JPH086847Y2 - ユニットバスの張出し防水パン - Google Patents

ユニットバスの張出し防水パン

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JPH086847Y2
JPH086847Y2 JP7101990U JP7101990U JPH086847Y2 JP H086847 Y2 JPH086847 Y2 JP H086847Y2 JP 7101990 U JP7101990 U JP 7101990U JP 7101990 U JP7101990 U JP 7101990U JP H086847 Y2 JPH086847 Y2 JP H086847Y2
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JP
Japan
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waterproof pan
waterproof
overhanging
counter
unit
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JP7101990U
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JPH0430158U (ja
Inventor
清 古橋
潤介 亀井
Original Assignee
株式会社イナックス
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は住宅用ユニットバスルームにおいて、バスル
ームの壁面に沿って、重量物を載置可能な張出し防水パ
ンを形成する技術である。
(ロ)従来技術 従来から、ユニットバスルーム内において、重量物を
載置できるカウンター載置台を設けた技術は公知とされ
ているのである。
例えば、特開昭1−284676号公報や特公平1−41323
号公報に記載の技術の如くである。
しかし、該従来の技術においては、カウンター載置台
の支持構成や該カウンター載置台を配置したことにより
出来る凹部の周囲縁部の防水構造が複雑となり、該縁部
に出来る隙間から水洩れが発生し、ユニットバスルーム
の裏側に漏れ出し、黴の発生や、住宅構造物の早期腐食
等の原因となっていたのである。
故に、特公平1−41323号公報に記載の技術において
は、カウンター載置台自体には支持部を設けておらず、
また防水構造をも設けておらず、防水部はその下方に別
の床板を設けて、支持と防水を行っていたのである。
また、特開昭1−284676号公報においては、カウンタ
ー載置台自体に防水性を持たせる為に、ユニットバスル
ーム壁との間を防水接着剤で固めて、防水の確実性を得
ているのである。
また、該カウンター載置台を支持する為に、支持水平
枠と支持垂直枠を複雑に設けて、カウンター載置台の支
持を行っていたのである。
(ハ)考案が解決すべき課題 本考案は、従来からあるカウンター載置台の装着を簡
単な構成とするものであり、需要者の要望に答えて簡単
な変更によりカウンター載置台を取り付けることができ
るようにしたものである。
また、該カウンター載置台の部分を設けた場合におい
て、簡単な工事で確実な防水が出来るように構成したも
のである。
(ニ)課題を解決する手段 本考案の解決すべき課題は、以上の如くであり、次に
該課題を解決する手段を説明する。
ユニットバスの床面をメイン防水パン3により構成
し、該メイン防水パン3の縁部より上方へ防水縁部14を
立設し、該防水縁部14の内側に載置してカウンター前板
2を立設し、該カウンター前板2の上端に水平な張出し
防水パン1を構成し、該張出し防水パン1の縁部には、
ユニットバスルーム壁21の下部が内側に載置される防水
縁部1aを立設したものである。
(ホ)作用 本考案の構成は、以上の如くであり、次に本考案の作
用を説明する。
張出し防水パン1は、ユニットバスルーム壁21の下端
に下方から接当するだけで、防水縁部1a,1b,1cの部分が
ユニットバスルーム壁21の外側に位置することにより、
ユニットバスルーム壁21の内部を伝わる水滴が、張出し
防水パン1の外側に洩れることはないのである。
また、張出し防水パン1から落下する水滴もカウンタ
ー前板2の内面を伝い、下方のメイン防水パン3の防水
縁部14の内側に流れるので、該カウンター前板2の部分
からの水洩れも発生しないのである。
そして、張出し防水パン1の支持は、水平調節ボルト
7,7の調節により水平を得ることができ、常時ユニット
バスルーム壁21の下面に密着する水平面を得ることがで
きて、また、ユニットバスルーム壁21と張出し防水パン
1の接当状態、及びカウンター前板2と防水パン1の接
当状態は高さ調節ボルト12,13を調節することにより、
確実に得ることができるのである。
(ヘ)実施例 本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図はユニットバス部分の斜視図、第2図は同じく
浴室鏡25と小物載置部24の近辺の斜視図、第3図はユニ
ットバスルームと洗面化粧室内の平面図である。
住宅内において、水回りの室である洗面化粧室とユニ
ットバスルームとは隣接した空間に構成されている。
そして、洗面化粧室のドア31を開けて入ると、洗面カ
ウンター30と洗面ボール29が配置されている。また、洗
面化粧室内に便器28が配置されている。
該洗面化粧室から、ユニットバスルームへのドア27を
開けて入ると、メイン防水パン3により構成された床部
があり、次にユニットバス19が延設されている。
ユニットバス19にバスカラン20が配置されており、ま
た、洗い場を構成するメイン防水パン3の部分に洗い場
カラン23が設けられている。
洗い場カラン23よりシャワーユニット22が延長可能と
されており、また洗い場カラン23の上部には、浴室鏡25
と小物載置部24がユニット状に設けられている。
通常のユニットバスルームにおいては、該ユニットバ
ス19とメイン防水パン3の端部からユニットバスルーム
壁21が立設されているのであるが、本考案においては、
入浴中においてテレビを見たり、幼児を入浴する場合の
ベビーベッドを置いたりする為にカウンター載置台を設
けているのである。
本考案は、該カウンター載置台を、張出し防水パン1
により構成したものである。
前述の従来技術において示したユニットバスルームに
おいては、該カウンター載置台を、平面板を当てること
により構成していたので、該カウンター載置台の下方か
らの支持の為に、ユニットバスルームの全体の設計変更
が求められ、簡単な構造でカウンター載置台を取り付け
ることが出来なかったのである。
また、該カウンター載置台が平面板である為に、周囲
の3辺の結合部の防水を確実にする必要があったのであ
る。
第4図は、本考案のユニットバスの張出し防水パン支
持部の側面断面図、第5図は同じく張出し防水パン1と
カウンター前板2の斜視図、第6図は張出し防水パン1
とカウンター前板2を逆さにした状態の斜視図である。
本考案は、カウンター載置台は単なる載置台として付
設するのではなく、第5図,第6図に示す如く、最初か
らメイン防水パン3と同様の3方向に防水縁部1a,1b,1c
を立設した防水パンにて構成しているのである。
故に、該張出し防水パン1の周囲に防水縁部1a,1b,1c
が設けられているので、該部分にユニットバスルーム壁
21を延長固定する必要はなく、該ユニットバスルーム壁
21の下端部の切り離しの部分に、下方から張出し防水パ
ン1を接当して、該張出し防水パン1を下方から支持す
るだけで良いように構成しているのである。
また、該張出し防水パン1自体は、床部を構成するメ
イン防水パン3と同じ構成と材質で構成しているのであ
り、張出し防水パン1の強度を得る為の補強パイプも張
出し防水パン1と一体的に成形されているのである。
即ち、横補強パイプ4a,4bと縦補強パイプ5a,5bにより
四角な枠組みを構成し、該補強パイプ枠組みを、張出し
防水パン1の裏面に合成樹脂の吹きつけ成形により一体
化しているのである。
張出し防水パン1の表面は合成樹脂や大理石等の化粧
板により構成している。
また、本実施例においては、張出し防水パン1の前端
にそのままカウンター前板2を一体的に延設して、カウ
ンター前板2を下方に垂設している。
該カウンター前板2は、第4図の断面図において示す
如く、化粧タイルを貼設したものであってもよいし、張
出し防水パン1と同じく化粧板により構成したものであ
ってもよいものである。該カウンター前板2の裏面に、
補強杆17を一体的に付設している。そして、該補強杆17
に支持杆10を取付ボルト18,18により取着している。
次に第4図により、張出し防水パン1とカウンター前
板2の取り付け構造を説明する。
メイン防水パン3も張出し防水パン1と略同じような
構成とされており、周囲に防水縁部14が立設されてお
り、該防水縁部14の内側上部にユニットバスルーム壁21
の下端を載置し、洩れた水が内側へ流れるように構成し
ているのである。そして、底部は固定ナット15と高さ調
節ボルト12により住宅基礎面から支持している。
本考案のカウンター前板2は、該防水縁部14の上に、
カウンター前板2の下端部分を載置し、そのまま張出し
防水パン1の部分を持ち上げて、ユニットバスルーム壁
21の下端部に張出し防水パン1の上面を接当し、該状態
で下方から押圧することにより固定している。
即ち、張出し防水パン1を構成する横補強パイプ4a,4
bの下面に、水平調節台8,8を接当し、該水平調節台8,8
の下部には水平調節ボルト7,7が連設されている。そし
て、該水平調節ボルト7,7は、水平支持台6から突出配
置している。該水平支持台6は、一方を補強杆17に支持
した支持杆10に固定されており、他方を支持杆11により
支持されている。該支持杆11の下端には固定ナット16が
設けられて高さ調節ボルト13により高さ調節している。
(ト)考案の効果 本考案は、以上の如く構成したので、次のような効果
を奏するものである。
第1に、カウンター載置台を張出し防水パン1により
構成しているので、ユニットバスルーム壁21やメイン防
水パン3との間には、水洩れを防ぐ為の壁部の重複部分
が構成されるので、カウンター載置台とユニットバスル
ーム壁との間の防水部を完全としなくても、確実に防水
を行うことができるのである。
第2に、張出し防水パン1は、メイン防水パン3に対
しては防水縁部14の内側に載置するだけで、防水と支持
を行なうことができ、また張出し防水パン1は、ユニッ
トバスルーム壁21に対しても、ユニットバスルーム壁21
の下方が、防水縁部1aの内側に接当載置されており、該
接当状態を維持する為の支持部を設けるだけであるの
で、メイン防水パン3とユニットバスルーム壁21に対す
る、張出し防水パン1の脱着を簡単にすることができた
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はユニットバス部分の斜視図、第2図は同じく浴
室鏡25と小物載置部24の近辺の斜視図、第3図はユニッ
トバスルームと洗面化粧室内の平面図、第4図は本考案
のユニットバスの張出し防水パン支持部の側面断面図、
第5図は同じく張出し防水パン1とカウンター前板2の
斜視図、第6図は張出し防水パン1とカウンター前板2
を逆さにした状態の斜視図である。 1……張出し防水パン 1a,1b,1c……防水縁部 2……カウンター前板 3……メイン防水パン 4a,4b……横補強パイプ 5a,5b……縦補強パイプ 6……水平支持台 7……水平調節ボルト 21……ユニットバスルーム壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユニットバスの床面をメイン防水パン3に
    より構成し、該メイン防水パン3の縁部より上方へ防水
    縁部14を立設し、該防水縁部14の内側に載置してカウン
    ター前板2を立設し、該カウンター前板2の上端に水平
    な張出し防水パン1を構成し、該張出し防水パン1の縁
    部には、ユニットバスルーム壁21の下部が内側に載置さ
    れる防水縁部1aを立設したことを特徴とするユニットバ
    スの張出し防水パン。
JP7101990U 1990-07-02 1990-07-02 ユニットバスの張出し防水パン Expired - Lifetime JPH086847Y2 (ja)

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JPH0430158U JPH0430158U (ja) 1992-03-11
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