JPH0868579A - 自動製氷装置 - Google Patents

自動製氷装置

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JPH0868579A
JPH0868579A JP20533294A JP20533294A JPH0868579A JP H0868579 A JPH0868579 A JP H0868579A JP 20533294 A JP20533294 A JP 20533294A JP 20533294 A JP20533294 A JP 20533294A JP H0868579 A JPH0868579 A JP H0868579A
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JP
Japan
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water
valve
water supply
origin
valve mechanism
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JP20533294A
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English (en)
Inventor
Shunji Ueno
俊司 上野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製氷皿への定量給水精度を高くし、水垢やか
び等の発生を少なくし、また、給水動作開始前には弁操
作手段が原点に位置しているようにする。 【構成】 本発明の自動製氷装置の給水装置は、製氷容
器よりも上位に定量貯水器を設け、この定量貯水器の上
に貯水タンクを設け、定量貯水器の出水口を開閉する出
水弁機構を設け、貯水タンクの給水口を開閉するタンク
弁機構を設け、定量貯水器からの水を製氷容器に供給す
る給水路を設け、出水弁機構及びタンク弁機構を周期的
に開閉駆動して製氷容器へ給水動作させる弁操作手段を
設け、この弁操作手段を駆動するモータを設け、そし
て、電源投入時に弁操作手段が原点に位置していないこ
とを検知したときには製氷容器が水平状態にあることを
条件にモータを通電して弁操作手段を原点に復帰させる
初期化手段を設けて成るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製氷容器を回動させて
離氷動作させる駆動機構と、製氷容器に一定量の水を供
給する給水装置とを備えて成る自動製氷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動製氷装置の給水装置の従来構成を図
15に示す。この図15において、給水装置は、冷蔵室
1内に配設されたプラスチック製の水受皿2に溜められ
た水を給水ポンプ3により、製氷室4内に設けられた製
氷容器たる製氷皿5に供給するように構成されている。
そして、水受皿2の上には、貯水タンク6が着脱可能に
設置されている。この貯水タンク6は、給水弁7が設け
られた給水口部8から水受皿2に対し、該水受皿2内の
水位が常に給水口部8の下端開口を塞ぐ一定水位を維持
するように給水する構成となっている。
【0003】また、水受皿2内は、通水孔9を有した仕
切壁10によって水受室11と定水量室12とに仕切ら
れており、水受室11内には貯水タンク6の給水口部8
が挿入され、定水量室12には給水ポンプ3の吸入口部
3aが挿入されている。そして、給水ポンプ3が起動さ
れると、そのポンプ作用により定水量室12内の水が製
氷皿5に供給されるように構成されている。このとき、
定水量室12の水位は、次第に低下して水受室11との
間で水位差を生ずるが、両室11、12を連通している
通水孔9は小径で、給水ポンプ3による給水中に水受室
11から通水孔9を通じて定水量室12内に流入する水
はごく少ないので、製氷皿5には定水量室12内に貯留
された一定量の水が供給されるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成の給水装
置においては、給水ポンプ3による給水中に水受室11
から通水孔9を通じて定水量室12内に流入する水がご
く少量に制限されていることを前提にして定量給水が成
立している。ところが、通水孔9の径は水受皿2の成形
誤差などによりばらつくおそれがあり、通水孔9の径が
設計値より大きかったりすると、給水ポンプ3による給
水中に水受室11から定水量室12に流入する水量がば
らつき、この結果、製氷皿5への給水量が製品毎にばら
つくという問題があった。その上、水受皿2内には常時
水が溜められているため、内面に水垢が付着したり、か
び等が発生し易く、衛生上好ましくなく、また、製氷皿
2への給水中、給水ポンプ3が騒音を発し、耳障りであ
った。
【0005】これに対して、本出願人は、上記問題点を
解消する給水装置を発明し、先に出願している。この給
水装置は、製氷容器よりも上位に設けられ底部に出水口
を有する定量貯水器を備え、この定量貯水器の上に設け
られ定量貯水器に一定量の水を供給する給水口部を有す
る貯水タンクを備え、定量貯水器の出水口を開閉する出
水弁機構を備え、貯水タンクの給水口を開閉するタンク
弁機構を備え、定量貯水器から流出する水を製氷容器に
供給する給水路を備え、そして、出水弁機構を閉じた状
態でタンク弁機構を開くことにより貯水タンクから定量
貯水器に一定量の水を注水し、その後、タンク弁機構を
閉じると共に出水弁機構を開くことにより定量貯水器内
の水を製氷容器へ流出させて給水する弁操作装置を備
え、この弁操作装置を駆動するモータを備えて構成され
ている。
【0006】この構成によれば、まず出水弁機構により
定量貯水器の出水口を閉じた状態でタンク弁機構を開く
と、貯水タンクから定量貯水器に一定量の水が注水され
る。この後、タンク弁機構を閉じると共に出水弁機構を
開くことにより、定量貯水器に溜められた一定量の水を
給水路を通じて製氷容器に給水するようにしている。こ
の場合、製氷容器への給水時にはタンク弁機構を閉じて
いるので、製氷容器への定量給水精度が高くなる。ま
た、定量貯水器は製氷容器への給水時以外は空の状態に
なっているので、水垢が付着し難く、かび等も発生し難
いものである。
【0007】ところで、上記構成において、弁操作手段
は、上下動可能に設けられた操作軸と、モータの回転力
を操作軸の上下動へ変換するカムとから構成されてい
る。そして、モータによりカムを1回転させると、上述
したタンク弁機構及び出水弁機構の1周期分の開閉動作
が実行されるように構成されている。
【0008】しかし、上記構成では、何らかの原因で給
水動作を開始させる前にカムが原点(初期位置)に位置
していないことがあり、このような状態でモータに通電
してカムを駆動すると、上記1周期分の開閉操作の途中
から給水動作が行われてしまう。この場合、製氷容器内
に水が全く溜まらなかったり、少量しか溜まらなかった
りする給水不良が発生する。そして、上記給水動作を完
了した後は、製氷容器に取付けられた温度センサからの
温度検出信号に基づいて製氷容器内に給水されたか否か
の給水判定が行われ、ここで、給水されていないと判断
されると、給水不良が報知されるように構成されてい
る。具体的には、給水ランプを点灯することにより、給
水タンクへ給水することを促すように構成されている。
この場合、使用者は、水を十分入れた給水タンクをセッ
トしていることから、給水装置が故障したのではないか
と不信に思うことがあった。
【0009】尚、カムが原点に位置していない場合とし
ては、引越し等をするために、使用者が給水動作の途中
で電源プラグを電源コンセントから取外すと、カムが原
点に位置しない状態で停止してしまい、この状態の冷蔵
庫を据え付けて電源プラグを電源コンセントに差し込ん
で運転させると、上述した給水不良が発生することがあ
るのである。
【0010】そこで、本発明の目的は、給水装置による
製氷容器への定量給水精度を高くし得ると共に、定量給
水するための器に水垢やかび等が付着し難きし得、しか
も、給水動作の開始前には弁操作手段が確実に原点に位
置しているようにして、使用者に不信を抱かせることを
防止できる自動製氷装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の自動製氷装置
は、製氷容器を水平状態から回動させ且つ捩じることに
より離氷動作させた後、水平状態に戻す駆動機構と、前
記製氷容器へ給水する給水装置とを備えて成るものにお
いて、前記給水装置を、前記製氷容器よりも上位に設け
られ底部に出水口を有する定量貯水器と、この定量貯水
器の上に設けられ前記定量貯水器に一定量の水を供給す
る給水口を有する貯水タンクと、前記定量貯水器の出水
口を開閉する出水弁機構と、前記貯水タンクの給水口を
開閉するタンク弁機構と、前記定量貯水器から流出する
水を前記製氷容器へ供給する給水路と、そして、前記出
水弁機構及び前記タンク弁機構を閉じた弁初期状態から
前記タンク弁機構を開くことにより前記貯水タンクから
前記定量貯水器に一定量の水を注水し、その後、前記タ
ンク弁機構を閉じてから前記出水弁機構を開くことによ
り前記定量貯水器内の水を前記製氷容器へ流出させて給
水し、更に、前記出水弁機構を閉じることにより前記弁
初期状態へ復帰するように周期的に給水動作する弁操作
手段と、この弁操作手段を駆動するモータと、前記弁操
作手段が原点に位置していることを検知する原点検知手
段と、電源投入時に前記弁操作手段が原点に位置してい
ないことを検知したときには前記製氷容器が水平状態に
あることを条件に前記モータを駆動して前記弁操作手段
を原点に復帰させる初期化手段とから構成したところに
特徴を有する。
【0012】
【作用】上記手段によれば、給水装置によって製氷容器
へ給水する場合、弁操作手段によりまず出水弁機構が定
量貯水器の出水口を閉じた状態でタンク弁機構が開かれ
る。すると、貯水タンクから定量貯水器に一定量の水が
注水される。この後、タンク弁機構が貯水タンクの給水
口部を閉じ、出水弁機構が定量貯水器の出水口を開く状
態になる。これにより、定量貯水器に溜められた一定量
の水が給水路を通じて製氷容器に供給される。従って、
製氷容器への給水時にはタンク弁機構を閉じているの
で、製氷容器への定量給水精度が高くなる。また、定量
貯水器は製氷容器への給水時以外は空の状態になってい
るので、水垢が付着し難く、かび等も発生し難い。
【0013】一方、上記構成では、引越し等をするため
に使用者が給水動作の途中で電源プラグを電源コンセン
トから取外したりすると、弁操作手段が原点に位置しな
い状態で停止する。このような状態で、電源プラグを電
源コンセントに差し込んだり、或いは、復電したりして
電源が投入されると、この電源投入時において、弁操作
手段が原点に位置していないことが検知されるから、初
期化手段によって製氷容器が水平状態にあることを条件
にモータを通電して弁操作手段を原点に復帰させる処理
が実行される。これにより、この後、給水動作指令が発
生したときには(給水動作の開始前には)、弁操作手段
が確実に原点に位置しているようになり、給水不良が発
生することもなくなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を自動製氷装置付き冷蔵庫に適
用した第1の実施例について図1ないし図12を参照し
ながら説明する。まず、図3に示すように、冷蔵庫本体
内に設けられた製氷室21内には、製氷容器として例え
ばプラスチック製の製氷皿22が設けられている。この
製氷皿22は、駆動機構23により回動(上下反転)可
能に支持されている。この駆動機構23は、皿駆動用モ
ータ24(図10参照)及び減速装置(図示しない)を
備えて構成されている。そして、上記製氷皿22に溜め
られた水は、製氷室21に供給される冷気により冷却さ
れて氷となるように構成されている。
【0015】また、製氷皿22の外底部には、製氷皿2
2の温度を検知する温度センサである製氷用温度センサ
25(図10参照)が取付けられている。この製氷用温
度センサ25からの温度検出信号に基づいて製氷皿22
内の水の製氷完了を検知すると、駆動機構23によっ
て、製氷皿22が水平状態から上下反転され且つ捩じら
れることにより離氷動作が行われた後、水平状態に戻さ
れるように構成されている。そして、製氷皿22の下方
には、離氷されて落下した氷を貯留するための貯氷容器
(図示しない)が配設されていると共に、この貯氷容器
内に氷が一杯になったか否かを検知するための貯氷検知
レバー26が配設されている。
【0016】一方、製氷室21の上方に設けられた冷蔵
室27内には、上記製氷皿22へ給水するための給水装
置が配設されており、以下この給水装置について詳述す
る。まず、冷蔵室27内の底部には、プラスチック製の
載置台28が設けられ、この載置台28と一体に水受容
器28aが形成されている。この水受容器28aの内部
には、図4にも示すように、計量容器として例えばプラ
スチック製のほぼ円形状をなす定量貯水器29が着脱可
能に取付けられている。この定量貯水器29内には、一
定量である例えば105ccの水が貯留可能に構成され
ており、上記105ccの水量は製氷皿22内への最適
給水量である。上記定量貯水器29の底部中央には、出
水口29aが形成されており、この出水口29aは出水
弁機構30により開閉されるように構成されている。
【0017】上記出水弁機構30は、図4に示すよう
に、出水口29aに挿通されて定量貯水器29の内底面
に立設された支持アーム29bに上下動可能に支持され
た弁棒31と、この弁棒31に上下動可能に支持されて
出水口29aを定量貯水器29の外側から開閉する弁体
32とから構成されている。上記弁棒31は、定量貯水
器29側に設けられた上部弁棒31aと、弁体32側に
設けられた下部弁棒31bとを隔膜31cを介して当接
させて構成されている。そして、上部弁棒31aは、自
身の中間フランジ31dと支持アーム29bとの間に設
けられた圧縮コイルばね33により下方に付勢されてい
ると共に、弁体32及び下部弁棒31bは、該弁体32
と下部弁棒31bの下端フランジ31eとの間に設けら
れた圧縮コイルばね34により閉方向である上方に付勢
されている。
【0018】そして、詳しくは後述するように、上記定
量貯水器29内に溜められた水は、出水口29aが開放
されることにより、水受容器28a内に流出する。この
水受容器28aの底部には、流出口35が形成されてお
り、この流出口35に給水パイプ36の上端部が接続さ
れており、この給水パイプ36の下端部は製氷皿22内
に臨むように構成されている(図3参照)。この場合、
水受容器28aと給水パイプ36とは、定量貯水器29
から流出する水を製氷皿22に供給する給水路37とし
て機能する構成となっている。
【0019】一方、定量貯水器29の上には、載置台2
8に着脱可能に設置された貯水タンク38が設けられて
いる。この貯水タンク38の下面部には、図4に示すよ
うに、筒部38aが突設され、この筒部38aにキャッ
プ39が着脱可能に螺着されている。このキャップ39
のほぼ中心部には給水口39aが形成されており、この
給水口39aはタンク弁機構40により開閉されるよう
に構成されている。このタンク弁機構40は、キャップ
39の内面(図4中上面)に設けられた支持枠41に上
下動可能に支持された弁棒42と、この弁棒42の下端
部に取付けられ給水口39aを開閉する弁体43とから
構成されている。そして、弁棒42は、弁体43の上部
と支持枠41との間に設けられた圧縮コイルばね44に
より下方に付勢されており、常には給水口39aを閉じ
ている。尚、貯水タンク38は、給水口39aを通じて
外部と連なる以外は密閉されている。
【0020】上記貯水タンク38のキャップ39は、前
記定量貯水器29の上面開口部よりも径大に形成され、
定量貯水器29の上端と僅かな隙間をもって対向してい
る。従って、キャップ39は部品点数削減のために定量
貯水器29の蓋部として兼用され、定量貯水器29の上
面開口部がキャップ39により塞がれた状態となってい
る。また、キャップ39の下面側には、筒部39bが定
量貯水器29の内径寸法よりも若干小さくなるように形
成されており、定量貯水器29の内周面との間に僅かな
隙間を形成した状態で該定量貯水器29内に挿入されて
いる。そして、タンク弁機構40の弁棒42は出水弁機
構30の弁棒31と同一軸線上に配置されるように構成
されている。
【0021】一方、図3に示すように、冷蔵室27にお
ける貯水タンク38の右方部位には、タンク検知手段で
ある例えばマイクロスイッチからなるタンクスイッチ4
5が設けられている。このタンクスイッチ45は、レバ
ー46を介して貯水タンク38が載置台28上に載置さ
れて装着されたことを検出したとき、検出信号を出力す
るように構成されている。
【0022】また、図3に示すように、水受容器28a
の外底部側には、出水弁機構30及びタンク弁機構41
を開閉駆動する弁駆動装置47が配設されている。この
弁駆動装置47は、冷蔵室27の底部(仕切壁)に形成
された凹部27a内に嵌合されていると共に、載置台2
8に例えばねじ止めされて固定されている。上記弁駆動
装置47は、図7及び図8にも示すように、ケース48
に上下動可能に支持された操作部材としての操作軸4
9、並びに、駆動源である例えば同期モータからなる弁
駆動モータ50(図10参照)の他に、この弁駆動モー
タ50の回転運動を操作軸49の上下運動に変換する回
転往復運動変換手段としてのカム機構51を備えて構成
されている(図7参照)。上記弁駆動モータ50は、例
えば100Vの交流で通電駆動することが可能な同期モ
ータ(いわゆるタイマモータとして一般的に使用されて
いるモータ)から構成されている。
【0023】上記カム機構51は、図7に示すように、
弁駆動モータ50の回転軸50aの回転を減速する減速
歯車機構52と、この減速歯車機構52により回転駆動
される円板状のカム53とから構成されている。上記カ
ム53は、図9に示すように、上面の外周部に凹凸状の
カム面53aが形成されていると共に、外周部の下端に
減速歯車機構52の歯車と噛合する歯車部53bが形成
されている。そして、操作軸49の下端が上記カム53
のカム面53aに接触するようになっており、操作軸4
9はカム53の1回転により上下方向に1往復するよう
に構成されている(図8参照)。この構成の場合、操作
軸49の下端がカム面53aの最上位面53cに当接す
ると操作軸49が上限位置に位置し、操作軸49の下端
がカム面53aの中間位置面53dに当接すると操作軸
49が中間位置に位置し、操作軸49の下端がカム面5
3aの最下位面53eに当接すると操作軸49が下限位
置に位置するように構成されている。この場合、図7に
示すように、操作軸49とカム機構51とから弁操作手
段54が構成されている。尚、操作軸49は、図4に示
すように、ケース48の上面部に突設された筒部48a
内に挿通支持されている。
【0024】また、操作軸49は、図4に示すように、
水受容器28aの底部に形成された孔28bを挿通して
上方に突出されている。この孔28bは、水流出防止用
のパッキン55によって閉鎖されており、操作軸49は
このパッキン55の伸縮を伴って上下動するように構成
されている。そして、前記出水弁機構30の弁棒31が
上記操作軸49の上端部にパッキン55を介して当接し
ている。ここで、操作軸49は、給水動作開始前におい
ては上下動範囲の中間位置で停止した状態にある(詳し
くは後述する)。このとき、出水弁機構30の弁棒31
は操作軸49により、下限位置から所定量押し上げられ
た位置にあるも、その上端はタンク弁機構40の弁棒4
2からは離れている。このような状態において、出水弁
機構30の弁体32が圧縮コイルばね34の弾発力によ
り定量貯水器29の下面に押し付けられてその出水口2
9aを閉じると共に、タンク弁機構40の弁体43が圧
縮コイルばね44の弾発力により貯水タンク38の給水
口39aを閉じるように構成されている。
【0025】そして、製氷皿22への給水動作は、上記
カム53が1回転することによって行われるようになっ
ており、そのカム53の1回転により操作軸49が一往
復して出水弁機構30及びタンク弁機構40を1周期分
開閉する構成となっている。この場合、上述したよう
に、給水動作前の弁初期状態では操作軸49は上下動範
囲の中間位置で停止していることから、該操作軸49の
一往復は、その中間位置から開始される。そして、操作
軸49は、カム53の回転に伴って、まず中間位置から
上限位置まで上昇し(第1行程)、次に上限位置から下
限位置まで下降し(第2行程)、そして下限位置から中
間位置に戻って停止するように構成されている(第3行
程)。
【0026】従って、製氷皿22への給水を行うべく通
電された弁駆動モータ50は、操作軸49が中間位置に
戻ったとき、断電されるように構成する必要がある。こ
のように弁駆動モータ50を制御するために、図7に示
すように、カム53が原点(初期位置)に位置している
ことを検知する原点検知手段56が設けられている。こ
の原点検知手段56は、カム53の外周部に取着された
マグネット57とケース48側に設けられたホールIC
58とから構成されている。このホールIC58は、図
示しないホール素子を備えて構成されている。上記ホー
ルIC58は、カム53がほぼ原点に位置していると
き、図11(d)に示すように、マグネット57が近接
して例えばロウレベルの検知信号を出力し、それ以外の
ときハイレベルの信号を出力する構成となっている。
【0027】一方、電気的構成を示す図10において、
制御装置である例えばマイクロコンピュータ59は、自
動製氷装置の製氷及び給水運転並びに冷蔵庫の運転を制
御する機能を有しており、そのための制御プログラムを
記憶している。このマイクロコンピュータ59が初期化
手段の機能を有している。上記マイクロコンピュータ5
9は、貯氷容器内が氷で一杯であることを検知する貯氷
検知レバー26により作動する貯氷検知スイッチ60か
らの検知スイッチ信号、製氷皿22が水平状態であるこ
とを検知する皿水平スイッチ61からの検知スイッチ信
号、製氷用温度センサ25からの検知信号、製氷室21
の扉の開閉状態を検知する扉スイッチ62からの検知ス
イッチ信号、貯水タンク38の有無を検知するタンクス
イッチ45からの検知スイッチ信号、原点検知手段56
のホールIC58からの検知信号を受けるように構成さ
れている。
【0028】そして、マイクロコンピュータ59は、駆
動機構23の皿駆動用モータ24をトランジスタ等から
なるスイッチング素子63を介して通断電制御(正転、
反転及び停止制御)し、給水異常報知(貯水タンク38
に給水が必要であることの報知)用の例えば発光ダイオ
ードからなる給水ランプ64を点灯制御し、弁駆動モー
タ50をドライブ回路65を介して通断電制御するよう
に構成されている。この場合、ドライブ回路65は、リ
レーやトライアック等から構成されている。また、弁駆
動モータ50には、交流電源66から100Vの交流電
圧が供給されるようになっている。尚、皿駆動用モータ
24には、直流電源(図示しない)から例えば+12V
の直流電圧が供給されるようになっている。また、上記
マイクロコンピュータ59は、冷凍室内の温度を検知す
る冷凍室温度センサ及び冷蔵室26内の温度を検知する
冷凍室温度センサからの温度検知信号を受けると共に、
冷蔵庫の冷凍サイクルの一部を構成するコンプレッサを
通断電制御し、また、冷却器で生成された冷気を各室
(製氷室21や冷蔵室27や冷凍室)内へ供給するファ
ン装置のファンモータを通断電制御するように構成され
ている。
【0029】次に、上記構成の作用を図1、図2及び図
12も参照して説明する。まず、図11に従って、出水
弁機構30及びタンク弁機構40の各開閉動作と、弁駆
動装置47の操作軸49の上下方向の移動(即ちカム5
3の回転)との関係を説明する。尚、図11では、操作
軸49の中間位置をPC、上限位置をPU、下限位置を
PLで示している。今、カム53が原点に位置している
初期(待機)状態であるとき、操作軸49が中間位置P
Cに位置しており、出水弁機構30及びタンク弁機構4
0の弁体32及び43はそれぞれ出水口29a及び給水
口39aを閉じている。即ち、操作軸49が中間位置P
Cに位置しているとき、出水弁機構30及びタンク弁機
構40が閉じた第1の弁状態(即ち弁初期状態)となっ
ている。そして、このとき、原点検知手段56のホール
素子58から出力される検出信号の電圧レベルは、図1
1(d)に示すように、ロウレベルである。
【0030】次に、弁駆動モータ50が通電されてカム
53が回転され始めると、操作軸49が中間位置PCか
ら上限位置PUまで上昇し始める。すると、出水弁機構
30の弁棒31が操作軸49によって押し上げられるよ
うになる。このとき、弁棒31は圧縮コイルばね33、
34を押し縮めながら押し上げられるため、出水弁機構
30の弁体32は出水口29aを閉じたままに維持さ
れ、従って弁棒31は停止状態にある弁体32に対して
スライドしながら上昇する。そして、出水弁機構30の
弁棒31が所定高さ位置まで押し上げられると、該弁棒
31がタンク弁機構40の弁棒42に当接してこれを圧
縮コイルばね44の弾発力に抗して押し上げるため、弁
体43が給水口39aを開く(第1行程)。このときに
は、ホール素子58から出力される検出信号の電圧レベ
ルは、図11(d)に示すように、ハイレベルとなる。
そして、操作軸49が上限位置PUに位置いる間、給水
口部39aが開いている。この場合、操作軸49が上限
位置PUに位置しているとき、タンク弁機構40だけが
開く第2の弁状態となっている。
【0031】この後、カム53の回転に応じて操作軸4
9が上限位置PUから下限位置PLまで下降する第2行
程に転ずると、出水弁機構30及びタンク弁機構40の
弁棒31及び42が圧縮コイルばね33,34及び44
の弾発力によって押し下げられ、まずタンク弁機構40
の弁体43が給水口39aを閉じる。そのとき、出水弁
機構30の弁体32は弁棒31の下降にも拘らず、圧縮
コイルばね34により上方に付勢されているため、定量
貯水器29の底部に押し付けられたままにされ、出水口
29aは閉じられたままに維持される。その後、出水弁
機構30の弁棒31がタンク弁機構41の弁棒42から
離れ、該弁棒31が更に下降すると、圧縮コイルばね3
4が伸び切って弁体32を上方に付勢する弾発力を失う
ため、弁体32が弁棒31と一体的に下方に移動して定
量貯水器29の底部から離れ、その出水口29aを開く
ようになる。そして、操作軸49が下限位置PLに至
り、該下限位置PLに位置している間、出水口29aが
開いている。この場合、操作軸49が下限位置PLに位
置しているとき、出水弁機構30だけが開く第3の弁状
態となっている。
【0032】更に、この後、カム53の回転に応じて操
作軸49が下限位置PLから中間位置PCまで上昇する
第3行程に移行すると、出水弁機構30の弁棒31も圧
縮コイルばね33を押し縮めながら上昇するようにな
る。更に、操作軸49ひいては弁棒31が所定量上昇す
ると、圧縮コイルばね34が再び押し縮められるように
なり、その弾発力により弁体32が定量貯水器29の底
部に押し付けられてその出水口29aを閉じる。そし
て、操作軸49が元の中間位置PCに戻り(第1の弁状
態に戻り)、カム53が1回転してほぼ原点(初期状
態)に戻ると、ホール素子58から出力される検出信号
の電圧レベルが、図11(d)に示すように、ロウレベ
ルになることから、これにより、原点に戻ったことが検
知されて弁駆動モータ50が断電停止され(具体的に
は、検出信号がロウレベルになった時点から予め決めら
れた設定時間t、例えば1.5秒だけ経過した時点で断
電され)、カム53の回転及び操作軸49の移動が停止
されるように構成されている。
【0033】さて、図1及び図2に示すフローチャート
は、マイクロコンピュータ59に記憶された制御プログ
ラムにおける電源投入時の初期動作の制御内容と自動製
氷装置の給水動作の制御内容とを示すものであり、以
下、このフローチャートに従って上記各動作を説明す
る。まず、使用者が冷蔵庫を据え付けてその電源プラグ
を電源コンセントに差し込むと、冷蔵庫の電源が投入
(オン)される(図1のステップS1参照)。すると、
マイクロコンピュータ59により冷蔵庫の冷凍サイクル
を構成するコンプレッサが通電されて(ステップS
2)、冷蔵庫の各室(冷蔵室27、冷凍室、製氷室21
等)内の冷却が開始される。
【0034】続いて、マイクロコンピュータ59は、自
動製氷装置の皿水平スイッチ61からの検知信号に基づ
いて製氷皿22が水平状態にあるか否かの判断を行う
(ステップS3)。ここで、製氷皿22が水平状態にな
ければ、ステップS3にて「NO」へ進み、皿駆動用モ
ータ24を通電駆動して製氷皿22を回転させて水平状
態に戻す(ステップS4)。これにより、ステップS3
にて「YES」へ進む。次いで、給水装置のカム53及
び操作軸49が原点に位置しているか否かを判断する
(ステップS5)。この場合、ホールIC58からの検
出信号がロウレベルであるか否かを判断する。ここで、
カム53及び操作軸49が原点に位置していないとする
と、ステップS5にて「NO」へ進み、カム53及び操
作軸49を原点に戻す処理を行う(ステップS6)。
【0035】この場合、具体的には、弁駆動モータ50
を通電駆動して、ホールIC58からの検出信号がロウ
レベルになるまでカム53を回転させる。そして、ホー
ルIC58からの検出信号がロウレベルになったら、そ
の時点から約1.5秒(オーバーラン時間)経過した時
点で弁駆動モータ50を断電停止させるようにしてい
る。この場合、上記した処理ステップS1〜S6までの
処理が電源投入時の初期動作の制御である。この制御が
行われることによって、電源投入時にカム53及び操作
軸49(弁操作手段)が原点に位置していないことを検
知したときには、製氷皿22が水平状態にあることを条
件に弁駆動モータ50を通電してカム53及び操作軸4
9を原点に復帰させる処理が行われる構成となってい
る。この結果、何等かの原因で電源投入の前にカム53
及び操作軸49が原点に位置していない場合があったと
しても、上記電源投入時の初期動作処理によりカム53
及び操作軸49が確実に原点に位置するようになるので
ある。
【0036】この後、製氷皿22の温度を検知する製氷
用温度センサ25による検知温度が製氷完了温度に達し
たか否かの判断、具体的には、上記検知温度が−12.
5℃以下になったか(或いは−9.5℃以下の状態が2
時間継続するようになったか)否かの判断を行う(ステ
ップS7)。ここで、製氷皿22内の水の製氷が完了し
て、図12(a)に示すように、製氷用温度センサ25
による検知温度が−12.5℃以下になる(或いは−
9.5℃以下の状態が2時間継続するようになる)こと
から、その時刻t0で、ステップS7にて「YES」へ
進み、離氷動作を開始する(ステップS8)。
【0037】具体的には、図12(b)に示すように、
駆動機構23の皿駆動用モータ24を正転方向へ通電駆
動することにより製氷皿22を上下反転させ且つ捩じっ
て、製氷皿22から氷を離氷させる。そして、製氷皿2
2が反転位置に達した後は、皿駆動用モータ24を反転
方向へ通電させることにより、製氷皿22を反対方向へ
回転させて元の水平位置に戻し、図12(b)及び
(c)に示すように、水平位置に戻ったら皿駆動用モー
タ24を断電停止させる。続いて、皿水平スイッチ61
からの検知信号に基づいて離氷動作が完了したか否か
(製氷皿22が水平に戻ったか否か)を判断し(ステッ
プS9)、この場合、図12(b)及び(c)に示す時
刻t1において離氷動作が完了したとすると、この時点
でステップS9にて「YES」へ進み、以下、製氷皿2
2内への給水動作を実行する。尚、貯氷検知レバー26
及び貯氷検知スイッチ60により貯氷容器内が氷で一杯
であることを検知しているときには、一杯でなくなるま
で製氷皿22内への給水動作を実行せずに待機するよう
に構成されている。
【0038】さて、製氷皿22内への給水動作を実行す
るに際して、まずマイクロコンピュータ59は、マイク
ロコンピュータ59に内蔵されたタイマの計時動作を開
始する(図2のステップS10)と共に、弁駆動モータ
50を通電開始する(ステップS11)。上記タイマは
弁駆動モータ50の通電時間を給水動作開始から積算し
て計時するためのタイマであり、上記計時動作を開始す
るに際しては計時時間をリセット(零クリア)してから
計時開始するように構成されている。続いて、今の場
合、貯水タンク38がセットされているとすると、ステ
ップS12にて「YES」へ進む。また、弁駆動モータ
50の通電によりカム53が回転し始めると、マグネッ
ト57がホールIC58に近接しなくなるから(原点に
位置しなくなるから)、ホールIC58から出力される
検出信号の電圧レベルはハイレベルとなり、ステップS
13にて「NO」へ進む。更に、タイマの計時時間が例
えば80秒未満であれば、ステップS14にて「NO」
へ進む。即ち、カム53が1回転してほぼ原点に戻るま
で、または、タイマの計時時間が80秒に達するまで、
上記ステップS12にて「YES」、S13にて「N
O」、S14にて「NO」へ進むループ処理が繰り返さ
れるように構成されている。
【0039】ここで、上記弁駆動モータ50の通電開始
によりカム53が回転し始めると、まず操作軸49が中
間位置PCから上限位置PUまで上昇する(第1行
程)。すると、図5に示すように、出水弁機構30の弁
体32が定量貯水器29の出水口29aを閉じたままに
した状態で、タンク弁機構41が貯水タンク38の給水
口39aを開く。これにより、貯水タンク38内の水が
給水口39aを通じて定量貯水器29内に流出し、該定
量貯水器29内に一定量(例えば105cc)の水が溜
められる。具体的には、給水口39aからの水の流出に
伴い、定量貯水器29内の水位が上昇し、その水面によ
り給水口39aの下端部である筒部39bの下端開口が
塞がれると、給水口39aからの水の流出が止まる。こ
のとき、筒部39bは常に一定の高さ位置に支持されて
いるため、定量貯水器29内には、常に一定水位、換言
すれば一定水量の水が貯留されることになる。
【0040】そして、上述したようにして定量貯水器2
9内に一定量の水が溜められると共に貯水タンク38の
給水口39aの下方側内に水が満たされた後、操作軸4
9が上限位置PUから下限位置PLまで下降する第2行
程に移る。この場合、弁駆動用モータ50は、上述した
ように定量貯水器29内に一定量の水が溜められるのに
十分な時間を、第1行程と第2行程との間に確保するよ
うにカム53を回転駆動する構成となっている。そし
て、上記操作軸49の下降に伴ってまずタンク弁機構4
0の弁体43が貯水タンク38の給水口39aを閉じ、
その後、出水弁機構30の弁体32が定量貯水器29の
底部から離れてその出水口29aを開くようになる。す
ると、図6に示すように、定量貯水器29内に溜められ
た水及び貯水タンク38の給水口39aの下方側内に存
在する水が出水口29aから水受容器28aに流出し、
そして落差により流出口35から給水パイプ36を通じ
て製氷皿22内へ供給される。
【0041】この場合、図11に示すように、操作軸4
9が下限位置PLまで下降した時点で、出水弁機構30
が出水口29aを完全に開く。そして、カム53が更に
回転して操作軸49が下限位置PLから中間位置PCに
復帰する第3行程に移ると、出水弁機構30の弁棒31
が操作軸49により所定量押し上げられることから、該
出水弁機構30の弁体32が出水口29aを閉じるよう
になる。尚、このときには、製氷皿22への給水が終了
するのに十分な時間を、出水弁機構30が開放してから
閉鎖するまでの間に確保するように、弁駆動用モータ5
0がカム53を回転駆動する構成となっている。
【0042】この後、カム53が更に回転して操作軸4
9が図11に示す中間位置PCまで上昇し、出水弁機構
30(出水口29a)が閉じると、カム53がほぼ原点
に戻る(1回転する)と共に、マグネット57がホール
IC58に近接する。これにより、ホールIC58から
出力される検出信号の電圧レベルがロウレベルになるか
ら、ステップS13にて「YES」へ進む。尚、カム5
3が1回転するのに要する時間は、本実施例の場合、交
流電源の周波数が50Hzのとき例えば72.5秒、6
0Hzのとき例えば60.4秒に設定されている。この
ため、モータ50及びカム53が正常に動作している限
り、ステップS14にて「YES」へ進むことはない。
【0043】さて、上記ステップS13にて「YES」
へ進んだ後、続いて、図11(d)に示すように、ホー
ルIC58からの検出信号がロウレベルになった時点か
ら設定時間tだけ経過した時点で弁駆動用モータ50が
断電停止される(ステップS15、S16)。この設定
時間tがオーバーラン時間であり、本実施例の場合、例
えば1.5秒に設定されている。上記オーバーラン時間
処理(ステップS15)は、原点を検出信号のロウレベ
ル区間の中間部分に位置させるために行う処理である。
そして、上記弁駆動用モータ50の断電によりカム53
及び操作軸49が当該位置、即ち、原点に戻って停止
し、上記出水口29aが閉じられた状態になる。続い
て、予め決められた給水判定用の時間(例えば5.5
分)が経過するのを待つ(ステップS17)。尚、この
給水判定用の時間は、製氷皿22内に給水された水によ
り製氷皿22の温度(製氷用温度センサ25による検知
温度)が上昇するのを待つ時間である。
【0044】この後、上記時間(5.5分)が経過する
と、製氷皿22内に実際に給水されたか否かを判断する
処理が行われる(ステップS18)。具体的には、マイ
クロコンピュータ59は、製氷用温度センサ25による
検知温度が−9.5℃以上になったか否かを判断する。
ここで、水が製氷皿22内に実際に給水されておれば、
製氷用温度センサ25の検知温度が−9.5℃以上にな
るので、ステップS18にて「YES」へ進み、給水動
作を完了する。この後、製氷皿22内に供給された水が
製氷室21内の冷気により冷却されて製氷動作が進行す
る。そして、製氷用温度センサ25による検知温度が製
氷完了温度に達したか否かの判断、具体的には、上記検
知温度が−12.5℃以下になったか(或いは−9.5
℃以下の状態が2時間継続するようになったか)否かの
判断を行う(ステップS19)。ここで、製氷が完了す
ると、上記ステップS19にて「YES」へ進み、ステ
ップS8へ戻って、前述したと同様にして製氷皿22か
らの離氷動作が実行され、更に、製氷皿22への給水動
作が繰り返し行われるように構成されている。
【0045】一方、上記ステップS18において、製氷
用温度センサ25による検知温度が−9.5℃以上にな
らなければ、製氷皿22内に給水されていないと判断
し、ステップS18にて「NO」へ進み、給水ランプ
(給水LED)64を点灯する(ステップS20)。こ
の給水ランプ64の点灯報知によって、使用者は貯水タ
ンク38に給水を行う必要があることがわかる。
【0046】そして、使用者が貯水タンク38を取り外
してこれに給水するまでの間は、ステップS21にて
「NO」へ進み、待機する。この後、使用者が貯水タン
ク38に給水してから該貯水タンク38を再び装着する
と、この再装着をタンクスイッチ45からの検出信号に
基づいて検知して、ステップS21にて「YES」へ進
み、給水ランプ64を消灯した後(ステップS22)、
ステップS10へ戻り、再び給水動作を実行するように
構成されている。
【0047】一方、給水動作中、即ち、カム53の回転
中に弁駆動モータ50がロックしてカム53が回転でき
なくなったり、或いは、ホールIC58が故障して(ま
たはマグネット57が外れて)原点を検知できなくなっ
たりする故障が発生すると、タイマの計時時間が80秒
を越えるから、前記ステップS14において「YES」
へ進む。そして、弁駆動モータ50を断電する(ステッ
プS23)と共に、ブザーを鳴動させたり、故障報知用
の発光ダイオードを点灯させたりして故障を報知し(ス
テップS24)、給水動作を停止するように構成されて
いる。尚、この故障報知がなされた場合には、サービス
マンを呼んで修理させる必要がある。
【0048】次に、給水動作中、即ち、弁駆動モータ5
9の通電中に貯水タンク38が取り外された場合の動作
(制御)について説明する。この場合には、ステップS
12において「NO」へ進み、カム53がほぼ原点に戻
ったか(1回転したか)否かの判断をする(ステップS
25)。今の場合、カム53は原点に戻っていないか
ら、ステップS25にて「NO」へ進む。更に、タイマ
の計時時間が80秒未満であれば、ステップS26にて
「NO」へ進む。即ち、カム53がほぼ1回転して原点
に戻るまで、または、タイマの計時時間が80秒に達す
るまで、上記ステップS25にて「NO」、S26にて
「NO」へ進むループ処理を繰り返すように構成されて
いる。
【0049】この場合、上記弁駆動モータ50の通電に
よりカム53が回転すると、それに応じて操作軸49が
上述したように上下方向に移動して出水弁機構30が開
閉動作する(尚、貯水タンク38が再び装着されれば、
タンク弁機構40も開閉動作する)。そして、カム53
がほぼ原点に戻ると、マグネット57がホールIC58
に近接し、ホールIC58からの検出信号の電圧レベル
がロウレベルになるから、ステップS25にて「YE
S」へ進む。続いて、図11(d)に示すように、ホー
ルIC58からの検出信号がロウレベルになった時点か
ら設定時間tだけ経過した(オーバーラン時間処理を行
った)時点で弁駆動用モータ50が断電停止される(ス
テップS27、S28)。更に、予め決められた給水判
定用の時間(例えば5.5分)が経過するのを待った後
(ステップS29)、製氷用温度センサ25からの検知
温度に基づいて製氷皿22内に実際に給水されたか否か
を判断する処理が行われる(ステップS30)。
【0050】ここで、製氷用温度センサ25の検知温度
が−9.5℃以上になれば、給水が完了したと判定し、
ステップS30にて「YES」へ進み、給水動作を完了
する。一方、ステップS30において、製氷用温度セン
サ25の検知温度が−9.5℃以上にならなければ、製
氷皿22内に給水されていないと判定し、ステップS3
0にて「NO」へ進み、ステップS10へ戻り、給水動
作を再び実行するようになっている。この場合、給水動
作の途中で貯水タンク38が取り外されているので、製
氷皿22内に給水されない場合があり、そのような場合
には、ステップS30にて「NO」へ進み、給水ランプ
64を点灯しないで(給水不良を報知しないで)、ステ
ップS10へ戻って給水動作が再び実行されるように構
成されている。
【0051】尚、自動製氷装置において離氷動作を行う
直前に、貯水タンク38がセットされていないことを検
知した場合には、貯水タンク38が再セットされるまで
離氷動作を行わずに待機するように構成されている。
【0052】また、給水動作中、即ち、カム53の回転
の途中において、弁駆動モータ50がロックしてカム5
3が回転できなくなったり、或いは、ホールIC58が
故障して(またはマグネット57が外れて)原点を検知
できなくなったりする故障が発生した場合には、タイマ
の計時時間が80秒を越えるから、前記ステップS26
において「YES」へ進む。そして、弁駆動モータ50
を断電する(ステップS31)と共に、ブザーを鳴動さ
せたり、故障報知用の発光ダイオードを点灯させたりし
て故障を報知し(ステップS32)、給水動作を停止す
るように構成されている。
【0053】このような構成の本実施例によれば、給水
口39aの下方側内の水も含めて定量貯水器29に溜め
られた一定量(105cc)の水だけが製氷皿22に供
給される。このとき、図15に示す従来構成のもの、す
なわち通水孔9を通じて水受室11に連通された定水量
室12内の水を給水ポンプ3により製氷皿5に供給する
構成のものとは異なり、製氷皿22への給水時にはタン
ク弁機構40を閉じているので、製氷皿22への給水時
に定量貯水器29内に他から水が流入するおそれがなく
なり、常に一定量の水を製氷皿22に供給でき、精度の
良い定量給水を行うことができる。しかも、定量貯水器
29内の水は給水パイプ36内を自然落下することによ
り製氷皿22に供給されるので、給水ポンプ3により給
水するものとは異なり、給水中に大きな騒音が発生する
おそれがなく、静音給水が可能となる。この場合、弁駆
動装置47の駆動源をモータ(弁駆動モータ50)とし
たので、弁駆動装置47の駆動源としてソレノイドを用
いる構成に比べて、静音給水にとってより効果的であ
る。
【0054】また、上記実施例では、定量貯水器29は
常には空になっていて製氷皿22への給水時の僅かな時
間帯だけ水を溜める構成としたので、定量貯水器29内
に製氷皿22に供給するための水を常時溜めておく構成
のものとは異なり、定量貯水器29に水垢がたまった
り、かびが発生したりし難く、また、冷蔵室27内に収
容された食品の臭いが定量貯水器29内の水に吸収され
たりすることがなくなる。ちなみに、製氷皿22での製
氷が完了するまで所要時間は2〜5時間であるので、定
量貯水器29に常時水を溜めておいた場合、冷蔵室27
内の食品の臭いがその水に吸収されてしまうおそれがあ
る。また、上記実施例では、定量貯水器29は着脱可能
であるから、長期使用により、汚れた場合には、水受容
器28aから取り外して水洗い等により簡単に清掃でき
便利である。
【0055】更に、上記実施例では、操作軸49が中間
位置PCに位置しているとき、出水弁機構30及びタン
ク弁機構40を閉じた第1の弁状態(弁初期状態)が設
定され、操作軸49が上限位置PUに位置していると
き、タンク弁機構40だけを開いた第2の弁状態が設定
され、操作軸49が下限位置PLに位置しているとき、
出水弁機構30だけを開いた第3の弁状態が設定される
ように構成すると共に、上記第1ないし第3の弁状態を
順に切替設定する構成としたので、出水弁機構30及び
タンク弁機構40が同時に開かれることがなくなり、製
氷皿22に過剰に給水することを防止できる。
【0056】一方、上記構成では、引越し等をするため
に使用者が給水動作の途中で電源プラグを電源コンセン
トから取外したりすると、カム53及び操作軸49(弁
操作手段54)が原点に位置しない状態で停止してしま
う。ここで、本実施例の電源投入時の初期動作を行わな
い構成を考えて見ると、上記状態で弁駆動モータに通電
してカムを駆動すると、出水弁機構30及びタンク弁機
構40の1周期分の開閉操作の途中から給水動作が行わ
れてしまう。この場合、製氷皿22内に水が全く溜まら
なかったり、少量しか溜まらなかったりする給水不良が
発生する。そして、上記給水動作を完了した後は、製氷
皿22内に給水されたか否かの給水判定が行われ、ここ
で、給水されていないと判断されると、給水不良が報知
されるように構成されている。具体的には、給水ランプ
を点灯することにより、給水タンクへ給水することを促
すように構成されている。このような場合、使用者は、
水を十分入れた給水タンクをセットしていることから、
給水装置が故障したのではないかと不信に思うことがあ
った。
【0057】これに対して、上記実施例では、カム53
及び操作軸49が原点に位置していない状態で、電源プ
ラグを電源コンセントに差し込むことにより電源が投入
されると、この電源投入時において、カム53及び操作
軸49が原点に位置していないことを検知すると共に、
製氷容器が水平状態にあることを条件に弁駆動モータ5
0を通電してカム53及び操作軸49を原点に復帰させ
る処理を実行するように構成されている。これにより、
この後、給水動作指令が発生したときには(給水動作の
開始前には)、カム53及び操作軸49が確実に原点に
位置しているようになるから、給水不良が発生すること
を防止できると共に、給水装置が故障したのではないか
と使用者が不信に思うことを防止できる。
【0058】尚、カム53及び操作軸49を原点に強制
的に戻す際に、製氷皿22内へ給水されることがある
が、この給水動作の前には、製氷皿22内は空であるか
ら2重給水が発生することはない。ここで、製氷皿22
内が空である理由は、カム53及び操作軸49が原点に
位置していない事態が発生する場合は、給水動作の途中
で電源が遮断された場合であるから、その場合には、離
氷動作が完了しているのであり、従って、製氷皿22内
が空となっているのである。
【0059】また、上記実施例では、給水動作を行って
いないときには(常には)、タンク弁機構40に加えて
出水弁機構30も閉じた状態(第1の弁状態)に保持す
るように構成したので、例えば貯水タンク38の筒部3
8aに螺合されているキャップ39の締付力が弱く、筒
部38aとキャップ39との僅かな隙間から水が漏れ出
るような場合、その水はキャップ39の外側を伝って定
量貯水器29内に溜められるようになる。従って、貯水
タンク38から漏れ出る水が給水パイプ36を介して製
氷皿22内に供給され、該製氷皿22から水がオーバー
フローするという不具合の発生を未然に防止できる。
尚、貯水タンク38から漏れて定量貯水器29に溜めら
れた水は次の給水時に製氷皿22に供給される。また、
出水弁機構30としては、1個の弁体32を備えるだけ
で済み、コストの低減化を図ることができる。そして、
上記実施例では、弁駆動装置47を、操作軸49とこの
操作軸49をカム機構51を介して移動駆動する弁駆動
モータ50とから構成したので、弁駆動装置47を簡単
且つ信頼性の高い構成にて実現することができる。
【0060】更に、上記実施例では、弁駆動装置47に
より給水動作を実行しているときに、貯水タンク38が
セットされていないことを検知しても、弁駆動モータ5
0を通電し続けて給水動作を完了させるように制御する
構成としたので、使用者が給水動作の途中で貯水タンク
38を取り外すことがあっても、給水動作を完了させる
ことができる。従って、確実に弁初期状態(第1の弁状
態)へ戻すことが可能となる。
【0061】ところで、給水動作を実行しているとき
に、使用者により貯水タンク38が再びセットされるこ
とがある。このような場合には、給水動作が完了して
も、製氷皿22に給水されていない可能性が高い。従っ
て、給水動作完了後の給水判定において、給水されなか
ったと判定されて、給水不良が報知される。具体的に
は、貯水タンク38に水を補給することを指示する給水
ランプ64を点灯する。しかし、この場合、使用者は貯
水タンク38を既にセットしているので、使用者は給水
装置が故障したのではないかと不信に思うことがある。
【0062】これに対して、上記実施例では、弁駆動装
置47により給水動作を実行しているときに、貯水タン
ク38が取り外された後、再びセットされても、その給
水動作完了後の給水判定において給水されなかったと判
定された場合、給水異常を報知することなく弁駆動装置
47を再び給水動作させる構成とした。これによって、
給水異常を報知しないから、使用者は給水装置が故障し
たのではないかと不信に思うことがない。そして、貯水
タンク38をセットした状態で、再び給水動作が行われ
るので、製氷皿22へ確実に給水することができる。
【0063】更に、上記実施例では、給水不良の報知を
実行しないことに加えて、離氷動作を実行しないように
して、弁駆動装置47を再び給水動作させるように制御
する構成であるので、この場合、離氷動作を実行しない
から、即ち、製氷皿22を上下反転させないから、騒音
の発生を防止できると共に、製品寿命を長くすることが
できる。
【0064】一方、上記実施例では、給水動作中(即
ち、カム53の回転中)に弁駆動モータ50がロックし
てカム53が回転できなくなったり、或いは、ホールI
C58等が故障したりして、カム53が原点に戻らなか
ったりする故障が発生した場合には、タイマの計時時間
が80秒を越えるから、フローチャート(図1、図2参
照)のステップS14または26において「YES」へ
進む。そして、弁駆動モータ50を断電する(ステップ
S23またはS31)と共に、ブザーを鳴動させたり、
故障報知用の発光ダイオードを点灯させたりして故障を
報知し(ステップS24またはS32)、給水動作を停
止するように構成されている。これによって、弁駆動モ
ータ50がロックしたり、或いは、ホールIC58等が
故障したりして、カム53が原点に戻らなかった場合に
弁駆動モータ50を確実に断電停止することができる。
【0065】尚、上記実施例では、カム機構51により
弁駆動モータ50の回転運動を操作軸49の直線運動に
変換するように構成したが、これに限られるものではな
く、他の回転運動・直線運動変換手段、例えばねじ機
構、或いはクランク機構等を用いるように構成しても良
い。
【0066】一方、上記実施例では、電源投入時にカム
53及び操作軸49を原点に強制的に戻す動作を実行す
るように構成したが、電源を投入していないときに使用
者が非常に特殊な操作(水が溜まった定量貯水器29を
外し、出水弁機構30を強制的に開放させる操作)を行
うと、上記原点復帰動作の実行の際に、製氷皿22内へ
の2重給水が発生することが考えられる。このような2
重給水をも確実に防止するための構成として、本発明の
第2の実施例を図13及び図14に示す。
【0067】以下、図13及び図14に従って第2の実
施例を説明する。尚、図13及び図14において、第1
の実施例の図1及び図2のフローチャートと同一の処理
ステップには、同一のステップ番号を付している。ま
た、自動製氷装置及びその給水装置の機械的構成並びに
電気的構成は、第1の実施例の構成と同じ構成となって
いる。上記第2の実施例では、電源投入時にカム53及
び操作軸49を原点に強制的に戻す動作の実行を止め
て、給水動作指令が発生したときに(即ち、給水動作の
開始前に)、カム53及び操作軸49が原点に位置して
いるか否かを判断し、原点に位置していないときには、
給水動作完了後の給水判定において給水されていないこ
とを検知したら、給水ランプ64を点灯しないで(給水
不良を報知しないで)、給水動作を再び実行させるよう
に制御している。
【0068】具体的には、図13に示すように、第1の
実施例におけるステップS3〜S6を実行しないように
除去している。そして、第1の実施例におけるステップ
S9とステップS10(図14参照)との間に、判断ス
テップS101を加入している。この判断ステップS1
01においては、給水動作開始前にカム53及び操作軸
49が原点に位置しているか否かを判断する。この場
合、ホール素子58からの検出信号がロウレベルである
か否かを判断する。ここで、カム53及び操作軸49が
原点に位置しているとすると、ステップS101にて
「YES」へ進み、マイクロコンピュータ59に内蔵さ
れたタイマの計時動作を開始する(ステップS10)と
共に、弁駆動モータ50を通電開始する(ステップS1
1)。以下の処理は、第1の実施例とほぼ同様にして実
行されるようになっている。
【0069】次に、何等かの原因で、給水動作開始前に
カム53及び操作軸49が原点に位置していない場合の
給水動作について説明する。この場合には、ホール素子
58からの検出信号がハイレベルであるから、前記ステ
ップS101にて「NO」へ進み、マイクロコンピュー
タ59に内蔵されたタイマの計時動作を開始する(ステ
ップS102)と共に、弁駆動モータ50を通電開始す
る(ステップS103)。この後は、ステップS25へ
進み、第1の実施例における給水動作中に貯水タンク3
8が取り外された場合の給水動作と同様な動作(制御)
が行われるようになっている。
【0070】このように動作させる理由は、給水動作開
始前にカム53が原点に位置していない場合、カム53
を原点に戻るまで回転させても、製氷皿22内に給水さ
れない場合があり、そのような場合には、ステップS3
0にて「NO」へ進み、給水ランプ64を点灯しないで
(給水不良を報知しないで)、ステップS101へ戻っ
て給水動作を再び実行させるようにするためである。そ
して、この再給水動作は、カム53が原点に位置してい
る状態から開始されるので、製氷皿22内への給水が完
了するようになる。
【0071】従って、上記第2の実施例においても、第
1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
特に、第2の実施例では、電源投入時にカム53及び操
作軸49が原点に位置していない場合であって、しか
も、電源を投入していないときに使用者がどのような操
作を実行したとしても、製氷皿22内への2重給水を確
実に防止することができる。
【0072】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、電源投入時に弁操作手段が原点に位置していないこ
とを検知したときには、製氷容器が水平状態にあること
を条件にモータを駆動して弁操作手段を原点に復帰させ
る初期化手段を備える構成としたので、給水装置による
製氷容器への定量給水精度を高くし得ると共に、定量給
水するための器に水垢やかび等が付着し難きし得、しか
も、給水動作の開始前には弁操作手段が確実に原点に位
置しているようにし得て、使用者に不信を抱かせること
を防止できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すフローチャート
(その1)
【図2】フローチャート(その2)
【図3】冷蔵庫の製氷装置を示す縦断側面図
【図4】給水装置の縦断側面図
【図5】貯水タンクから定量貯水器への給水状態で示す
図3相当図
【図6】定量貯水器から製氷皿への給水状態で示す図3
相当図
【図7】弁駆動装置の上面図
【図8】弁駆動装置の側面図
【図9】カムの斜視図
【図10】ブロック図
【図11】操作軸の位置と、出水弁機構及びタンク弁機
構の開閉と、ホール素子からの検出信号との関係を示す
タイムチャート
【図12】自動製氷装置の動作を示すタイムチャート
【図13】本発明の第2の実施例を示すフローチャート
(その1)
【図14】フローチャート(その2)
【図15】従来構成を示す図2相当図
【符号の説明】
21は製氷室、22は製氷皿(製氷容器)、23は駆動
機構、24は皿駆動用モータ、25は製氷用温度セン
サ、28aは水受容器、29は定量貯水器、29aは出
水口、30は出水弁機構、32は弁体、37は給水路、
38は貯水タンク、39aは給水口、40はタンク弁機
構、43は弁体、45はタンクスイッチ、47は弁駆動
装置、49は操作軸、50は弁駆動モータ、51はカム
機構、53はカム、54は弁操作手段、56は原点検知
手段、59はマイクロコンピュータ(初期化手段)を示
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷容器を水平状態から回動させ且つ捩
    じることにより離氷動作させた後、水平状態に戻す駆動
    機構と、前記製氷容器へ給水する給水装置とを備えて成
    る自動製氷装置において、 前記給水装置を、 前記製氷容器よりも上位に設けられ底部に出水口を有す
    る定量貯水器と、 この定量貯水器の上に設けられ前記定量貯水器に一定量
    の水を供給する給水口を有する貯水タンクと、 前記定量貯水器の出水口を開閉する出水弁機構と、 前記貯水タンクの給水口を開閉するタンク弁機構と、 前記定量貯水器から流出する水を前記製氷容器へ供給す
    る給水路と、 前記出水弁機構及び前記タンク弁機構を閉じた弁初期状
    態から、前記タンク弁機構を開くことにより前記貯水タ
    ンクから前記定量貯水器に一定量の水を注水し、その
    後、前記タンク弁機構を閉じてから前記出水弁機構を開
    くことにより前記定量貯水器内の水を前記製氷容器へ流
    出させて給水し、更に、前記出水弁機構を閉じることに
    より前記弁初期状態へ復帰するように周期的に給水動作
    する弁操作手段と、 この弁操作手段を駆動するモータと、 前記弁操作手段が原点に位置していることを検知する原
    点検知手段と、 電源投入時に前記弁操作手段が原点に位置していないこ
    とを検知したときには、前記製氷容器が水平状態にある
    ことを条件に、前記モータを駆動して前記弁操作手段を
    原点に復帰させる初期化手段とから構成したことを特徴
    とする自動製氷装置。
JP20533294A 1994-08-30 1994-08-30 自動製氷装置 Pending JPH0868579A (ja)

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