JPH086702Y2 - 物品押え装置を有する搬送装置 - Google Patents

物品押え装置を有する搬送装置

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JPH086702Y2
JPH086702Y2 JP1989090758U JP9075889U JPH086702Y2 JP H086702 Y2 JPH086702 Y2 JP H086702Y2 JP 1989090758 U JP1989090758 U JP 1989090758U JP 9075889 U JP9075889 U JP 9075889U JP H086702 Y2 JPH086702 Y2 JP H086702Y2
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conveyor
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茂夫 林
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数の作業工程にわたってワークを搬送す
るのに使用される物品押え装置に有する搬送装置に係
り、特に、自動車のインストルメントパネルの如く複数
の部品の組み合わせて構成される形状が複雑な物品を押
さえ、これを組み立てる作業工程に使用される物品押え
装置を有する搬送装置(以下、搬送装置と記す)に関す
る。
〔従来の技術〕
第6図はインストルメントパネルの正面図、第7図
(a)は第6図のA−A断面図、第7図(b)はB−B
断面図である。1は自動車の運転席前面に配置されるイ
ンストルメントパネルであり、コンビネーションメータ
等の取付前の状態のものである。このインストルメント
パネル1は、ワークであるファンデーションロアー2
(以下、ロアー2と記す)をベースに、他の物品である
インストルメントパッド3(以下、パッド3と記す)
と、インストルメントアッパーガーニッシュ4(以下、
ガーニッシュ4と記す)と、フロントデフガーニッシュ
5(以下、ガーニッシュ5と記す)を組み付けて形成さ
れる。
この組み付けにおいて、ロアー2の溝8,8に接着剤を
塗布した後、その溝8,8にパッド3およびガーニッシュ
4,5の各爪9を挿入して嵌合し、裏側からタッピングス
クリュ7によりビス締めして形成される。第7図(b)
において1個しかタッピングスクリュ7を示していない
が、長手方向に多数のタッピングスクリュ7を用いて確
実にビス締めされる。また、6はフレームである。そし
て、インストルメントパネル1は合成樹脂による軟質材
料で形成され、計器類や各種スイッチ,ノブ類の操作
性,視認性,安全性などの配慮を必要としたり、ロアー
2とパッド3またはガーニッシュ4の間に空調ダクトを
形成したり、デザイン的しかも流線的に美しく形成した
りするため、ロアー2,パッド3,ガーニッシュ4,5が複雑
な形状となっており、溝8や各爪9も複雑な形状となっ
ている。
このインストルメントパネル1を組み立てる作業工程
において、接着剤を塗布する工程は比較的自動化が容易
であるのに対し、嵌合しビス締めする工程はロアー2の
溝8やその溝に挿入して嵌合するパッド3,ガーニッシュ
4,5の各爪9が複雑な形状で、しかも各爪9が樹脂シー
ト,クッション材と骨材をラミネートしたものであるの
で、自動化することは困難であり人手に頼らざるを得な
い状態となっている。
従って、インストルメントパネル1は手作業工程と自
動化工程とからなる複数の作業工程を介して組み立てら
れることになり、この組立作業のために使用される装置
として、実公昭62−31219号公報に開示した複雑形状物
品の押え装置がある。
図面の第8図,第9図および第10図に示すように、こ
の押え装置70は本体フレーム71と、本体フレーム71の底
部に設けたキャスタ72と、本体フレーム71に回動自在に
設けた下部挟持部材73と、下部挟持部材73に取付けたシ
リンダ74により回動可能な上部挟持部材75と、上部挟持
部材75に収納した空気袋76とからなり、複雑形状物品を
下部挟持部材73と上部挟持部材75とで挟み、空気袋76で
押えた状態で回転させるようにすると共に、キャスタ72
により走行可能にしたものである。また、この押え装置
70は図示しない十字形状のアーム部材の各先端77に取付
けられており、4基の押え装置70を各作業位置まで旋回
させることにより組付作業を連続して行えるようにして
いる。
そして、この押え装置70を用いたインストルメントパ
ネル1の組立工程は、自動化工程である接着剤塗布工程
でロアー2を支持台に位置決めし塗布ロボットによりロ
アー2の溝8に接着剤を塗布する。このロアー2を支持
台から取り外し、人手により手作業工程である嵌合ビス
締め工程に搬送し、押え装置70にセットする。セットし
たロアー2にパッド3,ガーニッシュ4,5を取付け、空気
袋により押えて固定し、回転させ、裏側よりビス締めす
る。ビス締め終了後は押え装置70からインストルメント
パネル1を取り外し次工程ヘ送るようになっていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の技術によると、次のような
問題点がある。
自動化工程と手作業工程を連続的に搬送する方法が無
く、自動化工程から手作業工程へワークを受渡しするの
に人手を要しており、効率的な搬送ができない。また、
自動化工程において位置決めしたワークを取り外し、そ
のワークを手作業工程で押え装置にセットしているの
で、ワークの取付け取り外しに手間がかかる。そして、
ワークの搬送等を人手に頼っているので、完全自動化が
望めなかった。
本考案は前記課題に鑑みてなされたもので、インスト
ルメントパネルのごとく複雑形状のワークを精度良く保
持することができ、人手によるワークの受渡しを無くし
て効率的な搬送を行うことができる搬送装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記課題を解決するため、ワークに他の物品
を組み付ける手作業工程と自動化工程とからなる複数の
工程にわたってワークを搬送させる環状のフリートロリ
ー式コンベアと、このコンベアに沿って移動するハンガ
ーと、前記ワークと係合して前記ハンガーに対してワー
クを位置決め固定するとともに、前記ハンガーに軸支さ
れハンガーに対しワークを回転可能に支持する支持体
と、この支持体を初期位置と所定角度回転させた位置で
位置決めして前記ハンガーに固定する位置決め固定手段
と、前記支持体の一側に設けられたベルト収納部と、こ
のベルト収納部に収納され付勢手段により巻戻し方向に
常時付勢されるベルトと、前記支持体の他側に設けら
れ、前記ベルトの先端に設けられたフックを引っ掛けて
掛止させる掛止部とからなり、前記ベルトを前記付勢手
段の付勢力に抗して前記ベルト収納部から引き出し、前
記フックを前記掛止部に掛止させることにより、前記ワ
ークに組み付けられた他の物品を押さえる押え装置と、
前記自動化工程に設けられ、前記自動化工程に搬入され
たハンガーの位置決めを行う位置決め装置と、前記自動
化工程に設けられ、前記ハンガーをコンベアの搬送速度
よりも速い速度で押し出すプッシャー装置とを設けたこ
とを特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、ワークをハンガーに回転自在に軸支
された支持体にセットする。作業開始前において支持体
は、位置決め固定手段によりハンガーに初期位置で固定
されている。そのハンガーはコンベアにより搬送され、
自動化工程で停止し、位置決め装置により位置決めされ
る。この位置決めの後、ワークには自動化された作業が
行われる。その作業が終了すると、プッシャー装置によ
りハンガーが押し出され、手作業工程に搬送される。
このプッシャー装置はハンガーを所定距離だけコンベ
アの速度よりも速く押し出すので、自動化工程において
停止して作業した時間を取り戻すことができる。また、
手作業工程での待ち時間がなくなるように、一定の速度
でハンガーを搬送できることになる。
手作業工程に搬送されたワークは手作業での流れ作業
が行われる。ワークに他の物品を組み付けてワークの裏
面に作業を行う場合には、押え装置によりワークを押
え、支持体をハンガに対して初期位置から所定角度回転
させ、この位置で位置決め固定手段により固定する。
その作業が終了したら完成したワークを取り出し、ワ
ークを次の工程に送る。そして、空のハンガーはワーク
をセットする初程に戻ることになる。
〔実施例〕
本考案に係る一実施例を図面に基づいて説明する。
図面の第1図は本考案の一実施例を示す搬送装置の全
体平面図、第2図は塗布工程におけるハンガー位置決め
装置とプッシャー装置とを示す側面図、第3図はハンガ
ーの正面図、第4図はハンガーの側面図、第5図はハン
ガーの斜視図である。
第1図から第5図に示すように、100は搬送装置であ
り、この搬送装置100は、インストルメントパネル1の
組立工程に用いたものである。25は手作業工程と自動化
工程からなる複数の工程にわたってインストルメントパ
ネル1を搬送する環状のスリートロリー式コンベア(以
下、コンベア25と記す)である。10は、そのコンベア25
に沿って移動するハンガーである。そのハンガー10には
ハンガー10に対しインストルメントパネル1を回転自在
に支持する位置決めプレート31と、異なる物品を嵌合状
態で保持する押え装置48,48′とを備えている。また、
自動化工程にはハンガー10を自動化工程に止める位置決
め装置56と、そのハンガー10を所定距離だけコンベア25
の搬送速度よりも速く押し出すプッシャー装置52とを設
けてなる。
前記インストルメントパネル1(第6図,第7図参
照)の組立工程は、ロアー2,パッド3,ガーニッシュ4,5
の投入工程61(第1図参照)と、そのロアー2(第6
図,第7図参照)の溝8,8に接着剤を塗布する接着剤塗
布工程62(第1図参照)と、そのロアー2(第6図,第
7図参照)の溝8,8にパッド3およびガーニッシュ4,5の
各爪9をセットし、ビス締めするセット,ビス締め工程
63(第1図参照)および、完成したインストルメントパ
ネル1(第6図,第7図参照)を次工程であるメータ類
の組立工程へ払出しする払出し工程64(第1図参照)か
らなる。
この投入工程61、セット,ビス締め工程63および払出
し工程64は作業者60が流れ作業を行う手作業工程であ
り、接着剤塗布工程62は塗布ロボット59を用いて自動的
に行う自動化工程である。
そして、この組立工程を複数のハンガー10が循環する
ようにコンベア25は設けられている。
前記コンベア25は第3図に示すように、内部にエンド
レスチェーン99を設け、このエンドレスチェーン99にロ
ーラ24とローラ24′を連結したプレート23がローラ24,2
4′を介して取り付けられている。
このプレート23にはフック22が揺動自在に設けられて
おり、プレート23はエンドレスチェーン99に所定の間隔
で多数設けられている。
このコンベア25の下方には環状のレール16を設けてお
り、このレール16に沿って前部トロリー15,15′と後部
トロリー20,20′が移動するようになっている。前部ト
ロリー15,15′および後部トロリー20,20′はローラ17,1
8とローラ19とでレール16を挟持するようにして取り付
けられており、前部トロリー15,15′と後部トロリー20,
20′はリンク13,14とリンク13′,14′でそれぞれ連結
し、ピン12,12′を介してハンガー10に取付けられてい
る。
また、前部トロリー15にはフック22の凹部22aに係合
する凸部15aが形成されており、後部トロリー20′には
フック22の係合を解く突片21が設けられている。つま
り、このフック22は前部トロリー15の凸部15aに当接し
て係合し、前方に位置した他のハンガー10の後部トロリ
ー20′の突片21に当接して上動することにより係合を解
除するようになっている。
前記ハンガー10は第3図および第4図に示すように、
略U字形状の支持枠11に対向する略L字形状の支持体3
0,30′を軸29,29′により上下に回転自在に軸支し、こ
の支持体30,30′の先端をパイプ32,33で連結して構成さ
れている。一方の支持体30には、所定の位置に2ヵ所穴
を設けた位置決めプレート31を設け、同じ側の支持枠11
に位置決めプレート31の穴に嵌合するピン41を戻し機構
42を介して作動させるハンドル40を設けている。
支持体30,30′を作業開始前の初期位置と、この初期
位置から180度反転させた位置で位置決めして固定する
位置決め固定手段は、上記した位置決めプレート31,ピ
ン41,戻し機構42,ハンドル40等により構成される。
この支持体30,30′から延設したブラケット34,34′に
はワーク位置決め装置36,36′と、クランプ装置35,35′
と、ガイド38,38′と受部39,39′を設けており、このガ
イド38,38′にはワーク位置決め装置36,36′のピンが嵌
合する穴が形成されており、また、クランプ装置35,3
5′が当接しワークを保持する受部39,39′を設けてい
る。また、ワーク位置決め装置36,36′を作動するため
のレバー37,37′を設けている。
前記支持体30,30′を連結する一方のパイプ32には押
え装置48,48′を設けている。この押え装置48,48′は、
支持体30,30′の一側に設けたベルト収納部48a,48a′
と、このベルト収納部48a,48a′にスプリング等の付勢
手段(図示せず)により常時巻戻し方向に付勢されるベ
ルト49,49′と、ベルト49,49′の先端にゴム部材50,5
0′を介して設けたフック51,51′と、支持体30,30′の
インストルメントパネル1を跨いで他側に設け、インス
トルメントパネル1を押さえる際にフック51,51′を引
っ掛ける掛止部としてのパイプ33とからなっている。ま
た、ベルト収納部48a,48a′の上方には、使用しない時
にフック51,51′を引っ掛ける引掛け部47,47′を設けて
いる。
また、パイプ32,33の中央にはパイプ32,33を連結する
補強材が設けられており、この補強材はワークの裏形状
に合わせた形状となっている。このパイプ33にはワーク
の受部を数カ所設けている。
前記支持枠11の両先端にはハンガー10を定位置に停止
させるための位置決め穴44,44′を穿設した板材43,43′
を設けている。また、このハンガー10の揺れを防止する
ために、レール16の斜め下方に補助レール28を設け、支
持枠11にブラケット26,26′を介して設けたローラ27が
補助レール28内を走行するようになっている。そして、
支持枠11の上部にはガーニッシュ4,5を載置する棚45,4
5′およびその掛止板46,46′が設けられている。
なお、第3図に示すハンガー10は第4図に示すハンガ
ー10の正面図であるが、支持体30,30′を反転させた状
態にしている。
前記位置決め装置56とプッシャー装置52は第1図およ
び第2図に示すように、自動化工程である接着剤塗布工
程62に配置しており、レール16下方に位置決め装置56を
備え、上方にはプッシャー装置52を架設している。ま
た、レール16の脇には塗装ロボット59を設けている。
この位置決め装置56は、基台55の両端に位置決めピン
57,57′を突設し、シリンダ58で基台55を昇降する。地
決めピン57,57′はハンガー10の下端にある穴44,44′に
係合するよになっている。また、プッシャー装置52はシ
リンダのロッド53先端にハンガー10に係合するフック54
を設け、ロッド53は搬送方向に進退するようになってい
る。
次に、搬送装置100の作動および作用を説明する。
先ず、投入工程61(第1図参照)において、レール16
に沿って一定の速度で移動している空のハンガー10にロ
アー2(第6図,第7図参照)および、ガーニッシュ4,
5を載置する。
ロアー2は側部裏面をガイド38,38′(第3図参照)
に沿って挿入し、レバー37,37′を操作し、ワーク位置
決め装置36,36′のピンをロアー2に形成した孔を介し
てガイド38,38′の穴に貫入する。これによりロアー2
が位置決めされる。
次いで、クランプ装置35,35′を作動しロアー2をク
ランプする。このクランプ装置35,35′は内部の空気を
逃がして内蔵したスプリングにより相対するガイド38,3
8′と共にロアー2を側面からクランプするようになっ
ている。また、ロアー2の底部はパイプ32,33に設けた
補強材および受部により支持される。更に、このハンガ
ー10は投入工程61から接着剤塗布工程62に移動する。
接着剤塗布工程62において、ハンガー10は図示しない
ストッパにより前部トロリー15に掛止していたフック22
が外れ停止する。このハンガー10が停止すると、位置決
め装置56が作動し、基台55が上昇してハンガー10の穴4
4,44′に位置決めピン57,57′が係合する。これにより
ハンガー10および、ハンガー10に載置しているロアー2
が接着剤塗布位置に位置決めされる。位置決めされる
と、塗布ロボット59が作動し、ロアー2の溝8,8に所定
量の接着剤が塗布される。
次に、基台55が下降してプッシャー装置52が作動す
る。このプッシャー装置52によりハンガー10が素早く押
し出され接着剤塗布工程62で停止して作業した時間を回
復する。このハンガー10は接着剤塗布工程62からセッ
ト,ビス締め工程63に移動する。
セット,ビス締め工程63において、作業者60がライン
サイドにある台車からパッド3を取り出し、パッド3の
爪9をロアー2の溝8に嵌合しながらセットする。さら
に、ハンガー10に載せてあったガーニッシュ4,5を同様
にセットする。次に、押え装置48,48′のベルト49,49′
を引き出してセットされたインストルメントパネル1に
当接させ、相対するパイプ33にフック51,51′を引っ掛
ける。この押え装置48,48′によりインストルメントパ
ネル1は適度のスプリング力で固定されることになる。
このインストルメントパネル1は裏側からビス締めする
ため、ハンドル40を引き、ピン41と位置決めプレート31
との係合を解いて反転させ、再度ピン41を位置決めプレ
ート31の他の穴に係合させる。インストルメントパネル
1が反転した後、作業者60がインパクトによりビス締め
する。このハンガー10はセット,ビス締め工程63から払
出し工程64に移動する。
払出し工程64において、ハンドル40を操作してインス
トルメントパネル1を初期位置である元の状態に反転さ
せ、押え装置48,48′、クランプ装置35,35′および、ワ
ーク位置決め装置36,36′を解除してインストルメント
パネル1をハンガー10から取り外す。このインストルメ
ントパネル1は次の工程に送り、そして、空のハンガー
10は初程である投入工程61に戻ることになる。
この搬送装置100により自動化工程である接着剤塗布
工程62等から手作業工程であるセット,ビス締め工程63
等への搬送が効率よく行える。特に、プッシャー装置52
がハンガー10を所定距離だけコンベア25の速度よりも速
く押し出すので、接着剤塗布工程62において停止して作
業した時間を取り戻すことができ、セット,ビス締め工
程63での作業者の待ち時間がなくなり、停止して行う作
業があっても、一定の速度でハンガーを搬送できる。
また、押え装置48,48′はスプリング力で付勢される
フック51,51′付きベルト49,49′であり、このベルト4
9,49′が巻き戻るので、ハンガー10の移動時等に邪魔に
ならず、作業効率が向上する。
更に、クランプ装置35,35′はエアー圧を蓄えるタン
クを支持枠11に設けており、スプリングでクランプし、
エアー注入によりアンクランプするようにしたので、ハ
ンガー10の移動に伴ってエアーホースを引っ張りながら
移動することがなくなる。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成したので、次のような効果
がある。
手作業工程と自動化工程からなる複数の工程にわたっ
てワークを搬送する環状のフリートロリー式コンベア
と、該コンベアに沿って移動するハンガーとを設けたこ
とにより、自動化工程と手作業工程を連続的に搬送する
ことができ、自動化工程から手作業工程へワークを受渡
しするのに人手を不要として効率的な搬送を行うことが
できる。また、ワークをハンガーにセットすれば、自動
化工程において位置決めしたワークを取り外し、そのワ
ークを手作業工程で押え装置にセットすることがなく、
ワークの取付け取り外しに手間がかからない。また、押
え装置により、適度の付勢力で物品をワークに固定する
ことができる。さらに、プッシャー装置によりコンベア
装置の搬送速度よりも速い速度でハンガを押し出すの
で、自動化工程におけるロス時間を回復することができ
る。そして、ワークの搬送等をコンベアにより自動化し
たので、完全自動化が望める。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図から第5図は本考案の一実施例に係り、第
1図は搬送装置の全体平面図、第2図は塗布工程におけ
るハンガー位置決め装置とプッシャー装置とを示す側面
図、第3図はハンガーの正面図、第4図はハンガーの側
面図、第5図はハンガーの斜視図である。また、第6図
から第10図は従来例に係り、第6図はインストルメント
パネルの正面図、第7図(a)は第6図のA−A断面
図、第7図(b)はB−B断面図、第8図は従来の押え
装置の平面図、第9図は第8図の正面図、第10図は第8
図の側面図である。 1……インストルメントパネル(ワーク) 10……ハンガー 25……フリートロリー式コンベア(コンベア) 31……位置決めプレート 48,48′……押え装置 52……プッシャー装置 56……位置決め装置 61……投入工程 62……接着剤塗布工程(自動化工程) 63……セット,ビス締め工程(手作業工程) 64……払出し工程 100……物品押え装置を有する搬送装置(搬送装置)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークに他の物品を組み付ける手作業工程
    と自動化工程とからなる複数の工程にわたってワークを
    搬送させる環状のフリートロリー式のコンベア(25)
    と、 このコンベアに沿って移動するハンガー(10)と、 前記ワークと係合して前記ハンガーに対してワーク
    (2)を位置決め固定するとともに、前記ハンガーに軸
    支されハンガーに対しワークを回転可能に支持する支持
    体(30,30′)と、 この支持体を初期位置と所定角度回転させた位置で位置
    決めして前記ハンガーに固定する位置決め固定手段(3
    1,41,42,40)と、 前記支持体の一側に設けられたベルト収納部(48a,48
    a′)と、このベルト収納部に収納され付勢手段により
    巻戻し方向に常時付勢されるベルト(49,49′)と、前
    記支持体の他側に設けられ、前記ベルトの先端に設けら
    れたフック(51,51′)を引っ掛けて掛止させる掛止部
    (33)とからなり、前記ベルトを前記付勢手段の付勢力
    に抗して前記ベルト収納部から引き出し、前記フックを
    前記掛止部(33)に掛止させることにより、前記ワーク
    に組み付けられた他の物品を押さえる押え装置(48,4
    8′)と、 前記自動化工程に設けられ、前記自動化工程に搬入され
    たハンガーの位置決めを行う位置決め装置(56)と、 前記自動化工程に設けられ、前記ハンガーをコンベアの
    搬送速度よりも速い速度で押し出すプッシャー装置(9
    2)と、 を設けたことを特徴とする物品押え装置を有する搬送装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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