JPH0871549A - オイルスキマー - Google Patents

オイルスキマー

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JPH0871549A
JPH0871549A JP22884894A JP22884894A JPH0871549A JP H0871549 A JPH0871549 A JP H0871549A JP 22884894 A JP22884894 A JP 22884894A JP 22884894 A JP22884894 A JP 22884894A JP H0871549 A JPH0871549 A JP H0871549A
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oil
liquid
mixed liquid
pipe
water separator
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JP22884894A
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English (en)
Inventor
Fumio Matsumoto
文雄 松元
Takaaki Yasue
孝明 安江
Akio Sadatsuka
明夫 定塚
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KITO KOGYO KK
KITOU KOGYO KK
Original Assignee
KITO KOGYO KK
KITOU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄装置の洗浄液槽より洗浄時に洗い出され
た浮遊油を効率的に回収し、かつ回収装置のメンテナン
ス作業を容易にし回収の作業性を向上させる。 【構成】 液槽S1内に浮遊している油と液体との混合液
を取り込み、油を回収するための油水分離器23を設ける
と共に、混合液を取り込む固定吸込管11を立設する。固
定吸込管11の上部に、先端部に混合液吸込口14を設けた
可動吸込管13を摺動自在に嵌合させる。可動吸込管13の
混合液吸込口14が液槽S1に貯留された液体の液面より僅
かに沈むように調整して可動吸込管13にフロート15を接
続する。固定吸込管11の基端部と、油水分離器23に混合
液を供給する混合液吐出管18の基端部とを連通させ、こ
の連通部21に混合液吐出管18内に向けて圧縮空気を噴出
する圧縮空気供給手段22を接続し、油水分離器23に混合
液を吸引して油と液体とを分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、洗浄装置の洗
浄液槽のような液槽に貯えられた油水混合液から油を回
収するオイルスキマーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のオイルスキマーの概略を図4にも
とづいて簡単に説明する。図において、符号1で示すも
のはオイルスキマー本体である。オイルスキマー本体1
の上部には回転駆動ローラ2が設けられており、回転駆
動ローラ2には、下部が洗浄液槽S1の洗浄液S2に沈むよ
うに無端メッシュベルト3が掛合、垂下されている。
【0003】また、オイルスキマー本体1には一対のス
クレーパ4が回動可能に装着されており、この一対のス
クレーパ4は先端部がメッシュベルト3に接触するよう
にスプリング5により基端部が弾発付勢されている。一
対のスクレーパ4の基端部の下部には油受けが設けられ
ている。
【0004】以上概略説明したように構成された従来の
オイルスキマーの作用を説明する。まず、図示しない駆
動モータが作動し、回転駆動ローラ2が回転すると、無
端メッシュベルト3が矢印方向に回転する。
【0005】無端メッシュベルト3が回転すると、無端
メッシュベルト3の液槽進入側は洗浄液槽S1に浮遊して
いる油層を通って洗浄液S2の中に入っていくので、無端
メッシュベルト3が浮遊している油層を通過する際に、
浮遊油が無端メッシュベルト3に付着する。
【0006】また、無端メッシュベルト3の出側も同様
に浮遊している油層を通過するので、その時にも浮遊油
が無端メッシュベルト3に付着する。
【0007】このようにして、無端メッシュベルト3に
付着した油は、逐次持ち上げられ、一対のスクレーパ4
により掻き取られ、掻き取られた油は、各スクレーパ4
を伝って流れ、油受け6に回収される。
【0008】上記した従来のオイルスキマーにおいて
は、オイルスキマーを洗浄液槽の比較的浮遊油の油層の
溜まりやすい位置に配設することができるが、従来は無
端メッシュベルトに浮遊油を単に付着させて回収するよ
うにしているので、浮遊油の回収効率が悪いという問題
があった。
【0009】さらに、無端メッシュベルトは浮遊してい
る油層、洗浄液、また、浮遊している油層を通過するの
で、無端メッシュベルトには油と一緒に洗浄液も付着す
るようになり、油だけを回収することは困難であった。
そこで、洗浄液槽に浮遊油と洗浄液の混合液を吸い上げ
る吸引パイプを取付け、吸引した混合液を油水分離器に
送って、油水分離器にて油と洗浄液とを分離して油を回
収するようにしていた。しかし、これだと、液槽に蓄え
られる混合液の液面の高さが変化した場合、浮遊油を十
分に吸引できなくなる問題があった。すなわち、液面変
化に対応できない問題があった。
【0010】そこで、浮遊油を効率よく回収するために
は、洗浄液槽に貯えられている洗浄液にフロート式の浮
遊油回収器を浮遊させ、この浮遊油回収器の吸引口を液
面から僅かに沈めて配設して、この吸引口と吸引ポンプ
とを吸引ホースによって連結し、吸引ポンプにて浮遊油
と洗浄液との混合液を強制的に吸い上げて、吸い上げた
混合液を油水分離器に送って、油水分離器にて油と洗浄
液とを分離して油を回収するようにしていた。この装置
によれば、比較的浮遊油の油層の濃い部分と洗浄液との
混合液を所定の時間内に大量に回収することができ、浮
遊油の回収効率を上げることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法においては下記のような不具合が発生した。 1.洗浄液槽に貯えられる洗浄液にフロート式の浮遊油
回収器を浮遊させて、浮遊油と洗浄液との混合液を回収
するようにしているので、洗浄液槽の洗浄液のように流
れのあるものにおいては、フロート式の浮遊油回収器は
比較的、浮遊油の油層の薄い場所に移動しがちであり、
浮遊油回収器がこのように移動すると、浮遊油の回収効
率が十分でない問題があった。
【0012】2.吸引ポンプにて浮遊油回収器の吸引口
から浮遊油と洗浄液との混合液を吸い上げるようにして
いるので、吸引ポンプが油と液体の両方、すなわち、粘
性のあるものとないものの両方を吸い上げることにな
り、吸引ポンプの寿命が短くなる問題がある。このた
め、堅牢な吸引ポンプであってもメンテナンス作業を頻
繁に行わなければならず、回収作業がそれだけ煩雑にな
る問題があった。
【0013】3.吸引ポンプにて浮遊油回収器の吸引口
から浮遊油と洗浄液との混合液を吸い上げるようにして
いるので、吸引ポンプと洗浄装置との関係において、こ
れらの制御が複雑になる問題があった。
【0014】4.浮遊油と洗浄液との混合液を回収する
のに高価で堅牢な吸引ポンプを使用するようにしてお
り、吸引ポンプの配線を含め、オイルスキマー全体の製
作費用が高くなる問題があった。
【0015】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、極めて効率的に浮遊油を回収するこ
とができると共に回収作業を簡単、容易にしたオイルス
キマーを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、液槽に浮遊している油と、液
体との混合液を取り込み、該取り込んだ混合液を油と液
体とに分離し、油を回収するようにしたオイルスキマー
において、前記液槽に前記混合液を分離するための油水
分離器を設けると共に、前記混合液を取り込む固定吸込
管を立設し、該固定吸込管の上部に、先端部に混合液吸
込口を設けた可動吸込管を摺動自在に嵌合させ、前記混
合液吸込口が前記液槽に貯留された液体の液面より僅か
に沈むように調整して前記可動吸込管にフロートを接続
し、前記固定吸込管の基端部と、前記油水分離器の混合
液供給口に混合液を供給する混合液吐出管の基端部とを
連通させ、該連通部に前記混合液吐出管内に向けて圧縮
空気を噴出する圧縮空気供給手段を接続させたことを特
徴とするものである。
【0017】
【作用】本発明では、圧縮空気供給手段より圧縮空気を
供給すると、圧縮空気は混合液吐出管に向けて勢いよく
噴出する。
【0018】この時、混合液吐出管内には少なくとも液
槽に貯えられている油と液体との混合液の液面と等しい
高さまで混合液が侵入してきているので、圧縮空気が混
合液吐出管に向けて勢いよく噴出されると、混合液吐出
管内の混合液は押し上げられ、混合液吐出管の上方の口
から油水分離器に供給される。
【0019】このようにして、混合液吐出管内の混合液
が押し上げられると、固定吸込管内には吸引力が生じる
ので、混合液吸込口から液槽に浮遊している混合液が勢
いよく強制的に吸い込まれる。
【0020】この時、混合液吸込口は混合液の液面より
僅かに沈んだ位置にあり、また混合液の液面には浮遊油
の油層が形成されているので、油分の濃い混合液が混合
液吸込口から吸い込まれる。
【0021】混合液吸込口から吸い込まれた油分の濃い
混合液は可動吸込管、固定吸込管、混合液吐出管を通っ
て油水分離器に供給される。
【0022】油水分離器に油分の濃い混合液が供給され
ると、油分の濃い混合液は油水分離器内で液層(洗浄
液)と油層(油)とに分離される。
【0023】油水分離器内で分離された洗浄液は再び液
槽内に返還され、油水分離器内で分離された油は排出さ
れて回収される。
【0024】そこで、液槽に貯えられる混合液の液面の
高さが上下に変化したとしても、フロートがこれに追従
して上下し、混合液吸込口は常に混合液の液面より僅か
に沈んだ位置に維持されるので、混合液吸込口からは常
時油分の濃い混合液が吸い込まれることになる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3に
もとづいて説明する。図において、符号10で示すもの
は、本発明に係るオイルスキマー本体である。オイルス
キマー本体10の下部には固定吸込管11が液槽、すなわち
洗浄液槽S1に垂直に設けられている。
【0026】この固定吸込管11の先端部と中腹部にはガ
イドリング12が固着しており、ガイドリング12には可動
吸込管13が摺動自在に嵌合している。この可動吸込管13
の先端部には混合液吸込口14が固着されている。
【0027】混合液吸込口14の周囲には等間隔に3個の
フロート15が配設されている。フロート15は混合液吸込
口14が洗浄液S2の液面より僅かに沈むように(図2参
照)、可動吸込管13に調整可能に装着したブラケット16
に取り付けられている。
【0028】したがって、洗浄液S2の液面の水位が変化
しても、混合液吸込口14は洗浄液S2の液面より僅かに沈
んだ位置に常時維持されることになる。
【0029】なお、この実施例ではフロート15を混合液
吸込口14の周囲に等間隔で3個配設するように構成した
が、これに限定されるものではない。要するに、フロー
ト15はフロート15に適当な浮力を持たせ、洗浄液S2の液
面の水位の変化に対し、混合液吸込口14が液面の水位に
適宜追従するように構成すればよい。
【0030】即ち、洗浄液S2の液面の水位の変化が激し
い場所で使用するときは、フロート15の浮力を増し、混
合液吸込口14の追従性を高めるようにすればよいし、洗
浄液S2の液面の水位の変化が穏やかな場所で使用すると
きは、フロート15の浮力を減じ、フロート15の頂部が洗
浄液S2の液面すれすれになるようにすれば、効率よく浮
遊油を混合液吸込口14から吸い込むことができる。
【0031】可動吸込管13の基端部にはストッパー17が
固着している。このストッパー17は固定吸込管11の中腹
部側のガイドリング12に係合し、可動吸込管13、即ち混
合液吸込口14の移動量を抑制するものである。
【0032】ストッパ17は洗浄液S2の液面の水位が異常
に高くなった場合、可動吸込管13が固定吸込管11から離
脱するのを防止すると共に、混合液吸込口14の高さが後
述する油水分離器23の分離水排水管29の分離水排出口よ
り高くなるのを防止するものである。
【0033】なお、この実施例では、混合液吸込口14の
移動量を抑制するストッパ17を可動吸込管13の基端部に
設け、このストッパー17と、固定吸込管11の中腹部に固
着したガイドリング12と係合可能になるように装着した
が、これに限定されるものではない。
【0034】要するに、ストッパ17は可動吸込管13が固
定吸込管11から離脱するのを防止すると共に、混合液吸
込口14の高さが後述する油水分離器23の分離水排水管29
より高くならないようにするものであればよい。
【0035】例えば、後述する油水分離器23または洗浄
液槽S1の適所に支持ブラケットを固着し、この支持ブラ
ケットの先端部に、混合液吸込口14と係合可能なストッ
パ17を装着するようにしてもよい。
【0036】また、洗浄液槽S1の内部には油水分離器23
が設けられており、油水分離器23の内部には、分離器23
に混合液を供給する混合液吐出管18が設けられている。
混合液吐出管18は、固定吸込管11と略平行に油水分離器
23に取付けられている。
【0037】混合液吐出管18と固定吸込管11とは連結管
19により相互に連通している。すなわち、連結管19の一
側は固定吸込管11の基端部とエルボ継手20を介して連通
しており、連結管19の他側は混合液吐出管18の基端部と
T継手21を介して連通している。
【0038】混合液吐出管18と連結管19との連通部であ
るT継手21には、混合液吐出管18に圧縮空気(以下、エ
アという)を噴出させるエア供給管22の先端部が連結し
ている。エア供給管22の基端部は図示しないエア供給源
に連結している。このエア供給管22およびエア供給源と
で圧縮空気供給手段が構成される。
【0039】混合液吐出管18の上部の混合液吐出口18a
には、混合液吐出口18a を囲繞するように混合液供給口
24が配設されている。混合液供給口24は油水分離器23の
蓋25に固着されている。
【0040】蓋25には混合液供給口24に連通する通気管
26が固着されている。なお、蓋25はパッキン27を介して
油水分離器23を気密に閉塞している。
【0041】油水分離器23内には分離油排油管28が配設
されており、この分離油排油管28の分離油吸込口28a は
混合液吐出管18の混合液吐出口18a より下方位置になっ
ている。また、分離油排油管28の排油側は油水分離器23
の外部に延びている。
【0042】また、油水分離器23には分離水排水管29が
接続されている。分離水排水管29の基端部は油水分離器
23の下部に連通されており、分離水排水管29の上端部の
分離水排出口29a は、分離油排油管28の分離油吸込口28
a より下方位置になるように、油水分離器23の外部(洗
浄液槽S1の内部)に位置させてある。なお、符号30で示
すものは、混合液吸込口14に取り付けた、異物の侵入を
防ぐための金網である。
【0043】以上のように構成された本発明に係るオイ
ルスキマーの作用を説明する。エア供給源よりエアがエ
ア供給管22を通って供給されると、エアは混合液吐出管
18に向けて勢いよく噴出される。
【0044】この時、混合液吐出管18内には少なくとも
洗浄液槽S1に貯えられている洗浄液S2の液面と等しい高
さまで洗浄液S2が侵入してきているので、エアが混合液
吐出管18に向けて勢いよく噴出されると、混合液吐出管
18内の洗浄液S2は押し上げられ、混合液吐出管18の混合
液吐出口18a から油水分離器23の混合液供給口24に供給
される。
【0045】このようにして、混合液吐出管18内の洗浄
液S2が押し上げられると、固定吸込管11内には吸引力が
生じるので、混合液吸込口14から洗浄液槽S1に浮遊して
いる油と洗浄液S2の混合液が勢いよく強制的に吸い込ま
れる。
【0046】この時、混合液吸込口14は洗浄液S2の液面
より僅かに沈んだ位置にあり、また洗浄液S2の液面には
浮遊油の油層が形成されているので、油分の濃い混合液
が混合液吸込口14から吸い込まれることになる。
【0047】混合液吸込口14から吸い込まれた油分の濃
い混合液は可動吸込管13、固定吸込管11、連結管19及び
混合液吐出管18を通って混合液吐出管18の混合液吐出口
18aから油水分離器23の混合液供給口24に供給される。
【0048】油水分離器23の混合液供給口24に油分の濃
い混合液が供給されると、油分の濃い混合液は油水分離
器23内で液層(洗浄液)S3と油層(油)S4とに分離され
る。
【0049】油水分離器23内で分離された洗浄液S3は分
離水排水管29を通って再び洗浄液槽S1内に返還される。
一方、油水分離器23内で分離された油S4は分離油排油管
28を通って排出され、回収される。
【0050】そこで、洗浄液槽S1に貯えられる洗浄液S2
の液面の高さが上下に変化したとしても、フロート15が
これに追従して変化し、混合液吸込口14は常に洗浄液S2
の液面より僅かに沈んだ位置に維持されるので、混合液
吸込口14からは常時油分の濃い混合液が吸い込まれるこ
とになる。
【0051】また、洗浄液槽S1に貯えられる洗浄液S2の
液面の高さが極端に上方に変化し、例えば、油水分離器
23の分離水排水管29の分離水排出口29a を越え、蓋25の
近辺まで達した場合、可動吸込管13の基端部に設けたス
トッパ17が固定吸込管11の中腹部に固着したガイドリン
グ12に当接し、混合液吸込口14は油水分離器23の分離水
排水管29の分離水排出口よりも下の位置で停止し、フロ
ート15は洗浄液S2に水没し、可動吸込管13は固定吸込管
11から離脱することはない。
【0052】一方、油水分離器23においては、分離油排
油管28の排油側の配管に、排出される分離油が溜まる略
U字状の油溜りを形成しておけば、油水分離器23の上部
は蓋25、油層(油)S4、混合液供給口24及び略U字状の
油溜りに溜った分離油とにより気密室S5が形成される。
【0053】また、油水分離器23の液層(洗浄液)S3は
分離水排水管29を介して洗浄液槽S1に貯えられる洗浄液
S2と連通することになるので、油水分離器23の液層(洗
浄液)S3の液面は気密室S5内の空気が収縮する分だけ分
離水排水管29の分離水排出口29a より僅かに高くなるか
もしれないが、気密室S5内の気圧と、油水分離器23の液
層(洗浄液)S3及び油層(油)S4との圧力が等しくな
り、分離油排油管28の分離油吸込口28a は分離水排水管
29の分離水排出口29a より高い位置に設けてあるので、
例えば、洗浄液槽S1に貯えられる洗浄液S2の液面の高さ
が油水分離器23の分離水排水管29の分離水排出口29a を
越え、蓋25の近辺まで達したとしても、油水分離器23の
液層(洗浄液)S3は分離油排油管28から流出することは
ない。
【0054】なお、この実施例では、オイルスキマーを
洗浄液槽S1内に配設した例について説明したが、油水分
離器23を洗浄液槽S1の外に設けるようにしてもよい。こ
の場合、油水分離器23を気密に構成する必要もなけれ
ば、混合液吐出管18を油水分離器23の内部に設ける必要
もない。油水分離器の構成は自由である。
【0055】また、この実施例では、混合液吸込口14の
移動量を抑制する手段を設けたが、液面の水位が安定し
ているものについてはその必要もない。
【0056】以上、本実施例はオイルスキマーにより洗
浄液槽S1に貯えられる洗浄液S2から油を回収する場合に
ついて説明したが、本発明に係るオイルスキマーは、こ
れに限定されるものではなく、洗浄液槽S1の油水を分離
するものであれば、どのようなものにも適用可能であ
る。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、液槽内
に固定吸込管を設け、該固定吸込管にフロートを調整可
能に連結した可動吸込管を嵌合させ、該可動吸込管に混
合液吸込口を設けた構造としたので、混合液吸込口が移
動することもなく、混合液吸込口を液槽内の浮遊油の溜
り易い場所に位置させることができ、しかも、混合液吸
込口を液面の水位の変化に確実に追従させることができ
るので、液槽内の浮遊油を極めて効率的に回収すること
ができる。
【0058】また、圧縮空気により液槽内の浮遊油を混
合液吸込口から回収するようにしたので、吸引ポンプの
ような消費部材の必要がなくなると共に、回収手段の構
造も簡単になって、メンテナンス作業が極めて容易にな
り、回収の作業性を大いに向上させることができる。こ
れにより、作業環境の改善を計ることができる。
【0059】さらに、圧縮空気により液槽内の浮遊油を
混合液吸込口から回収するようにしたので、吸引ポンプ
の設置の場合と異なってオイルスキマーの制御を簡単に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオイルスキマーの正面図である。
【図2】図1に示すものの側面図である。
【図3】図1に示すものの平面図である。
【図4】従来のオイルスキマーの概略説明図である。
【符号の説明】
10 オイルスキマー本体 11 固定吸込管 13 可動吸込管 14 混合液吸込口 15 フロート 18 混合液吐出管 21 T継手(連通部) 22 圧縮空気供給手段 23 油水分離器 S1 液槽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液槽に浮遊している油と、液体との混合
    液を取り込み、該取り込んだ混合液を油と液体とに分離
    し、油を回収するようにしたオイルスキマーにおいて、 前記液槽に前記混合液を分離するための油水分離器を設
    けると共に、前記混合液を取り込む固定吸込管を立設
    し、該固定吸込管の上部に、先端部に混合液吸込口を設
    けた可動吸込管を摺動自在に嵌合させ、前記混合液吸込
    口が前記液槽に貯留された液体の液面より僅かに沈むよ
    うに調整して前記可動吸込管にフロートを接続し、前記
    固定吸込管の基端部と、前記油水分離器の混合液供給口
    に混合液を供給する混合液吐出管の基端部とを連通さ
    せ、該連通部に前記混合液吐出管内に向けて圧縮空気を
    噴出する圧縮空気供給手段を接続させたことを特徴とす
    るオイルスキマー。
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