JPH0866745A - 羽根車の成形方法 - Google Patents

羽根車の成形方法

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JPH0866745A JP22887494A JP22887494A JPH0866745A JP H0866745 A JPH0866745 A JP H0866745A JP 22887494 A JP22887494 A JP 22887494A JP 22887494 A JP22887494 A JP 22887494A JP H0866745 A JPH0866745 A JP H0866745A
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    • B22C9/22Moulds for peculiarly-shaped castings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/44Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with means for, or specially constructed to facilitate, the removal of articles, e.g. of undercut articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29L2031/08Blades for rotors, stators, fans, turbines or the like, e.g. screw propellers
    • B29L2031/087Propellers

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 互いに隣接する羽根の前縁部と後縁部との間
に重合部分を有する羽根車であっても、重合部分の成形
用の特別な成形型を用いることなく、一対の成形型のみ
を用いて容易に、かつ効率よく成形でき、また、バリの
発生も少なくすることができるようにする。 【構成】 ボス1の軸心X方向の一端側1aに配置され
た周方向複数に分割された第1の成形型31を、隣接す
る羽根2,2の前後重合部分5における羽根2の傾きに
沿って径方向外方へ変位させながら、ボス1の軸心X方
向の他端側1bに配置された第2の成形型39を周方向
に回動変位させて型開きを行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば水ジェット推
進機のインペラーのような羽根車の成形方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、水ジェット推進機のインペラー
などの羽根車は、図5に示すように、ボス101の外周
に複数の羽根102を一体に突設させるとともに、軸心
X方向から見て隣接する各羽根102,102の間に若
干の隙間103を設けることにより、各羽根102を軸
心方向において重合させない構成となっている。
【0003】このように、互いに隣接する各羽根10
2,102の間に若干の隙間103を有する形態の羽根
車を成形する場合は、軸心X方向にのみ開閉可能な第1
および第2の成形型を用いて容易に成形することができ
る。
【0004】ところで、現今では、羽根車による推進効
率を上げるために、図6に示すように、羽根102を周
方向に延長させ、各羽根102の前縁部104と、隣接
する羽根102の後縁部105とが、軸心X方向から見
て重合するように構成したものが多くなっている。この
ように羽根102と隣接する羽根102との重合部分1
06を有する羽根車では、上記ボス101の軸心X方向
の一端側101aに位置する第1の成形型107と上記
軸心X方向の他端側101bに位置する第2の成形型1
08の他に、両成形型107,108間において径方向
に変位可能な第3の成形型109を用いて成形が行なわ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したような構成の
従来の羽根車の成形方法による場合は、第1の成形型1
07と第2の成形型108との他に、第3の成形型10
9を用意しなければならず、成形型が複雑化してコスト
高になるうえ、各成形型107,108,109の合わ
せ面に対応して成形品に発生するバリが多くなり、これ
を除去するための仕上げなどの後処理に時間がかかる。
【0006】また、推進効率の向上の点から、上記重合
部分106において、各羽根102の後縁部105に、
該後縁部105の翼端部が隣接する羽根102側に近接
するそり返り部110(図6)を形成したい場合には、
上記第3の成形型109の他に、実公平4−9067号
公報に示されるようなスライド成形型などを用意しなけ
ればならず、成形型が一層複雑化し、上記バリに対する
後処理が一層面倒になるという課題がある。
【0007】この発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、複数の羽根の重合部分を有する羽根車を、成形型の
複雑化を招くことなく、容易に成形でき、しかも成形品
の後処理にかかる時間も短縮できる羽根車の成形方法を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る羽根車の成形方法は、ボスの外周に
軸心方向に所定間隔隔てて一体形成された複数の羽根を
周方向に延長させて、各羽根の前縁部とこれに隣接する
羽根の後縁部とを軸心方向において互いに対向させた重
合部分を有する羽根車の成形方法において、上記ボスの
軸心方向の一端側に配置され羽根の数だけ周方向に分割
されるとともに、各分割体が上記重合部分の羽根間への
延出部を有し、上記重合部分の羽根の傾きに沿って径方
向に変位可能に構成された第1の成形型と、上記ボスの
軸心方向の他端側に配置され上記各羽根の延長方向に沿
って周方向に変位可能に構成された第2の成形型とを用
いて羽根車を成形し、成形後に上記第2の成形型を周方
向へ変位させながら、上記第1の成形型を上記重合部分
の羽根の傾きに沿って径方向に変位させて型開きを行な
うようにしたものである。
【0009】
【作用】この発明によれば、ボスの軸心方向の一端側に
おける第1の成形型を、周方向に複数に分割して上記重
合部分の羽根間への延出部を有する分割体で構成すると
ともに、重合部分の羽根の傾きに沿って径方向に変位可
能に構成する一方、上記軸心方向の他端側における第2
の成形型と周方向へ変位可能に構成したので、これに第
1の成形型と第2の成形型との2つの成形型のみを用い
て羽根車の成形が行なえる。すなわち、上記第2の成形
型を上記周方向に変位させながら上記第1の成形型を重
合部分の羽根の傾きに沿って径方向外方に変位させるの
で、上記重合部分のための第3の成形型を用いることな
く、重合部分を有する羽根車を成形でき、さらに、成形
型の合わせ面による成形品のバリの発生も少なくなり、
仕上げなどの後処理を簡単にすませることができる。ま
た、上記第1の成形型を重合部分の羽根の傾きに沿って
径方向外方に変位させるので、羽根の後縁部にそり返り
部があるものについても、スライド成形型などを用いる
ことなく、そり返り部を有する羽根を簡易に成形するこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面にもとづい
て説明する。図1は、この発明の成形方法で得られた羽
根車の側面図であり、同図において、ボス1の外周に
は、軸心X方向に所定間隔を隔てて複数枚、たとえば5
枚の羽根2(図3)が一体形成されており、各羽根2は
周方向に延長されており、各羽根2の前縁部3とこれに
隣接する羽根2の後縁部4とは、上記軸心X方向で互い
に対向した重合部分5を有している。
【0011】図2は上記羽根車を成形するための装置を
示す縦断側面図である。図2において、21は支柱22
を介して床上に支持された下基台であり、その下面に
は、吊持部材23を介して第1の架台24が固定されて
おり、上記下基台21と上記第1の架台24との間に
は、上下方向(ボスの軸心X方向)に移動可能な第2の
架台25が配設されている。26は上記軸心X上に位置
させて第1の架台24に立設されて湯口27などを支承
する中空状の内側軸体、28は第2の架台25に立設さ
れ、かつ内側軸体26に外嵌された外側軸体である。上
記下基台21には、台座29を介して上基台30が固定
されている。
【0012】31は上記ボス1の軸心X方向の一端側1
aに対応して上記上基台30上に配設された第1の成形
型であり、ボス1の周方向(軸心X廻り)において羽根
2の数と同数である5つに分割された分割体31aから
なり、各分割体31aには、図4に示すように、羽根2
の前縁部3と隣接する羽根2の後縁部4との重合部分5
への延出部31bを有する。上記第1の成形型31は、
上記上基台30に支持された可動台32に保持されて、
上記重合部分5の羽根2の傾きに沿って径方向へ変位可
能に構成されている。
【0013】33は上記下基台21に上向き姿勢で固定
されたシリンダ装置であり、このシリンダ装置33のピ
ストンロッド33aと上記可動台32とは、上下1対の
ローラ34,35を有するリンク36を介して連結され
ている。37は上記リンク36を介して上記可動台32
と共に第1の成形型31を重合部分5の羽根2の傾きに
沿って径方向外方に案内するガイド部であり、上記シリ
ンダ装置33やリンク36などと共に第1の成形型31
の変位駆動機構38を構成している。
【0014】39は上記ボス1の軸心X方向の他端側1
bに対応して上基台30上に配設された第2の成形型で
あり、その下端側が上記外側軸体28の外周に回転可能
に嵌合された可動筒40の上端つば部40aにボルト4
1などを介して一体固定されており、該可動筒40と共
に周方向(軸心X廻り)に回動変位可能に構成されてい
る(図4)。
【0015】42は上記可動筒40の外周側に一体回転
可能に取り付けられた回動部材、43は油圧シリンダ装
置であり、このシリンダ装置43のピストンロッド43
aと上記回動部材42との間は、該シリンダ装置43の
作動力で上記回動部材42を軸心X廻りに回動変位させ
る連結機構44が介在されている。
【0016】つぎに、上記のような構成の成型装置を用
いて羽根車を成形する方法について説明する。まず、成
形型締めを行なって、湯口27から金属の溶湯を注入
し、羽根車の成形を行なう。
【0017】成形完了後において成形型開きを行なうと
きには、シリンダ装置33を作動させると、リンク36
がガイド部37によりガイドされて図2の鎖線で示す位
置に突き上げられる。これに伴って、可動台32と共に
第1の成形型31の各分割体31aが上記重合部分5の
羽根2の傾きに沿って径方向外方に変位する。一方、こ
れと同時に、シリンダ装置43を作動させると、連結機
構44を介して回動部材42が軸心X廻りに回動変位す
るので、可動筒40と共に第2の成形型39が軸心X廻
りに回動変位し、この第2の成形型39が羽根2から離
脱される。
【0018】すなわち、上記第1の成形型31の各分割
体31aを径方向外方へ変位させながら、第2の成形型
39を周方向に回動変位させることにより、羽根2の前
縁部3と隣接する羽根2の後縁部4との間に重合部分5
を有していても、上記重合部分5に対応する成形型を用
いることなく、成形された羽根車の特に重合部分5から
各成形型31,39をスムースに脱型させて容易に成形
することができる。さらに、上記第1および第2の成形
型31,39だけを用いて所定の成形が行なえるので、
成形型31,39の合わせ面に該当する成形品箇所に発
生するバリも少なく、これを除去する後処理も容易なも
のとなる。
【0019】また、羽根2の後縁部4に翼端部のそり返
り部を設けるものであっても、スライド成形型などを導
入する必要がなく、第1の成形型31における延出部3
1bの形状を変えるだけで、そり返り部を含めて全体を
容易に成形することが可能となる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ボス
の軸心方向の他端側に対応する第2の成形型を軸心廻り
に回動変位させながら、上記ボスの軸心方向の一端側に
対応する第1の成形型を重合部分の羽根の傾きに沿って
径方向外方に変位させて型開きさせるようにしたので、
羽根の前縁部と隣接する羽根の後縁部とに重合部分があ
っても、その重合部分の成形のための特別な第3の成形
型を用いる必要がなく、第1および第2の2つの成形型
のみを用いて、重合部分を含めて全体を所定形状に容易
に成形することができる。したがって、成形型装置が簡
単になり、これによって製作コストの低減化を図ること
ができる。しかも、バリの発生を非常に少なくすること
ができるので、成形品のバリなどに対する後処理も容易
にして、羽根車の成形(生産)効率の向上にも寄与す
る。さらに、推進効率の増進のために羽根の後縁部にそ
り返り部を設ける形態のものであっても、スライド成形
型などを要することなく、簡易に成形することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の成形方法で得られた羽根車を示す側
面図である。
【図2】同上羽根車を成形するための装置を示す縦断側
面図である。
【図3】成形後の羽根車を示す平面図である。
【図4】成形時の羽根車を示す縦断側面図である。
【図5】従来一般の羽根車を示す平面図である。
【図6】羽根の前縁部と隣接する羽根の後縁部とに重合
部分を有する従来の羽根車を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ボス 1a ボスの一端側 1b ボスの他端側 2 羽根 3 羽根の前縁部 4 羽根の後縁部 5 羽根の重合部分 31 第1の成形型 31a 第1の成形型の分割体 31b 重合部分への延出部 39 第2の成形型 X 軸心

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボスの外周に軸心方向に所定間隔隔てて
    一体形成された複数の羽根をそれぞれ周方向に延長させ
    て、各羽根の前縁部とこれに隣接する羽根の後縁部とを
    軸心方向において互いに対向させた重合部分を有する羽
    根車の成形方法において、上記ボスの軸心方向の一端側
    に配置され羽根の数だけ周方向に分割されるとともに、
    各分割体が上記重合部分の羽根間への延出部を有し、上
    記重合部分の羽根の傾きに沿って径方向に変位可能に構
    成された第1の成形型と、上記ボスの軸心方向の他端側
    に配置され上記各羽根の延長方向に沿って周方向に変位
    可能に構成された第2の成形型とを用いて羽根車を成形
    し、成形後に上記第2の成形型を周方向へ変位させなが
    ら、上記第1の成形型を上記重合部分の羽根の傾きに沿
    って径方向に変位させて型開きを行なうようにしたこと
    を特徴とする羽根車の成形方法。
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