JP3889459B2 - 透明保護膜形成用熱硬化性樹脂組成物およびカラーフィルター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱硬化性樹脂組成物に関するものであり、さらに詳しくは、カラーフィルターの保護膜、平坦化膜などの作製に好適に用いられ、インクジェット法によるパターン形成が可能な透明保護膜形成用熱硬化性組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パソコン、ワープロ、計器、カラーテレビなどに応用が可能なカラー液晶表示装置が注目されている。従来のカラー液晶表示装置、特に薄膜トランジスタ(TFT)型カラー液晶表示装置の液晶セルの構造は、基本的にはカラーフィルターを有する基板と透明基板上に電極を形成した対向基板とからなっているものである。ここでカラーフィルターの通常の製造方法としては、まず透明基板上にブラックマトリックス、次いで赤(R)、緑(G)、青(B)の画素をフォトリソ法で形成せしめ、この上に必要に応じてトップコート剤をスピンコートで塗布・加熱硬化せしめて保護膜を形成させるものである。この保護膜は画素の段差平坦化、表面平滑化に機能し、該保護膜上の透明電導膜の低抵抗化、画素コントラスト比の向上をもたらし、また画素やブラックマトリックスの保護膜として保護膜形成後の液晶表示装置製造工程での傷付き防止、さらにはセルへの液晶注入後の画素から液晶への不純物拡散防止に有効である。しかしながら、該保護膜の形成はカラーフィルター全面を覆うことになるため、ガラス部との接着性不良や、セル液晶封止剤との接着不良さらにはセル外部電極との接着性不良等の液晶表示装置信頼性の低下要因となる問題点をも有している。したがってセルギャップの比較的大きいTFT型カラー液晶表示装置においては、この保護膜形成を省略するケースも多くなっているが、高速応答性に伴うセルギャップ短間隔化、さらには、透明基板に対して平行な向きの電界(横電界)により駆動されるカラー液晶表示装置においては、平坦化膜としての保護膜形成が期待され、さらにはこの保護膜に配向膜としての機能をも付与することが期待されている。上記に述べたごとくの保護膜形成における問題点を避ける手段として、保護膜のパターニングが考えられ、カラーフィルターの画素部のみを覆う保護膜形成が望まれるが、保護膜特性とコスト面から適切な塗布方法が見出だされていないのが現状である。さらに、液晶表示装置の液晶セルの製造においては、保護膜上に透明電導膜を形成せしめ、次いで配向膜の塗布が行なわれるが、この配向膜塗布は従来フレキソ印刷の手法が適用されてきたが、接触による直接塗布と塗布溶液の繰り返し使用による微細異物汚染が発生しやすい、あるいは塗布性が十分で無い等の問題点があり、このフレキソ印刷方式に代わりえる配向膜塗布方法が期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる従来技術の諸欠点に鑑み創案されたもので、その目的とするところは、保護膜のパターン形成が容易にできるインクジェット法、その中でも特にコンティニュアス法においても、使用可能な透明保護膜形成用の熱硬化性樹脂組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる本発明の目的は、溶剤成分、樹脂成分からなる熱硬化性樹脂組成物において、樹脂成分が、( A )アミノ基を有するアルコキシシラン、該アルコキシシランを加水分解して得られるオルガノシラン、該オルガノシランの縮合物のうち少なくとも一種と、多価カルボン酸無水物とを反応させて得られる化合物、または( B )アミノ基を有するアルコキシシラン、該アルコキシシランを加水分解して得られるオルガノシラン、該オルガノシランの縮合物のうち少なくとも一種と、多価カルボン酸無水物または/および多価カルボン酸との混合物を含有し、熱硬化性樹脂組成物の全重量に対し、水を5重量%以上、2価以下のカルボン酸を0.5重量%以上含有し、抵抗値が1×105 Ω・cmより小さいことを特徴とする透明保護膜形成用熱硬化性樹脂組成物により達成される。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明における熱硬化性樹脂組成物は、着色させる目的に加えられる顔料成分または染料成分を含まない。
【0006】
本発明における透明保護膜の透明とは、完全な無着色のみを意味せず、樹脂成分、溶剤成分などの影響で多少着色している場合をも含む。
【0007】
本発明における熱硬化性樹脂組成物の抵抗値としては1×105 Ω・cmより小さいことが好ましく、より好ましくは5×104 Ω・cmより小さいことであり、さらに好ましくは1×104 Ω・cmより小さいことである。
【0008】
本発明における溶剤成分としては、エタノール、メタノール、イソプロパノール、ブタノール、3−メトキシ3−メチルブタノール、ブチルセロソルブ、メチルセロソルブ、エチルセロソルブなどのアルコールや、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、γ−ブチロラクトンなどの非プロトン性極性溶媒またはこれらの混合物があげられるがこれらに限定されない。
【0009】
本発明におけるアミノ基を有するアルコキシシランとしては、一般式Rn Si(OR´)4-n で表されるアミノ基を有するアルコキシシランを挙げることができる。
【0010】
式中のR、R´は水素または有機基を示す。有機基としては、アルキル基、アリル基、アリール基、アルケニル基、アルキニル基、フルオロアルキル基などを挙げることができる。より具体的な例としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、ネオヘキシル基、ビニル基、、アリル基、イソプロペニル基、エチニル基、2−プロピニル基、3,3,3−トリフロロプロピル基、γ−グリシドキシプロピル基、メタクリル基、γ−メタクリルオキシプロピル基、フェニル基、トリル基などが挙げられる。
【0011】
ただし、Rのうち少なくとも一つは一級アミノ基および/または2級アミノ基を含む基である。一級アミノ基を含む基としては、γ−アミノプロピル基、アミノエチル基、p−アミノフェニル基、m−アミノフェニル基、o−アミノフェニル基などが挙げられる。二級アミノ基を含む基としては、N−フェニル−γ−アミノプロピル基、N−メチル−γ−アミノプロピル基、N−エチル−γ−アミノプロピル基などが挙げられる。これらの一級アミノ基および/または二級アミノ基を含む基の中で好ましいものは、γ−アミノプロピル基、p−アミノフェニル基などである。
【0012】
R、R´は同一でもよいし、異なっていてもよい。nは1〜3の数である。
【0013】
このような一般式Rn Si(OR´)4-n で表されるアミノ基を有するアルコキシシランの具体的な例としては、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−アミノプロピルジメチルエトキシシラン、γ−アミノプロピルエチルジエトキシシラン、γ−アミノプロピルジエチルエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルジメチルメトキシシラン、γ−アミノプロピルエチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルジエチルメトキシシラン、γ−アミノプロピルエチルメトキシエトキシシラン、γ−アミノプロピルエチルメチルエトキシシラン、γ−アミノプロピルエチルメチルメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニルγ−アミノプロピルトリメトキシシラン、p−アミノフェニルトリメトキシシラン、p−アミノフェニルトリエトキシシラン、p−アミノフェニルメチルジメトキシシラン、p−アミノフェニルメチルジエトキシシラン、p−アミノフェニルエチルジメトキシシラン、p−アミノフェニルエチルジエトキシシラン、γ−(p−アミノフェニル)プロピルトリメトキシシラン、γ−(p−アミノフェニル)エチルトリメトキシシラン、γ−(p−アミノフェニル)メチルトリメトキシシラン、γ−(p−アミノフェニル)プロピルトリエトキシシラン、γ−(p−アミノフェニル)エチルトリエトキシシラン、γ−(p−アミノフェニル)メチルトリエトキシシランなどを挙げることができる。これらの中で好ましいものはγ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルエチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルエチルジエトキシシラン、p−アミノフェニルトリメトキシシラン、p−アミノフェニルトリエトキシシランなどである。特に好ましいものは、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシランなどRのうちの一つがγ−アミノプロピル基のものである。これらのアミノ基を有するアルコキシシランは単独または二種以上組み合わせて用いることができる。
【0014】
本発明におけるアミノ基を有するアルコキシシランを加水分解して得られるオルガノシランとは、アルコキシシランの中またはアルコキシシランを溶媒に溶解させたものの中に、水を添加しアルコキシ基を実質的に完全に加水分解反応させることによって得られるオルガノシランをいう。
【0015】
また、オルガノシランの縮合物とは、オルガノシランが複数個脱水縮合反応したものをいう。
本発明におけるアミノ基を有しないアルコキシシランとしては、一般式Ra m Si(ORb )4-m で表されるアルコキシシランを挙げることができる。
【0016】
式中のRa 、Rb は水素または有機基を示す。有機基としては、アルキル基、アリル基、アリール基、アルケニル基、アルキニル基、フルオロアルキル基などを挙げることができる。より具体的な例としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、ネオヘキシル基、ビニル基、、アリル基、イソプロペニル基、エチニル基、2−プロピニル基、3,3,3−トリフロロプロピル基、γ−グリシドキシプロピル基、メタクリル基、γ−メタクリルオキシプロピル基、フェニル基、トリル基などが挙げられる。ただし、Ra 、Rb はアミノ基を含まない。
【0017】
Ra 、Rb は同一でもよいし、異なっていてもよい。m個のRa は同一でもよいし、異なっていてもよい。(4−m)個のORb 基は同一でもよいし、異なっていてもよい。mは0〜3の数である。
【0018】
このようなRa m Si(ORb )4-m で表されるアミノ基を有しないアルコキシシランの具体的な例としては、テトラエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、テトラメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、イソブチルトリメトキシシランなどがあげられる。これらの中で好ましいものはテトラエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、テトラメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシランであり、特に好ましいものはフェニルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシランなどのRa のうちの少なくとも一つがフェニル基のものが好ましい。
【0019】
これらのアミノ基を有しないアルコキシシランは単独または二種以上組み合わせて用いることができる。
【0020】
本発明における多価カルボン酸無水物としては、テトラカルボン酸二無水物、トリカルボン酸一無水物、テトラカルボン酸一無水物などが挙げられるが、テトラカルボン酸二無水物が一般的である。テトラカルボン酸二無水物としては、公知のすべてのテトラカルボン酸二無水物を挙げることができる。テトラカルボン酸二無水物の具体的な例としては、ピロメリット酸二無水物、3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,3,3´,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2´,3,3´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2´,3,3´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,3´,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボ−ン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、ブタンテトラカルボン酸二無水物、ピリジンテトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−ジフェニルジメチルメタンテトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−ジフェニルジ(トリフルオロメチル)メタンテトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5−テトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−ジフェニルメタンテトラカルボン酸二無水物、2,3,4,5−チオフェンテトラカルボンテトラカルボン酸二無水物、1,8,9,10−フェナンスレンテトラカルボン酸二無水物などを挙げることができるがこれらに限定されない。これらの中で好ましいのは3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物であり、特に3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物が好ましい。また酸無水物末端のポリアミド酸を用いることもできる。ここでいうポリアミド酸としては、ジアミンとテトラカルボン酸二無水物との反応により生じる化合物を挙げることができる。
【0021】
テトラカルボン酸二無水物としては前述のテトラカルボン酸二無水物を挙げることができ、またジアミンとしては公知のジアミンを挙げることができる。例えば4,4´−ジアミノジフェニルエーテル、3,3´(または4,4´)−ジアミノジフェニルスルホン、4,4´−ジアミノジフェニルスルフィド、パラフェニレンジアミン、4,4´−ジアミノジフェニルメタン、ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン、メタフェニレンジアミン、4,4´−ジアミノジフェニルエタン、1,5−ジアミノナフタレン、3,3´−ジメチル−4,4´−ジアミノビフェニル、3,3´−ジアミノベンゾフェノン、4,4´−ジアミノベンゾフェノン、3,4´−ジアミノベンゾフェノン、1,3−プロパンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼンなどを挙げることができるがこれらに限定されない。
【0022】
本発明における請求項6記載の多価カルボン酸とは、上記で述べた酸無水物を一部または完全に加水分解して得られるカルボン酸をいう。
【0023】
本発明におけるアミノ基を有するアルコキシシラン、該アルコキシシランを加水分解して得られるオルガノシラン、該オルガノシランの縮合物のうち少なくとも一種と、多価カルボン酸無水物との反応比率としては、特に限定されないが、該アルコキシシラン、該オルガノシラン、該オルガノシランの縮合物のうち少なくとも一種が有するアミノ基の総モル数と、多価カルボン酸無水物の有する酸無水物基が等モル前後となるような比率が好ましい。
【0024】
本発明におけるアミノ基を有するアルコキシシラン、該アルコキシシランを加水分解して得られるオルガノシラン、該オルガノシランの縮合物のうち少なくとも一種と、多価カルボン酸無水物および/または多価カルボン酸との混合割合は特に限定はしないが、アミノ基を有するアルコキシシラン、該アルコキシシランを加水分解して得られるオルガノシラン、該オルガノシランの縮合物のうち少なくとも一種が有するアミノ基の総モル数と、多価カルボン酸無水物および/また多価カルボン酸が有する酸無水物基とカルボキシル基の総モル数との比率が等モル前後となるような比率が好ましい。
【0025】
一般に多価カルボン酸無水物とアミノ基の反応によりカルボキシル基が形成されるが、このカルボキシル基はカルボン酸エステルに変性してもかまわない。
【0026】
本発明における水の含有量は、熱硬化性樹脂組成物全重量に対し5重量%以上含有されるのが好ましいが、さらに好ましくは10重量%以上含有されることである。
【0027】
本発明における酸の含有量としては、熱硬化性樹脂組成物全重量に対し0.5重量%以上含有することが好ましく、さらに好ましくは0.7重量%以上である。
【0028】
本発明に用いられる2価以下のカルボン酸の例を挙げると、ジクロロ酢酸、蓚酸、安息香酸、マレイン酸、サリチル酸、プロピオン酸、マロン酸、酢酸、クロロ酢酸、フタル酸、蟻酸、コハク酸、アビエチン酸、アスコルビン酸、ナジック酸などを挙げることができる。さらに好ましい2価以下のカルボン酸の例としては、pKaが5.0以下のカルボン酸であり、ジクロロ酢酸、蓚酸、安息香酸、マレイン酸、サリチル酸、プロピオン酸、マロン酸、酢酸、クロロ酢酸、フタル酸、蟻酸、コハク酸、アスコルビン酸、ナジック酸などを挙げることができ、さらに好ましくはpKaが5.0以下のカルボン酸であり、ジクロロ酢酸、蓚酸、安息香酸、マレイン酸、サリチル酸、プロピオン酸、マロン酸、酢酸、クロロ酢酸、フタル酸、蟻酸、コハク酸、アスコルビン酸、ナジック酸を挙げることができ、より好ましくは、酢酸、蟻酸、蓚酸などを挙げることができる。ここでいうpKaは−logKaの値である。Kaは25℃における酸解離定数であり、多価の酸の場合は、第1酸解離定数である。本発明の熱硬化性樹脂組成物中に塗布性向上などを目的とし、界面活性剤を添加しても構わない。
【0029】
本発明の熱硬化性組樹脂成物中には、熱硬化後のガラスなど基板との接着性を高めるために必要に応じて金属キレート化合物を添加することもできる。
【0030】
本発明の熱硬化性樹脂組成物は、基板上にインクジェット法で塗布された後、硬化処理が施され、塗膜となる。硬化処理方法としては熱処理が好ましく、熱処理方法としては、例えば通風オーブン、ホットプレート、真空オーブン、炉などを用いることができる。好ましくは通風オーブンもしくはホットプレートである。
【0031】
熱処理温度としては、50〜400℃が好ましく、より好ましくは150〜350℃であり、さらに好ましくは200〜300℃である。この熱処理温度に急激に昇温しても、段階的に徐々に昇温しても構わない。好ましくは段階的に昇温する方法である。最高熱処理温度における熱処理時間としては、通風オーブンの場合10分〜10時間が好ましく、より好ましくは30分〜4時間である。ホットプレートの場合はこれより短い時間で良く、2分〜2時間が好ましく、より好ましくは6分〜1時間である。また、熱硬化性樹脂組成物中に感光性成分を添加すれば、光硬化させることもできる。
【0032】
このようにして得られた塗膜は、カラーフィルター上に設けられる保護膜や平坦化膜のほか、半導体素子の保護膜、層間絶縁膜、平坦化膜、導波路形成用材料、位相シフタ用材料、各種電子部品の保護膜などとして用いることができる。
【0033】
例えば、カラーフィルターの保護膜として用いる場合は、ガラスなどの透明基板の上の着色層および必要に応じて該着色層の間隙に設けられた遮光層の上に、本発明の熱硬化性樹脂組成物を塗布、硬化させて透明保護膜とする。
【0034】
【実施例】
以下実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0035】
参考例1
メチルトリメトキシシラン136g(1.0モル)、フェニルトリメトキシシラン198g(1.0モル)、3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物32.2g(0.1モル)をγ−ブチロラクトン140g、3−メチル−3−メトキシブタノ−ル421gに溶解し、30℃で撹拌しながら、118gの蒸留水を加え、2時間撹拌し、加水分解・縮合を行なった。
【0036】
この溶液を、バス温105℃で3時間加熱・攪拌し生成したアルコ−ルと水140gを留去させた後、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン38.3g(0.2モル)をγ−ブチロラクトン133g、3−メチル−3−メトキシブタノ−ル355.0gに溶解した混合液を添加して、同温で1時間加熱、攪拌した後、徐々に加熱、攪拌下に昇温して1時間後にバス温135℃として2時間、加熱攪拌し、反応温度を125℃まで上げて生成したアルコ−ルと水75gを留去させた。
【0037】
この様にして得られた溶液を冷却して室温とした後、シリコーン系界面活性剤BYK302(ビック・ケミー社)0.5gの3−メチル−3−メトキシブタノ−ル60.0g溶液で稀釈して、熱硬化性樹脂組成物溶液を得た。
【0038】
このようにして得られた溶液の固形分濃度を300℃、30分加熱の溶剤除去法で測定すると18.2重量%であり、粘度は17.4センチポイズ(25℃)であった。この溶液の抵抗値を測定した結果2.7×105 Ω・cmであった。
【0039】
参考例2
メチルトリメトキシシラン13.6g(0.1モル)とフェニルトリメトキシシラン19.8g(0.1モル)およびγアミノプロピルメチルジエトキシシラン96.0g(0.5モル)を3−メチル−3−メトキシブタノ−ル428.0gおよびγブチロラクトン333.3gの混合液に加えて、30℃攪拌下に蒸留水28.8g(1.8モル)を添加した。この溶液を60℃で4間攪拌した後、3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物80.6g(0.25モル)を加えて、そのまま2時間攪拌を続け熱硬化性樹脂組成物溶液アミック酸含有のシロキサン溶液を得た。本溶液の粘度をE型粘度計で測定すると22.5センチポイズ(25℃)であった。この溶液の抵抗値を測定した結果3.7×105 Ω・cmであった。
【0040】
参考例3
3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物32.23g(0.10モル)を3−メチル−3−メトキシブタノ−ル100.0gおよびγブチロラクトン100.0gの混合液に加え、溶解させた後、γアミノプロピルメチルジエトキシシラン38.40g(0.2モル)を3−メチル−3−メトキシブタノ−ル68.1gに溶解した液を約10分間で滴下して、40℃で1時間反応させ熱硬化性樹脂組成物溶液を得た。本溶液の粘度をE型粘度計で測定すると17.5センチポイズ(25℃)であった。この溶液の抵抗値を測定した結果2.0×105 Ω・cmであった。
【0041】
参考例4
メチルトリメトキシシラン272.0g(2.0モル)、フェニルトリメトキシシラン396.0g(2.0モル)、酢酸0.34gを3−メチル−3−メトキシブタノ−ル785.6gに溶解し、30℃で撹拌しながら、216gの蒸留水を加え、1時間加熱撹拌し、加水分解・縮合を行なった。
【0042】
この溶液を、徐々に加熱、攪拌下に昇温して2時間後にバス温130℃として2時間、加熱攪拌し、生成したアルコ−ルと水449.1gを留去させた後、この溶液を80℃まで冷却して、3−メチル−3−メトキシブタノ−ル85.7gを添加して、熱硬化性樹脂組成物溶液を得た。このように得られた溶液の固形分濃度を300℃、30分加熱の溶剤除去法で測定すると31.5重量%であり、粘度は51センチポイズ(25℃)であった。この溶液の抵抗値を測定した結果3.0×105 Ω・cmであった。
【0043】
参考例5
参考例2で得られた溶液100g,参考例4で得られた溶液130gおよび参考例4で得られた溶液100gを混合して熱硬化性樹脂組成物溶液を得た。この溶液の抵抗値を測定した結果.3.3×105 Ω・cmであった。
【0044】
実施例1
ポリアミック酸中に黒色顔料を分散してなる黒色ペーストを無アルカリガラス上にスピンコートし、50℃で10分間、90℃で10分間、110℃で20分間オーブンを用いて空気中で加熱乾燥して、膜厚1.6μmのポリイミド前駆体着色膜を得た。この膜上にポジ型フォトレジスト(東京応化社製OFPR−800)を塗布し80℃で20分加熱乾燥して膜厚1μmのレジスト膜を得た。キャノン社製紫外線露光機PLA−501Fを用い、クロム製のフォトマスクを介して、波長365nmでの強度が50mJ/cm2 の紫外線を照射した。露光後、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイドの2.38重量%の水溶液からなる現像液に浸漬し、フォトレジストおよびポリイミド前駆体の現像を同時に行った。エッチング後、不要となったフォトレジスト層をメチルセロソルブアセテートで剥離した。さらにこのようにして得られたポリイミド前駆体着色被膜を窒素雰囲気中で300℃で30分間熱処理し、膜厚1.2μmのポリイミド着色被膜によりブラックマトリクスパターンを得た。
【0045】
さらにポリアミック酸中に顔料分散してなる青、赤、緑の各色のカラーペーストについて、順次同様のプロセスによりパターン化されたポリイミド着色被膜を形成し、カラーフィルターを得た。
【0046】
次に、参考例1で得られた溶液に、水637.7g、蓚酸42.5g、γ−ブチロラクトン3570.8gを添加し、本発明の熱硬化性樹脂組成物溶液を得た。
【0047】
この溶液の抵抗値を測定した結果7.7×103 Ω・cmであった。この溶液を用いプログラム制御されたコンティニュアス型インクジェット塗布装置でカラーフィルターの所望の領域上に塗布した。
【0048】
これを100℃熱風オーブン中で10分間予備乾燥した後、280℃で0.5時間熱処理した結果、1.1μm厚みの良好な保護膜をパターン形成することができた。
【0049】
実施例2
参考例2で得られた溶液に、水375.0g、蓚酸25.0g、γ−ブチロラクトン1100.0gを添加し、本発明の熱硬化性樹脂組成物溶液を得た。この溶液の抵抗値を測定した結果7.7×103 Ω・cmであった。この溶液を用いプログラム制御されたコンティニュアス型インクジェット塗布装置でカラーフィルターの所望の領域上に塗布した。
【0050】
これを100℃熱風オーブン中で10分間予備乾燥した後、280℃で0.5時間熱処理した結果、1.1μm厚みの良好な保護膜をパターン形成することができた。
【0051】
実施例3
参考例3で得られた溶液に、水127.5g、蓚酸8.5g、γ−ブチロラクトン375.4gを添加し、本発明の熱硬化性樹脂組成物溶液を得た。この溶液の抵抗値を測定した結果7.3×103 Ω・cmであった。この溶液を用いプログラム制御されたコンティニュアス型インクジェット塗布装置でカラーフィルターの所望の領域上に塗布した。 これを100℃熱風オーブン中で10分間予備乾燥した後、280℃で0.5時間熱処理した結果、1.1μm厚みの良好な保護膜をパターン形成することができた。
【0052】
実施例4
参考例4で得られた溶液に、水982.5g、蓚酸65.5g、3−メチル−3−メトキシブタノ−ル4195.5gを添加し、本発明の熱硬化性樹脂組成物溶液を得た。この溶液の抵抗値を測定した結果6.3×103 Ω・cmであった。
【0053】
この溶液を用いプログラム制御されたコンティニュアス型インクジェット塗布装置でカラーフィルターの所望の領域上に塗布した。これを100℃熱風オーブン中で10分間予備乾燥した後、280℃で0.5時間熱処理した結果、1.1μm厚みの良好な保護膜をパターン形成することができた。
【0054】
実施例5
参考例5で得られた溶液に、水138.5g、蓚酸9.2g、γ−ブチロラクトン543.5gを添加し、本発明の熱硬化性樹脂組成物溶液を得た。この溶液の抵抗値を測定した結果5.7×103 Ω・cmであった。この溶液を用いプログラム制御されたコンティニュアス型インクジェット塗布装置でカラーフィルターの所望の領域上に塗布した。これを100℃熱風オーブン中で10分間予備乾燥した後、280℃で0.5時間熱処理した結果、1.1μm厚みの良好な保護膜をパターン形成することができた。
【0055】
比較例1
実施例1において、参考例1で得られた溶液に水637.7g、蓚酸42.5g、γ−ブチロラクトン3570.8gを添加した代わりに、参考例1で得られた溶液をそのまま用い、プログラム制御されたコンティニュアス型インクジェット塗布装置での塗布を試みたがプログラム通りに塗布できず、所望の塗布領域外にも塗布されてしまい、所望の保護膜をパタ−ン形成することができなかった。
【0056】
比較例2
実施例2において、参考例2で得られた溶液に水375.0g、蓚酸25.0g、γ−ブチロラクトン1100.0gを添加した代わりに、参考例2で得られた溶液をそのまま用い、プログラム制御されたコンティニュアス型インクジェット塗布装置での塗布を試みたがプログラム通りに塗布できず、所望の塗布領域外にも塗布されてしまい、所望の保護膜をパタ−ン形成することができなかった。
【0057】
比較例3
実施例3において、参考例3で得られた溶液に水127.5g、蓚酸8.5g、γ−ブチロラクトン375.4gを添加した代わりに、参考例3で得られた溶液をそのまま用い、プログラム制御されたコンティニュアス型インクジェット塗布装置での塗布を試みたがプログラム通りに塗布できず、所望の塗布領域外にも塗布されてしまい、所望の保護膜をパタ−ン形成することができなかった。
【0058】
比較例4
実施例4において、参考例4で得られた溶液に水982.5g、蓚酸65.5g、3−メチル−3−メトキシブタノ−ル4195.5gを添加した代わりに、参考例4で得られた溶液をそのまま用い、プログラム制御されたコンティニュアス型インクジェット塗布装置での塗布を試みたがプログラム通りに塗布できず、所望の塗布領域外にも塗布されてしまい、所望の保護膜をパタ−ン形成することができなかった。
【0059】
比較例5
実施例5において、参考例5で得られた溶液に水138.5g、蓚酸9.2g、γ−ブチロラクトン543.5gを添加した代わりに、参考例5で得られた溶液をそのまま用い、プログラム制御されたコンティニュアス型インクジェット塗布装置での塗布を試みたがプログラム通りに塗布できず、所望の塗布領域外にも塗布されてしまい、所望の保護膜をパタ−ン形成することができなかった。
【0060】
【発明の効果】
透明基板上に着色膜が形成されてなるカラーフィルタにおいて、該着色膜上にコンティニュアスインクジェット法により保護膜を形成せしめる手法により、カラーフィルタ画面の有効領域のみに保護膜が形成、パターニングされたカラーフィルターを容易に得ることができる。
Claims (6)
- 溶剤成分、樹脂成分からなる熱硬化性樹脂組成物において、樹脂成分が、( A )アミノ基を有するアルコキシシラン、該アルコキシシランを加水分解して得られるオルガノシラン、該オルガノシランの縮合物のうち少なくとも一種と、多価カルボン酸無水物とを反応させて得られる化合物、または( B )アミノ基を有するアルコキシシラン、該アルコキシシランを加水分解して得られるオルガノシラン、該オルガノシランの縮合物のうち少なくとも一種と、多価カルボン酸無水物または/および多価カルボン酸との混合物を含有し、熱硬化性樹脂組成物の全重量に対し、水を5重量%以上、2価以下のカルボン酸を0.5重量%以上含有し、抵抗値が1×105 Ω・cmより小さいことを特徴とする透明保護膜形成用熱硬化性樹脂組成物。
- 抵抗値が1×104 Ω・cmより小さいことを特徴とする請求項1記載の透明保護膜形成用熱硬化性樹脂組成物。
- pKaが5.0以下である酸を含有することを特徴とする請求項1記載の透明保護膜形成用熱硬化性樹脂組成物。
- 樹脂成分が、アミノ基を含有しないアルコキシシラン、該アルコキシシランを加水分解して得られるオルガノシラン、該オルガノシランの縮合物のうち少なくとも一種をさらに含有することを特徴とする請求項1記載の透明保護膜形成用熱硬化性樹脂組成物。
- 透明基板上に少なくとも着色層および保護膜をこの順に設けたカラーフィルターにおいて、該保護膜が請求項1〜4のいずれか記載の透明保護膜形成用熱硬化性樹脂組成物を塗布、硬化してなることを特徴とするカラーフィルター。
- 透明基板上に少なくとも着色層および保護膜をこの順に設けたカラーフィルターにおいて、該保護膜が請求項1〜4のいずれか記載の透明保護膜形成用熱硬化性樹脂組成物を基板上の特定領域に塗布、硬化してなることを特徴とするカラーフィルター。
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