JPH0871031A - 医療器具 - Google Patents

医療器具

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JPH0871031A
JPH0871031A JP6210202A JP21020294A JPH0871031A JP H0871031 A JPH0871031 A JP H0871031A JP 6210202 A JP6210202 A JP 6210202A JP 21020294 A JP21020294 A JP 21020294A JP H0871031 A JPH0871031 A JP H0871031A
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hole
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Takeshi Yokoi
武司 横井
Nobumitsu Kurihara
伸光 栗原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動化しやすく接着剤が口体部と導管内の空
間にはみ出して管腔を狭めることもなく、且つ十分な接
着強度を得る。 【構成】 医療器具においては、先端カバー21を固定
治具63にセットする。固定治具63には送気チューブ
41、送水チューブ42、吸引兼処置具挿通チューブ4
3(導管40)の内径とほぼ等しくしっくりはまり込む
複数本の芯金64が立っており、先端カバー21の貫通
孔53側から手前側に突出させるようにセットする。各
導管40を芯金64をガイドにして先端カバー21の嵌
合孔端まで差し込み、先端カバー21の接着剤充填用孔
66に前出のディスペンサー等の注入器で接着剤を一定
量塗布する。このとき、接着剤が先端カバー21の手元
側端面と同一になるまで入れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、口体部と導管とを直接
嵌合接着した医療器具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平3−193022号や特開
平3−29634号のように内視鏡の洗滌、消毒の手間
を減らすため、内視鏡挿入部にチャンネル(導管)付の
カバーを装着した後に内視鏡検査を実施し、検査後カバ
ーを廃棄するタイプの内視鏡(医療器具)が提案されて
いる。この種のカバーは1例ごとに廃棄するディスポ品
であるためユーザーのランニングコストを低減する(安
価に供給する)必要がある。
【0003】従来提案されている特開平3−19302
2号は、先端カバー(口体部)にチャンネルチューブの
外径とほぼ等しい内径の孔をあけ、チャンネルチューブ
先端を固着連結している。また、特開平3−29634
号は、チャンネル部の後端側が口元支持体(口体部)の
孔を通って後方に延出し、その延出端部はチャンネル接
続具(口体部)の複数の接続パイプを介して各々送気,
送水,吸引チャンネルが接続されている。また、チャン
ネル部を延出する孔は全長に渡ってチャンネル部外径に
対し同じすきまを保っている。
【0004】これとは別に先端部本体(口体部)が合成
樹脂で形成された内視鏡に対しチューブ(導管)の嵌入
接着部外周に螺旋溝を形成し、この溝にコイルを装着し
て嵌入接着部のチューブ形状のつぶれを防ぎ水漏れ等の
ない接着がなされているものが提案されている(特公平
5−60378号)これは、嵌入孔はチューブの外径と
ほぼ等しい内径の孔のみが開いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−19302
2号は、チューブ(導管)を直接先端カバー(口体部)
に嵌合固着しているので部品点数が少なく安くできると
いうメリットがあるが、接着剤を用いて固着する時は接
着溜まりがないため、全周に確実に接着剤を回しにく
く、気密接合や十分な接合強度が得にくいという欠点を
有する。また、前もってチューブまたは/及び孔に接着
剤を塗ってから嵌合する必要があり、自動化しにくく、
さらに孔に接着剤を塗ってからチューブを差し込むと接
着剤が口体部と導管内の空間にはみ出して管腔を狭める
可能性があるという欠点を有する。
【0006】特開平3−29634号のように全長に渡
ってすきまを設け、嵌合孔のないものは、導管と口体部
との精度の良い位置合わせができず、接着剤がまばらに
付いたり深部まで流れ込んで側孔等を塞ぐ可能性がある
という欠点を有する。
【0007】また、接続パイプを介して接続すると接続
パイプの分部品点数と接合箇所が増えコストがアップす
るという欠点を有する。
【0008】特公平5−60378号も特開平3−19
3022号と同じく導管側端部付近に接着溜まり孔がな
いため、導管を口体部に差し込んだ後に接着剤を流し込
むことができず自動化しにくいという欠点を有してお
り、導管に螺旋溝とコイルを装備しているためコストが
アップするという欠点を有する。
【0009】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、導管を口体部に直接嵌合接着するものにおいて、精
度の良い位置合わせができると共に導管の周囲に十分に
接着剤を回すことができる安価な接合箇所を持つ医療器
具を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の医療
器具は、少なくとも1本の導管と、前記導管を接続する
口体部とを有する医療器具において、前記口体部内に前
記導管の外径と略同径の嵌合孔と、前記嵌合孔の入口近
傍に前記嵌合孔の内径より太径の接着剤充填用孔とを設
け、前記導管を前記口体部の前記嵌合孔に嵌合、接着固
定することで、前記口体部の前記嵌合孔に前記導管を差
し込み、前記導管の周囲の前記接着充填溜用孔に接着剤
を流し込んで乾燥、固着することができ、自動化しやす
く接着剤が口体部と導管内の空間にはみ出して管腔を狭
めることもなく、且つ十分な接着強度を得ることを可能
とする。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を詳細に説明す
る。なお、本実施例において、使用される内視鏡は電子
内視鏡とする。
【0012】図1ないし図15は本発明の第1実施例に
係わり、図1はカバー式内視鏡を備えたカバー式内視鏡
装置の概略構成を示す構成図、図2はカバー用内視鏡挿
入部の概略構成を示す外観図、図3は図1の挿入部カバ
ー部の概略構成を示す外観図、図4は図3のカバー先端
部を先端側から見た外観図、図5は図4のX−X線断面
である挿入部カバー部先端付近の導管接合箇所の縦断面
図、図6は図5のA−A線断面である挿入部カバー部に
カバー用内視鏡を装着した状態の先端付近の横断面図、
図7は図5のB−B線断面である挿入部カバー部にカバ
ー用内視鏡を装着した状態の挿入部中間部分の横断面
図、図8は図4のY−Y線断面である挿入部カバー部に
カバー用内視鏡を装着した状態の先端付近レンズ部分の
縦断面図、図9は図4のノズル開口部の形状を説明する
断面図、図10は図4のレンズカバーと先端カバーの接
合方法を示す作用図、図11は図5の各導管と先端カバ
ーの接合方法を示す作用図、図12は図5の導管被覆チ
ューブに横孔をあける作業方法を示す作用図、図13は
図3のカバーシースと先端カバーの接合方法を示す作用
図、図14は図3の各導管と手元口体部の接合方法を示
す作用図、図15は図3のカバーシースとオレドメカバ
ーの接合方法を示す作用図である。
【0013】図1に示すように、内視鏡装置1はカバー
式内視鏡2を備え、カバー式内視鏡2は、内視鏡カバー
3と、この内視鏡カバー3に挿抜するカバー用内視鏡4
とから構成されている。また、前記内視鏡装置1は、カ
ート5の中の周辺装置とカバー保持具6を備えている。
【0014】前記カート5には、光源装置7、ビデオプ
ロセッサ8、流体制御装置9等が収納されている。カー
ト5の上面部には、ビデオプロセッサ8からの映像信号
を受けて内視鏡画像を表示するモニタ10が載置されて
いる。
【0015】前記内視鏡カバー3は、予め滅菌された挿
入部カバー部11、操作部カバー部12、及びユニバー
サルコードカバー部13によって構成されている。
【0016】図2に示すようにカバー用内視鏡4は細長
の挿入部14を有し、挿入部14は非円形の先端部1
5、略円形の湾曲部16、及び先端とほぼ同じ非円形の
可撓管部17から構成されている。
【0017】この挿入部14の手元側基端部には、図1
に示すように、太径の把持部を兼ねた操作部18を連設
している。そして、この操作部18の側部からは、端部
にコネクタ19が設けられたユニバーサルコード20を
延出している。検査時、コネクタ19は光源装置7、ビ
デオプロセッサ8、及び流体制御装置9に接続される。
【0018】図3に示すように、挿入部カバー部11は
ポリカーボネート等の合成樹脂製の口体部である先端カ
バー21と手元口体部22があり、その間の外層に可撓
性で薄肉の塩ビ、ウレタン等のエラストマー合成樹脂製
のカバーシース23とオレドメカバー24を接合した外
皮25が気密接合してある。
【0019】図4に示すように、先端カバー21の先端
面は、先端カバー21と別体の先端ノズル31が超音波
溶着または接着にて先端カバー21に接合されており、
先端ノズル31では送気ノズル32と送水ノズル33が
突出しており、両方共その中心が対物レンズ用レンズカ
バー34に向けられていると共に、照明レンズ用レンズ
カバー35が気密固定してある。
【0020】また、図4のX−X線縦断面である図5に
示すように、外皮25の内側にPFA(テトラフルオロ
エチレン−ファーフルオロアルキルビニルエーテル)等
の滑り性の良好なフッ素樹脂(商品名テフロン)や架橋
ポリエチレン樹脂(商品名イラックス)や塩ビ等の軟性
合成樹脂製の導管40が挿通してあり先端カバー21と
手元口体部22(図3)に気密接合してある。導管40
は送気チューブ41、送水チューブ42、吸引兼処置具
挿通チューブ43よりなり、その周囲をシリコンチュー
ブ等難接着性だが可撓性に優れる導管被覆チューブ44
が取り囲んでいる。
【0021】送気チューブ41は送気ノズル32に,送
水チューブ42は送水ノズル33にそれぞれ連通してお
り、導管被覆チューブ44は、先端カバー21の付近で
は図6(挿入部カバー11にカバー用内視鏡4を装着し
たときの図5のA−A線断面)に示すような状態で、挿
入部カバー部11内全長に渡ってほぼ図7(挿入部カバ
ー11にカバー用内視鏡4を装着したときの図5のB−
B線断面)のような状態で、それぞれ導管40を取り囲
んでおり、手元口体部22において図示しないが圧着固
定されている。カバー用内視鏡4挿入部14の可撓管部
17は、図7の如く内側に帯状の金属板をコイル状に巻
いたフレックス45と網状のブレード46からなる略円
形横断面の中作り47とドーナツ状の水密樹脂層48と
この水密樹脂層48より軟性の非円形横断面の回転防止
樹脂層49より構成されている。
【0022】図5に戻り、外皮25は、カバー用内視鏡
4の挿入部14を挿入することによりたるんでしわが発
生するのを防ぐために自然状態より若干引き伸ばした状
態で両端が固定されている。さらに、導管被覆チューブ
44の先端接合部に複数個の小径の横孔50が開けてあ
る。
【0023】一方、挿入部カバー11にカバー用内視鏡
を装着したときの図4のY−Y線縦断面である図8に示
すように、上記対物レンズ用レンズカバー34がカバー
用内視鏡4の対物レンズ51に対応する位置に、上記照
明レンズ用レンズカバー35が照明レンズ52に対応す
る位置に気密固定してある。
【0024】図9(a)及び(b)に示すように、上記
送気ノズル32の形状は送水ノズル33の形状と異なっ
ており、送気ノズル32の開口幅HA ,開口高さhA と
し、送水ノズル33の開口幅HW ,開口高さhW とした
時、HA >HW ,hA <hWなる関係にしてある。この
とき、両者のトータル開口面積はどちらもほぼ等しくし
てある。また、図9(c)及び(d)に示すように、送
気ノズル32上面と下面の傾斜角度θA ,送水ノズル3
3の上面と下面の傾斜角度θW とした時、θA≒0°<
θWなる関係にしてある。
【0025】また、手元口体部22には吸引兼処置具挿
通チューブ29にスムースに連通する処置具導入口52
があり(図3参照)、図5に示すように、先端カバー2
1の貫通孔53から図示しない内視鏡用処置具類を体腔
内へ導入し処置が行えるようになっている。
【0026】[挿入部カバー部の接合手順及び作用]次
に図10〜15を用いて内視鏡カバー3の主に挿入部カ
バー部11の製造方法(接合手順)を順に説明する。
【0027】図10は先端カバー21と2つのレンズカ
バー34,35を気密接合する過程を説明する図で、ま
ず、図10(a)に示すように、先端カバー21の内側
からデルリン,ポリエチレン等の難接着性合成樹脂か接
着面に密着する部分にテフロン,シリコン等の難接着樹
脂をコーティングした接着固定乾燥用の突き当て治具6
0を突き当て面(遮光部材の内面)61まで挿入する。
次いで先端カバー21の先端側から平板状のレンズカバ
ー34,35を突き当て治具60に接するまで落とし込
む。次いで図10(b)に示すように、ディスペンサー
等の一定量塗布可能な注入器62でレンズカバー34,
35の周囲に接着剤を流し込み、はみ出しがもしあれば
きれいに拭き取った後乾燥し、気密接着固定が完了す
る。次いで、難接着性の突き当て治具60を引き抜くこ
とでレンズカバー34,35内面と突き当て面61がほ
ぼ平滑な面としてでき上がる。
【0028】ここで、本実施例ではレンズカバー34,
35と先端カバー21を別体としたが、レンズカバー3
4,35と先端カバー21を一体の光学的に透明なポリ
カーボネート,PMMA等で構成し、レンズカバー3
4,35間の突き当て面61に相当する部材を光学的に
遮光可能な黒色等の合成樹脂で別体に構成し、同様に突
き当て治具60を使って気密接着することは当然可能で
ある。この遮光部材はレンズカバー34,35間を伝わ
った照明光が対物レンズ51内に入り込みフレアー,ゴ
ーストとなるのを防ぐ働きをしている。
【0029】ここで用いる接着剤は、狭いすきまに流れ
込むがある程度の粘度を持つ紫外線硬化型接着剤を用い
ると作業性が良好である。
【0030】図11〜13は先端カバー21と各導管4
0、導管被覆チューブ44,カバーシース23の接合過
程を説明する図である。
【0031】まず、図11(a)に示すように、先端カ
バー21を固定治具63にセットする。固定治具63に
は送気チューブ41、送水チューブ42、吸引兼処置具
挿通チューブ43の内径とほぼ等しくしっくりはまり込
む複数本の芯金64が立っており、先端カバー21の貫
通孔53側から手前側に突出させるようにセットする。
【0032】次いで、図11(b)に示すように、各導
管40を芯金64をガイドにして先端カバー21の嵌合
孔65(図5参照)端まで差し込み、先端カバー21の
接着剤充填用孔66に前出のディスペンサー等の注入器
62(図10参照)で接着剤を一定量塗布する。このと
き、接着剤が先端カバー21の手元側端面と同一になる
まで入れる。
【0033】なお、芯金64は、万が一、接着剤が流れ
込んでも容易に抜けるようにデルリン等の難接着性のも
のの方が望ましい。
【0034】次いで、図12(a)に示すような加圧孔
開け治具67を用い、図12(b)に示すように導管被
覆チューブ44の接着面を挟み加圧することで、12
(c)のように導管被覆チューブ44の接着面に複数の
横孔50を開け、横孔50を開られた導管被覆チューブ
44を導管40の手元側端から挿入し、接着剤が注入さ
れた接着剤充填用孔66に差し込み、乾燥し固化させ
る。導管被覆チューブ44は3本の導管40がカバーシ
ース23内でからみ合ったり、折れるのを防ぐ働きと合
わせてカバー用内視鏡4挿入部14がカバーシース23
内にスムースに挿入できるようにする働きを持っている
が気密接合の必要はない。よって可撓性に優れ、滑り性
は良いが難接着性である材質の欠点を低減させるため、
先端の接着面に横孔50をあけ、その中にも接着剤が流
れ込んでひっかかり効果を出るようにしてある。
【0035】なお、本実施例では、導管被覆チューブ4
4を用いたが、これは必ずしもチューブ状でなくてもシ
ート状でもよいし、細径化のために場合によっては削除
可能なことを追記しておく。ここで用いる接着剤は低温
硬化型1液エポキシ接着剤やホットメルト型接着剤もし
くは先端カバー21が透明な合成樹脂の時は前出の紫外
線硬化型接着剤などを用いると手間が少なく作業性が良
好である。
【0036】ここで、各導管40の材質が難接着性のも
のの場合は、各々に適した、例えばテトラエッチ処理、
イラックスケミカル処理、コロナ放電処理等の前処理を
行ってから接着した方が当然よい。
【0037】また、本実施例では接着剤充填用孔66を
それに続く嵌合孔65全てに共通の連通した非円形形状
にしてある(図5,図11参照)。この方が1回の接着
剤塗布作業で複数本の導管の接合ができるという優れた
効果を有しているし、少しでも細くしたい先端カバー2
1の中で広い接着溜まり面積を確保できるという効果も
有する。しかし、接着溜まりがあまり広いとよくないタ
イプの接着剤(例えば粘度の低い紫外線硬化型接着剤)
を使う時は、各嵌合孔65の内径よりわずかに大きな内
径の独立した接着剤充填用孔(図示せず)にし、各々に
注入するようにしても当然よい。
【0038】次に図13(a)の如くカバーシースかぶ
せ治具68を使ってカバーシース23の先端接合部を予
めめくり返しておき、導管40の手元側端部から挿通す
る。次いで、図13(b)に示すように、先端カバー2
1外周の接着剤塗布面全周に接着剤を塗布した後、カバ
ーシースかぶせ治具68を用いて13(c)の如くめく
り返したカバーシース23端を所定位置に被せる。カバ
ーシースかぶせ治具68は内径パイプ68aと外側パイ
プ68bの2重構造になっている。このカバーシースか
ぶせ治具68により先端カバー21の外径より細い内径
のカバーシース23を容易に被せることができる。
【0039】次に図13(d)の如くカバーシース23
の上からズレ防止用の非接着性テフロンテープ等のシー
ス固定部材69を取り付けて乾燥、固化させる。
【0040】シース固定部材69は上記テープ以外に切
除時外皮損傷防止用硬性部材(細い板片)から熱収縮テ
ープを組み合わせたものや、内径の変化するエアーゴム
シール等を用いても当然よく、接合後カバーシース23
から簡単に除去できるものならなんでもよい。
【0041】次いで、先端カバー21から固定治具63
をはずし、先端カバー21と別体の先端ノズル31を超
音波溶着または接着にて先端カバー21に接合すれば挿
入部カバー部11先端側の接合は完了する。
【0042】ここで先端ノズル31が先端カバー21と
一体または、部品段階で前もって接合されている場合
は、前記芯金64は吸引兼処置具挿通チューブ43用の
みの1本でも当然よい。この時は他の導管40は吸引兼
処置具挿通チューブ43にテープ等で仮固定しておけば
接着乾燥時抜けることが防げる。
【0043】次に、図14(a)に示すように、手元口
体部22を固定治具71に取り付ける。固定治具71に
は固定治具63と同様の非接着性の複数本の芯金72が
立っている。芯金72はオレドメカバー24の曲がりに
容易に沿うようにテフロンチューブ等の可撓性を有して
いるものの方が望ましい。カバーシース23とオレドメ
カバー24を先端側へカバーシース23を畳み込むよう
に移動した後、各導管40の手元側を、先端側と同様の
手順で、手元口体部22内の図示しない嵌合孔端まで芯
金72をガイドに挿入する。
【0044】次いで、図14(b)に示すように、手元
口体部22に設けた接着剤充填用孔73に一定量接着剤
を注入し乾燥、固化する。
【0045】次いで、図15の如くオレドメカバー24
を手元口体部22の所定位置に被せた後、薄肉で低温収
縮するリング状の熱収縮チューブ74をオレドメカバー
24と手元口体部22の両方に被さるようにしてヒート
ガン等の熱風を局部的に当てて収縮させて気密固定す
る。
【0046】そして、固定治具71をはずし、同様に熱
収縮チューブ74で操作部カバー部12、ユニバーサル
コードカバー部13を接合し、ユニバーサルコードから
流体制御装置9までの導管を差し込み接合して内視鏡カ
バー3の製造が完了する。
【0047】なお、図5に示すように、本実施例の先端
カバー21の嵌合孔65とそれより先端側の貫通孔53
との間には約30°〜60°のテーパ状面取り部75が
ある。これにより導管40の内、外径が多少ばらついて
も導管40内に挿通する図示しない内視鏡用処置具類の
先端が貫通孔53端にひっかかって体腔内へ挿入できな
いという不具合を防ぐことができる。また、先端ノズル
31の連通孔76の内径は先端カバー21の貫通孔53
の内径より若干太径になっており、先端ノズル31と先
端カバー21の取り付け位置が若干ずれても前出の内視
鏡用処置具類の先端がひっかかる不具合を防いでいる。
この部材の連通孔76の両端に面取り部を有する方がさ
らにひっかかりにくくなる。
【0048】以上説明したように本実施例によれば、内
視鏡カバー3の先端側の先端カバー21及び基端側の手
元口体部22のそれぞれ、あるいは少なくとも一方に接
着剤充填用孔を設けているので、この接着剤充填用孔に
接着剤を流し込んで乾燥、固着することができるので、
自動化しやすく接着剤が口体部と導管内の空間にはみ出
して管腔を狭めることもなく、且つ十分な接着強度を得
られることができる。
【0049】また、送気ノズル32と送水ノズル33の
開口部の形状を、HA >HW ,hA<hW としトータル
開口面積をほぼ同一にしたのでレンズカバー34への空
気の勢いは同じでより広い面積のレンズカバー34上の
水滴を吹き飛ばすことができる。
【0050】さらに、送気ノズル32と送水ノズル33
の上面と下面の傾斜角度をθA ≒0°<θW としたので
空気はレンズカバー34表面を掃くように流れ、水また
は液体はレンズカバー34表面の手前で一度ははね返っ
て細かな水滴となって洗滌性が向上する。
【0051】また、回転防止樹脂層49は水密樹脂層4
8や中作り47より軟らかいので径方向の可撓指向性が
少なくねじりやすいが、非円形横断面なのでカバーシー
ス23内で滑りにくく、またカバーシース23ごしに把
持しやすいという効果を有する。
【0052】さらに、回転防止樹脂層49を弾発性の高
い弾性ゴムで形成することで挿入部カバー部11の弾発
性が向上し、体腔内挿入性を向上させることもできる。
【0053】また、レンズカバー34,35内面と突き
当て面(遮光部材内面)61がほぼ同じ高さにできるの
で対物レンズ51とレンズカバー34及び照明レンズ5
2とレンズカバー35間が狭く設定でき、視野ケラレ、
配光不良の影響が少なくレンズカバー34,35の外径
が小さくでき、結果的に先端カバー21の外径が小さく
できるので患者の苦痛が低減できる。
【0054】さらに、レンズカバー34,35と遮光部
材の厚さを同じにしておけば、外面の大きなへこみもで
きないので、水や汚れがへこみに溜まりにくく、洗滌性
が良好になる。
【0055】また、接着剤充填用孔66,73を複数本
の導管40に共通の孔としたので注入作業の手間が減
り、自動化しやすく安価になる。
【0056】次に第2実施例について説明する。図16
ないし図19は本発明の第2実施例に係わり、図16は
先端カバーの導管との断面を示す接合部の縦断面図、図
17はレンズカバーと先端カバーの接合方法を示す作用
図、図18は挿入部カバーの構成を示す構成図、図19
は先端ノズルの構成を示す構成図である。第2実施例は
第1実施例とほとんど同じであるので、第1実施例と異
なる点のみ説明し、同一構成には同じ符号をつけ説明は
省略する。
【0057】図16に示すように、本実施例では、嵌合
孔65には導管40の嵌合長さを規制する段差部81が
あり、段差部81には第1実施例と同じく貫通孔53が
開いている。貫通孔53の内径をDkとし、嵌合孔65
の内径をD1 とし、そこに接合する導管40の内径をd
P ,導管の外形をDP (導管の肉厚をtP )とすると、
以下の関係式を満たすように各寸法(及び寸法公差)が
認定されている。
【0058】
【数1】 ここでは、DP=φ4±0.1mm、dP=φ3.2+
0.1mm、D1=φ4.15+0.1mmとして上式
に代入すると
【数2】 となり、貫通孔53の内径をφ3.70+0.1mmと
し、ばらつきがあっても処置具類が貫通孔39にひっか
かることもないし、導管40の嵌合長さが規制できるよ
うにしてある。
【0059】図17のように、レンズカバー34,35
は上側に面取り部82を有し、先端カバー21の内側か
らはめ込むと先端側へは落ちないストッパ面83を有し
ている。また、厚さが0.1〜0.2mm程度の薄い金
属製のレンズ受け板84を同じく内側からはめ込み突き
当て治具85を押し付けた後、第1実施例と同じ手順で
レンズカバー34,35と先端カバー21のすきまに注
入器62で接着剤を流し込んでレンズ受け板84と一緒
に接着、乾燥、固化させてある。
【0060】カバー用内視鏡4の挿入部14は、図18
のような外観をしており、先端部15とそれに続く湾曲
部16の前側89(C−C断面)と後側90(E−E断
面)と可撓管部17(F−F断面)がほぼ同形の略半円
形(非円形)断面形状であり、湾曲部16の中間の実際
に曲がる部分(D−D断面)が略円形断面をしている。
第1実施例のとの大きな違いは、フレックス45、ブレ
ード46からなる中作り47の外に直接非円形断面の回
転防止樹脂層49を水密にコーティングしたものである
点である。符号91は湾曲部16の防水弾性チューブで
あり、符号92は湾曲コマである。
【0061】また、、対物レンズ用レンズカバー34の
中心に向かって同一方向から送水、送気できるように送
気ノズル32と送水ノズル33がレンズカバー34に向
かって一直線状に配されている。ノズル開口部の形状は
第1実施例と同じ関係になっている。
【0062】以上説明したように本実施例によれば、第
1実施例の効果に加え、導管26及び先端カバー21の
寸法ばらつきがあっても、その中に通す内視鏡用処置具
類がひっかかることがない(第1実施例よりさらにひっ
かかりにくい)。
【0063】また、段差部81があるので導管40を嵌
合する長さが規制でき全長のばらつきが抑えられる(こ
の点は第1実施例も同じ)。
【0064】さらに、レンズカバー34,35に面取り
面82があり、先端カバー21にストッパ面83がある
のでレンズカバー34,35の内側からの押し付け力や
外面に衝撃力が加わってもレンズカバー34,35が体
腔内へ脱落する可能性が全くなくなる。レンズ受け板8
4を介して接着しているので突き当て治具Bを非接着性
の材質とする必要がなくなる。
【0065】また、同一方向からレンズカバー34の中
心に送水、送気できるので洗滌、水切れ性が良くノズル
先端まで送気、送水管路が独立しているので先端1ノズ
ルに比べて送気、送水管路内の残水による糸引きがなく
水切れ性が良好であり、第1実施例に比べて先端カバー
21の外径が細くできる。
【0066】なお、本願はこれらの実施例に限定される
ものではなく、医療器具における、安価な内視鏡内の導
管の接合やテフロンシース付注射針等の内視鏡用処置具
類の導管と手元口体部の接合に用いても当然よく、種々
変形実施可能なことはいうまでもない。また、同様の手
段を安価な工業用内視鏡及び付属品に適用しても当然よ
い。
【0067】[付記1]請求項1記載の医療器具であっ
て、前記接着剤充填用孔の数は、前記嵌合孔の数と同数
である。
【0068】[付記2]請求項1記載の医療器具であっ
て、、前記接着剤充填用孔の数は、前記嵌合孔の数に係
わらず、1つあるいは前記嵌合孔より少ない数構成され
ている。
【0069】[付記3]付記2記載の医療器具であっ
て、前記接着剤充填用孔は、少なくとも前記嵌合孔2個
以上の共通の連通した孔形状に形成されている。
【0070】[付記4]請求項1記載の医療器具であっ
て、前記嵌合孔の端部に前記導管の嵌合長さを規制する
段差部が設けられている。
【0071】[付記5]付記4の記載の医療器具であっ
て、前記段差部に前記導管の内径とほぼ等しい内径の貫
通孔が設けられている。
【0072】[付記6]付記5の記載の医療器具であっ
て、前記段差部の前記貫通孔と前記嵌合孔の連続する部
分に面取り部が設けられている。
【0073】[付記7]付記5の記載の医療器具であっ
て、前記段差部の前記貫通孔の内径(DK )と前記嵌合
孔の内径(D1 )との関係が以下の条件を満たしてい
る。ただし、導管の外径をDp ,導管の内径をdp ,導
管の肉厚をtpとする。
【0074】
【数3】 付記4,5は、口体部に導管を嵌合する長さが規制でき
るので全長のばらつきが抑えられる点で有利である(特
開平3−29634号の口元支持体には段差部がな
い)。
【0075】付記6,7は、導管の内、外径がばらつい
ても導管内に挿通する内視鏡用処置具類がひっかかりに
くい点で有利である。特に付記7は導管側から挿通する
時はひっかからない関係になっている(特開平3−19
3022や特公平5−60378号の連続する部分には
面取り部はなく、また寸法のばらつきに対する処置具ひ
っかかりの考慮はされていない)。
【0076】[付記8]請求項1及び付記4ないし付記
7記載の医療器具であって、前記口体部に固定する導管
は複数本あり前記嵌合孔は導管の数だけあり、前記接着
剤充填用孔は少なくとも導管2本分以上共通の連通した
孔形状に形成されている。
【0077】付記3及び8は、導管複数本の接着剤注入
作業が同時にできて手間がへり自動化しやすく安価にな
る点で有利である(従来例は全て嵌合孔と接着剤充填用
孔が同数である。実際には同じ孔で接着剤充填用孔と記
載したものはない)。
【0078】[付記9]付記8の記載の医療器具であっ
て、前記接着剤充填用孔に対し、別の部材を一緒に差し
込んで接着固定した。
【0079】[付記10]付記9の記載の医療器具であ
って、前記別の部材は複数本の導管を1つに束ねるため
の導管被覆チューブである。
【0080】[付記11]付記9の記載の医療器具であ
って、前記別の部材の先端接着部に相当する部分に複数
の横孔をあけて接着剤を横孔内にも流して固定した。
【0081】付記9ないし11は、導管の接着と同時に
別の部材の固定ができるという点で有利である。またこ
のようにしても導管の口体部に対する位置合わせ精度は
損なわれない。
【0082】また、付記11は、別の部材が難接着性で
あっても横孔に流れた接着剤のアンカー効果により、な
い時に比べて接合強度が向上する点で有利である。
【0083】[付記12]請求項1及び付記1ないし付
記11記載の医療器具であって、前記口体部及び導管は
合成樹脂(プラスチック)である。
【0084】[付記13]請求項1及び付記1ないし付
記12記載の医療器具であって、前記口体部はカバー式
内視鏡の先端カバーないし手元側口体部であり、導管は
送気チャンネルないし送水チャンネルないし吸引チャン
ネルである。
【0085】付記12及び13は、医療器具またはカバ
ー式内視鏡の先端カバーが安価に供給できる点で有利で
ある。
【0086】[付記14]レンズカバーないし遮光部材
とこのレンズカバーないし遮光部材を嵌合する貫通孔を
有する先端カバーとを具備した内視鏡カバーにおいて、
接合用治具を先端カバーの一面に押し付けた状態で貫通
孔に嵌合したレンズカバーないし遮光部材の周辺に他面
から接着剤を流し込んで気密接合するカバー式内視鏡用
内視鏡カバーの製造方法。
【0087】[付記15]付記14記載の医療器具であ
って、接合用治具は難接着性である。
【0088】付記14及び15の内視鏡カバーにはレン
ズカバーないし遮光部材上面または下面に接着用受け面
が必要ないので、内,外面共先端カバーとほぼ同面にす
ることができる。この結果、レンズカバーとカバー用内
視鏡先端レンズ間を近づけることができ、また外面の大
きなへこみもできなので水や汚れがへこみに溜まりにく
く洗滌性が良好になる点で有利である。特開平3−26
4038号の先行例に同様の形状の先端カバーが図示さ
れているが、その製造方法に関しては何ら記載されてい
ない。
【0089】[付記16]非円形横断面の外形を持つ可
撓管を有する内視鏡において、内層のフレックスとブレ
ードからなる中作りの横断面は略円形であり、外層の樹
脂層の横断面が非円形で肉厚が均一でないことを特徴と
する内視鏡。
【0090】[付記17]付記16記載の内視鏡であっ
て、前記外層の樹脂層は複数層からなり少なくとも最外
層が非円形横断面である。
【0091】[付記18]付記17記載の内視鏡であっ
て、前記外層の前記と前記外層の硬度が異なり、前記内
層より前記外層が軟性である。
【0092】[付記19]付記16〜18記載の内視鏡
であって、先端硬質部の外形と可撓管部の外形が略同形
であり、この外形と略同形の挿入スペースを持つ内視鏡
カバーと組み合わせて使用するカバー式内視鏡である。
【0093】付記16〜19の内視鏡は、径方向の可撓
指向性が少なく且つねじりやすいので体腔内への挿入操
作性が良好である点で有利である。
【0094】付記19の内視鏡は、同じく径方向の可撓
指向性が少なく且つ内視鏡カバーのシースごしに可撓管
をうまくねじれる点で有利である。
【0095】ところで、従来技術として実公昭53−2
0954号、実開昭50−2948号の楕円(長円)形
の横断面を持つものや特開平1−313038号や特公
平4−46569号の凹溝を有する横断面を持つものが
ある。実公昭53−20954号の導管(中作り)は円
形断面を2つ並べたものでその周囲に肉厚が均一の外皮
を被せたものであり、それ以外の3件はどれも外層と中
作りの形状が相似形で両方共非円形横断面である。内視
鏡の可撓管部分を持ってねじりながら体腔内へ挿入する
時、これら従来のものは非円形断面を有しており把持し
やすいが、中のフレックス,ブレードからなる中作りが
非円形であることより径方向の可撓指向性が大きく均等
にねじりにくく飛びを発生するという欠点を有してお
り、本発明によりこの欠点は解決できる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明の医療器具に
よれば、少なくとも1本の導管と、前記導管を接続する
口体部とを有する医療器具において、前記口体部内に前
記導管の外径と略同径の嵌合孔と、前記嵌合孔の入口近
傍に前記嵌合孔の内径より太径の接着剤充填用孔とを設
け、前記導管を前記口体部の前記嵌合孔に嵌合、接着固
定しているので、前記口体部の前記嵌合孔に前記導管を
差し込み、前記導管の周囲の前記接着剤充填用孔に接着
剤を流し込んで乾燥、固着することができ、自動化しや
すく接着剤が口体部と導管内の空間にはみ出して管腔を
狭めることもなく、且つ十分な接着強度を得ることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るカバー式内視鏡を備えたカバ
ー式内視鏡装置の概略構成を示す構成図
【図2】図1のカバー用内視鏡挿入部の概略構成を示す
外観図
【図3】図1の挿入部カバー部の概略構成を示す外観図
【図4】図3のカバー先端部を先端側から見た外観図
【図5】図4のX−X線断面である挿入部カバー部先端
付近の導管接合箇所の縦断面図
【図6】図5のA−A線断面である挿入部カバー部にカ
バー用内視鏡を装着した状態の先端付近の横断面図
【図7】図5のB−B線断面である挿入部カバー部にカ
バー用内視鏡を装着した状態の挿入部中間部分の横断面
【図8】図4のY−Y線断面である挿入部カバー部にカ
バー用内視鏡を装着した状態の先端付近レンズ部分の縦
断面図
【図9】図4のノズル開口部の形状を説明する断面図
【図10】図4のレンズカバーと先端カバーの接合方法
を示す作用図
【図11】図5の各導管と先端カバーの接合方法を示す
作用図
【図12】図5の導管被覆チューブに横孔をあける作業
方法を示す作用図
【図13】図3のカバーシースと先端カバーの接合方法
を示す作用図
【図14】図3の各導管と手元口体部の接合方法を示す
作用図
【図15】図3のカバーシースとオレドメカバーの接合
方法を示す作用図
【図16】第2実施例に係る先端カバーの導管との断面
を示す接合部の縦断面図
【図17】第2実施例に係るレンズカバーと先端カバー
の接合方法を示す作用図
【図18】第2実施例に係る挿入部カバーの構成を示す
構成図
【図19】第2実施例に係る先端ノズルの構成を示す構
成図
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…カバー式内視鏡 3…内視鏡カバー 4…カバー用内視鏡 11…挿入部カバー部 12…操作部カバー部 13…ユニバーサルコードカバー部 14…挿入部 15…先端部 16…湾曲部 17…可撓管部 18…操作部 20…ユニバーサルコード 21…先端カバー 22…手元口体部 23…カバーシース 24…オレドメカバー 25…外皮 31…先端ノズル 32…送気ノズル 33…送水ノズル 34…対物レンズ用レンズカバー 35…照明レンズ用レンズカバー 40…導管 41…送気チューブ 42…送水チューブ 43…吸引兼処置具挿通チューブ 44…導管被覆チューブ 45…フレックス 46…ブレード 47…中作り 48…水密樹脂層 49…回転防止樹脂層 50…横孔 65…嵌合孔 66、73…接着剤充填用孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1本の導管と、前記導管を接
    続する口体部とを有する医療器具において、 前記口体部内に前記導管の外径と略同径の嵌合孔と、 前記嵌合孔の入口近傍に前記嵌合孔の内径より太径の接
    着剤充填用孔とを設け、 前記導管を前記口体部の前記嵌合孔に嵌合、接着固定し
    たことを特徴とする医療器具。
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