JPH0867754A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JPH0867754A
JPH0867754A JP7021828A JP2182895A JPH0867754A JP H0867754 A JPH0867754 A JP H0867754A JP 7021828 A JP7021828 A JP 7021828A JP 2182895 A JP2182895 A JP 2182895A JP H0867754 A JPH0867754 A JP H0867754A
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JP
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curable composition
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alkoxysilane
composition according
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Application number
JP7021828A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Niwa
勝弘 丹羽
Masaharu Taniguchi
雅治 谷口
Tetsuya Goto
哲哉 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】少なくともアミノ基を有するアルコキシシラン
を加水分解せしめて得られるオルガノシランおよび/ま
たは該オルガノシランの縮合物と多価カルボン酸無水物
とを反応させて得られるアミック酸、およびアクリル
酸、メタクリル酸およびこれらの誘導体の群から選ばれ
る少なくとも一種の化合物を含有することを特徴とする
硬化性組成物。 【効果】塗布むらやクラックがなくかつ鉛筆硬度も十分
高い保護膜が形成でき、しかも保存安定性に優れる硬化
性組成物を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬化性組成物に関する
ものであり、さらに詳しくは、カラーフィルターの保護
膜、平坦化膜などの作製に好適に用いられる硬化性組成
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン、ワープロ、計器、カラ
ーテレビなどに応用が可能なカラー液晶表示素子が注目
されている。カラー液晶表示素子の一般的な基本構成の
一例としては、基板上にカラーフィルター、ITOなど
からなる透明電極、配向膜、液晶を順に配置するものが
知られている。
【0003】この基本構成においては、カラー液晶表示
素子としての機能を低下させる幾つかの問題点を指摘す
ることができる。まずカラーフィルターに用いられてい
る顔料や染料に含まれるナトリウムなどの金属イオンな
どが液晶中に染み出す恐れがある。また基板に金属イオ
ンなどを含むガラスを用いた場合も、同様な現象が起こ
る。またITOなどからなる透明電極においてパターン
加工が必要な場合、カラーフィルター上にITOなどの
蒸着膜やスパッタ膜を形成後、フォトリソグラフィを用
い膜をエッチングすることになるが、このとき下層のカ
ラーフィルターの段差のために良好なパターン加工が不
可能となる。またカラーフィルターの段差は、上下電極
間距離の不均一を生じさせる。さらに蒸着膜やスパッタ
膜形成の際にカラーフィルターがダメージをうけること
も考えられる。
【0004】そこでこれらの対策として、カラーフィル
ターやガラス基板上に保護膜を形成する方法が取られて
きた。従来、保護膜としては、シロキサンポリマ系の膜
(例えば特開昭63−241076号、特開平3−12
6612号、特開平3−188179号公報記載)やケ
イ素含有ポリイミド(例えば特開昭61−10392
7、特開昭63−291922号公報記載)などが提案
されている。さらにこれらの保護膜を改良したシロキサ
ン系ポリマとケイ素含有ポリイミドからなる硬化性組成
物が特開昭63−291924号公報において提案され
ている。
【0005】しかしながらこれらの硬化性組成物は、カ
ラーフィルターなどの保護膜形成用塗布液としての保存
安定性に問題があり、保存時に大きな粘度上昇が生じ
る、得られた塗膜の硬度が低い、塗布むらやクラックが
発生するなどの問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の諸欠点に鑑み創案されたもので、その目的とする
ところは、硬度が十分に高く、塗布むらやクラックのな
い保護膜が形成でき、保存安定性の優れた硬化性組成物
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
少なくともアミノ基を有するアルコキシシランを加水分
解せしめて得られるオルガノシランおよび/または該オ
ルガノシランの縮合物と多価カルボン酸無水物とを反応
させて得られるアミック酸、およびアクリル酸、メタク
リル酸およびこれらの誘導体の群から選ばれる少なくと
も一種の化合物を含有することを特徴とする硬化性組成
物により達成される。
【0008】アミノ基を有するアルコキシシランとして
は、一般式Rn Si(OR´)4-nで表されるアミノ基
を有するアルコキシシランを挙げることができる。
【0009】式中のR、R´は水素または有機基を示
す。有機基としては、アルキル基、アリル基、アリール
基、アルケニル基、アルキニル基、フルオロアルキル基
などを挙げることができる。より具体的な例としてはメ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペン
チル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチ
ル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、ネオヘキシル
基、ビニル基、、アリル基、イソプロペニル基、エチニ
ル基、2−プロピニル基、3,3,3−トリフロロプロ
ピル基、γ−グリシドキシプロピル基、メタクリル基、
γ−メタクリルオキシプロピル基、フェニル基、トリル
基などが挙げられる。
【0010】ただし、Rのうち少なくとも一つは一級ア
ミノ基および/または2級アミノ基を含む基である。一
級アミノ基を含む基としては、γ−アミノプロピル基、
アミノエチル基、p−アミノフェニル基、m−アミノフ
ェニル基、o−アミノフェニル基などが挙げられる。二
級アミノ基を含む基としては、N−フェニル−γ−アミ
ノプロピル基、N−メチル−γ−アミノプロピル基、N
−エチル−γ−アミノプロピル基などが挙げられる。こ
れらの一級アミノ基および/または二級アミノ基を含む
基の中で好ましいものは、γ−アミノプロピル基、p−
アミノフェニル基などである。
【0011】R、R´は同一でもよいし、異なっていて
もよい。n個のRは同一でもよいし、異なっていてもよ
い。(4−n)個のOR´基は同一でもよいし、異なっ
ていてもよい。nは1〜3の数である。
【0012】このような一般式Rn Si(OR´)4-n
で表されるアミノ基を有するアルコキシシランの具体的
な例としては、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−
アミノプロピルジメチルエトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルエチルジエトキシシラン、γ−アミノプロピルジ
エチルエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルジメチルメトキシシラン、γ−
アミノプロピルエチルジメトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルジエチルメトキシシラン、γ−アミノプロピルエ
チルメトキシエトキシシラン、γ−アミノプロピルエチ
ルメチルエトキシシラン、γ−アミノプロピルエチルメ
チルメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエ
チル)γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N
−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシ
シラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、N−フェニルγ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、p−アミノフェニルトリ
メトキシシラン、p−アミノフェニルトリエトキシシラ
ン、p−アミノフェニルメチルジメトキシシラン、p−
アミノフェニルメチルジエトキシシラン、p−アミノフ
ェニルエチルジメトキシシラン、p−アミノフェニルエ
チルジエトキシシラン、γ−(p−アミノフェニル)プ
ロピルトリメトキシシラン、γ−(p−アミノフェニ
ル)エチルトリメトキシシラン、γ−(p−アミノフェ
ニル)メチルトリメトキシシラン、γ−(p−アミノフ
ェニル)プロピルトリエトキシシラン、γ−(p−アミ
ノフェニル)エチルトリエトキシシラン、γ−(p−ア
ミノフェニル)メチルトリエトキシシランなどを挙げる
ことができる。これらの中で好ましいものはγ−アミノ
プロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシ
シラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、
γ−アミノプロピルエチルジメトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルエチルジエトキシシラン、p−アミノフェニ
ルトリメトキシシラン、p−アミノフェニルトリエトキ
シシランなどである。特に好ましいものは、γ−アミノ
プロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシ
シラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシランな
どRのうちの一つがγ−アミノプロピル基のものであ
る。これらのアミノ基を有するアルコキシシランは単独
または二種以上組み合わせて用いることができる。
【0013】このようなアミノ基を有するアルコキシシ
ランを単独で用いてもよいが、アミノ基を有しないアル
コキシシランと混合してアルコキシシラン混合物として
用いることが好ましい。
【0014】アミノ基を有しないアルコキシシランとし
ては、一般式Ra m Si(ORb 4-m で表されるアミ
ノ基を有しないアルコキシシランを挙げることができ
る。
【0015】式中のRa 、Rb は水素または有機基を示
す。有機基としては、アルキル基、アリル基、アリール
基、アルケニル基、アルキニル基、フルオロアルキル基
などを挙げることができる。より具体的な例としてはメ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペン
チル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチ
ル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、ネオヘキシル
基、ビニル基、、アリル基、イソプロペニル基、エチニ
ル基、2−プロピニル基、3,3,3−トリフロロプロ
ピル基、γ−グリシドキシプロピル基、メタクリル基、
γ−メタクリルオキシプロピル基、フェニル基、トリル
基などが挙げられる。ただし、Ra は一級アミノ基、二
級アミノ基を含まない。
【0016】Ra 、Rb は同一でもよいし、異なってい
てもよい。m個のRa は同一でもよいし、異なっていて
もよい。(4−m)個のORb 基は同一でもよいし、異
なっていてもよい。mは0〜3の数である。
【0017】このようなRa m Si(ORb 4-m で表
されるアミノ基を有しないアルコキシシランの具体的な
例としては、テトラエトキシシラン、メチルトリエトキ
シシラン、フェニルトリエトキシシラン、テトラメトキ
シシラン、メチルトリメトキシシラン、フェニルトリメ
トキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチルジ
メトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェ
ニルジエトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン
などがあげられる。これらの中で好ましいものはテトラ
エトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、フェニル
トリエトキシシラン、テトラメトキシシラン、メチルト
リメトキシシラン、フェニルトリメトキシシランであ
り、特に好ましいものはフェニルトリエトキシシラン、
フェニルトリメトキシシランなどのRa のうちの少なく
とも一つがフェニル基のものが好ましい。
【0018】これらのアミノ基を有しないアルコキシシ
ランは単独または二種以上組み合わせて用いることがで
きる。
【0019】本発明におけるオルガノシランとは、少な
くともアミノ基を有するアルコキシシランを加水分解せ
しめて得られるものであり、該アルコキシシランを単
独、または該アルコキシシランを含有するアルコキシシ
ラン混合物の中またはそれを溶媒に溶解させたものの中
に、水を添加しアルコキシ基を実質的に完全に加水分解
反応させることによって得られるオルガノシランをい
う。また、オルガノシランの縮合物とは、オルガノシラ
ンが複数個脱水縮合反応したものをいう。ここで、該ア
ルコキシシランの混合物中に、前述のアルコキシシラン
以外のアルコキシシランを混合することもできる。
【0020】アルコキシシランを溶解させる溶媒として
は、エタノール、メタノール、イソプロパノール、ブタ
ノール、3−メトキシ3−メチルブタノール、ブチルセ
ロソルブ、メチルセロソルブ、エチルセロソルブなどの
アルコールや、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、γ−ブチロラク
トンなどの非プロトン性極性溶媒またはこれらの混合物
があげられるがこれらに限定されない。
【0021】本発明における多価カルボン酸無水物とし
ては、テトラカルボン酸二無水物、トリカルボン酸一無
水物、テトラカルボン酸一無水物などが挙げられるが、
テトラカルボン酸二無水物が一般的である。テトラカル
ボン酸二無水物としては、公知のすべてのテトラカルボ
ン酸二無水物を挙げることができる。テトラカルボン酸
二無水物の具体的な例としては、ピロメリット酸二無水
物、3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸二無水物、2,3,3´,4´−ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸二無水物、2,2´,3,3´−ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4
´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2´,
3,3´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,
3,3´,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物、3,3´,4,4´−ジフェニルエーテルテトラカ
ルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラ
カルボン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタレンテト
ラカルボン酸二無水物、1,2,4,5−ナフタレンテ
トラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレン
テトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロブ
タンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シク
ロペンタンテトラカルボン酸二無水物、ブタンテトラカ
ルボン酸二無水物、ピリジンテトラカルボン酸二無水
物、3,3´,4,4´−ジフェニルジメチルメタンテ
トラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−ジフェ
ニルジ(トリフルオロメチル)メタンテトラカルボン酸
二無水物、3,3´,4,4´−ジフェニルスルホンテ
トラカルボン酸二無水物、3,4,9,10−ペリレン
テトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5−テトラカ
ルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−ジフェニルメ
タンテトラカルボン酸二無水物、2,3,4,5−チオ
フェンテトラカルボンテトラカルボン酸二無水物、1,
8,9,10−フェナンスレンテトラカルボン酸二無水
物などを挙げることができるがこれらに限定されない。
これらの中で好ましいのは3,3´,4,4´−ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4
´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ピロメリッ
ト酸二無水物であり、特に3,3´,4,4´−ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸二無水物が好ましい。また酸
無水物末端のポリアミド酸を用いることもできる。ここ
でいうポリアミド酸としては、ジアミンとテトラカルボ
ン酸二無水物との反応により生じる化合物を挙げること
ができる。テトラカルボン酸二無水物としては前述のテ
トラカルボン酸二無水物を挙げることができ、またジア
ミンとしては公知のジアミンを挙げることができる。例
えば4,4´−ジアミノジフェニルエーテル、3,3´
(または4,4´)−ジアミノジフェニルスルホン、
4,4´−ジアミノジフェニルスルフィド、パラフェニ
レンジアミン、4,4´−ジアミノジフェニルメタン、
ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサ
ン、メタフェニレンジアミン、4,4´−ジアミノジフ
ェニルエタン、1,5−ジアミノナフタレン、3,3´
−ジメチル−4,4´−ジアミノビフェニル、3,3´
−ジアミノベンゾフェノン、4,4´−ジアミノベンゾ
フェノン、3,4´−ジアミノベンゾフェノン、1,3
−プロパンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタ
メチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメ
チレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレ
ンジアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,4
−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼンなどを挙げる
ことができるがこれらに限定されない。
【0022】本発明のアミック酸は、前述のオルガノシ
ランおよび/または該オルガノシランの縮合物と、多価
カルボン酸無水物とを反応させることにより得られる。
オルガノシランおよび/または該オルガノシランの縮合
物、多価カルボン酸無水物は、それぞれ単独または二種
以上組み合わせて用いることができる。
【0023】反応操作としては、まずアルコキシシラン
を加水分解および/または加水分解縮合させてオルガノ
シランおよび/または該オルガノシランの縮合物を得、
つぎに多価カルボン酸無水物および必要に応じて適当な
溶媒を添加すればよい。このような溶媒としては、前述
のN−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、γ−ブチロラクトンなどの
非プロトン性極性溶媒を含んでいるのが好ましい。
【0024】オルガノシランおよび/または該オルガノ
シランの縮合物と多価カルボン酸無水物の反応比率とし
ては、特に限定されないが、オルガノシランおよび/ま
たは該オルガノシランの縮合物が有するアミノ基と、多
価カルボン酸無水物の有する酸無水物基が等モル前後と
なるような比率が好ましい。また、一般に多価カルボン
酸無水物とアミノ基の反応によりカルボキシル基が形成
されるが、このカルボキシル基はカルボン酸エステルに
変性してもかまわない。
【0025】本発明の硬化性組成物は、このようなアミ
ック酸(以下、成分(A)という)を主成分とするもの
であってもよいし、さらに、アルコキシシラン、該アル
コキシシランを加水分解せしめて得られるオルガノシラ
ンおよび該オルガノシランの縮合物の群から選ばれる少
なくとも一種の化合物(以下、成分(B)という)を含
有するものであってもよい。
【0026】このようなアルコキシシランとしては、一
般式R1 x Si(OR2 4-x で表されるアルコキシシ
ランを挙げることができる。
【0027】式中のR1 、R2 は水素または有機基を示
す。有機基としては、アルキル基、アリル基、アリール
基、アルケニル基、アルキニル基、フルオロアルキル基
などを挙げることができる。より具体的な例としてはメ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペン
チル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチ
ル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、ネオヘキシル
基、ビニル基、、アリル基、イソプロペニル基、エチニ
ル基、2−プロピニル基、3,3,3−トリフロロプロ
ピル基、γ−グリシドキシプロピル基、メタクリル基、
アクリル基、γ−メタクリルオキシプロピル基、フェニ
ル基、トリル基などが挙げられる。
【0028】R1 、R2 は同一でもよいし、異なってい
てもよい。x個のR1 は同一でもよいし、異なっていて
もよい。(4−x)個の(OR2 )基は同一でもよい
し、異なっていてもよい。xは0〜3の整数である。
【0029】このような一般式R1 x Si(OR2
4-x で表されるアルコキシシランとしては、例えばβ−
(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ
−メタクリルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、
γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ
−メタクリルオキシプロピルメチルジエトキシシラン、
γ−メタクリルオキシプロピルトリエトキシシラン、3
−クロロプロピルメチルジエトキシシラン、3−クロロ
プロピルメチルジメトキシシラン、3−クロロプロピル
トリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシ
シラン、シクロヘキシルメチルジメトキシシラン、ジフ
ェニルジエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラ
ン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチルエトキシシラ
ン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルビニルエトキ
シシラン、ジメチルビニルメトキシシラン、フェニルト
リメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、テト
ラエトキシシラン、テトラフェノキシシラン、テトラメ
トキシシラン、トリデカフルオロオクチルトリメトキシ
シラン、トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、ト
リフェニルエトキシシラン、トリメチルメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシ
ラン、メチルジエトキシシラン、メチルジメトキシシラ
ン、メチルビニルジエトキシシラン、メチルビニルジメ
トキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシ
シラン、ヘプタデカフルオロデシルメチルジメトキシシ
ラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ
−アニリノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチル
ジエトキシシラン、γ−アミノプロピルジメチルエトキ
シシラン、γ−アミノプロピルエチルジエトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルジエチルエトキシシラン、γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルジメチ
ルメトキシシラン、γ−アミノプロピルエチルジメトキ
シシラン、γ−アミノプロピルジエチルメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルエチルメトキシエトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルエチルメチルエトキシシラン、
γ−アミノプロピルエチルメチルメトキシシランなどを
挙げることができる。これらの中で好ましいものはフェ
ニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラ
ン、テトラエトキシシラン、テトラフェノキシシラン、
テトラメトキシシラン、トリフェニルエトキシシラン、
トリメチルメトキシシラン、メチルトリエトキシシラ
ン、メチルトリメトキシシランなどである。これらのア
ルコキシシランは単独または二種以上組み合わせて用い
ることができる。
【0030】このようなアルコキシシランから前述のよ
うにしてオルガノシラン、オルガノシランの縮合物を得
ることができる。
【0031】本発明の硬化性組成物が、このような成分
(B)を含有する場合、(A)と(B)の混合割合は特
に限定されないが、(A)と(B)の固形分重量の比が
(A)<(B)となるような混合割合が好ましい。ここ
で固形分重量とは、(A)、(B)の成分を300℃で
熱処理して得られる残分の重量をいう。
【0032】本発明の硬化性組成物は、アクリル酸、メ
タクリル酸およびこれらの誘導体の群から選ばれる少な
くとも一種の化合物を含有する。本発明におけるアクリ
ル酸またはメタクリル酸の誘導体としては、公知のすべ
てのアクリル酸またはメタクリル酸の誘導体を挙げるこ
とができる。具体的な例としてはアクリルアミド、ジエ
チルアクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、メチルアク
リレート、エチルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジエ
チルアミノエチルアクリレート、N−ブチルアクリレー
ト、イソブチルアクリレート、ジエチレングリコールエ
トキシレート、アルキル変性ジペンタエリスリトールペ
ンタアクリレート、アルキル変性ジペンタエリスリトー
ルテトラアクリレート、アルキル変性ジペンタエリスリ
トールトリアクリレート、エチル−3−ジメチルアミノ
アクリレート、ε−カプロラクトン変性ジペンタエリス
リトールのアクリレート、カプロラクトン変性テトラヒ
ドロフルフリルアクリルレート、ヒドロキシピバリン酸
ネオペンチルグリコールエステルジアクリレート、カプ
ロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリ
コールエステルジアクリレート、ジグリシジルビスフェ
ノールAジアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サ(ペンタ)アクリレート、n−ステアリルアクリレー
ト、テトラヒドロフルフリルアクリレート、トリメチル
プロパントリアクリレート、ネオペンチルグリコールヒ
ドロキシピバリン酸エステルジアクリレート、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート、1,4−ジブタンジオールジアクリレー
ト、2−プロペノイックアッシド[2−[1,1−ジメ
チル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)オキシ]
エチル]−5−エチル−1,3−ジオキサン−5−イ
ル]メチルエステル、1,6−ヘキサンジオールジアク
リレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、メ
チル−3−メトキシアクリレート、ラウリルトリデシル
アクリレート、アリルアクリレート、アリル化シクロヘ
キシルジアクリレート、ベンジルアクリレート、ジアク
リル化イソシアヌレート、1,4−ブタンジオールジア
クリレート、ブトキシエチルアクリレート、ブトキシト
リエチレングリコールアクリレート、1,3−ブチレン
グリコールジアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、ジシクロペンタニルアクリレート、ジシクロペンテ
ニルアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレー
ト、エチルジエチレングリコールアクリレート、エポキ
シアクリレート、グリセロールアクリレート、グリシジ
ルアクリレート、ヘプタデカフロロデシルアクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルアクリレート、イソボルニルアクリレ
ート、イソデシルアクリレート、イソオクチルアクリレ
ート、ラウリルアクリレート、2−メトキシエチルアク
リレート、メトキシトリエチレングリコールアクリレー
ト、メトキシトリエチレングリコールアクリレート、メ
トキシジプロピレングリコールアクリレート、メトキシ
化シクロデカトリエンアクリレート、メトキシ化シクロ
ヘキシルジアクリレート、ネオペンチルグリコールジア
クリレート、ノニルフェノキシポリエチレングリコール
アクリレート、ノニルフェノキシポリプロピレングリコ
ールアクリレート、オクタフロロペンチルアクリレー
ト、オリゴエステルアクリレート、ペンタエリスリトー
ルアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート、フェノキシエチルアクリレート、フェノキシジエ
チレングリコールアクリレート、フェノキシテトラエチ
レングリコールアクリレート、フェノキシヘキサエチレ
ングリコールアクリレート、トリフロロエチルアクリレ
ート、トリグリセロールアクリレート、ネオペンチルグ
リコール変姓トリメチロールプロパンジアクリレート、
トリメチロールプロパンジアクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、トリプロピレングリコー
ルジアクリレート、トリス(アクロキシエチル)イソシ
アヌレート、カプロラクトン変性トリス(アクロキシエ
チル)イソシアヌレート、ウレタンアクリレート、2,
2,4,4,6,6−ヘキサキス(アクリロキシエチレ
ンジオキシ)2,2,4,4,6,6−ヘキサヒドロ−
1,3,5,2,4,6−トリアザトリホスフォリンお
よびこれらのメタクリレートなどを挙げることができる
がこれらに限定されない。より好ましい例としては、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート、グリシジルメタク
リレート、メチルメタクリレート、ジエチルアミノエチ
ルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、2,2,4,4,6,6−ヘキサキス(メタクリロ
キシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,6−ヘキ
サヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザトリホス
フォリンおよびこれらのアクリレートなどを挙げること
ができる。これらは単独で使用しても、組み合わせて使
用しても良い。
【0033】また、多官能の化合物も好ましく用いられ
る。多官能とは、二重結合またはグリシジル基を合計2
つ以上含むものをいう。例えば、2,2,4,4,6,
6−ヘキサキス(メタクリロキシエチレンジオキシ)
2,2,4,4,6,6−ヘキサヒドロ−1,3,5,
2,4,6−トリアザトリホスフォリン、グリシジルメ
タクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(ペン
タ)アクリレート、ジエチレングリコールジアクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリアクリレートなどであ
る。
【0034】また、アクリル基またはメタクリル基を有
するアルコキシシラン、該アルコキシシランの加水分解
物、および該加水分解物の縮合物も好ましく用いられ
る。より好ましくは、γ−メタクリロキシプロピルアル
コキシシランであり、具体的には、γ−メタクリロキシ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルメチルジエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルトリエトキシシランなどが挙げられる。
【0035】本発明の硬化性組成物中には、熱硬化後の
ガラスなど基板との接着性を高めるために必要に応じて
金属キレート化合物を添加することもできる。
【0036】本発明の硬化性組成物は、基板上に塗布さ
れた後、硬化処理が施され、塗膜となる。基板上に塗布
する方法としては、例えばスピナ法、ディップ法、スプ
レー法などを用いることができ、好ましくはスピナ法、
ディップ法であり、より好ましくはスピナ法である。硬
化処理方法としては熱処理が好ましく、熱処理方法とし
ては、例えば通風オーブン、ホットプレート、真空オー
ブン、炉などを用いることができる。好ましくは通風オ
ーブンもしくはホットプレートである。熱処理温度とし
ては、50〜400℃が好ましく、より好ましくは15
0〜350℃であり、さらに好ましくは200〜300
℃である。この熱処理温度に急激に昇温しても、段階的
に徐々に昇温しても構わない。好ましくは段階的に昇温
する方法である。最高熱処理温度における熱処理時間と
しては、通風オーブンの場合10分〜10時間が好まし
く、より好ましくは30分〜4時間である。ホットプレ
ートの場合はこれより短い時間で良く、2分〜2時間が
好ましく、より好ましくは6分〜1時間である。また、
硬化性組成物中に感光性成分を添加すれば、光硬化させ
ることもできる。
【0037】このようにして得られた塗膜は、カラーフ
ィルター上に設けられる保護膜や平坦化膜のほか、半導
体素子の保護膜、層間絶縁膜、平坦化膜、導波路形成用
材料、位相シフタ用材料、各種電子部品の保護膜などと
して用いることができる。
【0038】例えば、カラーフィルターの保護膜として
用いる場合は、ガラスなどの透明基板の上の着色層およ
び必要に応じて該着色層の間隙に設けられた遮光層の上
に、本発明の硬化性組成物を塗布、硬化させて透明保護
膜とする。
【0039】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0040】実施例1 500mlの4つ口フラスコ中にγ−アミノプロピルメ
チルジエトキシシラン28.8g(0.15mol)、
γ−ブチロラクトン100.0g、3−メトキシ−3−
メチルブタノール130gを入れ約10分間攪拌を行っ
た。次にフラスコ内温を80℃に上げた後、水8.0g
(0.44mol)を1分間で滴下した。その後10時
間攪拌を行いγ−アミノプロピルメチルジエトキシシラ
ンの加水分解を完了した。つづいて3,3´,4,4´
−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物24.1g
(0.075mol)を投入しさらに約2時間攪拌を続
けた。その後室温に戻した後、2,2,4,4,6,6
−ヘキサキス(メタクリロキシエチレンジオキシ)2,
2,4,4,6,6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,
4,6−トリアザトリホスフォリン6.0gを添加し、
2時間撹拌することにより硬化性組成物溶液を得た。
【0041】このようにして得た溶液をガラス基板上に
スピナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。その結
果むらやクラックが無く、鉛筆硬度は4H〜5Hと高く
良好な膜を形成することができた。また40℃の下24
時間放置し、溶液の保存安定性を調べた。その結果粘度
はほとんど変化しなかった。
【0042】実施例2 実施例1で2,2,4,4,6,6−ヘキサキス(メタ
クリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,6
−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザト
リホスフォリン24.0gを添加した代わりに、グリシ
ジルメタクリレ−トを6.0gを添加したこと以外は実
施例1と全く同様に硬化性組成物溶液を得た。このよう
にして得た溶液をガラス基板上にスピナで塗布し、28
0℃で3時間熱処理した。その結果むらやクラックが無
く、鉛筆硬度は4H〜5Hと高く良好な膜を形成するこ
とができた。またこの硬化性組成物溶液は、一種類の溶
液から構成されており製造方法が非常に容易であった。
この溶液の40℃のもと24時間放置し、溶液の保存安
定性を調べた。その結果粘度はほとんど変化せず保存安
定性に優れていた。
【0043】実施例3 実施例1で2,2,4,4,6,6−ヘキサキス(メタ
クリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,6
−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザト
リホスフォリン24.0gを添加した代わりに、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレ−トを6.0gを添加したこ
と以外は実施例1と全く同様に硬化性組成物溶液を得
た。このようにして得た溶液をガラス基板上にスピナで
塗布し、280℃で3時間熱処理した。その結果むらや
クラックが無く、鉛筆硬度は4H〜5Hと高く良好な膜
を形成することができた。またこの硬化性組成物溶液
は、一種類の溶液から構成されており製造方法が非常に
容易であった。この溶液の40℃のもと24時間放置
し、溶液の保存安定性を調べた。その結果粘度はほとん
ど変化せず保存安定性に優れていた。
【0044】実施例4 実施例1で2,2,4,4,6,6−ヘキサキス(メタ
クリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,6
−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザト
リホスフォリン24.0gを添加した代わりに、メタク
リル酸メチルを6.0gを添加したこと以外は実施例1
と全く同様に熱硬化性組成物溶液を得た。このようにし
て得た溶液をガラス基板上にスピナで塗布し、280℃
で3時間熱処理した。その結果むらやクラックが無く、
鉛筆硬度は4H〜5Hと高く良好な膜を形成することが
できた。またこの硬化性組成物溶液は、一種類の溶液か
ら構成されており製造方法が非常に容易であった。この
溶液の40℃のもと24時間放置し、溶液の保存安定性
を調べた。その結果粘度はほとんど変化せず保存安定性
に優れていた。
【0045】実施例5 実施例1で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス(メ
タクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,
6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザ
トリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、γ−メ
タクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン6.0g
を添加したこと以外は実施例1と全く同様に硬化性組成
物溶液を得た。このようにして得た溶液をガラス基板上
にスピナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。その
結果むらが少なくクラックの無い、鉛筆硬度が4〜5H
と高い良好な2μmの膜厚の膜を形成することができ
た。またこの硬化性組成物溶液は、一種類の溶液から構
成されており製造方法が非常に容易であった。この硬化
性組成物溶液を40℃のもとで24時間放置し、溶液の
保存安定性を調べた。その結果溶液粘度はほとんど変化
せず保存安定性に優れていた。
【0046】実施例6 実施例1で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス(メ
タクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,
6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザ
トリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、γ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン6.0gを添
加したこと以外は実施例1と全く同様に硬化性組成物溶
液を得た。このようにして得た溶液をガラス基板上にス
ピナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。その結果
むらが少なくクラックの無い、鉛筆硬度が4〜5Hと高
い良好な2μmの膜厚の膜を形成することができた。ま
たこの硬化性組成物溶液は、一種類の溶液から構成され
ており製造方法が非常に容易であった。この硬化性組成
物溶液を40℃のもとで24時間放置し、溶液の保存安
定性を調べた。その結果溶液粘度はほとんど変化せず保
存安定性に優れていた。
【0047】実施例7 実施例1で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス(メ
タクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,
6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザ
トリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、γ−メ
タクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン6.0g
を添加したこと以外は実施例1と全く同様に硬化性組成
物溶液を得た。このようにして得た溶液をガラス基板上
にスピナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。その
結果むらが少なくクラックの無い、鉛筆硬度が4〜5H
と高い良好な2μmの膜厚の膜を形成することができ
た。またこの硬化性組成物溶液は、一種類の溶液から構
成されており製造方法が非常に容易であった。この硬化
性組成物溶液を40℃のもとで24時間放置し、溶液の
保存安定性を調べた。その結果溶液粘度はほとんど変化
せず保存安定性に優れていた。
【0048】実施例8 実施例1で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス(メ
タクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,
6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザ
トリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、γ−メ
タクリロキシプロピルトリエトキシシラン6.0gを添
加したこと以外は実施例1と全く同様に硬化性組成物溶
液を得た。このようにして得た溶液をガラス基板上にス
ピナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。その結果
むらが少なくクラックの無い、鉛筆硬度が4〜5Hと高
い良好な2μmの膜厚の膜を形成することができた。ま
たこの硬化性組成物溶液は、一種類の溶液から構成され
ており製造方法が非常に容易であった。この硬化性組成
物溶液を40℃のもとで24時間放置し、溶液の保存安
定性を調べた。その結果溶液粘度はほとんど変化せず保
存安定性に優れていた。
【0049】実施例9 500mlの4つ口フラスコ中にγ−アミノプロピルメ
チルジエトキシシラン28.8g(0.15mol)、
フェニルトリエトキシシラン5.94g(0.03mo
l)、メチルトリメトキシラン4.08g(0.03m
ol)、γ−ブチロラクトン100.0g、3−メトキ
シ−3−メチルブタノール130gを入れ約10分間攪
拌を行った。次にフラスコ内温を80℃に上げた後、水
8.64g(0.48mol)を1分間で滴下した。そ
の後10時間攪拌を行い加水分解を完了した。つづいて
3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物24.1g(0.075mol)を投入しさら
に約2時間攪拌を続け。その後室温に戻した後、2,
2,4,4,6,6−ヘキサキス(メタクリロキシエチ
レンジオキシ)2,2,4,4,6,6−ヘキサヒドロ
−1,3,5,2,4,6−トリアザトリホスフォリン
6.0gを添加し、2時間撹拌することにより硬化性組
成物溶液を得た。
【0050】このようにして得た溶液をガラス基板上に
スピナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。その結
果むらやクラックが無く、鉛筆硬度は4H〜5Hと高く
良好な膜を形成することができた。また40℃の下24
時間放置し、溶液の保存安定性を調べた。その結果粘度
はほとんど変化しなかった。
【0051】実施例10 実施例9で2,2,4,4,6,6−ヘキサキス(メタ
クリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,6
−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザト
リホスフォリン24.0gを添加した代わりに、グリシ
ジルメタクリレ−トを6.0gを添加したこと以外は実
施例9と全く同様に硬化性組成物溶液を得た。このよう
にして得た溶液をガラス基板上にスピナで塗布し、28
0℃で3時間熱処理した。その結果むらやクラックが無
く、鉛筆硬度は4H〜5Hと高く良好な膜を形成するこ
とができた。またこの硬化性組成物溶液は、一種類の溶
液から構成されており製造方法が非常に容易であった。
この溶液の40℃のもと24時間放置し、溶液の保存安
定性を調べた。その結果粘度はほとんど変化せず保存安
定性に優れていた。
【0052】実施例11 実施例9で2,2,4,4,6,6−ヘキサキス(メタ
クリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,6
−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザト
リホスフォリン24.0gを添加した代わりに、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレ−トを6.0gを添加したこ
と以外は実施例9と全く同様に硬化性組成物溶液を得
た。このようにして得た溶液をガラス基板上にスピナで
塗布し、280℃で3時間熱処理した。その結果むらや
クラックが無く、鉛筆硬度は4H〜5Hと高く良好な膜
を形成することができた。またこの硬化性組成物溶液
は、一種類の溶液から構成されており製造方法が非常に
容易であった。この溶液の40℃のもと24時間放置
し、溶液の保存安定性を調べた。その結果粘度はほとん
ど変化せず保存安定性に優れていた。
【0053】実施例12 実施例9で2,2,4,4,6,6−ヘキサキス(メタ
クリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,6
−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザト
リホスフォリン24.0gを添加した代わりに、メタク
リル酸メチルを6.0gを添加したこと以外は実施例9
と全く同様に熱硬化性組成物溶液を得た。このようにし
て得た溶液をガラス基板上にスピナで塗布し、280℃
で3時間熱処理した。その結果むらやクラックが無く、
鉛筆硬度は4H〜5Hと高く良好な膜を形成することが
できた。またこの硬化性組成物溶液は、一種類の溶液か
ら構成されており製造方法が非常に容易であった。この
溶液の40℃のもと24時間放置し、溶液の保存安定性
を調べた。その結果粘度はほとんど変化せず保存安定性
に優れていた。
【0054】実施例13 実施例9で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス(メ
タクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,
6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザ
トリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、γ−メ
タクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン6.0g
を添加したこと以外は実施例9と全く同様に硬化性組成
物溶液を得た。このようにして得た溶液をガラス基板上
にスピナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。その
結果むらが少なくクラックの無い、鉛筆硬度が4〜5H
と高い良好な2μmの膜厚の膜を形成することができ
た。またこの硬化性組成物溶液は、一種類の溶液から構
成されており製造方法が非常に容易であった。この硬化
性組成物溶液を40℃のもとで24時間放置し、溶液の
保存安定性を調べた。その結果溶液粘度はほとんど変化
せず保存安定性に優れていた。
【0055】実施例14 実施例9で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス(メ
タクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,
6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザ
トリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、γ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン6.0gを添
加したこと以外は実施例9と全く同様に硬化性組成物溶
液を得た。このようにして得た溶液をガラス基板上にス
ピナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。その結果
むらが少なくクラックの無い、鉛筆硬度が4〜5Hと高
い良好な2μmの膜厚の膜を形成することができた。ま
たこの硬化性組成物溶液は、一種類の溶液から構成され
ており製造方法が非常に容易であった。この硬化性組成
物溶液を40℃のもとで24時間放置し、溶液の保存安
定性を調べた。その結果溶液粘度はほとんど変化せず保
存安定性に優れていた。
【0056】実施例15 実施例9で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス(メ
タクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,
6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザ
トリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、γ−メ
タクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン6.0g
を添加したこと以外は実施例9と全く同様に硬化性組成
物溶液を得た。このようにして得た溶液をガラス基板上
にスピナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。その
結果むらが少なくクラックの無い、鉛筆硬度が4〜5H
と高い良好な2μmの膜厚の膜を形成することができ
た。またこの硬化性組成物溶液は、一種類の溶液から構
成されており製造方法が非常に容易であった。この硬化
性組成物溶液を40℃のもとで24時間放置し、溶液の
保存安定性を調べた。その結果溶液粘度はほとんど変化
せず保存安定性に優れていた。
【0057】実施例16 実施例9で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス(メ
タクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,
6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザ
トリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、γ−メ
タクリロキシプロピルトリエトキシシラン6.0gを添
加したこと以外は実施例9と全く同様に硬化性組成物溶
液を得た。このようにして得た溶液をガラス基板上にス
ピナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。その結果
むらが少なくクラックの無い、鉛筆硬度が4〜5Hと高
い良好な2μmの膜厚の膜を形成することができた。ま
たこの硬化性組成物溶液は、一種類の溶液から構成され
ており製造方法が非常に容易であった。この硬化性組成
物溶液を40℃のもとで24時間放置し、溶液の保存安
定性を調べた。その結果溶液粘度はほとんど変化せず保
存安定性に優れていた。
【0058】実施例17 500mlの4つ口フラスコ中にγ−アミノプロピルメ
チルジエトキシシラン28.8g(0.15mol)、
γ−ブチロラクトン100.0g、3−メトキシ−3−
メチルブタノール130gを入れ約10分間攪拌を行っ
た。次にフラスコ内温を80℃に上げた後、水8.0g
(0.44mol)を1分間で滴下した。その後10時
間攪拌を行いγ−アミノプロピルメチルジエトキシシラ
ンの加水分解を完了した。つづいて3,3´,4,4´
−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物24.1g
(0.075mol)を投入しさらに約2時間攪拌を続
け溶液(溶液a)を得た。
【0059】一方4つ口フラスコ中にメチルトリメトキ
シシラン100.00gを入れ、0.1%酢酸水溶液4
0.00gを20℃で滴下し、約2時間攪拌した。続い
てブチルセロソルブ30.00gを加えた内温を35℃
とし、全量が120gとなるまで減圧蒸留を行い溶液
(溶液b)を合成した。
【0060】このようにして得られた溶液a10gと溶
液b10gとを混合し、約2時間室温で攪拌したのち、
2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス(メタクリロキ
シエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,6−ヘキサ
ヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザトリホスフ
ォリン6.0gを添加し、さらに2時間室温で撹拌し硬
化性組成物溶液を得た。このようにして得た溶液をガラ
ス基板上にスピナで塗布し、280℃で3時間熱処理し
た。その結果むらが少なくクラックが無い、鉛筆硬度が
4〜5Hと高い良好な2μmの膜厚の膜を形成すること
ができた。またこの硬化性組成物溶液を40℃のもとで
24時間放置し、溶液の保存安定性を調べた。その結果
溶液粘度はほとんど変化せず保存安定性に優れていた。
【0061】約2倍に上昇し保存安定性は悪かった。
【0062】実施例18 実施例17で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス
(メタクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,
6,6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリ
アザトリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、グ
リシジルメタクリレ−ト6.0gを添加したこと以外は
実施例17と全く同様に硬化性組成物溶液を得た。この
ようにして得た溶液をガラス基板上にスピナで塗布し、
280℃で3時間熱処理した。その結果むらが少なくク
ラックの無い、鉛筆硬度が4〜5Hと高い良好な2μm
の膜厚の膜を形成することができた。またこの硬化性組
成物溶液を40℃のもとで24時間放置し、溶液の保存
安定性を調べた。その結果溶液粘度はほとんど変化せず
保存安定性に優れていた。 実施例19 実施例17で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス
(メタクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,
6,6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリ
アザトリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、2
−ヒドロキシエチルメタクリレ−トを6.0gを添加し
たこと以外は実施例17と全く同様に硬化性組成物溶液
を得た。このようにして得た溶液をガラス基板上にスピ
ナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。その結果む
らが少なくクラックが無い、鉛筆硬度が4〜5Hと高い
良好な2μmの膜厚の膜を形成することができた。また
この硬化性組成物溶液を40℃のもとで24時間放置
し、溶液の保存安定性を調べた。その結果溶液粘度はほ
とんど変化せず保存安定性に優れていた。
【0063】実施例20 実施例17で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス
(メタクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,
6,6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリ
アザトリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、メ
タクリル酸メチルを6.0gを添加したこと以外は実施
例17と全く同様に硬化性組成物溶液を得た。このよう
にして得た溶液をガラス基板上にスピナで塗布し、28
0℃で3時間熱処理した。その結果むらが少なくクラッ
クが無い、鉛筆硬度が4〜5Hと高い良好な2μmの膜
厚の膜を形成することができた。またこの硬化性組成物
溶液を40℃のもとで24時間放置し、溶液の保存安定
性を調べた。その結果溶液粘度はほとんど変化せず保存
安定性に優れていた。
【0064】実施例21 実施例17で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス
(メタクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,
6,6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリ
アザトリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、γ
−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシランを
6.0gを添加したこと以外は実施例17と全く同様に
硬化性組成物溶液を得た。このようにして得た溶液をガ
ラス基板上にスピナで塗布し、280℃で3時間熱処理
した。その結果むらが少なくクラックが無い、鉛筆硬度
が4〜5Hと高い良好な2μmの膜厚の膜を形成するこ
とができた。またこの硬化性組成物溶液を40℃のもと
で24時間放置し、溶液の保存安定性を調べた。その結
果溶液粘度はほとんど変化せず保存安定性に優れてい
た。
【0065】実施例22 実施例17で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス
(メタクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,
6,6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリ
アザトリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランを6.0
gを添加したこと以外は実施例17と全く同様に硬化性
組成物溶液を得た。このようにして得た溶液をガラス基
板上にスピナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。
その結果むらが少なくクラックが無い、鉛筆硬度が4〜
5Hと高い良好な2μmの膜厚の膜を形成することがで
きた。またこの硬化性組成物溶液を40℃のもとで24
時間放置し、溶液の保存安定性を調べた。その結果溶液
粘度はほとんど変化せず保存安定性に優れていた。
【0066】実施例23 実施例17で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス
(メタクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,
6,6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリ
アザトリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、γ
−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシランを
6.0gを添加したこと以外は実施例17と全く同様に
硬化性組成物溶液を得た。このようにして得た溶液をガ
ラス基板上にスピナで塗布し、280℃で3時間熱処理
した。その結果むらが少なくクラックが無い、鉛筆硬度
が4〜5Hと高い良好な2μmの膜厚の膜を形成するこ
とができた。またこの硬化性組成物溶液を40℃のもと
で24時間放置し、溶液の保存安定性を調べた。その結
果溶液粘度はほとんど変化せず保存安定性に優れてい
た。
【0067】実施例24 実施例17で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス
(メタクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,
6,6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリ
アザトリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、γ
−メタクリロキシプロピルトリエトキシシランを6.0
gを添加したこと以外は実施例17と全く同様に硬化性
組成物溶液を得た。このようにして得た溶液をガラス基
板上にスピナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。
その結果むらが少なくクラックが無い、鉛筆硬度が4〜
5Hと高い良好な2μmの膜厚の膜を形成することがで
きた。またこの硬化性組成物溶液を40℃のもとで24
時間放置し、溶液の保存安定性を調べた。その結果溶液
粘度はほとんど変化せず保存安定性に優れていた。
【0068】実施例25 500mlの4つ口フラスコ中にγ−アミノプロピルメ
チルジエトキシシラン28.8g(0.15mol)、
フェニルトリエトキシシラン5.94g(0.03mo
l)、メチルトリメトキシラン4.08g(0.03m
ol)、γ−ブチロラクトン100.0g、3−メトキ
シ−3−メチルブタノール130gを入れ約10分間攪
拌を行った。次にフラスコ内温を80℃に上げた後、水
8.64g(0.48mol)を1分間で滴下した。そ
の後10時間攪拌を行い加水分解を完了した。つづいて
3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物24.1g(0.075mol)を投入しさら
に約2時間攪拌を続け溶液(溶液a)を得た。
【0069】一方4つ口フラスコ中にメチルトリメトキ
シシラン100.00gを入れ、0.1%酢酸水溶液4
0.00gを20℃で滴下し、約2時間攪拌した。続い
てブチルセロソルブ30.00gを加えた内温を35℃
とし、全量が120gとなるまで減圧蒸留を行い溶液
(溶液b)を合成した。
【0070】このようにして得られた溶液a10gと溶
液b10gとを混合し、約2時間室温で攪拌したのち、
2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス(メタクリロキ
シエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,6−ヘキサ
ヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザトリホスフ
ォリン6.0gを添加し、さらに2時間室温で撹拌し硬
化性組成物溶液を得た。このようにして得た溶液をガラ
ス基板上にスピナで塗布し、280℃で3時間熱処理し
た。その結果むらが少なくクラックが無い、鉛筆硬度が
4〜5Hと高い良好な2μmの膜厚の膜を形成すること
ができた。またこの硬化性組成物溶液を40℃のもとで
24時間放置し、溶液の保存安定性を調べた。その結果
溶液粘度はほとんど変化せず保存安定性に優れていた。
【0071】実施例26 実施例25で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス
(メタクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,
6,6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリ
アザトリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、グ
リシジルメタクリレ−ト6.0gを添加したこと以外は
実施例25と全く同様に硬化性組成物溶液を得た。この
ようにして得た溶液をガラス基板上にスピナで塗布し、
280℃で3時間熱処理した。その結果むらが少なくク
ラックの無い、鉛筆硬度が4〜5Hと高い良好な2μm
の膜厚の膜を形成することができた。またこの硬化性組
成物溶液を40℃のもとで24時間放置し、溶液の保存
安定性を調べた。その結果溶液粘度はほとんど変化せず
保存安定性に優れていた。 実施例27 実施例25で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス
(メタクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,
6,6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリ
アザトリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、2
−ヒドロキシエチルメタクリレ−トを6.0gを添加し
たこと以外は実施例25と全く同様に硬化性組成物溶液
を得た。このようにして得た溶液をガラス基板上にスピ
ナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。その結果む
らが少なくクラックが無い、鉛筆硬度が4〜5Hと高い
良好な2μmの膜厚の膜を形成することができた。また
この硬化性組成物溶液を40℃のもとで24時間放置
し、溶液の保存安定性を調べた。その結果溶液粘度はほ
とんど変化せず保存安定性に優れていた。
【0072】実施例28 実施例25で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス
(メタクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,
6,6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリ
アザトリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、メ
タクリル酸メチルを6.0gを添加したこと以外は実施
例25と全く同様に硬化性組成物溶液を得た。このよう
にして得た溶液をガラス基板上にスピナで塗布し、28
0℃で3時間熱処理した。その結果むらが少なくクラッ
クが無い、鉛筆硬度が4〜5Hと高い良好な2μmの膜
厚の膜を形成することができた。またこの硬化性組成物
溶液を40℃のもとで24時間放置し、溶液の保存安定
性を調べた。その結果溶液粘度はほとんど変化せず保存
安定性に優れていた。
【0073】実施例29 実施例25で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス
(メタクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,
6,6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリ
アザトリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、γ
−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン6.
0gを添加したこと以外は実施例25と全く同様に硬化
性組成物溶液を得た。このようにして得た溶液をガラス
基板上にスピナで塗布し、280℃で3時間熱処理し
た。その結果むらが少なくクラックの無い、鉛筆硬度が
4〜5Hと高い良好な2μmの膜厚の膜を形成すること
ができた。またこの硬化性組成物溶液を40℃のもとで
24時間放置し、溶液の保存安定性を調べた。その結果
溶液粘度はほとんど変化せず保存安定性に優れていた。 実施例30 実施例25で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス
(メタクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,
6,6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリ
アザトリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン6.0g
を添加したこと以外は実施例25と全く同様に硬化性組
成物溶液を得た。このようにして得た溶液をガラス基板
上にスピナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。そ
の結果むらが少なくクラックの無い、鉛筆硬度が4〜5
Hと高い良好な2μmの膜厚の膜を形成することができ
た。またこの硬化性組成物溶液を40℃のもとで24時
間放置し、溶液の保存安定性を調べた。その結果溶液粘
度はほとんど変化せず保存安定性に優れていた。
【0074】実施例31 実施例25で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス
(メタクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,
6,6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリ
アザトリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、γ
−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン6.
0gを添加したこと以外は実施例25と全く同様に硬化
性組成物溶液を得た。このようにして得た溶液をガラス
基板上にスピナで塗布し、280℃で3時間熱処理し
た。その結果むらが少なくクラックの無い、鉛筆硬度が
4〜5Hと高い良好な2μmの膜厚の膜を形成すること
ができた。またこの硬化性組成物溶液を40℃のもとで
24時間放置し、溶液の保存安定性を調べた。その結果
溶液粘度はほとんど変化せず保存安定性に優れていた。 実施例32 実施例25で2,2,4,4,6,6,−ヘキサキス
(メタクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,
6,6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリ
アザトリホスフォリン6.0gを添加した代わりに、γ
−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン6.0g
を添加したこと以外は実施例25と全く同様に硬化性組
成物溶液を得た。このようにして得た溶液をガラス基板
上にスピナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。そ
の結果むらが少なくクラックの無い、鉛筆硬度が4〜5
Hと高い良好な2μmの膜厚の膜を形成することができ
た。またこの硬化性組成物溶液を40℃のもとで24時
間放置し、溶液の保存安定性を調べた。その結果溶液粘
度はほとんど変化せず保存安定性に優れていた。
【0075】実施例33〜64 実施例1〜32においてガラス基板の代わりに、ガラス
板上に蒸着クロムのブラックマトリックスとポリイミド
をバインダー樹脂成分とする顔料分散タイプのRGB画
素を形成させたカラーフィルタを使用して、塗布、硬化
を行ない、同様に評価したところ、実施例1〜32と同
様の評価結果が得られた。
【0076】比較例1 500mlの4つ口フラスコ中にγ−ブチロラクトン1
00.0g、3−メトキシ−3−メチルブタノール10
0.0g、3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物24.1g(0.075mol)を
フラスコ内温を80℃の下約10分間攪拌を行った。続
いてγ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン28.
8g(0.15mol)を入れ約10時間攪拌を続け硬
化性組成物溶液(溶液A)を得た。40℃の下24時間
放置し、溶液の保存安定性を調べ結果、粘度はほとんど
変化しなかった。しかしながらこの溶液をガラス基板上
にスピナで塗布し、280℃で3時間熱処理した。その
結果得られた膜は、基板面全面にはなはだしいむらが生
じ、また鉛筆硬度は2Hと低く良好な膜を形成すること
ができなかった。
【0077】比較例2 500mlの4つ口フラスコ中にメチルトリメトキシシ
ラン100.0gを入れ、0.1%酢酸水溶液40.0
gを20℃で滴下し、約2時間攪拌した。続いてブチル
セロソルブ30.0gを加えた内温を35℃とし、全量
が120gとなるまで減圧蒸留を行った。このようにし
て得られた溶液(溶液B)をガラス基板上にスピナで塗
布し、280℃で3時間熱処理した。その結果得られた
膜は全面にクラックが生じた。また40℃の下24時間
放置し、溶液の粘土安定性を調べた。その結果粘度は初
期粘度の約2.5倍に上昇し、保存安定性は悪かった。
【0078】比較例3 比較例1で得られた溶液(溶液A)10gと比較例2で
得られた溶液(溶液B)10gとを混合して、約2時間
室温で攪拌し硬化性組成物溶液を得た。このようにして
得られた溶液をガラス基板上にスピナで塗布し、280
℃で3時間熱処理した。その結果むらが無く、鉛筆硬度
は4Hと高い膜を形成することができた。しかしながら
この硬化性組成物溶液の合成に際しては、溶液Aおよび
溶液Bの2種類の溶液を合成せねばならず繁雑であり、
非常に手間がかかった。また40℃の下24時間放置
し、溶液の粘度安定性を調べた。その結果粘度は初期粘
度の約2倍に上昇し保存安定性は悪かった。
【0079】比較例4 実施例1で2,2,4,4,6,6−ヘキサキス(メタ
クリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,6
−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザト
リホスフォリン24.0gを添加しないこと以外は実施
例1と全く同様に硬化性組成物溶液を得た。このように
して得た溶液をガラス基板上にスピナで塗布し、280
℃で3時間熱処理した。その結果得られた膜はむらやク
ラックは無いが、鉛筆硬度は4Hと実施例1よりも低い
ものであった。
【0080】比較例5 実施例9で2,2,4,4,6,6−ヘキサキス(メタ
クリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,6
−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザト
リホスフォリン24.0gを添加しないこと以外は実施
例9と全く同様に硬化性組成物溶液を得た。このように
して得た溶液をガラス基板上にスピナで塗布し、280
℃で3時間熱処理した。その結果得られた膜はむらやク
ラックは無いが、鉛筆硬度は4Hと実施例9よりも低い
ものであった。
【0081】比較例6 実施例17で2,2,4,4,6,6−ヘキサキス(メ
タクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,
6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザ
トリホスフォリン24.0gを添加しないこと以外は実
施例17と全く同様に硬化性組成物溶液を得た。このよ
うにして得た溶液をガラス基板上にスピナで塗布し、2
80℃で3時間熱処理した。その結果得られた膜はむら
やクラックは無いが、鉛筆硬度は4Hと実施例17より
も低いものであった。
【0082】比較例7 実施例25で2,2,4,4,6,6−ヘキサキス(メ
タクリロキシエチレンジオキシ)2,2,4,4,6,
6−ヘキサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザ
トリホスフォリン24.0gを添加しないこと以外は実
施例25と全く同様に硬化性組成物溶液を得た。このよ
うにして得た溶液をガラス基板上にスピナで塗布し、2
80℃で3時間熱処理した。その結果得られた膜はむら
やクラックは無いが、鉛筆硬度は4Hと実施例25より
も低いものであった。
【0083】
【発明の効果】塗布むらやクラックがなくかつ鉛筆硬度
も十分高い保護膜が形成でき、しかも保存安定性に優れ
る硬化性組成物を得ることができる。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともアミノ基を有するアルコキシ
    シランを加水分解せしめて得られるオルガノシランおよ
    び/または該オルガノシランの縮合物と多価カルボン酸
    無水物とを反応させて得られるアミック酸、およびアク
    リル酸、メタクリル酸およびこれらの誘導体の群から選
    ばれる少なくとも一種の化合物を含有することを特徴と
    する硬化性組成物。
  2. 【請求項2】 アミノ基を有するアルコキシシランが一
    般式Rn Si(OR´)4-n (R、R´は水素または有
    機基を示す。Rのうち少なくとも一つは一級アミノ基お
    よび/または2級アミノ基を含む基である。nは1〜3
    の数である。)で表されるものであることを特徴とする
    請求項1記載の硬化性組成物。
  3. 【請求項3】 Rのうちの一つがγ−アミノプロピル基
    であることを特徴とする請求項2記載の硬化性組成物。
  4. 【請求項4】 オルガノシランとして、アミノ基を有す
    るアルコキシシランとアミノ基を有しないアルコキシシ
    ランとを含有するアルコキシシラン混合物を加水分解せ
    しめて得られるオルガノシランを用いることを特徴とす
    る請求項1記載の硬化性組成物。
  5. 【請求項5】 アミノ基を有しないアルコキシシランが
    一般式Ra m Si(ORb 4-m (Ra 、Rb は水素ま
    たは有機基を示す。ただし、Ra は一級アミノ基および
    二級アミノ基を含まない。mは0〜3の数である。)で
    表されるものであることを特徴とする請求項4記載の硬
    化性組成物。
  6. 【請求項6】 Ra のうち少なくとも一つがフェニル基
    であることを特徴とする請求項5記載の硬化性組成物。
  7. 【請求項7】 さらに、アルコキシシラン、該アルコキ
    シシランを加水分解して得られるオルガノシランおよび
    該オルガノシランの縮合物の群から選ばれる少なくとも
    一種の化合物を含有することを特徴とする請求項1また
    は4記載の硬化性組成物。
  8. 【請求項8】 該アルコキシシランが一般式R1 x Si
    (OR2 4-x (R1 、R2 は水素または有機基を示
    す。xは1〜3の数である。)で表されるものであるこ
    とを特徴とする請求項7記載の硬化性組成物。
  9. 【請求項9】 多価カルボン酸無水物がテトラカルボン
    酸二無水物であることを特徴とする請求項1記載の硬化
    性組成物。
  10. 【請求項10】 テトラカルボン酸二無水物として3,
    3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無
    水物を用いることを特徴とする請求項9記載の硬化性組
    成物。
  11. 【請求項11】 アクリル酸、メタクリル酸およびこれ
    らの誘導体の群から選ばれる少なくとも一種の化合物
    が、多官能化合物であることを特徴とする請求項1記載
    の硬化性組成物。
  12. 【請求項12】 アクリル酸、メタクリル酸およびこれ
    らの誘導体の群から選ばれる少なくとも一種の化合物
    が、グリシジルメタクリレートであることを特徴とする
    請求項1記載の硬化性組成物。
  13. 【請求項13】 アクリル酸、メタクリル酸およびこれ
    らの誘導体の群から選ばれる少なくとも一種の化合物
    が、2−ヒドロキシエチルメタクリレートであることを
    特徴とする請求項1記載の硬化性組成物。
  14. 【請求項14】 アクリル酸、メタクリル酸およびこれ
    らの誘導体の群から選ばれる少なくとも一種の化合物
    が、2,2,4,4,6,6−ヘキサキス(メタクリロ
    キシエチレンジオキシ)−2,2,4,4,6,6−ヘ
    キサヒドロ−1,3,5,2,4,6−トリアザトリホ
    スフォリンであることを特徴とする請求項1記載の硬化
    性組成物。
  15. 【請求項15】 アクリル酸、メタクリル酸およびこれ
    らの誘導体の群から選ばれる少なくとも一種の化合物
    が、アクリル基またはメタクリル基を有するアルコキシ
    シラン、該アルコキシシランの加水分解物、および該加
    水分解物の縮合物の群から選ばれる少なくとも一種であ
    ることを特徴とする請求項1記載の硬化性組成物。
  16. 【請求項16】 該アクリル基またはメタクリル基を有
    するアルコキシシランが、γ−メタクリロキシプロピル
    アルコキシシランであることを特徴とする請求項15記
    載の硬化性組成物。
  17. 【請求項17】 γ−メタクリロキシプロピルアルコキ
    シシランが、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメト
    キシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
    シラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシ
    シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラ
    ンであることを特徴とする請求項16記載の硬化性組成
    物。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17のいずれかに記載の硬
    化性組成物からなることを特徴とするカラーフィルタ保
    護膜用硬化性組成物。
  19. 【請求項19】 透明基板上に少なくとも着色層および
    保護膜をこの順に設けたカラーフィルタにおいて、該保
    護膜が請求項18記載のカラーフィルタ保護膜用硬化性
    組成物を硬化してなることを特徴とするカラーフィル
    タ。
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