JP2002266586A - 地中油回収方法及び装置 - Google Patents
地中油回収方法及び装置Info
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- JP2002266586A JP2002266586A JP2001066199A JP2001066199A JP2002266586A JP 2002266586 A JP2002266586 A JP 2002266586A JP 2001066199 A JP2001066199 A JP 2001066199A JP 2001066199 A JP2001066199 A JP 2001066199A JP 2002266586 A JP2002266586 A JP 2002266586A
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- water separation
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 従来、地中に浸み込んだ油を効果的に回収除
去する方法及び装置は知られていない。 【解決手段】 地中油回収装置は、油水分離槽７と、浮
上油分離槽１２と、地面から地下水面より深く掘削した
回収井戸２と、この回収井戸の底部に配置され回収井戸
内の地下水を油水分離槽内に汲み上げるための水中ポン
プ４と、回収井戸内の水面と共に上下動する、浮上油
（漏洩油）回収開口を有する浮上油取り込み部材９と、
この浮上油取り込み部材を介して上記回収井戸内の浮上
油を地下水と共に浮上油分離槽に汲み上げるためのピス
トンポンプ１１と、上記油水分離槽の下部と上記油水分
離槽の上部を連通する手段と、上記油水分離槽の下部か
ら地下水を外部に放流せしめる手段とにより構成する。
去する方法及び装置は知られていない。 【解決手段】 地中油回収装置は、油水分離槽７と、浮
上油分離槽１２と、地面から地下水面より深く掘削した
回収井戸２と、この回収井戸の底部に配置され回収井戸
内の地下水を油水分離槽内に汲み上げるための水中ポン
プ４と、回収井戸内の水面と共に上下動する、浮上油
（漏洩油）回収開口を有する浮上油取り込み部材９と、
この浮上油取り込み部材を介して上記回収井戸内の浮上
油を地下水と共に浮上油分離槽に汲み上げるためのピス
トンポンプ１１と、上記油水分離槽の下部と上記油水分
離槽の上部を連通する手段と、上記油水分離槽の下部か
ら地下水を外部に放流せしめる手段とにより構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中油回収方法及
び装置、特に回収井戸を用いる地中油回収方法及び装置
に関するものである。
び装置、特に回収井戸を用いる地中油回収方法及び装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ガソリンスタンドその他において
地中に浸み込んだ油を効果的に回収除去する方法及び装
置は知られていない。
地中に浸み込んだ油を効果的に回収除去する方法及び装
置は知られていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のような地中油は
地下水を汚染し、環境に大きな悪影響を及ぼしている。
地下水を汚染し、環境に大きな悪影響を及ぼしている。
【０００４】本発明の目的はこのような地中油を効果的
に回収する方法及び装置を得るにある。
に回収する方法及び装置を得るにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の地中油回収方法
は、地面から回収井戸を地下水面より深く掘削する工程
と、この回収井戸内の地下水を水中ポンプにより油水分
離槽内に汲み上げ、回収井戸内の水面を地下水面より所
望レベルだけ低下せしめる工程と、所望時間経過して上
記回収井戸内の水面が所望レベルだけ増加したとき、上
記回収井戸内の浮上油を地下水と共に浮上油分離槽にピ
ストンポンプにより汲み上げる工程と、この結果、回収
井戸内の水面が地下水面より上記所望レベルだけ低下し
たとき、上記水中ポンプを再起動して回収井戸内の地下
水を上記油水分離槽内に汲み上げる工程と、より成るこ
とを特徴とする。
は、地面から回収井戸を地下水面より深く掘削する工程
と、この回収井戸内の地下水を水中ポンプにより油水分
離槽内に汲み上げ、回収井戸内の水面を地下水面より所
望レベルだけ低下せしめる工程と、所望時間経過して上
記回収井戸内の水面が所望レベルだけ増加したとき、上
記回収井戸内の浮上油を地下水と共に浮上油分離槽にピ
ストンポンプにより汲み上げる工程と、この結果、回収
井戸内の水面が地下水面より上記所望レベルだけ低下し
たとき、上記水中ポンプを再起動して回収井戸内の地下
水を上記油水分離槽内に汲み上げる工程と、より成るこ
とを特徴とする。
【０００６】本発明の地中油回収方法は、上記浮上油分
離槽の下部を上記油水分離槽の上部に連通し、上記油水
分離槽の下部を補助油水分離槽の上部に連通し、この補
助油水分離槽の下部から地下水を外部に放流せしめる工
程を更に有することを特徴とする。
離槽の下部を上記油水分離槽の上部に連通し、上記油水
分離槽の下部を補助油水分離槽の上部に連通し、この補
助油水分離槽の下部から地下水を外部に放流せしめる工
程を更に有することを特徴とする。
【０００７】本発明の地中油回収装置は、油水分離槽
と、浮上油分離槽と、地面から地下水面より深く掘削し
た回収井戸と、この回収井戸の底部に配置され回収井戸
内の地下水を油水分離槽内に汲み上げるための水中ポン
プと、回収井戸内の水面と共に上下動する、浮上油（漏
洩油）回収開口を有する浮上油取り込み部材と、この浮
上油取り込み部材を介して上記回収井戸内の浮上油を地
下水と共に浮上油分離槽に汲み上げるためのピストンポ
ンプと、上記油水分離槽の下部と上記油水分離槽の上部
を連通する手段と、上記油水分離槽の下部から地下水を
外部に放流せしめる手段とより成ることを特徴とする。
と、浮上油分離槽と、地面から地下水面より深く掘削し
た回収井戸と、この回収井戸の底部に配置され回収井戸
内の地下水を油水分離槽内に汲み上げるための水中ポン
プと、回収井戸内の水面と共に上下動する、浮上油（漏
洩油）回収開口を有する浮上油取り込み部材と、この浮
上油取り込み部材を介して上記回収井戸内の浮上油を地
下水と共に浮上油分離槽に汲み上げるためのピストンポ
ンプと、上記油水分離槽の下部と上記油水分離槽の上部
を連通する手段と、上記油水分離槽の下部から地下水を
外部に放流せしめる手段とより成ることを特徴とする。
【０００８】本発明の地中油回収装置における、上記浮
上油取り込み部材が、上面に開口を有するベローズと、
このベローズの上部に取り付けたフロートと、上記ベロ
ーズの下部と上記ピストンポンプを連通する手段とより
成ることを特徴とする。
上油取り込み部材が、上面に開口を有するベローズと、
このベローズの上部に取り付けたフロートと、上記ベロ
ーズの下部と上記ピストンポンプを連通する手段とより
成ることを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例
を説明する。
を説明する。
【００１０】本発明においては図１に示すように地面１
から回収井戸２を地下水面３より深く掘削し、この回収
井戸２の底部にフロート付水中ポンプ４を設置し、パイ
プ５を介して回収井戸２内の地下水６を油水分離槽７内
に汲み上げ、回収井戸２内の地下水６の水面８が地下水
面３より所望レベルだけ低下したときこれをフロートに
より検知して水中ポンプ４の運転を停止する。
から回収井戸２を地下水面３より深く掘削し、この回収
井戸２の底部にフロート付水中ポンプ４を設置し、パイ
プ５を介して回収井戸２内の地下水６を油水分離槽７内
に汲み上げ、回収井戸２内の地下水６の水面８が地下水
面３より所望レベルだけ低下したときこれをフロートに
より検知して水中ポンプ４の運転を停止する。
【００１１】所望時間経過して地下水が回収井戸２内に
流入し、回収井戸２内の水面８が所望レベル増加し、例
えば地下水面３に略近づくようになった状態では回収井
戸２内に地下水と共に地中油が流れ込んでいる。
流入し、回収井戸２内の水面８が所望レベル増加し、例
えば地下水面３に略近づくようになった状態では回収井
戸２内に地下水と共に地中油が流れ込んでいる。
【００１２】回収井戸２内の水面８と共に上下動する、
浮上油（漏洩油）回収開口を有する浮上油取り込み部材
９を設け、これにパイプ１０を介してピストンポンプ１
１を連通し、上記回収井戸２内の水面８のレベルが所望
値に達したときこれをフロート等（図示せず）によって
検知し、上記ピストンポンプ１１によって回収井戸２内
の浮上油を地下水と共に浮上油分離槽１２に汲み上げ
る。
浮上油（漏洩油）回収開口を有する浮上油取り込み部材
９を設け、これにパイプ１０を介してピストンポンプ１
１を連通し、上記回収井戸２内の水面８のレベルが所望
値に達したときこれをフロート等（図示せず）によって
検知し、上記ピストンポンプ１１によって回収井戸２内
の浮上油を地下水と共に浮上油分離槽１２に汲み上げ
る。
【００１３】この結果、回収井戸２内の水面８が地下水
面３より上記所望レベルだけ低下したとき、これを検知
して上記ピストンポンプ１１の運転を停止し、上記水中
ポンプ４を再起動して回収井戸２内の地下水を上記油水
分離槽７内に汲み上げ、以下この作動を繰り返す。
面３より上記所望レベルだけ低下したとき、これを検知
して上記ピストンポンプ１１の運転を停止し、上記水中
ポンプ４を再起動して回収井戸２内の地下水を上記油水
分離槽７内に汲み上げ、以下この作動を繰り返す。
【００１４】上記浮上油分離槽１２の上部に自然分離さ
れた浮上油は定期的に回収せしめる。また、上記油水分
離槽１２の下部を溢流パイプ１３を介して上記油水分離
槽７の上部に連通し、上記油水分離槽７の下部を溢流パ
イプ１４を介して油水分離槽１５の上部に連通し、上記
油水分離槽１５の下部から地下水を溢流パイプ１６を介
して外部に放流せしめる。
れた浮上油は定期的に回収せしめる。また、上記油水分
離槽１２の下部を溢流パイプ１３を介して上記油水分離
槽７の上部に連通し、上記油水分離槽７の下部を溢流パ
イプ１４を介して油水分離槽１５の上部に連通し、上記
油水分離槽１５の下部から地下水を溢流パイプ１６を介
して外部に放流せしめる。
【００１５】なお、上記浮上油水分離槽１２にはフロー
トスイッチ１７を設け、浮上油水分離槽１２内の液体レ
ベルの上限を検知して上記ピストンポンプ１１の運転を
停止して油流出を阻止するのが好ましい。
トスイッチ１７を設け、浮上油水分離槽１２内の液体レ
ベルの上限を検知して上記ピストンポンプ１１の運転を
停止して油流出を阻止するのが好ましい。
【００１６】また、上記浮上油取り込み部材９は例えば
上面に開口を有するベローズ状のものとし、その上部に
フロートを取り付け浮上自在とし、下部に上記パイプ１
０を接続して上記ピストンポンプ１１が作動してベロー
ズ内の水が吸引されたとき、ベローズ上面がフロートと
共に回収井戸２内の水面８より下方に下がり、その結
果、水面８上の浮上油が効果的に汲み上げられるように
するのが好ましい。
上面に開口を有するベローズ状のものとし、その上部に
フロートを取り付け浮上自在とし、下部に上記パイプ１
０を接続して上記ピストンポンプ１１が作動してベロー
ズ内の水が吸引されたとき、ベローズ上面がフロートと
共に回収井戸２内の水面８より下方に下がり、その結
果、水面８上の浮上油が効果的に汲み上げられるように
するのが好ましい。
【００１７】
【発明の効果】上記のように本発明の地中油回収方法及
び装置によれば極めて安全、確実に地中油を回収するこ
とができ、回収井戸２下部の地下水は水中ポンプで汲み
上げ、浮上油はピストンポンプで汲み上げるようにした
ので浮上油と地下水が互いに撹拌混合されることなく分
離槽１２に回収でき、油水分離効率が良い等大きな利益
がある。
び装置によれば極めて安全、確実に地中油を回収するこ
とができ、回収井戸２下部の地下水は水中ポンプで汲み
上げ、浮上油はピストンポンプで汲み上げるようにした
ので浮上油と地下水が互いに撹拌混合されることなく分
離槽１２に回収でき、油水分離効率が良い等大きな利益
がある。
【図１】本発明地中油回収方法及び装置の説明図であ
る。
る。
１ 地面 ２ 回収井戸 ３ 地下水面 ４ 水中ポンプ ５ パイプ ６ 地下水 ７ 油水分離槽 ８ 水面 ９ 取り込み部材 １０ パイプ １１ ピストンポンプ １２ 油水分離槽 １３ 溢流パイプ １４ 溢流パイプ １５ 油水分離槽 １６ 溢流パイプ １７ フロートスイッチ
Claims (4)
- 【請求項１】 地面から回収井戸を地下水面より深く掘
削する工程と、 この回収井戸内の地下水を水中ポンプにより油水分離槽
内に汲み上げ、回収井戸内の水面を地下水面より所望レ
ベルだけ低下せしめる工程と、 所望時間経過して上記回収井戸内の水面が所望レベルだ
け増加したとき、上記回収井戸内の浮上油を地下水と共
に浮上油分離槽にピストンポンプにより汲み上げる工程
と、 この結果、回収井戸内の水面が地下水面より上記所望レ
ベルだけ低下したとき、上記水中ポンプを再起動して回
収井戸内の地下水を上記油水分離槽内に汲み上げる工程
と、 より成ることを特徴とする地中油回収方法。 - 【請求項２】 上記浮上油分離槽の下部を上記油水分離
槽の上部に連通し、上記油水分離槽の下部を補助油水分
離槽の上部に連通し、この補助油水分離槽の下部から地
下水を外部に放流せしめる工程を更に有することを特徴
とする請求項１記載の地中油回収方法。 - 【請求項３】 油水分離槽と、浮上油分離槽と、地面か
ら地下水面より深く掘削した回収井戸と、この回収井戸
の底部に配置され回収井戸内の地下水を油水分離槽内に
汲み上げるための水中ポンプと、 回収井戸内の水面と共に上下動する、浮上油（漏洩油）
回収開口を有する浮上油取り込み部材と、この浮上油取
り込み部材を介して上記回収井戸内の浮上油を地下水と
共に浮上油分離槽に汲み上げるためのピストンポンプ
と、上記油水分離槽の下部と上記油水分離槽の上部を連
通する手段と、上記油水分離槽の下部から地下水を外部
に放流せしめる手段とより成ることを特徴とする地中油
回収装置。 - 【請求項４】 上記浮上油取り込み部材が、上面に開口
を有するベローズと、このベローズの上部に取り付けた
フロートと、上記ベローズの下部と上記ピストンポンプ
を連通する手段とより成ることを特徴とする請求項３記
載の地中油回収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001066199A JP3416801B2 (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | 地中油回収方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001066199A JP3416801B2 (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | 地中油回収方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002266586A true JP2002266586A (ja) | 2002-09-18 |
| JP3416801B2 JP3416801B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=18924723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001066199A Expired - Fee Related JP3416801B2 (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | 地中油回収方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3416801B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008093500A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Nippo Corporation:Kk | 汚染された土壌及び地下水の同時浄化方法及び装置 |
| US10145558B2 (en) | 2013-09-27 | 2018-12-04 | Ansaldo Energia Switzerland AG | Method for determining the temperature inside a combustor |
| JP7427528B2 (ja) | 2020-05-27 | 2024-02-05 | 基礎地盤コンサルタンツ株式会社 | 油層回収装置 |
-
2001
- 2001-03-09 JP JP2001066199A patent/JP3416801B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008093500A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Nippo Corporation:Kk | 汚染された土壌及び地下水の同時浄化方法及び装置 |
| US10145558B2 (en) | 2013-09-27 | 2018-12-04 | Ansaldo Energia Switzerland AG | Method for determining the temperature inside a combustor |
| JP7427528B2 (ja) | 2020-05-27 | 2024-02-05 | 基礎地盤コンサルタンツ株式会社 | 油層回収装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3416801B2 (ja) | 2003-06-16 |
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