JPH11269959A - 排水トラップ - Google Patents

排水トラップ

Info

Publication number
JPH11269959A
JPH11269959A JP7766998A JP7766998A JPH11269959A JP H11269959 A JPH11269959 A JP H11269959A JP 7766998 A JP7766998 A JP 7766998A JP 7766998 A JP7766998 A JP 7766998A JP H11269959 A JPH11269959 A JP H11269959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
trap
pipe
drain pipe
fixing cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7766998A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyougo Sugie
彰悟 杉江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miyako Inc
Original Assignee
Miyako Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miyako Inc filed Critical Miyako Inc
Priority to JP7766998A priority Critical patent/JPH11269959A/ja
Publication of JPH11269959A publication Critical patent/JPH11269959A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】排水管内へのトラップ本体の没入深さをできる
だけ小さくして、排水管の上下方向寸法を小さくし、床
下における空間の上下方向寸法を小さくする。 【解決手段】排水管22の上端部に固定用筒体11が嵌
合されて、固定用筒体11の上端部に設けられたフラン
ジ部11bが排水管22の周囲に取り付けられている。
固定用筒体11内には、トラップ本体12の上部が気密
状態で嵌合されている。トラップ本体12における固定
用筒体11から下方に延出した部分は、仕切り壁12f
によって、下端部同士が相互に連通した流入室12gと
排水室12hとに二分されており、排水室12hの上部
には排水口12eが設けられている。トラップ本体12
には、連結管13の基端支持部13aが挿入されてお
り、トラップ本体12の係合部12cとともに固定用筒
体11のフランジ部11bに圧接されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機に設けられ
た排水ホースから床下に設けられた排水管に、洗濯機内
の水を排水する際に、排水管と排水ホースとを接続する
ために使用される排水トラップに関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機に設けられた排水ホースは、洗濯
機が配置される床面あるいは排水パンの下方に設けられ
た排水本管から垂直に立ち上げられた排水管に、その排
水管に取り付けられた排水トラップによって接続されて
おり、洗濯機内の水が、排水ホースを通して、排水管に
排水されるようになっている。このような排水トラップ
は、例えば、実用新案登録第2527337号に開示さ
れている。この排水トラップは、排水管の上端部内に挿
入されて、上端部に設けられたフランジによって排水管
内に支持された口部筒の下端部に、封水槽(トラップ本
体)の上端部が支持されており、さらに、口部筒内に、
L型に湾曲された連結管の一方の筒部が挿入されて支持
されている。口部筒内に挿入される連結管の筒部は、二
重筒構造になっており、内筒が、封水槽の下端部に近接
した位置まで、封水槽内を挿通している。連結管の他方
の端部には、洗濯機に設けられた排水ホースが接続され
るようになっている。
【0003】このような排水トラップは、洗濯機内の水
が、排水ホースを通って連結管内に流入すると、連結管
の内筒の下端から封水槽と内筒との間を通って、封水槽
の中程に設けられた排水口から排水管内に排水されるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の排水
トラップでは、封水槽が、排水管内に挿入された口部筒
の下端部に設けられた突縁に封水槽の上端部を支持させ
ているために、封水槽の排水管内への挿入深さが、排水
管からの下降分だけ大となり、排水管の上下方向寸法が
長くなるという問題がある。このように、排水本管から
立ち上げられた排水管の上下方向寸法が長くなると、排
水管が設けられる床下の上下空間を大きくしなければな
らない。また、連結管は、一方の筒部が二重筒構造にな
っており、しかも、内筒が封水槽内を挿通するように構
成されているために、構造が複雑になり、製造が容易で
ないという問題もある。
【0005】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、排水管に挿入されるトラップ本体
の下端を、排水管の上端面にできるだけ近接させること
により、排水管の上下方向寸法を短くし、これにより、
床下の上下空間を可能な限り小とすることができる排水
トラップを提供することにある。本発明の他の目的は、
組み立ておよび分解が容易であり、しかも、各部品自体
も簡潔な構成であるために容易に製造することができる
排水トラップを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の排水トラップ
は、垂直状態になった排水管の上端部に嵌合された状態
で、上端部に設けられたフランジ部がその排水管の上端
面の周囲に取り付けられた固定用筒体と、上部が固定用
筒体内に水密状態で嵌合されて、上端部に設けられた係
合部が固定用筒体のフランジ部に当接されており、固定
用筒体から下方に延出した部分の内部が、仕切り壁によ
って、下端部同士が相互に連通した流入室と排水室とに
二分されるとともに、排水室の上部に排水口が設けられ
たトラップ本体と、このトラップ本体の上部内に一方の
端部が挿入された状態で、トラップ本体の係合部ととも
に固定用筒体のフランジ部に圧接されており、他方の端
部に排水ホースが接続される連結管と、を具備すること
を特徴とする。
【0007】また、本発明の排水トラップは、垂直状態
になった排水管の上端部に、上部が水密状態で嵌合され
た状態で、上端部に設けられた係合部がその排水管の上
端面の周囲に取り付けられており、上部を除く下部の内
部が、仕切り壁によって、下端部同士が相互に連通した
流入室と排水室とに二分されるとともに、排水室の上部
に、排水口が、排水管内周面とは間隙が形成された状態
で設けられたトラップ本体と、このトラップ本体の上部
内に一方の端部が挿入された状態で、トラップ本体の係
合部に圧接されており、他方の端部に排水ホースが接続
されるようになった連結管と、を具備することを特徴と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明の排水トラップの実施の形
態の一例を示す縦断面図、図2は、その平面図である。
この排水トラップ10は、洗濯機に設けられた排水ホー
スと、例えば洗濯機が配置される床面21の下方に設け
られた排水本管から垂直に立ち上げられた排水管22と
を接続するために使用される。この排水トラップ10
は、床面21に臨む排水管22の上端部に取り付けられ
る固定用筒体11と、この固定用筒体11内を挿通して
排水管22内に嵌合されるトラップ本体12と、トラッ
プ本体12と洗濯機の排水ホースとを連結するようにL
型に湾曲された連結管13とを有している。
【0010】固定用筒体11は、排水管22内に嵌合さ
れる円筒状の筒本体部11aと、筒本体部11aの上端
部に全周にわたって外側に水平に突出するように設けら
れたフランジ部11bとを有している。フランジ部11
bは、排水管22の周囲の床面21上面に突き合わされ
ており、排水管22の上端面を覆っている。フランジ部
11bの外周部には、周方向に等しい間隔をあけて3つ
の貫通孔11cが上下方向に貫通するように設けられて
いる。フランジ部11bは、各貫通孔11cにそれぞれ
挿入されて、床面21にそれぞれネジ止めされる各ボル
ト14によって、床面21に取り付けられている。
【0011】フランジ部11bには、半径方向に沿って
延びる帯状の係合溝11dが設けられている。図3は、
この係合溝11dの側面図である。係合溝11dは、フ
ランジ部11b上面に全体にわたって開口している。係
合溝11dの左右の各側面には、係合溝11dの長手方
向の中程からフランジ部11bの中心側にかけて、係止
片11eがそれぞれ取り付けられている。各係止片11
eの上端部は、相互に接近するように屈曲されている。
【0012】係合溝11dには、ストッパー15が取り
付けられている。このストッパー15は、図1に示すよ
うに、係合溝11d内に配置された一対の係止片11e
間に嵌合される平板状の支持部15aと、この支持部1
5aにおけるフランジ部11bの中心側の端部から上方
に向かって垂直に立ち上げられるように直角に屈曲され
た操作部15bとを有している。操作部15bは、支持
部15aと一体になっており、その上部は、支持部15
a上に位置するように、フランジ部11bの外側に向か
って水平に湾曲されている。操作部15aにおける湾曲
部分には、フランジ部11bの中心側に突出する係止爪
15cが設けられている。
【0013】操作部15bおよび支持部15aは、合成
樹脂等によって一体的に構成されており、操作部15b
は、支持部15aに対して可撓性を有している。従っ
て、操作部15bにおける水平部分の先端部は、上下方
向に撓み得るようになっており、操作部15bの先端部
が下方に撓むことにより、係止爪15cが、上方に向か
って傾斜した状態になる。
【0014】固定用筒体11内に嵌合されるトラップ本
体12は、上端部および下端部がそれぞれ開放された円
筒状のトラップ部12aと、このトラップ部12aの下
端部に、トラップ部12aの下端部を覆うように取り付
けられたキャップ部12bとを有している。トラップ部
12aの上部は厚肉になっており、その上端部には、全
周にわたって外側に水平に突出するフランジ状の係合部
12cが設けられている。係合部12cは、固定用筒体
11のフランジ部11bよりも外方への突出量が小さ
く、固定用筒体11におけるフランジ部11bの内周縁
部上面に当接されている。
【0015】トラップ部12aにおける厚肉になった上
部の外周部分には、全周にわたって溝部12dが設けら
れており、この溝部12d内にOリング16が嵌合され
ている。Oリング16は、固定用筒体11における筒本
体部11aの内周面に全周にわたって圧接されており、
筒本体部11aとトラップ部12aの上部との間を気密
にシールしている。
【0016】トラップ部12aの上部を除く薄肉の周面
部分は、排水管22の内周面とは、固定用筒体11の筒
本体部11aの厚さよりも若干大きな間隙をあけて、排
水管22と同心状態に配置されている。
【0017】トラップ部12aの上部を除く部分の内部
には、その内部を、流入室12gおよび排水室12hに
水平方向に二分する垂直な仕切り壁12fが軸心に沿っ
て配置されている。仕切り壁12fの下端は、トラップ
本体12の底面を構成するキャップ部12bの下端面よ
りも適当な間隔あけて上方に位置しており、従って、流
入室12gおよび排水室12hは、下端部同士が連通し
ている。
【0018】排水室12hを取り囲むトラップ部12a
の周面部分には、厚肉になった上部に連続して排水口1
2eが開口している。また、仕切り壁12fの上部は、
排水室12hの上部を覆うように、ほぼ水平に湾曲され
ており、排水口12eの上側縁部に連なっている。
【0019】トラップ本体12に連結される連結管13
は、トラップ部12aの厚肉になった上部に挿入されて
垂直に支持された厚肉の基端支持部13aと、この基端
支持部13aに対してL型状に湾曲されて水平方向に沿
った先端接続部13bとを有している。基端支持部13
aの外周面には、それぞれが全周にわたって突出する4
つの抜け止め爪13cが軸方向に等しい間隔をあけて設
けられている。各抜け止め爪13cは、連結管13の基
端支持部13aがトラップ部12aの上部に挿入された
際に抜け止めされるように、それぞれ上方に広がった鋸
歯状になっており、各抜け止め爪13cが、固定用筒体
11の筒本体部11a内周面に係止されている。
【0020】厚肉になった基端支持部13aの上側には
全周にわたって水平に外側に突出するフランジ状の突き
合わせ部13dが設けられている。この突き合わせ部1
3dは、トラップ本体12のトラップ部12a内に基端
支持部13aが挿入された際に、トラップ部12aの上
端部に設けられた係合部12cに突き合わされるように
なっており、その外周面が係合部12cの外周面と面一
になっている。そして、この突き合わせ部13dと、ト
ラップ部12aの係合部12cとが、固定用筒体11の
フランジ部11bに取り付けられたストッパー15の係
止爪15cとの間に挿入されて、突き合わせ部13dに
係止爪15cが係止されることによって、連結管13
が、トラップ本体12とともに固定用筒体11に圧接状
態で取り付けられている。
【0021】突き合わせ部13dの上側に連続する湾曲
部および先端接続部13bは、基端支持部13aよりも
薄い一定の肉厚になっている。先端接続部13bには、
洗濯機に設けられた排水ホースの先端部が挿入されるよ
うになっている。
【0022】このような構成の排水トラップ10は、次
のように組み立てられる。まず、床面21に設けられた
排水管22内に、固定用筒体11の筒本体部11aが挿
入されて、フランジ部11bが排水管22の周囲の床面
21上面にボルト14によって固定される。これによ
り、フランジ部11bは、排水管22の上端面における
外周縁部を全周にわたって覆った状態になる。
【0023】その後、トラップ本体12のトラップ部1
2aが、固定用筒体11内に挿入されて、係合部12c
がフランジ部11bに突き合わせられる。そして、連結
管13の基端支持部13aが、トラップ本体12の上部
内に挿入されて、連結管13の突き合わせ部13dが、
トラップ本体12の係合部12cを介して、固定用筒体
11のフランジ部11b上面に突き当てられる。その
後、突き合わせ部13dの上面にストッパー15の係止
爪15cが係止される。これにより、連結管13の突き
合わせ部13dが、トラップ本体12の係合部12cを
介して、固定用筒体11のフランジ部11bに圧接され
て、連結管13およびトラップ本体12が、固定用筒体
11内に取り付けられる。
【0024】このような状態では、固定用筒体11の筒
本体部11aとトラップ本体12におけるトラップ部1
2aの上部との間は、Oリング16によって水密にシー
ルされ、また、トラップ本体12a内に挿入された連結
管13の基端支持部13aが、その外周面に設けられた
複数の係止爪13cによって抜け止めされている。
【0025】このようにして組み立てられた排水トラッ
プ10では、連結管13の先端接続部13bに、洗濯機
の排水ホースが接続されて、洗濯機内の水が、排水ホー
スを通して、連結管13内に流入し、連結管13から、
トラップ本体12の流入室12g内に流入する。トラッ
プ本体12の流入室12g内に流入した排水は、流入室
12gの下端部を通って排水室12h内に流入し、トラ
ップ部12aの周面に設けられた排水口12eを越える
と、排水口12eを通って、排水管22内に排出され
る。
【0026】この場合、排水管22内に挿入された固定
用筒体11のフランジ部11bは、排水管22の上端面
の開口を覆った状態になっているために、排水管22内
の悪臭が排水管22から流出するおそれがない。
【0027】排水管22内を清掃する場合には、排水管
22からトラップ本体12が取り外される。この場合に
は、固定用筒体11に設けられたストッパー15の操作
部15bが押し下げられて、係止爪15cによる連結管
13の係止状態が解除される。このような状態になる
と、連結管13が上方に引き上げられて、連結管13と
一体となったトラップ本体12が固定用筒体11から引
き抜かれる。これにより、トラップ本体12が排水管2
2から取り除かれて、排水管22の内部が清掃される。
【0028】このような構成の排水トラップ10では、
トラップ本体12の上端面に設けられた係合部12c
が、排水管22の上端面を覆う固定用筒体11のフラン
ジ部11bに突き当てられて、床面21の上方に支持さ
れた状態になっているために、排水管22内におけるト
ラップ本体12下端の排水管22内への没入深さが従来
の排水トラップに比較して短くなっている。その結果、
トラップ本体12が挿入される排水管22の上下方向寸
法を短くすることができ、従って、排水管22が設けら
れる床面21下方の上下空間を小さくすることが可能に
なる。また、排水管22内に挿入された固定用筒体11
内にトラップ本体12が挿入されているために、排水管
22の口径が変更される場合には、固定用筒体11にお
ける筒本体部11aの厚さを変更することによって対応
することができる。
【0029】図4は、本発明の排水トラップ10の実施
の形態の他の例を示す縦断面図、図5は、その平面図で
ある。この排水トラップ10では、前記実施の形態の排
水トラップ10に使用された固定用筒体11は設けられ
ず、トラップ本体12が直接、排水管22内に水密状態
に挿入されている。そして、トラップ本体12に、前記
実施の形態の排水トラップ10にて使用される連結管1
3と同様の構成の連結管13が、取り付けられている。
【0030】トラップ本体12は、厚肉となった円筒状
の上部12mの下側に、この上部12mとは偏心状態で
薄肉円筒状をしたトラップ部12aが設けられている。
トラップ本体12の上部12mの外周面には、溝部12
dが全周にわたって設けられており、この溝部12d内
にOリング16が嵌合されている。Oリング16は、排
水管22の内周面に圧接されており、トラップ本体12
の上部12mと排水管22の内周面との間を気密にシー
ルしている。
【0031】トラップ本体12における上部12mの上
端面には、全周にわたって外側に水平に突出する係合部
12cが設けられている。この係合部12cは、前記実
施の形態におけるトラップ本体12の係合部12cより
も外周側に突出しており、その外周面には、全周にわた
って係合溝12sが設けられている。この係合溝12s
における中心対称の2位置には、係合部12cの下面に
開口した切り欠き部12r(図5参照)がそれぞれ設け
られている。
【0032】床面21上における排水管22の周囲に
は、円板状をしたロック部材18が設けられている。こ
のロック部材18は、排水管22の上端面の周囲を、排
水管22とは同心状態で取り囲んだ状態で、床面21上
にボルト14によって固定されている。このロック部材
18における中心対称の2位置には、外周縁部から上方
に突出して中心側に水平に屈曲された係合突起部18a
がそれぞれ設けられている。係合突起部18aは、トラ
ップ本体12の係合部12cにおける下面に開口した各
切り欠き部12r内に嵌入し得るようになっており、ま
た、各切り欠き部12rに嵌入した状態でロック部材1
8に対してトラップ本体12が周方向に回動されること
により、係合部12c外周面に設けられた係合溝12s
内に嵌合された状態になる。
【0033】トラップ本体12のトラップ部12aは、
上部12mを除いた部分が、その上部12mとは偏心状
態になっており、従って、トラップ部12aの上部12
mを除いた部分が、排水管22とも偏心状態になってい
る。トラップ部12aにおける上部12mを除いた部分
の内部は、仕切り壁12fによって、流入室12gと排
水室12hとに二分されており、流入室12gと排水室
12hの下端部同士が連通状態になっている。トラップ
部12aは、流入室12gを形成するトラップ部12a
の周面が、排水管22の内周面に近接し、排水室12h
を形成するトラップ部12aの周面が排水管22の内周
面から離れるように、排水管22内にて偏心状態になっ
ており、排水室12hを形成するトラップ部12aの周
面に排水口12eが形成されている。仕切り壁12fの
上部は、排水室12hを覆うように、ほぼ水平に湾曲さ
れて、排水口12eの上側縁部に連なっている。
【0034】トラップ本体12の厚肉になった上部12
mには、連結管13の基端支持部13aが挿入されてい
る。連結管13の構成は、前記実施の形態における排水
トラップ10の連結管13と同様になっている。基端支
持部13aがトラップ本体12内に挿入された連結管1
3の突き合わせ部13dは、トラップ本体12の係合部
12cに突き合わされている。
【0035】このような構成の排水トラップ10は、排
水管22の上端面を取り囲むように床面21上にロック
部材18が取り付けられると、トラップ本体12のトラ
ップ部12aが排水管22内に挿入されて、その上端面
に設けられた係合部12cが、ロック部材18に突き合
わせられる。このとき、ロック部材18に設けられた各
係合突起部18aが、トラップ本体12の係合部12c
に設けられた各切り欠き部12rに嵌合されて、トラッ
プ本体12がロック部材18に対して周方向に回動され
る。これにより、ロック部材18の各係合突起部18a
がトラップ本体12の係合部12c外周面に設けられた
係合溝12s内に嵌合した状態になり、ロック部材18
の各係合突起部18aによって、トラップ本体12がロ
ック部材18に取り付けられた状態になる。そして、ロ
ック部材18に取り付けられたトラップ本体12に連結
管13が取り付けられる。
【0036】排水管22の内部を清掃する場合には、逆
の手順によって、トラップ本体12がロック部材18か
ら取り外されて、排水管22の上端部が開放される。
【0037】本実施の形態の排水トラップ10でも、排
水管22内に挿入されたトラップ本体12の没入深さが
可及的に小となり、トラップ本体12が挿入される排水
管22の上下方向寸法を短くすることができる。その結
果、排水管22が配置される床面21の下方の空間を上
下方向に小さくすることができる。
【0038】また、本実施の形態の排水トラップ10
は、主たる構成部材がトラップ本体12および連結管1
3であるために、部品点数が少なく、簡潔な構成になっ
ている。しかも、トラップ本体12を排水管22内に挿
入して床面21上に取り付けた後に、連結管13をトラ
ップ本体12内に挿入するだけで組み立てられるため
に、組み立ておよび分解作業が著しく容易である。さら
に、トラップ本体12が直接排水管22内に挿入される
ために、排水管22の口径が小さい場合にも取り付ける
ことができる。しかも、トラップ本体12のトラップ部
12aは、上部12mを除いて排水管22とは偏心状態
になっており、排水管22内周面との間隙が大きくなっ
た周面に排水口12eが設けられているために、排水口
12eから排水管22内へ円滑に排水される。
【0039】なお、上記実施の形態では、洗濯機が設置
される床面21に排水管22が設けられている場合につ
いて説明したが、床面21上に排水パンが設けられて、
その排水パン上に洗濯機が設置される場合にも、本発明
は適用できる。
【0040】
【発明の効果】本発明の排水トラップは、このように、
排水管内に挿入されるトラップ本体の没入深さが可及的
に小となるために、トラップ本体が挿入される排水管の
上下方向寸法を短くすることができ、従って、排水管が
設けられる床下の空間の上下方向寸法も小さくすること
ができる。また、本発明の排水トラップは、簡潔な構成
であって部品点数が少ないために、組み立ておよび分解
が容易であり、さらには、各部品自体も簡潔な構成であ
るために、それぞれ、容易にかつ安価に製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排水トラップの実施の形態の一例を示
す縦断面図である。
【図2】その排水トラップの平面図である。
【図3】その排水トラップに設けられたストッパーの側
面図である。
【図4】本発明の排水トラップの実施の形態の他の例を
示す縦断面図である。
【図5】その平面図である。
【符号の説明】
10 排水トラップ 11 固定用筒体 11a 筒本体部 11b フランジ部 11d 係合溝 12 トラップ本体 12a トラップ部 12c 係合部 12e 排水口 12f 仕切り壁 12g 流入室 12h 排水室 12m 上部 13 連結管 13a 基端支持部 13b 先端接続部 13d 突き合わせ部 14 ボルト 15 ストッパー 16 Oリング 21 床面 22 排水管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直状態になった排水管の上端部に嵌合
    された状態で、上端部に設けられたフランジ部がその排
    水管の上端面の周囲に取り付けられた固定用筒体と、 上部が固定用筒体内に水密状態で嵌合されて、上端部に
    設けられた係合部が固定用筒体のフランジ部に当接され
    ており、固定用筒体から下方に延出した部分の内部が、
    仕切り壁によって、下端部同士が相互に連通した流入室
    と排水室とに二分されるとともに、排水室の上部に排水
    口が設けられたトラップ本体と、 このトラップ本体の上部内に一方の端部が挿入された状
    態で、トラップ本体の係合部とともに固定用筒体のフラ
    ンジ部に圧接されており、他方の端部に排水ホースが接
    続される連結管と、 を具備することを特徴とする排水トラップ。
  2. 【請求項2】 垂直状態になった排水管の上端部に、上
    部が水密状態で嵌合された状態で、上端部に設けられた
    係合部がその排水管の上端面の周囲に取り付けられてお
    り、上部を除く下部の内部が、仕切り壁によって、下端
    部同士が相互に連通した流入室と排水室とに二分される
    とともに、排水室の上部に、排水口が、排水管内周面と
    は間隙が形成された状態で設けられたトラップ本体と、 このトラップ本体の上部内に一方の端部が挿入された状
    態で、トラップ本体の係合部に圧接されており、他方の
    端部に排水ホースが接続されるようになった連結管と、 を具備することを特徴とする排水トラップ。
JP7766998A 1998-03-25 1998-03-25 排水トラップ Pending JPH11269959A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7766998A JPH11269959A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 排水トラップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7766998A JPH11269959A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 排水トラップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11269959A true JPH11269959A (ja) 1999-10-05

Family

ID=13640298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7766998A Pending JPH11269959A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 排水トラップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11269959A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020086335A (ko) * 2002-05-28 2002-11-18 허감석 제이 트랩
US6820447B2 (en) * 2002-05-08 2004-11-23 Whirlpool Corporation Foreign objects trap for an automatic washer
CN103469865B (zh) * 2009-10-13 2014-08-13 戴永锋 快速排水安全地漏
JP2016089535A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 ミヤコ株式会社 排水トラップ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6820447B2 (en) * 2002-05-08 2004-11-23 Whirlpool Corporation Foreign objects trap for an automatic washer
KR20020086335A (ko) * 2002-05-28 2002-11-18 허감석 제이 트랩
CN103469865B (zh) * 2009-10-13 2014-08-13 戴永锋 快速排水安全地漏
JP2016089535A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 ミヤコ株式会社 排水トラップ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4263138A (en) Trap-type drain fitting
JPH11269959A (ja) 排水トラップ
JP2008144523A (ja) ボウルの排水構造
US11986753B2 (en) Sealing systems and methods for a filtration system
JP4590516B2 (ja) 槽体の排水器
JP2007023688A (ja) 排水トラップ
KR200384834Y1 (ko) 싱크대용 배수전
JP2010121382A (ja) 排水トラップの取付構造
KR0127589Y1 (ko) 좌변기 배수관의 편심연결장치
JP2002071023A (ja) 蓋パッキン
JPS6016712Y2 (ja) ワントラツプ
JPH0743232Y2 (ja) 洗濯機用防水パンの排水装置
JP2527337Y2 (ja) 洗濯機用排水トラップ
JPH07268926A (ja) 排水トラップ
KR200243741Y1 (ko) 건물용 배수조
JP2555206Y2 (ja) 排水ますの蓋取付構造
JP2007039956A (ja) 浴室排水トラップ構造
JPH0743224Y2 (ja) 浴室用排水器
KR20130005461U (ko) 세면대용 자동팝업 배수관 연결장치
KR0127591Y1 (ko) 좌변기 배수관의 플렌지 연결구조
JPH0640704Y2 (ja) ストール型小便器の排水口接続構造
JP2550557Y2 (ja) シヤワーヘツドの引き出し装置
KR200330367Y1 (ko) 욕실용 배수장치의 악취유입 방지구조
KR200270183Y1 (ko) 배수트랩
JP5348602B2 (ja) 排水トラップ取付構造