JPH03265764A - ガスケット用積層板 - Google Patents

ガスケット用積層板

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JPH03265764A
JPH03265764A JP6595490A JP6595490A JPH03265764A JP H03265764 A JPH03265764 A JP H03265764A JP 6595490 A JP6595490 A JP 6595490A JP 6595490 A JP6595490 A JP 6595490A JP H03265764 A JPH03265764 A JP H03265764A
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stainless steel
gasket
rubber layer
complex membrane
adhesive
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JP6595490A
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Rikihito Eguchi
力人 江口
Tsutomu Watanabe
勉 渡辺
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Nok Corp
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Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガスケット用積層板に関する。更に詳しくは
、ステンレス鋼板上にゴム層を設けて構成されるガスケ
ット用積層板に関する。
〔従来の技術〕および〔発明が解決しようとする課題〕
車両などのエンジン周辺用ガスケットとしては、従来ア
スベストをニトリルゴム、フェノール樹脂などで固めた
積層板が用いられていたが、昨今のアスベスト規制から
、ステンレス鋼板上に接着剤層を介してゴム層を設けた
積層板が使用されるようになってきている。
しかしながら、接着剤塗布ステンレス鋼板にフッ素ゴム
などをコーティングしてゴム層を形成させた積層板では
、ガスケットの対象レールの一つである冷却水（不凍液
）により、使用中にゴム層が剥離してしまうという現象
がみられた。
その原因としては、不凍液中の電解質成分がステンレス
鋼板表面に浸透し、そこにアルカリ性物質を形成させ、
それによって剥離現象を発生させることが考えられる。
本出願人は先に、ステンレス鋼板上にゴム層を設けた積
層板において、表面に亜鉛メツキ層およびリン酸亜鉛の
結晶性被膜を順次形成せしめたステンレス鋼板が用いら
れたシリンダーへラドガスケット用積層板を提案したが
（特開平１７２０３，７６３号公報）、本発明にあって
は、不凍液に対して接着耐久性のあるエンジン周辺ガス
ケット用積層板を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
かかる本発明の目的は、ステンレス鋼板上にゴム層を設
けた積層板において、表面にクロム化合物、リン酸およ
びシリカの複合被膜を形成せしめたステンレス鋼板を用
いることにより遠戚される。
５ＵＳ３０１を始め、Ｃｒ、　Ｎｉ、　Ｍｏを含む任意
の合金からなるステンレス鋼合金の表面には、クロム化
合物（Ｃｒ６°酸化物またはそれとＣｒ１との混合物）
、リン酸およびシリカを、好ましくはＣｒ’°ニリン酸
ニジリカ：全Ｃｒ＝０．９３　：　０．３２　：　２　
：　１のモル比で含有する水溶液、例えば日本パー力ラ
イジング製品ジンクロムＲ１４１５Ａなどの市販品水溶
液を浸漬法、ロールコート法などで塗布し、乾燥させて
、約１０〜１００＋ｎｇ／ｍ２の乾燥塗布量で複合被膜
を形成させる。
これより薄い塗布量で複合被膜を形成させると、不凍液
による剥離がみられ、一方これより厚くすると、曲げ加
工時に剥離を発生させるようになる。
このようにして表面に複合被膜を形成させたステンレス
鋼板上には、従来技術にならって、接着剤層を介してゴ
ム層が設けられる。接着剤としては、フェノール樹脂系
、有機シラン系、塩素含有ゴム系など、従来ステンレス
鋼板とゴムとの接着に用いられていた任意の公知接着剤
を用いることができる。また、ゴム材料としては、不凍
液に対し耐性のあるものであれば任意のものを用いるこ
とができるが、一般にはフッ素ゴム、ニトリルゴム、水
素化ニトリルゴム、エチレン・プロピレンゴムなどが、
厚さ約ｌＯ〜１５０μｍ、好ましくは約２０〜１２０μ
ｍのゴム層を形成させるために用いられる。
〔発明の効果〕
本発明により、車両などのエンジン周辺用ガスケットと
してエンジン冷却水（不凍液）に対しての接着耐久性の
あるものが提供される。
〔実施例〕
次に、実施例について本発明の詳細な説明する。
実施例 ステンレス鋼板（ＳＵＳ３０１）の表面に、クロム化合
物、リン酸およびシリカを主成分として含有する水溶液
（ジンクロムＲ１４１５Ａ）を塗布し、１２０℃で３０
分間乾燥させ、複合被膜を形成させた。用いられた水溶
液の濃度と塗布量との関係は、次の如くであった。
３ ４ 濃度　９０ｇ／　Ｑ　　　塗布量　１８ｍｇ／ｍ２２２
０ｇ／　０　　　　　　　　４２ｍｇ／ｍ”３１０ｇ／
　Ｑ　　　　　　　　６９Ｂ／ｍ”このようにして、複
合被膜を形成させた後、それぞれの複合被膜に接着剤（
東洋化学研究所製品メタロツクＰＡ）を塗布し、次いで
下記配合処方のニトリルゴム配合物をコーティングし、
厚さ約５０μｍのゴム層を形成させる。このゴム層は、
１８０℃、５０Ｋｇ／ａδ、５分間の条件下で加圧加硫
された。
にトリルゴム配合物） ニトリルゴム（日本ゼオン製品二ボールＤＮ２０１）　
　　１００重量部ＳＲＦカーボンブラック　　　　　　
　　　　　　　　６０酸化亜鉛　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　５ジオクチルアジペート　　　　　
　　　　　　　　　１０老化防止剤（フェニルβ−ナフ
チルアミン縮金物）　２ステアリン酸　　　　　　　　
　　　　　　　　　　１イオウ　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　０．５テトラメチルチウラムジス
ルフイド　　　　　　　　２不凍液（トヨタ純正ロング
ライフクーラント）中に１３０℃で７２時間浸漬した後
、ＪＩＳ　Ｋ−６８９４による描画テストを行なったと
ころ、その評価はいずれも５であった。
比較例 実施例１において、複合被膜を形成させない積層板につ
いて不凍液浸漬を行ない、描画テストすると、その評価
は１であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. １、ステンレス鋼板上にゴム層を設けた積層板において
    、表面にクロム化合物、リン酸およびシリカの複合被膜
    を形成せしめたステンレス鋼板が用いられたガスケット
    用積層板。
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