JPH0870789A - 養魚用モイストペレットの製造方法 - Google Patents

養魚用モイストペレットの製造方法

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JPH0870789A
JPH0870789A JP6241933A JP24193394A JPH0870789A JP H0870789 A JPH0870789 A JP H0870789A JP 6241933 A JP6241933 A JP 6241933A JP 24193394 A JP24193394 A JP 24193394A JP H0870789 A JPH0870789 A JP H0870789A
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JP
Japan
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water
oil
liquid oil
pellets
moist
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Pending
Application number
JP6241933A
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English (en)
Inventor
Keiichi Sato
恵一 佐藤
Yoshiya Nishimura
佳哉 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish
    • Y02A40/818Alternative feeds for fish, e.g. in aquacultures

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  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Fodder In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 養魚用モイストペレットにおいて、ペレット
の成形保形性に優れ、更に水中に投餌したときに離油が
起こらない養魚用モイストペレットの製造方法を提供す
ること。 【構成】 養魚用モイストペレットの製造に際し、その
配合原料に、液体油及び水が予め非イオン界面活性剤に
よって乳化された乳化液を添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は養魚用モイストペレット
の製造方法に関するものであり、更に詳しくは液体油を
積極的に添加しても成形保形性に優れ、かつ離油が極め
て少ない養魚用モイストペレットの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】養魚用モイストペレットは、冷凍魚を凍
結状態のまま適宜の大きさに破砕して、これに魚粉、ビ
タミン、ミネラル及びアルギン酸塩、アルギン酸塩とカ
ルシウム塩の配合品、グアガム、ポリアクリル酸塩、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム等の粘結剤を配合
して粉末餌料とし、これを任意形状(一般にはペレット
状)に形成して養魚用餌料(一般にはモイストペレット
と称される)としたものである。
【0003】ところが最近生餌を使用せず、あるいは使
用してもごく僅かしか使用せず、前記モイストペレット
配合原料に対して、生餌から供給される油分の不足を補
うための液体油(通常は肝油が用いられる)及び水を積
極的に添加して練りあげた単独型モイストペレットなる
ものの需要が伸びてきつつある。
【0004】このモイストペレットに関する文献として
特公平3−57735号公報には、モイストペレットに
グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪
酸エステル又はソルビタン脂肪酸エステル、水及び油脂
を配合して、モイストペレットの付着防止、組織の改良
を行うということが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の養魚用モイストペレットにおいては、液体油の
添加でモイストペレット配合原料の混練物の吸油性が不
足し、モイストペレットの成形不良が生じ、更にはこの
モイストペレットを水中に投餌したときに離油の発生が
生じるという問題点があった。
【0006】又前記特公平3−57735号公報による
方法においては、油脂、水及び乳化剤をただ単に添加し
ているだけであって、油の混練が不十分となり、前記問
題は解消できない。
【0007】本発明は、養魚用モイストペレットにおい
て、固さ、ベタツキ及び水のにじみ出すなわちペレット
の成形保形性に優れ、更に水中に投餌したときに離油が
起こらない養魚用モイストペレットの製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような実情に鑑み、
液体油をモイストペレット中に均一に配合させることを
目的に、鋭意研究の結果、液体油と水と非イオン界面活
性剤によって液体油を乳化液とし、これをモイストペレ
ット配合原料に添加すれば従来程度の混練においても、
十分均一に配合できることを見出し本発明に到達した。
すなわち、養魚用モイストペレットの製造に際し、液体
油及び水が予め非イオン界面活性剤によって乳化された
乳化液を添加することを特徴とする養魚用モイストペレ
ットの製造方法である。
【0009】(手段を構成する要件)本発明の製造方法
に用いられるモイストペレット用配合原料は、魚粉、ビ
タミン、ミネラル、粘結剤、小麦粉及び大豆粕等(以後
これらの配合物をマッシュという)である。
【0010】本発明に用いられる液体油としては、スケ
ソウダラ肝油が挙げられる。この液体油の添加量は、マ
ッシュに対して10〜20重量%が好ましい。この範囲
において本発明の効果が最も発揮される。添加量が20
重量%を越えると、マッシュが油汚状流動物となり、ペ
レット形状になりにくく好ましくない。
【0011】本発明に使用する水の添加量はマッシュに
対して50〜100重量%が好ましい。水の添加量が5
0重量%未満では、粉体が粘着せず、ペレットが崩れや
すい。又100重量%を越えるとペレットが柔らかく固
まりにくい。
【0012】本発明に使用する非イオン界面活性剤は具
体的にはグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ングリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル又はプロピレングリコール脂肪酸エ
ステルが挙げられ、単独又は2種以上併用して使用され
る。
【0013】前記非イオン界面活性剤におけるエチレン
オキシドのモル数は1〜100であり、構成脂肪酸は炭
素数12〜22の飽和又は不飽和脂肪酸が用いられる。
【0014】前記非イオン界面活性剤の内、水中での離
油が特に少なく、モイストペレットの成形保形性に優れ
るという点でショ糖脂肪酸エステルが好ましい。
【0015】又非イオン界面活性剤の添加量は、液体油
に対して0.5〜5.0重量%が好ましい。この添加量
が0.5重量%未満では液体油の乳化効果が小さく、又
5.0重量%を越えると乳化効果が比例して大きくなら
ず、経済的に不利である。
【0016】次に液体油を乳化する方法について述べる
と、所定量の液体油と水と非イオン界面活性剤を常温に
てホモミキサー中で撹拌する。ホモミキサーの回転数は
5000〜10000rpmであって、撹拌時間は20
〜40分間である。撹拌の後、白濁状の乳化液が得られ
る。
【0017】次にマッシュが入った一軸リボンブレンダ
ーに前記乳化液を入れ、常温にて10〜60rpmで1
0〜30分間撹拌する。次にこの混合物を造粒機に移
し、孔径2〜15mmのプレートを用いて造粒し本発明
のモイストペレットを製造する。
【0018】
【作用】液体油をあらかじめ乳化してからのち、マッシ
ュに対し配合することによって、液体油と水の不均一配
合からくる離油、油によるベタツキの発生、ペレットの
崩れが防止できる。
【0019】
【実施例】実施例1〜48及び比較例1〜48 1.マッシュの配合処方 下記の表1の配合のマッシュを用いた。
【0020】
【表1】
【0021】2.乳化液の製造 前記のマッシュとは別に下記表2〜表7の配合処方で下
記の方法によって乳化液を製造した。
【0022】スケソウダラ肝油と水と非イオン界面活性
剤を、常温にてホモミキサー8000rpmで20分間
撹拌して乳化させた。なお表中の非イオン界面活性剤の
添加量はスケソウダラ肝油に対するものである。
【0023】3.モイストペレットの製造 マッシュと前記乳化液を一軸リボンミキサーにて加え
て、常温で20rpmで30分間撹拌した。次にこの混
合物を造粒機に移し、プレート孔径9.6mmでモイス
トペレットを製造した。
【0024】なお表2〜表7中の比較例に於てはスケソ
ウダラ肝油と水と非イオン界面活性剤を単にそのままマ
ッシュに添加して、一軸リボンミキサーで常温にて30
分間20rpmで混練し、造粒機にてペレットとした。
【0025】4.モイストペレットの評価 得られたモイストペレットを下記の項目で評価し、その
結果を表2〜表7に併せて示した。
【0026】(1)ペレットの固さ ペレットを指でつまみ、その際の形崩れを観察し、下記
の基準で評価した。 ○:固くてしっかりしている。 △:柔らかく形崩れ
しやすい。 ×:柔らかくペレット化できない。
【0027】(2)ペレットのベタツキ ペレットを山に積み上げ、この時のペレット同士のくっ
つき具合によりペレットのベタツキを観察し、下記の基
準で評価した。 ○:ベタツキはない。 △:ベタツキあり、ペ
レット同士がくっつく。 ×:ベタツキあり、ペレット化できない。
【0028】(3)ペレットからの水のにじみ出 ペレット5個をガラスシャーレに入れ、室温で状態観察
を行い、下記の基準で評価した。 ○:5時間以上ペレット表面への水のにじみはない。 △:5時間以上の放置で水がにじみである。 ×:ペレット成形後に水のにじみがある。
【0029】(4)水中でのペレットの崩壊性 純水500gを500mlのビーカーに取り、室温でペ
レット10個を投入し、静止状態で30分後、水中での
ペレットの崩れ具合を観察し、下記の基準で評価した。 ○:水中でペレットは崩れない。 △:ペレットの端
部分が崩れる。 ×:ペレットが崩れてしまう。
【0030】(5)油のにじみ出 前記水中でのペレットの崩壊性試験に於て、500ml
ビーカー中の水面を観察し、下記の基準で評価した。 ○:水中への油のにじみはない。 △:モイストペレットの表面に油がにじみでて水をはじ
く。 ×:油がにじみ出て水面に油が浮く。
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】
【表5】
【0035】
【表6】
【0036】
【表7】
【0037】表2〜表7より、本発明によりえられた養
魚用モイストペレットは、成形保形性(固さ、ベタツキ
及び水のにじみ出)に優れ、かつ水中での離油が極めて
少なかった。特にショ糖脂肪酸エステルが他の非イオン
界面活性剤より、離油が少なく又水中での崩れがないと
いう点でより優れていた。
【0038】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、水中での離
油が極めて少なく、、かつ成形保形性に優れたモイスト
ペレットが得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 養魚用モイストペレットの製造に際し、
    液体油及び水が予め非イオン界面活性剤によって乳化さ
    れた乳化液を添加することを特徴とする養魚用モイスト
    ペレットの製造方法。
  2. 【請求項2】 液体油の添加量がモイストペレット配合
    原料に対し10〜20重量%である請求項1記載の養魚
    用モイストペレットの製造方法。
  3. 【請求項3】 非イオン界面活性剤がショ糖脂肪酸エス
    テルである請求項1又は2記載の養魚用モイストペレッ
    トの製造方法。
JP6241933A 1994-09-09 1994-09-09 養魚用モイストペレットの製造方法 Pending JPH0870789A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008532542A (ja) * 2005-03-18 2008-08-21 フィッシュフィード・アーエス 水産養殖種用飼料の製造プロセス

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