JPH0872517A - サスペンション - Google Patents

サスペンション

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Publication number
JPH0872517A
JPH0872517A JP21110694A JP21110694A JPH0872517A JP H0872517 A JPH0872517 A JP H0872517A JP 21110694 A JP21110694 A JP 21110694A JP 21110694 A JP21110694 A JP 21110694A JP H0872517 A JPH0872517 A JP H0872517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air spring
arm
support link
vehicle body
suspension
Prior art date
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Pending
Application number
JP21110694A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Inoue
信昭 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP21110694A priority Critical patent/JPH0872517A/ja
Publication of JPH0872517A publication Critical patent/JPH0872517A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダブルウィッシュボーン等のアームに空気ば
ねを備えるに際して、その振れ角を少なくする。 【構成】 ロアアーム13上に支持リンク16を介し
て、車体5との間に連結させるべく空気ばね17を設け
る。空気ばね17と支持リンク16との連結部18に、
所定の長さを有したコントロールアーム20の一端部2
1を軸支させる。一端部21が空気ばね17のストロー
ク方向に略沿って円弧移動するように、コントロールア
ーム20の他端部19を車体5の適宜位置に枢支させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダブルウィッシュボー
ン式等の独立懸架型のサスペンションに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、四輪駆動車等におけ
るダブルウィッシュボーン式サスペンションは、車輪1
へと延びた駆動軸2がコイルバネの配設を困難にしてい
るので、トーションバー3にて所望のばね力を得るよう
にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで近来にあって
は、乗り心地向上等を図るためにエアサスペンションの
採用が増えてきており、上記構造のサスペンションにも
空気ばねを備えることが求められている。しかしながら
上記サスペンションでは駆動軸2を避ける必要から、図
5に示すように、アッパアーム4と車体5との間に空気
ばね6を設けることとなるが、アッパアーム4の動きに
より空気ばね6の取付座面7が傾き、内部の金具同士が
干渉を起こすと共に、空気ばね6を正常な角度で使用す
ることが困難になってしまう。
【0004】このような課題に対して、ロアアーム8に
設けた連結ロッド(図示せず)に空気ばね6を取り付け
ることで駆動軸2から回避させると共に、連結ロッドの
中間をアッパアーム4に案内させることで取付座面7の
傾きを防止する構成(実開平2−23201号公報)が
提案されている。しかしながらこの提案では、ガイドす
るアッパアーム4により空気ばね6の方向(傾き)が決
まってしまい、正常な作動を妨げる振れ角を充分小さく
することができない。
【0005】そこで本発明は、ダブルウィッシュボーン
等のアームに空気ばねを備えるに際して、その振れ角を
少なくできるサスペンションを提供すべく創案されたも
のである。なお上記以外の本発明に関連する従来技術と
しては、特開平6−171332号公報がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロアアーム上
に支持リンクを介して、車体との間に連結させるべく空
気ばねを設け、空気ばねと支持リンクとの連結部に、所
定の長さを有したコントロールアームの一端部を軸支さ
せ、この一端部が空気ばねのストローク方向に略沿って
円弧移動するようにコントロールアームの他端部を車体
の適宜位置に枢支させたものである。コントロールアー
ムは、空気ばねの動的荷重が加わっていない状態におい
てばね軸線と直角な方向に延びるように形成されたもの
であることが好ましい。
【0007】
【作用】上記構成によって、空気ばねは車輪へと延びる
駆動軸があっても支持リンクにより駆動軸の上方に配置
されることで干渉が回避される。コントロールアーム
は、空気ばねがロアアームの動きに従って振れながらス
トロークする際に、支持リンクとの連結部の位置を規制
し、空気ばねが正常に作動するように保持する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0009】図1及び図2は、本発明に係わるサスペン
ションの一実施例を示したものである。このサスペンシ
ョンは、車輪(図示せず)の支持部材であるナックル1
1の上下に、それぞれ他端が車体5に枢支され、互いに
略平行なアッパアーム12とロアアーム13とがボール
ジョイント14,15を介して連結されて構成されてい
る。そして主に荷重を受け持つロアアーム13上に、支
持リンク16を介して空気ばね17が設けられていると
共に、空気ばね17と支持リンク16との連結部18
に、他端部19が車体5に枢支されたコントロールアー
ム20の一端部21が軸支されている。
【0010】空気ばね17の上部22は車体5に取り付
けられ、実質的にこの取付部23を支点として図1中左
右に揺動可能となっている。空気ばね17の下部24に
はブラケット25が取り付けられ、その下端部に連結ピ
ン26を介して支持リンク16の上端が回動自在に連結
されている。支持リンク16は、図2に示したように駆
動軸2及びブーツ27を避けるべく適宜屈曲され、下端
がロアアーム13に取り付けられたブラケット28に連
結ピン29を介して回動自在に連結されている。そして
支持リンク16の長さは、空気ばね17との連結部18
がアッパアーム12よりも下方に位置するように形成さ
れている。アッパアーム12は、空気ばね17と干渉し
ないように、屈曲形状或いは長手方向中央に相当の挿通
部を有した形状に形成されている。
【0011】コントロールアーム20は、ピン穴を有し
た取付金具30,31が両端に設けられ、一端部21の
取付金具30は、支持リンク16上端の連結ピン26に
遊嵌されている。そして他端部19の取付金具31は、
ロアアーム13の車体側枢支点32の上方及びアッパア
ーム12の車体側枢支点33の下方であって、且つこれ
らよりも若干奥側(車幅方向中央側)に位置されてい
る。この位置は、一端部21(連結部18)が空気ばね
17のストローク方向に略沿って円弧移動するように設
定されている。本実施例にあっては、サスペンションが
中立の状態にあるとき、言い換えると空気ばね17に動
的荷重が加わっていない状態で、コントロールアーム2
0が空気ばね17のばね軸線Aと直角な方向に延びるよ
うに形成されている。
【0012】次に本実施例の作用を説明する。
【0013】上記構成のサスペンションを有した四輪駆
動車等の車両が路面上を走行すると、アッパアーム12
及びロアアーム13が協動してその動きにより車輪を適
宜接地させると共に、空気ばね17が支持リンク16を
介してロアアームからの上下方向の荷重を受けて、その
特性(ばね定数)に応じて振動を適宜減衰させ、乗り心
地を向上させる。そして空気ばね17は、ロアアーム1
3の動きに追従して車体取付部23を中心にして揺動す
るが、図3に示すように、コントロールアーム20がそ
の揺動軌跡Bに従ってロアアーム13と支持リンク16
との連結部18の位置を規制することで、支持リンク1
6及び空気ばね17のばね軸線Aを取付部23における
車体5の面に対して略垂直で、且つロアアーム13に対
して常時概ね一直線状とし、取付座面となるブラケット
25が荷重の入力方向に略正対するように保持する。
【0014】このように、ロアアーム13と車体5との
間に支持リンク16を介して空気ばね17を設けたの
で、四輪駆動車等のダブルウィッシュボーン式のサスペ
ンションにおいて、大幅に構造を変更させることなく、
駆動軸2に干渉することのない空気ばね17の設置が実
現される。またアッパアーム12よりも下方の空間を利
用できるので、所定のストロークをとっても全高が高く
なることがない。そしてコントロールアーム20を連結
部18に設けたので、支持リンク16と空気ばね17の
軸線Aとが大きく折れ曲がってしまう座屈を防止できる
と共に、空気ばね17の車体取付部23を中心とした振
れ角θを極めて小さいものにできる。すなわち図3に示
したように、空気ばね17は、上下に伸縮しつつ左右に
揺動するが、その振れ幅は、動的荷重が加わっていない
状態における傾き(図中破線A1 にて示す)を左方限度
とし、ストローク最小位置或いは最大位置における傾き
(図中破線A2 にて示す)を右方限度とした狭い範囲に
おさまる。この振れ角θは、空気ばね17を直接ロアア
ーム13に取り付けた場合(図中二点鎖線a1 ,a2
て示す)の振れ角αよりも小さいものとなり(θ<
α)、空気ばね17のばね作用が正常に発揮できるもの
である。
【0015】なお本実施例にあっては、コントロールア
ーム20を空気ばね17の動的荷重が加わっていない状
態におけるばね軸線(A1 )と直角な方向に延びるもの
としたが、これに限らず、支持リンク16との連結部1
8を、有害な座屈或いは空気ばね17の取付座面の過度
な傾斜がないように規制するだけの長さ及び他端部19
の位置に設定したものであってよい。またコントロール
アーム20はその全長が長いほど空気ばね17の振れ角
θは小さくなり、支持リンク16及び空気ばね17が一
直線に近くなってばね力を支障なく発揮できることとな
るが、その延長した分だけスペースや車体重量等に影響
を及ぼすので、これらを勘案してコントロールアーム2
0の長さ等を決定すべきものである。また図1に示した
ように、空気ばね17にはその上部22の内側からブラ
ケット25まで伸びたダンパー(ショックアブソーバ)
41を内蔵させるようにしてもよい。さらに本発明は四
輪(総輪)駆動車のサスペンション、或いは駆動軸を備
えたサスペンションに限らず、リンク構造のアームを備
えたサスペンションに広く適用されるものである。
【0016】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、ダブルウ
ィッシュボーン式等のサスペンションにおける空気ばね
の搭載が実現されると共に、空気ばねの振れ角を少なく
して所望のばね力を発揮させることができるという優れ
た効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるサスペンションの一実施例を示
した側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の作用を説明するための簡略化した側面図
である。
【図4】従来のサスペンションを示した斜視図である。
【図5】従来技術の課題を説明するための側面図であ
る。
【符号の説明】
5 車体 13 ロアアーム 16 支持リンク 17 空気ばね 18 連結部 19 他端部 20 コントロールアーム 21 一端部 A ばね軸線 B 一端部(連結部)の揺動(円弧移動)軌跡

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロアアーム上に支持リンクを介して、車
    体との間に連結させるべく空気ばねを設け、該空気ばね
    と支持リンクとの連結部に、所定の長さを有したコント
    ロールアームの一端部を軸支させ、該一端部が上記空気
    ばねのストローク方向に略沿って円弧移動するように上
    記コントロールアームの他端部を車体の適宜位置に枢支
    させたことを特徴とするサスペンション。
  2. 【請求項2】 上記コントロールアームが、上記空気ば
    ねの動的荷重が加わっていない状態においてばね軸線と
    直角な方向に延びるように形成されたものである請求項
    1記載のサスペンション。
JP21110694A 1994-09-05 1994-09-05 サスペンション Pending JPH0872517A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040601

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02