JPH07502989A - 血友病の治療 - Google Patents

血友病の治療

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JPH07502989A
JPH07502989A JP5507561A JP50756193A JPH07502989A JP H07502989 A JPH07502989 A JP H07502989A JP 5507561 A JP5507561 A JP 5507561A JP 50756193 A JP50756193 A JP 50756193A JP H07502989 A JPH07502989 A JP H07502989A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は血友病(haemophi I ia)の治療に関するものであり、特 にIX因子の投与に関係したものである。
IX因子は温血動物の凝血機構(blood−clotting mechan ism)の−要素である。IX因子は他の多くの凝血因子とともに血液の凝固過 程に関与し、これについてはフーリより、(Furie B、)とフーリより。
C0(Furie B、C,)によるレビュ(Ce I l、53.1988. 505−518頁)がある。血友病Bまたはクリスマス病(Christmas  disease)は男性に発症する重篤な遺伝性の出血性の病気で、IX凝血 因子の欠損に起因する。この病気の抑制を効果的なものとするには、IX因子濃 縮物の繰り返しの注射が必要である。こうしたIX因子は、従来血液提供者から 入手されており、より近年の技術では(EP−A−195592に例示されてい るように)組換えDNA技術により調製できるようになっている。
IX因子は分子量およそ60.000の一本用糖タンパク質であることが知られ ている。従ってIX因子はかなりの高分子であり、血流中に直接導入する必要性 を示している。さらに、例えば外科手術の際には、きわめて多大な投与量(例え ば5,000国際ユニットのオーダーで)のIX因子が大人に対して必要である 。従って血友病Bを抑制する際には、予防法としてまたは出血時に応じて、■X 因子調剤を静脈注射により患者に与えるのが従来の方法であった。たしかに、か つて1929年には、パイン(P a y n e)とスティーン(S t e  e n)の記事” Haemos tat ic Therapy in H aemophi 1 ia”(The Br1tish Medical Jo urnal、6月19日 1929年1150−1152頁)において、クエン 酸塩加した(citrated)ヒト血漿による血友病に対する治療は静脈注射 時にのみ有効であり、腹腔内や筋肉内に与えても無効であると認識されていた。
こうした静脈注射の繰り返しの用法は、この病気の抑制に必要であるが、副作用 を持つ。注射を反復すると、静脈の注射部位が繊維を形成したり(f 1bro sed) 、または閉塞したりする(occluted)ようになり、これは年 配者の治療においては特に深刻な問題である。また赤ん坊のように静脈が細い場 合には、医師が必要な治療投与量を注射するために静脈に注射針を刺すことが難 しいこともある。
より近年の研究が注意を向けてきたのは、遺伝子治療による血友病Bの治療であ る。このためアンソン(Anson)等(Mo1.Biol、Med、、198 8.3150−3154頁)、及びパル7− (Pa Imar)等(Bloo d。
73 No、2.1989.438−445頁)により、マウス皮膚繊維芽細胞 にヒトIX因子をコードするレトロウィルスベクターを感染させるとIX因子を 分泌すること、この皮膚繊維芽細胞を移植したマウスの血清中にこのヒトIX因 子が検出されることが示されてきた。しかし、こうした遺伝子治療の実験は有望 なものかもしれないが、将来を見据えた場合、生体外で十分量生産したIX因子 を患者の血流中に速やかに導入することにより、血友病Bを抑制する方法が依然 として必要であることも明らかである。
驚(べきことに、IX因子を皮下注射により投与して、生理的に活性を持つ形で かつ血友病Bの抑制に十分な濃度で、血流中にきわめて迅速に送達できることが 本研究により発見された。
従って本発明は、IX因子、および皮下注射により有効量のIX因子を血友病B 患者に送達するのに適した薬学的に受容可能な担体を含む、皮下注射に使用する キットを提供する。
本発明はまた、IX因子を血友病B患者へ皮下注射するための組成物の調製に使 用するためのIX因子を供給する。
本発明はさらに、血友病B患者にIX因子からなる組成物を皮下注射することを 含んだ、血友病B患者の治療法を供給する。
本発明に使用するIX因子は、血液提供者から得た濃縮物の形であるか、または 組換えDNA技術で得られたものである。IX因子はヒト血友病B患者の治療で はヒトのIX因子であることが望ましいが、原理的には本発明を応用して類似の 凝血機構を持つ他の温血動物に、ヒトまたは動物のIX因子を導入することもで きる。IX因子はまず、脱イオン水または生理食塩水といった、薬学的に受容可 能な担体中の組成物として、供給または製造することができる。これに代えて、 固形物のIX因子を懸濁して皮下投与に使用して、注射した部位からゆっくりと 血流中に放出させることもできる。池の比較的低分子量の付加物および補形薬( excipient)を含むことも可能である。血清アルブミンのような高分子 量のタンパク質担体を用いることもできる。しかしIX因子は、商業的に入手で きるIX因子の供給源に含まれることがあるフィブリノーゲン、プロトロンビン 、Vll、VI I L X、XI因子といった他の凝血因子を、実質的に含ま ないことが望ましい。IX因子の供給源として最初に不純物を用いる場合には、 例えばリーズ(Rees)等(EMBOJ、、7. 1988. 2053−2 061頁)が記載したようなIX因子特異的なモノクローナル抗体を詰めた免疫 親和性カラムを通すなどの、標準的な精製操作により他の凝血因子を取り除(こ とができる。
rx因子を利便上凍結乾燥した形(lyophilised form)とし、 これと何らかの担体を一つのキットの中で別々に供給することにより、使用直前 にIX因子と担体を結合させることも可能である。患者の体重および注射の状況 に応じて与える投与量および皮下注射に適当な投与量を計算するための手引き書 も、慣習としてこうしたキットに含まれる。
現在行われている患者へのIX因子の静脈注射による投与法の場合と同様;こ、 皮下注射によりIX因子を予防法としてまたは出血時に応じて患者に与えること ができる。皮下注射による送達法を用いることが、予防のように少なめの量を投 与せねばならない場合に、特に重要であることは明らかであろう。
皮下注射では患者に与える液体量を最小限にすることが、従って可能な限り担体 を少なくして使用することが望ましい。従ってIX因子の原材料としてはかなり 高純度のものを用いるのが望ましく、特に組成物の全タンパク質含量に対して、 IX因子が少なくとも50%、できれば75%であることが望ましシ九〇本発明 はさらに実施例として、およびこれに付随して実施例の結果をグラフとして描い た図1から5に関してさらに記述される。
1但 凍結乾燥したヒトIX因子(Armour PharmaceuticalCo mpany、 Kankakee、Il、、USAから +Mononine” として入手可能)を1mlあたり10から500国際ユニット(i、u、)の範 囲の濃度で脱イオン水に溶解させた。調製物は、IX因子を卓越して含み池のタ ンパク質をほとんど含まないもので、ヒトへの使用に処方されたものであるが、 低分子量の付加物を含んでいる。
250μg (50i、u、)の凍結乾燥したヒトIX因子(容積100μl) を、MFI系統のヌードマウス6匹それぞれに注射した。3匹対照マウスでは尾 の静脈に静脈注射を行い、他の3匹の実験マウスでは背中の4ケ所の部位に(各 部位に25μl)皮下注射した。領1−0.2mlの血液試料を一週間にわたっ て定期的に尾の静脈から採取し、各時点での血漿中のヒトIX因子の濃度を(以 下に記載するように)ELISAにより検定した。図1はその結果を表したもの であり、皮下注射により血流中にIX因子が取り込まれ、その濃度は等量のIX 因子を静脈注射した後の血漿中の濃度の約40%に達していることを示している 。
別の実験では、5μg (1i、 u、)の+X因子(容積100μl)を、2 匹のマウスのそれぞれに皮下注射した。0.1−0.2mlの血液試料を二日間 1こわたって定期的に尾の静脈から採取し、ヒトIX因子を以下に記載するよう にELISAにより検定した。結果を図2に示す。IX因子は皮下注射後10分 後に1まもう血流中に検出され、注射後3−8時間後(マウスにより異なる)に 最高1度(こ達した後、減少することがわかる。
実施例2 実施例1で記載したIX因子の供給源とMFI系統のヌードマウス6匹(体重約 25g)を用いて二つの実験を行った。第一の実験では1mg (200i、u 、)のIX因子を1mlの脱イオン水に溶解したものを一匹のマウスに皮下注射 し、50μg(10i、u、)のIX因子を100μmの脱イオン水に溶解した ものを次のマウスに静脈注射した。第二の実験では500μg (100i、u 、)のIX因子を200μIの脱イオン水に溶解したものを一匹のマウスに皮下 注射し、100μg (20i、u、)のIX因子を100μlの脱イオン水に 溶解したものを次のマウスに静脈注射した。それぞれの実験で対照は、100μ mの生理食塩水を静脈注射したマウス−匹で行った。6匹のマウスそれぞれから 心臓穿刺(heart puncture)により、血液試料的1mlを採取し た。血液の採取は、実施例1からヒトIX因子濃度が最大値であると予想される 時点、すなわち皮下注射約4時間後と静脈注射後可能な限りすぐに(10分以内 に)行った。結果は以下の表1に示したが、血漿中のヒトIX因子濃度(ヒト血 漿中に正常に見られる抗原に対する%濃度によって与えられ、ELISAにより 決定された)、以下に述べるように決定した凝血活性、補正した凝血活性(対照 マウスの血漿の凝血活性、すなわちマウスIX因子の凝血活性を引いて決定した 値)、比活性(表中に定義してあり、%で表した)が示されている。この結果は (静脈注射されたIX因子の比活性が63%および93%であるのに対して)皮 下注射されたIX因子が74%および51%の比活性で、生理的に活性を持った 形で血流中に達していることを示している。
対照 皮下 静脈 対照 皮下 静脈 注射 注射 注射 注射 抗原(%) 186 300 106 700凝血活性(%) 63 200  250 66 120 720補正した凝血活性(%) 137 187 54  654比活性(%) 74 63 51 93IX因子の検定 血漿中のヒト■X因子の濃度を決定するために、血液を回収して10分の1体積 の38%クエン酸ナトリウム水溶液とした。遠心分離により細胞を取り除き、血 漿試料は後の検定のため一20°CT冷凍した。
精製試料中のIX因子は、アンソ:/ (An s o n)等の記載(Nat ure。
ISAにより定量した。IX因子凝血活性はオーステン(Austen)とライ ムス(Rhymes)の一段階凝血検定(A Laboratory Manu al of Blood Coagulation、1975. Blackw elf 5cientific 0xford、 59)Iこより定量しtコ。
どちらの場合にも、プールしである正常なヒト血漿を標準として用し\た。
実施例3 実施例1.2で用いたのと同様の凍結乾燥したヒトIX因子を以下のよう(こ処 理して、低分子量の付加物を取り除いた。
段階1: 20i、u、の■X因子を2mlの脱イオン本に溶解させた。ヒトへ の使用として推奨されるIX因子の濃度は2ml中↓こ196i、u、である力 )ら、これにより付加物の濃度は9.8倍減少したことになる。
段階2. 溶液を1時間遠心分離して微量濃縮し、その結果得られた溶液(ま( ELISAによる)評価によれば37%を損失して、85μl中に12.6i。
Uを含んでいた。このIX因子溶液中の付加物の1alJtは、最初の溶液の濃 度力)ら変化しないままであるが、付加物の量としては23.5倍減少したと( すなわち2000μ1−85μl)計算される。
段階3 IX因子溶液(85μl中に12.6 i、 u、)を生理食塩水で希 釈して1mlとして、12.5i、u、IX因子/mlを含んだ溶液とした。こ れにより付加物のモル濃度はさらに11.8倍 (すなわち1000μ1−85 μl)減少したと計算される。従って、付加物の希釈は全体で9.8(段階1) Xl、1゜8(段階3)=116倍である。以上からこの溶液の付加物の濃度( よ、IX因子調剤を推奨通りに再製剤した場合よりも116倍低い。
上記のように処理した1、26国際ユニットのIX因子100μlを、4匹のヌ ードマウス(MFI系統)のそれぞれに注射した。2匹のマウスでは尾の静脈に 静脈注射を行い、2匹のマウスでは背中に皮下注射した。それぞれの場合に10 0μlの総量を1ケ所に注射した。0.1−0.2mlの血液試料を2日間にわ たって定期的に尾の静脈から採取し、血漿中のヒトIX因子の1度を上述のよう にELISAにより検定した。結果は図3に示しであるが、図1、図2で得られ た結果と比較して、低分子量の付加物の存在はIX因子の血流中への到達能力に 大きく寄与する因子ではないことがわかる。
実施例4 本例では別のIX因子の供給源を使用した。本例で使用したのは” lXMC” (Bio Products Laboratory、 Elstree、He rts、UKより入手可能)というIX因子で、本製品のヒトへの使用の推奨濃 度である81国際ユニット/mlの濃度(ELISAにより決定)に脱イオン水 に溶解させた。この調剤は低分子量の付加物を他に含んでいると考えられる。
8.1国際ユニットのIX因子(100μl中)を、4匹のヌードマウスのそれ ぞれに注射した。2匹のマウスでは尾の静脈に静脈注射を行い、2匹のマウスで は背中に皮下注射した。それぞれの場合に総量を1ケ所に注射した。0.1−〇  2mlの血液試料を2日間にわたって定期的に尾の静脈から採取し、血漿中の ヒトIX因子の濃度を上述のようにELISAにより検定した。結果は図4に示 しであるが、(皮下注射されたマウスの結果を、静脈注射された2匹のマウスの 平均と比較して)マウスによって異なるが25%および43%の効率で、IX因 子が注射部位から血流中に取り込まれていることがわかる。
実施例5 より純度の低いIX因子の原材料(Bio Products Laborat ory から入手可能な”Factor IXA”) を入手した。本製品につ いて得られる情報は以下のとおりである。
Factor IXA (BPL) 585i、u、/瓶20m1のH2Oに溶 解させて再製剤した溶液は、リットルあたり以下に挙げるものしか含まない。2 0gタンパク質、300mmo+ナトリウム、200mmol塩化物、50mm o1リン酸、60mmo+クエン酸、500i、uアンチトロンビンI I I 、5000uヘパリン、並びにごく微量のII因子8QQu、X因子400uお よび治療目的では無視できるVII因子を含む。ヒトへの使用の推奨濃度(静脈 注射時)は20m1あたり585i、u、であった。
IX因子を脱イオン水に溶解し、10m1あたり585i、u、の濃度とした。
ELI SA検定の結果、この製品は実際には89.4国際ユニット/m+(4 47μg/ml)の濃度であることがわかった。
Q、3mI中の26.8i、u、のIX因子を1匹のマウスに静脈注射した(詳 細には尾の静脈の3ケ所にそれぞれ領1mlずつ注射した)。1mlの体積の8 9.4i、u、のIX因子を2匹のマウスのそれぞれに皮下注射した (詳細に はマウスの背の両側 2ケ所にそれぞれ0.5mlずつ注射した)。IX因子の 皮下注射を受けた2匹のマウスから血液試料約1mlを4時間後に(ヒトIX因 子の1度が最大値になると以前に評価された時点)心臓穿刺により採取した。同 様に、静脈注射を受けたマウスから血液試料を4時間後に採取した。
結果は以下の表2に示した。
皮下注射の場合には、約4時間後に■X因子を注射した各部位の皮膚下に大きな 凝血が形成され、重篤な打ち弁状(bruising)となっていた。
表2 マウス 注射の種類 注射したTx因子の量 注射後の時間 血液中に検出され た(i、u、) IX因子の量 1 静脈注射 26.8 4時間 2.18μg/m12 皮下注射 894  4時間 1.65μg/m13 皮下注射 89.4 4時間 0.80μg/ mlさらに別の実験では、上述の” Factor IXA” (BPL):I !l剤の一部を、実質的にはリーズ(Rees)等(EMBOJ、、ヱ、198 8.2053−2061頁)が記載したようにA7モノクローナル抗体カラムを 通して精製した後、Centricon IQ微量濃縮機を用いて濃縮した。最 終的な溶液は2.1国際ユニット/mlのIX因子を含み、付加物として14. 7mg/mIのウノ血清アルブミン、150mM NaCl、20mM トリス −塩化物緩衝OpH7,5、微量のチオシアン酸ナトリウムを含んでいた。
この調剤の0.23国際ユニットを体積110μmとしたものを2匹のマウスの それぞれに注射した。1匹は尾の静脈に静脈注射し、1匹は背中に皮下注射した 。いずれの場合にも総量(110μm)を1ケ所に注射した。、0.1−0.2 mlの血液試料を2日間にわたって定期的に尾の静脈から採取した。血漿中のヒ トIX因子の濃度を上述のようにELISAにより検定した。結果を図5に示す 。
時 間(時間)・ 時 間(時間) 時 間(時間) 1m ! tll 本 m & フロントページの続き (72)発明者 ガーラード、アン・ジャスティーンイギリス国オックスフォー ドシャー アールジー9・4エイエツクス、ヘンリー−オンーテームズ、ハープ スデン・コート(番地なし)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.IX因子、および皮下注射により有効量のIX因子を血友病B患者に送達す るのに適した薬学的に受容可能な担体を含む、皮下注射に使用するキット。
  2. 2.ヒトIX因子を含む、請求項1に記載のキット。
  3. 3.他の凝血因子を実質的に含まない、請求項1または2に記載のキット。
  4. 4.IX因子が全タンパク質含量に対して少なくとも50%の純度で存在する、 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のキット。
  5. 5.キットを皮下注射に使用するための手引き書を含んだ、請求項1ないし4の いずれか1項に記載のキット。
  6. 6.予防に有効な量のIX因子を与えるのに適した、請求項1ないし5のいずれ か1項に記載のキット。
  7. 7.血友病B患者にIX因子を皮下注射するための組成物の調製に使用するIX 因子。
  8. 8.ヒト血友病B患者の治療に使用するための、ヒトIX因子である、請求項7 に記載のIX因子。
  9. 9.他の凝血因子を実質的に含まない、請求項7または8に記載のIX因子。
  10. 10.IX因子が全タンパク質含量に対して少なくとも50%の純度で存在する 、請求項7、8または9に記載のIX因子。
  11. 11.血友病B患者に予防としてIX因子を皮下注射するための組成物の調製に 使用する、請求項7ないし10のいずれか1項に記載のIX因子。
  12. 12.血友病B患者にIX因子を含む組成物を皮下注射することを含んだ、血友 病B患者の治療法。
  13. 13.皮下注射として請求項1ないし6のいずれか1項に記載のキットを使用す る、請求項12に記載の方法。
  14. 14.血友病B患者の予防治療のための、請求項12または13に記載の方法。
JP5507561A 1991-10-24 1992-10-20 血友病の治療 Pending JPH07502989A (ja)

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