JPH0873055A - 給紙トレイの用紙上昇装置 - Google Patents

給紙トレイの用紙上昇装置

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JPH0873055A
JPH0873055A JP6232474A JP23247494A JPH0873055A JP H0873055 A JPH0873055 A JP H0873055A JP 6232474 A JP6232474 A JP 6232474A JP 23247494 A JP23247494 A JP 23247494A JP H0873055 A JPH0873055 A JP H0873055A
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motor
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JP6232474A
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Hiroyuki Nakamura
宏之 中村
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置の給紙部に配置する複数の給紙
トレイの各々に対して、用紙を上昇させる用紙上昇装置
を配置し、各用紙上昇装置に小型のDCモータを配置す
る際に、モータを駆動して用紙を上昇させる作用を画像
形成装置の特性等に合わせて容易に調整できるようにす
る。 【構成】 画像形成装置の給紙部に配置する給紙トレイ
1の内部には、用紙の給紙側先端部を支持する用紙支持
板2を配置し、前記用紙支持板2を用紙上昇装置5の押
し上げアーム部材8により上昇させ、給紙装置10のピ
ックアップローラ11に押圧させる。前記ピックアップ
ローラ11に対応させてアクチュエータ13を配置し、
センサにより用紙の高さを検知し、制御装置15では、
給紙装置に対応させて給紙トレイ装着時の付加タイマー
値T1と、給紙の途中で用紙を上昇させる際の付加タイ
マー値T2をそれぞれ設定し、用紙の高さを一定に維持
させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機等の画
像形成装置の給紙部に配置する給紙トレイに対して、用
紙上昇装置を用いて用紙を上昇させる装置に関し、特
に、給紙トレイ内に収容される用紙を上昇させ、給紙装
置のピックアップローラに対して押圧する際に、用紙を
余分に上昇させる時間を任意に設定可能に構成し、駆動
機構の誤差等を解消させ得る給紙トレイの用紙上昇装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機やレーザビームプリンタ
等のような画像形成装置においては、装置本体に設ける
給紙部に複数の給紙トレイを装着し、前記給紙トレイに
対してサイズの異なる用紙を収容させて、原稿のサイズ
等に対応させた用紙を給紙する機構を設けている。前記
画像形成装置の給紙部には、例えば、特開平2−231
324号公報等に示されるように、複数の給紙トレイを
段積み状に配置しており、複数の給紙トレイの各々に対
応させて給紙装置を配置し、任意の給紙トレイから取り
出した用紙を用紙搬送路を介して画像転写部に向けて搬
送するように構成している。また、前記各給紙トレイに
対応させて配置する給紙装置に対応させて、給紙トレイ
に収容される用紙を上昇させる機構を配置しており、給
紙装置のピックアップローラに対して用紙を押圧して、
前記ピックアップローラにより用紙を送り出す性能を良
好な状態で発揮させ得るようにしている。
【0003】前記従来例では、給紙トレイの底部に揺動
可能な用紙支持板を配置し、前記用紙支持板に対して給
紙ユニットに設けた押し上げアーム部材を設けて、前記
押し上げアーム部材を給紙装置の駆動系からクラッチ手
段を介して押し上げアーム部材に対する駆動を行い、ト
レイ内の用紙を上昇させる手段を構成している。また、
用紙の上昇の動作を制御するために給紙トレイの上部に
センサを配置し、用紙が所定の位置まで上昇したことを
センサが検知すると、押し上げアーム部材に対する駆動
を停止させ、その状態でピックアップローラがトレイに
収容されている用紙の上面に所定の圧力で接する状態が
自動的に設定されるように構成される。したがって、前
記従来例に示される給紙装置においては、給紙トレイか
らの給紙の動作を行っている途中で、用紙が少なくなる
と、センサの検知信号にしたがって用紙支持板を上昇さ
せる動作を行い、用紙をピックアップローラに対して一
定の高さに維持させることにより、給紙の動作を連続し
て行うことができるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例において
は、給紙部に配置する複数の給紙ユニットに対して1つ
の駆動モータを配置し、ギヤ伝導手段を用いて給紙装置
に対する駆動と、押し上げアーム部材に対する駆動をそ
れぞれに対応するクラッチ手段等を用いて行うようにし
ている。しかしながら、ギヤ伝導機構を用いる場合に
は、駆動伝達装置の構成が複雑になることや、ギヤによ
る伝導効率の低下に対応させるために、駆動力の大きな
モータを使用しなければならない等の問題が発生する。
そこで、前述したような問題を解消するために、各給紙
ユニットに対して、それぞれ単独のモータとして小型の
DCモータを配置し、給紙部での駆動伝導機構の構成を
簡素化することが行われている。
【0005】しかしながら、DCモータを使用する場合
には、前記モータが図8のグラフに示すように、電源を
オン(ON)にしてから回転数が次第に上昇し定格回転
数に達するまでの時間と、電源を(OFF)にしてから
実際に停止するまでの時間が比較的長いという問題があ
る。また、小型のDCモータでは、その回転数とトルク
の関係が、図9のグラフに示されるような特性を有する
ものであり、負荷が大きい場合(トレイに収容される用
紙の量が多い場合)には回転数が少なく、用紙の量が少
ない状態ではモータの回転数が多くなるという特性があ
る。したがって、小型のDCモータを使用して、給紙ト
レイ内で用紙を上昇させようとする場合には、前記モー
タの特性に応じた電源のON・OFFの制御を行うこと
が必要とされる。
【0006】ところが、給紙トレイ内部で用紙を上昇さ
せる動作を行う場合には、モータを駆動する時間が非常
に短いという特徴があり、モータをONにして定格回転
数に達する前にOFFにする動作を繰り返すことにな
る。そこで、例えば、タイマーに設定した時間にしたが
って、用紙に対する上昇の動作を行うようにすると、用
紙の量によって用紙上昇装置に対する負荷トルクが異な
ることにより、用紙支持板を上昇させる時間が異なる値
となったりすることがあり、用紙支持板の上昇の動作を
正確に制御することが困難である。
【0007】そこで、前述したようなモータの問題に対
処させるために、例えば、実開昭62−191735号
公報や、実開昭60−81953号公報等に示されるよ
うに、給紙トレイ内での用紙の上昇の動作を制御する手
段を用いることが考えられる。しかしながら、前記用紙
の上昇の制御手段を用いる場合でも、用紙の上昇の限度
を制御できるものの、モータの特性を考慮した制御を正
確に行うことができないという問題がある。前記従来例
とは別に、例えば、特開平3−288736号公報に示
されるように、用紙を上昇させた位置で、さらに用紙の
上昇位置を補正する必要がある場合に、次の用紙の上昇
の動作に対して補正条件を加味した動作を行わせること
が提案されている。そして、前記従来例のシート材給送
装置では、用紙を上昇させる都度、制御装置に書き換え
た制御条件にもとづいて、用紙の上昇の動作を行うこと
ができるようにする。しかし、前述したような制御方式
を用いる場合に、制御情報を随時書き換えることは、制
御プログラムの設定が面倒であり、画像形成装置の制御
装置の製造コスト等にも大きな影響が生じることにな
る。
【0008】前述したような問題とは別に、給紙装置や
用紙上昇装置をユニットとして構成し、機種の異なる画
像形成装置に対してそのユニットを装着して給紙部を構
成することが行われている。ところが、前記ユニットを
給紙部に配置した場合に、その画像形成装置の構成や給
紙トレイの製造誤差、その他の条件により、用紙上昇装
置での用紙の上昇の動作のタイミング等が一定しない場
合がある。そして、前記従来例に示されたような制御手
段を用いた場合でも、用紙の上昇の動作を正確に制御で
きないという問題がある。そこで、従来の画像形成装置
では、各画像形成装置の特性にもとづいて用紙上昇装置
等の調整を行うことにより対処させているが、そのよう
な調整手段を用いた場合には、共通のユニットを使用す
る利点を十分に発揮できないことになる。また、1つの
画像形成装置の給紙部に対して、複数の給紙ユニットを
配置した場合でも、装置のフレームに対して給紙トレイ
と給紙装置との配置関係に誤差が生じた場合でも、前述
したような微調整の問題が発生することがあり、そのよ
うな問題を容易に解消できるような制御手段の開発が望
まれている。
【0009】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来の給紙装
置の問題を解消するもので、給紙装置や用紙上昇装置の
構成を変えずに、用紙を上昇させる動作を行う際に、セ
ンサが用紙の上昇を検知した後で、一定の時間だけ用紙
を上昇させる動作を継続して、ピックアップローラに対
する用紙の押圧力を一定の値に設定するとともに、前記
センサの検知の後で駆動を継続する時間を、給紙トレイ
を装着した直後と、給紙の途中では異なるタイミングに
設定して、用紙の上昇の動作の制御を行い得るようにす
る手段を提供することを目的とし、さらに、前記追加の
上昇作用のタイミングの設定条件を、用紙サイズや用紙
の残量の情報を加味して設定できる手段を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、給紙トレイの
内部で用紙を支持する用紙支持板を揺動可能に配置し、
前記用紙支持板を用紙上昇装置の押し上げアーム部材を
用いて上昇させ、給紙装置のピックアップローラに対し
て最上位の用紙を押圧し、前記ピックアップローラを回
転させて給紙する装置に関する。本発明においては、前
記給紙トレイを給紙部に挿入する際に、用紙を上昇させ
て検知手段により用紙の上昇を検知した後で、一定の時
間だけ付加的にモータを駆動する第1のタイマー値と、
給紙トレイから用紙を送り出している途中で、用紙を上
昇させる際の付加的にモータを駆動する第2のタイマー
値とを、異なる値で設定する手段を用いている。また、
本発明においては、前記用紙上昇装置のモータを付加的
に駆動する第1、2のタイマー値を、用紙サイズに対応
させてあらかじめ設定された値に応じて設定し、給紙ト
レイに収容した用紙のサイズを検知した情報にもとづい
て、前記タイマー値を給紙部に装着した給紙トレイに対
応させて設定する手段を構成することも可能である。さ
らに、本発明においては、給紙トレイ内に収容されてい
る用紙の残量を算出する手段を設け、前記給紙トレイ内
に残留する用紙量の情報と、用紙サイズの情報とにもと
づいて第1、2のタイマー値の書き換えを行い、用紙上
昇装置のモータを付加的に駆動する時間を設定する手段
を構成することもできる。
【0011】
【作用】前記本発明の給紙トレイの用紙上昇装置におい
ては、給紙部に配置する給紙トレイに対して用紙上昇装
置を配置し、前記用紙上昇装置の押し上げアーム部材に
対するモータの駆動を行う際に、最初に給紙トレイを装
着した状態でモータを駆動して用紙を上昇させ、センサ
が検知情報を出力した後で、第1のタイマー値に応じた
駆動を余分に行うようにする。また、給紙トレイから給
紙の動作を行っている途中で、用紙を上昇させる際に
は、用紙の上昇をセンサにより検知した後で、第2のタ
イマー値に応じた時間だけ余分に駆動して、用紙の上昇
作用を行わせるようにする。そして、前記第1、2のタ
イマー値を異なる値として設定するとともに、給紙装置
の特性に対応したタイマー値を設定することにより、用
紙の上昇位置を適正に設定できるようにする。
【0012】さらに、本発明においては、前記タイマー
値を設定する際に、給紙トレイに収容された用紙サイズ
の情報を用いることが可能であり、用紙サイズの情報に
もとづいたタイマー値を制御装置にあらかじめ設定して
おくことにより、用紙上昇装置の動作を制御することが
可能である。前記構成に加えて、本発明においては、給
紙トレイに収容される用紙のサイズと用紙の残量の情報
を用いて、タイマー値を設定することが可能であり、そ
の場合には、用紙を上昇させる動作を行う都度、制御情
報の書き換えを行い、用紙の上昇の動作を用紙の残量等
に応じて制御することができる。
【0013】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の給紙ト
レイの用紙上昇装置を説明する。図1に示される例は、
画像形成装置の給紙部に装着する給紙トレイ1に対し
て、用紙上昇装置5と給紙装置10とを配置する場合を
示しており、給紙トレイ1に収容される用紙Pに対し
て、給紙方向の先端部を支持するために用紙支持板2を
配置し、前記用紙支持板2はトレイの底板に対してヒン
ジ3を介して揺動可能に設けている。また、前記用紙支
持板2を揺動させるために、用紙上昇装置5を配置して
おり、前記用紙上昇装置5においては、小型のDCモー
タ6の軸7ジョイントを介して同軸上に設けて、前記D
Cモータにより押し上げアーム部材を揺動させる機構を
構成している。また、前記給紙トレイ1の給紙方向先端
部側の上部に給紙装置10を配置し、前記給紙装置10
のピックアップローラ11をフィードローラ12の軸を
介して揺動可能に構成している。前記給紙装置10に配
置するフィードローラ12は、一般の画像形成装置に用
いる給紙装置と同様に、リタードローラとフィードロー
ラ12とを組み合わせて用紙さばき装置を構成し、用紙
を1枚ずつ分離して送り出すことができるようにする。
前記給紙装置のピックアップローラ11は、フィードロ
ーラ12の軸に対してアーム部材を介して支持されるも
ので、アーム部材に対してアクチュエータ13を配置し
ている。
【0014】前記給紙トレイ1を給紙部に装着した際
に、その給紙トレイの装着を検知した信号により、用紙
上昇装置5のモータを駆動して、用紙Pを支持する用紙
支持板2を上昇させる動作を行い、用紙をピックアップ
ローラ11に対して押圧する状態で初期の用紙の位置を
設定する。その用紙の上昇の動作に際して、図2に示す
ように、用紙を上昇させる動作を行うことにより、用紙
の上面がピックアップローラ11に接する状態でピック
アップローラ11を押し上げ、アクチュエータ13がセ
ンサSの光路を遮断する状態になると、センサSを接続
する制御装置15(図1)に検知信号が出力される。前
記センサからの信号が制御装置に入力されると、用紙上
昇装置5のDCモータ6に対して駆動停止の信号が出力
され、前記モータをOFFにして用紙支持板を上昇させ
る動作を停止させる。また、給紙トレイから用紙を送り
出している途中で用紙が少なくなり、ピックアップロー
ラ11が下降してアクチュエータ13がセンサの検知位
置から外れると、センサは用紙を検知しないことの信号
(OFF信号)を出力するので、制御装置はモータ6に
駆動信号を出力し、モータに対する給電を開始して用紙
を上昇させ、センサが用紙を検知した信号(ON信号)
を出力するまで用紙を上昇させるようにする。
【0015】前述したような構成を有する本発明の装置
において、用紙上昇装置のモータに対する駆動信号を出
力する際に、センサが用紙の上昇を検知した後で、その
画像形成装置の給紙装置の特性に合わせて、追加の駆動
時間を設定して、用紙の上昇位置を設定できるようにし
ている。本発明においては、前記給紙トレイに収容され
る用紙を上昇させて給紙位置に停止させる際に、給紙ト
レイを給紙部に装着した際の用紙の上昇時間を設定する
第1のタイマー値と、用紙を給紙している途中で、用紙
を上昇させる第2のタイマー値とを異なる値で設定し、
用紙を上昇させる際の動作を容易に制御できるようにし
ている。そして、給紙トレイを給紙部に装着する際に、
給紙トレイと給紙装置との相互の特徴等の条件に対応さ
せて、第1のタイマー値を設定することが可能である。
また、給紙トレイからの給紙の途中で、OFF信号を出
力した場合には、トレイに収容されている用紙の量が少
なくなった状態にあるから、第1のタイマー値と異なる
値で、第2タイマー値を設定して、モータに対する追加
の駆動時間を設定できるようにする。
【0016】前述したようにして、給紙トレイに収容さ
れる用紙を上昇させる際に、第1、2のタイマー値を設
定するために、本発明においては、図3のフローチャー
トに示すようなステップにしたがって、制御装置に対し
てタイマー値の設定の作用を行うようにする。前記図3
に示されるフローチャートにおいて、給紙部に給紙トレ
イを装着した際に、a−1のステップで給紙トレイに設
けた用紙サイズ表示部材を、給紙部に配置した検知手段
により検知することにより、給紙トレイの装着を確認す
ることにより、次のステップに移行させるようにしてい
る。そして、a−2のステップで、用紙上昇装置のモー
タを駆動して用紙を上昇させる動作を開始し、a−3の
ステップでセンサが給紙装置に設けたアクチュエータを
検知した信号(以下レベルセンサ信号と呼ぶ)を出力す
ることにより、a−4のステップに移行する。前記a−
4のステップでは、制御装置にあらかじめ設定しておい
たタイマー値T1だけモータを追加駆動させてから、モ
ータの駆動を停止して用紙を上昇させた位置に保持し、
給紙の動作に対応させるようにする。
【0017】前述したようにして、給紙トレイ内で用紙
を上昇させた状態で、画像形成装置が動作を開始して、
給紙トレイからの給紙の動作が行われる。そして、給紙
トレイから用紙が送り出されることにより、ピックアッ
プローラが次第に下降してアクチュエータがセンサの検
知位置から外れると、a−5のステップに示すように、
センサがONからOFFの状態になり、そのセンサから
の信号を受けて、制御装置は用紙上昇装置のモータに対
して給電を開始して、a−6のステップのようにモータ
を駆動する。前記モータが駆動されることにより、押し
上げアーム部材が用紙支持板を上昇させて、用紙の上昇
の動作によりピックアップローラも上昇し、ステップa
−7のようにレベルセンサ信号はOFFからONの信号
としてを出力する。その後で、a−8のステップに示す
ように、制御装置にあらかじめ設定しておいたタイマー
値T2時間だけモータを追加駆動してから、モータに対
する給電を停止して用紙を上昇位置に保持し、次の給紙
の動作に対応させるようにする。
【0018】また、前記a−5ないしa−8に示すステ
ップでは、給紙トレイから給紙の動作を行っている間
に、ピックアップローラが一定量降下したことの信号を
出力する都度繰り返して実施するステップである。さら
に、トレイ内に用紙が全く残っていない状態では、給紙
トレイに配置するノーペーパーセンサからの信号によっ
て、用紙なしの判断を行い、画像形成装置のコントロー
ルパネル等に用紙なしの信号を出力させることもでき
る。そして、その給紙トレイに対して新たに用紙を補給
した場合には、前記a−1のステップから検知の動作を
再開することができるようにする。なお、前記図3のフ
ローチャートにおいて、タイマー値T1と、タイマー値
T2は、その画像形成装置の特性に合わせて、制御装置
にあらかじめ設定した値とするものである。つまり、あ
らかじめ、給紙装置を組み込む画像形成装置に対して、
給紙トレイからの給紙の特性を試験しておき、その試験
データにもとづいてタイマー値を設定する等の手段を用
いることが可能であり、さらに、実際の画像形成装置で
の給紙状態に対応させて、タイマー値を変更することも
できるようにする。
【0019】前記図3のフローチャートに示されたよう
な制御の動作を行うことの他に、本発明においては、図
4のフローチャートに示されるように、用紙サイズの情
報を加味して、タイマー値を設定する手段を用いること
ができる。図4に示すフローチャートにおいて、ステッ
プb−1で給紙部に給紙トレイが装着されたことを、用
紙サイズセンサからの信号により検知すると、ステップ
b−2、b−3の動作と平行して、ステップb−4、b
−5の動作が行われる。まず、b−2のステップでは、
用紙サイズ検知センサからの信号により、給紙トレイに
収容されている用紙のサイズを認識し、次に、b−3の
ステップでは用紙のサイズの情報にもとづいて、タイマ
ー値T1、T2を制御装置のメモリから選択して、用紙
の上昇に対応する制御情報を設定する。前記タイマー値
の設定の動作に並行して、ステップb−4では用紙上昇
装置のモータに対する駆動を開始して、ステップb−5
でレベルセンサ信号がOFFからONに切り換わると、
次のステップb−6に移行する。そして、ステップb−
6ではタイマー値T1に設定した時間だけモータを余分
に回転させて、用紙をピックアップローラに押圧した状
態で、給紙の動作に向けて待機する。
【0020】前述したようにして、新たに装着された給
紙トレイに対して、用紙上昇装置を作動させて用紙を送
り出し可能な状態で、コピー作成の動作に対応させ、そ
の給紙トレイから給紙が開始されると、用紙が送り出さ
れることにより、ピックアップローラが次第に下降する
状態となる。そして、前記トレイから所定の枚数の用紙
が送り出されると、アクチュエータがセンサの検知位置
から外れて、ステップb−7のように、レベルセンサ信
号がONからOFFに変化するので、ステップb−8に
移行して、モータを駆動することによりレベルセンサ信
号がONになるまで、用紙を上昇させる動作を行う(ス
テップb−9)。前記ステップb−9でレベルセンサ信
号がONになってから、ステップb−10に移行し、タ
イマー値T2に設定した時間だけモータを余分に駆動し
て、用紙の上部をピックアップローラに対して所定の押
圧力で接するようにして給紙の動作を行わせる。前記ス
テップb−7ないしb−10の動作は、給紙トレイから
給紙作用が継続されている間は、繰り返して行われる制
御動作となる。
【0021】前記図4に示す制御動作を行う際に、タイ
マー値T1、T2を設定するためには、図5のグラフに
示すような用紙サイズと、レベルセンサ信号の時間の比
率の関係を利用することができる。前記図5のグラフで
は、用紙サイズとタイマー値を設定するための時間との
関係を単純な比例式で示しているが、例えば、A3サイ
ズの用紙に対しては、t3の時間係数をタイマー値に対
して設定し、B5サイズの用紙に対しては、t1の時間
係数を用いることができるようにする。そして、前述し
たような比例式をあらかじめ制御装置のプログラムに設
定しておくことにより、用紙サイズに対応するタイマー
値を容易に設定できることになる。
【0022】前記図3のフローチャートに示したような
制御動作を行うことの他に、本発明においては、図6の
フローチャートに示すように、給紙トレイに収容されて
いる用紙のサイズと残量の情報を用いて、用紙を上昇さ
せる際のタイマー値T1、T2の設定の動作を行うこと
も可能である。前記図6に示すフローチャートにおい
て、給紙トレイを画像形成装置の給紙部に装着すること
により、ステップc−1に示すように用紙サイズセンサ
が用紙サイズの検知信号を出力することにより、給紙ト
レイの装着を確認する。そして、前記給紙トレイに収容
されている用紙サイズの情報から、ステップc−2で用
紙サイズの認識を行うと同時に、c−3ないしc−5の
ステップで、用紙上昇装置を作動させて用紙を上昇させ
る動作を行うようにする。
【0023】前記ステップc−3、c−4では、モータ
を作動させてレベルセンサ信号がOFFからONに変化
するまでの時間をメモリし、ステップc−5でモータの
駆動時間の情報から、給紙トレイに収容されている用紙
の残量を検知する。そして、前記用紙のサイズの情報
と、用紙の残量の情報とを用いて、ステップc−6でト
レイ装着時のタイマー値T1を決定し、ステップc−7
で、設定されたタイマー値T1に対応する時間だけ、モ
ータを余分に駆動して、用紙を所定の高さまで上昇させ
る動作を行う。次いで、ステップc−8で、前記用紙サ
イズと残量の情報にもとづいて、タイマー値T2を設定
し、ステップc−9以降の給紙の動作に対応させるよう
にする。
【0024】前記ステップc−8でタイマー値T2を設
定した状態で、給紙トレイから用紙を送り出す動作を開
始すると、トレイ内の用紙のレベルが低下するにしたが
って、ステップc−9では、レベルセンサ信号がONか
らOFFに変化し、給紙不能となった状態の信号が制御
装置に入力される。前記信号にもとづいて、ステップc
−10でモータに対する駆動を開始して用紙を上昇さ
せ、ステップc−11でレベルセンサ信号がOFFから
ONに変化するまでの時間を算出する。そして、ステッ
プc−3で用紙を上昇させるためにモータを駆動した回
転数の情報と、ステップc−11で次の用紙の上昇の際
のモータの回転数の情報とを累積し、ステップc−12
で給紙トレイの用紙の残量を算出する。次いで、前記ス
テップc−12で得られた用紙の残量のデータから、ス
テップc−13では次のステップにおけるタイマー値T
2を書換え、ステップc−14で前記タイマー値T2に
もとづいてモータを余分に駆動することにより、用紙を
ピックアップローラに対して押圧する状態で、以後の給
紙の動作に対応させるようにする。
【0025】また、前記ステップc−9ないしc−14
の動作は、給紙トレイからの給紙の途中で、レベルセン
サ信号がOFFになる都度、随時行われる制御動作であ
る。そして、用紙上昇装置を作動させて用紙を上昇させ
る動作を行う都度、給紙トレイ内での用紙の残量に対応
させてタイマー値T2を書き換える動作を行うことによ
り、トレイ内に残留する用紙の量に応じたモータの駆動
制御を行うことができる。さらに、本発明の図6に示す
ような制御動作を行う際に、用紙のサイズと用紙残量の
情報にもとづいた制御条件を、例えば、図7のグラフに
示すようにして設定することができる。前記図7のグラ
フにおいて、縦軸に用紙の重量を、横軸にタイマー値を
設定するための時間条件をとると、前記用紙の重量は、
用紙サイズと用紙の残量との2つの条件の積算値とする
ことができ、例えば、A3サイズの用紙がトレイに満杯
に収容されている状態の積算値をw3とすると、それに
対応する制御時間の係数をt3と設定し、タイマー値の
設定のための基礎係数として利用することができる。ま
た、A4サイズの用紙が給紙トレイの半分だけ収容され
ている状態の重量をw1と設定すると、それに対応する
時間係数はt1と設定され、タイマー値の設定に用いる
ことができるようにする。
【0026】前述したように、本発明においては、機種
の異なる画像形成装置等に対して、共通仕様の給紙装置
を設けた場合でも、その画像形成装置に組み込んだ給紙
装置の状態に応じて、用紙を上昇させるための時間を任
意に設定することができるようにするものである。そし
て、給紙トレイを給紙部に装着した際と、給紙の動作を
行っている途中で、給紙トレイ内の用紙を上昇させる際
に、用紙がピックアップローラを押し上げてセンサに検
知され、その後にレベルセンサ信号が出力されてから、
一度の用紙の上昇の動作により用紙を余分に上昇させ
て、レベルセンサ信号を出力するセンサが、用紙の位置
が低下したことの信号を出力する回数を少なくすること
ができる。また、本発明においては、小型のDCモータ
を各トレイに装備して、用紙を上昇させる機構を構成し
た場合に、それぞれのモータに対してタイマー値を個別
に設定し、給紙装置の特性に対応した用紙の上昇の制御
の動作を行わせることができる。
【0027】
【発明の効果】前述したように、画像形成装置の給紙部
に対して複数の給紙トレイを配置した場合に、各給紙ト
レイに対して用紙上昇装置のモータを別個に装備し、ト
レイ内部での用紙の上昇を行わせるので、従来のギヤ伝
導機構を用いた装置に比較して、給紙部の構成を簡素化
することができる。そして、本発明においては、小型の
DCモータを用いて用紙上昇装置を構成する場合に、画
像形成装置の給紙装置の特性等に対応させて、用紙を上
昇させる動作を容易に制御することが可能であり、前記
モータを駆動するための制御装置のプログラムを、その
対象とする画像形成装置に対応させて設定することによ
り、給紙装置の動作の制御を容易に行うことができる。
また、各々の給紙トレイに配置するモータでは、給紙装
置の特性等の条件に対応させて、用紙を余分に上昇させ
るためのタイマー値を適宜設定することができるので、
給紙トレイの上部に配置したセンサからの検知信号が出
力された後で、用紙に対する位置決めの作用を良好な状
態で行うことができる。さらに、本発明においては、前
記タイマー値を設定する際に、給紙トレイに収容された
用紙のサイズの情報を用いることが可能であり、用紙サ
イズの情報にもとづいたタイマー値を制御装置にあらか
じめ設定しておくことにより、用紙上昇装置の動作を制
御することができる。前記効果に加えて、本発明におい
ては、給紙トレイに収容される用紙のサイズと用紙の残
量の情報を用いて、タイマー値を設定することが可能で
あり、その場合には、用紙を上昇させる動作を行う都
度、制御情報の書き換えを行い、用紙の上昇の動作を用
紙の残量等に応じて制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 給紙トレイにおける用紙上昇装置と給紙装置
の関係を示す説明図である。
【図2】 給紙トレイ内で用紙を上昇させた状態の説明
図である。
【図3】 本発明の装置における用紙上昇の制御動作を
示すフローチャートである。
【図4】 本発明の装置における用紙上昇の制御動作の
第2の実施例を示すフローチャートである。
【図5】 図4の制御の制御条件を示すグラフである。
【図6】 本発明の装置における用紙上昇の制御動作の
第3の実施例を示すフローチャートである。
【図7】 図6の制御の制御条件を示すグラフである。
【図8】 小型DCモータの特性を示すグラフである。
【図9】 小型DCモータの回転数とトルクの関係を示
すグラフである。
【符号の説明】
1 給紙トレイ、 2 用紙支持板、 5 用紙
上昇装置、6 DCモータ、 7 軸、 8 押
し上げアーム部材、10 給紙装置、 11 ピッ
クアップローラ、12 フィードローラ、 13
アクチュエータ、 15 制御装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙トレイの内部で用紙を支持する用紙
    支持板を揺動可能に配置し、前記用紙支持板を用紙上昇
    装置の押し上げアーム部材を用いて上昇させ、給紙装置
    のピックアップローラに対して最上位の用紙を押圧し、
    前記ピックアップローラを回転させて給紙する装置にお
    いて、 前記給紙トレイを給紙部に挿入する際に、用紙を上昇さ
    せて検知手段により用紙の上昇を検知した後で、一定の
    時間だけ付加的にモータを駆動する第1のタイマー値
    と、 給紙トレイから用紙を送り出している途中で、用紙を上
    昇させる際の付加的にモータを駆動する第2のタイマー
    値とを、異なる値で設定することを特徴とする給紙トレ
    イの用紙上昇装置。
  2. 【請求項2】 前記用紙上昇装置のモータを付加的に駆
    動する第1、2のタイマー値を、用紙サイズに対応させ
    てあらかじめ設定された値に応じて設定し、 給紙トレイに収容した用紙のサイズを検知した情報にも
    とづいて、前記タイマー値を給紙部に装着した給紙トレ
    イに対応させて設定することを特徴とする請求項1に記
    載の給紙トレイの用紙上昇装置。
  3. 【請求項3】 給紙トレイ内に収容されている用紙の残
    量を算出する手段を設け、 前記給紙トレイ内に残留する用紙量の情報と、用紙サイ
    ズの情報とにもとづいて第1、2のタイマー値の書き換
    えを行い、用紙上昇装置のモータを付加的に駆動する時
    間を設定することを特徴とする請求項1に記載の給紙ト
    レイの用紙上昇装置。
JP6232474A 1994-09-02 1994-09-02 給紙トレイの用紙上昇装置 Pending JPH0873055A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7396174B2 (en) 2004-02-12 2008-07-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Recording medium supply device and image forming device
US7523930B2 (en) 2004-04-27 2009-04-28 Samsung Electronics Co., Ltd Paper feeding apparatus of an image forming apparatus and control method thereof
US11655111B2 (en) 2021-04-05 2023-05-23 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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