JPH086850Y2 - 掃除流しの連結構造 - Google Patents

掃除流しの連結構造

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JPH086850Y2
JPH086850Y2 JP1990067561U JP6756190U JPH086850Y2 JP H086850 Y2 JPH086850 Y2 JP H086850Y2 JP 1990067561 U JP1990067561 U JP 1990067561U JP 6756190 U JP6756190 U JP 6756190U JP H086850 Y2 JPH086850 Y2 JP H086850Y2
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JP
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discharge pipe
cleaning sink
discharge port
discharge
support rod
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JP1990067561U
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JPH0426280U (ja
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洋介 鈴木
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株式会社イナックス
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は掃除流しと排出管との連結構造に関する。
(従来の技術) 掃除流しは、従来、その背面において壁面に取り付け
られ、そして底部の排出口部がその下側に配された排出
管の上端部に強固に結合され、以て水の流通通路の連結
が行われると共に、かかる排出管による掃除流しの下側
からの支持が行われていた。第4図は従来採用されてい
る掃除流しの取付構造及び排出管との連結構造の代表的
なものを示したものである。この連結構造の場合、先ず
トラップ部100を有する排出管102が配管104と連絡する
状態で床面上に固定される一方、掃除流し106が壁面所
定高さ位置に取付けられたバックハンガー108に掛止さ
れて支持され、そして同図(B)に示しているようにそ
の底部に設けられた排出口部が連結金具112によりパッ
キン114を介して排出管上端部116にねじ結合され、以て
排出口部と排出管上端部116との各通路の連結及び掃除
流しに対する下側からの支持が行われている。ここで連
結金具112には雄ねじ118が形成されており、この雄ねじ
118が、排出管上端部116に形成された雌ねじ120にめじ
込まれている。
(考案が解決しようとする課題) ところでこの連結構造の場合、排出口部の前後、左右
及び上下位置が排出管上端部116の位置と丁度一致する
ようにバックハンガーの取付位置を予め求めて、そこに
これを固定し、そして掃除流しをかかるバックハンガー
に掛止した状態で排出口部と排出管上端部116とを連結
することとなるが、実際には排出管上端部と排出口部の
位置を三次元的に正しく合せることは非常に難しく、こ
のことが掃除流しの取付けを難しいものとしていた。
またたとえ排出口部の位置と排出管上端部116の位置
を正しく合せ得たとしても、それらの向き、具体的には
排出口部の軸心と排出管上端部116の軸心の向きが正し
く合っていないと上記連結金具112を排出管上端部116に
ねじ込むことができず、これを無理に行うとその連結部
分に隙間が生じ、そこから漏水を起してしまう。
(課題を解決するための手段) 本考案の掃除流しの連結構造はこのような課題を解決
するために案出されたものであり、その要旨は、所定高
さ位置において壁面に取り付けられる掃除流しの排出口
部を、その下側に配される排出管に連結する連結構造で
あって、該排出管の上端部及び排出口部の一方に、中心
部に所定口径の通孔を有するシート状の弾性パッキンを
それら排出管上端部または排出口部における水通路を横
切る状態に取り付け、他方から筒状の通路部材を突出さ
せてその先端部を該弾性パッキンの前記通口周縁部に対
し、該パッキンの弾性変形に基づいて液密に接触させ、
以てそれら排出口部と排出管上端部の各通路に液密に連
絡させるとともに、前記排出管上端部に支持棒取付部を
設けて該取付部から支持棒を上方に突出させ、その上端
を前記掃除流しの底部下面に当接ないし連結して該底部
を支持するように成したことにある。
(作用及び考案の効果) このように本考案は、掃除流しの排出口部または排出
管上端部にシート状弾性パッキンを取り付け、その弾性
パッキンに対して他方から突出させた筒状の通路部材を
接触させて、各通路を液密に連絡させるようにしたもの
である。
即ち本考案では、排出口部と排出管上端部とを互いに
強固に結合するのをやめ、即ち、通路の連絡と排出管に
よる掃除流しの下側からの支持とを同じ部位で同時に行
うのをやめ、先ず中心部に通孔を有する弾性パッキンを
介して通路の連絡のみを行わせるようにしたものであ
る。
このようにすると、排出口部と排出管上端部との各位
置が三次元的に正しく一点に一致していなくても、また
その向きが完全に合致していなくても、弾性パッキンの
弾性変形に基づいてその位置誤差,向きの誤差を吸収す
ることができる。これにより掃除流しの取付施工が著し
く容易となり、また従来の連結構造のようにねじ部材の
無理なねじ込みに基づく漏水の問題も生じない。
本考案においては、前記通路部材の先端部を前記弾性
パッキンの通口内に嵌め込み、その外周面を通口周縁部
に対して液密に接触させると好都合である。
このようにした場合、弾性パッキンの弾性変形のみな
らず、弾性パッキンの通孔への通路部材の嵌込み量を変
化させることによっても、排出口部と排出管上端部との
高さ位置のずれを吸収することができ、しかも通路部材
と弾性パッキンとをより十分に液密に接触させることが
できる利点が生ずる。
本考案においては、前記排出管上端部に支持棒取付部
を設けて該取付部から支持棒を上方に突出させ、その上
端を前記掃除流しの底部下面に当接ないし連結して該底
部を支持するように成しており、これにより掃除流しの
底部を排出管によって下側からも支持できるようにな
り、掃除流しの支持強度が増す利点が生ずる。
掃除流しの場合、モップ等を洗うときにこれが強く押
し付けられたりするため、壁面による支持だけでは長期
の間に支持力が低下する問題がある。
しかるに本考案に従って掃除流しの底部を排出管上端
部により下側からも支持するようにすれば、こうした不
具合を解決することができる。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
第2図において10は掃除流しであって背面側に被掛止
部12を有し、この被掛止部12が、壁面14上に取り付けら
れたバックハンガー16に係止されて、かかる壁面14によ
り支持されている。
この掃除流し10は、第3図に示しているように左右両
端部下側部位に一対の耳部18を有し、この耳部18がビス
20(第2図参照)にて壁面14に止め付けられている。
一方床面22上には、トラップ部24を有する排出管26が
床下に施された配管28に連絡する状態で固定されてお
り、そしてその上端部34と掃除流し10の底部30に設けら
れた排出口部32とが互いに連絡されている。
第1図にその連結構造が具体的に示されている。この
図において36は、中心部に所定口径の通口38を有するシ
ート状のゴム製パッキンであって、外周側の基端部が、
排出管上端部34に形成された環状の隙間部40に挿入され
て保持されている。
一方排出口部32には、筒状体(通路部材)42が取り付
けられている。この筒状体42は、フランジ44を有する筒
状の雄ねじ金具46と、同じくフランジ48を有する筒状の
雌ねじ金具50とから成っており、それらフランジ44,48
において排出口部32の開口周縁部を、断面三角形状のゴ
ムパッキン49を介して上下両面から挟み込むようにし
て、かかる排出口部32に取り付けられている。この筒状
体42は、排出口部32の下端開口より一定量下側に突出さ
せられており、そしてその先端部が前記弾性パッキン36
の通口38内部に嵌まり込んでいて、その外周面が通口38
の周縁部に液密に接触させられている。
第2図に明らかなように上記掃除流し10は、オーバー
フローロ52に連通するオーバーフロー水路54を有してお
り、このオーバーフロー水路54が底部30へと延びてい
る。このオーバーフロー水路54は、第1図に示している
ように連通孔56,58を介して排出管26に連絡され、オー
バーフロー水がこれら水路54,連通孔56,58を通じて排出
管26へと流出させられるようになっている。
このオーバーフロー水路54は、底部30において排出口
部32よりも前方側へと回り込んでおり、かかるオーバー
フロー水路54によって、底部30が二重構造されている。
そしてその底部下面は水平且つフラットな被支持面60と
され、この被支持面60が支持棒62より下側から支持され
るようになっている。支持棒62は、排出管上端部34に設
けられたリブ部64の雌ねじ穴に螺合されており、また上
端部には鍔状部68が設けられていてこの鍔状部68が被支
持面60に当接させられ、掃除流し底部30を下面側から支
持するようになっている。
本例の掃除流し10は、次のようにして取り付けること
ができる。即ち先ず排出管26を床面22上に固定する一
方、壁面14にバックハンガー16を取り付けてこれに掃除
流し10を掛止し、しかる後耳部18にビス20を打ち込んで
振れ止めした上、底部30の排出口部32を排出管上端部34
に連結する。この作業は排出口部32に雄ねじ金具46と雌
ねじ金具50とから成る筒状体42を取り付けるだけで、容
易に行うことができる。即ち排出口部32に雄ねじ金具46
と雌ねじ金具50とを配してそれらをねじ合せると、これ
により構成された筒状体42が下方に突出した状態になっ
て、その先端部が排出管上端部34のシート状弾性パッキ
ン36の通口38内に嵌まり込み、これにより排出口部32の
通路と排出管上端部34との各通路が液密に連絡される。
尚場合により筒状体42は予め取り付けておくこともでき
る。
さて排出管26の固定及び掃除流し10の壁面14への掛止
作業を終えたら、次に予め排出管上端部34のリブ部64に
ねじ込んである支持棒62を操作して上方にねじ送りし、
その上端の鍔状部68を掃除流し底部30の下面に当接させ
る。ここにおいて掃除流し10の底部30下面(被支持面6
0)が排出管26によって下側からも支持された状態にな
る。尚支持棒62は、第2図では一個所のみしか現われて
いないが、実際には3個所(または4個所)に亘って排
出管上端部34の外周部に配置されている(第3図参
照)。
以上の連結構造によれば、掃除流し10の排出口部32の
位置が前後,左右又は上下にずれて位置していたとして
も、更にはその向きが排出管上端部34の軸心の向きと正
しく一致していなくても、弾性パッキン36の弾性変形に
基づいてそれらの位置誤差或いは向きのずれが吸収さ
れ、従って排出口部32と排出管上端部34とを液密に且つ
確実に連結することができる。
また本例によれば、掃除流し10の下面が排出管26によ
って下側からも支持されるため、掃除流し10の支持強度
が従来に比べて低下するといったことがなく、むしろ広
い面積範囲に亘って支持棒62による支持が行われること
となるため、かえって支持強度が高まるといった利点も
生ずる。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案において
は、例えば上例とは逆に排出管26の側に筒状体を、排出
口部の側にシート状の弾性パッキンを配してそれを嵌合
させるようにすることもできるし、またこのような嵌合
によらず、それら筒状体と弾性パッキンとを液密に接触
させて、排出口部側の通路と排出管側の通路をとを連絡
させることも可能である。
また本考案は、上例以外の種々形態の掃除流しに対し
て適用可能である等、その主旨を逸脱しない範囲におい
て、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた形態で構
成可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である掃除流しの要部断面図
であり、第2図及び第3図は同じ掃除流しを壁面への取
付状態及び排出管との連結状態で示す側面断面図及び正
面図、第4図は従来の掃除流しの不具合の説明図であ
る。 10:掃除流し、26:排出管 32:排出口部、34:排出管上端部 36:ゴム製パッキン、38:通口 42:筒状体 52:オーバーフロー口 54:オーバーフロー水路 62:支持棒、64:リブ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定高さ位置において壁面に取り付けられ
    る掃除流しの排出口部を、その下側に配される排出管に
    連結する連結構造であって、 該排出管の上端部及び排出口部の一方に、中心部に所定
    口径の通孔を有するシート状の弾性パッキンをそれら排
    出管上端部または排出口部における水通路を横切る状態
    に取り付け、他方から筒状の通路部材を突出させてその
    先端部を該弾性パッキンの前記通口周縁部に対し、該パ
    ッキンの弾性変形に基づいて液密に接触させ、以てそれ
    ら排出口部と排出管上端部の各通路を液密に連絡させる
    とともに、前記排出管上端部に支持棒取付部を設けて該
    取付部から支持棒を上方に突出させ、その上端を前記掃
    除流しの底部下面に当接ないし連結して該底部を支持す
    るように成したことを特徴とする掃除流しの連結構造。
JP1990067561U 1990-06-26 1990-06-26 掃除流しの連結構造 Expired - Lifetime JPH086850Y2 (ja)

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JPH0426280U JPH0426280U (ja) 1992-03-02
JPH086850Y2 true JPH086850Y2 (ja) 1996-02-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5228527U (ja) * 1975-08-14 1977-02-28
JPS62138778U (ja) * 1986-02-27 1987-09-01

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JPH0426280U (ja) 1992-03-02

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