が挙げられ
る。
【0049】難燃剤としては、クロロアルキルホスフェ
ート、ジメチル・メチルホスホネート、臭素・リン化合
物、アンモニウムポリホスフェート、ジエチル・ビスヒ
ドロキシエチル・アミノエチルホスフェート、ネオペン
チールブロマイド−ポリエーテル、臭素化ポリエーテル
等が挙げられる。
【0050】本発明の一液型湿気硬化性組成物の製造方
法は、特に限定されないが、好ましくは上述の各成分を
減圧下に混合ミキサー等の攪拌装置を用いて十分混練
し、均一に分散させて組成物とするのがよい。以上のよ
うにして一液型湿気硬化性組成物を得る。
【0051】
【実施例】以下に、実施例を示して本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらに限られるものではない。
【0052】(1)オキサゾリジン環を有するアルコキ
シシラン (合成例1)トリメトキシシリルプロピルイソシアネー
ト50gと、N−ヒドロキシエチル−2−フェニル−オ
キサゾリジン44.5gを水冷下で3時間反応させ、目
的のオキサゾリジン環を有する淡黄色の粘稠な液体状の
アルコキシシラン94gを得た。赤外分光分析(IR)
により、イソシアネート基が完全に消失し、ウレタン結
合が生成したことを確認した。 (合成例2)トリエトキシシリルプロピルイソシアネー
ト50gと、N−ヒドロキシエチル−2−フェニル−オ
キサゾリジン65gを水冷下で3時間反応させ、目的の
オキサゾリジン環を有する淡黄色の粘稠な液体状のアル
コキシシラン115gを得た。赤外分光分析(IR)に
より、イソシアネート基が完全に消失し、ウレタン結合
が生成したことを確認した。
【0053】(2)オキサゾリジン環を有するオルガノ
ポリシロキサン (合成例3)平均分子量35,000のシラノール末端
ジメチルポリシロキサン500g、合成例1で合成した
オキサゾリジン環を有するアルコキシシラン11.7
g、ビニルトリメトキシシラン1.0g、ジオクチル酸
錫0.2gを加え、70℃で、副生するメタノールを減
圧下で除きながら、5時間反応させ、目的とするオキサ
ゾリジン環を有するジメチルポリシロキサン500gを
得た。 (合成例4)平均分子量17,500のシラノール末端
ジメチルポリシロキサン500g、合成例2で合成した
オキサゾリジン環を有するアルコキシシラン25g、ビ
ニルトリメトキシシラン2.0g、ジオクチル酸錫0.
2gを加え、70℃で、副生するメタノールを減圧下で
除きながら、5時間反応させ、目的とするオキサゾリジ
ン環を有するジメチルポリシロキサン500gを得た。
【0054】合成例3および4で目的とするオキサゾリ
ジン環を有するジメチルポリシロキサンが得られたかど
うかは、NMRのケミカルシフトより確認した。このジ
メチルポリシロキサンの原料は、上記合成例1および2
で得られ、下記一般式(11)で表されるオキサゾリジ
ン環を有するアルコキシシランであり、この分子中に含
まれる3個のメトキシ基のケミカルシフトは図1に示す
ように3.60ppmである。
【0055】
【化10】
【0056】一方、上記オキサゾリジン環を有するジメ
チルポリシロキサンは、下記一般式(12)で表され、
ここでは、矢印で示すメトキシ基のケミカルシフトは図
2に示すように3.55ppmとなる。これら化合物の
NMRのケミカルシフトの相違より、上記オキサゾリジ
ン環を有するジメチルポリシロキサンの生成を確認し
た。
【0057】
【化11】
【0058】(実施例1〜7)平均分子量3,000の
ポリプロピレングリコール(三洋化成工業(株)製)、
平均分子量5,000のポリプロピレントリオール(旭
硝子(株)製)、4,4−ジフェニルメタンジイソシア
ネート(MD化成(株)製)とから合成した末端イソシ
アネート基含有量が1.7%のウレタンプレポリマー1
00重量部に対して、炭酸カルシウム(丸尾カルシウム
(株)製)100重量部、ジオクチルフタレート(DO
P)40重量部、酸化チタン、溶剤、(2)で得たオキ
サゾリジン環を有するオルガノポリシロキサンを表1に
示す量で配合して、混合ミキサーにて均一に分散させ、
実施例1〜7の一液型湿気硬化性樹脂組成物を得た。
【0059】(比較例1)表1に示すように、(2)で
得たオキサゾリジン環を有するオルガノポリシロキサン
を配合しない外は実施例1〜7と同様にして、比較例1
の組成物を得た。 (比較例2)(2)で得たオキサゾリジン環を有するポ
リシロキサンを表1に示す量配合する以外は実施例1〜
7と同様にして、比較例2の組成物を得た。
【0060】
【表1】
【0061】(物性評価) (1)促進耐候試験 以上のようにして得た実施例1〜7の一液型湿気硬化性
樹脂組成物および比較例1〜2の組成物を用いて厚さ3
mmのシートを作製し、20℃、60%RHで14日間養
生硬化させ、得られたシートをサンシャインウェザオメ
ーターで500時間促進暴露した後、上記シート表面の
亀裂の有無を観察した。○印は亀裂および外観に変化の
ない場合を示す。結果を表1に示す。 (2)引張り接着強さ 被着体にアルミニウム板を使用し、JIS−A5758
のH型ブロックを作製して、20℃、60%RHで14
日養生硬化後に、50%モジュラス(kgf/cm 2 )、最
大引張り強さ(kgf/cm2 )、および最大伸び(%)を
測定した。結果を表1に示す。
【0062】表1に示すように、オキサゾリジン環を有
するオルガノポリシロキサンを配合していない比較例1
の樹脂組成物と比べて、本発明のオキサゾリジン環を有
するオルガノポリシロキサンを配合した実施例1〜7の
一液型湿気硬化性組成物は、モジュラスや伸びなどの点
で遜色がなく、促進耐候性試験においてはよい結果を示
した。すなわち、本発明のオキサゾリジン環を有するオ
ルガノポリシロキサンの配合量の少ない実施例1の一液
型湿気硬化性樹脂組成物でわずかに亀裂が見られた他
は、実施例2〜7はいずれも亀裂はまったく見られず、
外観も良好であった。一方、比較例2の樹脂組成物は、
硬化不良であった。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、ウレタンプレポリマー
の改質剤として有用で新規なオキサゾリジン環を有する
オルガノポリシロキサンを得ることができる。このオル
ガノポリシロキサンをウレタンプレポリマーに配合する
ことによって、シーリング材、接着剤、コーティング材
等として有用であり、かつ耐候性に優れるとともに硬化
性の良好な一液湿気硬化型樹脂組成物を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 式(11)および(12)で表されるオキサ
ゾリジン環を有するアルコキシシランのNMRチャート
を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(1) 【化1】 (式中;R1 およびR2 は、同じでも異なっていてもよ
    く、それぞれ独立に、炭素数1〜6の直鎖状または分枝
    鎖を有する1価の炭化水素基;R3 は炭素数2〜3の直
    鎖状または分枝鎖を有する2価の炭化水素基;R4 およ
    びR7 は同じでも異なっていてもよく、それぞれ独立
    に、水素原子または炭素数1〜12の炭化水素基;R5
    およびR6 は、同じでも異なってもいてもよく、それぞ
    れ独立に、水素原子または炭素数1〜20の炭化水素基
    を表す。nは1〜10,000の整数を表し、aは0〜2の整
    数を表す。)で示される、1分子中に2つ以上のオキサ
    ゾリジン環と2つ以上のウレタン結合を有するオルガノ
    ポリシロキサン。
  2. 【請求項2】分子末端にイソシアネート基を有するウレ
    タンプレポリマー100重量部と、請求項1に記載の式
    (1)のオキサゾール環を有するオルガノポリシロキサ
    ン1〜150重量部とを含有することを特徴とする組成
    物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08245940A (ja) * 1995-03-09 1996-09-24 Konishi Kk 一液弾性湿気硬化型液状ポリウレタン系接着剤
WO2005100449A1 (en) * 2004-04-15 2005-10-27 Sinvent As Polybranched, organic / inorganic hybrid polymer and method for its manufacture

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AU2005233483B2 (en) * 2004-04-15 2011-02-03 Sinvent As Polybranched, organic / inorganic hybrid polymer and method for its manufacture
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