JPH086809B2 - ガスケット - Google Patents
ガスケットInfo
- Publication number
- JPH086809B2 JPH086809B2 JP63204961A JP20496188A JPH086809B2 JP H086809 B2 JPH086809 B2 JP H086809B2 JP 63204961 A JP63204961 A JP 63204961A JP 20496188 A JP20496188 A JP 20496188A JP H086809 B2 JPH086809 B2 JP H086809B2
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- Japan
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- gasket
- expanded graphite
- metal foil
- thickness
- silicon resin
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はガスケットに係り、特に封止特性を低下させ
ることなく防食性および取扱い性を向上させたガスケッ
トに関する。
ることなく防食性および取扱い性を向上させたガスケッ
トに関する。
（従来の技術） 膨張黒鉛は、封止性，耐熱性，耐薬品性（耐食性）お
よび耐久性等にすぐれた特性を有しているため、例えば
フランジ管継手における継手面の流体漏れを防ぐガスケ
ットとして多用されている。
よび耐久性等にすぐれた特性を有しているため、例えば
フランジ管継手における継手面の流体漏れを防ぐガスケ
ットとして多用されている。
（発明が解決しようとする課題） ところで、膨張黒鉛は、一般に、天然黒鉛などを濃硫
酸と、強酸化材の混合液で処理して黒鉛層間化合物を形
成させ、これを急激に加熱，発泡させて黒鉛粒子を高度
に膨張させることによって得られる。そして、この膨張
黒鉛をロール或いは型押しによってシート状に加工し
た、所謂、膨張黒鉛シートを用いてガスケットを成形し
ている。
酸と、強酸化材の混合液で処理して黒鉛層間化合物を形
成させ、これを急激に加熱，発泡させて黒鉛粒子を高度
に膨張させることによって得られる。そして、この膨張
黒鉛をロール或いは型押しによってシート状に加工し
た、所謂、膨張黒鉛シートを用いてガスケットを成形し
ている。
膨張黒鉛によって成形されたガスケットは、前述のよ
うに、封止性，耐熱性，耐薬品性（耐食性）および耐久
性等にすぐれた特性を有しているため、管継手における
継手面の流体漏れを防ぐ密封部材として好適に仕様でき
る利点を有しているものの、黒鉛層間化合物（酸性化合
物）が若干残存しているから、これを管継手に用いた場
合、前記化合物によって継手面、つまりガスケットを挾
着するフランジ面を腐食させ、経時的に封止特性を低下
させる欠点がある。
うに、封止性，耐熱性，耐薬品性（耐食性）および耐久
性等にすぐれた特性を有しているため、管継手における
継手面の流体漏れを防ぐ密封部材として好適に仕様でき
る利点を有しているものの、黒鉛層間化合物（酸性化合
物）が若干残存しているから、これを管継手に用いた場
合、前記化合物によって継手面、つまりガスケットを挾
着するフランジ面を腐食させ、経時的に封止特性を低下
させる欠点がある。
また、膨張黒鉛シートは、端なる膨張黒鉛粒子の絡み
合いによって形成されているものであるから、靭性が低
く軟質で脆いため強度的に若干の問題を有している。そ
のために取扱いにおいて折損および瑕疵等が発生し易
い。しかも粘着力が高いために継手面に固着し易く、し
たがって保守点検等に際して継手を分解してもガスケッ
トの除去が困難であり、形態を損ないやすく、再使用す
ることができない等の欠点を有している。
合いによって形成されているものであるから、靭性が低
く軟質で脆いため強度的に若干の問題を有している。そ
のために取扱いにおいて折損および瑕疵等が発生し易
い。しかも粘着力が高いために継手面に固着し易く、し
たがって保守点検等に際して継手を分解してもガスケッ
トの除去が困難であり、形態を損ないやすく、再使用す
ることができない等の欠点を有している。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、
膨張黒鉛が元来保有する耐熱性、封止性、耐薬品性等の
特性を低下させることなく、相手側継手面に対する防食
性および補強機能、表面保護性能の向上を図ることがで
きるとともに、適用温度のいかんにかかわらず相手側継
手面に対して優れた離型性能を付与して取扱い性の著し
い向上を図ることができ、しかも締付け時にその全域に
亘って均一な封止性能を発揮させることができるガスケ
ットを提供することを目的としている。
膨張黒鉛が元来保有する耐熱性、封止性、耐薬品性等の
特性を低下させることなく、相手側継手面に対する防食
性および補強機能、表面保護性能の向上を図ることがで
きるとともに、適用温度のいかんにかかわらず相手側継
手面に対して優れた離型性能を付与して取扱い性の著し
い向上を図ることができ、しかも締付け時にその全域に
亘って均一な封止性能を発揮させることができるガスケ
ットを提供することを目的としている。
（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明に係るガスケット
は、厚さ方向の中央部に金属箔を配置した膨張黒鉛ガス
ケット基体の表面に、厚さ５〜20μｍのシリコン樹脂系
被膜を形成したものである。
は、厚さ方向の中央部に金属箔を配置した膨張黒鉛ガス
ケット基体の表面に、厚さ５〜20μｍのシリコン樹脂系
被膜を形成したものである。
（作用） 本発明によれば、膨張黒鉛ガスケット基体の表面を厚
さ５〜20μｍのシリコン樹脂系被膜で覆わせることによ
り、膨張黒鉛が元来保有している耐熱性、封止性、耐薬
品性等の特性を適用温度にいかんにかかわらず保持させ
ながら、膨張黒鉛ガスケット基体中の黒鉛層間化合物が
相手側継手面に浸透することによる継手面の腐食を防止
する防食性能を達成するだけでなく、上記シリコン樹脂
系被膜および厚さ方向中央部に配置された金属箔による
補強効果の相乗作用によってガスケット全体の強度を増
大して折損等の発生を防止するとともに、シリコン樹脂
系被膜による表面保護性能によって瑕疵の発生も防止し
て、取扱い性の向上を達成することができ、さらに、膨
張黒鉛ガスケット基体の表面が相手側継手面に付着する
ことを防ぐ優れた離型性能も付与することができる。ま
た、厚さ方向の中央部に配置された金属箔の存在によっ
て、ガスケット全体として均一な材料密度にする作用を
生起させて、締付け時にその全域に亘って均一な封止性
能を発揮させることができる。
さ５〜20μｍのシリコン樹脂系被膜で覆わせることによ
り、膨張黒鉛が元来保有している耐熱性、封止性、耐薬
品性等の特性を適用温度にいかんにかかわらず保持させ
ながら、膨張黒鉛ガスケット基体中の黒鉛層間化合物が
相手側継手面に浸透することによる継手面の腐食を防止
する防食性能を達成するだけでなく、上記シリコン樹脂
系被膜および厚さ方向中央部に配置された金属箔による
補強効果の相乗作用によってガスケット全体の強度を増
大して折損等の発生を防止するとともに、シリコン樹脂
系被膜による表面保護性能によって瑕疵の発生も防止し
て、取扱い性の向上を達成することができ、さらに、膨
張黒鉛ガスケット基体の表面が相手側継手面に付着する
ことを防ぐ優れた離型性能も付与することができる。ま
た、厚さ方向の中央部に配置された金属箔の存在によっ
て、ガスケット全体として均一な材料密度にする作用を
生起させて、締付け時にその全域に亘って均一な封止性
能を発揮させることができる。
（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第１図は本発明の一実施例である丸形環状ガスケット
の正面図、第２図は第１図におけるII−II線に沿う拡大
断面図であり、これらの図において、ガスケット１は厚
さ方向中央部に金属箔２を配置し、この金属箔２の上面
に接着材3Aを介して膨張黒鉛ガスケット基体4Aを接着
し、該膨張黒鉛ガスケット基体4Aの表面（上面）にシリ
コン樹脂系被膜５を形成するとともに、前記金属箔２の
下面に接着材3Bを介して膨張黒鉛ガスケット基体4Bを接
着し、該膨張黒鉛ガスケット基体4Bの表面（下面）にシ
リコン樹脂系被膜５を形成した構成になっている。
の正面図、第２図は第１図におけるII−II線に沿う拡大
断面図であり、これらの図において、ガスケット１は厚
さ方向中央部に金属箔２を配置し、この金属箔２の上面
に接着材3Aを介して膨張黒鉛ガスケット基体4Aを接着
し、該膨張黒鉛ガスケット基体4Aの表面（上面）にシリ
コン樹脂系被膜５を形成するとともに、前記金属箔２の
下面に接着材3Bを介して膨張黒鉛ガスケット基体4Bを接
着し、該膨張黒鉛ガスケット基体4Bの表面（下面）にシ
リコン樹脂系被膜５を形成した構成になっている。
金属箔２は厚さ50μｍのステンレス（例えばSUS316）
を環状に剪断したものが好ましく、接着材3A,3Bとして
は、例えば熱硬化性のフェノール樹脂系のものが好まし
い。そして厚さ７μｍで塗布している。膨張黒鉛ガスケ
ット基体4A,4Bは厚さ1mm、密度0.9〜1.1g/cm3の膨張黒
鉛シートを環状に専断したものを用いている。また、シ
リコン樹脂系被膜５は、シリコン樹脂系ワニス（例えば
信越化学（株）製のKR−251）を用いており、ガスケッ
ト基体4A,4Bの表面に厚さ５μｍ〜20μｍとなるように
刷毛によって塗布したのち、室温80℃の乾燥室内で２〜
15分間乾燥することによって形成している。
を環状に剪断したものが好ましく、接着材3A,3Bとして
は、例えば熱硬化性のフェノール樹脂系のものが好まし
い。そして厚さ７μｍで塗布している。膨張黒鉛ガスケ
ット基体4A,4Bは厚さ1mm、密度0.9〜1.1g/cm3の膨張黒
鉛シートを環状に専断したものを用いている。また、シ
リコン樹脂系被膜５は、シリコン樹脂系ワニス（例えば
信越化学（株）製のKR−251）を用いており、ガスケッ
ト基体4A,4Bの表面に厚さ５μｍ〜20μｍとなるように
刷毛によって塗布したのち、室温80℃の乾燥室内で２〜
15分間乾燥することによって形成している。
前記構成のガスケット１においては、金属箔２の補強
効果によって剛性が高められ、全体強度が増大する。そ
のために特にガスケット１の折損を防止できるので取扱
い性が向上する。また、接着剤3A,3Bとして熱硬化性の
フェノール系樹脂を用いているので、耐熱性は勿論のこ
と、耐溶剤性にすぐれた特性を発揮して強力な結合力を
得ることができる。
効果によって剛性が高められ、全体強度が増大する。そ
のために特にガスケット１の折損を防止できるので取扱
い性が向上する。また、接着剤3A,3Bとして熱硬化性の
フェノール系樹脂を用いているので、耐熱性は勿論のこ
と、耐溶剤性にすぐれた特性を発揮して強力な結合力を
得ることができる。
膨張黒鉛ガスケット基体4A,4Bによってガスケット１
が要求される高い封止特性を十分に確保できる。これら
ガスケット基体4A,4Bには、周知のように、濃硫酸と強
酸化材との混合液で処理した場合に形成される黒鉛層間
混合物が残存しているけれども、膨張黒鉛ガスケット基
体4A,4Bそれぞれの表面に形成したシリコン樹脂系被膜
５によって、前記黒鉛層間化合物による悪影響を確実に
回避することができる。
が要求される高い封止特性を十分に確保できる。これら
ガスケット基体4A,4Bには、周知のように、濃硫酸と強
酸化材との混合液で処理した場合に形成される黒鉛層間
混合物が残存しているけれども、膨張黒鉛ガスケット基
体4A,4Bそれぞれの表面に形成したシリコン樹脂系被膜
５によって、前記黒鉛層間化合物による悪影響を確実に
回避することができる。
即ち、本実施例に係るガスケット１を、例えば周知の
フランジ管継手の流体漏れを防ぐ密封部材として使用し
た場合、フランジ管継手における継手面、つまりガスケ
ット１を挾着する金属製のフランジ面には、シリコン樹
脂系被膜５が圧接することになり、黒鉛層間化合物がフ
ランジ面に浸透しないので、黒鉛層間化合物によってフ
ランジ面が腐食される不都合を防止できる。そのため
に、経時的に封止特性が低下するようなことがない。
フランジ管継手の流体漏れを防ぐ密封部材として使用し
た場合、フランジ管継手における継手面、つまりガスケ
ット１を挾着する金属製のフランジ面には、シリコン樹
脂系被膜５が圧接することになり、黒鉛層間化合物がフ
ランジ面に浸透しないので、黒鉛層間化合物によってフ
ランジ面が腐食される不都合を防止できる。そのため
に、経時的に封止特性が低下するようなことがない。
また、シリコン樹脂系被膜５の厚さを５〜20μｍの範
囲に特定することにより、膨張黒鉛ガスケット基体4A,4
Bが元来保有している耐熱性、耐薬品性などの優れた封
止特性を適用温度にいかんにかかわらず保持させなが
ら、これら膨張黒鉛ガスケット基体4A,4Bよりも硬質か
つ高強度なシリコン樹脂系被膜５による補強効果と厚さ
方向の中央部に配置された金属箔２による補強効果とが
相俟って、ガスケット１の全体強度を高めて取扱い時の
折損等を防止するとともに、シリコン樹脂系被膜５によ
る表面保護機能により瑕疵等の発生を防止することがで
きて、取扱い性の向上を図ることができる。さらに、膨
張黒鉛ガスケット基体4A,4Bの表面が相手側継手面（フ
ランジ面）に付着することを避けて、保守点検等に際し
て継手を分解したとき、ガスケット１をその形態を損な
わないで継手面から容易に離型させて、再使用を可能と
することができる。さらにまた、厚さ方向の中央部に配
置された金属箔２の存在によって、ガスケット１全体と
して均一な材料密度にする作用が生起されて、締付け時
にその全域に亘って均一な封止性能を発揮させることが
できる。
囲に特定することにより、膨張黒鉛ガスケット基体4A,4
Bが元来保有している耐熱性、耐薬品性などの優れた封
止特性を適用温度にいかんにかかわらず保持させなが
ら、これら膨張黒鉛ガスケット基体4A,4Bよりも硬質か
つ高強度なシリコン樹脂系被膜５による補強効果と厚さ
方向の中央部に配置された金属箔２による補強効果とが
相俟って、ガスケット１の全体強度を高めて取扱い時の
折損等を防止するとともに、シリコン樹脂系被膜５によ
る表面保護機能により瑕疵等の発生を防止することがで
きて、取扱い性の向上を図ることができる。さらに、膨
張黒鉛ガスケット基体4A,4Bの表面が相手側継手面（フ
ランジ面）に付着することを避けて、保守点検等に際し
て継手を分解したとき、ガスケット１をその形態を損な
わないで継手面から容易に離型させて、再使用を可能と
することができる。さらにまた、厚さ方向の中央部に配
置された金属箔２の存在によって、ガスケット１全体と
して均一な材料密度にする作用が生起されて、締付け時
にその全域に亘って均一な封止性能を発揮させることが
できる。
（実験例） 膨張黒鉛シート（UCC社製GTB,厚さ0.38mm×縦50mm×
横50mm）の表面（上下両面）にシリコン系樹脂被膜（信
越化学（株）製KR−251）を刷毛によって塗布（塗量6.6
×10-4g/cm2）し、自然乾燥後22時間かけて150℃まで加
熱乾燥する。
横50mm）の表面（上下両面）にシリコン系樹脂被膜（信
越化学（株）製KR−251）を刷毛によって塗布（塗量6.6
×10-4g/cm2）し、自然乾燥後22時間かけて150℃まで加
熱乾燥する。
前記で得たシートによって、外径42mm×内径25mmの
ガスケットを製作する。
ガスケットを製作する。
SUS,403（焼入れ、焼戻し品）、表面粗さRma×15（μ
ｍ）のフランジによって30KGf/cm2の締付条件で前記
のガスケットを締付ける。
ｍ）のフランジによって30KGf/cm2の締付条件で前記
のガスケットを締付ける。
蒸留水中に10分間浸漬したのち、室温にて72時間放置
する。
する。
前記〜の条件に基いて腐食試験を行った結果、フ
ランジ面に腐食が起らないすぐれた防食性と、フランジ
面への付着が起らない非固着性を、それぞれ併有してい
ることが確認できた。
ランジ面に腐食が起らないすぐれた防食性と、フランジ
面への付着が起らない非固着性を、それぞれ併有してい
ることが確認できた。
（発明の効果） 以上のように、本発明によれば、厚さ方向の中央部に
金属箔を配置した膨張黒鉛ガスケット基体の表面を厚さ
５〜20μｍのシリコン樹脂系被膜で覆わせた構成として
いるので、膨張黒鉛が元来保有している耐熱性、封止
性、耐薬品性等の特性を適用温度のいかんにかかわらず
保持させて優れた封止性能を確保しながら、膨張黒鉛ガ
スケット基体中の黒鉛層間化合物による相手側継手面の
腐食を防止する防食性能を発揮させることができるだけ
でなく、上記シリコン樹脂系被膜および金属箔の補強効
果の相乗作用によってガスケット全体の強度を増大して
折損等の発生を防止するとともに、シリコン樹脂系被膜
による表面保護性能によって瑕疵の発生も防止して、ガ
スケットの取扱い性を著しく向上することができ、か
つ、膨張黒鉛ガスケット基体の表面が相手側継手面に付
着することを防ぐ優れた離型性能も付与してガスケット
に再使用性をもたせることができる。しかも、厚さ方向
の中央部に配置された金属箔の存在によって、ガスケッ
ト全体として均一な材料密度にする作用を生起させて、
締付け時にその全域に亘って均一な封止性能を発揮させ
ることができるといった効果を奏する。
金属箔を配置した膨張黒鉛ガスケット基体の表面を厚さ
５〜20μｍのシリコン樹脂系被膜で覆わせた構成として
いるので、膨張黒鉛が元来保有している耐熱性、封止
性、耐薬品性等の特性を適用温度のいかんにかかわらず
保持させて優れた封止性能を確保しながら、膨張黒鉛ガ
スケット基体中の黒鉛層間化合物による相手側継手面の
腐食を防止する防食性能を発揮させることができるだけ
でなく、上記シリコン樹脂系被膜および金属箔の補強効
果の相乗作用によってガスケット全体の強度を増大して
折損等の発生を防止するとともに、シリコン樹脂系被膜
による表面保護性能によって瑕疵の発生も防止して、ガ
スケットの取扱い性を著しく向上することができ、か
つ、膨張黒鉛ガスケット基体の表面が相手側継手面に付
着することを防ぐ優れた離型性能も付与してガスケット
に再使用性をもたせることができる。しかも、厚さ方向
の中央部に配置された金属箔の存在によって、ガスケッ
ト全体として均一な材料密度にする作用を生起させて、
締付け時にその全域に亘って均一な封止性能を発揮させ
ることができるといった効果を奏する。
第１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図は第１
図におけるII−II線に沿う拡大断面図である。 １……ガスケット 4A,4B……ガスケット基体 ５……シリコン樹脂系被膜
図におけるII−II線に沿う拡大断面図である。 １……ガスケット 4A,4B……ガスケット基体 ５……シリコン樹脂系被膜
Claims (1)
- 【請求項１】厚さ方向の中央部に金属箔を配置した膨張
黒鉛ガスケット基体の表面に、厚さ５〜20μｍのシリコ
ン樹脂系被膜を形成していることを特徴とするガスケッ
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63204961A JPH086809B2 (ja) | 1988-08-18 | 1988-08-18 | ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63204961A JPH086809B2 (ja) | 1988-08-18 | 1988-08-18 | ガスケット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0257764A JPH0257764A (ja) | 1990-02-27 |
| JPH086809B2 true JPH086809B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=16499172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63204961A Expired - Lifetime JPH086809B2 (ja) | 1988-08-18 | 1988-08-18 | ガスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH086809B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102239888B1 (ko) * | 2020-12-24 | 2021-04-12 | 이의정 | 부식방지층을 갖는 금속가스켓 및 그 제조방법 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5024863A (en) * | 1990-02-02 | 1991-06-18 | Jmk International, Inc. | Engine gasket with oil impermeable surface |
| JP3028171B2 (ja) * | 1993-08-31 | 2000-04-04 | 日本ピラー工業株式会社 | 複合ガスケット |
| JP3836172B2 (ja) * | 1995-05-26 | 2006-10-18 | 日本バルカー工業株式会社 | ジョイントシート |
| DE19804289A1 (de) * | 1998-02-04 | 1999-08-05 | Sgl Technik Gmbh | Schichtstoffdichtung mit Bördel |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2128270B (en) * | 1982-10-01 | 1986-01-22 | T & N Materials Res Ltd | Making gaskets from exfoliated graphite |
| JP2788929B2 (ja) * | 1986-09-12 | 1998-08-20 | 日本ラインツ株式会社 | ガスケツト |
-
1988
- 1988-08-18 JP JP63204961A patent/JPH086809B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102239888B1 (ko) * | 2020-12-24 | 2021-04-12 | 이의정 | 부식방지층을 갖는 금속가스켓 및 그 제조방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0257764A (ja) | 1990-02-27 |
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