JPH086892A - 記憶素子接続方法及びバス制御装置 - Google Patents
記憶素子接続方法及びバス制御装置Info
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- JPH086892A JPH086892A JP6142086A JP14208694A JPH086892A JP H086892 A JPH086892 A JP H086892A JP 6142086 A JP6142086 A JP 6142086A JP 14208694 A JP14208694 A JP 14208694A JP H086892 A JPH086892 A JP H086892A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 マルチプレクスバスに結合された記憶素子に
おいて、バスの信号線の一部を記憶素子のアドレスピン
と直接接続し、バスの別の信号線の一部を記憶素子のデ
ータピンと直接接続し、バスコントローラから記憶素子
の出力制御信号に接続する。上記の記憶素子接続回路を
マルチプレクスバスに接続するために、CPUが出力し
たアドレスをバスの信号線の一部に出力する手段と、指
定した記憶素子の出力制御信号を出力する手段と、それ
らの制御によって記憶素子がバスの別の信号線の一部に
出力したデータを取り込み、蓄積する手段と、CPUが
要求したプロトコルにしたがってそれらのデータをCP
Uに対して出力する手段をバスコントローラに備える。 【効果】 マルチプレクスバス上にブートROMなどの
記憶素子を接続する場合に、記憶素子の付加回路が不要
となり、またバスコントローラの信号ピンや信号線数を
増加させることなく記憶素子を接続できる。
おいて、バスの信号線の一部を記憶素子のアドレスピン
と直接接続し、バスの別の信号線の一部を記憶素子のデ
ータピンと直接接続し、バスコントローラから記憶素子
の出力制御信号に接続する。上記の記憶素子接続回路を
マルチプレクスバスに接続するために、CPUが出力し
たアドレスをバスの信号線の一部に出力する手段と、指
定した記憶素子の出力制御信号を出力する手段と、それ
らの制御によって記憶素子がバスの別の信号線の一部に
出力したデータを取り込み、蓄積する手段と、CPUが
要求したプロトコルにしたがってそれらのデータをCP
Uに対して出力する手段をバスコントローラに備える。 【効果】 マルチプレクスバス上にブートROMなどの
記憶素子を接続する場合に、記憶素子の付加回路が不要
となり、またバスコントローラの信号ピンや信号線数を
増加させることなく記憶素子を接続できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子計算機におけるマ
ルチプレクスバス上の記憶素子接続方法及びバス制御装
置に関する。
ルチプレクスバス上の記憶素子接続方法及びバス制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子計算機に使用されるバスとして、従
来はアドレス線とデータ線を別の信号線としたバスが用
いられていた。記憶素子のアドレスピンとデータピンは
分離されているものが多いため、直接バスに記憶素子を
接続できるという利点があるが、バスの信号線の本数が
増えてしまうという欠点があるため、最近は、バスのア
ドレス線、データ線を共有し、他の制御信号により現在
バス上にある信号がアドレスかデータかを識別するマル
チプレクスバスがよく用いられるようになってきた。
来はアドレス線とデータ線を別の信号線としたバスが用
いられていた。記憶素子のアドレスピンとデータピンは
分離されているものが多いため、直接バスに記憶素子を
接続できるという利点があるが、バスの信号線の本数が
増えてしまうという欠点があるため、最近は、バスのア
ドレス線、データ線を共有し、他の制御信号により現在
バス上にある信号がアドレスかデータかを識別するマル
チプレクスバスがよく用いられるようになってきた。
【0003】マルチプレクスバスではタイミングと制御
信号による複雑な制御が必要となるため、通常GAなど
のバスコントローラを介してCPUと接続される。ま
た、記憶素子は通常メモリコントローラを介してバスに
接続される。
信号による複雑な制御が必要となるため、通常GAなど
のバスコントローラを介してCPUと接続される。ま
た、記憶素子は通常メモリコントローラを介してバスに
接続される。
【0004】マルチプレクスバスへのアクセスの一例を
示す。タイミングチャートを図3に示す。まず、バスコ
ントローラがアービタにバスの使用権を要求する。これ
は、複数のバスモジュールが同時にバスを使用しないよ
うにするためである。アービタからバスの使用権を獲得
した後、バスコントローラはアドレスを出力し、現在バ
スに出力されている信号がアドレスであることを示すア
ドレスストローブ信号をアサートする。メモリコントロ
ーラはこのアドレスをラッチし、アドレスを記憶素子に
入力する。記憶素子はこのアドレスに対応するデータを
出力する。メモリコントローラはこのデータを取り込
み、マルチプレクスバスのデータタイミングでこのデー
タをマルチプレクスバスに出力すると共に、現在バスに
出力されている信号がデータであることを示すデータレ
ディ信号をアサートする。バスコントローラはこのデー
タを取り込み、CPUにデータを渡し、バスの使用権の
放棄をアービタに通知する。
示す。タイミングチャートを図3に示す。まず、バスコ
ントローラがアービタにバスの使用権を要求する。これ
は、複数のバスモジュールが同時にバスを使用しないよ
うにするためである。アービタからバスの使用権を獲得
した後、バスコントローラはアドレスを出力し、現在バ
スに出力されている信号がアドレスであることを示すア
ドレスストローブ信号をアサートする。メモリコントロ
ーラはこのアドレスをラッチし、アドレスを記憶素子に
入力する。記憶素子はこのアドレスに対応するデータを
出力する。メモリコントローラはこのデータを取り込
み、マルチプレクスバスのデータタイミングでこのデー
タをマルチプレクスバスに出力すると共に、現在バスに
出力されている信号がデータであることを示すデータレ
ディ信号をアサートする。バスコントローラはこのデー
タを取り込み、CPUにデータを渡し、バスの使用権の
放棄をアービタに通知する。
【0005】マルチプレクスバスの例としては、MBu
s(SPARC International,SPA
RC MBus Interface Specifi
cation,Revision1.2,April
10 1991)がある。
s(SPARC International,SPA
RC MBus Interface Specifi
cation,Revision1.2,April
10 1991)がある。
【0006】このようなマルチプレクスバスに計算機が
起動された場合に最初に実行するブートプログラムが格
納されたブートROMなどの記憶素子を接続することを
考える。
起動された場合に最初に実行するブートプログラムが格
納されたブートROMなどの記憶素子を接続することを
考える。
【0007】マルチプレクスバスに記憶素子を接続する
には、主に2通りの方法がある。1つはバスと記憶素子
の間にアドレスのラッチ回路などを含むメモリコントロ
ーラ回路を付加する方法であり、もう1つはバスコント
ローラから特定の記憶素子専用のアドレス線、データ線
を引き出し、その先に記憶素子を接続する方法である。
には、主に2通りの方法がある。1つはバスと記憶素子
の間にアドレスのラッチ回路などを含むメモリコントロ
ーラ回路を付加する方法であり、もう1つはバスコント
ローラから特定の記憶素子専用のアドレス線、データ線
を引き出し、その先に記憶素子を接続する方法である。
【0008】バスと記憶素子の間にメモリコントローラ
回路を付加する方法では、バスコントローラ以外にバス
に余分な外付けの回路を接続する必要があるという欠点
があり、バスコントローラに特定の記憶素子専用のアド
レス線、データ線を付加する方法では、バスコントロー
ラのピン数が余分に必要となり、また信号線数が増加す
るという欠点がある。
回路を付加する方法では、バスコントローラ以外にバス
に余分な外付けの回路を接続する必要があるという欠点
があり、バスコントローラに特定の記憶素子専用のアド
レス線、データ線を付加する方法では、バスコントロー
ラのピン数が余分に必要となり、また信号線数が増加す
るという欠点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、マルチ
プレクスバスにブートROMなどの記憶素子を接続する
ためにバスと記憶素子の間にメモリコントローラなどの
回路を付加する方法では、バスコントローラ以外に余分
な外付けの回路を接続する必要があるという欠点があ
り、バスコントローラに特定の記憶素子専用のアドレス
線、データ線を付加する方法では、バスコントローラの
ピン数が余分に必要となり、また信号線数が増えるなど
の欠点があった。
プレクスバスにブートROMなどの記憶素子を接続する
ためにバスと記憶素子の間にメモリコントローラなどの
回路を付加する方法では、バスコントローラ以外に余分
な外付けの回路を接続する必要があるという欠点があ
り、バスコントローラに特定の記憶素子専用のアドレス
線、データ線を付加する方法では、バスコントローラの
ピン数が余分に必要となり、また信号線数が増えるなど
の欠点があった。
【0010】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、マルチプレクスバス上に記憶素子を接続す
る場合に、付加回路を不要にし、かつ、信号ピンや信号
線数を増加させることなく記憶素子を接続することを目
的とする。
れたもので、マルチプレクスバス上に記憶素子を接続す
る場合に、付加回路を不要にし、かつ、信号ピンや信号
線数を増加させることなく記憶素子を接続することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、マルチプレク
スバスに結合された記憶素子において、マルチプレクス
バスの信号線の一部を記憶素子のアドレスピンと直接接
続し、マルチプレクスバスの別の信号線の一部を記憶素
子のデータピンと直接接続することを特徴とする。
スバスに結合された記憶素子において、マルチプレクス
バスの信号線の一部を記憶素子のアドレスピンと直接接
続し、マルチプレクスバスの別の信号線の一部を記憶素
子のデータピンと直接接続することを特徴とする。
【0012】記憶素子としては、読み出し専用メモリだ
けでなく、読み書き可能なメモリを接続することも可能
である。読み出し専用メモリを接続する場合には、出力
制御信号のみによりメモリの制御を行うが、読み書き可
能なメモリを接続する場合には、出力制御信号の他に書
き込み制御信号も付加することによりメモリの読み書き
の制御を行う。
けでなく、読み書き可能なメモリを接続することも可能
である。読み出し専用メモリを接続する場合には、出力
制御信号のみによりメモリの制御を行うが、読み書き可
能なメモリを接続する場合には、出力制御信号の他に書
き込み制御信号も付加することによりメモリの読み書き
の制御を行う。
【0013】この記憶素子をマルチプレクスバスに接続
するため、CPUが出力したアドレスをマルチプレクス
バスの信号線の一部に出力する手段と、記憶素子の出力
制御信号を出力する手段と、それらの制御によって記憶
素子がマルチプレクスバスの別の信号線の一部に出力し
たデータを取り込み、蓄積する手段と、CPUが要求し
たプロトコルにしたがってそれらのデータをCPUに対
して出力する手段とをバスコントローラに具備する。
するため、CPUが出力したアドレスをマルチプレクス
バスの信号線の一部に出力する手段と、記憶素子の出力
制御信号を出力する手段と、それらの制御によって記憶
素子がマルチプレクスバスの別の信号線の一部に出力し
たデータを取り込み、蓄積する手段と、CPUが要求し
たプロトコルにしたがってそれらのデータをCPUに対
して出力する手段とをバスコントローラに具備する。
【0014】
【作用】本発明によると、マルチプレクスバスの信号線
の一部に記憶素子のアドレスを出力すると共に、記憶素
子の出力制御信号をアサートする。マルチプレクスバス
の一部の信号線が記憶素子のアドレスピンに直接接続さ
れているので、記憶素子はこのアドレスに対応するデー
タをデータピンに出力する。記憶素子のデータピンはマ
ルチプレクスバスの信号線の別の一部に直接接続されて
いるので、バスコントローラはこの信号線からデータを
受信する。この動作を数回繰り返し、CPUが要求した
データが全て揃った時点でCPUにこのデータを送信す
る。
の一部に記憶素子のアドレスを出力すると共に、記憶素
子の出力制御信号をアサートする。マルチプレクスバス
の一部の信号線が記憶素子のアドレスピンに直接接続さ
れているので、記憶素子はこのアドレスに対応するデー
タをデータピンに出力する。記憶素子のデータピンはマ
ルチプレクスバスの信号線の別の一部に直接接続されて
いるので、バスコントローラはこの信号線からデータを
受信する。この動作を数回繰り返し、CPUが要求した
データが全て揃った時点でCPUにこのデータを送信す
る。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例につ
いて説明する。なお、以下の説明では、バス幅が64ビ
ットのマルチプレクスバスに16ビットのアドレス幅、
8ビットのデータ幅を持つ記憶素子を接続する場合を例
にとって説明するが、本発明は、これに限定されるもの
ではなく、任意のバス幅を持つマルチプレクスバスに、
任意のアドレス幅、データ幅を持つ記憶素子を接続する
場合にも適用が可能である。
いて説明する。なお、以下の説明では、バス幅が64ビ
ットのマルチプレクスバスに16ビットのアドレス幅、
8ビットのデータ幅を持つ記憶素子を接続する場合を例
にとって説明するが、本発明は、これに限定されるもの
ではなく、任意のバス幅を持つマルチプレクスバスに、
任意のアドレス幅、データ幅を持つ記憶素子を接続する
場合にも適用が可能である。
【0016】本実施例では、バスコントローラを介して
CPUに接続された64ビットのバス幅を持つマルチプ
レクスバスに、データ幅が8ビット、アドレス幅が16
ビットの、64キロバイトの容量を持つROMを接続す
る場合について説明する。
CPUに接続された64ビットのバス幅を持つマルチプ
レクスバスに、データ幅が8ビット、アドレス幅が16
ビットの、64キロバイトの容量を持つROMを接続す
る場合について説明する。
【0017】以下の説明において、複数のビットの指定
方法で、例えばビット8,7,6,5の4本をまとめ
て、[8:5]のように示すこととする。マルチプレク
スバスのビット指定はBAD[23:8]のようにBA
Dの語を用いて示す。同様に、記憶素子のアドレスピン
指定はMA[15:0]のようにMAの語を用いて、記
憶素子のデータピン指定はMD[7:0]のようにMD
の語を用いて示すこととする。
方法で、例えばビット8,7,6,5の4本をまとめ
て、[8:5]のように示すこととする。マルチプレク
スバスのビット指定はBAD[23:8]のようにBA
Dの語を用いて示す。同様に、記憶素子のアドレスピン
指定はMA[15:0]のようにMAの語を用いて、記
憶素子のデータピン指定はMD[7:0]のようにMD
の語を用いて示すこととする。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係るマルチプ
レクスバス上のROMの接続回路の機能ブロック図を示
したものである。この接続回路はROMの出力制御信号
11,ROM(記憶装置)12から構成されている。
レクスバス上のROMの接続回路の機能ブロック図を示
したものである。この接続回路はROMの出力制御信号
11,ROM(記憶装置)12から構成されている。
【0019】ROMの出力制御信号11は、バスコント
ローラが発行するものであり、この信号がアサートされ
ている場合ROMがデータをバスに出力し、アサートさ
れていない場合はROMは出力端子をハイインピーダン
スにする。
ローラが発行するものであり、この信号がアサートされ
ている場合ROMがデータをバスに出力し、アサートさ
れていない場合はROMは出力端子をハイインピーダン
スにする。
【0020】ROM12は、アドレスピンにアドレスを
入力し、ROMの出力制御信号11をアサートすると、
ROM内部に記憶されているデータをデータピンに出力
するものである。読み出し専用メモリだけでなく、読み
書き可能なメモリを接続することも可能である。この場
合は出力制御信号だけでなく入力制御信号も必要とな
る。
入力し、ROMの出力制御信号11をアサートすると、
ROM内部に記憶されているデータをデータピンに出力
するものである。読み出し専用メモリだけでなく、読み
書き可能なメモリを接続することも可能である。この場
合は出力制御信号だけでなく入力制御信号も必要とな
る。
【0021】このような構成のROMの接続回路におい
て、CPUがROMのアドレスに対して、32ビットの
データを要求した場合についての動作を記述する。タイ
ミングチャートを図4に示す。
て、CPUがROMのアドレスに対して、32ビットの
データを要求した場合についての動作を記述する。タイ
ミングチャートを図4に示す。
【0022】まず、バスコントローラがアービタにバス
の使用権を要求する。これは、複数のバスモジュールが
同時にバスを使用しないようにするためである。アービ
タからバスの使用権を獲得した後、バスコントローラは
ROM12にアクセスするために、アドレスを示す16
ビットの信号をバス上のBAD[23:8]に出力する
と共に、ROMの出力制御信号11をアサートする。
の使用権を要求する。これは、複数のバスモジュールが
同時にバスを使用しないようにするためである。アービ
タからバスの使用権を獲得した後、バスコントローラは
ROM12にアクセスするために、アドレスを示す16
ビットの信号をバス上のBAD[23:8]に出力する
と共に、ROMの出力制御信号11をアサートする。
【0023】マルチプレクスバス上のBAD[23:
8]の16ビットの信号はROM12のアドレスピンM
A[15:0]に直接接続されている。これにより、記
憶素子12は、アドレスピンMA[15:0]から入力
されたアドレスによって指定された8ビットのデータ
を、ROMの出力制御信号11に従い、データピンMD
[7:0]に出力する。
8]の16ビットの信号はROM12のアドレスピンM
A[15:0]に直接接続されている。これにより、記
憶素子12は、アドレスピンMA[15:0]から入力
されたアドレスによって指定された8ビットのデータ
を、ROMの出力制御信号11に従い、データピンMD
[7:0]に出力する。
【0024】記憶素子のデータピンMD[7:0]はマ
ルチプレクスバスのBAD[7:0]に直接接続されて
いる。これにより、ROMのデータピンMD[7:0]
に出力された8ビットのデータはマルチプレクスバスの
BAD[7:0]に出力される。
ルチプレクスバスのBAD[7:0]に直接接続されて
いる。これにより、ROMのデータピンMD[7:0]
に出力された8ビットのデータはマルチプレクスバスの
BAD[7:0]に出力される。
【0025】バスコントローラは、BAD[7:0]の
信号線からバスに出力された8ビットのデータを取り込
む。CPUが要求したデータのサイズは32ビットであ
るが、ROMから一度に読み出せるデータのサイズは8
ビットであるので、ROMからの読み出しを4回繰り返
し、レジスタに順次蓄積し、32ビットのデータが揃っ
た時点で、ROMから読み出したデータをまとめてCP
Uに対して出力する。
信号線からバスに出力された8ビットのデータを取り込
む。CPUが要求したデータのサイズは32ビットであ
るが、ROMから一度に読み出せるデータのサイズは8
ビットであるので、ROMからの読み出しを4回繰り返
し、レジスタに順次蓄積し、32ビットのデータが揃っ
た時点で、ROMから読み出したデータをまとめてCP
Uに対して出力する。
【0026】図2は、バスコントローラ内部のROM1
2に係る制御装置の構成図を示したものである。このR
OMの制御装置は、制御装置101、上位ビット出力制
御装置102、下位ビット出力制御装置103、一時記
憶レジスタ104、データ選択装置105から構成され
ている。
2に係る制御装置の構成図を示したものである。このR
OMの制御装置は、制御装置101、上位ビット出力制
御装置102、下位ビット出力制御装置103、一時記
憶レジスタ104、データ選択装置105から構成され
ている。
【0027】制御装置101は、CPUが発行した命令
とアドレスを解釈し、上位ビット出力制御装置102、
下位ビット出力制御装置103、一時記憶素子104、
出力制御信号11を制御する装置である。
とアドレスを解釈し、上位ビット出力制御装置102、
下位ビット出力制御装置103、一時記憶素子104、
出力制御信号11を制御する装置である。
【0028】上位ビット出力制御装置102は、マルチ
プレクスバスのBAD[63:8]のビットの出力を制
御する装置であり、制御装置101からの制御信号によ
って、バスのBAD[63:8]の信号をドライブする
か、ハイインピーダンス状態にするかを選択する装置で
ある。
プレクスバスのBAD[63:8]のビットの出力を制
御する装置であり、制御装置101からの制御信号によ
って、バスのBAD[63:8]の信号をドライブする
か、ハイインピーダンス状態にするかを選択する装置で
ある。
【0029】下位ビット出力制御装置103は、マルチ
プレクスバスのBAD[7:0]のビットの出力を制御
する装置であり、制御装置101からの制御信号によっ
て、バスのBAD[8:0]の信号をドライブするか、
ハイインピーダンス状態にするかを選択する装置であ
る。
プレクスバスのBAD[7:0]のビットの出力を制御
する装置であり、制御装置101からの制御信号によっ
て、バスのBAD[8:0]の信号をドライブするか、
ハイインピーダンス状態にするかを選択する装置であ
る。
【0030】一時記憶レジスタ104は、CPUからの
読み出し要求のあったデータのビット数が32ビットで
あるのに対して、ROMが一度に出力することができる
データのビット数が8ビットであるため、ROMに4回
アクセスすることが必要になるが、その間、記憶素子か
ら読み出したデータを一時的に蓄積しておくための装置
である。
読み出し要求のあったデータのビット数が32ビットで
あるのに対して、ROMが一度に出力することができる
データのビット数が8ビットであるため、ROMに4回
アクセスすることが必要になるが、その間、記憶素子か
ら読み出したデータを一時的に蓄積しておくための装置
である。
【0031】データ選択装置105は、CPUからのメ
モリアクセスが対象とするアドレスが記憶素子12かそ
れ以外かにより、CPUに対して出力するデータを記憶
素子12から本発明による手段により読み出したデータ
か、通常のアクセスによって読み出したデータかを選択
する。
モリアクセスが対象とするアドレスが記憶素子12かそ
れ以外かにより、CPUに対して出力するデータを記憶
素子12から本発明による手段により読み出したデータ
か、通常のアクセスによって読み出したデータかを選択
する。
【0032】このような構成のバスコントローラ内部の
ROM制御装置において、ROM12へのアクセスに際
しては、次のように処理が行われる。まず、制御装置1
01がCPUから発行された命令とアドレスを解釈す
る。CPUから発行された命令がROM12に割り当て
られているアドレスへのアクセスの場合は、以下の動作
を行う。ROM以外のアドレスに対するアクセスの場合
は、前述の通常のマルチプレクスバスにおけるアクセス
手段を用いる。
ROM制御装置において、ROM12へのアクセスに際
しては、次のように処理が行われる。まず、制御装置1
01がCPUから発行された命令とアドレスを解釈す
る。CPUから発行された命令がROM12に割り当て
られているアドレスへのアクセスの場合は、以下の動作
を行う。ROM以外のアドレスに対するアクセスの場合
は、前述の通常のマルチプレクスバスにおけるアクセス
手段を用いる。
【0033】ROM12へのアクセスに際しても、通常
のバスアクセスと同様にアービトレーションを行ってバ
スの使用権を獲得する。これにより他のバス構成モジュ
ールからはバスコントローラがバス上のモジュールに通
常通りアクセスしているように見える。
のバスアクセスと同様にアービトレーションを行ってバ
スの使用権を獲得する。これにより他のバス構成モジュ
ールからはバスコントローラがバス上のモジュールに通
常通りアクセスしているように見える。
【0034】バスコントローラがバスマスタになった
後、バスのBAD[23:8]にアドレスを出力するた
め、上位ビット出力制御装置102をドライブする。ま
た、データをバスのBAD[7:0]から取り込むた
め、下位ビット出力制御装置103はハイインピーダン
スにしておく。さらに、出力制御信号11をアサートす
る。前述のように、ROM接続回路はこのアドレスを取
り込み、マルチプレクスバスの一部にデータを出力す
る。
後、バスのBAD[23:8]にアドレスを出力するた
め、上位ビット出力制御装置102をドライブする。ま
た、データをバスのBAD[7:0]から取り込むた
め、下位ビット出力制御装置103はハイインピーダン
スにしておく。さらに、出力制御信号11をアサートす
る。前述のように、ROM接続回路はこのアドレスを取
り込み、マルチプレクスバスの一部にデータを出力す
る。
【0035】バスコントローラがROM12からデータ
を取り込む時間はバスコントローラの内部レジスタに設
定し、カウンタによって指定した時間待つようにする。
ROMはアクセス時間が長く、通常のバスサイクル時間
ではデータが出力できないため、データアクセス時間を
延長するためこのような仕組みが必要である。
を取り込む時間はバスコントローラの内部レジスタに設
定し、カウンタによって指定した時間待つようにする。
ROMはアクセス時間が長く、通常のバスサイクル時間
ではデータが出力できないため、データアクセス時間を
延長するためこのような仕組みが必要である。
【0036】バスコントローラ内部のROM制御装置は
このデータを取り込み、一時記憶レジスタ104にデー
タを蓄積する。CPUが32ビットデータを要求してい
るのに対し、ROM12が一度に出力できるデータは8
ビットであるので、ROM12に4回のアクセスを実行
して、一時記憶レジスタ104にデータを蓄積し、32
ビットのデータが揃った時点でCPUに対して1回のア
クセスで32ビットのデータを出力する。
このデータを取り込み、一時記憶レジスタ104にデー
タを蓄積する。CPUが32ビットデータを要求してい
るのに対し、ROM12が一度に出力できるデータは8
ビットであるので、ROM12に4回のアクセスを実行
して、一時記憶レジスタ104にデータを蓄積し、32
ビットのデータが揃った時点でCPUに対して1回のア
クセスで32ビットのデータを出力する。
【0037】CPUに対する応答として、データ選択装
置105で一時記憶レジスタを選択し、一時記憶レジス
タ104に蓄積されたデータを出力する。最後にバスコ
ントローラはバスの使用権を放棄し、バスを解放する。
これにより、他のバス構成モジュールからはバスコント
ローラがバス上のモジュールのアクセスを通常通り終了
したように見えるので他のバスモジュールがバスを使用
することが可能になる。
置105で一時記憶レジスタを選択し、一時記憶レジス
タ104に蓄積されたデータを出力する。最後にバスコ
ントローラはバスの使用権を放棄し、バスを解放する。
これにより、他のバス構成モジュールからはバスコント
ローラがバス上のモジュールのアクセスを通常通り終了
したように見えるので他のバスモジュールがバスを使用
することが可能になる。
【0038】ROMの代わりにRAMを用いる場合は、
出力制御信号の他に、読み書きに必要な機能として、書
き込み制御信号と、CPUが出力したデータを一時的に
蓄え、ROMのデータのビット数に応じて順次マルチプ
レクスバスに出力する仕組みを具備する必要がある。
出力制御信号の他に、読み書きに必要な機能として、書
き込み制御信号と、CPUが出力したデータを一時的に
蓄え、ROMのデータのビット数に応じて順次マルチプ
レクスバスに出力する仕組みを具備する必要がある。
【0039】バスコントローラ内部に記憶素子の切り替
えビットを設け、ROM12に割り当てられたアドレス
領域アクセスする際、ROM12に対するアクセスでは
なく、通常のバスアクセスにすることも可能である。こ
れにより、シャドウROMとすることができる。この切
り替えビットをハードウェアリセット時にセットされる
ようにしておくと、ハードウェアリセット後は必ずプー
トROMに対してアクセスが行われるようにすることが
可能である。
えビットを設け、ROM12に割り当てられたアドレス
領域アクセスする際、ROM12に対するアクセスでは
なく、通常のバスアクセスにすることも可能である。こ
れにより、シャドウROMとすることができる。この切
り替えビットをハードウェアリセット時にセットされる
ようにしておくと、ハードウェアリセット後は必ずプー
トROMに対してアクセスが行われるようにすることが
可能である。
【0040】なお、本発明は前述したように、特定のバ
ス幅のバスに限定されるものではなく、任意のバス幅を
持つマルチプレクスバスに接続した任意のアドレス幅、
データ幅を持つ記憶素子の接続回路にも適用が可能であ
る。その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲で種々変更
して実施可能である。
ス幅のバスに限定されるものではなく、任意のバス幅を
持つマルチプレクスバスに接続した任意のアドレス幅、
データ幅を持つ記憶素子の接続回路にも適用が可能であ
る。その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲で種々変更
して実施可能である。
【0041】
【発明の効果】上述のように、マルチプレクスバス上に
記憶素子を接続する際に、バスの信号線の一部を記憶素
子のアドレスピンに直接接続し、バスの別の信号線の一
部を記憶素子のデータピンに直接接続することにより記
憶装置の出力制御信号のみを追加するだけで記憶装置を
接続できる。このため、メモリコントローラ回路を付加
する必要がなく、また、バスコントローラに記憶素子専
用のアドレスピンやデータピンを付加する必要がないの
でバスコントローラのピン数や信号線数を増加させるこ
となく記憶素子を接続することができる。
記憶素子を接続する際に、バスの信号線の一部を記憶素
子のアドレスピンに直接接続し、バスの別の信号線の一
部を記憶素子のデータピンに直接接続することにより記
憶装置の出力制御信号のみを追加するだけで記憶装置を
接続できる。このため、メモリコントローラ回路を付加
する必要がなく、また、バスコントローラに記憶素子専
用のアドレスピンやデータピンを付加する必要がないの
でバスコントローラのピン数や信号線数を増加させるこ
となく記憶素子を接続することができる。
【図1】 本発明の一実施例に係るマルチプレクスバス
上の記憶素子の接続方法を示すブロック図。
上の記憶素子の接続方法を示すブロック図。
【図2】 バスコントローラ内部の記憶素子12に係る
制御装置の構成を示すブロック図。
制御装置の構成を示すブロック図。
【図3】 マルチプレクスバスの通常のアクセス方法に
おけるタイミングチャート。
おけるタイミングチャート。
【図4】 マルチプレクスバスの本方式のアクセス方法
におけるタイミングチャート。
におけるタイミングチャート。
11…記憶素子の出力制御信号 12…記憶素子 101…制御装置 102…上位ビット出力制御装置 103…下位ビット出力制御装置 104…一時記憶レジスタ 105…データ選択装置
Claims (2)
- 【請求項1】マルチプレクスバスに記憶素子を結合する
記憶素子接続方法において、マルチプレクスバスの信号
線の一部を記憶素子のアドレスピンと直接接続し、前記
マルチプレクスバスの信号線の別の一部を前記記憶素子
のデータピンと直接接続することを特徴とする記憶素子
接続方法。 - 【請求項2】マルチプレクスバスの信号線の一部を記憶
素子のアドレスピンと直接接続し、前記マルチプレクス
バスの信号線の別の一部を前記記憶素子のデータピンと
直接接続し、前記記憶素子の前記データピンからのデー
タの出力を制御する出力制御信号を前記記憶素子へ入力
するよう構成されたバスシステムとCPUとの間に設け
られるバス制御装置であって、 前記CPUが出力したアドレスを前記マルチプレスクバ
スの信号線の一部に出力する手段と、 前記記憶素子への出力制御信号を出力する手段と、 前記出力されたアドレス及び前記出力制御信号の制御に
よって前記記憶素子が前記マルチプレクスバスの信号線
の別の一部に出力したデータを取り込み、蓄積する手段
と、 前記CPUが要求するプロトコルにしたがって蓄積され
た前記データを前記CPUに対して出力する手段とを具
備したことを特徴とするバス制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6142086A JPH086892A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 記憶素子接続方法及びバス制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6142086A JPH086892A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 記憶素子接続方法及びバス制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH086892A true JPH086892A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15307106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6142086A Pending JPH086892A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 記憶素子接続方法及びバス制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086892A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6820148B1 (en) | 2000-08-17 | 2004-11-16 | Sandisk Corporation | Multiple removable non-volatile memory cards serially communicating with a host |
CN108320765A (zh) * | 2017-01-13 | 2018-07-24 | 联发科技股份有限公司 | 存储器、存储器控制器及相关训练方法 |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP6142086A patent/JPH086892A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6820148B1 (en) | 2000-08-17 | 2004-11-16 | Sandisk Corporation | Multiple removable non-volatile memory cards serially communicating with a host |
US6941403B2 (en) | 2000-08-17 | 2005-09-06 | Sandisk Corporation | Multiple removable non-volatile memory cards serially communicating with a host |
US6948016B2 (en) | 2000-08-17 | 2005-09-20 | Sandisk Corporation | Multiple removable non-volatile memory cards serially communicating with a host |
US7177964B2 (en) | 2000-08-17 | 2007-02-13 | Sandisk Corporation | Multiple removable non-volatile memory cards serially communicating with a host |
US7305505B2 (en) | 2000-08-17 | 2007-12-04 | Sandisk Corporation | Multiple removable non-volatile memory cards serially communicating with a host |
US7590782B2 (en) | 2000-08-17 | 2009-09-15 | Sandisk Corporation | Multiple removable non-volatile memory cards serially communicating with a host |
US7895377B2 (en) | 2000-08-17 | 2011-02-22 | Sandisk Corporation | Multiple removable non-volatile memory cards serially communicating with a host |
US8015340B2 (en) | 2000-08-17 | 2011-09-06 | Sandisk Corporation | Enhanced data communication by a non-volatile memory card |
US8386678B2 (en) | 2000-08-17 | 2013-02-26 | Sandisk Corporation | Enhanced data storage device |
US8700833B2 (en) | 2000-08-17 | 2014-04-15 | Sandisk Corporation | Data storage device with host-accessible indicator |
CN108320765A (zh) * | 2017-01-13 | 2018-07-24 | 联发科技股份有限公司 | 存储器、存储器控制器及相关训练方法 |
CN108320765B (zh) * | 2017-01-13 | 2021-04-13 | 联发科技股份有限公司 | 存储器、存储器控制器及相关训练方法 |
US11017839B2 (en) | 2017-01-13 | 2021-05-25 | Mediatek Inc. | DRAM, memory controller and associated training method |
US11776613B2 (en) | 2017-01-13 | 2023-10-03 | Mediatek Inc. | DRAM, memory controller and associated training method |
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