JP4351663B2 - 繊維筋症治療用薬物を調製するためのα−1抗トリプシンの使用 - Google Patents

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Description

本発明は、繊維筋症(FM:Fibromyalgia)の治療に有効な薬物の調製のためのα−1抗トリプシン(AAT)の使用に関する。
繊維筋症は、非関節起源の慢性で全身性の筋骨格系の疼痛という臨床像を特徴とする症候群である。アメリカリウマチ学会(American College of Rheumatology(ACR))(Wolfe F ら、Arthritis Rheum 1990年;33巻:160〜248頁)の分類基準によると、繊維筋症と診断するための2つの基本的特徴は、3ヶ月以上継続する全身性の疼通があること、および「圧痛点」とよばれる18箇所の特定点のうち少なくても11箇所で約4kgの力の指による圧力に対し異常な感受性を有することである。疼通の他に、激しい運動により悪化する疲労感、朝のこわばり、手の腫脹感および朝のこわばり、入眠困難および/または睡眠不十分、原因不明の頭痛、温度変化に対する過敏、不安、過敏性大腸などの他の非特異的な症状が患者に現れることが多い。これらの症状は診断の助けになるが、診断基準には含まれていない。さらにACRによると、第2の障害が現れてもFMは診断基準に基づいてなされる。通常の検査所見および画像所見のみでは、FMについては一般的に陰性または非特異性とされる。
これらの患者について行った調査で見られた社会人口学的および臨床学的側面から、患者は通常(症例の80〜90%)女性であり、平均年齢は35歳から60歳の範囲であり、疼通の問題に悩まされる平均年数は6年から12年であり、経験上症状を軽減するための治療が失敗しているという経緯があることが示されている。
この症候群の罹患率(ヨーロッパおよび北アメリカの人口の1.5から3%)ならびにこの症候群に罹患したことに付随する心理学的および社会的負担にかかわらず、その病因に関しても、その薬理学的治療に関しても明確な結論に達していない。
Wolfe F ら、Arthritis Rheum 1990年;33巻:160〜248頁 Brantly M.Am J Respir Cell Mol. Biol.,2002年;27巻:652〜654頁 「the Health Assessment Questionnaire,Spanish Virsion」 Esteve−Vives J, Battle−Gualda E, Reig A the FIQ (relating to the impact of fibromyalgia an the quality of life) 「the Hamilton Depression Scale (with 17 items) and the SCL−90」 (Derogatis LR, Rickels K, Rock. The SCL−90 and the MMPI 「a step in the validation of anew self−report scale」 Br J Psychiatry 1976年;128巻:280〜289頁) 米国特許第4440679号 米国特許第6737405号
上記に述べた技術水準を考慮に入れると、繊維筋症の治療に有効な薬物を見出すことが必要とされていることは明確である。
この目的を達成するために、本発明者は広範にわたる詳細な研究および試験を行ったところ、α−1抗トリプシンを薬物調製用に使用することに基づく本発明が導かれ、繊維筋症治療に有効であることが見出された。
α−1抗トリプシン(AAT)は肝細胞で分泌される糖タンパクであり、通常血清中および大部分の組織中に高濃度で存在し、そこでセリンプロテアーゼ阻害物質として作用する。AATは、多くの炎症性メディエータに対し、および酸化剤ラジカルに対し際立った阻害能力を有するため、抗プロテアーゼとしての活性の他に重要な抗炎症性の生物学的機能を有する可能性がある(Brantly M. Am J Respir Cell Mol. Biol., 2002年;27巻:652〜654頁)。
AAT欠乏症は、30〜40歳からの成年初期において、主に気腫でなる慢性閉塞性肺疾患(COPD)の原因となる遺伝的障害である。第二の、もっとよく見られる徴候は、新生児、小児、および成人を襲うことがある肝臓疾患である。また、それ程頻繁ではないが、壊死性皮下脂肪組織炎と呼ばれる皮膚の炎症性疾患がある。
現在、治療用AAT調製物が市販されているが、これは通常ヒト血漿から得られ、このタンパクの欠乏を示す患者の治療における治療上の有用性が実証されている。
本発明者は研究および試験を行う過程で、驚くべきことにα−1抗トリプシンが繊維筋症の治療に有効な薬物の調製に使用できることを見出し、α−1抗トリプシン(AAT)を含む薬物を周期的に注入することにより、この障害により引き起こされる症状を全て消失させた。
α−1抗トリプシンを含む薬物の新規な治療上の適用は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)および皮下脂肪組織炎という形態の皮膚の炎症性疾患の形で現れる、AATの生まれつきの欠乏を厳密に補うというAATの既知の適用とは決していことを結びつかないことを鑑みれば、この知見はなおさら驚くべきことである。
本発明者は、AATを含む新規の薬物が繊維筋症治療において非限定的な様式で現れる点でいかなる仮説にとらわれようとするものではないが、繊維筋症が引き起こす疼通の誘発および身体的制限に関与する骨格各部の結合組織の炎症成分を制御するのにAATが重要な役割を担っているという仮説を確立した。
実験的に確立されたこの新規な薬物の効果を立証するために、本発明者は、ヒトに対して実験を行ったが、この実験の詳細について以下の実施例で述べる。
女性患者(患者1)はFMと診断された:この患者は18箇所のうち18箇所の圧痛点を示し、この障害の条件を満たし、繊維筋症に類似した症状を有する可能性のある他の病変であるという可能性は除外された。この患者は、AAT静脈注入(1週間あたり60mg/kg)で治療を開始したところ、驚くべきことに、AATを2から3回注入後、FMを原因とする症状が制御改善され、これはAATによる代替の療法を行う間持続した。ひき続き、この患者は特定期間のみ別の療法を受け、この期間の間は治療を中止した。この患者がAAT治療を受けなかった間に、FMに関連した症状は徐々に再発し、この治療の中断後3から4週間の終わりには元の状態に戻った。AAT治療を再び開始したところ、AAT注入2から3回後には、疼通、疲労感、圧痛点の消失が数回起こった。
表1に、患者の基礎レベル、AAT注入後、およびその次の注入前の血清中AATレベル(mg/dl)を示す。
女性患者(患者2)はFMと診断された:この患者は18箇所のうち13箇所の圧痛点を示し、この障害の条件を満たし、繊維筋症に類似した症状を有する可能性のある他の病変であるという可能性は除外された。この患者は、AAT静脈注入で治療を開始したところ、前症例(実施例1)と同様に、AATを2から3回注入後、FMを原因とする症状が制御改善され、これはAATで代替の療法を行う間持続した。ひき続き、この患者は特定期間に断続的にのみ別の療法を受け、この期間の間はAATによる治療を中止した。この患者がAAT治療を受けなかった間に、同様にFMに関連した症状は徐々に再発した。治療を再び開始したところ、AAT注入2から3回後、疼通、疲労感、圧痛点の消失が数回確認された。
表1に、患者の基礎レベル、AAT注入後、およびその次の注入前の血清中AATレベル(mg/dl)を示す。
女性患者3は、35歳(1984年)から大変重度のFMに罹患しており、また軽度の気管支喘息にも罹患していたが、肺機能は正常であった。徹底的に検討を行った後、この患者は、FMに対する治療効果を調べるため、市販のAATおよびプラセボによる特別配慮による治療(AAT製品8用量、および同用量のプラセボすなわちビタミンBを含む生理学的血清)を受けるべきであると提案された。インフォームドコンセントに署名後、週毎のAAT注入(8週間継続して60mg/kg/週)の治療を開始した。当初、この患者は18箇所の圧痛点中18箇所を示した。開始時より慢性の疼通および疲労感に改善がみられ、上記製品の4回目の投薬から18箇所の圧痛点は消失し、それとともに臨床症状においてもはっきりとした改善が見られた。この患者は最初、例えば身体を洗う、服を着るなどの日常生活の基本的動作を行うことができず、第三者から歩行等の介助を必要としていた。4回目の注入後、この患者は失った機能を再び取り戻し、その好ましい状態は上記製品を注入した間(2ヶ月)継続した。8回目の投与後、プラセボ注入に切替えたところ、10から12日後、この患者は全身性の疼通という明確な再発を経験し、18箇所のうち18箇所の圧痛点の再発が見られた。このプロセスが患者に与える影響を評価するために使われたアンケートは次の通りである:健康評価アンケート スペイン語版(the Health Assessment Questionnaire,Spanish Virsion)(Esteve−Vives J, Battle−Gualda E, Reig A: Spanish Version of the Health Assessment Questionnaire:reliability, validity, and transcultural equivalency. J Rheumato 1993年;20巻:2115〜2122頁); 繊維筋症の生活の質への影響に関するよくある質問(the FIQ(relating to the impact of fibromyalgia on the quality of life));the Hamilton Depression Scale(with 17 items) and the SCL−90(Derogatis LR, Rickels K, Rock. The SCL−90 and the MMPI:a step in the validation of a new self−report scale. Br J Psychiatry 1976年;128巻:280〜289頁)。
表1に、患者の基礎レベル、AAT注入後、およびその次の注入前の血清中AATレベル(mg/dl)を示す。
Figure 0004351663
患者1、2、および3はそれぞれAAT治療に対して応答を示し、全身性の疼通、疲労感、および圧痛点のような繊維筋症症状が減少または消失した。表のデータから、患者1および2は治療計画に対して応答を示し、投与24時間後の血清AATレベルは基礎レベルの少なくても約8倍に上昇し、一方、患者3は基礎レベルの約5倍に上昇したことが実証された。患者は3人とも全て、投与7日後に血清AATが基礎レベルの約100%上昇した。
したがって、本発明により、FM患者はAATを主成分として調製した薬物で効果的に治療できることが見出されることが実証された。これらの患者はおそらく、柔組織の慢性炎症過程に見舞われていたのであろう。この炎症過程は生物学的炎症誘発物質(サイトカイン、プロテアーゼ、および炎症メディエータ)と抗炎症性物質(特にAAT)とのバランス異常の結果であると思われる。炎症を引き起こすであろう初期因子または物質は知られていないが、それは感染性物質(例えば、HCV、HBV、エンテロウィルス、ライム病ボレリア、マイコプラズマなど)または自己免疫過程(例えば、紅斑性狼瘡、関節リウマチなど)の可能性がある。これらが炎症性サイトカインの発現異常を起こすのであろう。現在のところでは、FMの臨床的発現に関与する可能性のある遺伝的因子、環境的因子および、ことによるとホルモン因子は分かっていない。皮下結合組織で放出されたサイトカインは循環している白血球を炎症の中心に誘引し、組織マクロファージおよび繊維芽細胞を活性化させる。活性化された細胞は、通常は生来そなわっている抗炎症物質(特にAAT)により制御されているその他のサイトカイン、プロテアーゼ、および炎症誘発性メディエータを放出する。しかし、炎症性メディエータの負荷が(過剰生産により)抗炎症の防御に勝る場合は、不均衡が生じ、これが炎症の発生を促進する。この炎症過程が皮膚の侵害レセプターを刺激し、これが刺激を脳に伝え、刺激を受けた皮質が全身性の疼通の感覚を生じさせる。一方では、遠心性反射路により、神経の放電が骨格筋の全身性痙攣および血管痙攣を引き起こし、これらが筋肉疲労および痛覚過敏症として現れる。その他のFMの症状は、これら主要な事象による結果である。
FMの治療は、ヒト血漿から精製されるか、または組換え技術もしくはトランスジェニック技術によりで生産された治療用濃度のAATを用いて行うことができる。同様に、最低用量を達成するのに十分な量のAATを含む血漿または他の治療用生成物によっても、治療は可能である。
他のタンパク質の場合でもそうであるが、期待した効果を得るには、完全なα−1抗トリプシン分子の存在が必ずしも必要ではない。したがって、FMの治療には、α−1抗トリプシン分子の対応配列に由来するアミノ酸の部分配列を有する分子が有用である可能性がある。これら分子は、合成的方法により、またはトランスジェニック技術もしくは組換え技術により得ることができる。
この治療では、3から31日の周期でAAT6mg/kg、またはそれ以上の用量を注入すれば十分であるとみなされている。AATの好ましい用量は、15から360mg/kgを3から31日の周期で注入することであり、より好ましい用量は、毎週25から60mg/kg、または次回用量まで見越した時間の間隔の関数で比例して調整したこれらの量の倍数である。
本発明はさらに、繊維筋症に罹患しているか発現する危険性のある患者に、治療上有効な量のAATを、1つまたは複数の薬剤学的に不活性な担体と組み合わせて投与することを含む、繊維筋症の治療方法を提供する。他の実施形態は、少なくても約6mg/kg(患者の体重)の投与を含む。症状の重症度を含む様々な要因に応じて、約15から約360mg/kgの量のAATを投与できる。一実施形態では、25から60mg/kgの間の量のAATを毎週、または次回用量まで見越した時間の間隔に従い比例して調整したこれらの量の倍数を投与する。
本発明の治療計画は、繊維筋症の症状の軽減または消失をもたらすためのAATの繰り返し周期的投与を含む。一実施形態は、AATを3から31日ごとに投与することを含む。別の実施形態は、AATを7から21日ごとに繰り返し投与することを含む。
より詳細には、本発明の治療計画は、約15から約360mgAAT/kg(患者の体重)を投与し、その投与を約3から31日繰り返すことを含む。別の治療計画は毎週25から60mg/kgの投与、または次回用量まで見越した時間の間隔に従い比例して調整したこれらの量の倍数の投与を含む。
別法として、目的とする血清AATレベル(mg/dl)を達成するために、有効な治療計画を作成することができる。例えば、注入後約7日で血清AATレベルを基礎レベルの約100%上昇させるのに十分なAATを投与すると繊維筋症の症状の改善が見られることが、データから示される。したがって、別の実施形態では、繊維筋症に罹患した有症患者に、投与約7日後に患者のAATレベルを約100%上昇させるのに十分なAATを投与し、その投与を約3日から約31日に少なくても1回繰り返すことを含む、治療計画を含む。別の同様な実施形態では、繊維筋症に罹患した有症患者に投与約7日後に患者のAATレベルを約100%上昇させるのに十分なAATを投与し、その投与を約7日から約21日に少なくても1回繰り返すことを含む。
同様に、AATを投与して、投与24時間後に血清AATレベルが基礎レベルの約5倍上昇させる治療計画は、有効であった。したがって、本発明はさらに、繊維筋症に罹患した患者に投与24時間後に血清AATレベルを基礎レベルの少なくても約5倍高くする量のAATを投与することを含む治療方法を提供する。場合により、投与は約3から31日の間隔で1回または複数回繰り返し、約7から21日の間隔で繰り返してもよい。別の実施形態では、AATを投与し、投与後24時間後に血清AATレベルは基礎レベルの少なくても約8倍に上昇させる。
一実施形態では、AATは非経口的注入により投与する。非経口的に投与する場合、AATは薬剤学的許容される媒体または担体中の溶液または懸濁液として調合される。適する媒体の例としては:注射用水、注射用滅菌水、およびその他の水性媒体(例えば、塩化ナトリウム注射液、リンゲル注射液、デキストロース注射液、塩化ナトリウム加デキストロース注射液、乳酸加リンゲル注射液);水混和性媒体(例えば、エチルアルコール、ポリエチレンアルコール、プロピレングリコール);非水性媒体(例えば、トウモロコシ油、綿実油、落花生油、およびゴマ油)が含まれる。その他の賦形剤、保存剤、緩衝剤、殺微生物剤などの必要性および選択については、当業者の技術範囲内であり、投与経路、目的とする保存期間、ならびに貯蔵および輸送条件を含む様々な要因応じて決まる。
さらに、抗トリプシン製剤を保存、保護、または殺菌する他の工程を用いることができる。例えば、米国特許第6737405号(作用の損失または変性なしに低温殺菌を行うことのできる抗トリプシンなどの安定化した調製物について記載);および米国特許第4440679号(タンパク質の低温殺菌法について記載)を参照されたい。それらの両者は、参照により本明細書に組み入れられる。

Claims (16)

  1. α−1抗トリプシンを含む繊維筋痛症治療薬。
  2. 3から31日の間の周期で、α−1抗トリプシン6mg/kg体重またはそれ以上の用量を達成するのに十分な量のα−1抗トリプシンを含む血漿または他の治療用形態で用いられる繊維筋痛症治療薬。
  3. α−1抗トリプシンがヒト血漿から精製される、請求項1に記載の繊維筋痛症治療薬。
  4. α−1抗トリプシンが、合成技術、トランスジェニック技術、または組換え技術により製造される、請求項1に記載の繊維筋痛症治療薬。
  5. 3から31日の間の周期で、α−1抗トリプシン6mg/kg体重、またはそれ以上の用量で投与される、請求項1に記載の繊維筋痛症治療薬。
  6. 繊維筋症に罹患しているか発症する危険性のある患者に、α−1抗トリプシンを患者の体重kgあたり約15から約360mg投与し、前記投与を3から31日の間の周期で少なくても1回繰り返す、繊維筋痛症治療薬。
  7. α−1抗トリプシンを毎週25から60mg/kgの間の用量、または次回用量まで見越した時間間隔に従い比例して調整したこれらの量の倍数を投与する、請求項6に記載の繊維筋痛症治療薬。
  8. 繊維筋症に罹患しているか発症する危険性のある患者に、投与後約7日で患者のα−1抗トリプシンレベルを基礎レベルの約100%上昇させるのに十分なα−1抗トリプシンを投与し、前記投与を約3日から31日に少なくても1回繰り返す繊維筋痛症治療薬。
  9. α−1抗トリプシン投与を約7から21日に少なくても1回繰り返す、請求項8に記載の繊維筋痛症治療薬。
  10. 繊維筋症に罹患しているか発症する危険性のある患者に、投与24時間後に血清α−1抗トリプシンレベルを基礎レベルの約5倍上昇させる量のα−1抗トリプシンを投与する繊維筋痛症治療薬。
  11. 投与を約3から31日に1回または複数回繰り返す、請求項10に記載の繊維筋痛症治療薬。
  12. 投与を約7から21日に1回または複数回繰り返す、請求項10に記載の繊維筋痛症治療薬。
  13. 投与後24時間で血清α−1抗トリプシンレベルを基礎レベルの約8倍上昇させる量のα−1抗トリプシンを投与し、前記投与を約7から21日に1回または複数回繰り返す、請求項10に記載の繊維筋痛症治療薬。
  14. 繊維筋症に罹患しているか発症する危険性のある患者に、患者の体重kgあたり約15から360mgのα−1抗トリプシンを非経口的注入により投与し、前記注入を3から31日に少なくても1回繰り返し、前記患者における繊維筋症の症状の減少をもたらす繊維筋痛症治療薬。
  15. α−1抗トリプシンの用量が25から60mg/kg体重の間であり、注入を約7から21日に少なくても1回繰り返す、請求項14に記載の繊維筋痛症治療薬。
  16. 投与が静脈注入により行う、請求項14または15に記載の繊維筋痛症治療薬。
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