JPH0871913A - 乾式竪型バレル研磨機及びこれを用いた精製精白米の製造方法 - Google Patents

乾式竪型バレル研磨機及びこれを用いた精製精白米の製造方法

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JPH0871913A
JPH0871913A JP6230293A JP23029394A JPH0871913A JP H0871913 A JPH0871913 A JP H0871913A JP 6230293 A JP6230293 A JP 6230293A JP 23029394 A JP23029394 A JP 23029394A JP H0871913 A JPH0871913 A JP H0871913A
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polishing
tank
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suction
dust
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Nobuo Otani
信雄 大谷
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RIUGE SEIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない設備上、及び作動上のコストで、研磨
工程及びワーク・メディア選別工程が連続的に実現可能
であり、しかも研磨槽内に生起滞留する研磨塵の除去及
び回転盤と固定槽との微小間隙への研磨塵ないし、研磨
メディア、研磨ワーク破砕物の混入滞留防止の効果が大
である乾式竪型バレル研磨機を提供する。 【構成】 集塵装置6の吸気により研磨槽部内の空気及
び研磨塵が集塵され、固定槽底1bに穿設の固定槽底給
気孔19、及び研磨槽蓋4に穿設の研磨槽蓋給気孔4a
の両者を通じ、研磨槽部内に外気が供給される。固定槽
底給気孔19にはコンプレッサが連設されず、一方固定
槽底給気孔19、研磨槽蓋給気孔4a、集塵装置6の単
位時間当たりの通気量は、相互に連動制御される。集塵
装置6に吸引式のワーク・メディア選別機構を設けれ
ば、ワークを未精製白米として酒造用等に有用な精製精
白米の製造も可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乾式竪型バレル研磨機及
びこれを用いた精製精白米の製造方法に関する。
【0002】本発明は、研磨時において竪型、すなわち
研磨槽の基底部を構成する回転盤を軸支する回転軸が、
研磨時において機体設置面と垂直に角度固定され、水を
研磨時に使用しない乾式竪型バレル研磨機、及びこれを
用い、研磨ワークを米とし、無洗米、即ち洗わずに水を
加えるのみで炊飯可能な精製精白米、ないしは酒造用の
精製精白米の製造方法に関するものである。
【0003】
【従来の技術】竪型バレル研磨機に関する先行技術につ
き、本願発明の直接の先行技術となるものは、特開平6
ー155281号(特願平4ー301028号)、及び
この特許出願の直後に出願された本願出願人出願の特願
平5ー34372号である。
【0004】両先行技術とも、側壁が円筒ないし多角筒
の外郭を有する固定槽と、該固定槽の底面近傍に回転自
在に装設される回転盤とにより、研磨ワーク及び研磨メ
ディアが搬出入される研磨槽が構成され、台座に固設さ
れ上記回転盤を回転駆動させる駆動機構と、上記固定槽
底と回転盤との間隙に圧縮空気を供給する給気機構を備
え、上記圧縮空気噴出溝となる細微間隙が上記外郭と回
転盤との間に介在し、上記回転盤を軸支する回転軸が研
磨時において機体設置面と垂直に角度固定された乾式竪
型バレル研磨機に吸引集塵機を連設したものである点は
共通である。
【0005】本願の直接の先行技術となる、特願平5ー
34372号については、固定槽底と回転盤との間隙に
空気を供給する給気機構が圧縮空気を送出するコンプレ
ッサを備えたものであり、吸引集塵機を研磨槽蓋に連設
して、コンプレッサから固定槽底、微小間隙、研磨槽
内、集塵機構に至るまでを閉鎖空間とした技術である。
一方米の精白工程においては、従来よりバレル研磨機と
同様の原理が用いられている。即ち研磨ワークを玄米な
いし不完全精白米とし、これに研磨メディアとして搗粉
とよばれるカルシウム分を主成分とした粉末を入れ、撹
拌して研磨を行うものが従来技術として周知であるが、
バレル研磨機そのものを米の精白工程に用いた例は見当
たらない。
【0006】この精白米をさらにバレル研磨すれば、と
ぐ必要のない、水分を加えるのみで炊飯可能となるよう
な、いわゆる無洗米や、酒造米が得られるが、この着眼
は従来にはなかったものである。
【0007】
【解決すべき課題】しかしながら、上記従来技術のうち
特開平6ー155281号については、吸引集塵機構の
連設部位について、単に研磨槽の上方という甚だ漠然と
した表現を用いており、その結果吸引集塵機が工場室内
そのもの、及び工場の側壁上部等に備設される換気扇の
ようなものも観念上含まれてしまうため、実施例の態様
によっては産業上の実効性が疑わしく、請求項を見るに
つけてもその権利化についても少なからず問題点が残存
している。
【0008】また特願平5ー34372号については、
研磨効率を悪くする研磨槽内研磨塵の一定量の除去効
果、並びに労働衛生上問題となる研磨塵の飛散の防止や
騒音防止の効果は相当程度あるものの、これを製品化し
た場合、外気を給気源としたコンプレッサでは、回転盤
と固定槽との近接部の熱膨張したウレタンライニング等
の防摩滅層に対する冷却効果が余り期待できず、しかも
研磨時には研磨ワーク及び研磨メディアに強い遠心力が
加わる結果、ワーク、メディアともに側壁部に偏在する
こととなり、研磨槽底、即ち回転盤中心部は、研磨槽内
投入物の量若しくは回転盤の回転速度如何によっては、
時に盤面が露出することもある。
【0009】このような場合、コンプレッサから供給さ
れる圧縮空気は、研磨槽内投入物によって遮蔽され、吸
引集塵機構にかかる負担は大きくなり、相当な吸引力を
もってしても、研磨塵の吸引除去効果は予想外に小さな
ものに留まる、という課題が残存していた。
【0010】また従来のバレル研磨機においては、一般
にワークとメディアとの選別工程の際、研磨槽を反転さ
せ、研磨槽内容物を浚出し、これを振動により篩選別す
ることが前提となっている。このため大がかりな振動式
の篩選別機が別途並設されるのが常であり、この選別機
並設、及びその作動には多大のコストを要するのみなら
ず、設備上も相当に大きな空間を必要とするものであ
る。さらに上記のようなコンプレッサの装着も、得られ
る効果と比較して、無用ともいえる程多大の設備上及び
作動コストを必要とするものであった。
【0011】本発明はこのような課題にかんがみ、少な
い設備上、及び作動上のコストで、研磨工程及びワーク
・メディア選別工程が連続的に実現可能であり、しかも
研磨槽内に生起滞留する研磨塵の除去及び回転盤と固定
槽との微小間隙への研磨塵ないし、研磨メディア、研磨
ワーク破砕物の混入滞留防止の効果が大である乾式竪型
バレル研磨機を提供することを目的とする。
【0012】またキャンプ用携帯食などに供される従来
の無洗米は、一旦水分を含ませ、膨張させたところで急
速に水分を除去して製造されるもので、内部に空気が混
入するため、外観形状は白色を呈し、味覚的にみても通
常炊飯された米飯に遠く及ばないものであった。
【0013】本発明は、このような課題もかんがみ、味
覚的に優れた無洗米、ないし酒造米に用いられる精製精
白米の製造方法をバレル研磨機を使用することにより提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、側壁が円筒な
いし多角筒の外郭を有する固定槽と、該固定槽の底面近
傍に回転自在に装設される回転盤とにより、研磨ワーク
及び研磨メディアが搬出入される研磨槽が構成され、台
座に固設され上記回転盤を回転駆動させる駆動機構と、
上記固定槽底と回転盤との間隙に空気を供給する給気機
構を備え、上記圧縮空気噴出溝となる細微間隙が上記外
郭と回転盤との間に介在し、上記回転盤を軸支する回転
軸が研磨時において機体設置面と垂直に角度固定され、
上記研磨槽開口面を覆閉する研磨槽蓋が着脱自在に備え
られた乾式竪型バレル研磨機において、該研磨槽蓋縁域
に吸引集塵機構を構成する集塵管が連設され、上記研磨
槽蓋の別箇所に給気孔が穿設されたことを課題解決の手
段の第1としており、このような課題解決の手段のもと
に、機体外部と固定槽底との間に穿設された給気孔が固
定槽底と回転盤との間隙に空気を供給する給気機構を構
成し、該給気機構がコンプレッサを装着されず上記給気
孔のみから構成され、吸引集塵機構、研磨槽蓋縁部の別
箇所に穿設された給気孔機体外部と固定槽底との間に穿
設された給気孔のうち少なくとも1ケ所に、単位時間当
たりの通気量制御機構が備設され、調節制御可能となっ
ている。
【0015】そして上記三者、即ち吸引集塵機構、研磨
槽蓋縁部の別箇所に穿設された給気孔、機体外部と固定
槽底との間に穿設された給気孔、のうちの複数箇所に備
設された単位時間当たりの通気量制御機構が包括連動制
御機構を構成している。
【0016】また吸引集塵機構の経路上にワーク選別機
構が設けられるとともに、該ワーク選別機構が、前記吸
引集塵機構の経路上に順置される複数個のフイルタと、
フィルタ上残留物取り出し機構とにより構成され、上記
フィルタの孔径が上記粒径の差異に応じたものとなって
いる。
【0017】そしてこのような課題解決の手段を精製精
白米、即ち無洗米、酒造用米の製造の手段として用い、
研磨ワークを玄米ないし不完全精白米とし、乾式竪型バ
レル研磨機の研磨槽に研磨メディアとともに投入し、一
定時間の研磨工程と並行して、吸引集塵機構を作動させ
て研磨塵となった糖分ないしふすま分を除去したのち、
次に吸引集塵機構の通気量を増大させて吸引力を増し、
研磨槽内から研磨メデイアないしは精製精白米を吸引除
去し、吸引集塵機構の経路上に設けられたフィルタに吸
着滞留している精製精白米を選別取出するかあるいは上
記フィルタに吸着滞留している研磨メディアを選別除去
して精製精白米を得ることを副次的課題解決の手段とし
ている。
【0018】
【作用】特願平5ー34372号の技術を実際に実施し
てみたところ、上記固定槽底と回転盤との間の細微間隙
より噴出される空圧は、畢竟研磨塵ないし研磨槽内投入
物の破砕物の混入ないし滞留を防ぐのみで十分であり、
これは研磨槽蓋に連設された集塵管の吸引力、即ち集塵
管の単位時間当たりの通気量を増大させてやることによ
り、コンプレッサを連設せずとも十分に保全されること
が判明した。
【0019】したがって、回転盤の良好な回転を阻害す
るウレタンライニング等の防摩滅層の熱膨張を防ぐため
の冷却効果がほとんど期待にそぐわないものである以
上、コンプレッサを除去し、代わりに機体外部と固定槽
底との間に穿設された給気孔のみを上記固定槽底と回転
盤との間の細微間隙への給気機構とすれば、コンプレッ
サ装着のコストが大幅に軽減されることになる。
【0020】ただし機体外部と固定槽底との間に穿設さ
れた給気孔のみが研磨槽内への給気機構であれば、集塵
機構にかかる負担が大きいため、本発明では研磨槽蓋に
給気孔を設け、研磨槽蓋縁域に集塵管を連設してみたと
ころ、研磨時においてスパイラル状軌跡を描きながら研
磨槽内を反復運動する研磨槽内容物は、ワーク、メディ
アともに側壁部に偏在し、よって研磨塵が生起するのも
この部位に限られるため、前記の研磨槽蓋に設けられた
給気孔からの空気の流入により、迅速に研磨塵が除去さ
れ、その除去効率は従来の比ではない程度にまで高めら
れた。
【0021】しかもこの研磨槽蓋穿設の給気孔からは空
気が流入するのみであって、この給気孔からの研磨粉塵
が研磨槽外への飛散は、集塵管からの吸気量を制御すれ
ば殆ど生じない。また研磨槽蓋により研磨槽上面の大部
分が遮蔽されているため、研磨工程で生じる騒音も相当
程度防止される。
【0022】この研磨槽蓋穿設の給気孔からの空気が流
入することにより、固定槽底と回転盤との間の細微間隙
への給気量は幾分減少するが、集塵機構、研磨槽蓋及び
固定槽底に穿設の給気孔の単位時間当たりの通気量をこ
れらに備設された制御装置を用いることにより、適宜調
節してやれば、研磨塵ないし研磨槽内投入物の破砕物の
混入ないし滞留を防ぐ程度には、保全される。
【0023】一方研磨槽内投入物となる研磨ワークと研
磨メディアについて、研磨ワーク1個の大きさ及び研磨
メディア1粒子の大きさがほぼ一定であって、しかも研
磨ワークの粒径と研磨メディアの粒径に相当程度の差異
が存在する場合には、吸引集塵機構の経路上に順置され
る複数個のフィルタのフィルタ孔径が上記粒径の差異に
応じたものとなっている構成のため、各フィルタ上にフ
ィルタ孔を通過できない研磨槽内投入物が滞留し、この
滞留しているフィルタ上残留物をフィルタ近傍に備設の
フィルタ上残留物取り出し機構を用いて取り出してやれ
ば、従来バレル研磨機に並設されていた振動式の篩選別
機は不要となり、設備上、作動上のコストは大幅に軽減
される。
【0024】このような吸引集塵機構の経路上に順置さ
れる複数個のフィルタと、フィルタ上残留物取り出し機
構とにより構成されるワーク選別機構を集塵機構に内蔵
させることにより、集塵のみならず、ワークとメディ
ア、ないしはワーク間、メディア間の種別粒径がほぼ一
定していて、各種間に粒径の差があれば各種別選別が可
能となる。
【0025】さらに上述の構成のもとに、制御機構を操
作し、集塵機構の単位時間当たりの通気量を増大、即ち
吸引力を増大させれば、集塵機構の吸引力により、ワー
ク、メディアの選別が行われるだけでなく、ワーク、メ
ディアが比較的軽量なものに限られる場合には、固定槽
を傾斜ないし転覆させて研磨槽内の内容物を浚出するた
もの装置を搭載する必要が生じない。従って設備面での
コスト減がさらに顕著なものとなる。
【0026】このような構成のバレル研磨機を使用し、
研磨ワークを玄米ないし不完全精白米とし、研磨メディ
アとともに投入し、一定時間の研磨工程と並行して、吸
引集塵機構を作動させ研磨塵となった糖分ないしふすま
分を除去すれば、米の味覚を損なう米ぬか油分が米粒に
付着することが相当程度防止され、味覚的に優れた精製
精白米がバレル槽内に得られる。
【0027】次に吸引集塵機構の通気量を増大させて吸
引力を増し、研磨槽内から研磨メデイアないしは精製精
白米を吸引除去し、吸引集塵機構の経路上に設けられた
フイルタに吸着滞留している精製精白米を選別取出する
かあるいは上記フイルタに吸着滞留している研磨メデイ
アを選別除去すれば、一連の連続した工程で精製精白米
を簡便に得ることができる。
【0028】このようにして得られた精製精白米は、通
常半透明乳白色の外観を呈し、洗わずに水を加えるだけ
で炊飯可能であるいわゆる無洗米となり、従来の脱水加
工による無洗米と比較して味覚的に格段の優れた品質を
有し、特に新鮮かつ大粒の米をワークとして得られた精
製精白米は、酒造用米として全く遜色のないものであ
る。本発明にかかる精製精白米の製造方法では、このよ
うに簡便かつ低コストで、優れた品質の精製精白米を得
ることができる。
【0029】
【実施例】以下本発明乾式竪型バレル研磨機の実施例を
図面を参照して説明する。本発明実施例の一部模式化側
面透視断面図である図1に示されるように、研磨槽部は
固定槽1の上部である研磨槽外郭1a、研磨槽外郭1a
にコーティングされる固定槽ウレタンライニング2a、
回転盤3、回転盤3にコーティングされる回転盤ウレタ
ンライニング2b、及び研磨槽蓋4により構成される。
【0030】本発明実施例の平面図である図2に示され
るように、研磨槽外郭1aの内部側壁は本実施例では1
2角形の多角筒型となっており、また、研磨槽部は竪型
固定、即ち構成上固定槽1は、研磨槽内容物の可傾浚出
を念頭においていないため、台座5に水平固定されてい
る。
【0031】回転盤3には、研磨時において特に研磨槽
内容物が摩擦ないし衝突する頻度の高い内壁部分、即ち
外縁部に回転盤ウレタンライニング2bがコーティング
され、回転盤中央は後述の回転駆動主軸11に嵌着固定
されるように、中央部が回転駆動主軸嵌合部3aとして
突出形成されている。
【0032】研磨槽蓋4の縁域には研磨槽蓋給気孔4a
及び排気孔4b穿設され、両者の穿設の位置は、研磨槽
蓋の中心に対称の位置にある。この研磨槽蓋給気孔4a
には開閉度を調節する制御装置C1が装着されている。
また排気孔4bには集塵機構を構成する集塵管6aが連
結され、図1において模式化記載された集塵装置6がこ
の集塵管6aに連設されている。この集塵装置6には、
その単位時間当たりの吸気量を制御する吸気量制御装置
C2が内蔵されている。
【0033】集塵装置6には第1フィルタ7a、第2フ
ィルタ7bが着脱自在に研磨槽側より順置される。第1
フィルタ7aのフィルタ孔径が第2フィルタ7bのフィ
ルタ孔径より適宜大きいものとなっており、研磨ワー
ク、研磨メディアの粒径に対応し、これよりもやや小さ
いものとなっている。これは、研磨ワークが研磨メディ
アより大きい場合を想定したものである。
【0034】研磨槽側からみて第1フィルタ7aの直前
には吸引式ワーク取り出し機構8が、第2フィルタ7b
の直前には同じく吸引式メディア取り出し機構9が備設
されている。これらワーク取り出し機構8、メディア取
り出し機構9には、その双方に振動機10が添設され
る。これら第1フィルタ7a、第2フィルタ7b、吸引
式ワーク取り出し機構8、吸引式メディア取り出し機構
9、振動機10は、吸引集塵機構の経路上に設けられる
ワーク選別機構を構成する。
【0035】固定槽底1bに固設される回転駆動機構
は、回転駆動主軸11、この回転駆動主軸11を回転自
在に支持する2箇所のベアリング機構12a、12b、
2個のVプーリー13a、13b、駆動用Vベルト1
4、駆動モーター15、駆動用ウォーム減速機16とに
より構成される。
【0036】2箇所のベアリング12a、12bは固定
槽底1cに固設されており、第1Vプーリー13aは駆
動モーター15に固設されている。2個のVプーリー1
3a、13bには駆動用Vベルト14が掛設されてお
り、駆動用ウォーム減速機16と連動するよう構成され
ている。
【0037】以上4つの駆動機構構成部位、即ち2個の
Vプーリー13a、13b、駆動用Vベルト14、駆動
モーター15は回転駆動主軸11と相互に同一動力伝達
系を構成し、これら4部位は回転盤回転駆動源及び回転
制御機構を構成する。また回転駆動主軸11は、固定槽
底1bの中心を垂直に貫通し、2箇所のベアリング機構
12a、12bにより回転自在に支持固定されるととも
に、前記回転盤3の回転駆動主軸嵌合部3aを載支しこ
れを嵌着固定する。
【0038】上記の如く回転盤3の回転駆動主軸11へ
の嵌着固定時においては外郭用ウレタンライニング1b
がコーティングされた固定槽上部1aの内部側壁と回転
盤3との間に、僅かな間隙、即ちクリアランス17が介
在している。このクリアランス17は、回転盤3と固定
槽底1bとの間に形成される間隙空間18の縁部を構成
し、この間隙空間18は固定槽底1bに穿設される固定
槽底給気孔19を通じ、上記クリアランス17と連通し
ている。
【0039】間隙空間18へと外気を供給する固定槽底
給気孔19には、コンプレッサは装着されず、外気と連
通するのみではあるが、開閉度を調節する制御装置C3
が装着されている。
【0040】研磨槽蓋給気孔4aの開閉度を調節する制
御装置C1,集塵装置6の単位時間当たりの吸気量を制
御する吸気量制御装置C2、固定槽底給気孔19の開閉
度を調節する制御装置C3は相互に回路連結され、C2
に添設された包括制御装置C4に各々回路連結されてい
る。
【0041】これらの構成による本実施例の外観は、図
2に示される。図2は本発明実施例の一部透視イメージ
斜視図である。
【0042】以上のような構成により、研磨工程時にお
いては、、まず台座5に竪型固定された固定槽底1b連
設部分の構成部位である研磨槽内に、研磨物、研磨材を
投入し、研磨槽蓋4で研磨槽上部を覆閉し、2個のVプ
ーリー13a、13b、駆動用Vベルト14、駆動モー
ター15を駆動させて、回転主軸嵌合部3aを介し2箇
所のベアリング機構12a、12bに回転支持された回
転盤3を高速で回転させ、研磨工程を開始する。
【0043】この回転開始時において、研磨槽内に水は
注入しない。また回転と同時にC4の包括制御装置を操
作して、集塵機構が吸引による集塵を開始させる。この
ときの単位時間当たりの通気量、即ち吸引力を調節し、
研磨塵のみを吸引する程度のもとしておく。
【0044】回転盤3が高速で回転を開始すると、研磨
槽内容物は研磨槽内においてスパイラル状の軌跡を描き
つつ運動を始め、回転盤3の高速回転によって生じる強
い遠心力により研磨槽内側壁に衝突、研磨槽内容物相互
の摩擦を間断なく反復する。研磨工程時、回転盤3の高
速回転時において、研磨槽内の研磨ワークと研磨メディ
アとは、勢い研磨槽外郭1aから回転盤3にかけて断面
半山型上に偏在し、回転盤3の回転速度、研磨ワークと
研磨メディアの量によっては、回転盤の上表面が露出す
る。
【0045】従って、研磨塵が生起するのも研磨槽内の
縁域であり、この研磨塵は、研磨槽蓋4の縁域に穿設の
排気孔4bを介して、これに連設の集塵管6aよりすこ
ぶる効率よく集塵装置6内へと吸引除去される。
【0046】この研磨塵の吸引除去時においては、集塵
装置6の単位時間当たりの吸気量に相当する外気が研磨
槽内に供給される必要があるが、この外気供給は、研磨
槽蓋給気孔4a及び固定槽底給気孔19より行われる。
【0047】研磨槽蓋給気孔4a及び固定槽底給気孔1
9からの外気供給については、研磨槽蓋給気孔4aの開
口度が大きすぎれば、固定槽底給気孔19からの給気量
は減少し、これが原因となって、固定槽上部1aの内部
側壁と回転盤3との間の微小間隙、即ちクリアランス1
7に研磨塵ないし研磨破砕物が混入、滞留しやすくなる
ため、開口度を大きすぎないものに調節する必要があ
る。
【0048】また反対に研磨槽蓋給気孔4aの開口度が
小さすぎる場合には、固定槽底給気孔19からの給気量
は、クリアランス17への研磨塵ないし研磨破砕物の混
入、滞留防止給気量を上回るものの、研磨メディア、研
磨ワークに流通がさまたげられ、研磨槽からの研磨塵除
去効果が減少してしまう。
【0049】従って、研磨槽蓋給気孔4aの開口度、固
定槽底給気孔19の開口度が、クリアランス17への研
磨塵ないし研磨破砕物の混入、滞留防止、研磨槽内の研
磨塵除去を双方最適なものとするためには、相互に連関
して適宜なものとする必要があり、集塵装置6の吸引力
も考慮に入れておかなくてはならない。この制御操作は
包括制御装置C4を通じ、これに回路連結の制御装置C
1、C2、C3により行われる。
【0050】研磨工程の終了時には、回転盤3の駆動を
止め、若しくは駆動させつつ、研磨槽蓋給気孔4aを閉
鎖し、これとともに集塵装置6の吸引力を上げ、固定槽
底給気孔19をさらに開口させる。
【0051】研磨塵、研磨メディア、研磨ワークは、集
塵装置6の吸引力を漸次あげていけば、これらの重量に
応じ、集塵管6aから順次集塵装置6内に吸引されてい
く。吸引されたこれら研磨槽内容物は、研磨ワークが第
1フィルタ7aの前で、研磨メディアが第2フィルタ7
bの前で滞留する。
【0052】滞留した研磨ワーク、研磨メディアは、空
気の流通を妨げないように、振動機10の振動により振
動を加えられる。研磨塵が殆ど除去された段階で、研磨
ワーク、研磨メディアの滞留量が一定限度に達したとき
には、集塵装置6の作動を止め、吸引式ワーク取り出し
機構8、吸引式メディア取り出し機構9から吸引され、
それぞれ選別されて取り出される。以上の工程及び制御
は、包括制御装置C4を通じ、これに回路連結の制御装
置C1、C2、C3により、一連の連続した工程で行わ
れる。
【0053】このような工程は、精製精白米の製造にも
応用可能であり、研磨ワークを玄米ないし未精製精白米
とし、研磨メディアを炭酸カルシウム等の搗粉として研
磨工程を上述のごとく開始すると、米飯の風味保持の大
敵となる油分を相当に含有する糖分、ふすま分は研磨工
程時に研磨塵として、研磨中に集塵管6aより集塵装置
6中へと吸引される。研磨工程が終了に近づくにつれ、
研磨塵は糖分、ふすま分混在量は減少し、上新粉に近似
する。
【0054】ここで集塵装置6の吸引力を増大させ、研
磨槽内容物を吸引すると、研磨ワークである精製精白米
は第1フィルタ7aの直前に滞留し、研磨メディアであ
る搗粉は、第2フィルタ7bの直前に滞留する。
【0055】フィルタ直前で滞留している精製精白米及
び搗粉は、空気の流通を妨げないように、集塵装置6の
作動中は振動機10の振動により振動を加えられる。研
磨槽内容物が研磨槽内から完全に吸引されると、集塵装
置の作動を止め、吸引式精製精白米取り出し機構8、吸
引式搗粉取り出し機構9から吸引され、それぞれ選別さ
れて取り出される。
【0056】このようにして一連の連続した工程で、精
製精白米及び搗粉が、研磨槽内投入から精製精白米製品
化に至るまで簡便に取り出され、しかも選別されて取り
出された搗粉は、再び研磨ないし精製精白米製造工程の
用に供される。
【0057】またこのようにして取り出された精製精白
米は、半透明乳白色の外観を呈し、その粒表面には糖
分、ふすま分など付着がほとんどみられない。そのため
洗わずに水を加えるだけで炊飯可能であるいわゆる無洗
米となり米飯の風味保持の大敵となる油分がほぼ完全に
除去されているため、比較的長期にわたって風味保持が
可能となる。
【0058】さらに上記精製精白米は、従来の脱水加工
による無洗米と比較して味覚的に格段の優れた品質を有
し、特に新鮮かつ大粒の米、例えば山田錦などの未精製
精白酒造用米をワークとして得られた精製精白米は、酒
造用米としてすこぶる良質なこのである。本発明にかか
る精製精白米の製造方法では、このように簡便かつ低コ
ストで、優れた品質の精製精白米を得ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明乾式竪型バ
レル研磨機によれば、従来技術のようにコンプレッサを
供給源としなくても、研磨槽内部に供給される空気の流
通経路が良好に保全され、固定槽と回転盤との間隙に研
磨ワークないし研磨メディア或はこれらの破砕物が侵入
ないし滞留することも防止されるため、大幅な設備上、
稼働上のコスト減が実現される。
【0060】また研磨槽蓋に穿設の研磨槽蓋給気孔から
は、外気が流入するのみで、研磨時において必然的に生
じる研磨粉塵は外部に飛散しないのみならず、研磨槽内
の除塵効果も飛躍的に増大する。
【0061】さらに、研磨ワークと研磨メディアとの選
別も、選別機構を作動させ、集塵機構の吸引力を調節制
御するのみで可能であり、そのため上記のように研磨、
除塵、選別までの工程が、包括制御の一連の簡便な操作
で可能となる。
【0062】このような乾式竪型バレル研磨機を用い、
研磨ワークを未精製精白米ないし玄米とし、研磨メディ
アを搗粉とすれば、包括制御の一連の簡便な操作で優れ
た品質の精製精白米が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例の一部模式化側面透視断面図で
ある。
【図2】 本発明実施例の一部透視イメージ斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 固定槽 1a 研磨槽外郭 1b 固定槽底 2a 固定槽ウレタンライニング 2b 回転盤ウレタンライニング 3 回転盤 3a 回転主軸嵌合部 4 研磨槽蓋 4a 研磨槽蓋給気孔 4b 排気孔 5 台座 6 集塵装置 6a 集塵管 7a 第1フィルタ 7b 第2フィルタ 8 ワーク取り出し機構 9 メディア取り出し機構 10 振動機 11 回転駆動主軸 12a ベアリング機構 12b ベアリング機構 13a Vプーリー 13b Vプーリー 14 駆動用Vベルト 15 駆動モーター 16 駆動用ウォーム減速機 17 クリアランス 18 間隙空間 19 固定槽底給気孔 C1 研磨槽蓋給気孔開閉度調節制御装置 C2 集塵装置の単位時間当たり吸気量制御
装置 C3 固定槽底給気孔開閉度調節制御装置 C4 包括制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側壁が円筒ないし多角筒の外郭を有する固
    定槽と、該固定槽の底面近傍に回転自在に装設される回
    転盤とにより、研磨ワーク及び研磨メディアが搬出入さ
    れる研磨槽が構成され、台座に固設され上記回転盤を回
    転駆動させる駆動機構と、上記固定槽底と回転盤との間
    隙に空気を供給する給気機構を備え、上記圧縮空気噴出
    溝となる細微間隙が上記外郭と回転盤との間に介在し、
    上記回転盤を軸支する回転軸が研磨時において機体設置
    面と垂直に角度固定され、上記研磨槽開口面を覆閉する
    研磨槽蓋が着脱自在に備えられた乾式竪型バレル研磨機
    において、該研磨槽蓋縁域に吸引集塵機構を構成する集
    塵管が連設され、上記研磨槽蓋の別箇所に給気孔が穿設
    されたことを特徴とする乾式竪型バレル研磨機。
  2. 【請求項2】機体外部と固定槽底との間に穿設された給
    気孔が固定槽底と回転盤との間隙に空気を供給する給気
    機構を構成し、該給気機構がコンプレッサを装着されず
    上記給気孔のみから構成されることを特徴をする請求項
    1記載の乾式竪型バレル研磨機。
  3. 【請求項3】吸引集塵機構、研磨槽蓋縁部の別箇所に穿
    設された給気孔機体外部と固定槽底との間に穿設された
    給気孔のうちすくなくとも1ケ所に、単位時間当たりの
    通気量制御機構が備設されたことを特徴とする請求項1
    または2記載の乾式竪型バレル研磨機。
  4. 【請求項4】吸引集塵機構、研磨槽蓋縁部の別箇所に穿
    設された給気孔機体外部と固定槽底との間に穿設された
    給気孔のうちの複数箇所に備設される単位時間当たりの
    通気量制御機構が包括連動制御機構を構成することを特
    徴とする請求項3記載の乾式竪型バレル研磨機。
  5. 【請求項5】吸引集塵機構の経路上にワーク選別機構が
    設けられるとともに、該ワーク選別機構が、前記吸引集
    塵機構の経路上に順置される複数個のフィルタと、フィ
    ルタ上残留物取り出し機構とにより構成され、上記フィ
    ルタの孔径が上記粒径の差異に応じたものであることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の乾式竪型バレ
    ル研磨機。
  6. 【請求項6】研磨ワークと玄米ないし不完全精白米と
    し、請求項5記載の乾式竪型バレル研磨機の研磨槽に研
    磨メディアとともに投入し、一定時間の研磨工程と並行
    して、吸引集塵機構を作動させて研磨塵となった糖分な
    いしふすま分を除去し、次に吸引集塵機構の通気量を増
    大させて吸引力を増し、研磨槽内から研磨メディアない
    しは精製精白米を吸引除去し、吸引集塵機構の経路上に
    設けられたフィルタに吸着滞留している精製精白米を選
    別取出するかあるいは上記フィルタに吸着滞留している
    研磨メディアを選別除去して精製精白米を得ることを特
    徴とする精製精白米の製造方法。
JP6230293A 1994-08-30 1994-08-30 乾式竪型バレル研磨機及びこれを用いた精製精白米の製造方法 Pending JPH0871913A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103240645A (zh) * 2013-04-19 2013-08-14 杨一舟 一种无水震动研磨方法及其装置
CN105935930A (zh) * 2016-06-14 2016-09-14 湖州南浔澳泰研磨设备厂 一种具有防尘功能的震动研磨机
CN111070072A (zh) * 2019-12-13 2020-04-28 湖州星星研磨有限公司 一种一体化干磨式涡流研磨机
EP3825060A1 (de) * 2019-11-15 2021-05-26 Rösler Holding GmbH Gleitschleifvorrichtung

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