JPH0867636A - 播種性血管内凝固症候群(dic)の予防治療薬 - Google Patents

播種性血管内凝固症候群(dic)の予防治療薬

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JPH0867636A
JPH0867636A JP6205384A JP20538494A JPH0867636A JP H0867636 A JPH0867636 A JP H0867636A JP 6205384 A JP6205384 A JP 6205384A JP 20538494 A JP20538494 A JP 20538494A JP H0867636 A JPH0867636 A JP H0867636A
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JP
Japan
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dic
scr1
prophylactic
therapeutic agent
endotoxin
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JP6205384A
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Hideyuki Tanaka
秀行 田中
Masaharu Asano
雅晴 浅野
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Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 実質的に膜貫通ドメインを含有しないヒト補
体レセプタータイプI(CR1)分子であって、プラス
ミドpBSCR1c/pTCSgptを担持するチャイ
ニーズハムスター卵巣細胞により発現される可溶性補体
レセプタータイプI(sCR1)を有効成分とする播種
性血管内凝固症候群(DIC)の予防治療薬。 【効果】 凝固系並びに線溶系の両方に作用し、優れた
DIC予防治療活性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒト補体レセプタータイ
プI(以下CR1と略記する。)分子を用いた播種性血
管内凝固症候群の予防治療薬に関する。
【0002】
【従来の技術】播種性血管内凝固症候群(以下DICと
略記する。(Disseminated intravascular coagulatio
n))は、何らかの原因により血管内で広範に血液凝固が
起こり、血小板や多くの凝固因子が消費されてそれらの
血中濃度が低下し、さらに二次線溶も加わって顕著な出
血傾向を来すとともに、全身の細小血管に血栓が多発し
て循環障害による諸臓器の機能障害を呈する症候群であ
る。別名汎発性血管内血液凝固症とも呼ばれ、種々の疾
患(基礎疾患)に併発してみられる極めて重篤な病態で
ある。DICの発現ならびに病状の進展には、凝固系、
線溶系の関与が重要であることが知られているが、さら
に補体系が関与していることを示唆する報告がある(日
薬理誌 90,313〜320(1987)等)。
【0003】DICの治療にあたっては、まず、基礎疾
患を十分に治療してDICの発症原因を速やかに除去す
ることが重要であるが、さらに、DICによる血管内凝
固を阻止する目的で、ヘパリン、メシル酸ガベキサー
ト、メシル酸ナファモスタット、乾燥濃縮ヒトアンチト
ロンビンIII製剤等の抗凝固療法が行われている(日
本内科学会雑誌 第80巻 875〜879頁(199
1年6月10日))。しかしながら、抗凝固剤は、出血
等の副作用も懸念されるため、更に優れたDIC治療剤
が切望されている。
【0004】一方、補体第3成分及び第4成分の活性型
フラグメントC3b及びC4bと結合親和性を有するC
R1の膜貫通ドメインを除去した可溶性のCR1分子
(以下sCR1)が、特表平4−501502号並びに
H.F.Weisman et al. Science 249,146-151(1990)に記載
されている。
【0005】上記特表平4−501502号には、sC
R1は、CR1により介在された機能の調節をするのに
治療上有用であり、特に炎症性反応の治療及び心筋梗塞
の大きさの減少及び再灌流損傷の予防に治療上有用であ
ることが示されている(同公報7頁上段左欄1〜4行、
同16頁上段左欄11行〜同17頁下段左欄最終行、並
びに同40頁下段左欄19行〜同45頁上段右欄4行参
照)。
【0006】又、上記Scienceには、sCR1は
補体活性化を抑制し、自己免疫疾患及び炎症性疾患にお
ける補体による組織損傷の予防に有用であることが開示
されている。
【0007】しかしながら、これらの文献中には、sC
R1がDICの予防治療に有用であることの記載は何等
存在しない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、sCR1を
有効成分とする、凝固系並びに線溶系の両方に作用する
有用なDIC予防治療薬の提供を目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、凝固系並
びに線溶系の両方に作用する新しいタイプのDIC予防
治療薬を提供すべく研究を重ねた結果、CR1分子より
その膜貫通ドメインを除いたsCR1が、DICに対し
優れた予防治療効果を有することを見出し、本発明を完
成した。
【0010】即ち、本発明によれば、実質的に膜貫通ド
メインを含有しないCR1分子であって、プラスミドp
BSCR1c/pTCSgptを担持するチャイニーズ
ハムスター卵巣細胞により発現されるsCR1を有効成
分とするDICの予防治療薬が提供される。
【0011】
【作用】DICは前述のように種々の基礎疾患に併発し
て見られる病態であり、最終的には全身の細小血管に血
栓が多発し、循環障害による諸臓器の機能障害を呈する
症候群である。DICの基礎疾患としては、白血病、悪
性腫瘍、悪性リンパ腫、骨髄腫、敗血症、肝障害、ショ
ック、その他感染症、血管内溶血等各種の疾患が挙げら
れる。
【0012】DICでは種々の要因により血管内で血液
凝固が進行し、流血中でトロンビンが形成される。血液
凝固系の活性化に引き続いて線溶系が活性化されプラス
ミンが生成される。この過程であるいはその結果、血小
板、血液凝固、線溶、阻害因子は消費され、これらの血
中の数あるいは濃度は低下し、逆に反応の中間産物の濃
度が上昇する。これらの変化を反映して、プロトロンビ
ン時間(PT)、活性化部分トロンボプラスチン時間
(aPTT)、トロンビン時間又はレプチラーゼ時間等
が延長する。
【0013】DICの診断は、これらの値により可能で
あり、例えば、厚生省のDIC診断基準には、PT、血
小板数、血漿フィブリノーゲン濃度及びフィブリン体分
解産物(FDP)が用いられている。
【0014】一方、本発明に係るsCR1(YM203
並びにBRL55730のコード番号を有する。)は、
特表平4−501502号並びにH.F.Weisman et al. S
cience 249,146-151(1990)に記載された実質的に膜貫通
ドメインを含有しないCR1分子であって、具体的に
は、ATCCに寄託されており、受託番号CRL100
52を有するプラスミドpBSCR1c/pTCSgp
tを担持するチャイニーズハムスターの卵巣細胞により
発現されたものである(上記公報2頁下段左欄16行及
び同頁下段右欄9〜12行、同31頁下段左欄4行〜同
37頁上段左欄6行、並びに同45頁上段右欄11行〜
16行参照)。
【0015】図1に本発明に係るsCR1の模式図を示
す。sCR1は、CR1のアミノ酸1998残基のうち
C末端の67アミノ酸を欠き、そのC末端の配列が、A
la−His−Asp−Alaである、天然CR1と同
様の約200,000の分子量を有する糖タンパク質で
ある(上記Science147ページ参照)。従っ
て、sCR1は、CR1の細胞外ドメインに相当し、L
HR−A、B、C及びDの4個の互いに相同な領域を有
し、そのうち、LHR−A、B及びCは、C3b又はC
4bに対する結合部位を有する。
【0016】sCR1は、C3b又はC4bと結合する
ことにより、これらの因子のCR1との結合により引き
起こされる一連の反応を競合的に阻害すると考えられ
る。
【0017】上記のsCR1は、既知の方法に従って製
剤化して薬学的に有用な組成物を製造することができ
る。即ち、上記のsCR1を薬学的に許容しうる投与可
能な担体賦形剤、好ましくは水溶性担体と混合して、非
経口投与用の組成物とすることができる。水溶性担体と
しては、例えば、水、緩衝水、0.9%の食塩水、0.
3%のグリシン、5%のグルコース等を使用することが
できる。
【0018】場合によっては、薬学的に許容され得る添
加物を安定化剤、緩衝化剤、等張化剤、溶解補助剤、吸
着防止剤、賦形剤、保存剤、無痛化剤等の目的に使用す
ることができる。
【0019】例えば、安定化剤としては、ゼラチン、ア
ルブミン等のタンパク質、グルコース、蔗糖、マルトー
ス、ラクトース、トレハロース等の糖類、D−ソルビト
ール、D−マンニトール、アミノ酢酸等の糖アルコー
ル、グリシン、アラニン等のアミノ酸が挙げられる。緩
衝化剤としては、トリス塩酸緩衝液、リン酸、炭酸、ホ
ウ酸、クエン酸、バルビツール酸、アミノ酸等の緩衝液
とし得るものが挙げられ、このときには、塩酸、水酸化
ナトリウム等のpH調整剤が添加されてもよい。
【0020】溶解補助剤としては、グリシン、アラニン
等のアミノ酸、ゼラチン、アルブミン等のタンパク質、
ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリ
オキシエチレンソルビタンモノパルミラート等のポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタンモ
ノステアレート、ソルビタンセスキオレート等のソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピン縮合物等の
界面活性剤が挙げられる。
【0021】吸着防止剤としては、前記界面活性剤が挙
げられる。また、保存剤としては、パラオキシ安息香酸
エステル類(例えば、メチルパラベン、プロピルパラベ
ン等)、ベンジルアルコール、クロロブタノール、メチ
ロサール等が挙げられる。
【0022】等張化剤としては、塩化ナトリウム、塩化
カリウム、リン酸一水素ナトリウム、リン酸二水素ナト
リウム等の無機塩類の電解質が挙げられる。
【0023】これらの組成物は、一般的に水不溶性物質
を含有せず、又、慣用で周知の滅菌技術により滅菌され
る。その処方についての詳細は、例えば”レミントンズ
・ファーマシューチカル・サイエンシーズ”("Remingt
on's Pharmaceutical Sciences"、第16版、オソール
ら(Osol et al.)編、マック・パブリッシング社(MackPu
blishing Co.)、1980)に記載されている。
【0024】このようにして得られた薬剤組成物は、主
として静注若しくは点滴静注により投与される。しか
し、DIC予防治療効果を維持した状態のsCR1が、
血中でその有効濃度に達することができるような方法で
あれば、他の投与方法を用いてもよく、具体的には、筋
注、皮下投与、鼻内投与及び経口投与等が挙げられる。
投与量は1日当たり0.001〜100mg/kgであ
ることが好ましいが、0.05〜10mg/kgである
ことがより好ましい。投与量は症状、投与対象の年齢、
性別等を考慮して個々の場合に応じて適宜決定される。
【0025】尚、上記のsCR1は、冷凍するか又は凍
結乾燥して貯蔵し、適当な溶媒で再生させることができ
る。この技術は、種々のペプチド及びタンパク質分子に
おいて有用であることが示されており、既知の凍結乾燥
及び再生技術を使用することができる。
【0026】
【実施例】本発明を実施例を用いてさらに詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0027】(実施例1) エンドトキシン誘発ラットDICに対する作用 SD系雄性ラットをウレタン(1.2g/kg、s.
c.)で麻酔した後に、エンドトキシン(E.coli
0111:B4,7mg/kg/hr)を大腿静脈よ
り4時間持続投与しDICを発症させた。エンドトキシ
ン持続投与開始から5分後に、sCR1を単回静脈内投
与し、引き続き3時間55分静脈内持続投与を行った。
エンドトキシン投与終了直後に、腹部大動脈より採血
し、活性化部分トロンボプラスチン時間(aPTT)、
血漿中フィブリノーゲン量及び血小板数を測定した。
又、採血直後に腎臓を摘出し、腎糸球体毛細血管におけ
るフィブリン血栓形成率を算出した。尚、sCR1は、
凍結乾燥したものを蒸留水で溶解した後、pH7.4の
リン酸バッファーにより希釈して用いた。
【0028】結果を図2〜4に示す。対照として、未処
置の偽手術群及びsCR1に代えて溶媒のみを投与した
溶媒投与群の値を示す。溶媒投与群では、エンドトキシ
ンの4時間静脈内持続投与により凝固系の亢進(aPT
T延長、血小板数及びフィブリノーゲン量減少並びに腎
糸球体毛細血管におけるフィブリン血栓形成)が認めら
れ、DICの発症が確認された。sCR1(総投与量と
して3又は30mg/kg、i.v.)は、これらエン
ドトキシン投与によるいずれの凝固系のパラメーター変
化に対しても用量依存的な抑制作用を示した(図2〜
4)。また、腎糸球体毛細血管におけるフィブリン血栓
の形成を用量依存的に抑制したことが病理組織学的に認
められた。これらの結果よりsCR1は、エンドトキシ
ンによって誘発されたDICの症状を軽減する作用を有
することが認められた。
【0029】(実施例2)SD系雄性ラットをウレタン
(1.2g/kg、s.c.)で麻酔した後に、エンド
トキシン(E.coli 0111:B4,25mg/
kg/hr)を大腿静脈より4時間持続投与し、DIC
を発症させた。エンドトキシン持続投与開始から5分後
に、sCR1を単回静脈内投与し、引き続き3時間55
分静脈内持続投与を行った。エンドトキシン投与終了直
後に、腹部大動脈より採血し、活性化部分トロンボプラ
スチン時間(aPTT)、プロトロンビン時間(P
T)、血漿中フィブリノーゲン量、血小板数及びフィブ
リン体分解産物(FDP)を測定した。又、採血直後に
腎臓を摘出し、腎糸球体毛細血管におけるフィブリン血
栓形成率を算出した。尚、sCR1は、凍結乾燥したs
CR1を蒸留水で溶解した後、pH7.4のリン酸バッ
ファーにより希釈して用いた。
【0030】結果を図5〜10に示す。対照として、未
処置の偽手術群及びsCR1に代えて溶媒のみを投与し
た溶媒投与群の値を示す。溶媒投与群では、エンドトキ
シンの4時間静脈内持続投与により凝固系の亢進(aP
TT及びPT延長、血小板数及びフィブリノーゲン量減
少並びに腎糸球体毛細血管におけるフィブリン血栓形
成)、線溶系の亢進(FDP量増加)が認められ、DI
Cの発症が確認された。sCR1(総投与量として0.
3〜30mg/kg、i.v.)は、これらエンドトキ
シン投与によるいずれの凝固系及び線溶系のパラメータ
ー変化に対しても用量依存的な抑制作用を示した。すな
わち、DICの発症に従って消費されるフィブリノーゲ
ン量及び血小板の減少(図7及び8)、さらには、これ
らの因子の変化とともに認められるaPPT及びPTの
延長(図5及び6)が、sCR1の投与のよって抑えら
れ、凝固系の亢進が用量依存的に抑制された。また、線
溶系の亢進により生ずるFDPの濃度上昇もsCR1の
投与により抑制され(図10)、線溶系の亢進も用量依
存的に抑制されることが確認された。
【0031】さらに、腎糸球体毛細血管におけるフィブ
リン血栓の形成が、sCR1投与によって用量依存的に
抑制されたことが病理組織学的にも認められた(図
9)。これらの結果より、sCR1はDICの発症を抑
制又はDICの症状を軽減する作用を有することが認め
られた。また、より高用量のエンドトキシンを投与して
DICを誘発した本実施例においては、前記実施例1に
比べてより低用量のsCR1の投与によっても、顕著に
DICの抑制効果が認められた。以上の結果より、sC
R1はエンドトキシン誘発ラットDICに対して抑制作
用を示すことが明らかとなった。
【0032】
【発明の効果】本発明のDIC予防治療薬は、実質的に
膜貫通ドメインを含有しないCR1分子であるsCR1
を有効成分として含有し、凝固系並びに線溶系の両方に
作用し、優れたDIC予防治療活性を示す。これらの効
果は、前記実施例において、本薬剤がDIC発症の指標
とされる凝固系並びに線溶系のパラメーターの亢進を用
量依存的に抑制したこと、さらには、腎糸球体毛細血管
におけるフィブリン血栓の形成を抑制したことより明ら
かである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 sCR1の構造を示す模式図である。
【図2】 エンドトキシン(7mg/kg/hr)によ
ってラットにDICを惹起した場合の、aPTTに対す
るsCR1の効果を示すグラフである。
【図3】 エンドトキシン(7mg/kg/hr)によ
ってラットにDICを惹起した場合の、フィブリノーゲ
ン量に対するsCR1の効果を示すグラフである。
【図4】 エンドトキシン(7mg/kg/hr)によ
ってラットにDICを惹起した場合の、血小板数に対す
るsCR1の効果を示すグラフである。
【図5】 エンドトキシン(25mg/kg/hr)に
よってラットにDICを惹起した場合の、aPTTに対
するsCR1の効果を示すグラフである。
【図6】 エンドトキシン(25mg/kg/hr)に
よってラットにDICを惹起した場合の、PTに対する
sCR1の効果を示すグラフである。
【図7】 エンドトキシン(25mg/kg/hr)に
よってラットにDICを惹起した場合の、フィブリノー
ゲン量に対するsCR1の効果を示すグラフである。
【図8】 エンドトキシン(25mg/kg/hr)に
よってラットにDICを惹起した場合の、血小板数に対
するsCR1の効果を示すグラフである。
【図9】 エンドトキシン(25mg/kg/hr)に
よってラットにDICを惹起した場合の、腎フィブリン
血栓に対するsCR1の効果を示すグラフである。
【図10】エンドトキシン(25mg/kg/hr)に
よってラットにDICを惹起した場合の、FDPに対す
るsCR1の効果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07K 14/705 8318−4H C12N 5/10 15/09 // C12P 21/02 C 9282−4B (C12P 21/02 C12R 1:91) A61K 37/02 AED 7729−4B C12N 5/00 B 9281−4B 15/00 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に膜貫通ドメインを含有しないヒ
    ト補体レセプタータイプI(CR1)分子であって、プ
    ラスミドpBSCR1c/pTCSgptを担持するチ
    ャイニーズハムスター卵巣細胞により発現される可溶性
    補体レセプタータイプI(sCR1)を有効成分とする
    播種性血管内凝固症候群(DIC)の予防治療薬。
JP6205384A 1994-08-30 1994-08-30 播種性血管内凝固症候群(dic)の予防治療薬 Withdrawn JPH0867636A (ja)

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