JP2904826B2 - 竪軸研削式精穀機 - Google Patents

竪軸研削式精穀機

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Description

【発明の詳細な説明】 〔従来の技術〕 下部から穀粒を供給して精穀し、上部から排出する竪
軸研削式精穀機は、例えば特開昭63−182041号公報等に
おいて既に提案されている。このものは、竪軸の下部に
螺(ら)旋転子を、螺旋転子の上部に研削転子を転装
し、この両転子と間隔を設けて精白筒を竪軸に同心状に
設け、前記精白筒の下部に穀粒供給部を、上部に穀粒排
出部を設けたものである。そして、供給部より供給され
た穀粒は螺旋転子で上送され、研削転子と精白筒とを主
要部とする精穀室において搗(とう)精されるものであ
る。
しかしながら、この竪軸精穀機においては、精穀室内
の穀粒に重力による上下の圧力差が生じ、研削転子の下
部では圧力が大きく穀粒の撹拌流動が阻止されるために
研削精穀転子に接触した米粒だけが過度に精穀作用を受
け、接触しない米粒はほとんど精穀作用を受けず、いわ
ゆる斑(むら)搗精になるという問題点があり、そのた
め、研削転子を短くせざるをえず、機械の能力を大きく
することができなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明は上記のような課題を解決し、竪軸研削式精
米機の精穀室の上下における穀粒の圧力差による密度差
を可及的に縮小し、研削式精穀機の最適穀粒密度を確保
し、穀粒の撹拌流動を助長して、穀粒一粒に対しても、
穀粒全粒に対しても斑のない精穀を施せる竪軸研削式精
穀機を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために本発明は、立設した精白筒
内に回転自在に設けた竪軸に螺旋転子と研削精穀転子と
を軸挿し、該精白筒と研削精穀転子とを主要部として形
成する精穀室の下部を穀粒供給部に、上部を穀粒排出部
にそれぞれ連絡した竪軸研削式精穀機において、前記精
穀室の底部に送風口を設け、該送風口を送風装置に連絡
する、という技術的手段を講じた。
また、精穀室の底部に、前記精白筒との間に微少隙間
を設けて前記竪軸又は前記螺旋転子に固設した回転円盤
を設けるとともに該回転円盤下方を気室となし、該気室
を送風装置に連絡するとよい。
そして、微少隙間には旋回溝を設けると効果的であ
り、更に、精穀室を上昇する風量の調節は、前記気室
を、竪軸の下端を閉塞して上端を開口した中空状の排風
路に連絡するとともに該竪軸の排風路の排風口に風量調
節装置を設ける構成とした。
〔作 用〕
竪軸研削式精穀機の穀粒供給部から螺旋転子に供給さ
れた穀粒は、螺旋転子による揚穀作用と、送風口からの
上昇空気による撹拌流動を伴う揚穀作用を受けながら研
削精穀転子へ送られる。研削精穀転子部に到達した穀粒
は、送風による浮力を受け、穀粒密度が減少して撹拌流
動が助長され、穀粒は研削転子表面に交番的に接触し
て、穀粒一粒に対しても穀粒全粒に対しても斑のない精
穀作用を受けて研削精穀転子上端の穀粒排出部から排出
される。
精穀室下方に設けた気室から精白筒と回転円盤との微
少隙間に向けて送風すると上記作用に加え、精穀室下部
に堆積して回転部分と非回転部の間に固着し、回転抵抗
となる油分等を含む糠及び塵埃を上方に排除する。
そして、精穀室内への送風を旋回流とし、風量を調節
することによって穀粒の撹拌流動状態を制御する。
〔実施例〕
この発明の実施例を図面を参照しながら説明する。第
1図は竪軸研削式精穀機の一部破断側面図であり、第2
図は精穀室の一部拡大図である。符号1は竪軸研削式精
穀機の全体を示し、立設した多孔壁除糠精白筒2内に回
転自在に設けた竪軸3の底部に螺旋転子4を軸着すると
ともに、該螺旋転子4の上端に接続して研削精穀転子5
を軸着する。また、研削精穀転子5は横断面が同心状の
円形で、表面に研削用切刃(研削砥(と)石の砥粒)を
ほぼ全周に設けてある。多孔壁除糠精白筒2と螺旋転子
4及び研削精穀転子5とを主要部とする精穀室6の下部
を穀粒供給部7に、上部を穀粒排出部8にそれぞれ連絡
する。前記螺旋転子4の下方には、回転自在に回転円盤
9を軸着する。回転円盤9の下方に気室10を設け、該気
室10は送風口11を介して送風装置12に連絡する。また、
送風装置12の装備位置は、精白筒2の下部側面に穀粒の
侵入しないスリット穴を設けるとともに、直接精穀室6
に送風することができる(第1図−点鎖線参照)。箱形
の基台13内に主電動機14を設け、主電動機軸15に取付け
た駆動プーリー16と、前記竪軸3の下端部に取付けた受
動プーリー17とをベルト18により連動・連結する。基台
13内壁面に設けたモーター載台19に載置したモーター20
の駆動プーリー21と、穀粒供給装置22を形成するスクリ
ューコンベアのコンベア軸23に取付けた受動プーリー24
をベルト25により連結する。該穀粒供給装置22は、螺旋
転子4に接続して設けた穀粒供給部7に連絡している。
一方、穀粒排出部8に搗精度調節装置26としての抵抗
蓋(がい)27を設け、穀粒排出部8は排出樋(ひ)28に
連絡している。符号29は集糠(こう)室であり、集糠室
29は排風機30を介して排糠管31に連絡している。
次に、上記構成における具体的作用を説明する。ま
ず、穀粒は研削式竪軸精穀機1の穀粒供給装置22へ送ら
れる。竪軸3を駆動する主電動機14、穀粒供給装置22を
駆動するモーター20及び送風機12を起動させると、穀粒
はコンベア軸23により穀粒供給部7から螺旋転子4へ供
給される。螺旋転子4による揚穀作用と送風機12からの
送風とによる撹拌流動により穀粒は精穀室6へと揚送さ
れる。穀粒は精穀室6においても該送風による浮力を受
け、上下の穀粒の密度差を減少して撹拌流動を助長され
ながら、研削精穀転子5の回転によって生じる精穀作用
を受けて均一に搗精される。搗精された穀粒は穀粒排出
部8に到達し、搗精度調節装置26の抵抗蓋27に抗して排
出樋35へ流出される。この際、抵抗蓋27の抑制程度を変
更することにより搗精度を調節することができる。
精穀室6における搗精作用により発生した糠等の塵埃
(じんあい)は、多孔壁除糠精白筒2の通孔から排出さ
れた集糠室29へ送られ、送風機30で吸引・圧送され、排
糠管31を介してサイクロン(図示せず)等の集糠装置へ
送られる。この精穀機1においては、多孔壁精白筒2の
多数のスリットが排風口の役目を果たす。
第2図において、符号37は多孔壁精白筒2と回転円盤
9との間に設けた微少隙間であり、同38は回転円盤9に
斜設した旋回溝である。また、送風される空気は米粒が
乾燥しない程度に調湿されたものが望ましい。
第3図は別実施例図であり、第1図に示した竪軸研削
式精穀機と同一構成部は同一符号を示してその説明は省
略する。本竪軸研削式精穀機1aは、無孔の漂白筒2a内に
回転自在に設けた竪軸3の底部に螺旋転子4を設け、該
螺旋転子4の上部に研削精穀転子5、螺旋転子4a、研削
精穀転子5aを順次配設した、いわゆる多段式精穀機であ
る。そして、精白筒2aとの間に微少隙間37を設けて竪軸
3に軸着した回転円盤9の下方に位置する気室10は、通
風路3を介して主軸3の中空部に形成した排風路34に連
絡する。中空状の主軸3の下端は閉塞(そく)され、上
端は開口されて大気に連絡し、該軸3上端部には排風量
調節装置36に連絡した排風バルブ35を設ける。同様に、
気室10は、精白筒2aと回転円盤10とで形成される微少隙
間37を介し、精穀室6、及び排出樋28に設けた排風口32
にも通じている。
上記構成における作用を説明する。主電動機14および
送風機12を駆動して、穀粒供給装置22aに穀粒を供給す
ると、螺旋転子4による揚穀作用と送風口11からの上昇
空気による撹拌流動を伴う揚穀作用を受けながら、穀粒
は研削精穀転子5へ送られる。そして研削精穀転子5に
到達した穀粒は、研削精穀転子5により精穀作用を受け
ることは前述実施例と同様である。本実施例では更に螺
旋転子4aと研削精穀転子5aとにより同じ作用を再度受け
ることになり、搗精能力が大きい。そして、本実施例で
は精穀室6内を上昇する送風量を中空状の主軸3の上方
に設けた排風量調整装置36で制御する構成としたので、
気室10に落下した塵埃を機外に排出する作用を有すると
ともに精穀室6内の風量調節を行うことができる。
〔発明の効果〕 本発明の竪型研削式精穀機によれば、穀粒密度が比較
的粗である必要がある研削式精穀機において、穀粒の重
力による圧力差、すなわち密度差を可及的に縮小すると
ともに密度自体を小さくして穀粒の撹拌流動を促進して
穀粒一粒に対しても穀粒全粒に対しても研削精穀転子へ
の接触機会を均等にでき斑のない精穀を施せる。
また、精穀室下方に設けた気室から精白筒と回転円盤
の微少隙間に向けて送風することにより精穀効果に加
え、精穀室下部に堆(たい)積して回転部分と非回転部
分の間に固着し、回転抵抗となる油分等を含む糠および
塵埃を風と共に排除することができる。
そして、精穀室内への送風を旋回流とし、風量を調節
することにより穀粒の撹拌流動状態を制御することがで
きる。
更に、精穀室下部の気室を中空状の主軸を介して大気
に通じたので気室内に侵入し、時間と共に堆積する塵埃
等を機外に排出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した研削式精穀機の一部破断側面
図、第2図は精穀室の一部拡大図、第3図は別実施例の
竪軸研削式精穀機の一部破断側面図である。 1……竪軸研削式精穀機、1a……竪軸研削式精穀機、2
……多孔壁除糠精白筒、2a……精白筒、3……竪軸、4
……螺旋転子、4a……螺旋転子、5……研削精穀転子、
5a……研削精穀転子、6……精穀室、7……穀粒供給
部、8……穀粒排出部、9……回転円盤、10……気室、
11……送風口、12……送風装置、13……基台、14……主
電動機、15……主電動機軸、16……駆動プーリー、17…
…受動プーリー、18……ベルト、19……モーター載台、
20……モーター、21……駆動プーリー、22……穀粒供給
装置、22a……穀粒供給装置、23……コンベア軸、24…
…受動プーリー、25……ベルト、26……搗精度調節装
置、27……抵抗蓋、28……排出樋、29……集糠室、30…
…排風機、31……排糠管、32……排風口、33……通風
路、34……排風路、35……排出バルブ、36……排風量調
節装置、37……微少隙間、38……旋回溝。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立設した精白筒内に回転自在に設けた竪軸
    に螺旋転子と研削精穀転子とを軸挿し、該精白筒と研削
    精穀転子とを主要部として形成する精穀室の下部を穀粒
    供給部に、上部を穀粒排出部にそれぞれ連絡した竪軸研
    削式精穀機において、前記精穀室の底部に送風口を設
    け、該送風口を送風装置に連絡したことを特徴とする竪
    軸研削式精穀機。
  2. 【請求項2】立設した精白筒内に回転自在に設けた竪軸
    に螺旋転子と研削精穀転子とを軸挿し、該精白筒と研削
    精穀転子とを主要部として形成する精穀室の下部を穀粒
    供給部に、上部を穀粒排出部にそれぞれ連絡した竪軸研
    削式精穀機において、前記精穀室の底部に、前記精白筒
    との間に微小隙間を設けて前記竪軸又は前記螺旋転子に
    固設した回転円盤を設けるとともに該回転円盤下方を気
    室となし、該気室を送風装置に連絡したことを特徴とす
    る竪軸研削式精穀機。
  3. 【請求項3】前記回転円盤に精穀室への送風に旋回を与
    える旋回溝を設けてなる請求項2の竪軸研削式精穀機。
  4. 【請求項4】前記気室を、前記竪軸の下端を閉塞して上
    端を開口した中空状の排風路に連絡するとともに、該竪
    軸の送排路の排風口に風量調節装置を設けてなる請求項
    2又は3の竪軸研削式精穀機。
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